JP7144379B2 - 屋内配線用ユニットケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、屋内配線用ユニットケーブルに関する。
近年、玄関や居間や寝室等の各部屋別にユニット化した部屋ユニットを住宅メーカーの工場で製造し、これらを施工現場で施主の希望や敷地形状に応じて組み付けることにより、一つの部屋が出来上がるようなプレハブ住宅工法が知られている。プレハブ住宅工法においては、各部屋ユニット別の配線も予め工場内で行われるようになっており、この配線によって屋内配線作業の簡素化を達成することができるようになっている。屋内配線作業の簡素化を達成するためには、ジョイントボックスを備えた屋内配線用ユニットケーブルを用いることが有効である。
従来の屋内配線用ユニットケーブルとしては、ジョイントボックスの内部に絶縁性の熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂等)を充填・モールドして、ケーブル同士を接続した結線部(圧着スリーブ)を固定及び保護するような構造が採用されている(例えば、特許文献1の図13参照)。
特開2006-32310号公報(図13)
ところで、従来技術では、銅製の導体(以下、「銅導体」という)のケーブルを接続するものである。ここで、銅導体は、比較的重量があるため、屋内配線作業において作業者が手作業でケーブルを配線する際、作業者にとって取り回しの負担が大きく、ケーブルの運搬及び設置、ケーブル延線等の施工性が悪いという問題点があった。
上記問題点を解決するために、ケーブルを構成する導体に、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるものを採用することが考えられる。しかしながら、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体を備えるケーブルを採用した場合、以下のような問題点が挙げられる。
すなわち、相手端子金具(例えば、分電盤や、各部屋の器具、配線機器等の端子金具)は、銅製のものであるため、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体と接続した場合、長期の使用において異種金属間腐食が発生する虞があるという問題点があった。
また、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体の表面には、空気中において、銅導体と比較して厚い酸化被膜が生成されている。酸化被膜は、固有抵抗値が高いため、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体を上記接続端子に接続(圧着)しようとする場合、酸化被膜を破壊しながら導体と接続端子との接触導通を図る必要がある。しかしながら、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体を従来技術における接続端子(銅導体を接続するための接続端子)に接続しようとする場合、接続時の圧着荷重だけでは酸化被膜を十分に破壊できない虞があった。上記の通り、酸化被膜を十分に破壊できないと、導体と接続端子との接続部の接触抵抗の増加を招き、導体と接続端子との電気接続性能に影響を来す虞があるという問題点があった。このように、上記電気接続性能に影響を来す虞があると、ケーブルの電気的な接続信頼性が低下する虞があるという問題点があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、生産性及び施工性を従来よりも向上させるとともに、電気的な接続信頼性を従来よりも向上させることができる屋内配線用ユニットケーブルを提供することを課題とする。
(1) 上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の屋内配線用ユニットケーブルは、複数のケーブルの導体同士を接続する差込コネクタと、該ケーブル接続部及び前記ケーブルを内部に収納したジョイントボックスと、を備え、前記導体は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる内側導体部と、該内側導体部の外側に形成され、且つ、銅、銀、錫、銅合金、銀合金、又は錫合金からなる外側導体部と、からなり、前記ジョイントボックスは、前記ケーブルに外部からの物理的な負荷が掛かった際に該負荷が前記差込コネクタに及ばないように前記ケーブルを固定するケーブル固定手段を設け、少なくとも前記差込コネクタの周囲を覆うように形成されるモールド部を備えることを特徴とする。
上記(1)のような特徴を有する本発明によれば、導体のうち、内側導体部がアルミニウム又はアルミニウム合金からなるものであり、外側導体部が銅、銀、錫、銅合金、銀合金、又は錫合金からなるものであるため、従来の屋内配線用のケーブル(銅導体のケーブル)と比較して軽量化される。したがって、屋内配線作業において作業者が手作業でケーブルを配線する際、上記銅導体のケーブルを採用した従来の屋内配線用ユニットケーブルと比較して作業者にとって取り回しの負担が少なくて済む。
