JPH07101108A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07101108A
JPH07101108A JP5244742A JP24474293A JPH07101108A JP H07101108 A JPH07101108 A JP H07101108A JP 5244742 A JP5244742 A JP 5244742A JP 24474293 A JP24474293 A JP 24474293A JP H07101108 A JPH07101108 A JP H07101108A
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JP
Japan
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image forming
image
forming apparatus
unit
color
Prior art date
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Withdrawn
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JP5244742A
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English (en)
Inventor
Manabu Sakakibara
学 榊原
Takashi Kawana
孝 川名
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低コストで装置への固体番号情報の組込み、及
び出力画像への固体番号情報の付加を行なえる画像形成
装置を提供すること。 【構成】データ読み込みのため赤外LED24を点灯
し、転写ドラム6を空回転させる。そして、転写ドラム
6での反射光をフォトダイオード25で受光し、電流・
電圧変換器27で電圧値に変換し、それをバッファ28
で増幅した後、A/D変換器でアナログ/デジタル変換
する。このデジタル変換されたデータは、次段のDフリ
ップフロップにおいて、タイミング生成回路により生成
されたDLT信号のタイミングでラッチされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像を形成する
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザビームプリンタは、その静
粛性や高速印字、及び高品質印字の点において注目され
ている。この種のプリンタでカラー印字を行なう場合、
感光体上に光ビームを走査して第一の現像を行なった
後、記録紙に転写するという一連の工程を、イエロー
色,マゼンタ色,シアン色,ブラック色の各トナー色毎
に繰り返し、これら4色を混ぜ合わせてカラー記録を行
なっている。
【0003】また、環境変化や経年変動により印字カラ
ー画像が変化しないように、電源投入時などの初期化過
程においてテスト印字を行ない、発光光源と印字トナー
からの反射光を受光センサにて受けて印字濃度を計測
し、濃度が常に一定になるように補正している。このよ
うに、カラーレーザビームプリンタの印字品質が向上す
るのに伴い、スキャナ等で原稿を読み込み、その画像デ
ータを印字した場合、原稿とほとんど見分けがつかない
出力画像が得られるため、紙幣や有価証券等、その複製
が禁止されているものにプリンタを不正使用したり、複
写物を悪用する恐れが出てきた。
【0004】そこで、従来より、プリンタ内の受光セン
サ面に、その装置固有のパターンを付加し、複写物が悪
用された場合には、複写物上の出力画像を解読すれば不
正使用した装置、あるいは不正使用した人物を特定する
ことができるような方法が種々試みられている。その場
合、レーザビームプリンタの装置固体番号を示す情報
は、各装置1台毎、例えば、EPROMに書き込まれて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプリンタのように、複写物に装置固有のパターンを
付加するための固体番号情報を、装置1台毎にEPRO
Mに書き込む場合、その作業効率の悪さや部品コストが
装置のコストアップにつながり、装置そのものが非常に
高価なものになってしまうという問題がある。
【0006】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、低コストで装置への固
