JPH07102720A - 塗装パネル壁の目地なし仕上げ方法 - Google Patents

塗装パネル壁の目地なし仕上げ方法

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JPH07102720A
JPH07102720A JP24780693A JP24780693A JPH07102720A JP H07102720 A JPH07102720 A JP H07102720A JP 24780693 A JP24780693 A JP 24780693A JP 24780693 A JP24780693 A JP 24780693A JP H07102720 A JPH07102720 A JP H07102720A
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JP
Japan
Prior art keywords
coating
painted
sheet
panel
painting
Prior art date
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Pending
Application number
JP24780693A
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English (en)
Inventor
Kazushi Makita
一志 牧田
Akinori Kawase
昭則 川瀬
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装設備や熟練を要せずに目地及び釘等の頭
部を隠すことができ、外観の向上が図れる塗装パネル壁
の目地なし仕上げ方法を提供する。 【構成】 表面が塗装4された塗装パネル1を並設して
形成される壁2を隣り合う塗装パネル1,1間に目地1
0がないように仕上げる方法であって、上記塗装パネル
1の隣り合う縁部の表面に塗装されていない非塗装面5
を形成し、この非塗装面5に、上記塗装パネル1の塗装
4と同一塗装工程により形成されかつ上記非塗装面と同
一幅Wに形成された塗装シ−ト8を貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、塗装パネルを並設し
て形成される壁を隣り合う塗装パネル間に目地がないよ
うに仕上げる塗装パネル壁の目地なし仕上げ方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように表面が塗装4された塗
装パネル1を並設して建物の外壁等の壁2を形成するこ
とは一般的に行われている。この場合、隣り合う塗装パ
ネル1,1間には目地(継ぎ目)11が生じるので、こ
の目地11を処理して仕上げるための種々の仕上げ方法
が採用されている。
【0003】例えば、図6(a)の壁2は、目地材とし
て見せるガスケット15を目地11に挿着して仕上げら
れ、図6(b)の壁2は、塗装パネル1の塗装4に似せ
て形成された表面部16aを有するガスケット16を目
地11に装着して仕上げられている。また、図6(c)
の壁2は、目地11にコ−キング17を施して仕上げら
れている。
【0004】なお、自動車の塗装の補修分野において
は、補修部分に補修シ−トを貼着することが従来より提
案されているが(例えば、実開昭63−85639号公
報、実開平1−163126号公報等参照)、建築の仕
上げの分野ではこのようなシ−トによる仕上げ方法は、
未だ開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような塗装パネル壁の仕上げ方法においては、目地材
の存在により塗装パネルの分割が明確に分かってしまう
ため、外観上好ましいものとは言い難かった。また、塗
装パネルは、図7の(a)に示すように間柱6にネジや
釘7等で固定されるが、釘7等の頭部が見えてしまうた
め、外観を損ねる問題があった。この問題を解消するに
は、図7の(b)に示すように塗装パネル1の裏面に中
空のフレ−ム18を設け、このフレ−ム18をスタッド
