JP2863877B2 - モニター可能なコネクター - Google Patents

モニター可能なコネクター

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JP2863877B2
JP2863877B2 JP3089286A JP8928691A JP2863877B2 JP 2863877 B2 JP2863877 B2 JP 2863877B2 JP 3089286 A JP3089286 A JP 3089286A JP 8928691 A JP8928691 A JP 8928691A JP 2863877 B2 JP2863877 B2 JP 2863877B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線等の接続に用
いられるコネクターに関し、特に、従来の電話回線の分
岐部に使用されるような分岐用端子手段を用いずに、コ
ネクターのみを用いて電話回線の接続を行い得るように
するとともに、該コネクターを用いて随時モニターを行
い得るようにするコネクターに関する。
【0002】
【従来の技術】一般の電話回線においては、市中に架設
した幹線に分岐部を形成し、該分岐部を介して利用者の
端末に接続するようにされており、幹線からの分岐部に
図28に示されるような端子函を配置して、該端子函の
内部で、幹線に収容される電話回線と、利用者回線の分
岐線とが接続されるようになっている。前記図28に示
される端子函および、以下の従来例に示される端子函内
部で、ケーブルやリード線の単線の接続に使用される分
岐用端子およびコネクターは、NTT株式会社の電話工
事における規格部材として、一般に使用されているもの
である。
【0003】また、前記端子函1は、その上部に電話ケ
ーブルの本体2と支持ワイヤ3とを貫通させるように
し、該ワイヤ3に対して、両側に支持ブラケット4、4
を配置している。そして、前記支持ブラケット4、4に
よって、端子函1をワイヤ3に対して保持させ、その重
量が電話ケーブルに負担されることがないようにされ
る。前記端子函1の内部には、利用者の端末に接続され
る利用者回線を、4回線ずつ接続するための分岐用端子
8が5組配置され、それぞれの分岐用端子8を介して利
用者回線を接続している。さらに、前記端子函1の内部
では、分岐用端子8に対して、あらかじめリード線6を
取付けておき、該リード線6とケーブルの単線5とを、
別のコネクター10により接続するもので、該端子函1
の内部には、電話ケーブル2の単線5と利用者回線の単
線7との間に、コネクター10と分岐用端子8との2種
類の接続手段を配置するようになっている。
【0004】前記コネクター10と分岐用端子8とに
は、例えば、特公昭63−23626号公報等に示され
るように、絶縁被覆食い込み式の接続手段を用いてい
る。前記絶縁被覆食い込み式の接続手段は、導電性を有
する板部材に単線の導体の太さよりも狭い幅のスリット
を設け、該スリットに向けて、絶縁被覆を有する単線を
圧入することにより、該絶縁被覆が切断され、単線の導
体が導電部材に接続されるようになっている。
【0005】前記図28に示された端子箱1に用いられ
るコネクター10は、例えば、図29に示されるような
構成を有するものが用いられている。前記図29に示さ
れるコネクター10は、ケーブルの単線5とリード線6
(前記単線5とリード線6とは、以下単線と呼ぶ)とを
接続するもので、絶縁性を有するプラスチックにより一
体成形された本体11と、蓋部材30、および蓋と一体
に設けられるクシ歯状導電部材40とからなる。
【0006】前記コネクター10の本体11には、その
中央部に円形のフランジ12により囲まれる状態で凹部
15を設け、該凹部15に対して、その本体11の前部
から横に貫通する孔を設け、該孔を単線挿入孔19とし
ている。なお、以下に説明する従来例および実施例にお
いて、コネクターの単線挿入孔の側を前部、その反対の
側を後部とし、その側面部分を側部として表現する。そ
して、前記凹部15の内部には、その中央部に単線の挿
入方向に直交する支持凸部材20を配置し、該凸部材2
0の前後の部分に収納凹部16、17を配置して、後述
するように、クシ歯状導電部材40の脚部材を入り込ま
せ、前記凸部材を覆うような状態で、導電部材40を装
着出来るようにしている。また、前記のコネクター10
の本体11の前部に配置される単線挿入孔19から、本
体内部に向けて2条の凹溝を配置して、それらの凹溝に
2本の単線を支持させるようにする。なお、前記凹溝
は、凸部材20に設けた挿入孔を介して他方の凹溝にそ
れぞれ連接され、単線挿入孔19から挿入された各単線
5、6を、平行な状態にして本体の凹部15内に配置す
る。
【0007】前記コネクター10の本体11に設けた凹
部12を塞ぐように配置される蓋部材30には、その天
板31の下面に導電部材40を一体に取り付けている。
そして、前記蓋部材30をコネクター本体11の凹部1
5に挿入して、押圧することにより、導電部材40が凸