また、本発明によれば、ケーブル固定手段にてケーブルを固定するため、ケーブルに外部から物理的な負荷が掛かった際に、この負荷がケーブル接続部に及ばないようになる。このように、上記負荷がケーブル接続部に及ばないようになるため、ケーブルの導体とケーブル接続部の電気接続部との接点がずれて外側導体部が傷付くことによる内側導体部の露出が防止される。このように、内側導体部の露出が防止されることにより、導体とケーブル接続部(電気接続部)との接続において異種金属間腐食の発生が防止される。
また、本発明によれば、モールド部を備えるため、ケーブルに外部から物理的な負荷が掛かった際に、この負荷がケーブル接続部に及ばないようになる。このため、ケーブルの導体とケーブル接続部の電気接続部との接点がずれて外側導体部が傷付くことによる内側導体部の露出が防止される。したがって、導体とケーブル接続部との接続において異種金属間腐食の発生が防止される。
また、本発明によれば、ケーブル固定手段にてケーブルを固定するため、ケーブルに外部から物理的な負荷が掛かった際に、この負荷がケーブル接続部に及ばないようになる。このように、上記負荷がケーブル接続部に及ばないようになるため、ケーブルの導体とケーブル接続部の電気接続部との接点がずれて外側導体部が傷付くことによる内側導体部の露出が防止される。このように、内側導体部の露出が防止されることにより、導体とケーブル接続部(電気接続部)との接続において異種金属間腐食の発生が防止される。
(2) 請求項2記載の本発明の屋内配線用ユニットケーブルは、請求項1に記載の屋内配線用ユニットケーブルにおいて、前記ジョイントボックスは、該ジョイントボックス内に配置され、且つ、前記ケーブルの並び方向にスライド可能なスライドホルダーを備え、前記ケーブル固定手段は、第一ケーブル保持部と、第二ケーブル保持部と、からなり、前記第一ケーブル保持部は、前記ジョイントボックス内に設けられ、且つ、前記ケーブルを保持可能に形成され、前記第二ケーブル保持部は、前記スライドホルダーに設けられ、且つ、前記ケーブルを保持可能に形成され、前記ジョイントボックスは、前記スライドホルダーを前記スライドさせた状態において、前記ケーブルのうち前記第一ケーブル保持部にて保持された側と前記第二ケーブル保持部にて保持された側との間に曲げを生じさせた状態で前記ケーブルを配索可能に前記スライドホルダーを設けることを特徴とする。
(3) 請求項3記載の本発明の屋内配線用ユニットケーブルは、請求項2に記載の屋内配線用ユニットケーブルにおいて、前記ジョイントボックスは、前記スライドホルダーを前記スライドさせた状態において、前記ケーブルのうち前記第一ケーブル保持部にて保持された側と前記第二ケーブル保持部にて保持された側との間に、銅からなる導体を備えるケーブルと比較して小さな曲率半径にて曲げを生じさせた状態で前記ケーブルを配索可能に前記スライドホルダーを設けることを特徴とする。
上記(2)、(3)のような特徴を有する本発明によれば、スライドホルダーをケーブルの並び方向にスライドさせた状態において、ケーブルのうち第一ケーブル保持部にて保持された側と第二ケーブル保持部にて保持された側との間に曲げを生じさせた状態でケーブルが配索されるため、ケーブルのシースの摩擦及び絶縁線心の剛性によってケーブルがジョイントボックス本体及びスライドホルダーから滑らなくなり固定される。上記の通り、ケーブルが固定されるため、ケーブルに外部から物理的な負荷が掛かった際に、この負荷がケーブル接続部に及ばないようになる。このため、ケーブルの導体とケーブル接続部の電気接続部との接点がずれて外側導体部が傷付くことによる内側導体部の露出が防止される。したがって、導体とケーブル接続部との接続において異種金属間腐食の発生が防止される。
また、上記(3)のような特徴を有する本発明によれば、従来の銅導体のケーブルと比較して小さな曲率半径にて曲げを生じさせることから、上記屈曲量が銅導体のケーブルと比較して小さくなることにより、上記曲げを生じさせたケーブルを収容するジョイントボックスの大きさを従来のジョイントボックスと比較して小さくすることができる。また、上記屈曲量が銅導体のケーブルと比較して小さくなることにより、上記曲げを生じさせた際にジョイントボックスの各部品に掛かる荷重を従来のジョイントボックスと比較して小さくすることにより、各部品の厚みや幅を従来と比較して小さくすることができる。
本発明の屋内配線用ユニットケーブルによれば、生産性及び施工性を従来よりも向上させるとともに、電気的な接続信頼性を従来よりも向上させることができるという効果を奏する。
