JPH07103664B2 - サイディングボート - Google Patents

サイディングボート

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JPH07103664B2
JPH07103664B2 JP1335588A JP1335588A JPH07103664B2 JP H07103664 B2 JPH07103664 B2 JP H07103664B2 JP 1335588 A JP1335588 A JP 1335588A JP 1335588 A JP1335588 A JP 1335588A JP H07103664 B2 JPH07103664 B2 JP H07103664B2
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雅彦 阿部
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築物、構築物の外装材、あるいは内装材とし
て縦張り、横張り壁体を形成するサイディングボード
(以下、単にボードという)に関するものである。さら
に詳しくは、単に躯体上に固定するだけで、エアサイク
ル構造を付加した外壁とし得るボードに関する。
〔従来の技術〕
従来、金属薄板を表面材とし、長手方向の両側縁に雄、
雌型連結部を形成し、表面材の裏面に合成樹脂発泡体、
裏面材を積層したボードが数多く上市されている。この
種ボードにおいて、外壁と、躯体間にエア流通用の通気
路を形成するには、横張りの際には胴縁を必要とし、縦
張りの際にはボードの芯材部分を凹状に窪ませて形成し
ているものであった。しかし、このように形成しても横
張りの際には胴縁間のエアの流通がなくなってしまうも
のであった。このため、外壁の全体において、エアの流
通が阻害される部分が生じ、その部分が結露により腐食
する不利があった。また、縦張り、横張りにおいて壁全
体にエアを流通させるには、胴縁の形成と、ボードには
凹状溝の形成が最低限必要であった。さらにボードの芯
材に凹状溝を形成するのは、芯材の物性上簡単に形成で
きるものでなかった。
(発明の目的〕 本発明はこのような欠点を除去するために、ボードを固
定する側の連結部に、芯材より内方に突出した段差片を
形成し、この段差片に複数の通気孔を穿設することによ
り、胴縁を配設することなく、外壁内部を全部連通化し
た空間を形成できるボードを提案するものである。
〔発明の効果〕
以下に図面を用いて本発明に係るボードについて詳細に
説明する。第1図(a)、(b)は本発明に係るボード
Aの一例を示す一部切り欠き斜視図であり、(a)図は
落とし込み型、(b)図は引っ掛け型のボードAであ
る。さらに詳説すると、は表面材であり、ロール成
形、押出成形、および打ち抜き加工等により化粧面2、
雄型連結部、雌型連結部よりなる樋状体に形成した
ものである。表面材の素材としては、例えば表面処理
鋼板、亜鉛・ニッケル合金メッキ鋼板、アルミ・亜鉛合
金メッキ鋼板(商品名ガルファン、ガルバリウム鋼板、
スーパージンク)、フッ素樹脂塗装鋼板、アルミニウム
板、アルミニウム合金板、銅板、ステンレス板、クラッ
ド鋼板、制振鋼板等の1種からなる金属板(平板、エン
ボス加工板、リシン加工板、プリント加工板等を含
む)、あるいは合成樹脂板からなるものである。また雄
型連結部は後記する雌型連結部の係合片9を係合し
てボードAを連結する係合溝4と、係合溝4の先端を下
方に垂下した段差片5と、段差片5に形成した複数個の
通気孔6と、段差片5の先端を外方に突出延長したボー
ドA固定用の延長部7よりなるものである。さらに詳説
すると、通気孔6は、ボードAを躯体に施工した際に段
差片5により形成された空間を連通化し、外壁全体とし
て連続した空間とするものであり、躯体に胴縁を固定せ
ずに、躯体とボードA間に連通した空間を形成できるも
のである。また通気孔6の形状としては第2図(a)〜
(f)に示すようなものであり、大きさ、穿設ピッチP
は、表面材の強度、エアの流通量等により変化するも
のであり、任意に選定できるものである。雌型連結部
は雌型連結部の係合溝4に挿入してボードAを躯体に
固定する係合片9よりなるものである。10は芯材であ
り、表面材の裏面の化粧面部2、雄型連結部、雌型
連結部によって囲まれた樋状部分の内、段差片5を閉
塞しない位置まで充填するものであり、主にボードAに
断熱性を付与し、副次的に接着材、不燃材、クッション
材、防音材などの機能を有する素材の1種以上からなる
ものである。具体的には合成樹脂発泡体、ロックウー
ル、グラスウール、シージングボード、石膏ボード、木
毛セメント板等からなり、原料で吐出し、成形、硬化、
自己接着させるもの、あるいは成形体からなるものであ
る。なお、芯材10として成形体を用いる場合には芯材10
と表面材、裏面材11間に接着剤(図示せず)が必要で
ある。さらに説明すると、芯材10としては主に合成樹脂
発泡体を用い、例えばポリウレタンフォーム、フェノー
ルフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリスチ
