JPH0311814Y2 - - Google Patents

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JPH0311814Y2
JPH0311814Y2 JP1989000304U JP30489U JPH0311814Y2 JP H0311814 Y2 JPH0311814 Y2 JP H0311814Y2 JP 1989000304 U JP1989000304 U JP 1989000304U JP 30489 U JP30489 U JP 30489U JP H0311814 Y2 JPH0311814 Y2 JP H0311814Y2
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insulation displacement
wiring
modular connector
pressure contact
base
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電話機や通信機等の接続に主として
使用するモジユラーコネクタ付ローゼツトに関す
るものである。
従来の技術 従来、電話機や通信機等の接続に主として使用
するコネクタとして、いわゆるモジユラーコネク
タがあり、種々使用されている。そして、最近で
は、電話機や通信機等の設置工事等を簡単化する
ものとして、これらモジユラーコネクタを単数又
は複数配設したモジユラーコネクタ付ローゼツト
等が開発され、使用されてきている。これらの従
来のローゼツトは、モジユラーコネクタソケツト
を取り付けたベース台上にて、工事用ケーブルの
各ケーブル配線コードと、モジユラーコネクタソ
ケツトの接触子に一端を接続した接触子配線コー
ドの他端との間の配線接続をビス止めにて行つて
いた。
考案が解決しようとする課題 このような従来のモジユラーコネクタ付ローゼ
ツトでは、配線接続を、各コード一本一本につい
て、ビス止めすることによつて行わなければなら
ないので、その配線接続作業に手間がかかつてい
た。
またさらには、ビス止めにてコードを接続する
ためのワツシヤーや金具も必要であり、部品点数
も多く、且つ接続のためのスペースも広く取るた
めローゼツト全体も大きくされていた。特に、接
続するためのコードが多いとそれが顕著であつ
た。
本考案の目的は、このような従来の問題点を解
消しうるモジユラーコネクタ付ローゼツトを提供
することである。
課題を解決するための手段 本考案によれば、このような目的は、前壁部を
有したベース台と、該ベース台の前記前壁部のほ
ぼ中央部に設けられたモジユラーコネクタソケツ
トと、前記前壁部に設けられた前記モジユラーコ
ネクタソケツトの背後に延びる空間を間に与える
ようにして、前記ベース台上に載置される少なく
とも1対の圧接端子配列ブロツクとを備えてお
り、前記モジユラーコネクタソケツトは、相手プ
ラグを受け入れる開口と、該相手プラグの接触子
と接触する複数の接触子と、これら接触子に一端
を接続した接触子配線コードとを有しており、前
記圧接端子配列ブロツクの各々には、前記各接触
子配線コードを圧接結線するための第1の圧接結
線部を下方に突き出し、工事用ケーブルの各ケー
ブル配線コードを圧接結線するための第2の圧接
結線部を上方に突き出すようにして複数の圧接端
子が配列されており、前記ベース台には、前記圧
接端子配列ブロツクの各々が載置される部分に、
前記接触子配線コードの他端部分を配設するため
の配線用溝が形成されており、且つそれら配線用
溝の底部には前記圧接端子の前記第1の圧接結線
部の先端を受け入れるための圧接結線部受入れ溝
が形成されており、前記接触子配線コードの他端
部分を前記空間に相当する部分を通して左右に振
り分けて前記各対応する配線用溝に配設し、各圧
接端子の前記第1の圧接結線部の先端が対応する
前記各圧接結線部受入れ溝へ挿入されるようにし
て、前記圧接端子配列ブロツクを前記ベース台上
へ載置するとき、前記各配線用溝に配設された接
触子配線コードと各圧接端子の第1の圧接結線部
との圧接結線がなされ、前記工事用ケーブルの前
記ケーブル配線コードが後方から前記空間へ通さ
れて左右に振り分けられて前記各対応する第2の
圧接結線部に対して圧接結線されるようにしたモ
ジユラーコネクタ付ローゼツトによつて達成され
る。
実施例 次に、添付図面に基づいて、本考案の実施例に
ついて本考案をより詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例としてのモジユラ
ーコネクタ付ローゼツトに使用するモジユラーコ
ネクタソケツトを示しており、第1図Aは、その