本発明に係る屋内配線用ユニットケーブルの実施例1を示す平面図である。 ケーブルの端末を示す斜視図である。 図2におけるA-A間断面図である。 本発明に係る屋内配線用ユニットケーブルの実施例2を示す平面図であって、ケーブルを固定する前の状態を示す図である。 本発明に係る屋内配線用ユニットケーブルの実施例2を示す平面図であって、ケーブルを固定した状態を示す図である。 本発明に係る屋内配線用ユニットケーブルに用いられるケーブルの屈曲量と、比較例である銅導体のケーブルの屈曲量とを比較する図である。
以下、図1-図3を参照しながら、本発明に係る屋内配線用ユニットケーブルの実施例1について、また、図4-図6を参照しながら、本発明に係る屋内配線用ユニットケーブルの実施例2について、それぞれ、説明する。
図1は本発明に係る屋内配線用ユニットケーブルの実施例1を示す平面図、図2はケーブルの端末を示す斜視図、図3は図2におけるA-A間断面図である。
なお、図1に図示する矢印は、上下方向、及び、左右方向を示している(矢印の各方向は一例であるものとする)。
図1において、引用符号1は、本発明に係る屋内配線用ユニットケーブルの実施例1を示している。屋内配線用ユニットケーブル1は、複数のケーブル2と、差込コネクタ3と、ジョイントボックス4とを備えて構成されている。以下、屋内配線用ユニットケーブル1の各構成について説明する。
まず、ケーブル2について説明する。
図1-図3に図示するケーブル2は、本実施例では、VVFケーブルであって、2本の絶縁線心5と、絶縁線心5を2本並べた状態で各絶縁線心5の外側に被覆されるシース6とを備えている。なお、絶縁線心5の数は、一例であるものとする。その他、用途に応じて、例えば、3芯ケーブル等を採用してもよいものとする。また、上記VVFケーブルは、一例であるものとする。その他、例えば、丸形ケーブル(VVRケーブル)等を採用してもよいものとする。本実施例においては、6本のケーブル2が使用されている(この本数に限定されないものとする)。
図2に図示するように、ケーブル2の端末は、所定の長さでシース6が皮剥されており、2本の絶縁線心5が一列に並んで露出した状態になっている。露出した絶縁線心5の端末は、それぞれ、絶縁体7が皮剥されて導体8が露出している。
導体8は、電流供給を行うものであり、従来の屋内配線用のケーブル(例えば、図6に図示する銅導体のケーブル100)における絶縁線心の導体と略同等の径となるように形成されている。図3に図示するように、導体8は、内側導体部9と、外側導体部10とを備えている。導体8は、導体8全体において、内側導体部9の占める割合の方が、外側導体部10の占める割合よりも大きくなるように形成されている。
図3に図示する内側導体部9は、導体8において外側導体部10よりも内側に配置されている。内側導体部9は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるものである(本実施例では、アルミニウムを採用するものとする)。ここで、アルミニウムは、この比重が2.7g/cm3である。一方、銅の比重は、8.9g/cm3である。このように、アルミニウムの比重は、銅の比重の約1/3である。したがって、ケーブル2は、本実施例では、外側導体部10がアルミニウムからなるものであるため、従来の屋内配線用のケーブル(銅導体のケーブル)と比較して軽いものとなっている。
図3に図示する外側導体部10は、内側導体部9の外側に所定の厚みで形成されている。外側導体部10は、「外側導体層」と呼んでもよいものとする。外側導体部10は、銅、銀、錫、銅合金、銀合金、又は錫合金からなるものである(本実施例では、銅を採用するものとする)。本実施例では、導体8に外側導体部10を備えているため、ケーブル2と、銅製の相手端子金具(例えば、分電盤や、各部屋の器具、配線機器等の端子金具)との接続において、銅系材料とアルミ系材料の接続とならない。したがって、アルミニウム導体のケーブルと、銅製の相手端子金具との接続において懸念される異種金属間腐食は生じない。
また、上記内側導体部9は、アルミニウムからなるものであるため、仮に空気中に露出した場合、この内側導体部9の外面に、銅導体と比較して厚い酸化被膜が生成されることになる。ここで、本実施例では、導体8に外側導体部10を備えているため、内側導体部9が空気中に露出しておらず、導体2に酸化被膜が生成されない。
つぎに、差込コネクタ3について説明する。
差込コネクタ3は、特許請求の範囲に記載される「ケーブル接続部」に相当するものである。図1に図示する差込コネクタ3は、ケーブル2の端末に接続されるものであって、ケーブル2同士を接続する部材である。本実施例において、差込コネクタ3は、詳細な図示を省略するが、単純に絶縁線心5を差し込むだけでケーブル2の端末に取り付くように構成されている。差込コネクタ3は、ハウジング11と、このハウジング11内(後述する端子収容部)に収容されるコネクタ用接続端子(図示せず)とを備えている。
ハウジング11は、絶縁性を有する合成樹脂材料からなり、略箱状に形成されている。ハウジング11は、特に図示しないが、1つの側面に形成された絶縁線心差込口と、ハウジング11内に形成され絶縁線心差込口に連通する端子収容部とを備えている。
