JPH07256938A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH07256938A
JPH07256938A JP6046987A JP4698794A JPH07256938A JP H07256938 A JPH07256938 A JP H07256938A JP 6046987 A JP6046987 A JP 6046987A JP 4698794 A JP4698794 A JP 4698794A JP H07256938 A JPH07256938 A JP H07256938A
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JP
Japan
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image
signal
transfer
color
pattern
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JP6046987A
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Takashi Kawana
孝 川名
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特定パターンの付加によりプリンタの割り出し
を可能にするとともに、該パターンの付加による画質の
劣化を防止する。 【構成】CPU14からの制御により、マーキング処理
部53は、M,C,Y,Bk色のデータの内、Y色デー
タにのみ部分的に所定濃度分だけ濃度加算して、あらか
じめ決めた所定パターンとして装置認識用のID認識マ
ーキングを盛り込む。そして、γ補正部21によりγ特
性を加味した最適な濃度へ変換が行なわれ、変換後の画
像データが印字される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された画像信号に
基づいてカラー画像を形成するカラー画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンターがカラー化され、ユー
ザの様々な表現手段として利用されるようになってきて
いる。特に、カラーページプリンタは、その静粛性、高
品質印字及び高速印字が可能な点において注目されつつ
ある。
【0003】このカラーページプリンタの1つである多
色光ビームプリンタは、その特徴として、感光体上に光
ビームを主走査方向に走査して第1の現像を行なった
後、転写担持体上の記録紙等の記録媒体上に転写する工
程を第1の工程とし、引き続き第2、第3及び第4の工
程により多色画像の記録を行なう点が挙げられる。
【0004】そこで、多色画像の記録方法を、図16及
び図17を参照して説明する。
【0005】図16において、所定の一定速度で、図中
の矢印方向に回転する感光ドラム201が 帯電器20
4によって所定の極性、及び所定の電圧に帯電される。
次に、記録紙Pが給紙カセット215から給紙ローラ2
14により所定のタイミングで1枚ずつ給紙される。そ
して、検出器202により記録紙の先端が検出される
と、図17に示す画像信号VDOにより変調されたレー
ザー光Lが、半導体レーザ205からポリゴンミラー2
07に向けて出射される。
【0006】レーザ光Lは、ポリゴンミラー207によ
り走査された後、レンズ208及びミラー209を経て
感光ドラム201上に導かれる。光走査の一端に配置さ
れた検出器202からの信号(以下、TOPSNSとい
う)は、垂直同期信号として、画像形成装置250(図
17)に出力される。画像信号VDOは、このTOPS
NS信号に続く、後述するBD信号に同期して、順次、
レーザ205に送出される。そして、レーザ光Lが検出
器217に入射されると、水平同期信号となるビーム検
出信号(以下、BD信号という)が出力される。
【0007】ポリゴンミラー207はスキャナモータ2
06により駆動され、スキャナモータ206は、図17
の基準発信器220からの信号S1を分周する分周器2
21からの信号S2に従って、所定の一定速度で回転す
るように、モータ制御回路225により制御される。ま
た、感光ドラム201は、BD信号に同期して走査露光
され、次いで、現像器203Yにより第1静電潜像が現
像された後、感光ドラム201上に黄色の第1トナー像
が形成される。
【0008】また、所定のタイミングで給紙された記録
紙Pの先端が転写開始位置に達する直前に、転写ドラム
216には、トナーと反対の極性の所定の転写バイアス
電圧が印加され、上記第1トナー像が記録紙Pに転写さ
れると同時に、記録紙Pが転写ドラム216の表面に静