部材20を覆う状態に装着される。さらに、前記蓋部材
30は、そのフランジ32から下方に突出して設けられ
ている弾性爪部材33が、図示を省略した係止手段に係
合されて、凹部15に係止保持されるようになってい
る。また、前記蓋部材30をコネクター本体に装着する
際に、あらかじめ、本体の凸部材20の挿入孔21、2
2を貫通し、凸部材の前後のの凹溝に支持されるように
2本の単線を配置し、その単線を導電部材40のスリッ
トに挿入させるようにすることにより、前記2本の単線
を導電部材を介して接続するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように構成されるコネクターは、単に単線を接続する
ためだけの部材として用いられるものであり、該コネク
ターにより電話回線を接続した後では、そのコネクター
の本体から蓋部材とを取り外したりすることができない
ようになっている。そして、コネクターの本体に対して
蓋部材を固定した後では、該コネクターの本体から蓋部
材を取り外したりすることはなく、永久的な結合手段と
して用いられる。また、前記コネクターを用いて接続し
た電話回線は、コネクターの部分で単線を切断して、次
ぎの回線を接続するようにしており、コネクターを再使
用することは考慮されていないものである。
【0009】前述したような構成を有する端子箱を用い
て、電話回線の接続を行った際に、その接続が正常に行
われていることを確認するために、電話工事の途中で、
電話局との交信を随時行うことが必要である。ところ
が、従来のコネクターを用いる場合には、該コネクター
にはモニター機能を有していないために、分岐用端子8
に対して、モニター装置の針を刺し込んで、電話局との
交信に利用しなければならないという問題がある。
【0010】前述したように、従来の電話工事において
は、端子箱に形式の異なる2種類の単線接続手段を配置
し、それ等の各接続部材を用いて、ケーブル本線と利用
者回線とを接続することが要求されるために、その回線
の接続工事が面倒であることの他に、使用する器材も多
くなるという問題がある。それに加えて、コネクターを
用いて利用者回線との接続を行って後で、接続状態を確
認する際には、分岐用端子の固定ネジを外し、モニター
装置を接続することが必要であり、その作業が比較的面
倒であるという問題があった。また、各単線を接続した
後で、分岐用端子に対してモニター用アダプターを接続
し、回線の接続状態等をモニターする場合でも、端子函
の底部分に固定されている分岐用端子に対して、該函の
両側の任意の位置からモニター用アダプターの装着を行
うようになっているものの、該モニター用アダプター
を、それぞれの対応する分岐用端子に対して取付けると
ともに、携帯電話を用いて電話局と通信する作業も面倒
である等の問題がある。
【0011】前記電話線の接続の際の諸問題の他に、従
来の電話線の接続装置においては、1つの端子函を介し
て接続される回線が、20回線に限定されるという問題
があり、電柱の両側に端子函をそれぞれ設けた場合で
も、1本の電柱に対して、40回線しか利用者向けの回
線を取ることが出来ないという問題がある。また、前記
単線の接続工事は、作業員が電柱に登って、足場の悪い
状態で行うものであるために、接続部の数が多い場合、
および、電柱から遠い位置にある分岐用端子に対する接
続を行う場合等には、非常に不安定な姿勢でその工事を
行うことが必要となる。
【0012】ところが、近年の電話需要の拡大と、ファ
クシミリ等を電話と別に設置することが多くなったこと
等が原因で、1本の電柱からの分岐線の数が、従来の端
子函による収容能力を大幅に超過することが多くなり、
1本の電柱の両側に、端子函をそれぞれ2つ以上設ける
ことが必要となる。しかし、1本の電柱に装備される端
子函の数が増大すると、電柱から遠く離れた位置で、そ
の回線の接続の作業を行うことが要求されることにな
り、その回線の接続作業が非常に面倒で、能率が良くな
いという欠点が増大する。
【0013】
【発明の目的】本発明は、上記したような従来より用い
られている電話線接続装置の欠点を解消するもので、ケ
ーブル回線と利用者回線の各々の単線を、1個のコネク
ターを用いて接続することにより、端子函内での配線を
簡素化し、1つの端子函の内部に多くの回線の接続部を
収容出来るようにすることを第1の目的とし、前記コネ
クターに直接モニター可能な手段を設けておき、分岐用
端子等の他の手段を用いなくとも、接続した回線のモニ
ターを行い得るようにするモニター可能なコネクターを
提供することを第2の目的としている。
【0014】
【問題点を解決するための手段および作用】本発明のモ
ニター可能なコネクターは、電話回線の本線から利用者
の端末に向けて分岐する手段を設け、該分岐部で本線と
分岐回線との接続を行うためのケーブル用のコネクター
であって、前記双方のケーブルの単線を、外面を絶縁体
で構成したコネクター本体に挿入し、2つの単線を1つ
の導電部材により電気的に接続し、前記導電部材により
単線を接続した状態で、コネクター本体の開口部を覆う
