JPH07103229A - 小型モータ - Google Patents
小型モータInfo
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- JPH07103229A JPH07103229A JP27128993A JP27128993A JPH07103229A JP H07103229 A JPH07103229 A JP H07103229A JP 27128993 A JP27128993 A JP 27128993A JP 27128993 A JP27128993 A JP 27128993A JP H07103229 A JPH07103229 A JP H07103229A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- peripheral surface
- casing
- motor
- small motor
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型モータを被駆動機器の所定の場所に容易
に位置決め固定することができ、また、小型モータの振
動等が被駆動機器に伝わることを防止して振動及び機械
ノイズを低減させる。 【構成】 内部に固定子が取付けられたケーシング内に
配設された回転子の回転軸7を支持する軸受装置を備え
た小型モータにおいて、前記軸受装置5は、回転軸7を
回転自在に支持する軸受31と、前記ケーシングに取付
けられるとともに前記軸受31を内方に保持し、被駆動
機器のモータ支持部材34により外表面35を支持され
る弾力性を有する軸受台33とを備えている。
に位置決め固定することができ、また、小型モータの振
動等が被駆動機器に伝わることを防止して振動及び機械
ノイズを低減させる。 【構成】 内部に固定子が取付けられたケーシング内に
配設された回転子の回転軸7を支持する軸受装置を備え
た小型モータにおいて、前記軸受装置5は、回転軸7を
回転自在に支持する軸受31と、前記ケーシングに取付
けられるとともに前記軸受31を内方に保持し、被駆動
機器のモータ支持部材34により外表面35を支持され
る弾力性を有する軸受台33とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型モータに係り、特に
電気かみそり、バリカン及びヘアードライヤ等の各種家
庭用電器製品などに組込まれる小型モータに関する。
電気かみそり、バリカン及びヘアードライヤ等の各種家
庭用電器製品などに組込まれる小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】小型モータは、前記家庭用電器製品のほ
かあらゆる分野で広く使用されており、小型軽量薄型
化、及び低振動低騒音化などの高性能化が進んでいる。
かあらゆる分野で広く使用されており、小型軽量薄型
化、及び低振動低騒音化などの高性能化が進んでいる。
【0003】小型モータは、ケーシングの内部に固定子
を取付け、ケーシングの両側板にそれぞれ設けられた二
組の軸受装置により、ケーシング内に配設された回転子
の回転軸を回転自在に支持している。回転軸は、軸受装
置の軸受の内周面に摺接しているが、回転軸を滑らかに
回転させるために、回転軸の外周面と軸受の内周面との
間には微小なクリアランス(間隙)が確保されている。
を取付け、ケーシングの両側板にそれぞれ設けられた二
組の軸受装置により、ケーシング内に配設された回転子
の回転軸を回転自在に支持している。回転軸は、軸受装
置の軸受の内周面に摺接しているが、回転軸を滑らかに
回転させるために、回転軸の外周面と軸受の内周面との
間には微小なクリアランス(間隙)が確保されている。
【0004】このクリアランスがあるために、回転子が
回転すると、回転軸の出力部にかかる負荷の変化、回転
子のアンバランス、及び磁気アンバランス等により、回
転軸及び回転子が中心軸方向に対して直角方向に振動す
ることがあり、その結果、回転軸と軸受との間では打撃
音も発生する。
回転すると、回転軸の出力部にかかる負荷の変化、回転
子のアンバランス、及び磁気アンバランス等により、回
転軸及び回転子が中心軸方向に対して直角方向に振動す
ることがあり、その結果、回転軸と軸受との間では打撃
音も発生する。
【0005】小型モータを駆動源とする前記家庭用電器
製品などの被駆動機器に小型モータを組込む場合に、小
型モータを被駆動機器の所定の場所にねじにより位置決
め固定する方式の他、組立作業を簡略化するためにねじ
を用いないで被駆動機器のモータ支持部材により所定の
場所に小型モータを保持させる方式のものもある。
製品などの被駆動機器に小型モータを組込む場合に、小
型モータを被駆動機器の所定の場所にねじにより位置決
め固定する方式の他、組立作業を簡略化するためにねじ
を用いないで被駆動機器のモータ支持部材により所定の
場所に小型モータを保持させる方式のものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】後者の方式には、小型
モータの軸受装置の外表面を利用して、この外表面をモ
ータ支持部材により支持することにより、小型モータを
所定の場所に位置決め固定する構造のものがある。
モータの軸受装置の外表面を利用して、この外表面をモ
ータ支持部材により支持することにより、小型モータを
所定の場所に位置決め固定する構造のものがある。
【0007】この構造の場合には、前述のようにクリア
ランスの部分で回転軸及び回転子が振動し打撃音も発生
すると、この振動や打撃音及びケーシングの振動が、軸
受装置の外表面及びこの外表面に接するモータ支持部材
を介してモータ外部の被駆動機器に伝わってしまい、被