電吸着される。
【0009】次に、感光ドラム201上に、レーザ光L
の走査により第2静電潜像が形成され、現像器203M
により第2静電潜像が現像されて、感光ドラム201上
にマゼンタ色の第2トナー像が形成される、そして、こ
の第2トナー像は、先に記録紙Pに転写された第1トナ
ー像の位置に合わせられ、記録紙P上に転写される。な
お、各色の画像先端は、TOPSNS信号により規定さ
れる。
【0010】同様にして、第3静電潜像が形成され、現
像器203Cにより現像されて、シアン色のトナー像が
記録紙Pに合わせられて転写される。そして、次に、第
4静電潜像が形成され、現像器203Kにより現像され
て、黒色のトナー像が記録紙Pに合わせられて転写され
る。
【0011】このように、各工程毎に1ページ分のVD
O信号が、順次、半導体レーザ205に出力される。ま
た、各転写工程毎に、未転写のトナー像がクリーナ21
0により掻き落とされる。
【0012】その後、4色のトナー像が転写された記録
紙Pの先端部が分離爪212の位置に近づくと、分離爪
212が接近して転写ドラム216の表面に接触し、記
録紙Pを転写ドラム216から分離させる。この分離爪
212の先端は、記録紙Pの後端が転写ドラム216か
ら離れるまで転写ドラム216に接触し続け、その後、
離れてもとに位置に戻る。そして、帯電器211によ
り、記録紙P上の蓄積電化が除電され、分離爪212に
よる記録紙Pの分離を容易にすると同時に、分離時に気
中放電を減少させる。
【0013】図18は、上記のTOPSNS信号とVD
O信号の関係を示すタイミングチャートである。図中、
A1は第1色の印字動作、A2は第2色の印字動作、A
3は第3色の印字動作、そして、A4は第4色の印字動
作を示し、区間A1からA4までが、1ページのカラー
印字動作となる。
【0014】また、図19は、従来のプリンタの全体構
成を示すブロック図である。同図において、プリンタ3
02は、外部機器、例えば、ホストコンピュータ301
から制御信号と画像信号307を受信し、プリンタコン
トローラ303で、制御信号はプリンタ制御部304
へ、また、画像信号は画像処理部305へ送られる。そ
して、画像処理部305からの出力信号で半導体レーザ
306を駆動している。
【0015】図20は、図19の画像処理部305の内
部構成を示すブロック図である。同図に示す画像処理部
では、不図示のプリンタコントローラからRGB各8ビ
ット、計24ビットの画像信号を受け取り、カラー処理
部351で、それぞれのタイミングでY信号、M信号、
C信号、あるいはK信号についての上記8ビットのVD
O信号への変換を行なう(図21は、そのときのタイミ
ングチャートである)。
【0016】そして、これらY,M,C,KのVDO信
号は、γ補正部325で、γ補正された8ビットの信号
に変換された後、次段のパルス信号幅変調部353(以
下、PWM部という)に入力される。PWM部353で
は、8ビットの画像信号をラッチ345で画像クロック
iVCLKの立上がりに同期させ、D/Aコンバータ3
55でアナログ電圧に変換させてからアナログコンパレ
ータ356に入力する。
【0017】一方、画像クロックiVCLKは、三角波
発生部358で三角波に変換されてアナログコンパレー
タ356に入力される。このアナログコンパレータ35
6は、上記の2信号を比較し、その結果、PWMされた
画像信号を出力する。そして、この出力信号はインバー
タ357で反転され、所望のPWM信号が得られる。
【0018】図22は、PWM部353でのPWM信号
生成時のタイミングチャートを示す。同図に示されるよ
うに、PWM部353に入力される8ビットの画像デー
タがFF[H](Hは、16進を示す)のとき、最も幅
の広いPWM信号が出力され、また、画像データが00
[H]で、最も幅の狭いPWM信号が出力される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカラー化されたプリンタでは、そのプリント性能の
向上により高画質な印字が可能となり、それに伴なっ
て、紙幣等の有価証券の偽造による犯罪が多発しつつあ
る、という問題が起こっている。そして、今後、プリン
タがさらに高画質化することにより、この種の犯罪が増
加することが予想される。
【0020】本発明の目的は、特定パターンを付加する
ことにより、不法に印刷された紙幣等の有価証券から、
その印刷に使用されたプリンタの割り出しを可能にし、
当該印刷物を使用した犯罪捜査を容易にするとともに、
該パターンの付加による画質の劣化を防止するカラー画
像形成装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記の目的を達成するため、請求項1に記載の