コネクタ用接続端子は、特に図示しないが、ハウジング11の端子収容部に収容され、導体8との電気的な接続を図る端子である。コネクタ用接続端子は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより形成されている。ここで、上記「導電性を有する金属板」は、銅又は銅合金からなるものである(本実施例では、銅を採用するものとする)。なお、コネクタ用接続端子は、本明細書において、適宜、「電気接続部」と読み替えてもよいものとする。
特許請求の範囲に記載される「ケーブル接続部」としては、上記差込コネクタ3の他に、例えば、特に図示しないが、圧着スリーブを採用してもよいものとする。圧着スリーブは、導電性を有する金属を筒状に形成してなる部材であり、圧着スリーブ内に各ケーブル2の導体8を挿入し圧着スリーブを加締めることにより導体8同士を圧接接続するものである。ここで、上記「導電性を有する金属」は、例えば、銅又は銅合金であるものとする。
つぎに、ジョイントボックス4について説明する。
図1に図示するジョイントボックス4は、ケーブル同士を接続した差込コネクタ3を収容及び保護することができるように形成され、ジョイントボックス本体12と、ジョイントボックスカバー(図示せず)とを備えている。
図1に図示するジョイントボックス本体12は、絶縁性を有する合成樹脂材料にて成形され、箱状に形成されている。図1に図示するように、ジョイントボックス本体12は、複数のケーブル2が挿入される面と、複数のケーブル2が引き出される方向の面とが開口形成された略箱状の部材であって、底壁13と、左側壁14と、右側壁15と、取付部16とを備えている。なお、上記複数のケーブル2が挿入される面は、ケーブル挿入口17として形成され、上記複数のケーブル2が引き出される方向の面は、ケーブル引出口18として形成されている。また、ジョイントボックス本体12内部は、収容スペース19として形成されている。
図1に図示する底壁13は、平面視矩形の板状の部分であって、この上縁には、取付部16が連続して形成されている。取付部16には、取付対象物(例えば、壁や柱等)に屋内配線用ユニットケーブル1を取り付けるための貫通孔20が形成されている。
図1に図示する左側壁14は、底壁13の左側縁から突出するように形成されている。また、図1に図示する右側壁15は、底壁13の右側縁から突出するように形成されている。左側壁14及び右側壁15の各突出先端面には、特に図示しないが、ジョイントボックスカバーを係止することができるロック部が複数形成されている。
図1に図示するケーブル挿入口17は、差込コネクタ3にて接続された複数のケーブル2を挿入することができるように開口形成されている。図1に図示するケーブル引出口18は、複数のケーブル2を引き出すことができるように開口形成されている。図1に図示する収容スペース19は、ケーブル挿入口17とケーブル引出口18とが連通し、差込コネクタ3にて接続された複数のケーブル2の端末を収容できるように形成されている。
収容スペース19には、図1に図示する仮想線Xの部分(ケーブル引出口18付近)に、ケーブル保持部21が設けられている。ケーブル保持部21は、特許請求の範囲に記載される「ケーブル固定手段」に相当するものである。ケーブル保持部21は、ケーブル2を保持し、ケーブル2に外部からの物理的な負荷が掛かった(例えば、ケーブル2がケーブル引出口18からの引き出し方向に引っ張られた)際に、この負荷が差込コネクタ3(より具体的には、各ケーブル2の導体8と差込コネクタ3のコネクタ用接続端子との接続箇所)に及ばないようにケーブル2を固定することができるように形成されている。
ケーブル保持部21は、詳細な図示を省略するが、例えば、ジョイントボックス本体12の左右方向に並ぶように設けられている。ケーブル保持部21は、それぞれ、対応するケーブル2が挿抜自在な複数のスリット状に形成されている。より具体的には、ケーブル保持部21は、底壁13から櫛歯状の板片を立設させて、この板片の間に形成されている(一例であるものとする。)。ケーブル保持部21は、各ケーブル2間に所定の間隔を持たせて保持することができるように形成されている。
また、特に図示しないが、収容スペース19に収容された差込コネクタ3及びケーブル2の端末には、これらの周囲を覆うようにモールド部が形成されていてもよいものとする。
ジョイントボックスカバーは、平面視矩形の板状部材であって、ジョイントボックス本体12の底壁13と略同等の大きさに形成されている。ジョイントボックスカバーは、ジョイントボックス本体12の複数のロック部に係合する係止部が形成されている。
つぎに、屋内配線用ユニットケーブル1の組み立て作業について説明する。
まず、予め、ケーブル2の端末の処理を行う。具体的には、図2に図示するように、ケーブル2の端末(両端)において、所定の長さでシース6を皮剥し、絶縁線心5を露出した状態にさせる。さらに、上記露出させた絶縁線心5の端末において、絶縁体7を皮剥し、導体8を露出した状態にさせる。
