JP6254399B2 - ユニットケーブル、及びユニットケーブルの製造方法 - Google Patents

ユニットケーブル、及びユニットケーブルの製造方法 Download PDF

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本発明は、屋内配線に用いられるユニットケーブル、及びユニットケーブルの製造方法に関する。
近年、玄関や居間や寝室などの各部屋別にユニット化してなる部屋ユニットが住宅メーカーの工場で製造される。そして、それら製造された部屋ユニットは、施工現場で施主の希望や敷地形状に応じて組み付けられ、この組み付けにより一つの家屋が出来上がる。このような工法は、プレハブ住宅工法と呼ばれ、一般的に広く知られる。プレハブ住宅工法においては、各部屋ユニット別の屋内配線作業を簡素化するために、ユニットケーブルが用いられる。ユニットケーブルの結線部には、ジョイントボックス等が設けられる。
上記ジョイントボックスが設けられる部分に関し、下記特許文献1では、ジョイントボックスの内部に絶縁性の熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂等)が充填・モールドされる。熱硬化性樹脂の充填・モールドにより、分岐接続されたユニットケーブルの結線部が固定及び保護される。
また、下記特許文献2でも同様に、ユニットケーブルの結線部が固定及び保護される。具体的には、設計長に切断されたVVFケーブルの導体が圧着端子により接続されて目的の電気回路が構成される。この後に、圧着端子に絶縁チューブが被せられて絶縁され、接続部分である結線部がジョイントボックスに収納される。そして、熱硬化性樹脂の充填・モールドにより結線部が固定及び保護される。
ユニットケーブルは、施工現場での分岐処理加工が予め工場で行われるため、(1)施工の省力化、(2)工期の短縮化が可能、(3)安定した高品質が得られる等の利点を有する。
登録実用新案第3005912号公報 特開2005−322443号公報
上記従来のユニットケーブルにあっては、工場加工製品であることから、施工現場まで輸送する必要がある。そのため、輸送時に結線部に引っ張り荷重等の外力が加わっても保護することができるように、また、施工時等においても外力が加わることが懸念されることから、結線部を保護することができるように、大きなジョイントボックスと、熱硬化性樹脂の充填・モールドとを設ける構成が採用される。
従って、施工に関し、大きなジョイントボックスを設置するためのスペースが必要になるという問題点や、大きなジョイントボックスであることから、施工時の取り扱い性が悪くなるという問題点を有する。また、樹脂がモールドされた大きなジョイントボックスであることから、重く、上記同様に施工時の取り扱い性が悪くなるという問題点を有する。さらに、使用樹脂量も多くなり、大型の設備が必要になるという問題点や、大型の設備であることから、生産性が低下してしまうという問題点も有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、施工性、生産性に優れたユニットケーブル、及びユニットケーブルの製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明は、並列になる複数本の絶縁線心と、該複数本の絶縁線心の外面に押出成形されるシースとを備えるVVFケーブルを複数本有し、該複数本のVVFケーブルは、前記シースの中間及び絶縁体の中間が皮むきされて導体が露出した状態にそれぞれ形成されるとともに、前記複数本の絶縁線心の並び方向に対し直交する方向に重ねられた状態で、前記直交する方向に並ぶ前記導体同士が電気的に接続されて、該接続の部分結線部になるユニットケーブルにおいて、前記並び方向に隣り合う前記結線部同士の間には、絶縁の確保が可能な間隔となる空間距離部が形成され、前記結線部自体は、前記直交する方向に並ぶ前記導体同士接により形成されるとともに、該溶接による局所的な点での接続により略V字状に曲がった状態を含んで形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、結線部は導体同士を溶接してなることから、導体同士の接続の部分を比較的小さく形成することが可能になる。隣り合う結線部同士は、これらの間に空間距離部を有することから、絶縁は確保される。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のユニットケーブルにおいて、前記結線部は絶縁性を有する樹脂の成形からなる樹脂モールド部にて覆われ、前記空間距離部は、前記樹脂の流れ込みが可能な部分に形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、結線部は上記の如く比較的小さく形成されることから、結線部を覆う樹脂モールド部も小さく形成することが可能になる。