平面図、第1図Bは、その正面図、第1図Cは、
その底面図、第1図Dは、その側面図である。こ
のコネクタソケツト1は、従来のモジユラーコネ
クタソケツトと同様に、相手プラグを受け入れる
開口11を正面に有したプラスチツク製のソケツ
トハウジング10を有しており、このソケツトハ
ウジング10には、相手プラグの接触子と接触す
る複数の接触子20が配設されている。ソケツト
ハウジング10の両側面には、弾性的に開閉しう
る一対の係止舌片12が一体的に形成されてい
る。また、ソケツトハウジング10の両側面の上
部には、各対応する係止舌片12の係合部12A
の付近に後述するような係止舌片の変形破損防止
用の突部13が形成されている。
次に、前述したようなモジユラーコネクタソケ
ツトを取り付けた本考案のモジユラーコネクタ付
ローゼツトの一実施例について、第2図、第3図
および第4図を参照して説明する。
第2図は、モジユラーコネクタソケツトを1個
使用した本考案のモジユラーコネクタ付ローゼツ
トの一実施例を示す分解部品配列斜視図である。
このモジユラーコネクタ付ローゼツトは、主とし
て、プラスチツク製のベース台30と、モジユラ
ーコネクタソケツト1と、1対のプラスチツク製
の圧接端子配列ブロツク40,50と、各圧接端
子配列ブロツク40,50に配設された複数の圧
接端子60と、プラスチツク製のカバーケース7
0とを備えている。
ベース台30には、モジユラーコネクタソケツ
ト1の接触子20に接続された接触子配線コード
21を圧接結線のために配設するための配線用溝
31が形成されている。この配線用溝31の両側
壁には、圧接端子60の圧接結線部の両側縁を受
け入れる溝31Aが形成されている。この溝31
Aは、図には表れていないが、これら配線用溝3
1の底部より深くされていて、圧接端子60の圧
接結線部の先端を受け入れるための圧接結線部受
入れ溝が形成されている。配線用溝31の側方先
端側には、後述する配線コードの余長を切断する
切断工具(図示せず)を受けるための受け凹部3
1Bが形成されている。更に、ベース台30に
は、圧接端子配列ブロツク40,50に圧入され
た後述する固定金具41,51をそれぞれ受け入
れるための固定用溝32,33が形成されてい
る。更にまた、ベース台30には、本ローゼツト
を所定位置に固定するための取付ねじ80を挿入
するための取付ねじ用挿入孔34が形成されてお
り、電話配線工事用等のケーブル90のためのケ
ーブル押え部35が形成されている。ベース台3
0の正面部には、モジユラーコネクタソケツト1
を着脱自在に装着するための壁部36が設けられ
ていて、この壁部36の中心部には、モジユラー
コネクタソケツト1の開口11を露出させる開口
37が設けられている。開口37の両側部の上部
には、モジユラーコネクタソケツト1の係止舌片
の変形破損防止用突部13を受け入れるための突
部受入れ溝38が設けられている。
圧接端子配列ブロツク40,50の各々の前後
端には、これら圧接端子配列ブロツクをベース台
30上に取付け固定するための固定金具41及び
51がそれぞれ圧入固定されるようになつてい
る。更に、これら圧接端子配列ブロツク40,5
0には、それぞれ複数の圧接端子60が圧入固定
されるようになつている。さらに、ブロツク4
0,50の上面には、工事用ケーブル90のケー
ブル配線コード91を圧接結線のために配設する
ための配線用溝42,52が設けられており、こ
の配線用溝の側方先端側には、後述するコードの
余長を切断する切断工具(図示せず)を受けるた
めの受け凹部42A,52Aが形成されている。
圧接端子60は、下部にモジユラーコネクタソ
ケツト1の接触子20からの接触子配線コード2
1の他端に圧接結線するための圧接スリツトを有
した第1の圧接結線部61と、上部に工事用ケー
ブル90の各ケーブル配線コード91を圧接結線
するための圧接スリツトを有した第2の圧接結線
部62とを有している。
カバーケース70は、ベース台30に対して結
合されうるようになつており、ベース台30に対
して結合されたとき、モジユラーコネクタソケツ
ト1の開口11を露出させるためのソケツト窓7
1が設けられている。
このようなローゼツトの組み立て方法につい
て、次に、特に第3図および第4図を参照して説
明する。
先ず、接触子配線コード21の一端をそれぞれ
対応する接触子20に結線したモジユラーコネク
タソケツト1をベース台30の前壁部36の開口
37へ装着する。このような装着前の状態を、第
4図Aに示している。第4図Aは、ベース台30
の前壁部36の縦断面図を示している。第4図A
によく示されているように、ベース台30の前壁
部36の突部受入れ溝38の下方に、係止段部3