駆動機器が共振して振動及び機械ノイズ(騒音)が増大
するという課題があった。
ランスの部分で回転軸及び回転子が振動し打撃音も発生
すると、この振動や打撃音及びケーシングの振動が、軸
受装置の外表面及びこの外表面に接するモータ支持部材
を介してモータ外部の被駆動機器に伝わってしまい、被
駆動機器が共振して振動及び機械ノイズ(騒音)が増大
するという課題があった。
【0008】そこで、前記振動及び打撃音がモータ外部
に伝わらないようにするために、軸受とこの軸受を支持
する軸受台との間にゴム等の弾性体を介在させた小型モ
ータも提案されている。しかしながら、従来の軸受台
は、金属または硬質のプラスチック等により形成されて
ケーシングに固定されていたので、モータの振動が軸受
台及びこの軸受台を支持するモータ支持部材を介してモ
ータ外部に伝わってしまうという弊害が生じていた。
に伝わらないようにするために、軸受とこの軸受を支持
する軸受台との間にゴム等の弾性体を介在させた小型モ
ータも提案されている。しかしながら、従来の軸受台
は、金属または硬質のプラスチック等により形成されて
ケーシングに固定されていたので、モータの振動が軸受
台及びこの軸受台を支持するモータ支持部材を介してモ
ータ外部に伝わってしまうという弊害が生じていた。
【0009】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、小型モータを被駆動機器の所定の場所に
容易に位置決め固定することができ、また小型モータの
振動が被駆動機器に伝わることを防止して振動及び機械
ノイズを低減させることができる軸受装置を備えた小型
モータを提供することを目的とする。
されたもので、小型モータを被駆動機器の所定の場所に
容易に位置決め固定することができ、また小型モータの
振動が被駆動機器に伝わることを防止して振動及び機械
ノイズを低減させることができる軸受装置を備えた小型
モータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、内部に固定子が取付けられたケーシング
内に配設された回転子の回転軸を支持する軸受装置を備
えた小型モータにおいて、前記軸受装置は、前記回転軸
を回転自在に支持する軸受と、前記ケーシングに取付け
られるとともに前記軸受を内方に保持し、被駆動機器の
モータ支持部材により外表面を支持される弾力性を有す
る軸受台とを備えたものである。
め、本発明は、内部に固定子が取付けられたケーシング
内に配設された回転子の回転軸を支持する軸受装置を備
えた小型モータにおいて、前記軸受装置は、前記回転軸
を回転自在に支持する軸受と、前記ケーシングに取付け
られるとともに前記軸受を内方に保持し、被駆動機器の
モータ支持部材により外表面を支持される弾力性を有す
る軸受台とを備えたものである。
【0011】なお、前記軸受台に係合する係合部は、前
記ケーシングからモータ外方に突出する突出部材に設け
られていることがよく、前記突出部材及び前記係合部
は、前記ケーシングを折曲することにより一体的に形成
されていることが好ましい。また、前記軸受台の内周面
と、この内周面に接する前記軸受の外周面とはそれぞれ
軸方向断面が円弧状をなし、前記軸受台における前記軸
受が嵌め込まれる開口部側の内径を前記内周面の最大径
より小さくすることが好ましい。
記ケーシングからモータ外方に突出する突出部材に設け
られていることがよく、前記突出部材及び前記係合部
は、前記ケーシングを折曲することにより一体的に形成
されていることが好ましい。また、前記軸受台の内周面
と、この内周面に接する前記軸受の外周面とはそれぞれ
軸方向断面が円弧状をなし、前記軸受台における前記軸
受が嵌め込まれる開口部側の内径を前記内周面の最大径
より小さくすることが好ましい。
【0012】
【作用】本発明においては、軸受を保持する軸受台が弾
力性を有しているので、回転軸と軸受との間のクリアラ
ンスの部分で発生した振動と打撃音、及びケーシングの
振動は、軸受台により吸収される。したがって、軸受台
の外表面を支持するモータ支持部材には振動や打撃音は
伝わらない。
力性を有しているので、回転軸と軸受との間のクリアラ
ンスの部分で発生した振動と打撃音、及びケーシングの
振動は、軸受台により吸収される。したがって、軸受台
の外表面を支持するモータ支持部材には振動や打撃音は
伝わらない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図9を参
照して説明する。図1乃至図5は本発明の第1実施例を
示す図であり、図1は小型モータの軸受装置の平面断面
図、図2は図1の軸受装置を備えた小型モータの外観
図、図3は図2の小型モータの正面断面図、図4は図2
の小型モータを被駆動機器のモータ支持部材により支持
した状態を示す側面図、図5は図2に示す小型モータの
ケーシングの一部分を示す外観図である。
照して説明する。図1乃至図5は本発明の第1実施例を
示す図であり、図1は小型モータの軸受装置の平面断面
図、図2は図1の軸受装置を備えた小型モータの外観
図、図3は図2の小型モータの正面断面図、図4は図2
の小型モータを被駆動機器のモータ支持部材により支持
した状態を示す側面図、図5は図2に示す小型モータの
ケーシングの一部分を示す外観図である。
【0014】まず最初に、本発明に係る小型モータの全
体の構成を説明する。図2及び図3に示すように、小型
モータ1は、内部に固定子2が取付けられたケーシング
3と、ケーシング3の内部に配設された回転子4とを備
えており、回転子4は、ケーシング3に設けられた軸受
装置5,6により回転軸7を回転自在に支持されてい
る。
体の構成を説明する。図2及び図3に示すように、小型
モータ1は、内部に固定子2が取付けられたケーシング