本発明によれば、空間距離部を樹脂で埋めるようにもなることから、確実に絶縁される。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載のユニットケーブルにおいて、請求項1又は2に記載のユニットケーブルにおいて、当該ユニットケーブルは、ベース部と該ベース部から立ち上がる複数の隔壁とを有する絶縁性の隔壁部材を備え、前記並び方向に隣り合う前記結線部同士は前記空間距離部に配置される前記隔壁にて仕切られることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、結線部同士の間は仕切られる(隔てられる)ことから、確実に絶縁される。
また、上記課題を解決するためになされた請求項4に記載の本発明のユニットケーブルの製造方法は、複数本のVVFケーブルにおける所定の導体同士を電気的に接続してなる結線部を溶接にて形成する工程と、絶縁性を有する樹脂の成形にて前記結線部を覆い、該結線部の外側に樹脂モールド部を形成する工程と、を含み、前記複数本のVVFケーブルは、並列になる複数本の絶縁線心と、該複数本の絶縁線心の外面に押出成形されるシースとを備えるとともに、前記シースの中間及び絶縁体の中間が皮むきされて導体が露出した状態にそれぞれ形成され、前記結線部を溶接にて形成する工程においては、前記複数本のVVFケーブルが前記複数本の絶縁線心の並び方向に対し直交する方向に重ねられた状態になり、且つ、前記直交する方向に並ぶ前記導体同士が電気的に接続されて、該接続の部分が前記結線部になり、該結線部自体は、前記直交する方向に並ぶ前記導体同士が前記溶接による局所的な点での接続により略V字状に曲がった状態を含んで形成され、前記並び方向に隣り合う前記結線部同士の間には、絶縁の確保が可能な間隔となる空間距離部が形成され、前記樹脂モールド部を形成する工程においては、前記空間距離部にも前記樹脂が流れ込むようになることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、比較的小さな結線部を有するユニットケーブルを製造することが可能になる。
尚、ユニットケーブルの製造方法に関し、次の(1)〜(3)のように特徴付けをしてもよいものとする。すなわち、
(1)複数本のVVFケーブルにおける所定の導体同士を電気的に接続してなる結線部を溶接にて形成する工程を含むことを特徴とする。
(2)上記(1)において、絶縁性を有する樹脂の成形にて前記結線部を覆い、該結線部の外側に樹脂モールド部を形成する工程を更に含むことを特徴とする。
(3)上記(1)又は(2)において、隣り合う結線部同士の間に絶縁性を有する隔壁を挿入する工程を更に含むことを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、導体同士を溶接して結線部を形成することから、従来よりも結線部を小さく形成することができるという効果を奏する。これにより、ユニットケーブルの小型化を図ることができ、以て施工時における大きなスペースの確保を不要にすることができるという効果を奏する。また、小型であることから、従来よりも取り扱い性を良くすることができるという効果も奏する。さらには、導体同士を溶接して結線部を形成することから、従来と比べて加工時間の短縮化を図ることができるという効果を奏する。従って、本発明によれば、施工性、生産性に優れたユニットケーブルを提供することができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、請求項1の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、樹脂モールド部にて結線部を保護することができるという効果を奏する。また、小さな結線部であることから、最小限の樹脂量にて絶縁、保護をすることができるという効果や、製造設備の小型化を図ることができるという効果を奏する。従って、本発明によれば、結線部の保護は勿論のこと、生産性に優れたユニットケーブルを提供することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、請求項1又は2の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、隔壁により結線部同士の絶縁を確保することができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、結線部を溶接にて形成する工程と、結線部の外側に樹脂モールド部を形成する工程と、を含むことから、施工性や生産性に優れたユニットケーブルの製造方法を提供することができるという効果を奏する。