体番号情報の組込み、及び出力画像への固体番号情報の
付加を行なえる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、入力された情報信号に応じて媒体上に像
を形成する像形成手段を有する画像形成装置において、
あらかじめ前記像形成手段の一部に付加された情報コー
ドを読み取る読取手段と、前記読取手段にて読み取った
情報コードを、所定の画像パターンに変更する手段と、
前記入力された情報信号に前記画像パターンを付加する
付加手段とを備える。
【0008】好ましくは、前記情報コードはバーコード
の形態をとる。
【0009】
【作用】以上の構成において、固体番号情報を装置へ組
み込むこと、及び出力画像へ付加することを安価に行な
うよう機能する。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施例
に係るカラー画像形成装置(以下、装置という)のブロ
ック構成図である。最初に、同装置における画像データ
の流れから説明する。
【0011】図1において、カラーレーザプリンタ70
1は、外部機器であるホストコンピュータ700から送
られる画像コードを、イエロー,マゼンタ,シアン,ブ
ラックの各トナーに対応した8bitの画像データVD
O(0〜7)に展開するプリンタコントローラ702、
展開された画像データDVO(0〜7)に基づいて、パ
ルス幅変調(以下、PWMという)により印字を行なう
プリンタエンジン703にて構成される。
【0012】なお、以下の説明では、カラーレーザプリ
ンタ701は、600dpi(ドット/インチ)の解像
度のプリンタであるとする。プリンタコントローラ70
2とプリンタエンジン703とがやり取りする主な信号
として、画像データVDO(0〜7)、画像転送クロッ
クVCLK、高階調画像指定信号IMCHR、ページ同
期信号/TOP信号、ライン同期信号/LSYNC信
号、プリンタコントローラ702に対してプリンタエン
ジン703が印字動作可能であることを示す/RDY信
号、プリンタエンジン703に対して印字動作を指示す
る/PRNIT信号がある。プリンタエンジン703
は、後述する画像処理部704及び印字部705にて構
成される。
【0013】なお、ここで、各信号名に付された記号
“/”は、その信号がローアクティブであることを示
す。図2は、実施例に係る装置を構成するカラーレーザ
プリンタ701の内部構成図である。また、図3は、実
施例に係るプリンタの印字工程のタイミングチャートで
ある。そこで、図2,図3を用いて、本実施例に係るプ
リンタでのカラー印字工程について説明する。
【0014】図2において、符号1は感光ドラム、2は
ローラ帯電器、4a,4b,4c,4d,4eは現像装
置、5は、現像装置4a〜4eの支持体、6は転写ドラ
ム、7は、感光ドラム1のクリーニング装置、8は定着
装置、9はピックアップローラ、10は給紙カセット、
11は吸着用ローラ、14はグリッパ、15は転写用帯
電器、16は分離爪、12は搬送手段、18は排紙トレ
イ、19は半導体レーザ、20は集束レンズ、21はポ
リゴンミラー、23は、転写ドラム6のクリーニング装
置、24は赤外LED、25はフォトダイオード、そし
て、26はバーコードシールである。
【0015】図1に示すプリンタコントローラ702
は、プリンタエンジン703からの/RDY信号が
“真”、すなわち、プリンタエンジン703が印字可能
状態にあれば、/PRINT信号を“真”にして、印字
動作の開始をプリンタエンジン703に指示する(図3
のタイミング1),2)参照)。プリンタエンジン70
3は、/PRINT信号を受け取ると、不図示の駆動手
段により、感光ドラム1と転写ドラム6を、図1に示す
矢印方向に駆動回転させる。なお、この感光ドラム1
は、アルミシリンダの外周面に有機感光体(OPC)、
または、A−Si,Cds,Se等からなる光導電体を
塗布して構成されている。そして、ローラ帯電器2の帯
電を開始し、感光ドラム1上の電位が所定の値に均一に
なるように帯電する(図3の3)参照)。
【0016】次に、転写紙を供給する給紙カセット10
内から、ピックアップローラ9によって転写紙を転写ド
ラム6に給紙する(図3の4)参照)。この転写ドラム
6は、中空の支持体上に誘電体シートを張架してなり、
感光ドラム1と同じ速度で矢印方向に回転する。この転
写ドラム6へ、上述の転写紙が供給されると、支持体の
