JPH07102032B2 - 脱穀機の選別機構 - Google Patents

脱穀機の選別機構

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JPH07102032B2
JPH07102032B2 JP1066645A JP6664589A JPH07102032B2 JP H07102032 B2 JPH07102032 B2 JP H07102032B2 JP 1066645 A JP1066645 A JP 1066645A JP 6664589 A JP6664589 A JP 6664589A JP H07102032 B2 JPH07102032 B2 JP H07102032B2
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大西  進
豊和 川畑
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンバイン等に搭載される脱穀機の選別機構
に関し、詳しくは、受網の下方に、受網から漏下した処
理物を比重選別し乍ら後方へ搬送するグレンパンと、グ
レンパンで搬送されてきた処理物を受けて粗選別する角
度変更可能なチャフシーブ、並びに、このチャフシーブ
から漏下した処理物を受けて精選別するグレンシーブと
を備えた揺動選別装置を設けた脱穀機の選別機構に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、揺動選別装置のチャフシーブは、特開昭63−2456
21号公報に示される如く、チャフプレートの角度を変更
して開度調節を行うよう構成してあった。
つまり、枕地旋回時のように後続稈がないとき等、処理
物量が少ない場合は、チャフシーブの各プレートを寝か
せて開度を小さくすることで、単粒化された殻粒のみ落
ちるようにし、枝付き殻粒や切ワラ等を寝かせたプレー
トで下から受止めて選別精度の向上をはかり、刈取直進
走行時のように処理物量が多い場合には、チャフシーブ
の各プレートを立てて開度を大きくすることで、多少選
別精度は低下するが、処理効率の向上をはかるようにし
てあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、処理物量が多い場合にチャフシーブの開度を
大きくすることで漏下率を高めても、多少なりとも単粒
化された殻粒がワラ屑に混ざってチャフシーブの終端か
ら送り出され、その一部が機体後部の排塵口より機外に
放出され、いわゆる3番ロスが発生することがあった。
そこで、上記欠点を解消する手段としてチャフシーブの
搬送面を長くして選別精度の向上をはかることが考えら
れるが、斯かる場合には、揺動選別装置が長くなり、延
いては脱穀装置全体が大型化する不都合がある。
本発明は、チャフシーブの構造を工夫することによっ
て、処理物量が多い場合の選別精度を、さらに、向上す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する為の本発明の特徴構成は、角度変更
可能なチャフシーブの搬送方向の略中間位置に、チャフ
シーブの搬送面を構成する各プレートの上縁よりも上方
に突出するように配置した角度変更可能なチャフプレー
トを設けた点にあり、その作用、効果は次の通りであ
る。
〔作 用〕
処理物量が多い場合には、チャフシーブの各プレートを
立てて開度を大きくすることで漏下率を高め、処理効率
の向上をはかる。斯かる場合には、中間のプレートと他
のプレートとの高さの差が大きくなるので、穀粒が混ざ
ったワラ屑は、その壁を乗り越えなければならず、搬送
抵抗が与えられて多少停溜気味となり、揺動選別装置の
篩い回数が増えてワラ屑から単粒化された穀粒が分離さ
れて選別性能が向上する。
そして、処理物量が少ない場合には、チャフシーブの各
プレートを寝かせて穀粒及び枝付き穀粒の漏下を抑制
し、選別性能の向上をはかる。斯かる場合には、中間の
プレートと他のプレートの高さの差は小さくなるのでワ
ラ屑はなんなくそこを乗り越えて処理効率を低下させる
ことなく処理できる。
〔発明の効果〕
上記構成の結果、揺動選別装置を長くすることなく、処
理物量が多い場合の単粒化穀粒の回収効率を向上できる
とともに、3番ロスを減少することができるに至った。
〔実施例〕
第6図は脱穀装置の側面を示し、扱室(1)の受網
(2)の下方に、受網(2)から漏下した処理物を穀粒
とワラ屑とに比重選別し乍ら後方に搬送するグレンパン
(3)、及び、前記グレンパン(3)によって搬送され
て来た処理物の内で穀粒を篩い落すチャフシーブ
(4)、並びに、前記チャフシーブ(4)によって篩い
落された穀粒の内で単粒化された穀粒と枝付き穀粒とに
篩い落すグレンシーブ(5)、さらに、前記受網(2)
から漏下されずに受網の終端側から送り出されて来た比
較的大きなワラ屑を機外に搬送するストローラック