本発明のユニットケーブルの結線部及び周辺部分の斜視図である(実施例1)。 結線部の拡大図である。 ユニットケーブルにおける樹脂モールド部の正面図である。 他の例となるユニットケーブルの結線部及び周辺部分の斜視図である(実施例2)。 図4の結線部と隔壁の拡大図である。
ユニットケーブルは、複数本のVVFケーブルにおける所定の導体同士を電気的に接続してなる結線部を有し、この結線部は溶接にて形成される。また、ユニットケーブルは、結線部の外側に、この結線部を覆う樹脂モールド部を有する。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明のユニットケーブルの結線部及び周辺部分の斜視図である。また、図2は結線部の拡大図、図3はユニットケーブルにおける樹脂モールド部の正面図である。
図1において、引用符号1は本発明のユニットケーブルを示す。このユニットケーブル1は、屋内配線に用いられるものであって、三本のVVFケーブル2〜4を有する(本数は一例であるものとする)。三本のVVFケーブル2〜4は、本実施例において、同じ構成のものが用いられる。以下、VVFケーブル2を代表例として構成及び構造の説明をする。
VVFケーブル2は、600V以下の電力回路に用いられる平形のビニル絶縁ビニルシースケーブルであって、三本の絶縁線心5〜7と、これらを一括して覆うシース8とを備えて構成される。VVFケーブル2は、本実施例において三心であるが、二心や四心等であってもよいものとする。
三本の絶縁線心5〜7は同じ構成のものが用いられる。絶縁線心5を代表例とすると、絶縁線心5は、導体9と、絶縁体10とを備えて構成される。導体9は、導電性を有する金属材料からなる。具体的には、JIS C 3102(電気用軟銅線)に適合又はこれに準ずる軟銅線が用いられる。導体9には、単心線が用いられる。導体9は、断面円形状に形成される。
絶縁体10は、絶縁性を有する樹脂材料を導体9の外面に押出成形をすることにより形成される。絶縁体10は、所定の肉厚で断面円形状に形成される。上記樹脂材料としては、ビニルが用いられる。尚、三本の絶縁線心5〜7を識別するために、黒、白、赤に色分けがなされるものとする。
シース8は、三本の絶縁線心5〜7を並列にした上で、これらの外面に押出成形をすることにより形成される。シース8は、所定の肉厚で断面長円形状に形成される。シース8の樹脂材料としては、ビニルが用いられる。
以上のようなVVFケーブル2は、このケーブル長が二本分の長さになるように切断加工される(ケーブル長は一例であるものとする)。VVFケーブル2は、シース8及び絶縁体10の中間が皮むきされ、露出した導体9に対し結線部11が形成される。
図1及び図2において、結線部11は、所定の導体9同士が電気的に接続されて形成される。すなわち、接続の部分(接続点)が該当し、この部分は溶接により形成される。溶接とは、抵抗溶接等の接続方法であり、局所的な点で金属材料を溶融させることにより、電気的な接続が完了する。結線部11は、上記の如く所定の導体9同士が溶接により接続されて形成されることから、容易に曲がらない状態になる。従って、接続された時の位置関係で固定される。
本実施例の結線部11は、この形成状態を分かり易くするために、VVFケーブル2〜4における各絶縁線心5の導体9同士が溶接されて形成される(本実施例に限定されないものとする)。また、各絶縁線心6の導体9同士が溶接されて形成される。さらに、各絶縁線心7の導体9同士が溶接されて形成される。
結線部11が形成されることにより、所定の電気回路が構成される。結線部11の形成は、シース8及び絶縁体10の中間の皮むきと、導体9同士の溶接とを順に経ることにより完了する。溶接は、皮むきの範囲が狭くても可能な接続の方法であり、そのため結線部11及び周辺部分は小さく形成される。尚、結線部11の形成において、従来例のような圧着端子等は不要である。
ここで、各絶縁線心5の導体9同士を溶接してなる結線部11の引用符号を11aに置き換えるとともに、各絶縁線心6の導体9同士を溶接してなる結線部11の引用符号も11bに置き換え、さらには、各絶縁線心7の導体9同士を溶接してなる結線部11の引用符号も11cに置き換えると、結線部11a及び11bの間には、空間距離部SP1が形成される。また、結線部11b及び11cの間には、空間距離部SP2が形成される。