レンフォーム、パーライトの周囲にフェノールフォーム
樹脂をコーティングし、これを加温、加圧して発泡させ
るフォーム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤(硼砂、
メタ硼酸ソーダ、三酸化アンチモン、炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、ベントナイト、パーライト粒、シ
ラスバルーン、アスベスト、各種繊維)の1種以上を添
加したものなどからなる。なお、芯材10にフェノールフ
ォーム系の合成樹脂を用いる場合には、芯材10の酸性成
分が直接表面材に接触しないように防錆塗料を表面材
の裏面に塗布することも可能である。11は裏面材であ
り、少なくとも芯材10の裏面を覆ってボードAをサンド
イッチ構造とし、ボードA自体の機械強度を向上すると
共に、不燃シート、防水膜、遮熱シート、吸水シート、
防音シート、パッキング材などの機能として役立つもの
であり、例えばアスベスト紙、クラフト紙、アスファル
トフェルト、金属板、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成
樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化ア
ルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、または2種以上を
ラミネートしたもの、あるいは防水処理、難燃処理され
たシートなどからなるものである。また12は、段差片5
と裏面材11により形成された空隙である。
〔施工例〕
いま第1図(a)に示すようなボードAを第3図に示す
ように横張して壁体を形成すると仮定する。なお、ボー
ドA1、A2は表面材に0.27mm厚のカラー鋼板を用い、裏
面材11にはアルミ・クラフト紙を用い、芯材10は表面材
と裏面材11の間にポリイソシアヌレートフォーム用原
料を吐出し、反応、発泡させ、次にキュアして一体化し
たものである。そこで、主柱、間柱、防水シート等から
なる躯体(図では防水シートを使用しない場合の躯体を
示す)αに第n番目のボードA1の延長部7を釘βを介し
て固定する。次に第n+1番目のボードA2の係合片9を
ボードA1の雄型連結部の係合溝4に嵌挿し、ボードA2
の延長部7(図示せず)をボードA1と同様に釘βによっ
て固定する。また壁体全体を形成するには、上記したよ
うな工程を土台から軒に向かって行えばよいものであ
る。このようにして形成した壁体は、土台から軒、軒か
ら土台、あるいは横方向へと、通気路Bをエアが流通
し、躯体α側からの湿気を排除し、躯体αの劣化防止、
耐久性の向上を図るものである。なお、図示しないが、
窓回り部分には止縁、コーキング材、出、入隅等の部分
にはコーキング材、役物を用いる必要がある。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係るボードAの一実施例にす
ぎず、第4図(a)〜(f)〜第5図(a)〜(f)に
示すようなボードAとすることもできる。勿論、表面材
のみのボードA、表面材と芯材10のボードAとする
ことも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るボードによれば、通
気孔の形成により胴縁なしでも、躯体とボード間に通気
路を形成できる。壁体内を空気が流通できるため、躯
体側からの湿気を排除し、家屋の劣化防止、耐久性の向
上が図れる。施工が簡単である。等の特徴、効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明に係るサイディングボー
ドの一例を示す一部切り欠き斜視図、第2図(a)〜
(f)は通気孔のその他の実施例を示す説明図、第3図
は施工状態を示す説明図、第4図(a)〜(f)、第5
図(a)〜(f)はその他の実施例を示す説明図であ
る。 A……サイディングボード、……表面材、……雄型
連結部、5……段差片、6……通気孔、……雌型連結
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面樋状で左右端に雄、雌型連結部を形成
    した長尺状のサイディングボードにおいて、雄型連結部
    の釘打設用の延長部に内方に突出した段差片を形成し、
    該段差片に複数の通気孔を穿設したことを特徴とするサ
    イディングボード。
JP1335588A 1988-01-22 1988-01-22 サイディングボート Expired - Fee Related JPH07103664B2 (ja)

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JP2538292Y2 (ja) * 1990-04-18 1997-06-11 東邦シートフレーム株式会社 サイディングボード
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