JPH07102017A - 末端に官能基を有する重合体及びその製造方法 - Google Patents
末端に官能基を有する重合体及びその製造方法Info
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- JPH07102017A JPH07102017A JP27475193A JP27475193A JPH07102017A JP H07102017 A JPH07102017 A JP H07102017A JP 27475193 A JP27475193 A JP 27475193A JP 27475193 A JP27475193 A JP 27475193A JP H07102017 A JPH07102017 A JP H07102017A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】可視光硬化型樹脂、UV硬化型樹脂、電子線硬
化型樹脂、接着剤、改質剤、コーティング剤などの原料
として有用で、耐水性、電気絶縁性、耐湿性、耐候性、
耐熱性等の諸特性に優れる末端に官能基を有する重合体
およびそれを容易かつ安価に製造できる方法を提供する
こと。 【構成】一般式(I)で表される末端に官能基を有す
る重合体。数平均分子量が、5百〜5万の飽和炭化水素
系重合体であって、1分子当たり少なくとも1.1個の
水酸基を末端に有する化合物を、アリルクロライド、
メタリルクロライド等と反応させる前記の製造方法、
エステル化触媒存在下、アクリル酸、メタクリル酸と
反応させることを特徴とする前記の製造方法、および
炭素−炭素2重結合とオキシラン環を同一分子内に有
する化合物と反応させる前記の製造方法、 炭素−
炭素2重結合とイソシアネート基を同一分子内に有する
化合物と反応させる前記の製造方法。 【化1】
化型樹脂、接着剤、改質剤、コーティング剤などの原料
として有用で、耐水性、電気絶縁性、耐湿性、耐候性、
耐熱性等の諸特性に優れる末端に官能基を有する重合体
およびそれを容易かつ安価に製造できる方法を提供する
こと。 【構成】一般式(I)で表される末端に官能基を有す
る重合体。数平均分子量が、5百〜5万の飽和炭化水素
系重合体であって、1分子当たり少なくとも1.1個の
水酸基を末端に有する化合物を、アリルクロライド、
メタリルクロライド等と反応させる前記の製造方法、
エステル化触媒存在下、アクリル酸、メタクリル酸と
反応させることを特徴とする前記の製造方法、および
炭素−炭素2重結合とオキシラン環を同一分子内に有
する化合物と反応させる前記の製造方法、 炭素−
炭素2重結合とイソシアネート基を同一分子内に有する
化合物と反応させる前記の製造方法。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、末端に官能基を有する
重合体及びその製造方法に関するものであり、詳細には
官能基として炭素−炭素2重結合を末端に有する重合体
に関するものである。
重合体及びその製造方法に関するものであり、詳細には
官能基として炭素−炭素2重結合を末端に有する重合体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】末端に官能基を有する重合体、例えば、
1分子当たり平均して1個を越える官能基を有するイソ
ブチレン系重合体は、そのまま又は更に各種の官能基変
換条件を行うことにより、架橋効果によりゴム状硬化物
を生成させることができる。また、この重合体はUSP
4,904,732、特開昭63−6041号公報に開
示されているように架橋性珪素基を導入し、湿分硬化性
の重合体にすることができる。
1分子当たり平均して1個を越える官能基を有するイソ
ブチレン系重合体は、そのまま又は更に各種の官能基変
換条件を行うことにより、架橋効果によりゴム状硬化物
を生成させることができる。また、この重合体はUSP
4,904,732、特開昭63−6041号公報に開
示されているように架橋性珪素基を導入し、湿分硬化性
の重合体にすることができる。
【0003】1分子当たり平均して1個を越える官能基
を有するイソブチレン系重合体は、USP3,644,