19にリベット20で固定するというような固定方法を
採用しなければならなかった。
【0006】なお、壁の外観を美しく仕上げる方法とし
ては、図8に示すように塗装されていないパネル21を
互いに密着させて並設した後、これらパネル21の表面
全体に亘って塗装22を施す方法があるが、大掛かりな
塗装設備や熟練を要する問題がある。
【0007】この発明は、上記問題点を解決すべくなさ
れたもので、塗装設備や熟練を要せずに目地及び釘等の
頭部を隠すことができ、外観の向上が図れる塗装パネル
壁の目地なし仕上げ方法を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、表面が塗装された塗装パネルを
並設して形成される壁を隣り合う塗装パネル間に目地が
ないように仕上げる方法であって、上記塗装パネルの隣
り合う縁部の表面に塗装されていない非塗装面を形成
し、この非塗装面に、上記塗装パネルの塗装と同一塗装
工程により形成されかつ上記非塗装面と同一幅に形成さ
れた塗装シ−トを貼着することを特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明は、表面が塗装され
た塗装パネルを並設して形成される壁を隣り合う塗装パ
ネル間に目地がないように仕上げる方法であって、上記
塗装パネルの隣り合う縁部の表面に塗装がシ−ト状の自
由端となった塗装シ−ト状部を形成し、この塗装シ−ト
状部上に、上記塗装パネルの塗装と同一塗装工程により
形成された塗装シ−トを載置してこの塗装シ−トを上記
塗装シ−ト状部と共に所定の幅に切断し、この切断によ
り上記塗装パネルの隣り合う縁部の表面に塗装シ−トと
同一幅に形成された非塗装面に上記塗装シ−トを貼着す
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、塗装パネルの隣り合
う縁部の表面に塗装されていない非塗装面を形成し、こ
の非塗装面に、上記塗装パネルの塗装と同一塗装工程に
より形成されかつ上記非塗装面と同一幅に形成された塗
装シ−トを貼着するようにしたので、隣り合う塗装パネ
ル間の目地を覆い隠して塗装パネルの分割を分からなく
することができ、塗装パネルを釘等で固定する場合でも
釘等の頭部を覆い隠すことができ、塗装設備や熟練を要
せずに壁面を一様に塗装したように見せることができ、
外観の向上が図れる。
【0011】請求項2の発明によれば、塗装パネルの隣
り合う縁部の表面に塗装がシ−ト状の自由端となった塗
装シ−ト状部を形成し、この塗装シ−ト状部上に、上記
塗装パネルの塗装と同一塗装工程により形成された塗装
シ−トを載置してこの塗装シ−トを上記塗装シ−ト状部
と共に所定の幅に切断し、この切断により上記塗装パネ
ルの隣り合う縁部の表面に塗装シ−トと同一幅に形成さ
れた非塗装面に上記塗装シ−トを貼着するようにしたの
で、請求項1の発明よりも更に塗装パネルの塗装と塗装
シ−トとの間の継ぎ目を隙間がないように密着させて分
からなくすることができ、外観を更に向上させることが
できる。
【0012】
【実施例】以下に、この発明の実施例を添付図面に基い
て詳述する。
【0013】この発明に係る外壁パネル壁の目地なし仕
上げ方法の第1実施例を示す図1において、1は塗装パ
ネルで、この塗装パネル1を並設して建物の外壁等の壁
2が形成される。上記塗装パネル1は、パネル本体3の
表面に塗装4を施してなるもので、隣り合う縁部には塗
装4が施されない非塗装面5が所定の幅Wで形成されて
いる。
【0014】上記パネル本体3としては、硬質木片セメ
ント板、ハニカムの芯材をアルミニウム板でサンドして
なるアルミハニカム板、フレキシブルボ−ド等が適用で
きる。また、上記塗装4用の塗料としては、アクリル弾
性塗料等が適用できる。
【0015】なお、上記塗装4としては、掻き落し粗面
仕上げ塗装等の種々の塗装が適用できる。
【0016】上記塗装パネル3は、隣り同士を突き合わ
せた状態で、隣り合う縁部が間柱6にネジ或いは釘7で
固定される。そして、上記塗装パネル1の隣り合う縁部
に形成された非塗装面5に、塗装パネル1の塗装4と同