発明は、外部から入力した画像信号に応じて画像を形成
し、該画像を複数色の記録剤にて記録媒体上に印刷する
カラー画像形成装置において、前記画像信号にて表現さ
れる画像の一部に所定の画素サイズを有する、あらかじ
め決めたパターンを付加する手段と、前記パターンの印
刷濃度を決定する手段と、前記パターンが付加された画
像を、前記印刷濃度に従って前記記録剤にて可視画像に
変換する手段とを備える。
【0022】以上の構成において、画像に所定パターン
が最適な濃度にて付加でき、該パターンの追跡により印
刷に使用された画像形成装置の割り出しが可能となる。
【0023】また、請求項3に記載の発明では、印刷濃
度は記録媒体の種類に従って決定される。これにより、
パターンの付加による画質の劣化を防止できる。
【0024】さらに、請求項5に記載の発明は、パター
ンとして、当該カラー画像形成装置に固有の製造番号、
あるいは製造元を示すコードを含める。
【0025】これにより、印刷に使用された画像形成装
置の割り出しが容易になる。
【0026】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。
【0027】図1は、本発明の実施例に係るカラー画像
形成装置としての画像記録装置(カラーレーザビームプ
リンタ)の全体を示す断面図である。
【0028】図1に示す画像記録装置(以下、装置とい
う)において、給紙部101から給紙された用紙102
は、その先端をグリッパ103fにより挾時され、転写
ドラム103の外周に保持される。そして、光学ユニッ
ト107により像担持体100に各色毎に形成された潜
像は、各色現像器Dy,Dc,Dm,Dbにより現像化
され、転写ドラム103外周の用紙に複数回、転写され
て、多色画像が形成される。その後、用紙102は、転
写ドラム103より分離されて定着ユニット104で定
着され、排紙部105より排紙トレー部106に排出さ
れる。
【0029】ここで、各色現像器は、その両端に回転支
軸を有し、各々が該軸を中心に回転可能になるよう現像
器選択機構部108に保持される。各現像器は、図1に
示すように、その姿勢を一定に維持した状態で現像器選
択のための回転がなされる。そして、選択された現像器
が現像位置に移動後、現像器選択機構108は、ソレノ
イド109aにより、現像器と一体で支点109bを中
心に選択機構保持フレーム109を像担持体100方向
に、その移動位置決めがなされる。
【0030】次に、上記構成をとる画像記録装置の動作
について説明する。
【0031】まず、図1に示す帯電器111によって、
像担持体(感光体ドラム)100が所定極性に均一に帯
電され、レーザビーム光Lによる露光によって、感光体
ドラム100上にマゼンタの第1の潜像が形成される。
次いで、この場合には、マゼンタの現像器Dmにのみ、
所要の現像バイアス電圧が印加されてマゼンタの潜像が
現像され、感光体ドラム100上にマゼンタMの第1の
トナー像が形成される。
【0032】一方、所定のタイミングで転写紙Pが給紙
され、その先端が、上述の転写開始位置に達する直前
に、トナーと反対極性(例えば、プラス極性)の転写バ
イアス電圧(+1.8KV)が転写ドラム103に印加
されて、感光体ドラム100上の第1のトナー像が転写
紙Pに転写されるとともに、転写紙Pが転写ドラム10
3の表面に静電吸着される。その後、感光体ドラム10
0からは、クリーナ112によって、残留するマゼンタ
トナーが除去され、印字する次の色の潜像形成、及び現
像工程に備える。
【0033】次に、感光体ドラム100上には、レーザ
ビーム光Lによりシアンの第2の潜像が形成され、シア
ンの現像器Dcにより感光ドラム100上の第2の潜像
が現像されて、シアンCの第2のトナー像が形成され
る。そして、このシアンCの第2のトナー像は、先に転
写紙Pに転写されたマゼンタMの第1のトナー像の位置
に合わせられて転写紙Pに転写される。なお、この2色
目のトナー像の転写において、転写紙が転写部に達する
直前に、転写ドラム103に+2.1KVのバイアス電
圧は印加される。
【0034】同様にして、イエロー,ブラックの第3,
第4の潜像が感光体ドラム100上に順次、形成され、
それぞれが現像機Dy,Dbによって順次、現像され
る。そして、転写紙Pに先に転写されたトナー像と位置
が合わせられ、イエロー,ブラックの第3、第4のトナ
ー像が順次、転写される。その結果、転写紙P上には、
4色のトナー像が重なった状態で形成されることにな
る。
【0035】これら3色目、4色目のトナー像の転写に
おいては、転写紙が転写部に達する直前に、転写ドラム
103に、それぞれ+2.5KV,+3.0KVのバイ
アス電圧がそれぞれ印加される。このように、各色のト