9および舌片拡開防止突起39Aが設けられて
る。
第4図Bは、ベース台30の開口37へモジユ
ラーコネクタソケツト1を挿入し始めた状態を示
している。モジユラーコネクタソケツト1の係止
舌片12は、突部受入れ溝38へ入れられ、それ
らの内壁部によつていくらか閉じられるようにさ
れた状態にて押入されていく。
第4図Cは、ベース台30の開口37へモジユ
ラーコネクタソケツト1を挿入完了した状態を示
している。モジユラーコネクタソケツト1の係止
舌片12は、突部受入れ溝38の内壁下端をその
係合部12Aが越えたときに、その弾性によつて
外方に開いて、各係止舌片12の係合部12Aが
係止段部39に係合する。この時、モジユラーコ
ネクタソケツト1の突部13は、突部受入れ溝3
8に嵌合する。この嵌合状態で、突部13は、ソ
ケツトへ結合される相手プラグへ加えられる力に
よつてソケツトにこじり力が加えられても、それ
らが直接的に係止舌片に加えられて係止舌片が変
形されたり破損されたりしないようにする。ま
た、この状態で、舌片拡開防止突起39Aは、係
止舌片12の係合部12Aの外側にあつて、前述
したようなこじり力等が加えられたときに係止舌
片12が広がつてしまうのを防止する。
このようにして、ベース台30にモジユラーコ
ネクタソケツト1を装着した後、その接触子20
に結線された接触子配線コード21をベース台3
0の対応する配線用溝31へそれぞれ配設する。
このとき、第2図からわかるように、1対の圧接
端子配列ブロツク40,50がベース台30上に
記載されるとき、それらブロツク40,50の間
で且つモジユラーコネクタソケツト1の背後に延
びる空間に相当する部分を通して、それら接触子
配線コード21を左右に振り分けて各対応する配
線用溝31へそれぞれ配設するのである。そし
て、配線用溝31より突出して延長されているコ
ード21の余長を図示しない切断工具を上方より
下降させて工具を受ける受け凹部31B内にて切
断する。この状態で、各圧接端子配列ブロツク4
0及び50を、それらの固定金具51および51
がベース台30の対応する固定用溝32および3
3へ挿入され、且つ各圧接端子60の第1の圧接
結線部61が対応する溝31Aへ挿入されるよう
にして、ベース台30上へ設置する。これによ
り、ベース台30への各ブロツク40および50
の固定と、各圧接端子60の第1の圧接結線部6
1への接触子配線コード21の圧接結線とが同時
になされる。
以上までの工程が工場にて実施される。これに
より自動化が可能となり、より大量生産ができる
ので安価になる。
次に、工事現場にて、このようにしてベース台
30上に設置された圧接端子配列ブロツク40お
よび50の間の空間へ後方からケーブル90のコ
ード61を通して左右に振り分けて、それらブロ
ツク40および50の各圧接端子60の第2の圧
接結線部62の圧接スリツトのそれぞれに各対応
コード91を簡単な圧接および余長切断工具にて
圧接結線と余長切断とを一括して行う。この結線
完了状態を第3図に斜視図にて示している。この
場合も配線用溝より突出して延長されているコー
ド61の余長を図示しない余長切断工具を上方よ
り下降させてその工具を受ける受け凹部42A,
52A内にて切断する。
取付けねじ80を孔34に通して所望の壁部等
にベース台30を取り付け、最後に、ベース台3
0に対してカバーケース70をかぶせれば配線工
事の完了となる。カバーケース70のソケツト窓
71から露出したモジユラーコネクタソケツト1
の開口11へ、電話機等の使用機器へのケーブル
に結線された相手プラグを挿入結合させることが
できる。
考案の効果 本考案のモジユラーコネクタ付ローゼツトは、
モジユラーコネクタソケツトの各接触子に接続さ
れた各接触子配線コードと工事用ケーブルの各ケ
ーブル配線コードとの配線接続が、圧接端子配列
ブロツクに配列した圧接端子を介してすべて圧接
結線にて行われるので、その配線接続作業を極め
て簡単化することができる。
さらには、圧接端子は小さくて良いので、隣接
する圧接端子相互間は小さくすることができるの
で、ローゼツト全体の小型化、高密度化が可能と
なる。そして、このような配線作業の簡単化およ
び高密度化は、本考案においては、モジユラーコ
ネクタソケツトの背後に延びる空間を間に与える
ようにして少なくとも1対の圧接端子配列ブロツ
クをベース台上に載置しうるようにしたことで、
より高められているのである。何故ならば、モジ
ユラーコネクタソケツトからの多数の接触子配線
コードおよび工事用ケーブルの多数のケーブル配
線コードを、すべてその空間を通すようにして、
左右の圧接端子配列ブロツクの方へ振り分け配線