一部に設けられたグリッパ14によって転写紙が保持さ
れ、吸着ローラ11及び吸着用帯電器22により吸着さ
せる。
【0017】同時に、支持体5を回転させて、支持体5
に支持された現像装置4a,4b,4c,4dの内、第
1トナーであるマゼンタのトナーが入った現像装置4a
を感光ドラム1に対向させる。また、現像装置4bはシ
アンのトナー材が入った現像装置であり、4cはイエロ
ーのトナー材、4dはブラック色のトナー材が入った現
像装置である。
【0018】転写ドラム6に張り付けられた転写紙の先
端は、検出器13で検出される。その結果、プリンタエ
ンジンからは垂直同期信号/TOPが発生され、次い
で、水平同期信号/LSYNCをプリンタコントローラ
702に送出する(図3の5),6)参照)。プリンタ
コントローラ702は、最初の/TOP信号を受け取る
と、マゼンタの画像データをVDO(0〜7)として画
像クロックVCLKに同期させて送出し、画像処理部7
04は、入力された画像データに応じた変調を行なって
半導体レーザ19を発光させる。
【0019】変調された光は、集束レンズ20とポリゴ
ンミラー21を経て、感光ドラム1に照射され、感光ド
ラム1上に潜像が形成されるので、選択された現像装
置、ここではマゼンタのトナーが入った現像装置4aに
よって現像される。現像されたマゼンタのトナー像は、
転写用帯電器15により、回転する転写ローラ6上の記
録紙に転写される。
【0020】続いて、支持体5を回転させて、支持体5
に支持された現像装置4a,4b,4c,4dの内、第
2のトナーであるシアンのトナーが入った現像装置4b
を感光ドラム1に対向させる。ここでも、回転する記録
紙の先端を検出器13で検出し、垂直同期信号/TOP
を発生すると(図3の5)参照)、プリンタコントロー
ラ702は、シアンの画像データをVDO(0〜7)と
して画像クロックVCLKに同期して送出する。その結
果、上記と同様な工程で、シアンのトナー像が記録紙に
転写される。
【0021】同様なシーケンスで、第3のトナーである
イエローのトナーが入った現像装置4cを感光ドラム1
に対向させ、イエローのトナー像を記録紙に転写し、次
いで、第4のトナーであるカラー用ブラックのトナーが
入った現像装置4dを感光ドラム1に対向させ、ブラッ
クのトナー像を記録紙に転写する。このようにして、複
数色のトナー像が転写紙上に形成された後、記録紙は、
不図示の分離帯電器を経て、分離爪16によって転写ド
ラム6から剥される。そして、転写紙は搬送手段12に
より搬送され、さらに、公知の加熱,加圧を行なう定着
装置8によって溶融固着されることで、カラー画像が得
られる。なお、感光ドラム1上の転写残トナーは、公知
のブレード手段であるクリーニング装置7によって清掃
される。また、転写ドラム6上のトナーも、必要に応じ
てファーブラシ,ウエブ等の転写ドラムクリーニング装
置23によって清掃される。
【0022】次に、本実施例における画像データについ
て説明する。図4は、本実施例に係るプリンタを構成す
るプリンタコントローラ702の内部構成を示すブロッ
ク図である。同図において、ホストコンピュータ700
から送出された所定の言語の画像コードをインタフェー
ス部(I/F)31で受け取り、それを画像展開部32
で、R/G/B各色8ビットの多値画像データに展開し
て多値メモリ33に格納する。同時に、展開画素ごと
に、高階調が要求される部分(例えば、写真画像等)
か、あるいは高解像度が要求される部分(例えば、文字
等)かを示すフラグIMCHRをTEXTメモリ34に
格納する。
【0023】すなわち、フラグIMCHRは、それが
“真”の場合には、高階調が要求される部分であるとし
て600dpiを3画素まとめた200線の線数による
パルス幅変調(PWM)を行ない、また、IMCHRが
“偽”の場合には、高解像度が要求される部分は“偽”
であるとして600線PWMにより印字を行なうこと
を、プリンタエンジン703に指示する信号である。
【0024】多値メモリ33から送られるR/G/B各
色8ビットの多値画像データは、印刷工程毎の面順次
に、RF回路35で、マゼンタ,シアン,イエロー,ブ
ラックの各トナー色データに変換され、画像データVD
O(0〜7)として、画像転送クロックVCLKに同期
して面順次でプリンタエンジン703に送られる。図5
は、本実施例に係るプリンタエンジン703を構成する
画像処理部704の内部構成ブロック図である。また、
図6は、図5に示す画像処理部での動作に対応するタイ