ナー像の転写を行なう毎に転写バイアス電圧を高くして
いくのは、転写効率の低下を防止するためである。
【0036】この転写効率の低下の主な原因は、転写紙
が転写後に感光体ドラム100から離れるときに、気中
放電により転写紙表面が転写バイアス電圧と逆極性に帯
電し(転写紙を担持している転写ドラム表面を若干帯電
する)、この帯電電荷が転写毎に蓄積されるためであ
り、転写バイアス電圧が一定であると、転写のたびに転
写電界が低下していくことになるからである。
【0037】また、上記の4色目の転写の際、転写紙先
端が転写開始位置に達したときに(直前、直後を含
む)、交流電圧5.5KV(実行値であり、その周波数
は500Hz)に、第4のトナー像の転写時に印加され
た転写バイアス電圧と同極性、かつ、同電位の直流バイ
アス電圧+3.0KVを重畳させて帯電器111に印加
する。
【0038】このように、4色目の転写の際に、転写紙
先端が転写開始位置に達したときに帯電器111を動作
させるのは、転写ムラを防止するためである。特に、フ
ルカラー画像の転写においては、わずかな転写ムラが発
生しても、それが色の違いとして目立ちやすくなり、上
述のように、帯電器111に所要のバイアス電圧を印加
して放電動作を行なわせることが必要となる。
【0039】その後、4色のトナー像が重畳転写された
転写紙Pの先端部が分離位置に近づくと、分離爪113
が接近して、その先端が転写ドラム103の表面に接触
し、転写紙Pを転写ドラム103から分離させる。そし
て、この分離爪113の先端は、転写紙Pの後端が転写
ドラム103を離れるまで、転写ドラム表面との接触状
態を保ち、その後、転写ドラム103から離れてもとの
位置に戻る。
【0040】帯電器111は、上述のように、転写紙P
の先端が最終色の転写開始位置に達したときから、転写
紙の後端が転写ドラム103を離れるまで作動し、転写
紙上の蓄積電荷(トナーと反対極性)を除電して、分離
爪113による転写紙の分離を容易にするとともに、転
写紙分離時の気中放電を減少させる。
【0041】なお、転写紙の後端が、転写終了位置(感
光体ドラム100と転写ドラム103とが形成するニッ
プ部の出口)に達したときに、転写ドラム103に印加
する転写バイアス電圧をオフ(接地電位)にする。これ
と同時に、帯電器111に印加していたバイアス電圧を
オフにする。
【0042】このようにして分離された転写紙Pは、次
に定着器104に搬送され、ここで、転写紙上のトナー
像が定着され、その後、排紙トレイ115上に排出され
る。次に、本実施例に係る装置におけるレーザビーム走
査の動作を説明する。
【0043】図1の光学ユニット107は、半導体レー
ザ120、ポリゴンミラー121、スキャナモータ12
2、レンズ123、ミラー125により構成されてい
る。そして、記録紙Pが給紙され、その先端が検知され
たならば、それに同期して1ページ分の画像信号VDO
が半導体レーザ120へと出力される。
【0044】光ビームLは、画像信号VDOにより変調
され、スキャナモータ122により回転されるポリゴン
ミラー125に向けて出射することで、レンズ123、
ミラー125により感光ドラム100に導かれる。ま
た、光ビームLが出射されると、走査軸上に配置された
検出器(不図示)によりその光ビームLが検出され、水
平同期信号となるビーム検出信号BDが出力される。そ
の結果、光ビームLにより、BD信号に同期して感光ド
ラム100が走査露光され、静電潜像が形成される。
【0045】図2は、本実施例に係る装置の概略構成を
示すブロック図である。同図に示すように、プリンタ2
は、ホストコンピュータ1から送られてくる所定の記述
言語の画像情報を展開するプリンタコントローラ3と、
プリンタエンジン4にて構成される。また、ホストコン
ピュータ1からは、イメージリーダ等で読み込んだRG
B等のビットデータも送出される。
【0046】図3は、本実施例に係る装置のプリンタエ
ンジン4のブロック構成図である。同図において、基準
発振器10から出力された基準クロックは、分周器11
により分周され、その出力である分周クロックとスキャ
ナモータ13からのフィードバック信号との位相差を所
定位相差とするように、スキャナモータ13がモータ制
御回路12(この制御回路は、図示しない公知の位相制
御回路を内蔵する)により等速回転される。
【0047】一方、転写ドラム103が、不図示の駆動
モータにより等速回転され、転写ドラム103上の記録
紙Pの先端が検出器8(図3)により検出されると、垂
直同期信号VSYNCが画像処理部7(図3)に出力さ
れる。そして、この垂直同期信号VSYNCにより各色
の画像先端が規定される。画像信号VDOは、VSYN
C信号以降のビーム検出信号BFに同期して、順次、レ