空間距離部SP1及びSP2は、隣り合う結線部11a及び11b、結線部11b及び11cの間に空間距離を持たせるための空間として形成される。空間距離部SP1及びSP2の形成により、絶縁が確保されるのは勿論である。言い換えれば、絶縁効果を得るのに有効である。空間距離部SP1及びSP2は、本実施例において、絶縁線心5〜7の導体9同士の間隔程度(一例であるものとする。絶縁の確保が可能であれば狭めてもよいものとする)となる空間に形成される。
結線部11は、図3に示す如く樹脂モールド部12にて覆われて保護される。樹脂モールド部12は、絶縁性を有する樹脂材料を用いての射出成形(成形方法は一例であるものとする)により形成される。樹脂モールド部12は、本実施例において、結線部11の両側となる周辺部分にも跨るような矩形の形状(略直方体形状)に形成される(形状は一例であるものとする。結線部11の保護をすることができれば、本実施例の形状に限定されないものとする)。樹脂モールド部12は、結線部11及び周辺部分を覆うことから、小さく形成される。
尚、射出成形を採用することにより、隣り合う結線部11同士の間の空間(空間距離部SP1及びSP2)に溶融樹脂が流れ込み易くなるのは勿論である(従来例の場合、ジョイントボックスの内部に絶縁性の熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂等)を充填・モールドするようになるが、例えば空気溜まり等で上記空間に該当する部分に熱硬化性樹脂が流れ込むとは限らない)。
結線部11は、上記の如く容易に曲がらない状態、言い換えれば接続された時の位置関係で固定された状態にあることから、射出成形が行われても動いてしまうことはなく、結果、絶縁に十分な空間距離が保たれて(空間距離部SP1及びSP2の空間が保たれて)、且つ、その空間に上記の如く溶融樹脂が流れ込んで絶縁も確保することができる。本実施例から分かるように、絶縁用の特別な部材は不要である。
以上、図1ないし図3を参照しながら説明してきたように、ユニットケーブル1は結線部11を有し、この結線部11は、所定の導体9同士が溶接されて形成されることから、従来よりも小さな結線部11として形成することができるという効果を奏する。これにより、ユニットケーブル1の小型化を図ることができ、以て施工時における大きなスペースの確保を不要にすることができるという効果を奏する。
また、ユニットケーブル1は、上記の如く小型であることから、従来よりも取り扱い性を良くすることができるという効果や、狭いスペースでも設置することができるという効果も奏する。さらには、導体9同士を溶接して結線部11を形成することから、従来と比べて加工時間の短縮化を図ることができるという効果も奏する。
この他、ユニットケーブル1は樹脂モールド部12を有し、樹脂モールド部12にて結線部11を保護することができるという効果を奏する。また、小さな結線部11であることから、樹脂モールド部12は最小限の樹脂量にて絶縁、保護をすることができるという効果も奏する。さらには、溶接が採用されるとともに、小さな結線部11に形成され、最小限の樹脂量にて樹脂モールド部12の形成も可能であることから、製造設備の小型化を図ることができるという効果も奏する。
従って、本発明によれば、結線部11の保護は勿論のこと、施工性、生産性に優れたユニットケーブル1を提供することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図4は他の例となるユニットケーブルの結線部及び周辺部分の斜視図である。また、図5は結線部と隔壁の拡大図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図4において、実施例2のユニットケーブル1は、実施例1に対し隔壁部材13を更に備えて構成される。具体的に構成及び構造について説明をする。
ユニットケーブル1は、屋内配線に用いられるものであって、三本のVVFケーブル2〜4(600V以下の電力回路に用いられる平形のビニル絶縁ビニルシースケーブル)と、隔壁部材13とを備えて構成される。
VVFケーブル2〜4は、各ケーブル毎に、三本の絶縁線心5〜7と、これらを一括して覆うシース8とを有する。
絶縁線心5〜7は、各線心毎に、導体9と、絶縁体10とを有する。導体9には、断面円形状の単心線が用いられる。絶縁体10は、絶縁性を有する樹脂材料を導体9の外面に押出成形をすることにより形成される。絶縁体10は、所定の肉厚で断面円形状に形成される。シース8は、三本の絶縁線心5〜7を並列にした上で、これらの外面に押出成形をすることにより形成される。シース8は、所定の肉厚で断面長円形状に形成される。