ミングチャートである。
【0025】図5において、符号41は制御クロック生
成部、43はFIFOで構成されるラインバッファ、4
4は画像データVDO(0〜7)の“FF”を検出する
デコーダ、45は画像データVDO(0〜7)の“0
0”を検出するデコーダ、46,47はAND回路、4
8は、例えば、ROMやSRAM等で構成されるγ変換
ルックアップテーブル、49はD/A変換器、50,5
1は三角波発生回路、52,53はコンパレータ、54
は切替器、55はOR回路、56はインバータ、57は
NAND回路、58は切替器、59はパターン付加回路
である。
【0026】プリンタコントローラ702から送られる
多値画像信号VDO(0〜7)とIMCHRは、FIF
Oで構成されるラインメモリ43に転送クロックVCL
Kにて書き込まれ、制御クロック生成部41で発生させ
た画像クロックPCLKの立ち上がりに同期して読み出
される。この画像クロックPCLKは、プリンタエンジ
ン703の画像クロックである。そして、ラインメモリ
43から出力されたVDO(0〜7)は、切替器58及
びパターン付加回路59を経て、γ変換テーブル48に
入力され、そこでγ補正される。
【0027】通常の印字時には、切替器58はラインメ
モリ43の出力を選択し、パターン付加回路59はデー
タをそのままで次段へ渡す。なお、切替器58及びパタ
ーン付加回路59に関しては、後述する。γ変換テーブ
ル48は、上述のように、ROMやSRAM等で構成さ
れるルックアップテーブルであり、アドレスA(0〜
7)にはVDO(0〜7)が入力され、アドレスA
(8)には高階調画像指定信号であるIMCHRが入力
される。また、アドレスA(9〜10)には、色指定信
号であるCOLOR(0〜1)が入力される。
【0028】このCOLOR(0〜1)は、図7に示す
ように、現在の印刷工程を示す内部信号であり、“0
0”でマゼンタ、“01”でシアン、“10”でイエロ
ー、“11”でブラックの印字工程であることを示す。
また、図8は、γ変換ルックアップテーブル48のテー
ブルマップを示す。同図に示すように、γ補正は、PW
Mの線数やトナーの色に応じて、それぞれに最適なγ補
正となるように行なわれる。
【0029】γ変換ルックアップテーブル48からの8
ビットの多値信号γ(0〜7)は、D/A変換器49で
アナログ電圧DAに変換され、次段のコンパレータ5
2,53の負入力に入力される。このD/A変換器49
は、入力信号が“00h”(hは、16進を示す)のと
きに最小電圧を発生し、信号が“FFh”のときに最大
電圧を発生する(図6の5)参照)。
【0030】コンパレータ52,53の正入力には、そ
れぞれ、三角波発生回路50の出力TRI−1、三角波
発生回路51の出力TRI−2が入力される。三角波発
生回路50は、例えば、図9のような構成になってい
る。図9において、符号101,102は電流源、10
3は切り換えスイッチ、104はコンデンサである。切
り換えスイッチ103は、PCLKが論理“L”のとき
には、a端子とc端子を接続して、電流源101からの
電流Iをコンデンサ104に流す。その結果、コンデン
サ104に所定の電荷がチャージされ、電圧値は直線的
に増加する。次に、クロックPCLKが“H”になる
と、切り換えスイッチ103のb端子とc端子が接続さ
れ、コンデンサ104に蓄積した電荷がディスチャージ
され、電圧値は直線的に減少する。このようにして、三
角波信号TRI−1を得る(図6の1),4)参照)。
三角波発生回路51も、三角波発生回路50と同様な構
成をとり、PCLKを3分周した1/3PCLK(図6
の2)参照)の切り替えにより、TRI−2を得る(図
6の2),7)参照)。
【0031】このようにして生成された三角波TRI−
1とD/A変換器49からのアナログ電圧DAとをコン
パレータ52で比較して、600線の中央成長のPWM
信号CP1を得る(図6の6)参照)。同様に、三角波
TRI−2とアナログ電圧DAとをコンパレータ53で
比較して、200線の中央成長のPWM信号CP2を得
る(図6の8)参照)。
【0032】なお、PWM信号CP1とCP2のいずれ
のPWM信号を出力するかは、プリンタコントローラ7
02から送られるIMCHRに応じて、切替器54によ
って600dpi単位に切り替える(図6の9),1
2)参照)。デコーダ44にてVDO(0〜7)が“F
F”であることが検出され、かつ、IMCHRが“偽”
であれば、AND回路46により、2値の100%印字