3と、ケーシング3の内部に配設された回転子4とを備
えており、回転子4は、ケーシング3に設けられた軸受
装置5,6により回転軸7を回転自在に支持されてい
る。
【0015】ケーシング3は、例えば軟鋼を素材とした
冷間圧延鋼板のような金属材料によって有底中空筒状に
形成されたハウジング8と、ハウジング8の開口部9に
嵌着され、例えば樹脂材料またはその他の絶縁材料によ
って形成された蓋部材10とを備えており、ケーシング
3には平行面を形成する一対のフラット部11が形成さ
れている。固定子2は、ハウジング8の円筒状の内周面
12に固着されており、例えばハードフェライトのよう
な磁性材料によってアークセグメント状に形成された一
対の永久磁石からなっている。
冷間圧延鋼板のような金属材料によって有底中空筒状に
形成されたハウジング8と、ハウジング8の開口部9に
嵌着され、例えば樹脂材料またはその他の絶縁材料によ
って形成された蓋部材10とを備えており、ケーシング
3には平行面を形成する一対のフラット部11が形成さ
れている。固定子2は、ハウジング8の円筒状の内周面
12に固着されており、例えばハードフェライトのよう
な磁性材料によってアークセグメント状に形成された一
対の永久磁石からなっている。
【0016】回転子4は、回転中心となる中心軸Cの方
向に延びる回転軸7と、回転軸7に取付けられ電機子巻
線13がコイル状に巻回されたコア14と、回転軸7に
取付けられるとともに電機子巻線13に電気的に接続さ
れた整流子15とを備えている。コア14は、固定子2
に対して所定のギャップを介してその内方に配置されて
いる。
向に延びる回転軸7と、回転軸7に取付けられ電機子巻
線13がコイル状に巻回されたコア14と、回転軸7に
取付けられるとともに電機子巻線13に電気的に接続さ
れた整流子15とを備えている。コア14は、固定子2
に対して所定のギャップを介してその内方に配置されて
いる。
【0017】蓋部材10には、導体の材料により形成さ
れた複数組(例えば二組)のブラシ16が整流子15に
摺接して電流を流すように設けられている。各ブラシ1
6にそれぞれ電気的に接続された複数(例えば一対)の
接続端子17が蓋部材10に取付けられ、各接続端子1
7の各端部18が蓋部材10の表面19から外方に突出
している。
れた複数組(例えば二組)のブラシ16が整流子15に
摺接して電流を流すように設けられている。各ブラシ1
6にそれぞれ電気的に接続された複数(例えば一対)の
接続端子17が蓋部材10に取付けられ、各接続端子1
7の各端部18が蓋部材10の表面19から外方に突出
している。
【0018】前記構成を有する小型モータ1において
は、接続端子17からブラシ16及び整流子15を介し
て電機子巻線13に電流を流せば、一対の永久磁石から
なる固定子2によって形成されている磁界中に存在する
回転子4に回転力が付与されて回転子4は回転運動をす
る。これにより小型モータ1は、図4に示すように、回
転する回転軸7の出力部20を介して、被駆動機器例え
ば電気かみそり21を駆動する。
は、接続端子17からブラシ16及び整流子15を介し
て電機子巻線13に電流を流せば、一対の永久磁石から
なる固定子2によって形成されている磁界中に存在する
回転子4に回転力が付与されて回転子4は回転運動をす
る。これにより小型モータ1は、図4に示すように、回
転する回転軸7の出力部20を介して、被駆動機器例え
ば電気かみそり21を駆動する。
【0019】次に、軸受装置5について説明する。図2
及び図3に示すように、軸受装置5は、ケーシング3を
構成するハウジング8の底部30の中央部に設けられて
おり、出力部20側の回転軸7を回転自在に支持してい
る。
及び図3に示すように、軸受装置5は、ケーシング3を
構成するハウジング8の底部30の中央部に設けられて
おり、出力部20側の回転軸7を回転自在に支持してい
る。
【0020】図1に示すように、軸受装置5は、回転軸
7を回転自在に支持する円環状の軸受31と、軸受31
を内方に保持した円環状の軸受台33とを備えている。
軸受台33は、ケーシング3を構成するハウジング底部
30側に設けられた係合部32に係合することによりケ
ーシング3に取付けられている。なお、係合部を設けな
いで、軸受台33をケーシング3に接着剤などにより直
接固着してもよい。
7を回転自在に支持する円環状の軸受31と、軸受31
を内方に保持した円環状の軸受台33とを備えている。
軸受台33は、ケーシング3を構成するハウジング底部
30側に設けられた係合部32に係合することによりケ
ーシング3に取付けられている。なお、係合部を設けな
いで、軸受台33をケーシング3に接着剤などにより直
接固着してもよい。
【0021】軸受31は、潤滑油を含浸した鉄銅系の粉
末焼結金属または粉末焼結合金などにより形成されてお
り、また軸受31と回転軸7との間には上述のように微
小なクリアランスが確保されているので、回転軸7は軸
受31の内部で滑らかに回転運動をする。
末焼結金属または粉末焼結合金などにより形成されてお
り、また軸受31と回転軸7との間には上述のように微
小なクリアランスが確保されているので、回転軸7は軸
受31の内部で滑らかに回転運動をする。
【0022】軸受台33は、弾力性を有するNBR(ア
クリロニトリルブタジエンゴム)等のゴム又は合成樹脂
等の弾性体により形成されており、図1及び図4に示す
ように、電気かみそり21のモータ支持部材34により
外表面35が支持されている。モータ支持部材34は、
硬質プラスチック等により成型されて電気かみそり21
の内部に配設されている。
クリロニトリルブタジエンゴム)等のゴム又は合成樹脂
等の弾性体により形成されており、図1及び図4に示す
ように、電気かみそり21のモータ支持部材34により