315、USP4,524,187に開示されている
が、この重合体はイソブチレンと共役二重結合を有する
化合物を共重合させて得られるものであり、主鎖中に二
重結合を有しており、耐候性や耐薬品性および反応性に
劣る重合体である。
を有するイソブチレン系重合体は、USP3,644,
315、USP4,524,187に開示されている
が、この重合体はイソブチレンと共役二重結合を有する
化合物を共重合させて得られるものであり、主鎖中に二
重結合を有しており、耐候性や耐薬品性および反応性に
劣る重合体である。
【0004】また、USP4,316,973、USP
4,758,631および特開昭63−105005号
公報には分子鎖末端に官能基を有する重合体が開示され
ている。USP4,316,973等に開示されている
重合体は1,4−ビス(α−クロロイソプロピル)ベン
ゼンを開始剤兼連鎖移動剤とし、且つBC13を触媒と
してイソブチレンをカチオン重合させるイニファー法に
よって得られる末端に塩素原子を有する重合体をさらに
反応させて得られる。特開昭63−105005号公報
に開示されている重合体は、イニファー法で得られる重
合直後あるいは精製後の両末端に塩素原子を有するイソ
ブチレン系ポリマーをアリルトリメチルシランと反応さ
せることにより両末端にアリル基を有するポリマーとし
て得られる。
4,758,631および特開昭63−105005号
公報には分子鎖末端に官能基を有する重合体が開示され
ている。USP4,316,973等に開示されている
重合体は1,4−ビス(α−クロロイソプロピル)ベン
ゼンを開始剤兼連鎖移動剤とし、且つBC13を触媒と
してイソブチレンをカチオン重合させるイニファー法に
よって得られる末端に塩素原子を有する重合体をさらに
反応させて得られる。特開昭63−105005号公報
に開示されている重合体は、イニファー法で得られる重
合直後あるいは精製後の両末端に塩素原子を有するイソ
ブチレン系ポリマーをアリルトリメチルシランと反応さ
せることにより両末端にアリル基を有するポリマーとし
て得られる。
【0005】しかし、USPUSP4,316,97
3、特開昭63−105005号公報等に開示されてい
る重合体は高価な原料が必要であった。
3、特開昭63−105005号公報等に開示されてい
る重合体は高価な原料が必要であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、可視光硬化
型樹脂、UV硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂、接着剤、
改質剤、コーティング剤などの原料として有用で、耐水
性、電気絶縁性、耐湿性、耐候性、耐熱性等の諸特性に
優れる末端に官能基を有する重合体およびそれを容易か
つ安価に製造できる方法を提供することを目的とする。
型樹脂、UV硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂、接着剤、
改質剤、コーティング剤などの原料として有用で、耐水
性、電気絶縁性、耐湿性、耐候性、耐熱性等の諸特性に
優れる末端に官能基を有する重合体およびそれを容易か
つ安価に製造できる方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、 一
般式(I)で表されることを特徴とする末端に官能基を
有する重合体により達成される。
般式(I)で表されることを特徴とする末端に官能基を
有する重合体により達成される。
【0008】
【化3】
【0009】(式中、Rは数平均分子量が、500〜5
0,000の飽和炭化水素系重合体残基を表し、R1 は
水素又はメチル基を表し、Xは、
0,000の飽和炭化水素系重合体残基を表し、R1 は
水素又はメチル基を表し、Xは、
【0010】
【化4】
【0011】の内から選ばれる有機基を示し、Rの末端
に結合する。nは、1.1以上の実数を示す。) また、本発明の目的は、 数平均分子量が、500〜
50,000の飽和炭化水素系重合体であって、1分子
当たり少なくとも1.1個の水酸基を末端に有する化合
物をアリルクロライド、メタリルクロライド、アリルブ