指示信号FULLを得、OR回路55により、100%
印字される(図6の9),10),12),13)の
B,C部参照)。また、デコーダ45でVDO(0〜
7)が“00”であることが検出され、かつ、IMCH
Rが“偽”であれば、AND回路47によって2値のマ
スク信号NULLが生成され、インバータ56とNAN
D回路57により信号がマスクされて、印字をしない
(図6の12),13)のA部参照)。
【0033】図10,図11は、本実施例における初期
化手順の説明をするための図である。なお、同図におい
て、図2に示すカラーレーザプリンタ701と同一構成
要素には同一符号を付す。また、図12は、本実施例に
おける電源投入時の初期化手順を示すフローチャートで
ある。図10,図11において、符号4a,4b,4
c,4d,4eは現像装置、5は、現像装置4a〜4e
の支持体、6は転写ドラム、14は、転写用紙を保持す
るグリッパ、24は赤外LED、25はフォトダイオー
ド、26はバーコードシール、27は電流・電圧変換
器、28はバッファ、29はA/D変換器、30はDフ
リップフロップ、31はCPU、32はROM、33は
RAM、34〜37はD/A変換器、38〜40はI/
Oレジスタ、61はタイミング生成回路、62はAND
回路である。
【0034】CPU31は、ROM32に書き込まれた
プログラムに従って、図12に示す初期化手順を実行す
る。CPU31は、ライン同期信号/LSYNCをカウ
ントしておき、所定のカウント毎にI/Oレジスタ3
9,40の内容を書き換えて、図13に示すように、T
D(0〜8)、TSTENを設定する。このTD(0〜
8)の内、TD(0〜7)はテスト用の画像コードであ
り、副走査方向に00h,20h,40h,60h,8
0h,A0h,C0h,E0h,FFhの順番で設定さ
れる。また、TD(8)は、1つの画像コード内でH/
Lが反転し、200線と600線のPWMを切り替え
る。
【0035】TESTENは、テスト印字をおこなう副
走査方向の領域を示す信号であり、タイミング生成回路
61により作られるPAT信号(この信号は、図14に
示すような、テスト印字を行なう主走査方向の領域を示
す信号)とAND回路62で論理積をとることで、TD
(0〜8)を有効にするTEST信号を得る。そして、
TEST信号が“真”であるならば、切替器58(図5
参照)によってTD(0〜8)が選択されて印字され
る。なお、このテスト印字中(濃度パッチ作成)は、転
写紙を給紙しないで印字を行なうことによって、転写ド
ラム6上に直接トナー付着させる。以上説明したのが、
図12のステップS1における濃度パッチの作成処理で
ある。
【0036】次に、図12のテップS2でのデータ読み
込みの処理では、作成した濃度パッチの濃度値とバーコ
ードシール26の読み込みを行なう。このステップS2
において、データ読み込みのため赤外LED24を点灯
し、転写ドラム6を空回転させる。そして、転写ドラム
6での反射光をフォトダイオード25で受光し、電流・
電圧変換器27で電圧値に変換し、それをバッファ28
で増幅した後、A/D変換器29でアナログ/デジタル
変換する。このデジタル変換されたデータは、次段のD
フリップフロップ30において、タイミング生成回路6
1により生成されたDLT信号のタイミングでラッチさ
れ、後述する、/LSYNCの割り込みプログラムにも
とでCPU31に取り込まれ、RAM33に格納され
る。
【0037】読み取った濃度パッチの反射光量が規定値
と異なっていれば、D/A34〜37の値を変えて、現
像器4a〜4dの現像バイアス値を正しく設定する(ス
テップS3)。次に、読み取ったバーコードシール26
の値を、偽造追跡コードとしてI/O38に書き込む
(ステップS5)。なお、タイミング生成回路61によ
って生成されるDLT信号は、図14に示すように、/
LSYNCでリセットされた後のVCLKをカウントし
て生成されるタイミング信号である。
【0038】図15,図16は、データを取り込むため
の/LSYNC割り込みプログラムに対応するフローチ
ャートである。図15のステップS7〜S12では、濃
度パッチの反射光量(トナー濃度)を取り込む処理を実
行し、図16のステップS13〜S20は、バーコード
シール26上のデータを読み込む処理を示す。本装置の
電源投入時には、後述するフラグE等、全てのフラグは
“0”にリセットされているので、図15のステップS
6で、フラグEの値が9以下と判断された場合、ステッ
プS7においてフラグCをインクリメントし、反射光量
