JPH0755301B2 - 塗り分け塗装方法及び塗装用マスキングシート - Google Patents
塗り分け塗装方法及び塗装用マスキングシートInfo
- Publication number
- JPH0755301B2 JPH0755301B2 JP5085128A JP8512893A JPH0755301B2 JP H0755301 B2 JPH0755301 B2 JP H0755301B2 JP 5085128 A JP5085128 A JP 5085128A JP 8512893 A JP8512893 A JP 8512893A JP H0755301 B2 JPH0755301 B2 JP H0755301B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- masking tape
- painting
- masking
- curing sheet
- sheet
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗り分け塗装方法及びこ
れに使用する塗装用マスキングシ−トに関する。
れに使用する塗装用マスキングシ−トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のボディ−塗装などにおい
て、2色に塗り分け、その塗り分け部分にトリム材等を
取付けて仕上げることが行われている。また、ボディ−
表面とボディ−の下廻り部分を別種の塗料で塗装し、そ
の塗り分け部分に同じくトリム材を取付けることも行わ
れている。
て、2色に塗り分け、その塗り分け部分にトリム材等を
取付けて仕上げることが行われている。また、ボディ−
表面とボディ−の下廻り部分を別種の塗料で塗装し、そ
の塗り分け部分に同じくトリム材を取付けることも行わ
れている。
【0003】こうした塗り分け塗装を行う場合、先づ塗
り分けられる一面側をマスキングシ−トで覆って塗装
し、次に、上記マスキングシ−トを剥し、別のマスキン
グシ−トを使用して塗装の終った面側を覆って塗装を行
っているが、マスキングシ−トの貼り替えを行わなけれ
ばならず、マスキング処理に手間を要するし、塗装作業
が煩雑で能率も悪く、コストアップの原因ともなってい
る。
り分けられる一面側をマスキングシ−トで覆って塗装
し、次に、上記マスキングシ−トを剥し、別のマスキン
グシ−トを使用して塗装の終った面側を覆って塗装を行
っているが、マスキングシ−トの貼り替えを行わなけれ
ばならず、マスキング処理に手間を要するし、塗装作業
が煩雑で能率も悪く、コストアップの原因ともなってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、マスキングシ
−トを何回も貼り替えることなく、一枚のマスキングシ
−トで塗り分け塗装時のマスキング部分の切替えを容易
かつ充分に行えるようにしようとするものである。
−トを何回も貼り替えることなく、一枚のマスキングシ
−トで塗り分け塗装時のマスキング部分の切替えを容易
かつ充分に行えるようにしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、塗装における
目切り線を作るための目切り縁を両側に有するマスキン
グテ−プを、塗り分け部分に貼り付け、このマスキング
テ−プにマスキング用の養生シ−トを固定して、一方の
目切り縁を露出させ、かつ他方の目切り縁と非塗装部分
側を覆って塗装し、その後で上記固定されている養生シ
−トをめくり返して他方の目切り縁を露出させると共に
塗装の終った部分を覆って未塗装部分を塗装し、これに
よって塗り分け塗装を容易に行なえるようにするもので
ある。
目切り線を作るための目切り縁を両側に有するマスキン
グテ−プを、塗り分け部分に貼り付け、このマスキング
テ−プにマスキング用の養生シ−トを固定して、一方の
目切り縁を露出させ、かつ他方の目切り縁と非塗装部分
側を覆って塗装し、その後で上記固定されている養生シ
−トをめくり返して他方の目切り縁を露出させると共に
塗装の終った部分を覆って未塗装部分を塗装し、これに
よって塗り分け塗装を容易に行なえるようにするもので
ある。
【0006】
【実施例】以下実施例について述べれば、紙、プラスチ
ックフイルム、不織布その他の適当な基材1の一面に粘
着剤層2を形成した下部マスキングテ−プ3の上に、同
種若しくは別種の同じく基材4の一面に粘着剤層5を形
成した上部マスキングテ−プ6を貼付け、この上部マス
キングテ−プに養生シ−ト7を固定している。図示のも
のは、上部マスキングテ−プ6が下部マスキングテ−プ
3の一側縁8より突出し、その突出している側縁を一方
の目切り縁9とし、これと対向する下部マスキングテ−
プ3の他側縁を他方の目切り縁10とし、上部マスキン
グテ−プ6に固定した養生シ−ト7が上記下部マスキン
グテ−プの目切り縁10を覆っている。
ックフイルム、不織布その他の適当な基材1の一面に粘
着剤層2を形成した下部マスキングテ−プ3の上に、同
種若しくは別種の同じく基材4の一面に粘着剤層5を形
成した上部マスキングテ−プ6を貼付け、この上部マス