外表面35が支持されている。モータ支持部材34は、
硬質プラスチック等により成型されて電気かみそり21
の内部に配設されている。
【0023】図1及び図5に示すように、本実施例では
ハウジング底部30の中央部に、ケーシング3からモー
タ外方に突出する円筒状の突出部材36を設け、軸受台
33に係合する係合部32を突出部材36に設けてい
る。突出部材36及び係合部32は、ケーシング3を構
成するハウジング底部30を絞り加工などで折曲するこ
とにより、ケーシング3と一体的に形成されている。突
出部材36の先端部を半径方向内方に折曲することによ
り、係合部32が突出部材36と一体的に形成されてい
る。
ハウジング底部30の中央部に、ケーシング3からモー
タ外方に突出する円筒状の突出部材36を設け、軸受台
33に係合する係合部32を突出部材36に設けてい
る。突出部材36及び係合部32は、ケーシング3を構
成するハウジング底部30を絞り加工などで折曲するこ
とにより、ケーシング3と一体的に形成されている。突
出部材36の先端部を半径方向内方に折曲することによ
り、係合部32が突出部材36と一体的に形成されてい
る。
【0024】図1に示すように、軸受台33は、中心軸
Cに対して直角な方向に平面をなす前面37と、前面3
7に連続し、中心軸Cを中心とする円筒状の外周面38
と、前面37に連続し、中心軸C上の中心点Pを中心と
する球面状をなす内周面39と、内周面39及び外周面
38に連続し、前面37と平行で且つ段状の背面40と
を有している。これらの表面のうち前面37と外周面3
8とが、モータ外部に露出する外表面35となってい
る。
Cに対して直角な方向に平面をなす前面37と、前面3
7に連続し、中心軸Cを中心とする円筒状の外周面38
と、前面37に連続し、中心軸C上の中心点Pを中心と
する球面状をなす内周面39と、内周面39及び外周面
38に連続し、前面37と平行で且つ段状の背面40と
を有している。これらの表面のうち前面37と外周面3
8とが、モータ外部に露出する外表面35となってい
る。
【0025】軸受31の外周面41は、軸受台33の内
周面39に接触しており、中心点Pを中心とする球面状
をなしている。したがって、軸受台33の内周面39
と、内周面39に接する軸受31の外周面41とは、そ
れぞれ軸方向断面が円弧状をなしていることになる。
周面39に接触しており、中心点Pを中心とする球面状
をなしている。したがって、軸受台33の内周面39
と、内周面39に接する軸受31の外周面41とは、そ
れぞれ軸方向断面が円弧状をなしていることになる。
【0026】その結果、軸受台33における軸受31が
嵌め込まれる開口部42側の内径即ち周縁部49の内径
dは、下式のように内周面39の最大径Dより小さくな
っている。 d < D …(1)
嵌め込まれる開口部42側の内径即ち周縁部49の内径
dは、下式のように内周面39の最大径Dより小さくな
っている。 d < D …(1)
【0027】軸受台33には、背面40側に開口し、突
出部材36及び係合部32が係合する環状の係合溝43
が形成されている。したがって、突出部材36を覆って
軸受台33をハウジング8に組込むと、突出部材36の
係合部32が軸受台33の係合溝43に相対的に圧入さ
れて係合することとなり、軸受台33は抜け止めがなさ
れた状態でハウジング底部30に取付けられる。
出部材36及び係合部32が係合する環状の係合溝43
が形成されている。したがって、突出部材36を覆って
軸受台33をハウジング8に組込むと、突出部材36の
係合部32が軸受台33の係合溝43に相対的に圧入さ
れて係合することとなり、軸受台33は抜け止めがなさ
れた状態でハウジング底部30に取付けられる。
【0028】また、前記組込み作業前に予め軸受31を
軸受台33の開口部42から挿入して、図1のように軸
受台33の内周面39に軸受31の外周面41を接触さ
せれば、開口部42側の内径dが内周面39の最大径D
よりも小さいので開口部側周縁部49が抜け止め機能を
発揮して、軸受31の抜け止めがなされる。
軸受台33の開口部42から挿入して、図1のように軸
受台33の内周面39に軸受31の外周面41を接触さ
せれば、開口部42側の内径dが内周面39の最大径D
よりも小さいので開口部側周縁部49が抜け止め機能を
発揮して、軸受31の抜け止めがなされる。
【0029】このように、本発明では、突出部材36及
び軸受台33そのものの構造を工夫して、突出部材36
と軸受台33との間では係合部32が軸受台33の抜け
止めを、軸受台33と軸受31との間では軸受台33の
開口部側周縁部49が軸受31の抜け止めをそれぞれ行
うようにしたので、抜け止めのための別部材や特殊な加
工は不要である。また、軸受台内周面39と軸受外周面
41とを、それぞれ軸方向断面が円弧状をなすように形
成したので、軸受31は自動調心を行う。
び軸受台33そのものの構造を工夫して、突出部材36
と軸受台33との間では係合部32が軸受台33の抜け
止めを、軸受台33と軸受31との間では軸受台33の
開口部側周縁部49が軸受31の抜け止めをそれぞれ行
うようにしたので、抜け止めのための別部材や特殊な加
工は不要である。また、軸受台内周面39と軸受外周面
41とを、それぞれ軸方向断面が円弧状をなすように形
成したので、軸受31は自動調心を行う。
【0030】図1及び図3に示すように、回転軸7に
は、金属製で円環状のロータブッシュ23が軸受装置5
の近傍に位置して固定されており、ロータブッシュ23
の軸受装置5側の面には、ロータブッシュ23が軸受装
置5に直接接触しないように、合成樹脂製で円環状の調
整ワッシャ24が取付けられている。
は、金属製で円環状のロータブッシュ23が軸受装置5
の近傍に位置して固定されており、ロータブッシュ23
