JPH06217125A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH06217125A
JPH06217125A JP5006930A JP693093A JPH06217125A JP H06217125 A JPH06217125 A JP H06217125A JP 5006930 A JP5006930 A JP 5006930A JP 693093 A JP693093 A JP 693093A JP H06217125 A JPH06217125 A JP H06217125A
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JP5006930A
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Yasuhiro Yamada
康博 山田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、幾何学的なパターン(例えば、多角形や同心
円等)を特定のマークとして持つ特定原稿を簡単な構成
でしかも精度良く識別できる画像処理装置を提供するこ
とを目的とする。かかる目的のため、本発明の画像処理
装置は、原稿画像中に形成された所定の特徴を有する画
素を検出する画素検出手段と、前記画素検出手段の検出
結果に基づき、所定のパターンが形成されているか否か
を判定するパターン判定手段とを有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、スキャナ等の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像読取り装置の高画質化、カラ
ー化に伴い紙幣や有価証券等の偽造に対する危惧が生じ
ている。これに対して、紙幣の認識技術としては、様々
な方式が提案されている。また、原稿の絵柄が線画で形
成されていることや、その色味等の特徴を用いて認識す
る方式も本出願人により提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、原
稿画像の絵柄や色味等の特徴を用いた認識技術では、同
様な特徴を有した画像との識別が容易ではなく認識率が
低いという問題がある。
【0004】また、この様な方式では、紙幣や有価証券
などの特徴を個別にデータ化して保存しておくことが必
要であり、装置構成やコスト的な面からも充分な効果を
期待できない。
【0005】そこで、可視領域外の波長の光源を用いた
認識技術が必要とされるが、紫外光は人体に対して悪影
響を及ぼすため、複写機、ファクシミリ、スキャナ等の
オープン光源を使用する(装置外に光源光が洩れる)画
像読取装置には適していない。
【0006】また、赤外光(以下、IRと称す)を使用
する方式では、IRセンサの感度が低いために複雑なパ
ターンの認識が難しい。更に、カーボンブラック等のイ
ンクは赤外光を吸収することが知られており、これらの
インクは、有彩色部でも濁色系の色味を表現するために
インク中に混合される場合が多く、特に、単純な幾何学
パターン(例えば、多角形や同心円等)を用いる場合に
は、線画原稿中での認識率が低下するという問題があ
る。
【0007】そこで、本発明は、幾何学的なパターン
(例えば、多角形や同心円等)を特定のマークとして持
つ特定原稿を簡単な構成でしかも精度良く識別できる画
像処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の画像処理装置は、原稿画像中に形成された
所定の特徴を有する画素を検出する画素検出手段と、前
記画素検出手段の検出結果に基づき、所定のパターンが
形成されているか否かを判定するパターン判定手段とを
有することを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、好ましい実施例に基づき本発明を説明
する。
【0010】以下の実施例では、本発明の適用例として
画像複写装置が示されるが、これに限定されるものでは
なく単体のイメージスキャナなど他の種々の装置に適用
できることは勿論である。
【0011】<第1の実施例>図2に本発明の第1の実
施例の装置の概観図を示す。
【0012】同図において、201はイメージスキャナ
部であり、原稿を読み取りデジタル信号処理を行う部分
である。また、200はプリンタ部であり、イメージス
キャナ部201によって読み取られた原稿画像に対応し
た出力画像を記録用紙にフルカラーでプリント出力する
部分である。
【0013】イメージスキャナ部201において、20
2は原稿圧板であり、原稿台ガラス203上の原稿20
4がハロゲンランプ205により照光される。原稿台か
らの反射光はミラー206、207に導かれ、レンズ2
08により4ラインセンサ(CCD)210上に結像す
る。CCD210は原稿からの光情報を色分解して、フ
ルカラー情報レッド(R)、グリーン(G)、ブルー
