JP3473420B2 - 情報コンセント - Google Patents

情報コンセント

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JP3473420B2
JP3473420B2 JP21210398A JP21210398A JP3473420B2 JP 3473420 B2 JP3473420 B2 JP 3473420B2 JP 21210398 A JP21210398 A JP 21210398A JP 21210398 A JP21210398 A JP 21210398A JP 3473420 B2 JP3473420 B2 JP 3473420B2
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善弘 正垣
寛 梅山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気信号を伝送す
る信号線を中継するために用いられる情報コンセントに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声信号や情報信号などの電
気信号を伝送する信号線を中継するための情報コンセン
トとしてモジュラジャックが用いられている。モジュラ
ジャックのハウジングはモジュラプラグが着脱自在に接
続されるプラグ接続台を備え、プラグ接続台に、モジュ
ラプラグの接触子と弾接する複数本のコンタクトと、先
端に圧接スリットを有しコンタクトに電気的に接続され
る端子とを設けたものがあり、電線を圧接スリットに圧
入すると圧接スリットの両側縁で絶縁被覆を切りながら
芯線を挟みこむ構造を有するものがあった。ところで、
電線を圧接スリットに圧入する際には、電線を端子の位
置に合わせて整列させた状態で圧入する作業が必要にな
るが、別途に工具や冶具を必要とすることなく圧接作業
を行うために、ハウジングにレバーを枢支した構造のも
のが提案されている。レバーは、端子に被さる位置と端
子を開放する位置とで起伏自在になっており、電線を端
子の位置に合わせて整列させ、レバーをハウジング側に
倒したときに電線を端子の圧接スリットに圧接できるよ
うに形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したモジュラジャ
ックは施工面に固定される取付枠に取り付けられる構造
となっていないため、取付枠を用いて埋込配線すること
ができないという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、電線の接続作業を容
易にした取付枠に取付可能な情報コンセントを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、前面が略矩形状に形成される
と共に前面にモジュラプラグが挿入されるプラグ挿入口
が形成され、施工面に固定される取付枠に結合される取
付け部を有するアダプタと、アダプタ内に固定されアダ
プタのプラグ挿入口を通して挿入されたモジュラプラグ
が着脱自在に接続されるハウジング、モジュラプラグの
接触子に弾接するようにハウジング内に配列された複数
本のコンタクト、各コンタクトに電気的に接続されると
ともにハウジングから突出する形で配列され絶縁被覆を
有する電線を圧接スリットに圧入すると圧接スリットの
両側縁で絶縁被覆を切りながら芯線を挟み込む複数個の
端子、およびハウジングに設けた軸受部に枢支される回
転軸を有し端子に接続される複数本の電線を整列した形
で保持するとともに端子に被さって圧接スリットに電線
を圧入する位置と端子を開放する位置との間で起伏自在
となるレバーを有するモジュラジャックとを備え、レバ
ーにおける端子との対向面に複数本の電線を分離して保
持する複数の分離板を突設することによって、レバーの
両側壁と分離壁との間および隣合う分離壁の間に各々の
電線を通して保持する分離通路を形成したことを特徴と
し、モジュラジャックは、端子に接続される複数本の電
線を整列した形で保持するとともに端子に被さって圧接
スリットに電線を圧入する位置と端子を開放する位置と
の間で起伏自在となるレバーを備えているので、別途に
工具や冶具を必要とすることなく電線の圧接作業を行う
ことができ、しかもモジュラジャックを保持するアダプ
タに取付枠に結合するための取付け部を設けているの
で、配線器具を埋込配線するための取付枠を用いて情報
コンセントを埋込配線することができる。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、アダプタの短幅方向の寸法を取付枠の開口窓の長
手方向寸法の略3分の1とし、取付枠の長手方向に沿っ
た上中下の各取付位置にアダプタを取付可能としたこと
を特徴とし、アダプタを他の配線器具とともに取付枠に
並設することができる。
【0007】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、モジュラジャックのハウジングは、モジュ
ラプラグが着脱自在に接続されるプラグ接続台と、コン