の軸受装置5側の面には、ロータブッシュ23が軸受装
置5に直接接触しないように、合成樹脂製で円環状の調
整ワッシャ24が取付けられている。
【0031】回転軸7が出力部20側に引っ張られたと
きに調整ワッシャ24が軸受台33に接触するとロスト
ルクとなるので、調整ワッシャ24の外径eは、下式の
ように開口部内径dより小さくなっている。 e < d …(2) ロータブッシュ23のコア14側の面には、ロータブッ
シュ23と電機子巻線13との間の絶縁確保のために、
合成樹脂などの絶縁材料からなる円環状の絶縁板25が
取付けられている。
きに調整ワッシャ24が軸受台33に接触するとロスト
ルクとなるので、調整ワッシャ24の外径eは、下式の
ように開口部内径dより小さくなっている。 e < d …(2) ロータブッシュ23のコア14側の面には、ロータブッ
シュ23と電機子巻線13との間の絶縁確保のために、
合成樹脂などの絶縁材料からなる円環状の絶縁板25が
取付けられている。
【0032】図1及び図4に示すように、本実施例では
モータ支持部材34が、軸受台外表面35のうち外周面
38を支持している。モータ支持部材34は、対向して
突出形成された一対の支持片44と、これら支持片44
の間に形成されてU字形をなす部分円形状の収納部45
とを備えている。
モータ支持部材34が、軸受台外表面35のうち外周面
38を支持している。モータ支持部材34は、対向して
突出形成された一対の支持片44と、これら支持片44
の間に形成されてU字形をなす部分円形状の収納部45
とを備えている。
【0033】従って、小型モータ1の軸受台33を収納
部45に装着すれば、収納部45と一対の支持片44と
により軸受台33がラジアル方向に対して支持されるこ
ととなり、小型モータ1は、ねじを用いることなく電気
かみそり21の所定の場所に容易に位置決め固定され
る。
部45に装着すれば、収納部45と一対の支持片44と
により軸受台33がラジアル方向に対して支持されるこ
ととなり、小型モータ1は、ねじを用いることなく電気
かみそり21の所定の場所に容易に位置決め固定され
る。
【0034】この状態において、小型モータ1を回転さ
せて回転軸7と軸受31との間のクリアランスの部分で
振動及び打撃音が発生しても、弾力性を有する軸受台3
3により軸受31の振動が吸収される。また、ケーシン
グ3の振動が突出部材36を介して軸受台33に伝わっ
ても、この振動は軸受台33により吸収される。このよ
うにして、軸受台33が、小型モータ1からモータ支持
部材34に振動の伝わるのを防止しているので、小型モ
ータ1が組込まれた電気かみそり21の振動や機械ノイ
ズは大幅に低減する。
せて回転軸7と軸受31との間のクリアランスの部分で
振動及び打撃音が発生しても、弾力性を有する軸受台3
3により軸受31の振動が吸収される。また、ケーシン
グ3の振動が突出部材36を介して軸受台33に伝わっ
ても、この振動は軸受台33により吸収される。このよ
うにして、軸受台33が、小型モータ1からモータ支持
部材34に振動の伝わるのを防止しているので、小型モ
ータ1が組込まれた電気かみそり21の振動や機械ノイ
ズは大幅に低減する。
【0035】図3に示すように、軸受装置6は、蓋部材
10に設けられて回転軸7の反出力部側を支持してい
る。軸受装置6の軸受47は回転軸7をラジアル方向に
対して支持する軸受であり、蓋部材10に形成された軸
受収納部の内方に保持されて回転軸7を回転自在に支持
している。
10に設けられて回転軸7の反出力部側を支持してい
る。軸受装置6の軸受47は回転軸7をラジアル方向に
対して支持する軸受であり、蓋部材10に形成された軸
受収納部の内方に保持されて回転軸7を回転自在に支持
している。
【0036】蓋部材10の軸受収納部の内周面46と、
内周面46に接する軸受47の外周面48は、軸受装置
5と同様に中心軸C上の中心点P1 を中心とする球面状
をなしている。すなわち、内周面46及び外周面48は
それぞれ軸方向断面が円弧状をなしており、これによ
り、軸受装置6は自動調心を行うことができる。
内周面46に接する軸受47の外周面48は、軸受装置
5と同様に中心軸C上の中心点P1 を中心とする球面状
をなしている。すなわち、内周面46及び外周面48は
それぞれ軸方向断面が円弧状をなしており、これによ
り、軸受装置6は自動調心を行うことができる。
【0037】蓋部材10の軸受収納部の底部52には、
軸受装置6のスラスト軸受53が圧入固定されている。
スラスト軸受53は円形の金属板であり、回転軸7をス
ラスト方向に対して支持している。
軸受装置6のスラスト軸受53が圧入固定されている。
スラスト軸受53は円形の金属板であり、回転軸7をス
ラスト方向に対して支持している。
【0038】電気かみそり21には、刃が回転運動をす
る回転式タイプと、刃が往復運動をする往復刃タイプが
あるが、特に後者のタイプのものにおいては、刃が高速
で往復運動をするので回転軸7にも中心軸C方向に対し
て直角方向に大きな負荷がかかり、回転軸7と軸受31
との間に振動や打撃音が発生することが多い。
る回転式タイプと、刃が往復運動をする往復刃タイプが
あるが、特に後者のタイプのものにおいては、刃が高速
で往復運動をするので回転軸7にも中心軸C方向に対し
て直角方向に大きな負荷がかかり、回転軸7と軸受31
との間に振動や打撃音が発生することが多い。
【0039】往復刃タイプの従来の電気かみそり21で
は、この振動や打撃音が軸受台の外周部を通ってモータ
支持部材34に伝わることにより電気かみそり内部の機
構が共振して振動や機械ノイズを増大させていたが、本
発明によれば、弾力性を有する軸受台33が振動や打撃
音を吸収するので、振動や機械ノイズが大幅に低減す
る。