としてDフリップフロップ30の値を、RAM33内の
配列バッファD(1)に格納する(ステップS8)。濃
度パッチの長さは、400ラインにしてあるので(ステ
ップS9)、以上の格納処理ルーチンを400回繰り返
した後、D(1)〜D(400)の値を平均し、それを
log変換して、光量から平均濃度に変換後、それを新
たな配列F( )に格納する(ステップS10)。
【0039】配列Fの添え字用フラグとしてはフラグE
が設定されているので、フラグEをインクリメントし
(ステップS11)、フラグCをクリアする(ステップ
S12)。以上の処理ルーチンの繰り返しにより、図1
7に示すように、配列F( )には、濃度パッチに対応
した計測濃度が格納されることになる。上記の濃度パッ
チの計測処理の次に、同じような手順でバーコードデー
タが読み込まれる。ただし、バーコードデータは、白/
黒の2値化をして格納する。
【0040】具体的には、フラグCのインクリメント
(ステップS13)の後、ステップS14で、Dフリッ
プフロップ30の値、すなわち、反射光量が80h以上
であると判断されれば、読み取ったバーコードデータは
白であるとして、バッファG(c)に“0”を格納する
(ステップS15)。一方、反射光量が80hより小さ
ければ、バーコードデータは黒であるとして、バッファ
G(c)に“1”を格納する(ステップS16)。そし
て、16ラインをひとまとまりにして平均化するため、
ステップS17で、フラグCの値が16であるか否かの
判断の後、16ライン分(F(1)〜F(16))を平
均化して、それをフラグH(I)に格納する(ステップ
S18)。このようにして、バーコード情報を読み取
る。
【0041】パターン付加回路59では、上述のように
して読み取られたバーコード情報に含まれる固体番号を
暗号化して、以下に示すようなパターンを付加する。な
お、ここでのパターン付加は、人間の目で識別が難しい
ようにするため、イエローのトナー色に対する画像にの
みパターンを付加する。本実施例では、画像へのパター
ン付加のため、4X12の画像データマトリックスにつ
いて、図18に示すように、その中央部の2X3マトリ
ックスの濃度を20h増加させ、それに隣接する2X3
マトリックスの濃度を20h分減少させる。そして、こ
のように加工された画像データマトリックスを、図19
に示すように埋め込むことで、バーコード情報をコード
化する。なお、この埋め込みパターンは、図20に示す
ように、256ドット間隔で記録用紙一面に付加するの
で、用紙の一部が裁断されたとしても、付加された固体
情報を読み取ることができる。
【0042】タイミング生成回路61(図11参照)へ
は、読み取られたバーコード情報が、I/Oレジスタ3
8を介して送られ、タイミング生成回路61は、それを
もとに、パターン付加回路59を制御するための制御信
号IMI及びP/Mを生成する。制御信号IMI及びP
/Mは、図21に示すように、1ドット単位に画像デー
タを増減させる制御信号である。
【0043】図22は、パターン付加回路59の内部構
成を示すブロック図である。同図において、切替器58
から送られた画像データは、比較器72において、その
値がDFh以上か否かの比較がなされ、DFh以上であ
れば、オーバーフローを防ぐために、加算器73で20
h加算された、つまり、濃度が20h増加されたデータ
をOR回路77でFFhに固定する。
【0044】同様に、切替器58から送られた画像デー
タが、比較器75において20hよりも小さいと判断さ
れれば、アンダーフローを防ぐために、減算器74で2
0h減算された、つまり、濃度が20h減少されたデー
タをNOT回路76とAND回路78で00hにマスク
する。このように、20h分増加または減少された信号
は、切替器79,80で選択され、γ変換テーブル48
へ送られる。
【0045】以上説明したように、本実施例によれば、
転写ドラム上に、装置の固体番号等を示すバーコード情
報を付加し、濃度検知に使用する光源と光センサを用い
て読み取ったバーコード情報から得られる固体番号をパ
ターン化して、それを出力画像の全面に埋め込むことに
より、出力画像の解読にて複写に使用された装置や装置
を使用した人物を特定できるとともに、複写が禁止され
た文書等の不正複写の防止も可能となる。
【0046】また、装置固体番号を示す情報をバーコー
ドシールの張り付けで済むため、情報をEPROMに書
き込む方法に比べて簡易、かつ安価となり、簡単に偽造
追跡システムが構築できる。さらに、光源と光センサを