タクトおよび端子が一体的に形成された導電体を保持し
プラグ接続台に嵌合固定される端子基台とからなり、端
子基台は、端子が一面から突出する形で配列され端子が
突出する部位とは異なる部位に軸受部が設けられた保持
台と、保持台との間に導電体を保持するベースとからな
ることを特徴とし、端子基台はプラグ接続台に嵌合固定
されるので、接着剤を用いることなく端子基台とプラグ
接続台とを結合することができ、ベースと保持台とを接
着剤で結合したとしても、組立工程においてベースと保
持台とを相対的にスライドする過程がないから、接着部
位を相対的にスライドさせることによって接着剤がはみ
出すことがなく、歩留まりの悪化を防止することができ
る。
【0008】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、保持台およびベースの内の一方に被係合部を設け
るとともに、他方に被係合部と係合する係合部を設けた
ことを特徴とし、係合部と被係合部とが係合することに
よって保持台とベースとが結合されるので、接着剤を使
用することなく保持台とベースとを結合することがで
き、接着剤がはみ出して歩留まりが悪くなることがな
く、接着剤の硬化を待つ待ち時間が不用になるから組立
作業性を向上させることができる。
【0009】請求項5の発明では、請求項3の発明にお
いて、保持台およびベースの内の一方に突起を設けると
ともに、他方に突起と凹凸係合する凹所を設けたことを
特徴とし、突起と凹所とを凹凸係合することによって保
持台とベースとが結合されるので、接着剤を使用するこ
となく保持台とベースとを結合することができ、接着剤
がはみ出して歩留まりが悪くなることがなく、接着剤の
硬化を待つ待ち時間が不用になるから組立作業性が向上
し、しかも突起と凹所とが凹凸係合することにより、保
持台およびベースが対向する面内において保持台とベー
スとの位置ずれを防止することができる。
【0010】請求項6の発明では、請求項1乃至5の発
明において、アダプタ前面の内側に沿ってスライド自在
に設けられプラグ挿入口を開閉する扉を設けたことを特
徴とし、モジュラプラグが接続されていないときには、
プラグ挿入口が扉によって閉じられ、プラグ挿入口から
アダプタの内部に埃などが侵入するのを防止することが
できる。
【0011】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
いて、扉をプラグ挿入口を閉じる向きに付勢する手段を
設けたことを特徴とし、扉はプラグ挿入口を閉じる方向
に付勢されているので、アダプタがどのような方向に取
り付けられたとしても、モジュラプラグが接続されてい
ないときにはプラグ挿入口が扉によって閉じられ、プラ
グ挿入口からアダプタの内部に埃などが侵入するのを確
実に防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
10を参照して説明する。
【0013】本実施形態の情報コンセントAは、モジュ
ラプラグBが接続されるモジュラジャック30と、施工
面に固定される取付枠60にモジュラジャック30を取
り付けるためのアダプタ1とを備えている。
【0014】アダプタ1は、背面が開口する略箱状に形
成された合成樹脂製のボディ2と、ボディ2の背面を覆
う合成樹脂製のカバー3とから構成される。
【0015】ボディ2は前面が略矩形状に形成されてお
り、前面には直方体状の突台4が形成され、突台4の両
側には突台4よりも一段低くなった段部5が形成されて
いる。各段部5の側縁には側方に突出する一対の係止爪
片6がそれぞれ突設され、各段部5には側方に開口する
結合凹所7が夫々形成されており、係止爪片6及び結合
凹所7から取付枠60に結合するための取付け部が構成
される。突台4の略中央にはモジュラプラグが挿入され
るプラグ挿入口8が開口する。図3に示すように、突台
4前面における内側の部位であって、プラグ挿入口8の
両側の部位には上下方向に沿って走る突条9が形成さ
れ、この突条9に対してプラグ挿入口8と反対側の部位
にはそれぞれ一対の圧着部10が上下に突設され、プラ
グ挿入口8と圧着部10との間の部位にはモジュラジャ
ック30を支持する受け台11が突設されている。ま
た、ボディ2の両側面からは組立片12が背面側に突設
され、組立片12の先端には係止爪13が形成されてい
る。
【0016】一方、カバー3は前面が開口しており、カ
バー3前面の両側縁には側方に突出するフランジ14,
14が形成され、各フランジ14の係止爪13に対応す
る部位には係止爪13が係合する係合孔15が設けられ
ている。カバー3の背面16における一端側には背方に
突出するモジュラジャック収納部17が設けられてお
り、カバー3の背面16およびモジュラジャック収納部
17の表面には、両者に跨るようにして切欠き18が形
成されている。
【0017】ボディ2の前面における内側には、内面に
沿ってスライド自在に、プラグ挿入口8を開閉する扉1
9が設けられている。扉19はそれぞれ板状に形成され
た上扉20と下扉21とからなる。なお、実施形態の説