(B)と赤外情報(IR)成分として信号処理部209
に送る。尚、205、206は速度vで、207は速度
1/2vでCCD210の電気的走査方向(以下、主走
査方向)に対して垂直方向(以下、副走査方向)に機械
的に移動することにより、原稿全面を走査する。
【0014】ここで、ハロゲンランプ205は、可視情
報読み取りと赤外情報読み取りのために共通に用いら
れ、上記2種類の情報読み取りに必要な照明波長成分を
共に有している。
【0015】211は標準白色板であり、図3に示すよ
うに可視光から赤外光に対してほぼ均一の反射特性を有
し可視領域では基準白色を有している。この標準白色板
を用いて、CCD210−4のIRセンサの赤外光に対
する出力データの補正と、210−1〜210−3の可
視センサの出力データの補正を行う。
【0016】信号処理部209では読み取ったデータを
電気的に処理し、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエ
ロー(Y)、ブラック(Bk)の各色成分に分解しプリ
ンタ部202にデータを送る。また、イメージスキャナ
部201における1回の原稿走査(スキャン)につき、
C、M、Y、Bkの内の1つの成分データがプリンタ部
202に送られ、計4回のスキャンにより1回のプリン
トアウト動作が完成する。
【0017】イメージスキャナ部201より送られてく
るC、M、Y、Bkの画像データはレーザドライバ21
2に送られる。レーザドライバ212は、入力される画
像データに応じて半導体レーザ213を変調駆動する。
レーザ光はポリゴンミラー214、f−θレンズ21
5、ミラー216を介して感光ドラム217上を走査す
る。
【0018】図2中の219から222は現像器であ
り、入力される色成分データC、M、Y、Bkに対応し
たトナー色を有する現像器が選択され、順次、感光ドラ
ム217に接して、感光ドラム217上に形成された
C、M、Y、Bkの静電潜像を対応するトナーで現像す
る。
【0019】223は転写ドラムで用紙カセット224
または225より給紙された用紙をこの転写ドラム22
3に巻き付け、感光ドラム217上に現像されたトナー
像を用紙上に転写する。
【0020】この様にして、C、M、Y、Bkの4色の
トナーが順次転写された後、用紙は定着ユニット226
を通過して排紙される。
【0021】図4は、イメージスキャナ部201での画
像信号の流れを示すブロック図である。
【0022】同図において、CCD210より出力され
る画像信号は、アナログ信号処理部3001に入力され
ゲイン調整、オフセット調整をされた後、A/Dコンバ
ータ3002〜3005で各色成分毎に8bitのデジ
タル画像信号に変換される。その後にシェーディング補
正回路3006〜3009に入力され、各色毎に標準白
色板211の読み取りデータを用いた公知のシェーディ
ング補正を施される。
【0023】3015はクロック信号発生部であり、1
画素単位のクロックを発生する。3016はラインカウ
ンタであり、前記クロックを計数し主走査方向の画素ア
ドレス出力を生成する。3017はデコーダであり、ラ
インカウンタ3016からの画素アドレスをデコードし
て、シフトパルス、リセットパルス等のライン単位のC
CD駆動信号や、CCD210からの読み取り信号中の
有効領域を表すVE信号、各ライン間で同期を得るため
のHSYNC信号を生成する。ここで、ラインカウンタ
3016は前記HSYNC信号でライン毎にクリアされ
て、次ラインの画素アドレスの係数を再び開始する。
【0024】3010は、R、G、Bの各色成分に対応
したCCD210のセンサセル210−1、210−
2、210−3の配置順により発生する空間的な出力タ
イミングのズレを補正するための回路である。
【0025】3011、3012、3013は光量/濃
度変換部で、ルックアップテーブルROMにより構成さ
れ、R、G、Bの輝度信号がC、M、Yの濃度信号に変
換される。3014は公知のマスキング及びUCR回路
であり、くわしい説明は省略するが、入力されたC、
M、Yの3原色信号より、プリンタ部200の記録色で
あるC、M、Y、Bkの信号が各読み取り走査の度に順
次8bitで出力される。
【0026】3は識別部であり、本発明の特徴とする原
稿中の特定パターンの検出を行う。
【0027】3018はCPU部であり、原稿読み取り
光学系の制御等、イメージスキャナ部全体のシーケンス
制御を行う。また、識別部3での判定結果によりセレク
タ3020を制御し、読み取り信号の代りにポート出力
をプリンタ部200に供給して特定原稿の複写動作を阻
止する。
【0028】次に、図5に各制御信号のタイミングを示
す。
【0029】VSYNC信号は副走査方向の画像有効区
間信号であり、”1”の区間において画像の読み取りを
行い順次(C)、(M)、(Y)、(Bk)の出力を形
成する。VE信号は主走査方向の画像有効区間信号であ
り、主走査開始位置のタイミングを表す。CLOCK信
号は画素同期信号であり、0→1の立ち上がりのタイミ