濃度検知によるフィードバック用とバーコード読取り用
とに兼用するので、装置の構成を簡素化することができ
る。 <変形例>上記の実施例では、転写ドラム6上に装置の
固体番号を示すバーコードシールを貼り付け、濃度検知
に使用する光源と光センサを用いて、バーコード情報を
読み取っているが、本発明は、これに限定されるもので
はない。
【0047】例えば、通常、ハロゲンランプで構成され
る定着器の光を光源とし、透明な部材よりなる転写ドラ
ムバー上に、装置の固体番号を示す透過型のバーコード
シールを貼り付け、空洞になった転写ドラム内に光セン
サを配設してコード情報を読み取るようにしてもよい。
図23は、本変形例に係る転写ドラムの構成を示す図で
ある。本変形例に係る装置では、電源投入直後の初期化
過程において、転写用定着器15は、所定の温度(通常
180℃程度)になるように、転写用帯電器15を構成
するハロゲンランプ15−bは、数分程度、ON状態を
続ける。
【0048】このときに、転写ドラム6を空回転させ、
バーコードシール26を透過する光を光センサ81で検
知してバーコードの情報を読み込む。そして、その後、
上記の実施例と同様、読み取った固体番号をパターン化
して出力画像全面に埋め込む。このように、濃度検知に
使用する光源の代わりに、定着器のハロゲンランプを光
源とし、光センサにてバーコード情報を読み取るように
することで、コード情報の読み取り機構が簡単になる。
【0049】また、上記の実施例では、転写ドラム上に
バーコードシールを貼り付けたが、例えば、それを感光
ドラム上に貼り付け、感光ドラム上でフィードバックに
よる濃度制御を行なうようにしてもよい。なお、本発明
は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、
1つの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発
明は、システムあるいは装置にプログラムを供給するこ
とによって達成される場合にも適用できることは言うま
でもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置に組み込まれた情報コードを読み取り、読み取った
コードをパターン化して出力画像全面に付加することに
より、出力画像の解読による装置の特定、あるいは装置
の操作者の特定ができ、偽造追跡が容易になるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るカラー画像形成装置のブ
ロック構成図である。
【図2】実施例に係るカラーレーザプリンタ701の内
部構成図である。
【図3】実施例に係るプリンタの印字工程のタイミング
チャートである。
【図4】実施例に係るプリンタコントローラ702の内
部構成ブロック図である。
【図5】実施例の画像処理部703の内部構成ブロック
図である。
【図6】実施例に係る画像処理部での動作に対応するタ
イミングチャートである。
【図7】実施例における色指定信号COLOR(0〜
1)を説明するための図である。
【図8】実施例に係るγ変換テーブル48のテーブルマ
ップである。
【図9】実施例に係る三角波発生回路50のブロック構
成図である。
【図10】実施例における初期化手順を説明するための
図である。
【図11】実施例における初期化手順を説明するための
図である。
【図12】実施例における初期化手順を示すフローチャ
ートである。
【図13】実施例に係る制御信号と印字パターンとの関
係を示すタイミングチャートである。
【図14】実施例に係るテスト印字のための信号を示す
タイミングチャートである。
【図15】実施例におけるデータを取り込むための/L
SYNC割り込みプログラムに対応するフローチャート
である。
【図16】実施例におけるデータを取り込むための/L
SYNC割り込みプログラムに対応するフローチャート
である。
【図17】実施例における濃度計測メモリの説明図であ
る。
【図18】実施例における画像へのパターン付加を説明
するための図である。
【図19】実施例における画像へのパターン付加を説明
するための図である。
【図20】実施例における画像へのパターン付加を説明
するための図である。
【図21】実施例に係るパターン付加回路59を制御す
る制御信号IMI,P/Mの真理値表である。
【図22】実施例に係るパターン付加回路59の構成を
示すブロック図である。