明では上下、前後、左右は、説明を容易にするために、
扉19が閉じた状態で、モジュラプラグBが挿入される
プラグ挿入口8を正面側から見て、上扉20側を上とし
て説明するが、情報コンセントAの取付方向を限定する
趣旨のものではない。上扉20の背面側の上部両端には
一対の突起22が突設されている。一方、下扉21の前
面側の下部には前面側に突出する操作片23が突設され
ている。また、下扉21の下部両端には側方に突出する
突片24,24が下扉21と一体に形成され、突片2
4,24には下扉21の側辺に沿う向きにばね受け突起
25,25が突設されている。突台4の前面における内
側には前面側に上扉20が、背面側に下扉21が収納さ
れる。ここで、上扉20の両側面は突条9と当接し、下
扉21の突片24は突台4の両側面の内側に当接してい
るので、上扉20および下扉21はボディ2の上下方向
に沿ってスライドする。このように扉19は上扉20と
下扉21とに2分割されているので、扉19を1枚の扉
で構成した場合に比べて、扉19を閉じた時に上扉20
および下扉21を収納するスペースを小さくすることが
でき、アダプタ1の小型化を図ることができる。なお、
扉19を1枚の扉で構成しても良く、扉19を2分割し
た場合に比べて、部品数を少なくして、組立の手間を削
減することができる。
【0018】ところで、ばね受け突起25にはコイルば
ね26の一端が差し込まれる。コイルばね26の他端は
受け台11と突台4の内側面との間に挿入され、受け台
11および突台4の内側面によってコイルばね26の左
右方向の移動が規制される。短冊状の押さえ板27の両
端部には孔28がそれぞれ形成されており、コイルばね
26の一端をばね受け突起25に差し込み、他端を受け
台11と突台4の内側面との間に挿入した状態で、孔2
8に圧着部10を挿入し、この孔28から突出した圧着
部10の先端部を熱着することにより、押さえ板27が
ボディ2に固定される。この押さえ板27によって、コ
イルばね26およびばね受け突起25すなわち下扉21
の前後方向の移動が規制される。さらに、上扉20は下
扉21に対して突台4側に配置されているので、上扉2
0の前後方向の移動も規制される。
【0019】モジュラプラグBをプラグ挿入口8から挿
入する際には、下扉21に設けられた操作片23を上扉
20側に移動させると、上扉20の突起22が下扉21
に押圧されて、上扉20が下扉21と共に移動し、プラ
グ挿入口8が開放される。また、モジュラプラグBをプ
ラグ挿入口8から引き抜くと、コイルばね26のばね力
によって下扉21がプラグ挿入口8を閉じる方向に移動
し、図示しない係合部によって下扉21が上扉20を引
っ張り、上扉20が下扉21に連動してプラグ挿入口8
を閉じる。したがって、モジュラプラグBがプラグ挿入
口8に挿入されていない時には、アダプタ1がどのよう
な向きに設置されていても、コイルばね26のばね力に
よって扉19がプラグ挿入口8を閉じるので、塵や埃な
どの異物がプラグ挿入口8からアダプタ1の内部に侵入
して、コンタクト35などに付着すことはなく、モジュ
ラプラグBの接触子とコンタクト35が接触抵抗が増加
して、信号伝送の信頼性が低下するのを防止できる。
【0020】ところで、プラグ挿入口8を通して挿入さ
れるモジュラプラグBはモジュラジャック30に結合さ
れる。モジュラジャック30のハウジングは、図4乃至
図7に示すように、絶縁性を有する合成樹脂の成形品で
あるプラグ接続台31と端子基台32とを備えている。
端子基台32は、コンタクト35と端子36とが接続導
体37を介して電気的に接続されて構成される導電体3
8を内部に保持し、プラグ接続台31に結合されてモジ
ュラジャック30を構成する。導電体38は弾性を有す
る金属板を打ち抜いて形成され、端子基台32に8本保
持されている。端子基台32はベース33と保持台34
との2部材からなり、保持台34はベース33の上面に
結合される。
【0021】プラグ接続台31は、アダプタ1のプラグ
挿入口8に対応する前面の部位に、プラグ挿入口8を通
して挿入されたモジュラプラグBが挿入されるプラグ挿
入口39が開口し、端子基台32の前端部が挿入される
挿入孔40が後面下部に開口する中空体であって、後壁
には挿入孔40の上縁に望んで開放された8個の分離ス
リット41が形成されている。またプラグ接続台31の
左右両側面には、それぞれ、側方に突出する一対の係合
突起31cが上下に形成されている。
【0022】ベース33は、プラグ接続台31の下面に
当接する連結支持片42を前端部に備え、保持台34が
載置される保持台載置板43を後端部に備える。プラグ
接続台31の下面には連結支持片42の左右幅にほぼ一
致する幅の連結溝部44が形成され、連結溝部44の内
底面には略T字状の結合突起45が形成される。また、
連結支持片42には結合突起45に係合可能な略T字状
の結合孔46が形成されている。結合孔46は切欠き溝
46aにより連結支持片42の前縁に開放されており、
さらにこの切欠き溝46aによって連結支持片42の前
端部の可撓性が向上する。また、連結支持片42の基部