ングで画像データを転送する。次に、本発明の特徴とす
る原稿中の特定パターンの識別方法について説明する。
【0030】まず、本実施例の識別部3において検出し
ようとする画像パターンについて図6を用いて概説す
る。同図は、図7の特性を有する透明赤外吸収色素を成
分とする透明インクを用いて形成されたパターン例であ
る。すなわち、ある特定の赤外光を吸収しない原稿上の
領域に、同心円状のパターン(a)およびその中心位置
に直径が約120μmの微小パターン(b)を前記透明
インクを用いて形成したものである。同パターンは図7
に示すように可視域ではほとんど無色であり人の目では
識別し難いが、赤外領域では容易に検出可能となる。ま
た、背景色を前記透明インクの有する僅かな色味と類似
色のもので形成すれば、人の目で識別不能となる。
【0031】尚、パターン(a)の1例を図6に示した
が、同心円状のパターンであればこれに限定されるもの
ではなく、同一の中心点を有する正多角形パターンを用
いても構わない。
【0032】図1を用いて、図4に示した識別部3の詳
細について説明する。
【0033】シェーディング補正回路3009より識別
部3に入力されるIR成分データは、IR2値化回路9
01において2値信号に変換される。該回路には別途、
2値化閾値が供給されており、次に示す条件に基づいて
2値信号をエリア遅延回路902に対して出力する。
【0034】 IR成分データ ≧ 2値化閾値 の時 出力は”0” IR成分データ < 2値化閾値 の時 出力は”1” エリア遅延回路902は図9に示すように、ラインメモ
リ1001〜1004およびDフリップフロップ100
5〜1024により構成されており、図示しないHSY
NC信号でポインタの初期化が行われ、CLOCK信号
で画素単位のデータ書き込み、データ読みだし、および
シフト動作が実行される。
【0035】IR2値化回路901より入力されたIR
2値信号は、Dフリップフロップ1005〜1008に
より順次画素遅延されると共に、ラインメモり1001
により1ライン期間の遅延をされた後、Dフリップフロ
ップ1009〜1012により順次画素遅延される。同
様にして順次ライン遅延および画素遅延をされたデータ
Pa 〜Py は、図8(a)に示す25画素の位置関係を
成すタイミングで同時に出力される。従って、該回路の
出力は、CCD210の出力タイミングに同期して変化
し、丁度、図8(a)のマトリクスエリアが、主走査方
向および副走査方向に1画素ずつ移動することに相当す
る。尚、本実施例では、マトリクスエリアの1例として
5×5の画素エリアを示したが、これに限定されるもの
ではない。前記データPa 〜Py は、中心画素判定回路
903において所定のエリアパターンと比較され、一致
した場合に”1”が出力され判定制御部906のA入力
と成る。中心画素判定回路903で使用する所定のエリ
アパターンの1例として、注目画素データ(Pm )の孤
立性を判定するためのパターンを図8(b)に示す。
【0036】更に、前記注目画素データ(Pm )は第1
のパターン判定回路904および第2のパターン判定回
路905にも入力されている。
【0037】第1のパターン判定回路904は、図10
に示すように、N個のDフリップフロップから成るシフ
トレジスタ1101とパターン比較器1102とで構成
されており、図示しないCLOCK信号で画素単位のシ
フト動作が実行される。前記エリア遅延回路902より
入力される注目画素データは、順次シフトレジスタ11
01に格納され、N+1個のデータが同一のタイミング
で比較器1102に入力される。
【0038】比較器1102は、前記注目画素データ
(Pm )を起点する同一ライン上の既に読み込みを行っ
た画素方向(反主走査方向)に対して、所定の周期パタ
ーンとの比較を行い比較結果が一致した場合に”1”を
出力する。該出力のタイミングは前記中心画素判定回路
903の判定結果と同時であり、判定制御部906のB
入力と成る。
【0039】図11に、前記判定用のパターンの1例を
示す。
【0040】第2のパターン判定回路905は、図12
に示すように、N個のDフリップフロップから成るシフ
トレジスタ1201とパターン比較器1202とで構成
されており、判定制御部906より供給されるサンプリ
ングゲート信号に同期して図示しないCLOCK信号で
画素単位にサンプリング動作が実行される。
【0041】前記エリア遅延回路902より入力される
注目画素位置のデータは、前記サンプリングゲート信号
に同期して順次シフトレジスタ1201に格納され、N
+1個のデータが同一のタイミングで比較器1202に
入力される。
【0042】比較器1202は、前記注目画素データ
(Pm )を起点する同一画素アドレス位置(副走査方
向)に対して、前記第1のパターン判定回路905と同
様に所定の周期パターンとの比較を行い、比較結果が一
致した場合に”1”を出力する。該出力は判定制御部9
06のC入力と成る。図13に、前記判定用のパターン