は、この振動や打撃音が軸受台の外周部を通ってモータ
支持部材34に伝わることにより電気かみそり内部の機
構が共振して振動や機械ノイズを増大させていたが、本
発明によれば、弾力性を有する軸受台33が振動や打撃
音を吸収するので、振動や機械ノイズが大幅に低減す
る。
【0040】また、小型モータ1をモータ支持部材34
に組込む場合にねじを使用していないので、軸受台33
をモータ支持部材34の収納部45にワンタッチでセッ
トすればよく、組立作業が極めて容易になる。
に組込む場合にねじを使用していないので、軸受台33
をモータ支持部材34の収納部45にワンタッチでセッ
トすればよく、組立作業が極めて容易になる。
【0041】本実施例では、軸受装置5,6がそれぞれ
自動調心を行うので、回転軸7のセンターを出すのが容
易になり、回転軸7が傾くことがなく、ロストルクの低
減やモータ電流の低減を実現することができる。突出部
材36及び係合部32をハウジング8と一体的に折曲形
成したので、部品点数が少なくなり、組立作業が容易に
なる。
自動調心を行うので、回転軸7のセンターを出すのが容
易になり、回転軸7が傾くことがなく、ロストルクの低
減やモータ電流の低減を実現することができる。突出部
材36及び係合部32をハウジング8と一体的に折曲形
成したので、部品点数が少なくなり、組立作業が容易に
なる。
【0042】図6は本発明の第2実施例を示す軸受装置
の平面断面図で、図1相当図である。軸受装置の加工や
小型モータの組立ての際に、軸受装置の同心度の精度を
確保できる場合には、本実施例のように自動調心の機能
を持たない軸受装置5aにしてもよい。
の平面断面図で、図1相当図である。軸受装置の加工や
小型モータの組立ての際に、軸受装置の同心度の精度を
確保できる場合には、本実施例のように自動調心の機能
を持たない軸受装置5aにしてもよい。
【0043】この場合には、軸受31aの外周面41a
と軸受台33aの内周面39aとを中心軸Cを中心とす
る円筒状に形成しており、この構造の軸受31aは「ス
トレート軸受」とも呼ばれている。軸受台33aにおけ
る軸受31aが嵌め込まれる開口部42a側の周縁部4
9aの内径d1 を、下式のように内周面39aの最大径
D1 より小さくしている。 d1 < D1 …(3) これにより軸受台33aに嵌め込まれた軸受31aの抜
け止めを行っている。
と軸受台33aの内周面39aとを中心軸Cを中心とす
る円筒状に形成しており、この構造の軸受31aは「ス
トレート軸受」とも呼ばれている。軸受台33aにおけ
る軸受31aが嵌め込まれる開口部42a側の周縁部4
9aの内径d1 を、下式のように内周面39aの最大径
D1 より小さくしている。 d1 < D1 …(3) これにより軸受台33aに嵌め込まれた軸受31aの抜
け止めを行っている。
【0044】軸受装置5aは、球面の加工が不要なので
前記軸受装置5に比べて製造が容易であり、コストも安
価になる。なお、軸受台33a及び軸受31aのそれぞ
れの材質及びその他の部分の形状及び構造は第1実施例
と同様であり、同様の作用効果を奏する。
前記軸受装置5に比べて製造が容易であり、コストも安
価になる。なお、軸受台33a及び軸受31aのそれぞ
れの材質及びその他の部分の形状及び構造は第1実施例
と同様であり、同様の作用効果を奏する。
【0045】図7は本発明の第3実施例を示す軸受装置
の平面断面図で、図1相当図である。図に示すように、
本実施例の軸受装置5bでは、被駆動機器のモータ支持
部材34bが軸受台33bの外表面のうち前面37bを
支持している。これにより、小型モータはスラスト方向
に対して位置決め支持されることとなる。
の平面断面図で、図1相当図である。図に示すように、
本実施例の軸受装置5bでは、被駆動機器のモータ支持
部材34bが軸受台33bの外表面のうち前面37bを
支持している。これにより、小型モータはスラスト方向
に対して位置決め支持されることとなる。
【0046】本実施例においては、第1実施例のような
突出部材36の半径方向外方に配置されて外周面38を
有する部分が軸受台33bに設けられていないので、軸
受台33bに図1のような複雑な構造の係合溝43を形
成する必要がなくなり、軸受台33bの製造が簡単にな
る。なお、各部分の材質、他の部分の形状及び構造は第
1実施例と同様であり、同様の作用効果を奏する。
突出部材36の半径方向外方に配置されて外周面38を
有する部分が軸受台33bに設けられていないので、軸
受台33bに図1のような複雑な構造の係合溝43を形
成する必要がなくなり、軸受台33bの製造が簡単にな
る。なお、各部分の材質、他の部分の形状及び構造は第
1実施例と同様であり、同様の作用効果を奏する。
【0047】図8は本発明の第4実施例を示す軸受装置
の平面断面図で、図1相当図である。本実施例では、軸
受台33cに係合する係合部32cを有する突出部材3
6cを、ハウジング底部30cとは別体に構成してい
る。突出部材36cは円環状をなしており、その外周面
60には段部61が形成されている。突出部材36cの
段部61を、ハウジング底部30cに形成された円形孔
の縁部62に係合させたのち、突出部材36cを縁部6
2に溶接,かしめ又は接着剤などの手段により固着して
いる。
の平面断面図で、図1相当図である。本実施例では、軸
受台33cに係合する係合部32cを有する突出部材3
6cを、ハウジング底部30cとは別体に構成してい
る。突出部材36cは円環状をなしており、その外周面
60には段部61が形成されている。突出部材36cの
段部61を、ハウジング底部30cに形成された円形孔
の縁部62に係合させたのち、突出部材36cを縁部6
2に溶接,かしめ又は接着剤などの手段により固着して
いる。
【0048】このようにすれば、ハウジング底部30c