つぎに、ケーブル2同士の接続を行う。具体的には、特に図示しないが、差込コネクタ3の絶縁線心差込口に絶縁線心5を差し込み、各絶縁線心5の導体8とコネクタ用接続端子とを電気的に接続することにより行う。
ここで、本実施例によれば、差込コネクタ3のコネクタ用接続端子が銅からなるため、各ケーブル2の導体8と差込コネクタ3のコネクタ用接続端子との接続において、銅系材料とアルミ系材料の接続とならないため、異種金属間腐食の懸念が無くなる。そのため、異種金属間腐食の防止を目的としたケーブル2の接続処理が不要となる。
つぎに、差込コネクタ3にて接続された複数のケーブル2の端末をジョイントボックス4内に収容する。具体的には、差込コネクタ3にて接続された複数のケーブル2の端末を、差込コネクタ3を上側に配置するとともにケーブル2の軸方向がジョインボックス4の上下方向に沿った状態に配置する。しかる後、差込コネクタ3にて接続された複数のケーブル2を、ジョイントボックス本体12の底壁13の内面に直交する方向(図1の紙面表面から裏面に抜ける方向)に移動させ、ケーブル挿入口17に挿入する。しかる後、差込コネクタ3にて接続された複数のケーブル2の端末を収容スペース19に収容する(図1参照)。
上記の通り、収容スペース19に端末が収容された複数のケーブル2を、ケーブル引出口18からジョイントボックス4の外部に引き出す(図1に図示する)。
また、収容スペース19に端末が収容された複数のケーブル2を、ケーブル保持部21に保持する。このように、ケーブル2をケーブル保持部21に保持することにより、ケーブル2に外部からの物理的な負荷が掛かった(例えば、ケーブル2がケーブル引出口18からの引き出し方向に引っ張られた)際に、この負荷がケーブル接続部3に及ばないようにケーブル2を固定することができる。
また、上記ケーブル保持部21による各ケーブル2の固定の他、特に図示しないが、収容スペース19に収容された差込コネクタ3及びケーブル2の端末に、モールド部を形成することもできる。
本実施例によれば、上記の通り、ケーブル保持部21にて各ケーブル2が保持されるため、また、モールド部が形成されるため、ケーブル2に外部から物理的な負荷が掛かった(例えば、ケーブル2がケーブル引出口18からの引き出し方向に引っ張られた)際に、この負荷が差込コネクタ3(各ケーブル2の導体8と差込コネクタ3のコネクタ用接続端子との接続箇所)に及ばないようになる。このように、上記負荷が差込コネクタ3に及ばないようになるため、ケーブル2の導体8と差込コネクタ3のコネクタ用接続端子との接点がずれて外側導体部10が傷付くことによる内側導体部9の露出が防止される。このように、内側導体部9の露出が防止されることにより、導体8と差込コネクタ3のコネクタ用接続端子との接続において異種金属間腐食の発生が防止される。
つぎに、ジョイントボックス本体12にジョイントボックスカバーを組み付ける。具体的には、ジョイントボックス本体12の複数のロック部にジョイントボックスカバーの係止部を係合することにより行う。以上で、屋内配線用ユニットケーブル1の組み立て作業が完了する。
つぎに、屋内配線用ユニットケーブル1の屋内配線作業について説明する。
図1に図示する屋内配線用ユニットケーブル1を、屋内(例えば、住宅内)において配線する場合、1本のケーブル2(例えば、図1における右端のケーブル2)を分電盤の端子金具(銅製)に接続する。そして、他の各ケーブル2を玄関や居間や寝室等の各部屋における機器、配線器具等の端子金具(銅製)に接続する。以上で、屋内配線用ユニットケーブル1の屋内配線作業が完了する。
本実施例によれば、ケーブル2の導体8のうち、内側導体部9がアルミニウムからなり、外側導体部10が銅からなるため、従来の屋内配線用のケーブル(銅導体のケーブル)と比較して軽量化される。したがって、屋内配線作業において作業者が手作業でケーブル2を配線する際、上記銅導体のケーブルを採用した従来の屋内配線用ユニットケーブルと比較して作業者にとって取り回しの負担が少なくて済む。
また、本実施例によれば、導体8は、銅からなる外側導体部10を備えているため、ケーブル2と、上記分電盤、各部屋の器具、配線機器等の端子金具(銅製)との接続において、銅系材料とアルミ系材料の接続とならないため、異種金属間腐食の懸念が無くなる。そのため、異種金属間腐食の防止を目的としたケーブル2の接続処理が不要となる。また、アルミニウムからなる内側導体部10が外部に露出していないため、導体8に酸化被膜が生成されない。
つぎに、本実施例の効果について説明する。