の1例を示す。
【0043】判定制御部906は、前記中心画素判定回
路903、前記第1のパターン判定回路905、および
前記第2のパターン判定回路906の判定結果に基づい
て、原稿画像中に図6に示したパターンが存在している
と判断した場合に判定結果として判定信号”1”を出力
する。
【0044】該判定信号は、フリップフロップ3019
のクロック端子に接続されており、読み取り動作の開始
以前にCPU3018によりクリアしてあるフリップフ
ロップ3019に対して”1”をセットする。
【0045】CPU3018は、フリップフロップ30
19の出力を常時モニタしており、フリップフロップ3
019に”1”がセットされた場合、すなわち、識別部
3において原稿画像中に図6に示したパターンが存在し
ていると判断した場合には、セレクタ3020を制御し
読み取り信号の代りにポート出力をプリンタ部200に
供給して特定原稿の複写動作を阻止する。
【0046】以下に、本実施例で用いた判定制御部90
6のアルゴリズムを図14を用いて説明する。
【0047】オペレータが複写動作をスターとさせる
と、S101において、判定制御部906は内部のフリ
ップフロップ、カウンタ等の初期設定を行う。次に、S
102において、A入力端子およびB入力端子の状態を
モニタし、両入力が”1”でない場合にはS107へ進
む。他方、両入力が”1”、すなわち中心画素判定回路
903および第1のパターン判定回路905で所定のパ
ターンを検出した場合には、S103において、サンプ
リングゲート信号を第2のパターン判定回路905に供
給して注目画素位置のデータをシフトレジスタ1202
に取り込む。ここで、S104において、サンプリング
ライン数をカウントしてNライン分のデータがシフトレ
ジスタ1202に取り込まれるまでS103を繰り返
す。Nライン分のデータがシフトレジスタ1202に取
り込まれると、S105において、C入力端子の状態を
モニタし、入力が”0”の場合にはS107に進む。他
方、入力が”1”、すなわち所定のパターンを検出した
場合には、S106において判定信号”1”を出力して
フリップフロップ3019をセットする。S107にお
いて、前記S102〜S106の動作を読み取り動作終
了まで繰り返す。
【0048】次に、通常複写動作とそれに付随する特定
パターン認識時のCPU3018の制御動作を図14を
用いて説明する。オペレータがプラテン203に原稿2
04を設置し、不図示の操作部より複写動作をスターと
させると、CPU3018はS201において装置各部
の初期設定を行った後、S202において、不図示のモ
ータを制御して反射ミラー206を標準白色板211の
下に移動させる。続いてハロゲンランプ205を点灯
し、R、G、B、IR信号用のシェーディングデータの
サンプリングを行う。S203においては、ポート出力
P9を”1”にしてフリップフロップ3022のクリア
状態を解除する。
【0049】次に、プリンタ部200でのC、M、Y、
Bkの4色の画像記録動作に合わせて原稿の読み取り動
作を4回行い、画像複写を行うと共に原稿中の特定パタ
ーンの識別を行い、その結果に応じた記録制御を行う。
【0050】まず、S204において、シアン記録用に
処理条件を設定し光学系を走査させてプリンタ部200
にCデータを供給する。走査終了後は光学系を走査開始
位置に戻す。ここで、原稿読み取り中にCPU3018
は周期的にポート入力P10をモニタしており、入力
が”1”となった場合には特定原稿が複写されているも
のと判断して、S208において、ポート出力P0〜P
7をFFHにすると共にポート出力P8を”1”にし
て、プリンタ部200にベタ信号を供給してこれ以降の
正常な複写動作を阻止する。同様にして、S205〜S
207でM、Y、Bkの各色の記録制御が行われ、その
間もCPU3018は周期的にポート入力P10をモニ
タして、入力が”1”となった場合には特定原稿が複写
されているものと判断して、S208において、これ以
降の正常な複写動作を阻止する。
【0051】正常な複写動作の阻止の方法としては、ベ
タ塗り等の画像データの加工のほか、電源をOFFにす
るなどの方法が考えられる。
【0052】<第2の実施例>図16に本発明を用いた
イメージスキャナ部201の第2の構成例を示す。
【0053】この構成例では、識別部31の入力として
IRデータに加えてR、G、Bの各可視領域の画像デー
タが供給されている。該構成による識別部31を図17
を用いて説明する。
【0054】同図において、901〜905は第1の実
施例中で説明を行ったのでここでは省略する。フィルタ
位置補正回路3010より供給されたR、G、Bの各デ
ータは、色味判定回路910に入力される。色味判定回
路910では、各画素の色味が所定の色味と一致してい
るかを判定し、一致している場合には判定結果として”
1”を出力する。該判定結果は同期遅延回路911にお
いて、不図示のラインメモりおよびシフトレジスタによ
って所定の遅延が施された後、中心画素判定回路903