の絞り加工が不要となる。また、突出部材36cに段部
61を形成したので、ハウジング底部30cに対して突
出部材36cを所定の突出寸法で容易に位置決めするこ
とができる。なお、各部材の材質および他の部分の形状
及び構造は第1実施例と同様であり、同様の作用効果を
奏する。
の絞り加工が不要となる。また、突出部材36cに段部
61を形成したので、ハウジング底部30cに対して突
出部材36cを所定の突出寸法で容易に位置決めするこ
とができる。なお、各部材の材質および他の部分の形状
及び構造は第1実施例と同様であり、同様の作用効果を
奏する。
【0049】図9は本発明の第5実施例を示す軸受装置
の平面断面図である。本実施例は、本発明の軸受装置5
dを、蓋部材10d側の軸受装置に適用した場合を示し
ている。ケーシングを構成する蓋部材10dは樹脂材料
またはその他の絶縁材料によって形成されているので、
円筒状の突出部材36d及び突出部材36dの先端部に
設けられた円環状の係合部32dを蓋部材10dと一体
的に成型している。
の平面断面図である。本実施例は、本発明の軸受装置5
dを、蓋部材10d側の軸受装置に適用した場合を示し
ている。ケーシングを構成する蓋部材10dは樹脂材料
またはその他の絶縁材料によって形成されているので、
円筒状の突出部材36d及び突出部材36dの先端部に
設けられた円環状の係合部32dを蓋部材10dと一体
的に成型している。
【0050】軸受台33dは、係合部32dを一体的に
有する突出部材36dを覆い内方に軸受収納部が形成さ
れた有底キャップ状に形成されており、その材質は第1
実施例の軸受台33と同様である。
有する突出部材36dを覆い内方に軸受収納部が形成さ
れた有底キャップ状に形成されており、その材質は第1
実施例の軸受台33と同様である。
【0051】回転軸7を回転自在に且つラジアル方向に
対して支持する軸受31dの材質及び形状は、第1実施
例の軸受31と同様である。すなわち、軸受31dの外
周面41d及びこれに接する軸受台33dの内周面39
dはそれぞれ軸方向断面が円弧状をなしており、軸受3
1dは自動調心を行う。なお、ハウジング8側の軸受装
置も、図1,図7又は図8に示す自動調心の構造にし
て、両軸受装置で自動調心を行うようにするのが好まし
い。
対して支持する軸受31dの材質及び形状は、第1実施
例の軸受31と同様である。すなわち、軸受31dの外
周面41d及びこれに接する軸受台33dの内周面39
dはそれぞれ軸方向断面が円弧状をなしており、軸受3
1dは自動調心を行う。なお、ハウジング8側の軸受装
置も、図1,図7又は図8に示す自動調心の構造にし
て、両軸受装置で自動調心を行うようにするのが好まし
い。
【0052】軸受台33dの軸受収納部底部52dには
スラスト軸受53dが圧入固定されている。スラスト軸
受53dは円形の金属板であり、回転軸7をスラスト方
向に対して支持している。
スラスト軸受53dが圧入固定されている。スラスト軸
受53dは円形の金属板であり、回転軸7をスラスト方
向に対して支持している。
【0053】モータ支持部材34dは、軸受台33dの
外表面としての外周面38dを支持している。軸受台3
3dの材質は第1実施例の軸受台33と同様であり、ま
た他の部分の形状及び構造も第1実施例と同様である。
したがって、第1実施例と同様の作用効果を奏する。
外表面としての外周面38dを支持している。軸受台3
3dの材質は第1実施例の軸受台33と同様であり、ま
た他の部分の形状及び構造も第1実施例と同様である。
したがって、第1実施例と同様の作用効果を奏する。
【0054】なお、本発明は往復刃タイプのほか回転式
タイプの電気かみそりにも適用することができ、更に、
電気かみそり以外の各種家庭用電器製品及びその他の被
駆動機器にも応用することができる。
タイプの電気かみそりにも適用することができ、更に、
電気かみそり以外の各種家庭用電器製品及びその他の被
駆動機器にも応用することができる。
【0055】次に、表1及び図10により本発明の実験
結果について説明する。なお本実験においては、図10
に示すようにスポンジ70の上に小型モータを載置して
モータ騒音の測定を行った。
結果について説明する。なお本実験においては、図10
に示すようにスポンジ70の上に小型モータを載置して
モータ騒音の測定を行った。
【0056】図10はモータ騒音の測定場所を示す説明
図であり、電圧が2.4Vで無負荷状態で回転する小型
モータから10cm離れた場所におけるモータ騒音を騒
音測定器により測定した。符号S1 ,S2 ,S3 は、それ
ぞれ出力軸側、ケーシング側面側、反出力軸側の位置を
示している。
図であり、電圧が2.4Vで無負荷状態で回転する小型
モータから10cm離れた場所におけるモータ騒音を騒
音測定器により測定した。符号S1 ,S2 ,S3 は、それ
ぞれ出力軸側、ケーシング側面側、反出力軸側の位置を
示している。
【0057】
【表1】
【0058】表1はモータ騒音(単位はdB)の測定結
果を示している。表1から分かるように、従来品の小型
モータの場合には、モータ騒音も35.7乃至45.9
dBと大きくなっている。ところが、第1実施例の小型
モータ1(本発明品)の場合には、モータ騒音は33.
9乃至42.8dBとなり大幅に軽減されている。第1
実施例では小型モータ1の出力軸側に本発明に係る軸受
装置5を設けたので、出力軸側の位置S1 及びケーシン
グ側面側の位置S2 においてモータ騒音が特に軽減され
ていることが分かる。
果を示している。表1から分かるように、従来品の小型
モータの場合には、モータ騒音も35.7乃至45.9
dBと大きくなっている。ところが、第1実施例の小型
モータ1(本発明品)の場合には、モータ騒音は33.