ロマイド、およびメタリルブロマイドからなる群から選
択される1種以上と反応させることを特徴とする前記
記載の末端に官能基を有する重合体の製造方法、 数
平均分子量が、500〜50,000の飽和炭化水素系
重合体であって、1分子当たり少なくとも1.1個の水
酸基を末端に有する化合物をエステル化触媒存在下、ア
クリル酸およびメタクリル酸の少なくとも1種と反応さ
せることを特徴とする前記に記載の末端に官能基を有
する重合体の製造方法、 数平均分子量が、500〜
50,000の飽和炭化水素系重合体であって、1分子
当たり少なくとも1.1個の水酸基を末端に有する化合
物を炭素−炭素2重結合とオキシラン環を同一分子内に
有する化合物と反応させることを特徴とする前記に記
載の末端に官能基を有する重合体の製造方法、および
数平均分子量が、500〜50,000の飽和炭化水
素系重合体であって、1分子当たり少なくとも1.1個
の水酸基を末端に有する化合物を炭素−炭素2重結合と
イソシアネート基を同一分子内に有する化合物と反応さ
せることを特徴とする前記に記載の末端に官能基を有
する重合体の製造方法により達成される。
に結合する。nは、1.1以上の実数を示す。) また、本発明の目的は、 数平均分子量が、500〜
50,000の飽和炭化水素系重合体であって、1分子
当たり少なくとも1.1個の水酸基を末端に有する化合
物をアリルクロライド、メタリルクロライド、アリルブ
ロマイド、およびメタリルブロマイドからなる群から選
択される1種以上と反応させることを特徴とする前記
記載の末端に官能基を有する重合体の製造方法、 数
平均分子量が、500〜50,000の飽和炭化水素系
重合体であって、1分子当たり少なくとも1.1個の水
酸基を末端に有する化合物をエステル化触媒存在下、ア
クリル酸およびメタクリル酸の少なくとも1種と反応さ
せることを特徴とする前記に記載の末端に官能基を有
する重合体の製造方法、 数平均分子量が、500〜
50,000の飽和炭化水素系重合体であって、1分子
当たり少なくとも1.1個の水酸基を末端に有する化合
物を炭素−炭素2重結合とオキシラン環を同一分子内に
有する化合物と反応させることを特徴とする前記に記
載の末端に官能基を有する重合体の製造方法、および
数平均分子量が、500〜50,000の飽和炭化水
素系重合体であって、1分子当たり少なくとも1.1個
の水酸基を末端に有する化合物を炭素−炭素2重結合と
イソシアネート基を同一分子内に有する化合物と反応さ
せることを特徴とする前記に記載の末端に官能基を有
する重合体の製造方法により達成される。
【0012】本発明の末端に官能基を有する重合体は、
数平均分子量が500〜50,000、好ましくは2,
000〜30,000の範囲が、作業性の面から取り扱
いやすく、これより分子量が大きくなると粘度が高くな
りすぎたり、あるいは固形になり、ハンドリングが容易
でなくなる。又、これより分子量が小さい場合には、主
鎖骨格の特性を発現しにくくなる。また、一般式(I)
において、炭素−炭素2重結合の数を示すnは、1.1
以上好ましくは1.2〜3.0の範囲である。この炭素
−炭素2重結合は、飽和炭化水素系重合体の末端に結合
されるが、ここでいう末端とは飽和炭化水素系重合体が
直鎖状の場合は、その両端部を指し、分岐状の場合は側
鎖端部をも包含する意味であるが、飽和炭化水素系重合
体は、好ましくは直鎖状である。尚、水酸基は、末端の
みに導入されるのが極めて好ましいが、飽和炭化水素系
重合体分子の末端以外に1分子当たり3.0以下なら許
容され得る。
数平均分子量が500〜50,000、好ましくは2,
000〜30,000の範囲が、作業性の面から取り扱
いやすく、これより分子量が大きくなると粘度が高くな
りすぎたり、あるいは固形になり、ハンドリングが容易
でなくなる。又、これより分子量が小さい場合には、主
鎖骨格の特性を発現しにくくなる。また、一般式(I)
において、炭素−炭素2重結合の数を示すnは、1.1
以上好ましくは1.2〜3.0の範囲である。この炭素
−炭素2重結合は、飽和炭化水素系重合体の末端に結合
されるが、ここでいう末端とは飽和炭化水素系重合体が
直鎖状の場合は、その両端部を指し、分岐状の場合は側