ように蓋部材を配置して、前記単線の接続部を密閉状態
に保持するように構成したコネクターに関する。
【0015】本発明においては、前記コネクター本体ま
たは蓋部材の一部に、弾性体により構成されるシール部
材を配置し、該シール部材を介してモニター部材の針状
端子を刺し込み、導電部材に導通させることにより、コ
ネクターを介して電話回線の接続状態等のモニターを行
い得るように構成している。また、本発明においては、
前記蓋部材に対してシール部材を設け、前記蓋部材のシ
ール部材に刺し込んだ針状端子を用いて、導電部材の天
板に対して針状端子を導通させ、モニターの作業を行い
得るように構成することができる。
【0016】さらに、本発明においては、前記コネクタ
ー本体の後部にシール部材を配置し、該シール部材をコ
ネクター本体の凹部と外部とを遮断する部材として配置
するとともに、該シール部材を貫通するように刺し込ん
だ針状部材を用いて、導電部材に対してモニター部材を
接続し、モニターの作業を行い得るようにすることがで
きる。前記構成に加えて、本発明においては、コネクタ
ー本体と蓋部材とを弾性を有する材料により構成し、該
コネクター本体または蓋部材のいずれの方向からも、針
状のモニター端子を刺し込むことができるように構成す
るとともに、導電部材を支持する凸部材のみを、剛体で
構成することができる。
【0017】前述のように構成したことにより、本発明
のコネクターにおいては、該コネクターをコネクターを
用いて電話回線の接続を行う場合に、従来の接続手段の
ように、2種類の接続部材を使用する必要がなく、コネ
クターのみを用いて回線の接続を行うことができる。し
たがって、本発明のコネクターを用いて電話線の接続を
行う場合には、その回線の接続作業を能率良く行うこと
ができるとともに、端子箱に収容出来る電話回線の分岐
部の数を多くすることができる。また、本発明のコネク
ターに対して、モニター手段を直接接続出来るので、コ
ネクターを用いて接続を行った回線に対して、随時コネ
クターを介してモニターの作業を行うことができ、その
モニターの作業の後で、コネクターの内部を密閉状態に
維持することができる。
【0018】(実施例1)図示された例に従って、本発
明のコネクターの構成を説明する。図1に示される本発
明のコネクター10は、コネクター本体11と蓋部材3
0とを組み合わせて、1つのコネクターを構成するもの
で、コネクター本体11に対して、導電部材40を嵌合
し、支持させたものを用いるようにしている。なお、本
発明において、コネクター本体11と蓋部材30とは、
比較的硬質のプラスチック材料を用いて成型されたもの
を用いている。
【0019】前記コネクター10において、コネクター
本体11と、蓋部材30、および、導電部材40とは、
その基本的な構成は従来のものとほぼ同じに構成されて
おり、従来のコネクターの場合と同様に、コネクター本
体11に対して蓋部材30を装着した後で、蓋部材30
を取り外すことがないように構成している。また、前記
コネクター本体の内部に設けた凸部材20に装着される
導電部材40は、従来の導電部材の場合と同様に、導電
性を有する金属製の板部材を略コの字状に折り曲げ、天
板41の両側に垂下する脚部材42に対して、複数のス
リット43を設けたものを用いている。
【0020】前記コネクター本体11には、環状のフラ
ンジ12により囲まれた状態の凹部15を設け、該凹部
15の中央部に、凸部材20を単線の挿入方向に対して
直角に配置している。また、前記凸部材20の前後の部
分に、収納凹部16、17を配置して、該収納凹部1
6、17に対して、後述するように、前記導電部材40
の脚部材が入り込むようになっている。前記コネクター
本体11の前部には、単線挿入孔19を設けており、該
挿入孔19に続いて、前記凹部には2条の凹溝23、2
3aおよび24、24aを配置している。前記各凹溝2
3、24に対応させて、凸部材20には、挿入孔21、
22を配置して、前記単線挿入孔19から挿入した2本
の単線5、6が、それぞれの凹溝と挿入孔とに対して平
行に配置する。そして、凸部材20に被せるようにして
導電部材40を装着し、2本の単線を導電部材を介して
接続させるようにする。
【0021】前記コネクター本体11の凹部15に対し
て、その開口部をふさぐように設けられる蓋部材30
は、その天板31から環状のフランジ32を設けて、該
フランジ32から2つの弾性爪部材33を突出させて設
けている。なお、前記蓋部材30のフランジ32は、コ
ネクター本体11の凹部15に入り込んだ際に、本体1
1のフランジ12の内面との間に、隙間が形成されない
ようなサイズのものとして構成される。また、前記フラ
ンジ32から突出している弾性爪部材33は、凹部の下
側の部分にまで入り込み、蓋部材30が抜け出さないよ
うに、各部材を相互に支持する作用を行う。
【0022】本発明のコネクター本体11は、図2ない
し図4に示されるように構成される。前記コネクター本
体の例において、図2のA−A線での断面を図3に、B