の両側には連結支持片42に対して上にずれた位置で挿
入係止片47が突設され、挿入係止片47はプラグ接続
台31に形成した挿入孔40の下部に挿入される。しか
して、挿入係止片47がプラグ接続台31の内側に係止
され、連結支持片42がプラグ接続台31の下面に当接
することによって、ベース33がプラグ接続台31に仮
保持されることになる。
【0023】一方、保持台34は、コンタクト35を保
持するコンタクト支持台48を前端部に備え、端子36
が上面側に突出する端子支持台49を後端部に備えてい
る。また、コンタクト支持台48と端子支持台49との
間の部位で端子基台32の上面にレバー支持台50が突
設されている。
【0024】ベース33の保持台載置板43の周部のう
ちプラグ接続台31の下面側に位置する一辺を除いて残
りの3辺にはそれぞれ1本ずつ係合部たる結合フック5
1が連続一体に立設されている。また、保持台34の周
部には結合フック51に係合する被係合部たる結合溝5
2が形成される。各結合フック51の上端部にはベース
33の内側向きに結合爪51aが突設されている。ここ
で、結合フック51が結合溝52に係合することによっ
て、結合フック51が保持台34の三側面に当接すると
ともに結合フック51が結合溝52内に収まり、しかも
ベース33および保持台34の前端部はプラグ接続台3
1に当接して前方への移動が禁止されているから、結果
的にベース33と保持台34とは両者の対向面に沿う面
内での相対的な移動を禁止される。要するに、突起とし
ての結合フック51と凹所としての結合溝52によりベ
ース33と保持台34との相対的な移動が禁止される。
また結合爪51aは保持台34の上面側を係止して保持
台34がベース33から浮き上がるのを禁止する。した
がって、結合フック51と結合溝52とによりベース3
3に保持台34が固定されることになる。
【0025】このように結合フック51と結合溝52と
が凹凸係合することによってベース33に保持台34が
固定されて、端子基台32が組み立てられるから、接着
剤を用いずにベース33と保持台34とを結合すること
が可能である。接着剤を用いなければ接着剤がはみ出す
ことがなく歩留まりのより一層の向上につながるのであ
る。また、接着剤を用いる場合に比較すると接着剤の硬
化を待つ待ち時間が発生せず、生産性を高めることがで
きる。なお、ベース33と保持台34との結合強度をよ
り高める必要があれば、接着剤を併用することも可能で
ある。接着剤を併用する場合でさえも、組立工程におい
てベース33と保持台34とが相対的にスライドする過
程が存在しないから、接着剤がはみ出すのを抑制するこ
とができ、歩留まりが向上する。
【0026】プラグ接続台31に端子基台32を結合す
るには、ベース33と保持台34とを結合した状態で、
保持台34のコンタクト支持台34をプラグ接続台31
の挿入孔40に挿入する。コンタクト支持台34の両側
面には係合突条34aが突設されており、挿入孔40の
内側面には係合突条34aに係合した状態で端子基台3
2を案内する係合溝31aが形成されている。
【0027】したがって、係合突条34aを係合溝31
aに係合させた状態で端子基台32を前方に移動させる
と、保持台34は係合突条34aと係合溝31aとによ
り位置が規制され、ベース33は連結支持片42と連結
溝部44とにより位置が規制されるから、端子基台32
をプラグ接続台31に対して位置規制しながら所定位置
まで挿入することができる。端子基台32が定位置まで
挿入されると端子基台32の前後方向の中間部に形成さ
れたレバー支持台50などがプラグ接続台31の後面に
当接することによって、端子基台32のプラグ接続台3
1に対する挿入量が規制される。
【0028】また、プラグ接続台31に設けた結合突起
45にベース33の結合孔46が係合し、プラグ接続台
31に対して端子基台32の後方への移動が禁止され
る。このとき、ベース33の挿入係止片47が保持台3
4のコンタクト支持台48とともにプラグ接続台31の
挿入孔40に挿入される。ここにおいて、端子基台32
の後端部に下向きの力が作用すると、挿入係止片47を
支点として連結支持片42が上方に移動しようとする
が、連結支持片42はプラグ接続台31の下面に当接し
ているから上方への移動が禁止され、結果的に端子基台
32の後端部が下方に移動することが防止される。ま
た、端子基台32の後端部に上向きの力が作用すると、
挿入係止片47を支点として連結支持片42が下方に移
動しようとするが、レバー支持台50がプラグ接続台3
1の後面に当接しているから移動が禁止され、結果的に
端子基台32の後端部が上方に移動することが禁止され
る。端子基台32の上下方向の移動規制には係合突条3
4aおよび係合溝31aも寄与しているが、上述の作用
によってより確実に上下方向の移動規制がなされる。要
するに、プラグ接続台31と端子基台32とは一部を係
合させることによって結合されているが、がたつきが生
じないように強固に結合される。
【0029】ところで、コンタクト支持台48には前端
部から後上方に向かう形でコンタクト35が配置され、