鎖端部をも包含する意味であるが、飽和炭化水素系重合
体は、好ましくは直鎖状である。尚、水酸基は、末端の
みに導入されるのが極めて好ましいが、飽和炭化水素系
重合体分子の末端以外に1分子当たり3.0以下なら許
容され得る。
【0013】一般式(I)の本発明の重合体を得るに
は、1分子当たり少なくとも1.1個の水酸基を末端に
有する飽和炭化水素系重合体の該水酸基もしくはその誘
導基と炭素−炭素2重結合を有する化合物とを反応させ
ることにより、得ることができる。主鎖骨格のユニット
としては、エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレ
ン、スチレン等のモノマー群から選ばれたものが利用で
き、これらモノマーは、適宜選択することにより、単独
重合体あるいは複数組み合わせた共重合体の主鎖骨格を
形成する。
は、1分子当たり少なくとも1.1個の水酸基を末端に
有する飽和炭化水素系重合体の該水酸基もしくはその誘
導基と炭素−炭素2重結合を有する化合物とを反応させ
ることにより、得ることができる。主鎖骨格のユニット
としては、エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレ
ン、スチレン等のモノマー群から選ばれたものが利用で
き、これらモノマーは、適宜選択することにより、単独
重合体あるいは複数組み合わせた共重合体の主鎖骨格を
形成する。
【0014】末端に水酸基を有する重合体(この水酸基
を末端水酸基という)は、公知の方法、例えば、前記エ
チレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、スチレン
等のモノマーとジエン成分、例えば1,3−ブタジエ
ン、イソプレン等を1部共重合した化合物をオゾンによ
り主鎖切断し、続いて還元性条件下、例えば、リチウム
アルミニウムハイドライド、ソジウムボロハイドライド
等で還元することにより容易に合成することができる
〔J.Pol.Sci.A 5313(1964),
E.B.Sones et al.〕。文献に準じて得
られた末端水酸基に炭素−炭素2重結合を導入する方法
としては、以下のものが挙げられる。 a)末端に官能基を有する重合体をアルカリ金属アルコ
ラートで処理し、アリルクロライド、メタリルクロライ
ド、アリルブロマイド、およびメタリルブロマイド等か
らなる群から選択される1種以上と反応させる(エーテ
ル化)。反応温度は、20〜100℃、好ましくは30
〜80℃、反応時間は、0.5〜10時間、好ましくは
1〜3時間の範囲である。 b)エステル化触媒(硫酸、p−トルエンスルホン酸
等)の存在下、アクリル酸およびメタクリル酸の少なく
とも1種と末端水酸基を有する重合体とを加熱反応させ
る(エステル化)。反応温度は、20〜150℃、好ま
しくは40〜100℃、反応時間は、1〜12時間、好
ましくは2〜10時間の範囲である。 c)炭素−炭素2重結合とオキシラン環を同一分子内に
有する化合物、例えば、アリルグリシジルエーテル、グ
リシジルアクリレートおよびグリシジルメタクリレート
の少なくとも1種を4塩化錫、トリアルキルアミン、ホ
スフィン、アルミナ等の触媒存在下に末端水酸基を有す
る重合体と反応させる(オキシラン環への付加)。反応
温度は、20〜150℃、好ましくは60〜100℃、
反応時間は、1〜20時間、好ましくは2〜10時間の
範囲である。 d)炭素−炭素2重結合とイソシアネート基を同一分子
内に有する化合物、例えば、アリルシアネートをスズ系
化合物又は有機塩基の存在下に末端水酸基を有する重合
体と反応させる(イソシアネートへの付加)。反応温度
は、20〜100℃、好ましくは20〜50℃、反応時
間は、1〜10時間、好ましくは2〜5時間の範囲であ
る。
を末端水酸基という)は、公知の方法、例えば、前記エ
チレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、スチレン
等のモノマーとジエン成分、例えば1,3−ブタジエ
ン、イソプレン等を1部共重合した化合物をオゾンによ
り主鎖切断し、続いて還元性条件下、例えば、リチウム