−B線での断面を図4にそれぞれ示している。本発明の
コネクター本体11には、前述したように、環状のフラ
ンジ12により囲まれた凹部15を設けており、その中
央部に、単線の挿入方向に直交する状態で、凸部材20
を配置している。また、前記凸部材20の前後の部分
に、凹部からさらに深く掘り込んだ収納凹部16、17
を配置している。さらに、前述したように、2本の単線
を位置決めするための凹溝23、24と凸部材20を貫
通する挿入孔21、22をそれぞれ配置している。
【0023】前記コネクター本体11の凹部に挿入され
る蓋部材30は、図1および図5に示されるように、導
電部材40を一体に設けたものであり、該導電部材40
は、蓋部材30のフランジ31と弾性爪33との内側に
配置した保持突起34に、その両側の側部が押圧される
状態で保持される。また、前記蓋部材30には、蓋部材
の上方から導電部材40に通じる端子挿入部を設け、該
端子挿入部に沿ってモニター端子を挿入し得るように、
蓋部材の天板31の中央部には、シール部材35を設け
たモニター用孔31aが穿設されている。前記シール部
材35は、軟質のスポンジまたは、ゴムや軟質のプラス
チック等のように、弾力性を有する材料で構成され、蓋
部材30の天板31の中央部に設けた孔を埋める状態で
一体に取り付けられている。前記蓋部材30の内部に保
持される導電部材40は、従来の導電部材の場合と同様
に、側面から見て、下向きのコの字状に板金を折り曲げ
て構成したもので、天板41の両側に脚部材42、42
aを配置し、該脚部材に対して複数のスリット43……
をそれぞれ設けている。
【0024】前述したように構成される各部材を組み合
わせて構成したコネクターにおいて、単線を接続する前
の状態は、図6に示されるように、コネクター本体11
に対して、蓋部材30と導電部材40とが、半嵌合状態
のままに設定されている。前記図6に示されるように、
凸部材20に設けた挿入孔21、22に対応して、導電
部材40のスリット43……が、それぞれ対応する位置
に設定されている。前記凸部材20の挿入孔21、22
に対して単線5、6をそれぞれ挿入してから、蓋部材3
0と本体11とを締め具を用いて上下から押圧すると、
図7に示すように、蓋部材30がフランジ12の内部に
入り込むと同時に、導電部材40が凸部材20に被せら
れるようにして装着される。そして、導電部材40を凸
部材20に対して圧着する際に、凸部材20の挿入孔2
1、22に支持される単線5、6の絶縁被覆がスリット
の両側の板部材により切断され、導電体がスリットの内
部に入り込んで、導電部材の金属部材に押圧され、2本
の単線が導電部材を介して導通する状態が設定される。
【0025】前述したようにして、コネクター10を用
いて接続された電話回線に対して、接続状態のモニター
を行う際には、図8に示されるようにして、シール部材
35を貫通させるようにモニター部材50の針状端子5
1を挿入し、該針状端子51を導電部材40の天板41
に接触させる。そして、前記モニター部材50に対して
携帯電話機を接続して、電話局との交信を行うことがで
きる。また、モニターの作業を終了して、針状端子51
をシール部材35から引き抜くと、該シール部材35は
その弾性により針の孔を自動的に閉じるので、その針の
孔からコネクターの内部に湿気等が入り込んだりするこ
とがないようにされる。
【0026】なお、上記第1実施例におけるシール部材
35には、実質的に隙間がなく上下に貫通したスリット
を設けることも出来る。このように、スリットを設けた
シール部材には、後述するモニターの作業を行う際に、
針状端子51を挿入しやすいという利点が生じる。ま
た、さらに、上記第1実施例においては、シール部材3
5を蓋部材に設ける場合で示しているが、前記シール部
材は、蓋部材の天板31と導電部材の天板41の間に設
けることも出来る。
【0027】(実施例2)図9、10に示される本発明
の別の実施例では、コネクター本体の一部にシール部材
61を配置して、該シール部材61を介してモニター端
子を装着し、モニターの作業を行い得るように構成する
場合を示している。前記図9および図10に示される例
において、コネクター本体11は、前記実施例の場合と
同様に、2本の単線を平行に挿入して、導電部材を用い
て接続できるように構成しているものであり、そのコネ
クター本体11のフランジ12で囲まれた凹部の中央に
凸部材20を配置し、該凸部材20の前後の部分に収納
凹部16、17を設けて、導電部材の脚部材が入り込む
ようにする。
【0028】本実施例においては、本体の後端から導電
部材40に通じる端子挿入部を本体後方に設け、該端子
挿入部にそつてモニター端子を挿入するために、本体に
はその後端から収納凹部17に通じるモニター孔60を
穿設し、シール部材61をモニター孔60の一部に設け
ている。前記シール部材61は、前記第1実施例のシー
ル部材35と同様に、スポンジやゴム等の弾性を有する
部材を用いており、コネクター本体に対して接着剤等を
用いて固着する等して、モニター孔60を塞ぐようにし