端子基台32のコンタクト支持台48をプラグ接続台3
1に挿入する際に、各コンタクト35は各分離スリット
41に導入され、各分離スリット41により各コンタク
ト35が案内される。端子基台32がプラグ接続台31
に結合された状態で、コンタクト35の後端部は分離ス
リット41に挿入された状態に保たれ、コンタクト35
は互いに接触しないように分離される。このようにコン
タクト35がプラグ接続台31に挿入されることによ
り、アダプタ1のプラグ挿入口8を通してプラグ接続台
31のプラグ挿入口39に挿入されるモジュラプラグB
の接触子(図示せず)に対してコンタクト35が弾接可
能となるのである。
【0030】図示例のモジュラジャック30は、4対8
芯のツイストペアケーブル80を接続するものであっ
て、8本の導電体38が端子基台32に保持されてい
る。各導電体38に設けた端子36は保持台34に設け
た端子挿通孔53に下から挿通されて端子支持台49の
上面から突出し、前後2列に配列される。端子36は一
対の歯の間に上端縁を開放した圧接スリット36aを有
するフォーク状に形成された圧接形のものであって、圧
接スリット36aの幅は接続する電線の芯線に圧接スリ
ット36aの両側縁が圧接する程度に設定されている。
つまり、絶縁被覆を有する電線を圧接スリット36aに
上方から圧入すると、電線の絶縁被覆を圧接スリット3
6aの両側縁で切ることにより絶縁被覆を剥ぎながら圧
接スリット36aの中に芯線を導入し、圧接スリット3
6aの両側縁間に芯線を挟持するようになっている。こ
の端子はIDC端子とも呼ばれる周知のものである。図
示例では別途の工具や治具を用いることなく端子36に
電線を接続可能とするために、複数本の電線をまとめて
保持する整列機能および電線を端子36の圧接スリット
36aに圧入する圧入機能を兼ね備えた合成樹脂成形品
の一対のレバー54を設けている。両レバー54は異な
る形状に形成されるが、左右で対称となる形状に形成さ
れている。
【0031】レバー54は各レバー支持台50にそれぞ
れ連続一体に形成した軸受部50aに対して回転軸55
を介して枢支される。回転軸55はレバー54に設けた
軸孔56に通して固定され、レバー54とともに軸受部
50aに対して回転する。つまり、レバー54は、軸受
部50aを中心として回動可能であって、端子基台32
から突出する端子36に被さる位置と、端子基台32か
ら突出する端子36を開放する位置との間で起伏可能に
なっている。なお、軸受部50aは後面側が開放されて
おり、図4(a)に二点鎖線で示すように、レバー54
の回転軸55を後方から軸受部50aに着脱できるよう
になっている。ここに、図4(a)に一点鎖線で示すよ
うにレバー54とプラグ接続台31の後面の上部とが当
接することによって、レバー54を起こす最大角度が規
制され、レバー54を起こしたときにレバー54の後面
を端子基台32の上面に対してほぼ直交させることがで
き、端子基台32の上面が十分広く開放されるようにな
っている。
【0032】ところで、レバー54における端子支持台
49側の一面には、各端子36に接続される電線を分離
して保持する3枚の分離板57が突設されている。レバ
ー54の各側壁と分離板57との間、および隣合う分離
板57の間には4本の電線がそれぞれ通る4個の分離通
路58が形成され、各分離通路58の端面には電線を保
持することができるように図示しない突起が形成されて
いる。さらに、レバー54における回転軸55に近い部
位には電線の先端部を分離して保持する分離孔59が形
成されており、分離通路58と分離孔59との間では電
線を整列させることができる。電線を整列させる作業は
電線を端子36に結線する前に行われるから、このとき
レバー54は起こされており、上述のようにレバー54
を起こしたときの後面は端子基台32の上面に対して略
直交して大きく開かれるから、分離通路58および分離
孔59に電線を通す作業が容易になる。
【0033】一方、レバー54には、分離通路58と分
離孔59との間の部位で図8に示すように、回転軸55
の軸方向に沿って走る2本の圧入溝54aが形成され
る。各圧入溝54aはレバー54を端子基台32に近づ
けたときに、端子36の先端部が挿入されるように形成
され、圧入溝54aの前後において電線が端子36に押
し付けられるようにしてある。要するに、レバー54に
電線を保持させた状態でレバー54を端子基台32に近
付けると、電線の各線が圧入溝54aの前後で押圧され
ることになり電線が端子36の圧接スリット36aに圧
入されるのである。而して、レバー54によりツイスト
ペアケーブルの各対を保持し、所定の端子36に整列さ
せ、レバー54を端子基台32側に倒すことによって、
ツイストペアケーブルの各対が所定の端子36に圧接さ
れる。なお、導電体38は、ツイストペアケーブルの各
対が圧接される端子36と、所定のコンタクト35とが
電気的に接続されるように形成されている。
【0034】ところで、モジュラジャック30は以下の
ようにしてアダプタ1に取り付けられる。まず、ボディ
2内に上扉20を前面側、下扉21を背面側にして扉1