できるからである。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1図A,B,CおよびDは、本考
案の一実施例としてのモジユラーコネクタ付ロー
ゼツトに使用するモジユラーコネクタソケツトの
それぞれ平面図、正面図、底面図および側面図、
第2図は、第1図のモジユラーコネクタソケツト
を使用した本考案のモジユラーコネクタ付ローゼ
ツトの一実施例を示す分解部品配列斜視図、第3
図は、第2図のモジユラーコネクタ付ローゼツト
の配線完了状態を示す斜視図、第4図A,Bおよ
びCは、第2図のモジユラーコネクタ付ローゼツ
トのベース台への第1図のモジユラーコネクタソ
ケツトを装着する過程を説明するための断面図で
ある。 1……モジユラーコネクタソケツト、10……
ソケツトハウジング、11……開口、20……接
触子、21……接触子配線コード、30……ベー
ス台、31……配線用溝、36……前壁部、37
……開口、40,50……圧接端子配列ブロツ
ク、60……圧接端子、61……第1の圧接結線
部、62……第2の圧接結線部、70……カバー
ケース、90……工事用ケーブル、91……ケー
ブル配線コード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前壁部を有したベース台と、該ベース台の前記
    前壁部のほぼ中央部に設けられたモジユラーコネ
    クタソケツトと、前記前壁部に設けられた前記モ
    ジユラーコネクタソケツトの背後に延びる空間を
    間に与えるようにして、前記ベース台上に載置さ
    れる少なくとも1対の圧接端子配列ブロツクとを
    備えており、前記モジユラーコネクタソケツト
    は、相手プラグを受け入れる開口と、該相手プラ
    グの接触子と接触する複数の接触子と、これら接
    触子に一端を接続した接触子配線コードとを有し
    ており、前記圧接端子配列ブロツクの各々には、
    前記各接触子配線コードを圧接結線するための第
    1の圧接結線部を下方に突き出し、工事用ケーブ
    ルの各ケーブル配線コードを圧接結線するための
    第2の圧接結線部を上方に突き出すようにして複
    数の圧接端子が配列されており、前記ベース台に
    は、前記圧接端子配列ブロツクの各々が載置され
    る部分に、前記接触子配線コードの他端部分を配
    設するための配線用溝が形成されており、且つそ
    れら配線用溝の底部には前記圧接端子の前記第1
    の圧接結線部の先端を受け入れるための圧接結線
    部受入れ溝が形成されており、前記接触子配線コ
    ードの他端部分を前記空間に相当する部分を通し
    て左右に振り分けて前記各対応する配線用溝に配
    設し、各圧接端子の前記第1の圧接結線部の先端
    が対応する前記各圧接結線部受入れ溝へ挿入され
    るようにして、前記圧接端子配列ブロツクを前記
    ベース台上へ載置するとき、前記各配線用溝に配
    設された接触子配線コードと各圧接端子の第1の
    圧接結線部との圧接結線がなされ、前記工事用ケ
    ーブルの前記ケーブル配線コードが後方から前記
    空間へ通されて左右に振り分けられて前記各対応
    する第2の圧接結線部に対して圧接結線されるこ
    とを特徴とするモジユラーコネクタ付ローゼツ
    ト。
JP1989000304U 1989-01-05 1989-01-05 Expired JPH0311814Y2 (ja)

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JPH01121261U JPH01121261U (ja) 1989-08-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323948A (en) * 1976-08-13 1978-03-06 Suami T Novel process for preparing streptamine derivatives

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323948A (en) * 1976-08-13 1978-03-06 Suami T Novel process for preparing streptamine derivatives

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JPH01121261U (ja) 1989-08-17

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