【図23】変形例に係る転写ドラムの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 ローラ帯電器 4a,4b,4c,4d,4e 現像装置 5 支持体 6 転写ドラム 7 クリーニング装置 8 定着装置 9 ピックアップローラ 10 給紙カセット 11 吸着用ローラ 12 搬送手段 14 グリッパ 15 転写用帯電器 16 分離爪 18 排紙トレイ 19 半導体レーザ 20 集束レンズ 21 ポリゴンミラー 23 クリーニング装置 24 赤外LED 25 フォトダイオード 26 バーコードシール 81 光センサ 700 ホストコンピュータ 701 カラーレーザプリンタ 702 プリンタコントローラ 703 プリンタエンジン 704 画像処理部 705 印字部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された情報信号に応じて媒体上に像
    を形成する像形成手段を有する画像形成装置において、 あらかじめ前記像形成手段の一部に付加された情報コー
    ドを読み取る読取手段と、 前記読取手段にて読み取った情報コードを、所定の画像
    パターンに変更する手段と、 前記入力された情報信号に前記画像パターンを付加する
    付加手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記読取手段は、さらに、前記情報コー
    ドに光を発する発光手段と、該情報コードからの反射光
    を受ける受光手段とを備え、該受光手段からの出力に基
    づいて該情報コードを読み取ることを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記情報コードはバーコードの形態をと
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記情報コードには、当該画像形成装置
    固有の機材番号、当該画像形成装置の操作者固有番号の
    内のいずれかが含まれることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記像形成手段は、イエロー色,マゼン
    タ色,シアン色,ブラック色の像形成を行ない、前記付
    加手段による画像パターンの付加は、該イエロー色に対
    応する情報信号に対して行なうことを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記発光手段にて前記像形成手
    段の一部である転写手段上の像に光を発し、前記受光手
    段にて該像からの反射光量を計測する手段と、該計測結
    果をもとに該転写手段上の像の濃度補正をする手段とを
    備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記発光手段が前記像形成手段の一部で
    ある定着手段を構成することを特徴とする請求項2に記
    載の画像形成装置。
JP5244742A 1993-09-30 1993-09-30 画像形成装置 Withdrawn JPH07101108A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5853255A (en) * 1996-01-19 1998-12-29 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Thermal printer and ink ribbon used therewith
JP2011176401A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理システム、プログラム及び画像形成媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5853255A (en) * 1996-01-19 1998-12-29 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Thermal printer and ink ribbon used therewith
JP2011176401A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理システム、プログラム及び画像形成媒体

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