キングテ−プに養生シ−ト7を固定している。図示のも
のは、上部マスキングテ−プ6が下部マスキングテ−プ
3の一側縁8より突出し、その突出している側縁を一方
の目切り縁9とし、これと対向する下部マスキングテ−
プ3の他側縁を他方の目切り縁10とし、上部マスキン
グテ−プ6に固定した養生シ−ト7が上記下部マスキン
グテ−プの目切り縁10を覆っている。
【0007】上記養生シ−ト7は、クラフト紙、プラス
チックフイルムその他のシ−ト材料で形成され、プラス
チックフイルムの場合には、表面をコロナ処理したり、
炭酸カルシウムを含有させたりすると更に好ましいもの
となる。この養生シ−トは、マスキングしたい部分を充
分に覆うことができるように用途に応じた適当な大きさ
に形成する。
チックフイルムその他のシ−ト材料で形成され、プラス
チックフイルムの場合には、表面をコロナ処理したり、
炭酸カルシウムを含有させたりすると更に好ましいもの
となる。この養生シ−トは、マスキングしたい部分を充
分に覆うことができるように用途に応じた適当な大きさ
に形成する。
【0008】この養生シ−トの他側縁11には、その裏
面側より粘着剤層12が一部露出するようにしてマスキ
ングテ−プ13を貼付けている。この場合、養生シ−ト
の他側縁に直接粘着剤層を形成することもできる。図示
のものでは、こうしたマスキングシ−ト14を長く形成
しており、使用する長さに対応するような一定間隔にミ
シン目15等の切取線を設けておくと一層使用し易い。
こうしたマスキングシ−トは、図示のようにそのまま巻
回したりする他、養生シ−トの部分を幾つかに折って幅
を狭くして巻回したりすると便利なこともある。
面側より粘着剤層12が一部露出するようにしてマスキ
ングテ−プ13を貼付けている。この場合、養生シ−ト
の他側縁に直接粘着剤層を形成することもできる。図示
のものでは、こうしたマスキングシ−ト14を長く形成
しており、使用する長さに対応するような一定間隔にミ
シン目15等の切取線を設けておくと一層使用し易い。
こうしたマスキングシ−トは、図示のようにそのまま巻
回したりする他、養生シ−トの部分を幾つかに折って幅
を狭くして巻回したりすると便利なこともある。
【0009】上記上部マスキングテ−プ6の目切り縁9
を、塗装体16の塗装部分の目切り線に合わせるように
貼付けて行くと、下部マスキングテ−プ3の目切り縁1
0も自然と他方の目切り線を形成するようになる。次に
養生シ−ト7を持ち上げて、非塗装部分17を覆うよう
にし、他側縁に設けたマスキングテ−プ13で仮着する
と、下部マスキングテ−プの目切り縁10が露出される
ので、この状態で塗装を行うと塗装部分が塗装18され
る(図2(a))。
を、塗装体16の塗装部分の目切り線に合わせるように
貼付けて行くと、下部マスキングテ−プ3の目切り縁1
0も自然と他方の目切り線を形成するようになる。次に
養生シ−ト7を持ち上げて、非塗装部分17を覆うよう
にし、他側縁に設けたマスキングテ−プ13で仮着する
と、下部マスキングテ−プの目切り縁10が露出される
ので、この状態で塗装を行うと塗装部分が塗装18され
る(図2(a))。
【0010】その後、上記マスキングテ−プ13を剥が
すと、目切り縁9により区画された非塗装部分17が露
出され、塗装の終った塗装部分18が覆われてマスキン
グされるので、非塗装部分の塗装19を行う(図2
(b))。こうして、確実に塗り分け塗装ができるの
で、このマスキングシ−トを剥ぎ取り、この上にトリム
材20を貼付けたり、固着したりして両目切り線にまた
がるように固着すれば、塗装されなかった部分もこれに
よってかくされ、塗り分け塗装がきれいに仕上る(図2
(c))。
すと、目切り縁9により区画された非塗装部分17が露
出され、塗装の終った塗装部分18が覆われてマスキン
グされるので、非塗装部分の塗装19を行う(図2
(b))。こうして、確実に塗り分け塗装ができるの
で、このマスキングシ−トを剥ぎ取り、この上にトリム
材20を貼付けたり、固着したりして両目切り線にまた
がるように固着すれば、塗装されなかった部分もこれに
よってかくされ、塗り分け塗装がきれいに仕上る(図2
(c))。
【0011】上記塗装の場合、先ず、図2(b)の状態
で塗装19を行い、次に、図2(a)の状態にして塗装
18を行うようにすることもできる。また、こうした塗
り分け塗装は、上記した上下塗り分けだけでなく、左右
塗り分け等にも広く使用することができる。
で塗装19を行い、次に、図2(a)の状態にして塗装
18を行うようにすることもできる。また、こうした塗
り分け塗装は、上記した上下塗り分けだけでなく、左右
塗り分け等にも広く使用することができる。
【0012】図3に示すものは、下部マスキングテ−プ
25の両側縁がそれぞれ目切り線26、27となるよう
にしたもので、この場合には、上部マスキングテ−プ2
8は、塗装体に直接貼られることはないので、マスキン
グテ−プ以外の普通のテ−プを用いて養生シート7を固
定することができるし、養生シ−トを直接下部マスキン
グテ−プに貼付けたりして固定することもできる。
25の両側縁がそれぞれ目切り線26、27となるよう