ている。
【0029】前述したように構成される本発明のコネク
ター10において、図11に示されるようにして、導電
部材40を介して単線5、6…を接続した後で、モニタ
ー作業を行うことができる。前記モニター作業を行う場
合には、モニター部材の長い端子52を用い、コネクタ
ーの後部からシール部材61を貫通させて、導電部材4
0の脚部材42aに端子を接触させるようにする。そし
て、前記実施例の場合と同様にして、モニター部材50
に対して携帯電話機を接続して、電話局との間で通信を
行うことができる。なお、前記図11に示されるよう
に、本実施例のコネクター10においては、導電部材4
0に対してモニター用の端子52を接続するために、平
面視で導電部材の中央部のスリットを外れた位置に、後
部孔60を連接することが出来る。また、本発明におい
ては、前記図7に示された導電部材の中央部のスリット
をなくして、そのスリットのない板部分に対して針状端
子を接触させるような手段を用いることも出来る。
【0030】なお、上記第2実施例においては、端子挿
入部を本体後方から前方に向けて設け、該端子挿入部に
沿って挿入される端子を、導電部材40の脚部42aに
接触させる例を述べたが、前記端子挿入部は、本体の下
方から上方に向けて配置することも可能である。この場
合には、本体11の下面から支持凸部20の上面まで貫
通するモニター孔を設け、支持凸部20の上面と導電部
材の天板41の下面との間にシール部材61を配置す
る。以上のような実施態様によっても、モニター部材の
端子52を上記モニター孔に沿って下方から挿入し、シ
ール部材61を貫通させて端子52の先端を導電部材の
天板41の下面に接触させ得るので、前記第2実施例と
同様に、モニターを行うことができる。また、さらに、
上記のように、本体下方から支持凸部20の上面まで貫
通したモニター孔を設ける場合、シール部材35は、上
記天板41と支持凸部20の間に限らず、モニター孔の
任意の位置に配置することが出来る。
【0031】(実施例3)図12および図13に示され
る本発明の別の実施例では、前記実施例の場合と同様
に、端子挿入部を本体の下方に設け、導電部材40の脚
部材に対してコネクター本体の下方から針状端子を接触
させて、モニター作業を行い得るように構成した場合を
示している。前述したような作用を行わせるために、本
実施例においては、導電部材40を図12に示されるよ
うに構成している。つまり、導電部材40の一方の脚部
材42aから、直角に折り曲げた追加脚部44を、導電
部材本体から後方に突出させて設けている。
【0032】前記導電部材40を収容するために、コネ
クター本体11には、図13に示されるように、脚部材
42aに対応する収納凹部17の前後方向の巾を特に広
く形成し、凸部材20を覆うようにして取付けられる導
電部材40を、コネクター本体の凹部15に対して容易
に装着できるようにしている。また、前記コネクター本
体11の底部分には、前記導電部材40の追加脚部44
に対応する位置に、上下に貫通するモニター孔65を配
置し、該孔65の上部にはシール部材66を設け、該シ
ール部材66は導電部材に設けられた追加脚部44の下
面に取り付けられる。そして、図13に示すように、前
記シール部材66を貫通させるようにして、モニター部
材50の針状端子51を挿入し、前記各実施例の場合と
同様にして、モニターの作業を行うことができる。
【0033】なお、前記図13に示される例において
も、前記実施例2の場合と同様に、コネクター本体に設
けたモニター用の孔を用いて、モニター用の端子を接続
することにより、容易にモニター作業を行うことができ
る。また、本実施例に示されたコネクターにおいても、
モニター作業を行う際に、コネクターの蓋部材等を取り
外したりすることなしに、随時その作業を行うことがで
きるものとなる。
【0034】(実施例4)前述した本発明の各実施例
は、コネクター本体と蓋部材とをそれぞれ硬質の材料に
より構成した場合を示しており、コネクター本体と一体
に設けた凸部材20に対して導電部材を装着して、単線
の接続の作用を行い得るようにしている。これに対し
て、本実施例においては、コネクター本体と蓋部材とを
軟質の材料により構成し、そのコネクター本体の内部に
設けた凸部材20のみを硬質の材料で構成して、該凸部
材20に対して導電部材40を装着して、単線の接続を
行うことができるようにしている。そして、前記シール
部材と同様なスポンジ状の材料で構成したコネクター本
体または蓋部材に、モニター用の針状端子を挿入し、導
電部材に対して該端子を接触させることにより、モニタ
ーの作業を任意の位置から行い得るようにすることが可
能である。
【0035】図14ないし図20に示される本発明の他
の実施例では、コネクター70を構成するコネクター本
体71と、蓋部材75との各部材を、前述したように、
軟質の弾性を有するゴムや、スポンジ、または、軟質の
プラスチック等の材料を用いて構成している。また、前
記コネクター本体71の内部に硬質の材料で構成した凸