9乃至42.8dBとなり大幅に軽減されている。第1
実施例では小型モータ1の出力軸側に本発明に係る軸受
装置5を設けたので、出力軸側の位置S1 及びケーシン
グ側面側の位置S2 においてモータ騒音が特に軽減され
ていることが分かる。
【0059】なお、各図中同一符号は同一又は相当部分
を示す。
を示す。
【0060】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、小
型モータを被駆動機器の所定の場所に容易に位置決め固
定することができ、また、小型モータの振動が被駆動機
器に伝わることを防止して振動及び機械ノイズを大幅に
低減させることができる。
型モータを被駆動機器の所定の場所に容易に位置決め固
定することができ、また、小型モータの振動が被駆動機
器に伝わることを防止して振動及び機械ノイズを大幅に
低減させることができる。
【図1】図1乃至図5は本発明の第1実施例を示す図
で、図1は小型モータの軸受装置の平面断面図である。
で、図1は小型モータの軸受装置の平面断面図である。
【図2】図1の軸受装置を備えた小型モータの外観図で
ある。
ある。
【図3】図2の小型モータの正面断面図である。
【図4】図2の小型モータを電気かみそりのモータ支持
部材により支持した状態を示す側面図である。
部材により支持した状態を示す側面図である。
【図5】図2に示す小型モータのケーシングの一部分を
示す外観図である。
示す外観図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す軸受装置の平面断面
図である。
図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す軸受装置の平面断面
図である。
図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す軸受装置の平面断面
図である。
図である。
【図9】本発明の第5実施例を示す軸受装置の平面断面
図である。
図である。
1 小型モータ 2 固定子 3 ケーシング 4 回転子 5,5a,5b,5c,5d 軸受装置 7 回転軸 21 電気かみそり(被駆動機器) 31,31a,31d 軸受 32,32c,32d 係合部 33,33a,33b,33c,33d 軸受台 34,34b,34d モータ支持部材 35 外表面 36,36c,36d 突出部材 37b 前面(外表面) 38,38d 外周面(外表面) 39,39d 内周面 41,41d 外周面 42,42a 開口部 d,d1 開口部側の内径 D,D1 内周面の最大径
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図5は本発明の第1実施例を示す図
で、図1は小型モータの軸受装置の平面断面図である。
で、図1は小型モータの軸受装置の平面断面図である。
【図2】図1の軸受装置を備えた小型モータの外観図で
ある。
ある。
【図3】図2の小型モータの正面断面図である。
【図4】図2の小型モータを電気かみそりのモータ支持
部材により支持した状態を示す側面図である。
部材により支持した状態を示す側面図である。
【図5】図2に示す小型モータのケーシングの一部分を
示す外観図である。
示す外観図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す軸受装置の平面断面
図である。
図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す軸受装置の平面断面
図である。
図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す軸受装置の平面断面
図である。
図である。
【図9】本発明の第5実施例を示す軸受装置の平面断面
図である。
図である。
【図10】モータ騒音の測定場所を示す説明図である。
【符号の説明】 1 小型モータ 2 固定子 3 ケーシング 4 回転子 5,5a,5b,5c,5d 軸受装置 7 回転軸 21 電気かみそり(被駆動機器) 31,31a,31d 軸受 32,32c,32d 係合部 33,33a,33b,33c,33d 軸受台 34,34b,34d モータ支持部材 35 外表面 36,36c,36d 突出部材 37b 前面(外表面) 38,38d 外周面(外表面) 39,39d 内周面 41,41d 外周面 42,42a 開口部 d,d1 開口部側の内径 D,D1 内周面の最大径
Claims (4)
- 【請求項1】 内部に固定子(2)が取付けられたケー
シング(3)内に配設された回転子(4)の回転軸
(7)を支持する軸受装置を備えた小型モータにおい
て、 前記軸受装置(5,5a,5b,5c,5d)は、前記
回転軸を回転自在に支持する軸受(31,31a,31
d)と、前記ケーシングに取付けられるとともに前記軸
受を内方に保持し、被駆動機器(21)のモータ支持部
材(34,34b,34d)により外表面(35,37
b,38,38d)を支持される弾力性を有する軸受台
(33,33a,33b,33c,33d)とを備えた
ことを特徴とする小型モータ。 - 【請求項2】 前記軸受台に係合する係合部(32,3
2c,32d)を、前記ケーシングからモータ外方に突
出する突出部材(36,36c,36d)に設けたこと
を特徴とする請求項1記載の小型モータ。 - 【請求項3】 前記突出部材及び前記係合部は、前記ケ
ーシングを折曲することにより一体的に形成されている
ことを特徴とする請求項2記載の小型モータ。 - 【請求項4】 前記軸受台の内周面(39,39d)
と、この内周面に接する前記軸受の外周面(41,41
d)とはそれぞれ軸方向断面が円弧状をなし、前記軸受
台における前記軸受が嵌め込まれる開口部(42)側の
内径(d)を前記内周面の最大径(D)より小さくした
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の小
型モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27128993A JPH07103229A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 小型モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27128993A JPH07103229A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 小型モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07103229A true JPH07103229A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17497984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27128993A Pending JPH07103229A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 小型モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07103229A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020035734A (ko) * | 2000-11-08 | 2002-05-15 | 이명해 | 수지 베어링을 적용한 정밀 소형 모타 |
JP2004257490A (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Oiles Ind Co Ltd | 給脂軸受 |
US7178985B2 (en) | 2000-02-24 | 2007-02-20 | Asmo Co., Ltd. | Bearing holding structure and motor having same |
JP2014043896A (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-13 | Nix Inc | プラスチックベアリング |
-
1993
- 1993-10-04 JP JP27128993A patent/JPH07103229A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7178985B2 (en) | 2000-02-24 | 2007-02-20 | Asmo Co., Ltd. | Bearing holding structure and motor having same |
KR20020035734A (ko) * | 2000-11-08 | 2002-05-15 | 이명해 | 수지 베어링을 적용한 정밀 소형 모타 |
JP2004257490A (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Oiles Ind Co Ltd | 給脂軸受 |
JP2014043896A (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-13 | Nix Inc | プラスチックベアリング |
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