一塗装工程により形成されかつ上記非塗装面5と同一幅
Wに形成された帯状の塗装シ−ト8を接着剤9を介して
貼着することにより、塗装パネル壁の仕上げが完了す
る。
【0017】上記塗装シ−ト8は、例えば図示しない離
型紙上に塗装パネル1と同一の塗装を施し、乾燥してか
ら、離型紙を剥がすことにより得られる。この塗装シ−
ト8を上記非塗装面5と同一の幅Wに切断し、上記非塗
装面5上に接着剤9を塗布してから、図2に示すように
その隣接する非塗装面5上に亘って塗装シ−ト8を貼着
すればよい。なお、接着剤9としては、上記塗装4用の
塗料等が適用できる。接着剤9として上記塗装4用の塗
料を用いれば、塗装パネル1の塗装4及び塗装シ−ト8
と同色であるため、塗装パネル1の塗装4と塗装シ−ト
8との間の継ぎ目10から食み出したとしても目立つこ
とはない。
【0018】上述したように外壁パネル壁の目地なし仕
上げ方法によれば、塗装パネル1の隣り合う縁部の表面
に塗装されていない非塗装面5を形成し、この非塗装面
5に、上記塗装パネル1の塗装4と同一塗装工程により
形成されかつ上記非塗装面5と同一幅Wに形成された塗
装シ−ト8を貼着するようにしたので、隣り合う塗装パ
ネル1間の目地11が塗装シ−ト8により覆い隠され、
塗装パネル1の分割が分からなくなる。また、塗装パネ
ル1が釘7で固定されているが、これらの釘7の頭部も
塗装シ−ト8により覆い隠されることになる。
【0019】従って、塗装設備や熟練を要せずに壁面を
一様に塗装したように見せることができ、外観の向上が
図れる。
【0020】図3はこの発明に係る外壁パネル壁の目地
なし仕上げ方法の第2実施例を示しており、上記第1実
施例と同一部分には同一参照符号が付されている。本実
施例では、塗装パネル1の隣り合う縁部の表面には塗装
4がシ−ト状の自由端となった塗装シ−ト状部12が形
成されている。具体的には、この塗装シ−ト状部12
は、塗装パネル1の端部よりも内側に形成されており、
隣り合う塗装パネル1,1の隣接する表面には非塗装面
(上記塗装シ−ト状部12が位置する領域を含む)5が
形成されている。
【0021】上記塗装シ−ト状部12は、パネル本体1
の表面に塗装を施す際に図5に示すように塗装シ−ト状
部12を形成する部分に離型紙13を介して塗装4を施
し、乾燥してから、その離型紙13を剥がすことにより
得られる。そして、隣り合う塗装パネル1,1の相対向
する塗装シ−ト状部12,12上に、上記塗装パネル1
の塗装4と同一塗装工程により形成された塗装シ−ト8
を載置してこの塗装シ−ト8を上記塗装シ−ト状部12
と共に所定の幅Wに切断(C)し、この切断により上記
塗装パネル1の隣り合う縁部の表面に塗装シ−ト8と同
一幅に形成された非塗装面5に接着剤9を介して上記塗
装シ−ト8を貼着することにより、塗装パネル壁の仕上
げが完了する。
【0022】この場合、塗装シ−ト状部12上に塗装シ
−ト8を載置し、この塗装シ−ト8上に直線状の部材
(定規)を宛てがってカッタ−により塗装シ−ト8を下
の塗装シ−ト状部12と一緒に切断すればよい。これに
より塗装シ−ト状部12の余剰部分12a及び塗装シ−
ト8の余剰部分8aを除去したら、図4に示すように非
塗装面5に接着剤9を塗布して塗装シ−ト状部12及び
塗装シ−ト8を貼着すればよい。
【0023】本実施例によれば、塗装パネル1の隣り合
う縁部の表面に塗装4がシ−ト状の自由端となった塗装
シ−ト状部12を形成し、この塗装シ−ト状部12上
に、上記塗装パネル1の塗装4と同一塗装工程により形
成された塗装シ−ト8を載置してこの塗装シ−ト8を上
記塗装シ−ト状部12と共に所定の幅Wに切断し、この
切断により上記塗装パネル1の隣り合う縁部の表面に塗
装シ−ト8と同一幅に形成された非塗装面5に上記塗装
シ−ト8を貼着するようにしたので、上記第1実施例と
同様の作用効果が得られる他、特に上記第1実施例より
も更に塗装パネル1の塗装4と塗装シ−ト8との間の継
ぎ目10を隙間がないように密着させて分からなくする
ことができ、外観を更に向上させることができる。
【0024】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上記第1