以上、図1-図3を参照しながら説明してきたように、本実施例の屋内配線用ユニットケーブル1によれば、ケーブル2が従来の屋内配線用ユニットケーブルと比較して軽量化されるため、屋内配線作業において作業者が手作業でケーブル2を配線する際、上記従来の屋内配線用ユニットケーブルと比較して作業者にとって取り回しの負担が少なくて済む。また、導体8と銅製の接続相手(例えば、分電盤、各部屋の器具、配線機器等の端子金具)との接続において、異種金属間腐食の発生が防止されるため、接続時に異種金属間腐食の防止を目的としたケーブル2の接続処理が不要となる。また、差込コネクタ3(各ケーブル2の導体8と差込コネクタ3のコネクタ用接続端子との接続箇所)に負荷が掛からないため、導体8と差込コネクタ3のコネクタ用接続端子との接点がずれて外側導体部10が傷付くことによる内側導体部9の露出が防止され、導体8と差込コネクタ3のコネクタ用接続端子との接続における異種金属間腐食の発生が防止される。したがって、本実施例の屋内配線用ユニットケーブル1によれば、生産性及び施工性を従来よりも向上させるとともに、電気的な接続信頼性を従来よりも向上させることができるという効果を奏する。
本発明に係る屋内配線用ユニットケーブルは、実施例1の他、下記の実施例2を用いてもよいものとする。以下、図4-図6を参照しながら、実施例2について説明する。
図4は本発明に係る屋内配線用ユニットケーブルの実施例2を示す平面図であって、ケーブルを固定する前の状態を示す図、図5は本発明に係る屋内配線用ユニットケーブルの実施例2を示す平面図であって、ケーブルを固定した状態を示す図、図6は本発明に係る屋内配線用ユニットケーブルに用いられるケーブルの屈曲量と、比較例である銅導体のケーブルの屈曲量とを比較する図である。
なお、実施例1と同一の構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。また、図4に図示する矢印は、上下方向、及び、左右方向を示している(矢印の各方向は一例であるものとする)。
図4及び図5に図示する屋内配線用ユニットケーブル31は、ジョイントボックス32を備える点において実施例1と異なっている。ジョイントボックス32は、ジョイントボックス本体33と、一対のスライドホルダー34と、ジョイントボックスカバー(図示せず)とを備えている。図4及び図5に図示するジョイントボックス32は、一例であるものとし、ジョイントボックス32と同様の構成を備えている他のジョイントボックスを採用してもよいものとする。以下、ジョイントボックス32の各構成について説明する。なお、上記ジョイントボックスカバーは、実施例1におけるジョイントボックスカバーと基本的に同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
まず、ジョイントボックス本体33について説明する。
図4及び図5に図示するジョイントボックス本体33は、底壁35と、左側壁36と、右側壁37と、取付部38と、ケーブル挿入口39と、ケーブル引出口40と、収容スペース41とを備えている。上記各部は、実施例1におけるジョイントボックス本体12と基本的に同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
図4及び図5に図示するように、収容スペース41には、第一ケーブル保持部42と、スライド溝43とを備えている。
図4及び図5に図示する第一ケーブル保持部42は、特許請求の範囲に記載される「ケーブル固定手段」に相当するものである。第一ケーブル保持部42は、ジョイントボックス本体33の上下方向における略中間部に配置され、ジョイントボックス本体33の左右方向に並ぶように複数(本実施例では、6つ)設けられている。第一ケーブル保持部42は、それぞれ、対応するケーブル2が挿抜自在な複数のスリット状に形成されている。より具体的には、第一ケーブル保持部42は、底壁35から櫛歯状の板片を立設させて、この板片の間に形成されている。第一ケーブル保持部42は、各ケーブル2間に所定の間隔を持たせて保持することができるように形成されている。
図4及び図5に図示するスライド溝43は、ケーブル引出口18付近に配置され、後述する一対のスライドホルダー34をケーブル2の並び方向(図4においては、左右方向)にスライドすることができるように形成されている。スライド溝43は、左側壁36及び右側壁37それぞれの後述するスライド部分44間に形成されている。
スライド部分44は、スライドホルダー34が差し入れられる部分として形成されている。スライド部分44は、スライド溝43に連続するように形成されている。スライド部分44には、特に図示しないが、係止部が左側壁36及び右側壁37に対して形成されている。
つぎに、一対のスライドホルダー34について説明する。
図4及び図5に図示する一対のスライドホルダー34は、それぞれ、対応するスライド部分44に差し込まれ、スライド溝43をスライドするように形成されている。スライドホルダー34は、ジョイントボックス本体33の左右方向に2つ並べた状態において、左側壁36と右側壁37との間の長さ(ジョイントボックス本体33の左右方向の長さ)と略同等の長さになるように形成されている(図5参照)。