9を収納する。この時、下扉21のばね受け突起25に
はコイルばね26が装着され、押さえ板27によりコイ
ルばね26がボディ2に固定される。次に、モジュラジ
ャック30をプラグ接続台31側からボディ2内に挿入
すると、図3に示すように、プラグ接続台31の係合突
起31cが受け台11上に載置されて、プラグ接続台3
1のボディ2に対する挿入量が規制され、プラグ接続台
31とプラグ挿入口8との間に扉19を収納する空間が
確保される。この状態で切欠き18をレバー54側とし
てカバー3をボディ2の背面側から挿入し、ボディ2の
係止爪13とカバー3の係合孔15とを係合させてカバ
ー3をボディ2に固定すると、モジュラジャック収納部
17内にモジュラジャック30が収納され、切欠き18
からレバー54が露出する。このとき、モジュラジャッ
ク30の後端面がカバー3の後壁に当接するので、モジ
ュラジャック30がボディ2とカバー3とによって保持
されることになる。
【0035】このようにして、モジュラジャック30が
取り付けられたアダプタ1は、図1に示すように、施工
面に固定された合成樹脂製の取付枠60に固定される。
この取付枠60は、埋込配線用の大角型連用配線器具を
埋込ボックス70に取り付ける場合に用いる例えばJI
S規格(JIS C 8357等参照)で規格化された
3個用のものであって、開口窓61を囲む両側辺62
a,62bにボディ2の両側縁に突設された係止爪片6
と係合する係合孔63を有し、一方の側辺62aには他
方の側辺62bとの間の距離を変えるように撓むことの
できる撓み片64が形成される。取付枠60にアダプタ
1を取り付ける際は、取付枠60の後方から一方の側辺
62bの係合孔63にアダプタ1の係止爪片6を挿入
し、アダプタ1を取付枠60側に押しつけると、撓み片
64が撓んで他方の側辺62bの係合孔63に係止爪片
6が係合して、アダプタ1が取付枠60に取り付けられ
る。このとき、取付枠60の開口窓61からアダプタ1
の突台4が突出する。一方、アダプタ1を取付枠60か
ら取り外す際は、撓み片64をドライバなどの冶具でこ
じれば、撓み片64が撓んで係合孔63と係止爪片6と
の係合状態が外れ、アダプタ1を容易に取り外すことが
できる。なお、金属製の取付枠(図示せず)にアダプタ
1を取り付ける場合は、金属製の取付枠に設けられた保
持爪をボディ2の結合凹所7に嵌合させることによっ
て、ボディ2が取付枠に取り付けられる。
【0036】また、開口窓61を囲むようにして両側辺
62a,62bの両端部を連結する連結片65a,65
bには、埋込ボックス70に取付枠60を結合するボッ
クスねじ68を挿通する長孔66や、取付枠60の前面
を覆う化粧プレート76を結合するプレートねじ69が
螺合するねじ孔67が設けられている。埋込ボックス7
0は前面が開口した略箱状に形成され、周面に電線導入
用の孔70aが設けられており、一方の側面の上下に固
定ねじ71を挿通するための挿通孔72が形成された固
定片73が突設されている。また、埋込ボックス70の
上下辺には取付枠60を固定するためのボックスねじ6
8が螺合するねじ孔74が形成されたリブ75が設けら
れており、情報コンセントAが取り付けられた取付枠6
0の長孔66にボックスねじ68を挿通し、ボックスね
じ68をねじ孔74に螺入して、取付枠60を埋込ボッ
クス70に固定する。一方、化粧プレート76には、プ
レートねじ69を挿通する挿通孔77が穿孔され、アダ
プタ1の突台4を露出する窓孔78が形成されており、
挿通孔77に挿通したプレートねじ69を取付枠60の
ねじ孔67に螺入して、化粧プレート76を取付枠60
に固定する。
【0037】ここに、係止爪片6及び結合凹所7の取付
寸法は、それぞれ、埋込配線用の大角型連用配線器具を
埋込ボックス70に取り付ける場合に用いるJIS規格
(JIS C 8357等参照)で規格化された3個用
の取付枠60に3個まで取り付け可能な単位寸法の配線
器具と略等しい取付寸法に形成されており、アダプタ1
の外形寸法も配線器具の単位寸法(1個モジュール寸
法)と略同じ大きさに形成されているので、複数の情報
コンセントAを取付枠60に並設したり、情報コンセン
トAを他の配線器具と共に取付枠60に並設することが
できる。
【0038】なお、本実施形態では、係止爪片6及び結
合凹所7の取付寸法をJIS規格で規格化された3個用
の取付枠60に3個まで取付可能な単位寸法の配線器具
と略等しい取付寸法に形成し、アダプタ1の外形寸法も
配線器具の単位寸法と略同じ大きさに形成しているが、
アダプタ1の取付寸法や外形寸法を上記の寸法に限定す
る趣旨のものではなく、アダプタ1の短幅方向の寸法
を、施工面に固定される取付枠の開口窓の長手方向寸法
の略3分の1とし、取付枠の長手方向に沿った上中下の
各取付位置にアダプタ1を取付可能とすれば良く、複数
個の情報コンセントAを取付枠に並設したり、他の配線
器具と共に取付枠に並設することができる。
【0039】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、前面