部材80を収容しておき、該凸部材80に対して導電部
材40を装着して、該導電部材40を用いて単線の接続
を行い得るようにする。この実施例において、図14に
示されるように、コネクターを小型のものとして構成
し、コネクター本体に対して、その前部に2つの単線挿
入孔72、72aを平行に配置して、該孔を凸部材80
に設ける挿入孔85に連通させる。
【0036】本実施例のコネクター70は、図14のC
−C断面で示される図15、およびD−D断面で示され
る図16に示されるように、コネクター本体71の中央
部に中空部74を設け、その中空部74に凸部材80を
収容する。また、前記中空部74の上部に若干巾の広い
開口73を配置して、該開口73に対して蓋部材75を
挿入して、固定保持させるようにする。前記蓋部材75
には、その下面に導電部材40を一体に取り付けてお
り、該導電部材40が蓋部材75から外れないようにす
るために、導電部材40の側部に蓋部材のフランジ86
が覆うようにしている。したがって、前記蓋部材75と
導電部材40とは、ほぼ一体のものとして形成される。
【0037】前記コネクター本体71の中空部に収容さ
れる凸部材20は、図17に示されるように、本体の下
部から、その長さ方向の両側に横凸部82、82を突出
させて設け、前後の両側の所定の位置にも突起83を設
けている。また、前記凸部材80には、その中央部に上
下に貫通する中孔84を設けるとともに、従来の凸部材
の場合と同様に、単線を挿入するための2つの挿入孔8
5を設けている。そして、前記凸部材80は、図15お
よび図16に示されるように、コネクター本体71の中
空部に収容され、該凸部材80の下部に設けた横凸部8
2を、コネクター本体の空間部の下部の側部に埋め込む
ことにより、該部材80をコネクター本体の内部に固定
保持出来るようにしている。
【0038】また、本実施例のコネクターは、単線の接
続を行う前には、図18に示されるように、コネクター
本体71に対して導電部材40を半嵌入した状態にされ
ている。その際に、凸部材80に設けた突起83に対し
て、導電部材40の脚部材の中央部に設けた中スリット
45が係合し、該導電部材の脚部材の両側の部分が、コ
ネクター本体71の中空部72の壁に押圧されて、該導
電部材40を保持するとともに、蓋部材85のフランジ
86が、開口73の内側に若干入り込み、該開口をシー
ルする状態となっている。そして、前記凸部材83と導
電部材との係合関係、および蓋部材の取付け関係によ
り、本体71と蓋部材とが一体に保持されている。
【0039】前記図18に示されたようなコネクターを
用いて単線の接続を行う場合には、図14に示されたコ
ネクター本体の前部の挿入孔72、72aから、単線を
挿入し、図19に示されるように、凸部材80の挿入孔
85に対して、それぞれの単線5、6を位置決めする。
そして、前記蓋部材75の上部から押圧力を加えて、導
電部材40を凸部材80に向けて押し込む動作を行うこ
とにより、前記導電部材による場合と同様な単線の接続
作業を行うことができる。また、前述したようにして単
線の接続の作業を行うことにより、蓋部材75がコネク
ター本体71の上開口73に嵌入されて、該コネクター
本体71の中空部74が、挿入孔の部分を除いて密閉状
態に設定される。なお、前記挿入孔の部分にはグリース
等を充満させることにより、単線接続部には、外気が入
り込まないようにされる。
【0040】前述したようにして単線の接続が行われた
本実施例のコネクター70に対して、モニターの作業を
行う際には、図20に示されるようにして、コネクター
の周囲の任意の位置からモニター作業を行うことができ
る。つまり、本発明のこの実施例に示される蓋部材75
とコネクター本体71とは、ゴムスポンジ等のような柔
軟な部材により構成されているのであるから、そのコネ
クターの任意の位置からモニター部材の針状端子51を
挿入して、導電部材40に接触させることができる。
【0041】例えば、蓋部材75の上部から端子51を
刺し込む場合には、直接導電部材40の天板に対して、
モニター用端子を接触させることができるものであり、
コネクター本体の横から端子を刺し込む場合には、導電
部材の脚部材に接触させることができる。これに対し
て、コネクター本体の下部から端子を刺し込む場合に
は、凸部材80の中孔84を通して、導電部材の天板の
下面に端子を接触させることができる。したがって、前
記図20に示されるように、コネクター70の任意の位
置から、針状端子を刺し込むことによって、モニターの
作業を容易に行うことができ、そのモニター作業の終了
後に、端子を引き抜くことにより、その孔は自然に塞が
れる状態となる。
【0042】なお、上記実施例4では、蓋部材75に比
較的厚いゴムスポンジ等を用いた場合を述べたが、該蓋
部材75は、薄い膜状のゴム等を導電部材の天板に固着
することによっても形成することができ、この場合は実
施例4に示されたように、本体上部に設けられた開口7
0を必要とせず、本体71の構造を一層簡素化すること
ができる。また、本実施例においては、凸部材は硬質の