図4及び図5に図示するスライドホルダー34は、基部45と、第二ケーブル保持部46とを備えている。第二ケーブル保持部46は、特許請求の範囲に記載される「ケーブル固定手段」に相当するものである。図4及び図5に図示するように、基部45には、スライド部分44の係止部に係合する係止突起47が形成されている。
図4及び図5に図示する第二ケーブル保持部46は、基部に形成され、スライドホルダー34がスライド部分44に差し込まれた状態において、ジョイントボックス本体33の左右方向に並ぶように複数(本実施例では、6つ)設けられている。第二ケーブル保持部46は、それぞれ、対応するケーブル2が挿抜自在な複数のスリット状に形成されている。より具体的には、第二ケーブル保持部46は、基部45に櫛歯状の板片を設け、この板片の間に形成されている。第二ケーブル保持部46は、各ケーブル2間に所定の間隔を持たせて保持することができるように形成されている。
つぎに、屋内配線用ユニットケーブル31の組み立て作業について説明する。
屋内配線用ユニットケーブル31の組み立てにあたっては、ケーブル2の端末の処理、ケーブル2同士の接続、及び、差込コネクタ3にて接続された複数のケーブル2の端末のジョイントボックス4内への収容を行う。上記各作業は、実施例1における屋内配線用ユニットケーブル1の組み立て作業と基本的に同様の作業であるため、詳細な説明を省略する。
本実施例では、図4に図示するように、収容スペース41に端末が収容された複数のケーブル2を、第一ケーブル保持部42と、第二ケーブル保持部46とに保持する。すると、ケーブル2は仮固定された状態となる。
しかる後、一対のスライドホルダー34を互いに近接させる方向(図4に図示する矢印B及び矢印Cそれぞれの指示する方向)にスライドさせて、一対のスライドホルダー34をジョイントボックス本体33に対し係止状態にする。ここで、図5に図示するように、一対のスライドホルダー34は、基部45の係止突起47がスライド部分44の係止部に係合して係止状態が維持される。
また、一対のスライドホルダー34がジョイントボックス本体33に対して係止状態になると、図5に図示するように、各ケーブル2に強制的な曲げが生じ、ケーブル2がジョイントボックス本体33及び一対のスライドホルダー34に固定される。より具体的には、各ケーブル2に強制的な曲げが生じると、ケーブル2のうち第二ケーブル保持部46にて保持された側がケーブル2のうち第一ケーブル保持部42にて保持された側に対して段違いに配索されるようになる。すると、各ケーブル2のシース6の摩擦、及び、絶縁線心5の剛性によって、各ケーブル2がジョイントボックス本体33(第一ケーブル保持部42)及び一対のスライドホルダー34(第二ケーブル保持部43)から滑らなくなり固定される。
スライドホルダー34を上記の通りスライドさせた状態において、各ケーブル2に生じた上記曲げの曲率半径は、銅導体のケーブル100(図8参照)を本実施例と同様に曲げた場合と比較して小さくなっている。なお、銅導体のケーブル100は、特許請求の範囲に記載した「銅からなる導体を備えるケーブル」に相当するものである。
上記の通り、ケーブル2が固定されることにより、ケーブル2に外部からの物理的な負荷が掛かった(例えば、ケーブル2がケーブル引出口40からの引き出し方向に引っ張られた)際に、この負荷がケーブル接続部3(各ケーブル2の導体8と差込コネクタ3のコネクタ用接続端子との接続箇所)に及ばないようにケーブル2を固定することができる。このように、ケーブル2を固定するため、ケーブル2に上記負荷が掛かった際に、この負荷が各ケーブル2の導体8と差込コネクタ3のコネクタ用接続端子との接続箇所に及ばないようになる。このため、各ケーブル2の導体8と差込コネクタ3のコネクタ用接続端子との接点がずれて外側導体部10が傷付くことによる内側導体部9の露出が防止される。したがって、導体8と込コネクタ3のコネクタ用接続端子との接続において異種金属間腐食の発生が防止される。
ここで、上記曲げを生じさせるのに必要となるケーブルの屈曲量について説明する。
一般的に、上記曲げを生じさせるのに必要となるケーブルの屈曲量は、ジョイントボックス外部への引っ張り方向に掛かる荷重によって決まる。これは、ケーブルの重量によるところが大きく、ケーブルの重量が大きくなるほど上記屈曲量が必要となる。例えば、図6に図示するように、ケーブル2よりも重量が大きい銅導体のケーブル100の屈曲量L2は、ケーブル2の屈曲量L1よりも大きくなっている。ジョイントボックスは、上記曲げを生じさせたケーブルを収容できるような大きさに形成され、且つ、上記曲げを生じさせた際にジョイントボックスの各部品に掛かる荷重に耐えられるような部品の厚みや幅にて設計されている。