および第1のパターン検出回路904の判定出力と同じ
タイミングで判定制御部912のD端子に入力される。
したがって、色味判定回路910は、中心画素判定回路
903における注目画素Pmの色味を判定することにな
る。
【0055】図18は、判定制御部912のアルゴリズ
ムを示した図であり、図14に示した第1の実施例の判
定制御部906のアルゴリズムと異なる点は、S302
において、D入力端子の条件が加えられていることであ
る。すなわち、本実施例における判定制御部912のア
ルゴリズムでは、図6に示したパターン(b)の色味を
用いることで特定原稿の識別を更に容易にできるように
構成したものである。従って、パターン(b)の部分の
色味に原稿中に使用されているインク色と異なるものを
用いることで、簡易なパターン(a)を用いた場合でも
識別できる。
【0056】<第3の実施例>図19に本発明を用いた
識別部3の第3の構成例を示す。本実施例では、第3の
パターン検出回路920を設け、中心画素検出回路90
3における注目画素位置を起点として第1のパターン検
出回路904とは逆方向の主走査方向に所定の周期パタ
ーンとの比較を行い比較結果が一致した場合に”1”を
出力する。該出力は判定制御部921のD入力となる。
本実施例における第3のパターン検出回路920は、図
12に示した回路と等価な回路構成を持つが、判定制御
部921より供給されるシフトゲート信号に同期して画
素単位にシフト動作が行われる。従って、本回路では、
注目画素Pm以降のN+1個のデータを用いてパターン
比較が行われることになる。
【0057】以下に、本実施例で用いた判定制御部92
1のアルゴリズムを図20を用いて説明する。
【0058】オペレータが複写動作をスターとさせる
と、S401において、判定制御部921は内部のフリ
ップフロップ、カウンタ等の初期設定を行う。次に、S
402において、A入力端子およびB入力端子の状態を
モニタし、両入力が”1”でない場合にはS411へ進
む。他方、両入力が”1”、すなわち中心画素判定回路
903および第1のパターン判定回路905で所定のパ
ターンを検出した場合には、S403において、サンプ
リングゲート信号を第2のパターン判定回路905に供
給して注目画素位置のデータを取り込む。また、S40
4において、シフトゲート信号を第3のパターン判定回
路920に供給して注目画素位置のデータをに取り込
む。ここで、S405において、シフト画素数をカウン
トしてN画素分のデータが取り込まれるまでS404を
繰り返す。N画素分のデータが取り込まれると、S40
6において、D入力端子の状態をモニタし、入力が”
0”の場合にはS411に進む。他方、入力が”1”、
すなわち所定のパターンを検出した場合には、S407
に進み、、S408において、サンプリングライン数を
カウントしてN−1ライン分のデータが取り込まれるま
でS407を繰り返す。Nライン分のデータが取り込ま
れると、S409において、C入力端子の状態をモニタ
し、入力が”0”の場合にはS411に進む。他方、入
力が”1”、すなわち所定のパターンを検出した場合に
は、S410において判定信号”1”を出力してフリッ
プフロップ3019をセットする。S411において、
前記S402〜S410の動作を読み取り動作終了まで
繰り返す。
【0059】本実施例によれば、図6に示したパターン
(b)の検出位置を起点として、直交する3方向に対し
てパターン(a)の検出を行う様に構成してあり、更に
特定原稿の識別精度を向上することができる。
【0060】<その他の実施例>上記3つの実施例で
は、各パターン検出回路で比較器を用いて入力データと
所定パターンの比較を行っているが、注目画素を起点と
する1つの方向の入力データを記憶しておき、該記憶し
たデータパターンを基準パターンとして異なる方向の入
力データとのパターン比較をするように構成しても等価
な効果が得られることは明白である。
【0061】また、上記3つの実施例では、同心円パタ
ーン部が赤外吸収インクで形成されているものとした
が、原稿の絵柄と異なる色味のパターンを用いてもよ
い。
【0062】更に、本発明は、上記3つの実施例中に示
した回路構成に限定されるものではなく、同一の出力を
得る他の回路部品によっても構成できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
装置によれば、特定原稿の識別を簡単な構成で精度良く
行うことが可能であり、この技術を用いて例えば紙幣や
有価証券などの偽造行為を有効に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の識別部の構成図、
【図2】本発明を用いたカラー複写機の構成図、
【図3】標準白色板の反射特性を表す図、
【図4】第1の実施例のイメージスキャナ部の構成図、
【図5】制御信号のタイミング図、
【図6】本発明により識別可能な検出パターンの1例を
表す図、
【図7】赤外吸収インクの反射特性を表す図、