にしたもので、この場合には、上部マスキングテ−プ2
8は、塗装体に直接貼られることはないので、マスキン
グテ−プ以外の普通のテ−プを用いて養生シート7を固
定することができるし、養生シ−トを直接下部マスキン
グテ−プに貼付けたりして固定することもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記したように、一枚のマスキ
ングシ−トを使用することによって、上記自動車の場合
以外にも広く各種の塗装において容易に塗り分け塗装を
行うことができ、マスキングシ−トの貼り替えの手間も
必要ないし、コストも低減することができる。
ングシ−トを使用することによって、上記自動車の場合
以外にも広く各種の塗装において容易に塗り分け塗装を
行うことができ、マスキングシ−トの貼り替えの手間も
必要ないし、コストも低減することができる。
【図1】本発明の実施例を示す一部省略斜視図である。
【図2】塗装の工程を(a)、(b)、(c)と順を追
って示す説明図である。
って示す説明図である。
【図3】変形例を示す断面図である。
1、4 基材 2、5 粘着剤層 3 下部マスキングテ−プ 6 上部マスキングテ−プ 7 養生シ−ト 9、10 目切り縁 13 マスキングテ−プ 14 マスキングシ−ト 15 ミシン目
Claims (2)
- 【請求項1】 塗り分け塗装において、目切り縁を両側
に有するマスキングテ−プを塗り分け部分に貼付し、該
マスキングテ−プに養生シ−トを固定して一方の目切り
縁を露出させると共に他方の目切り縁と非塗装部分側を
覆って塗装し、次に上記養生シ−トをめくり返して上記
覆われていた他方の目切り縁を露出させると共に養生シ
−トで既塗装部側を覆って未塗装部分を塗装する塗り分
け塗装方法。 - 【請求項2】 一側に塗装の際の目切り部に位置する目
切り縁を有するマスキングテ−プを備え、該マスキング
テ−プに上記目切り縁を覆うように養生シ−トの一側縁
を固定し、該養生シ−トの他側縁にこの養生シ−トをめ
くり返して上記目切り縁を露出させた状態に固定できる
マスキングテ−プを設けた塗装用マスキングシ−ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5085128A JPH0755301B2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 塗り分け塗装方法及び塗装用マスキングシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5085128A JPH0755301B2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 塗り分け塗装方法及び塗装用マスキングシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06269708A JPH06269708A (ja) | 1994-09-27 |
JPH0755301B2 true JPH0755301B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=13850016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5085128A Expired - Lifetime JPH0755301B2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 塗り分け塗装方法及び塗装用マスキングシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0755301B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104955584A (zh) * | 2012-12-28 | 2015-09-30 | 金锡珠 | 复合带 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102458683B (zh) | 2009-05-12 | 2015-04-01 | 3M创新有限公司 | 用于产生精确油漆线的掩蔽制品和提高掩蔽制品的油漆线性能的方法 |
JP2023048932A (ja) * | 2021-09-28 | 2023-04-07 | トヨタ自動車株式会社 | 見切り線の形成方法 |
-
1993
- 1993-03-22 JP JP5085128A patent/JPH0755301B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104955584A (zh) * | 2012-12-28 | 2015-09-30 | 金锡珠 | 复合带 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06269708A (ja) | 1994-09-27 |
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