アルミニウムハイドライド、ソジウムボロハイドライド
等で還元することにより容易に合成することができる
〔J.Pol.Sci.A 5313(1964),
E.B.Sones et al.〕。文献に準じて得
られた末端水酸基に炭素−炭素2重結合を導入する方法
としては、以下のものが挙げられる。 a)末端に官能基を有する重合体をアルカリ金属アルコ
ラートで処理し、アリルクロライド、メタリルクロライ
ド、アリルブロマイド、およびメタリルブロマイド等か
らなる群から選択される1種以上と反応させる(エーテ
ル化)。反応温度は、20〜100℃、好ましくは30
〜80℃、反応時間は、0.5〜10時間、好ましくは
1〜3時間の範囲である。 b)エステル化触媒(硫酸、p−トルエンスルホン酸
等)の存在下、アクリル酸およびメタクリル酸の少なく
とも1種と末端水酸基を有する重合体とを加熱反応させ
る(エステル化)。反応温度は、20〜150℃、好ま
しくは40〜100℃、反応時間は、1〜12時間、好
ましくは2〜10時間の範囲である。 c)炭素−炭素2重結合とオキシラン環を同一分子内に
有する化合物、例えば、アリルグリシジルエーテル、グ
リシジルアクリレートおよびグリシジルメタクリレート
の少なくとも1種を4塩化錫、トリアルキルアミン、ホ
スフィン、アルミナ等の触媒存在下に末端水酸基を有す
る重合体と反応させる(オキシラン環への付加)。反応
温度は、20〜150℃、好ましくは60〜100℃、
反応時間は、1〜20時間、好ましくは2〜10時間の
範囲である。 d)炭素−炭素2重結合とイソシアネート基を同一分子
内に有する化合物、例えば、アリルシアネートをスズ系
化合物又は有機塩基の存在下に末端水酸基を有する重合
体と反応させる(イソシアネートへの付加)。反応温度
は、20〜100℃、好ましくは20〜50℃、反応時
間は、1〜10時間、好ましくは2〜5時間の範囲であ
る。
【0015】これらの方法により得られた一般式(I)
で表される炭素−炭素2重結合を有する重合体は、種々
の硬化方法により硬化物を得ることが出来る。例えば、
多価ヒドロシリル化合物と組み合わせることにより、ヒ
ドロシリル化触媒存在下、容易に架橋体を形成し、接着
剤、塗料、シーリング材用の素材として利用できる(特
開平3−200807、特開平3−95266)。
で表される炭素−炭素2重結合を有する重合体は、種々
の硬化方法により硬化物を得ることが出来る。例えば、
多価ヒドロシリル化合物と組み合わせることにより、ヒ
ドロシリル化触媒存在下、容易に架橋体を形成し、接着
剤、塗料、シーリング材用の素材として利用できる(特
開平3−200807、特開平3−95266)。
【0016】本発明で得られた化合物に炭酸カルシウ
ム、クレー、タルク等の無機フィラー、カーボンブラッ
ク、微粉シリカ等の補強剤、カーボンファイバー、ケブ
ラー等の補強繊維と複合させることも可能であり、それ
ぞれの具体的用途に応じて配合を組み立てることができ
る。
ム、クレー、タルク等の無機フィラー、カーボンブラッ
ク、微粉シリカ等の補強剤、カーボンファイバー、ケブ
ラー等の補強繊維と複合させることも可能であり、それ
ぞれの具体的用途に応じて配合を組み立てることができ
る。
【0017】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を例示するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 参考例1(J.Pol.Sci.Part A 2 5
313(1964)に準じて実施) 数平均分子量135000のブチルゴム(エクソンケミ
カル製)49gを1リットルのメチルシクロヘキサンに
溶解し、−10℃に冷却しながらオゾンガスを2時間通
過させた。その系に窒素ガスで溶液中のオゾンを置換
し、リチウムアルミナムハイドライドのTHF溶液を添
加した。室温まで内温上昇後、反応物を30分間環流さ
せ、再び−10℃に冷却後、硫酸添加により過剰のリチ
ウムアルミナムハイドライドを分解した。有機層を水洗
後、無水硫酸ソーダで乾燥し、溶剤を留去し、目的の末
端に水酸基を有するブチルゴム(水酸基末端ブチルゴ
ム)を得た(数平均分子量6800、水酸基価19.