プラスチックにより構成することの他に、比較的硬いゴ
ム等の弾性体により構成することも出来る。そして、前
記凸部材をゴムにより構成する場合には、本体のゴムと
凸部材のゴムとを容易に一体化することが可能になる。
【0043】(実施例5)前述したように、本発明にお
いては、従来の電話回線の接続の場合と同様に、1回線
の電話回線に対して、2個のコネクターを用いてそれぞ
れの単線の接続を行い、そのコネクターに対して直接モ
ニター作業を行うようにしている。しかし、前述したよ
うな各種のモニター手段を用いる場合でも、最も簡単な
方式は、蓋部材の部分から行うことである。つまり、前
記第1実施例に示されたように、蓋部材に対してシール
部材を設け、前記シール部材を介して針状の端子を刺し
込んで、導電部材に端子を接触させ、モニターを行うこ
とが、最も簡便なモニター方式である。ところが、前述
したように、蓋部材の天板の下部に導電部材40を密着
させて配置した状態で、図21に示されるようにして、
モニター部材の針状端子51を挿入すると、針状端子5
1の先端部が尖っていない場合や、針の先が曲がってい
る場合には、シール部材35を針が貫通して導電部材4
0の天板に接触出来ない場合が発生する。
【0044】そこで、前述したような問題を解決するた
めに、例えば、図22に示されるように、蓋部材30に
設ける孔の上部を大径部36に、下部を小径部36aと
して構成し、上部の大径部にシール部材37を装着し、
小径部36aを高さhの空間部として設定する。そし
て、前記蓋部材の上部に配置したシール部材37に対し
て針状端子51を刺し込む場合には、図23に示される
ように、鋭利でない針51の先端部が、シール部材37
を下部に押圧して、シール部材37を突き抜く状態とな
るまでに、十分な空間を確保することができることにな
る。
【0045】また、本発明においては、図24に示され
るように、蓋部材30に設けるシール部材38を、上下
に凹部38a、38bを設けたもので構成することがで
きる。そして、図25に示されるように、モニター部材
50の針状端子51が、前記シール部材38の薄い部分
を貫通させるようにすることができる。この実施例の場
合には、細い針状端子が貫通する部分のみを、薄い部分
として構成するので、針を引き抜いた後で、その周囲の
厚い部分の圧力で、針の孔を容易に塞ぐことができ、コ
ネクター内部の密閉作用に対して、支障が生じたりする
ことがないようにされる。さらに、本発明においては、
図26に示すように、蓋部材の天板と導電部材の天板と
の間に所定の隙間hを持たせた状態で、導電部材を蓋部
材に支持させる手段を用いることも可能である。そし
て、その場合には、前記図23に示されたように、比較
的厚いシール部材を針状端子が貫通する際に、針が貫通
するまでそのシール部材を湾曲させることができる。
【0046】前述したようなシール部材の構成に加え
て、本発明においては、図27に示されるように、シー
ル部材39の導電部材側の下面に凹部39aを形成し、
その部分でのシール部材の厚さを少なくして、モニター
部材の針状端子の挿入を容易に行い得るようにすること
ができる。前記図27に示される例では、図25に示さ
れた例と同様に、端子が貫通する部分のみを薄いものと
して構成することにより、針を引き抜いた後で、針の孔
を自然な状態で塞ぐことができるものとなる。
【0047】前述したように、本発明のコネクターにお
いては、従来の端子箱を用いる場合のように、2種類の
接続部材を使用せずに、1種類のコネクターのみを用い
て電話回線の接続の作業を行い、そのコネクターを介し
てモニターの作業を行うことができる。そして、前記コ
ネクターに対するモニターの作業を行う際にも、コネク
ターの任意の位置からモニター用の端子を挿入して、携
帯電話機を使用することが可能になり、そのモニターに
際して、コネクターに対して悪影響を与えたりすること
が防止される。
【0048】
【発明の効果】本発明のモニター可能なコネクターは、
前述したような構成を有するものであるから、本発明に
おいては、コネクターを用いて電話回線の接続を行う場
合に、従来の接続手段のように、2種類の接続部材を使
用する必要がなく、コネクターのみを用いて回線の接続
を行うことができる。したがって、本発明のコネクター
を用いて電話線の接続を行う場合には、その回線の接続
作業を能率良く行うことができるとともに、端子箱に収
容出来る電話回線の分岐部の数を多くすることができ
る。また、本発明のコネクターに対して、モニター手段
を直接接続出来るので、コネクターを用いて回線の接続
を行った後で、随時コネクターを介してモニターの作業
を行うことができ、そのモニターの作業の後で、コネク
ターの内部を密閉状態に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のコネクターの構成を示す
分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例のコネクター本体の平面図
である。
【図3】図2のA−A線での断面図である。