図4及び図5において、以上のようなVVFケーブル2〜4は、各ケーブル毎に、シース8及び絶縁体10の中間が皮むきされ、露出した導体9に対して結線部11が形成される。結線部11は、所定の導体9同士が溶接により接続されて形成される。結線部11は、所定の導体9同士が溶接により接続されて形成されることから、容易に曲がらない状態になる。従って、接続された時の位置関係で固定される。
隔壁部材13は、絶縁性を有する例えば樹脂成形品であって、ベース部14と、このベース部14から立ち上がる複数の隔壁15とを有する。隔壁15は、隣り合う結線部11同士の間(空間距離部SP1及びSP2)に挿入される仕切り部分として形成される。結線部11同士は、隔壁15により仕切られて(隔てられて)絶縁される。隔壁15は、本実施例において、結線部11同士の間(空間距離部SP1及びSP2)から抜け落ちない程度の厚みを有して形成される。
尚、隔壁部材13は、導体9の露出部分全体を絶縁する樹脂成形品であってもよいものとする。この場合、樹脂モールド部12の形成は任意になるものとする。
結線部11は、樹脂モールド部12にて覆われて保護される。樹脂モールド部12は、絶縁性を有する樹脂材料を用いての射出成形により形成される。樹脂モールド部12は、結線部11及び周辺部分を覆うことから、小さく形成される。
以上、図4及び図5を参照しながら説明してきたように、上記構成及び構造において、ユニットケーブル1は、隔壁部材13を更に備えて構成されることから、実施例1の効果に加え、結線部11同士の絶縁を確実にすることができるという効果も奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…ユニットケーブル
2〜4…VVFケーブル
5〜7…絶縁線心
8…シース
9…導体
10…絶縁体
11…結線部
12…樹脂モールド部
13…隔壁部材
14…ベース部
15…隔壁
SP1、SP2…空間距離部

Claims (4)

  1. 並列になる複数本の絶縁線心と、該複数本の絶縁線心の外面に押出成形されるシースとを備えるVVFケーブルを複数本有し、該複数本のVVFケーブルは、前記シースの中間及び絶縁体の中間が皮むきされて導体が露出した状態にそれぞれ形成されるとともに、前記複数本の絶縁線心の並び方向に対し直交する方向に重ねられた状態で、前記直交する方向に並ぶ前記導体同士が電気的に接続されて、該接続の部分結線部になるユニットケーブルにおいて、
    前記並び方向に隣り合う前記結線部同士の間には、絶縁の確保が可能な間隔となる空間距離部が形成され、
    前記結線部自体は、前記直交する方向に並ぶ前記導体同士接により形成されるとともに、該溶接による局所的な点での接続により略V字状に曲がった状態を含んで形成される
    ことを特徴とするユニットケーブル。
  2. 請求項1に記載のユニットケーブルにおいて、
    前記結線部は絶縁性を有する樹脂の成形からなる樹脂モールド部にて覆われ、前記空間距離部は、前記樹脂の流れ込みが可能な部分に形成され
    ことを特徴とするユニットケーブル。
  3. 請求項1又は2に記載のユニットケーブルにおいて、
    当該ユニットケーブルは、ベース部と該ベース部から立ち上がる複数の隔壁とを有する絶縁性の隔壁部材を備え、前記並び方向に隣り合う前記結線部同士は前記空間距離部に配置される前記隔壁にて仕切られる
    ことを特徴とするユニットケーブル。
  4. 複数本のVVFケーブルにおける所定の導体同士を電気的に接続してなる結線部を溶接にて形成する工程と、
    絶縁性を有する樹脂の成形にて前記結線部を覆い、該結線部の外側に樹脂モールド部を形成する工程と、
    を含み、
    前記複数本のVVFケーブルは、並列になる複数本の絶縁線心と、該複数本の絶縁線心の外面に押出成形されるシースとを備えるとともに、前記シースの中間及び絶縁体の中間が皮むきされて導体が露出した状態にそれぞれ形成され、
    前記結線部を溶接にて形成する工程においては、前記複数本のVVFケーブルが前記複数本の絶縁線心の並び方向に対し直交する方向に重ねられた状態になり、且つ、前記直交する方向に並ぶ前記導体同士が電気的に接続されて、該接続の部分が前記結線部になり、
    該結線部自体は、前記直交する方向に並ぶ前記導体同士が前記溶接による局所的な点での接続により略V字状に曲がった状態を含んで形成され、
    前記並び方向に隣り合う前記結線部同士の間には、絶縁の確保が可能な間隔となる空間距離部が形成され、
    前記樹脂モールド部を形成する工程においては、前記空間距離部にも前記樹脂が流れ込むようになる
    ことを特徴とするユニットケーブルの製造方法。
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