6、末端水酸基化率は93%)。
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 参考例1(J.Pol.Sci.Part A 2 5
313(1964)に準じて実施) 数平均分子量135000のブチルゴム(エクソンケミ
カル製)49gを1リットルのメチルシクロヘキサンに
溶解し、−10℃に冷却しながらオゾンガスを2時間通
過させた。その系に窒素ガスで溶液中のオゾンを置換
し、リチウムアルミナムハイドライドのTHF溶液を添
加した。室温まで内温上昇後、反応物を30分間環流さ
せ、再び−10℃に冷却後、硫酸添加により過剰のリチ
ウムアルミナムハイドライドを分解した。有機層を水洗
後、無水硫酸ソーダで乾燥し、溶剤を留去し、目的の末
端に水酸基を有するブチルゴム(水酸基末端ブチルゴ
ム)を得た(数平均分子量6800、水酸基価19.
6、末端水酸基化率は93%)。
【0018】実施例1 参考例1で得られた水酸基末端ブチルゴム5gにナトリ
ウムメチラート(28%メタノール溶液)1gを加え、
減圧下にメタノールを留去し、アリルブロマイド1.2
gを加えた。減圧で揮発分を留去した後、ナトリウムメ
チラートを加え減圧下にメタノールを留去し、アリルブ
ロマイドを添加して反応させる操作を3回繰り返した。
トルエン100mlを加え水洗後、トルエンを留去した
所、末端水酸基の65%にアリル基が導入された(赤外
吸収スペクトルとn.m.r.によるアリル基の分
析)。
ウムメチラート(28%メタノール溶液)1gを加え、
減圧下にメタノールを留去し、アリルブロマイド1.2
gを加えた。減圧で揮発分を留去した後、ナトリウムメ
チラートを加え減圧下にメタノールを留去し、アリルブ
ロマイドを添加して反応させる操作を3回繰り返した。
トルエン100mlを加え水洗後、トルエンを留去した
所、末端水酸基の65%にアリル基が導入された(赤外
吸収スペクトルとn.m.r.によるアリル基の分
析)。
【0019】実施例2 参考例1で得られた水酸基末端ブチルゴム5gを100
mlのトルエンに溶解し、p−トルエンスルホン酸0.
1gを加え、メタクリル酸2gを添加し、環流下5時間
反応させた。この溶液を水洗、乾燥後、トルエンを留去
した所、末端水酸基の75%にメタクリロイル基が導入
された(赤外およびn.m.r.スペクトルによる分
析)。
mlのトルエンに溶解し、p−トルエンスルホン酸0.
1gを加え、メタクリル酸2gを添加し、環流下5時間
反応させた。この溶液を水洗、乾燥後、トルエンを留去
した所、末端水酸基の75%にメタクリロイル基が導入
された(赤外およびn.m.r.スペクトルによる分
析)。
【0020】実施例3 参考例1で得られた水酸基末端ブチルゴム5gをエーテ
ル100mlに溶解し、アルミナ(Al2 O3 )3gを
加え、アリルグリシジルエーテル1.3gを室温で滴下
した。更に2時間攪拌を続けた後、有機層を濾過により
固体を分別し、常法により水洗、濃縮した所、末端水酸
基の70%にアリル基の導入が観察された(赤外及び
n.m.r.分析)。
ル100mlに溶解し、アルミナ(Al2 O3 )3gを
加え、アリルグリシジルエーテル1.3gを室温で滴下
した。更に2時間攪拌を続けた後、有機層を濾過により
固体を分別し、常法により水洗、濃縮した所、末端水酸
基の70%にアリル基の導入が観察された(赤外及び
n.m.r.分析)。
【0021】実施例4 参考例1で得られた水酸基末端ブチルゴム5gをエーテ
ル100mlに溶解し、DABCO(ジシクロアザビシ
クロウンデセン)0.1gを加え、アリルイソシアネー
トお.83gを含むトルエン溶液10mlを滴下した。
滴下終了後、80℃で3時間反応し、減圧下揮発分を留
去し、残った重合体を再び100mlのトルエンに溶解
し、水洗、精製した。末端水酸基の60%にアリル基の
導入が観察された(赤外及びn.m.r.分析)。
ル100mlに溶解し、DABCO(ジシクロアザビシ
クロウンデセン)0.1gを加え、アリルイソシアネー
トお.83gを含むトルエン溶液10mlを滴下した。