が略矩形状に形成されると共に前面にモジュラプラグが
挿入されるプラグ挿入口が形成され、施工面に固定され
る取付枠に結合される取付け部を有するアダプタと、ア
ダプタ内に固定されアダプタのプラグ挿入口を通して挿
入されたモジュラプラグが着脱自在に接続されるハウジ
ング、モジュラプラグの接触子に弾接するようにハウジ
ング内に配列された複数本のコンタクト、各コンタクト
に電気的に接続されるとともにハウジングから突出する
形で配列され絶縁被覆を有する電線を圧接スリットに圧
入すると圧接スリットの両側縁で絶縁被覆を切りながら
芯線を挟み込む複数個の端子、およびハウジングに設け
た軸受部に枢支される回転軸を有し端子に接続される複
数本の電線を整列した形で保持するとともに端子に被さ
って圧接スリットに電線を圧入する位置と端子を開放す
る位置との間で起伏自在となるレバーを有するモジュラ
ジャックとを備え、レバーにおける端子との対向面に複
数本の電線を分離して保持する複数の分離板を突設する
ことによって、レバーの両側壁と分離壁との間および隣
合う分離壁の間に各々の電線を通して保持する分離通路
を形成したことを特徴とし、モジュラジャックは、端子
に接続される複数本の電線を整列した形で保持するとと
もに端子に被さって圧接スリットに電線を圧入する位置
と端子を開放する位置との間で起伏自在となるレバーを
備えているので、別途に工具や冶具を必要とすることな
く電線の圧接作業を行うことができ、しかもモジュラジ
ャックを保持するアダプタに取付枠に結合するための取
付け部を設けているので、配線器具を埋込配線するため
の取付枠を用いて情報コンセントを埋込配線することが
できるという効果がある。
【0040】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、アダプタの短幅方向の寸法を取付枠の開口窓の長手
方向寸法の略3分の1とし、取付枠の長手方向に沿った
上中下の各取付位置にアダプタを取付可能としたことを
特徴とし、アダプタを他の配線器具とともに取付枠に並
設できるという効果がある。
【0041】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、モジュラジャックのハウジングは、モジュラ
プラグが着脱自在に接続されるプラグ接続台と、コンタ
クトおよび端子が一体的に形成された導電体を保持しプ
ラグ接続台に嵌合固定される端子基台とからなり、端子
基台は、端子が一面から突出する形で配列され端子が突
出する部位とは異なる部位に軸受部が設けられた保持台
と、保持台との間に導電体を保持するベースとからなる
ことを特徴とし、端子基台はプラグ接続台に嵌合固定さ
れるので、接着剤を用いることなく端子基台とプラグ接
続台とを結合することができ、ベースと保持台とを接着
剤で結合したとしても、組立工程においてベースと保持
台とを相対的にスライドする過程がないから、接着部位
を相対的にスライドさせることによって接着剤がはみ出
すことがなく、歩留まりの悪化を防止できるという効果
がある。
【0042】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、保持台およびベースの内の一方に被係合部を設ける
とともに、他方に被係合部と係合する係合部を設けたこ
とを特徴とし、係合部と被係合部とが係合することによ
って保持台とベースとが結合されるので、接着剤を使用
することなく保持台とベースとを結合することができ、
接着剤がはみ出して歩留まりが悪くなることがなく、接
着剤の硬化を待つ待ち時間が不用になるから組立作業性
を向上させることができるという効果がある。
【0043】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、保持台およびベースの内の一方に突起を設けるとと
もに、他方に突起と凹凸係合する凹所を設けたことを特
徴とし、突起と凹所とを凹凸係合することによって保持
台とベースとが結合されるので、接着剤を使用すること
なく保持台とベースとを結合することができ、接着剤が
はみ出して歩留まりが悪くなることがなく、接着剤の硬
化を待つ待ち時間が不用になるから組立作業性が向上
し、しかも突起と凹所とが凹凸係合することにより、保
持台およびベースが対向する面内において保持台とベー
スとの位置ずれを防止できるという効果がある。
【0044】請求項6の発明は、請求項1乃至5の発明
において、アダプタ前面の内側に沿ってスライド自在に
設けられプラグ挿入口を開閉する扉を設けたことを特徴
とし、モジュラプラグが接続されていないときには、プ
ラグ挿入口が扉によって閉じられ、プラグ挿入口からア
ダプタの内部に塵や埃などが侵入して、コンタクトに付
着するのを防止でき、モジュラプラグの接触子とコンタ
クトの接触抵抗が増加して、信号伝送の信頼性が低下す
るのを防止できるという効果がある。
【0045】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、扉をプラグ挿入口を閉じる向きに付勢する手段を設
けたことを特徴とし、扉はプラグ挿入口を閉じる方向に