本実施例によれば、ケーブル2を用いることにより、銅導体のケーブル100と比較して軽量化され、銅導体のケーブル100と比較して小さな曲率半径にて上記曲げを生じさせることから、上記曲げを生じさせるのに必要となるケーブル2の屈曲量L1が、銅導体のケーブル100の屈曲量L2と比較して小さくなる(図6参照)。これに伴い、上記曲げを生じさせたケーブル2を収容するジョイントボックス32の大きさを従来のジョイントボックスと比較して小さくすることができる。また、ケーブル2の屈曲量L1が、銅導体のケーブル100の屈曲量L2と比較して小さくなることにより、上記曲げを生じさせた際にジョイントボックス32の各部品に掛かる荷重を従来のジョイントボックスと比較して小さくすることにより、各部品の厚みや幅を従来と比較して小さくすることができる。
以上より、本実施例によれば、結果として、ジョイントボックス32を従来のジョイントボックスと比較して小型化することができ、また、ジョイントボックス32の成形に必要な樹脂量を従来のジョイントボックスと比較して削減することができる。
屋内配線用ユニットケーブル31の組み立て作業の説明に戻る。上記の通り、各ケーブル2を固定する他、収容スペース41に収容された差込コネクタ3及びケーブル2の端末に、モールド部(図示せず)を形成することもできる。
しかる後、ジョイントボックス本体33にジョイントボックスカバーを組み付ける。以上で、屋内配線用ユニットケーブル31の組み立て作業が完了する。なお、屋内配線用ユニットケーブル31の屋内配線作業については、実施例1における屋内配線用ユニットケーブル1の屋内配線作業と基本的に同様の作業であるため、詳細な説明を省略する。
つぎに、本実施例の効果について説明する。
以上、図4-図6を参照しながら説明してきたように、本実施例の屋内配線用ユニットケーブル31によれば、実施例1の屋内配線用ユニットケーブル1と同様の効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1、31…屋内配線用ユニットケーブル、 2…ケーブル、 3…差込コネクタ(ケーブル接続部)、 4、32…ジョイントボックス、 5…絶縁線心、 6…シース、 7…絶縁体、 8…導体、 9…内側導体部、 10…外側導体部、 11…ハウジング、 12、33…ジョイントボックス本体、 13、35…底壁、 14、36…左側壁、 15、37…右側壁、 16、38…取付部、 17、39…ケーブル挿入口、 18、40…ケーブル引出口、 19、41…収容スペース、 20…貫通孔、 21…ケーブル保持部(ケーブル固定手段)、 34…スライドホルダー、 42…第一ケーブル保持部(ケーブル固定手段)、 43…スライド溝、 44…スライド部分、 45…基部、 46…第二ケーブル保持部(ケーブル固定手段)、 47…係止突起、 100…銅導体のケーブル

Claims (3)

  1. 複数のケーブルの導体同士を接続する差込コネクタと、
    該ケーブル接続部及び前記ケーブルを内部に収納したジョイントボックスと、
    を備え、
    前記導体は、
    アルミニウム又はアルミニウム合金からなる内側導体部と、該内側導体部の外側に形成され、且つ、銅、銀、錫、銅合金、銀合金、又は錫合金からなる外側導体部と、からなり、
    前記ジョイントボックスは、
    前記ケーブルに外部からの物理的な負荷が掛かった際に該負荷が前記差込コネクタに及ばないように前記ケーブルを固定するケーブル固定手段を設け、
    少なくとも前記差込コネクタの周囲を覆うように形成されるモールド部を備える
    ことを特徴とする屋内配線用ユニットケーブル。
  2. 請求項1に記載の屋内配線用ユニットケーブルにおいて、
    前記ジョイントボックスは、
    該ジョイントボックス内に配置され、且つ、前記ケーブルの並び方向にスライド可能なスライドホルダーを備え、
    前記ケーブル固定手段は、
    第一ケーブル保持部と、第二ケーブル保持部と、からなり、
    前記第一ケーブル保持部は、
    前記ジョイントボックス内に設けられ、且つ、前記ケーブルを保持可能に形成され、
    前記第二ケーブル保持部は、
    前記スライドホルダーに設けられ、且つ、前記ケーブルを保持可能に形成され、
    前記ジョイントボックスは、
    前記スライドホルダーを前記スライドさせた状態において、前記ケーブルのうち前記第一ケーブル保持部にて保持された側と前記第二ケーブル保持部にて保持された側との間に曲げを生じさせた状態で前記ケーブルを配索可能に前記スライドホルダーを設ける
    ことを特徴とする屋内配線用ユニットケーブル。
  3. 請求項2に記載の屋内配線用ユニットケーブルにおいて、
    前記ジョイントボックスは、
    前記スライドホルダーを前記スライドさせた状態において、前記ケーブルのうち前記第一ケーブル保持部にて保持された側と前記第二ケーブル保持部にて保持された側との間に、銅からなる導体を備えるケーブルと比較して小さな曲率半径にて曲げを生じさせた状態で前記ケーブルを配索可能に前記スライドホルダーを設ける
    ことを特徴とする屋内配線用ユニットケーブル。
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