滴下終了後、80℃で3時間反応し、減圧下揮発分を留
去し、残った重合体を再び100mlのトルエンに溶解
し、水洗、精製した。末端水酸基の60%にアリル基の
導入が観察された(赤外及びn.m.r.分析)。
【0022】
【発明の効果】本発明の方法により得られた一般式
(I)で表される炭素−炭素2重結合を有する重合体
は、種々の硬化方法に適用され種々の反応性成分、触媒
等と組み合わせて硬化性組成物およびその硬化物を得る
ことが出来る。例えば、多価ヒドロシリル化合物、ヒド
ロシリル化触媒等と組み合わせ、所望の特性を有した接
着剤、塗料、シーリング材等を製造することができる。
(I)で表される炭素−炭素2重結合を有する重合体
は、種々の硬化方法に適用され種々の反応性成分、触媒
等と組み合わせて硬化性組成物およびその硬化物を得る
ことが出来る。例えば、多価ヒドロシリル化合物、ヒド
ロシリル化触媒等と組み合わせ、所望の特性を有した接
着剤、塗料、シーリング材等を製造することができる。
Claims (9)
- 【請求項1】 一般式(I)で表されることを特徴とす
る末端に官能基を有する重合体。 【化1】 (式中、Rは数平均分子量が、500〜50,000の
飽和炭化水素系重合体残基を表し、R1 は水素又はメチ
ル基を表し、Xは、 【化2】 の内から選ばれる有機基を示し、Rの末端に結合する。
nは、1.1以上の実数を示す。) - 【請求項2】 Rが、イソブチレンを主体とする骨格か
らなる請求項1記載の末端に官能基を有する重合体。 - 【請求項3】 Rが、エチレン、プロピレン、ブテン、
およびスチレンからなる群から選択されるモノマーの単
独重合体または2種以上の共重合体からなる請求項1記
載の末端に官能基を有する重合体。 - 【請求項4】 数平均分子量が、500〜50,000
の飽和炭化水素系重合体であって、1分子当たり少なく
とも1.1個の水酸基を末端に有する化合物をアリルク
ロライド、メタリルクロライド、アリルブロマイド、お
よびメタリルブロマイドからなる群から選択される1種
以上と反応させることを特徴とする請求項1記載の末端
に官能基を有する重合体の製造方法。 - 【請求項5】 数平均分子量が、500〜50,000
の飽和炭化水素系重合体であって、1分子当たり少なく
とも1.1個の水酸基を末端に有する化合物をエステル
化触媒存在下、アクリル酸およびメタクリル酸の少なく
とも1種と反応させることを特徴とする請求項1記載の
末端に官能基を有する重合体の製造方法。 - 【請求項6】 数平均分子量が、500〜50,000
の飽和炭化水素系重合体であって、1分子当たり少なく
とも1.1個の水酸基を末端に有する化合物を炭素−炭
素2重結合とオキシラン環を同一分子内に有する化合物
と反応させることを特徴とする請求項1記載の末端に官
能基を有する重合体の製造方法。 - 【請求項7】 炭素−炭素2重結合とオキシラン環を同
一分子内に有する化合物が、アリルグリシジルエーテル
である請求項6記載の末端に官能基を有する重合体の製
造方法。 - 【請求項8】 炭素−炭素2重結合とオキシラン環を同
一分子内に有する化合物が、グリシジルアクリレートお
よびグリシジルメタクリレートの少なくとも1種である
請求項6記載の末端に官能基を有する重合体の製造方
法。 - 【請求項9】 数平均分子量が、500〜50,000
の飽和炭化水素系重合体であって、1分子当たり少なく
とも1.1個の水酸基を末端に有する化合物を炭素−炭
素2重結合とイソシアネート基を同一分子内に有する化
合物と反応させることを特徴とする請求項1記載の末端
に官能基を有する重合体の製造方法。
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- 1993-10-07 JP JP27475193A patent/JP3418434B2/ja not_active Expired - Fee Related
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