(6)を備えた揺動選別装置(7)が設けられ、その揺
動選別装置(7)の下に、単粒化された穀粒を回収して
機外に搬送する1番物回収部(8)と、前記グレンシー
ブ(5)の終端から落下した枝付き穀粒を回収して、前
記扱室(1)に還元する2番物回収部(9)が設けられ
ている。
そして、前記揺動選別装置(7)の始端部の下方には、
前記グレッシーブ(5)、並びに、前記ストローラック
(6)を通過する軽小なワラ屑を後方に吹き飛ばす唐箕
(10)、そして、前記揺動選別装置(7)の終端部の上
方には、前記唐箕(10)により吹き飛ばされて来たワラ
屑を吸引して装置外に排出するファン(11)が設けられ
ている。
扱室(1)の上部に設けられたワラ切刃(12)は、第3
図乃至第5図に示す如く、脱穀装置の側壁に設けられた
刃物台(13)に対して複数個まとめて着脱可能となって
いる。つまり、複数のワラ切刃(12)‥が1枚のプレー
ト(14)に取付けられて単一のブロックを形成し、この
ように単一のブロックに形成されたワラ切刃のプレート
(14)がボルト(15)を介して刃物台(13)に固定され
ている。又、前記プレート(14)には、押えの補強板
(16)が溶接連結されている。
前記揺動選別装置(7)のチャフシーブ(4)は、第1
図及び第2図に示す如く、上下一対のリンク(17a),
(17b)に多数の略帯板状のプレート(4a)が並列架設
されてなり、搬送方向の略中間位置に、前後のプレート
(4a),(4a)よりも背の高い中間プレート(4b)が設
けられ、つまり、チャフシーブ(4)の搬送面を構成す
る各プレート(4a)の上縁よりも上方に突出する中間プ
レート(4b)が設けられ、上部のリンク(17a)が揺動
選別装置(7)の側壁(7a)に固定され、下部のリンク
(17b)が揺動可能に取付けられ、バネ(18)によって
各プレート(4a),(4b)が閉じ方向、つまり、寝る方
向に付勢され、バネ(18)の付勢力に抗して操作ワイヤ
(19)で引っ張ることによって開く方向に角度変更可能
に構成されている。そして、背の高い中間プレート(4
b)と、それの直前のプレート(4a′)との間隔が、各
プレート(4a),(4a)の間隔よりも2倍の間隔に形成
され、中間プレート(4b)を乗り越える時に滞留する処
理物の中から穀粒の漏下を容易にしてある。前記チャフ
シーブ(4)の角度調節は、次のように行われる。つま
り、脱穀装置におけるフィードチェーン(20)に対する
挾持レール(21)の穀稈の量に応じた上下動変位量をセ
ンサ(22)により検出し、その検出結果に基づいて制御
装置(23)及び駆動装置(24)により、前記操作ワイヤ
(19)を引き操作して角度を調節するのである。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る脱穀機の選別機構の実施例を示し、
第1図及び第2図はチャフシーブの切換状態を示す縦断
側面図、第3図はワラ切刃を示す分解斜視図、第4図は
同側面図、第5図はワラ切刃を脱穀装置に取付けた状態
を示す側面図、第6図は脱穀機全体を示す側面図であ
る。 (2)……受網、(3)……グレンパン、(4)……チ
ャフシーブ、(4a)……チャフプレート、(4b)……中
間チャフプレート、(5)……グレンシーブ、(7)…
…揺動選別装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受網(2)の下方に、受網(2)から漏下
    した処理物を比重選別し乍ら後方へ搬送するグレンパン
    (3)と、グレンパン(3)で搬送されてきた処理物を
    受けて粗選別する角度変更可能なチャフシーブ(4)、
    並びに、このチャフシーブ(4)から漏下した処理物を
    受けて精選別するグレンシーブ(5)とを備えた揺動選
    別装置(7)を設けた脱穀機の選別機構において、前記
    チャフシーブ(4)の搬送方向の略中間位置に、チャフ
    シーブ(4)の搬送面を構成する各プレート(4a)の上
    縁よりも上方に突出するように配置した角度変更可能な
    チャフプレート(4b)を設けてある脱穀機の選別機構。
JP1066645A 1989-03-18 1989-03-18 脱穀機の選別機構 Expired - Fee Related JPH07102032B2 (ja)

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JPH02245117A JPH02245117A (ja) 1990-09-28
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JP2761474B2 (ja) * 1996-05-27 1998-06-04 ヤンマー農機株式会社 コンバインの選別制御装置

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