及び第2実施例では塗装パネル1が間柱6にネジ或いは
釘7で固定されているが、塗装パネル1の裏面に中空の
フレ−ムを設け、このフレ−ムをスタッドにリベットで
固定するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上要するにこの発明によれば次のよう
な優れた効果が得られる。
【0026】(1)請求項1の発明によれば、塗装パネ
ルの隣り合う縁部の表面に塗装されていない非塗装面を
形成し、この非塗装面に、上記塗装パネルの塗装と同一
塗装工程により形成されかつ上記非塗装面と同一幅に形
成された塗装シ−トを貼着するようにしたので、隣り合
う塗装パネル間の目地を覆い隠して塗装パネルの分割を
分からなくすることができ、塗装パネルを釘等で固定す
る場合でも釘等の頭部を覆い隠すことができ、塗装設備
や熟練を要せずに壁面を一様に塗装したように見せるこ
とができ、外観の向上が図れる。
【0027】(2)請求項2の発明によれば、塗装パネ
ルの隣り合う縁部の表面に塗装がシ−ト状の自由端とな
った塗装シ−ト状部を形成し、この塗装シ−ト状部上
に、上記塗装パネルの塗装と同一塗装工程により形成さ
れた塗装シ−トを載置してこの塗装シ−トを上記塗装シ
−ト状部と共に所定の幅に切断し、この切断により上記
塗装パネルの隣り合う縁部の表面に塗装シ−トと同一幅
に形成された非塗装面に上記塗装シ−トを貼着するよう
にしたので、請求項1の発明よりも更に塗装パネルの塗
装と塗装シ−トとの間の継ぎ目を隙間がないように密着
させて分からなくすることができ、外観を更に向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る外壁パネル壁の目地なし仕上げ
方法の第1実施例を説明するための断面図である。
【図2】図1の外壁の仕上り状態を示す断面図である。
【図3】この発明に係る外壁パネル壁の目地なし仕上げ
方法の第2実施例を説明するための断面図である。
【図4】図3の外壁の仕上り状態を示す断面図である。
【図5】図3の塗装パネルの製作方法を説明するための
断面図である。
【図6】従来の塗装パネル壁の仕上げ方法を説明するた
めの断面図である。
【図7】従来の塗装パネルの取付け方法を説明するため
の断面図である。
【図8】従来の塗装パネル壁の別の仕上げ方法を説明す
るための断面図である。
【符号の説明】
1 塗装パネル 2 壁 4 塗装 5 非塗装面 8 塗装シート 12 塗装シ−ト状部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が塗装された塗装パネルを並設して形
    成される壁を隣り合う塗装パネル間に目地がないように
    仕上げる方法であって、上記塗装パネルの隣り合う縁部
    の表面に塗装されていない非塗装面を形成し、この非塗
    装面に、上記塗装パネルの塗装と同一塗装工程により形
    成されかつ上記非塗装面と同一幅に形成された塗装シ−
    トを貼着することを特徴とする塗装パネル壁の目地なし
    仕上げ方法。
  2. 【請求項2】表面が塗装された塗装パネルを並設して形
    成される壁を隣り合う塗装パネル間に目地がないように
    仕上げる方法であって、上記塗装パネルの隣り合う縁部
    の表面に塗装がシ−ト状の自由端となった塗装シート状
    部を形成し、この塗装シ−ト状部上に、上記塗装パネル
    の塗装と同一塗装工程により形成された塗装シ−トを載
    置してこの塗装シ−トを上記塗装シ−ト状部と共に所定
    の幅に切断し、この切断により上記塗装パネルの隣り合
    う縁部の表面に塗装シ−トと同一幅に形成された非塗装
    面に上記塗装シ−トを貼着することを特徴とする塗装パ
    ネル壁の目地なし仕上げ方法。
JP24780693A 1993-10-04 1993-10-04 塗装パネル壁の目地なし仕上げ方法 Pending JPH07102720A (ja)

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