【図8】中心画素判定回路の画素エリアとエリアパター
ンを表した図、
【図9】エリア遅延回路の構成図、
【図10】第1のパターン検出回路の構成図、
【図11】第1のパターン検出回路の比較パターンの1
例を表す図、
【図12】第2のパターン検出回路の構成図、
【図13】第2のパターン検出回路の比較パターンの1
例を表す図、
【図14】第1の実施例の判定制御部の判定アルゴリズ
ムを表す図、
【図15】CPUの制御アルゴリズムを表す図、
【図16】第2の実施例のイメージスキャナ部の構成
図、
【図17】第2の実施例の識別部の構成図、
【図18】第2の実施例の判定制御部の判定アルゴリズ
ムを表す図、
【図19】第3の実施例の識別部の構成図、
【図20】第3の実施例の判定制御部の判定アルゴリズ
ムを表す図。
【符号の説明】
903 中心画素判定回路 904 パターン検出回路1 905 パターン検出回路2

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像中に形成された所定の特徴を有
    する画素を検出する画素検出手段と、 前記画素検出手段の検出結果に基づき、所定のパターン
    が形成されているか否かを判定するパターン判定手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記パターン判定手段は、前記画素検出
    手段により検出された画素位置を起点として直交する少
    なくとも2方向に対して、所定のパターンが形成されて
    いるか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画素検出手段は、原稿画像中に赤外
    吸収インクで形成された孤立画素を検出することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記パターン判定手段は、原稿画像中に
    赤外吸収インクで形成された同心円状のパターンである
    か否かを判定することを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
JP5006930A 1993-01-19 1993-01-19 画像処理装置 Pending JPH06217125A (ja)

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EP94300371A EP0609008B1 (en) 1993-01-19 1994-01-19 Image processing apparatus and method
CA002113789A CA2113789C (en) 1993-01-19 1994-01-19 Image processing apparatus and method
DE69427497T DE69427497T2 (de) 1993-01-19 1994-01-19 Bildverarbeitungsvorrichtung und -verfahren
US08/679,562 US5731880A (en) 1993-01-19 1996-07-15 Image processing apparatus for discriminating an original having a predetermined pattern
US09/004,649 US6400470B1 (en) 1993-01-19 1998-01-08 Image processing apparatus and method for discriminating an original having a predetermined pattern

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6888962B1 (en) 1995-06-30 2005-05-03 Omron Corporation Image processing device for detecting one-color marks of a number of colors and image processing method thereof
US7629997B2 (en) 2006-06-16 2009-12-08 Fujifilm Corporation Information reader

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US6888962B1 (en) 1995-06-30 2005-05-03 Omron Corporation Image processing device for detecting one-color marks of a number of colors and image processing method thereof
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