付勢されているので、アダプタがどのような方向に取り
付けられたとしても、モジュラプラグが接続されていな
いときにはプラグ挿入口が扉によって閉じられ、プラグ
挿入口からアダプタの内部に塵や埃などが侵入するのを
確実に防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の情報コンセントの取付枠への取付
状態を説明する説明図である。
【図2】同上に用いるアダプタを示し、(a)は分解斜
視図、(b)は側面図である。
【図3】同上に用いるアダプタのボディにモジュラジャ
ックを挿入した状態を示す説明図である。
【図4】同上に用いるモジュラジャックを示し、(a)
は側面図、(b)は下面図である。
【図5】同上に用いるモジュラジャックの正面図であ
る。
【図6】同上に用いるモジュラジャックの分解斜視図で
ある。
【図7】同上に用いるモジュラジャックを説明する説明
図である。
【図8】同上に用いるモジュラジャックの要部断面図で
ある。
【図9】同上の情報コンセントの施工状態を説明する説
明図である。
【図10】同上の情報コンセントの施工状態を正面から
見た図である。
【符号の説明】
1 アダプタ 2 ボディ 3 カバー 6 係止爪片 8 プラグ挿入口 19 扉 30 モジュラジャック 60 取付枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−299136(JP,A) 特開 平5−174898(JP,A) 特開 平6−84562(JP,A) 特開 平9−204949(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/514 H01R 4/24

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面が略矩形状に形成されると共に前面に
    モジュラプラグが挿入されるプラグ挿入口が形成され、
    施工面に固定される取付枠に結合される取付け部を有す
    るアダプタと、アダプタ内に固定されアダプタのプラグ
    挿入口を通して挿入されたモジュラプラグが着脱自在に
    接続されるハウジング、モジュラプラグの接触子に弾接
    するようにハウジング内に配列された複数本のコンタク
    ト、各コンタクトに電気的に接続されるとともにハウジ
    ングから突出する形で配列され絶縁被覆を有する電線を
    圧接スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で絶縁
    被覆を切りながら芯線を挟み込む複数個の端子、および
    ハウジングに設けた軸受部に枢支される回転軸を有し端
    子に接続される複数本の電線を整列した形で保持すると
    ともに端子に被さって圧接スリットに電線を圧入する位
    置と端子を開放する位置との間で起伏自在となるレバー
    を有するモジュラジャックとを備え、レバーにおける端
    子との対向面に複数本の電線を分離して保持する複数の
    分離板を突設することによって、レバーの両側壁と分離
    壁との間および隣合う分離壁の間に各々の電線を通して
    保持する分離通路を形成したことを特徴とする情報コン
    セント。
  2. 【請求項2】アダプタの短幅方向の寸法を取付枠の開口
    窓の長手方向寸法の略3分の1とし、取付枠の長手方向
    に沿った上中下の各取付位置にアダプタを取付可能とし
    たことを特徴とする請求項1記載の情報コンセント。
  3. 【請求項3】上記モジュラジャックのハウジングは、モ
    ジュラプラグが着脱自在に接続されるプラグ接続台と、
    上記コンタクトおよび端子が一体的に形成された導電体
    を保持し上記プラグ接続台に嵌合固定される端子基台と
    からなり、端子基台は、上記端子が一面から突出する形
    で配列され端子が突出する部位とは異なる部位に軸受部
    が設けられた保持台と、上記保持台との間に導電体を保
    持するベースとからなることを特徴とする請求項1又は
    2記載の情報コンセント。
  4. 【請求項4】保持台およびベースの内の一方に被係合部
    を設けるとともに、他方に上記被係合部と係合する係合
    部を設けたことを特徴とする請求項3記載の情報コンセ
    ント。
  5. 【請求項5】保持台およびベースの内の一方に突起を設
    けるとともに、他方に上記突起と凹凸係合する凹所を設
    けたことを特徴とする請求項3記載の情報コンセント。
  6. 【請求項6】アダプタ前面の内側に沿ってスライド自在
    に設けられプラグ挿入口を開閉する扉を設けたことを特
    徴とする請求項1乃至5記載の情報コンセント。
  7. 【請求項7】上記扉をプラグ挿入口を閉じる向きに付勢
    する手段を設けたことを特徴とする請求項6記載の情報
    コンセント。
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