【図4】図2のB−B線での断面図である。
【図5】蓋部材を反転して示す斜視図である。
【図6】単線を接続する前の状態を示すコネクターの断
面図である。
【図7】単線を接続した状態を示す図6に対応する断面
図である。
【図8】本発明のコネクターに対するモニター作業の状
態を示す説明図である。
【図9】本発明の第2の実施例のコネクター本体の平面
図である。
【図10】図9に示されるコネクター本体の断面図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施例のコネクターに対する
モニター作業を行う場合の説明図である。
【図12】本発明の第3の実施例に使用される導電部材
の主要部の構成を示す斜視図である。
【図13】図12の導電部材を設けたコネクターに対す
るモニターの作業を行う場合の説明図である。
【図14】本発明の第4の実施例のコネクターの平面図
である。
【図15】図14に示されるコネクターでのC−C線で
の分解断面図である。
【図16】図14に示されるコネクターでのD−D線で
の分解断面図である。
【図17】図14に示されるコネクターに用いられる凸
部材の斜視図である。
【図18】本発明の第4の実施例のコネクターにおける
単線接続前の、各部材の配置状態を示す断面図である。
【図19】図18に示されたコネクターを用いて単線を
接続した状態の断面図である。
【図20】図14に示されるコネクターに対して、モニ
ター作業を行う場合の説明図である。
【図21】図1に示される蓋部材を介してモニターの作
業を行う場合の問題点を示す説明図である。
【図22】蓋部材に取付けたシール部材の下部に隙間を
形成する場合の説明図である。
【図23】図22に示されたシール部材を針状端子が貫
通する状態を示す説明図である。
【図24】シール部材の上下に凹部を形成する場合の説
明図である。
【図25】図24に示されたシール部材を介してモニタ
ーの作業を行う場合の説明図である。
【図26】シール部材の下面に隙間を形成する場合の説
明図である。
【図27】シール部材の下面に対してのみ、凹部を形成
する場合の説明図である。
【図28】従来の端子箱の構成を示す説明図である。
【図29】従来のコネクターの構成を示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 コネクター 11 コネクター本体 15 凹部 20 凸部材 30 蓋部材 35 シール部材 40 導電部材 42 脚部材 50 モニター部材 51 針状端子 60 モニター孔 70 コネクター 75 蓋部材 80 凸部材。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線の本線から利用者の端末に向け
    て分岐する手段を設け、該分岐部で本線と分岐回線との
    接続を行うためのケーブル用のコネクターであって、前
    記双方のケーブルの単線を、外面を絶縁体で構成したコ
    ネクター本体に挿入し、該単線を1つの導電部材により
    電気的に接続し、前記導電部材により単線を接続した状
    態で、コネクター本体の開口部を覆うように蓋部材を配
    置して、前記単線の接続部を密閉状態に保持するように
    構成するとともに、前記コネクター本体もしくは蓋部材
    の少なくとも一部に、コネクターの外方から前記導電部
    材に通じる端子挿入部を設け、該端子挿入部の一部に弾
    性体により構成されるシール部材を配置し、該シール部
    材を介してモニター部材の針状端子を刺し込み、導電部
    材に導通させることにより、コネクターを用いてモニタ
    ーを行い得るように構成することを特徴とするモニター
    可能なコネクター。
  2. 【請求項2】 前記蓋部材の外方から導電部材に通じる
    端子挿入部を設け、前記蓋部材にシール部材を設けると
    ともに、前記蓋部材の外方から刺し込んだ針状端子を用
    いて、導電部材の天板に対してモニター部材を導通さ
    せ、モニターの作業を行い得るように構成することを特
    徴とする請求項1に記載のモニター可能なコネクター。
  3. 【請求項3】 前記コネクター本体の外方から導電部材
    に通じる端子挿入部を本体の一部に設け、前記端子挿入
    部の一部にシール部材を配置するとともに、該シール部
    材を貫通するように刺し込んだ針状部材にモニター部材
    を接続し、モニターの作業を行い得るようにすることを
    特徴とする請求項1に記載のモニター可能なコネクタ
    ー。
  4. 【請求項4】 コネクター本体と蓋部材とを弾性を有す
    る材料により構成し、該コネクター本体または蓋部材の
    いずれの方向からも、針状のモニター端子を刺し込むこ
    とができるように構成することを特徴とする請求項1に
    記載のモニター可能なコネクター。
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