ーザ120に送出される。
【0048】なお、図4は、上述した垂直同期信号VS
YNC、水平同期信号BD及び画像信号VDOのタイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【0049】図5は、本実施に係る画像処理部7の構成
を示すブロック図である。なお、同図に示す画像処理部
は、ラインメモリ、PWMによる中間処理部、そして、
スクリーン角制御による追跡パターン発生部に大別され
る。
【0050】ラインメモリ20は、プリンタコントロー
ラ3から送出される多値画像データD7〜D0と線数切
換信号PHIMGを転送クロック/VCLKにて格納し
た後、プリンタエンジン4の画像クロックPCLKによ
り読み出す動作をする。
【0051】また、PWMによる中間処理部は、γ補正
部21、D/A変換部22、コンパレータ23,24、
三角波発生部26,27、そして、セレクタ28にて構
成される。そして、ラインメモリ20からの多値画像デ
ータは、γ補正部21にてγ補正され、D/A変換部2
2にてアナログ信号に変換された後、コンパレータ2
3,24の正入力端子(非反転入力端子)に入力され
る。
【0052】他方、コンパレータ23、24の負入力端
子(反転入力端子)には、画像クロックPCLKとそれ
を分周した(1/2)PCLKのそれぞれから三角波信
号を発生する三角波発生部26,27の出力信号が入力
される。そして、各々のコンパレータ23,24は、こ
れら2信号を比較して、多値画像信号に応じたパルス幅
の信号を生成する。例えば、本実施例に係る画像記録装
置の解像度が600dpi(ドット/インチ)ならば、
コンパレータ23からは600線のPWM信号が、ま
た、コンパレータ24からは300線のPWM信号が出
力される。ここで、300線とは、主走査方向に300
dpi単位にPWMを行なうことをいう。
【0053】次に、これら2つのコンパレータの出力信
号は、次段のセレクタ28で選択され、不図示のレーザ
ー駆動部へ画像信号VDO29が送出される。なお、セ
レクタ28は、線数切換信号PHIMGが“1”のとき
300線PWMを、また、その信号が“0”のとき60
0線PWMを選択する。また、図6は、スクリーン角な
しの場合のタイミングチャートである。
【0054】次に、本実施例におけるスクリーン角制御
について説明する。
【0055】図7〜図10は、本実施例における標準ス
クリーン角制御を説明するための図である。
【0056】ここでは、300線PWMで、スクリーン
角は0°,90°,180°,270°の4種類を有す
る場合の印字状態を示している。つまり、M色,C色,
Bk色には重ならないような制御が行なわれ、Y色には
スクリーン角はつけない。そして、図示するように、ス
クリーン角制御はライン単位で行なう。また、図11
は、スクリーン角制御部25におけるスクリーン角指定
信号SRCと出力信号との関係を示すタイミングチャー
トである。
【0057】次に、図5に示す画像処理部7を構成する
マーキング処理部53の動作について説明する。
【0058】図5のマーキング処理部53では、M,
C,Y,Bk色のデータの内、Y色データにのみ、部分
的に所定濃度分だけ濃度加算するという処理を行なう。
加算する濃度は、後述する濃度キャリブレーションや紙
質によって決定され、CPU14からの信号線54によ
り送出される。
【0059】本実施例に係る装置認識用のID認識マー
キングとしては、例えば、プリンタ固有の機種番号と製
造番号をプリンタID番号として印加する。プリンタI
D番号は、工場での装置組立時にメモリ30に記憶させ
ておく。そして、CPU14がそのIDを読み出し、そ
れをマーキング処理部53に送出して、Y色印字時にI
D認識マーキングを印加する。
【0060】CPU14とマーキング処理部53とを接
続する信号線54は、bit0〜bit9の10ビット
構成の信号であり、 (bit9,bit8)=(0,0)ときは、bit7
〜bit0→機種番号 (bit9,bit8)=(0,1)ときは、bit7
〜bit0→製造番号 (bit9,bit8)=(1,0)ときは、bit7
〜bit0→加算濃度 をそれぞれ意味し、これらは、マーキング処理部の中の
レジスタ(不図示)に書き込まれる。
【0061】図12は、機種番号が「129」(これを
2進化すると、10000001[B]となる)、製造
番号が「228」(これを2進化すると、111001
00[B])、加算濃度「32」(これを16進化する
と、20[H])の場合の、200線PWMを使用した
Y色印字に着目した印字結果を示す。
【0062】図12に示すID認識マーキングは、例え
ば、図13に斜線にて示すように印刷物の数ケ所に配置
する。なお、図13は、A4サイズの用紙に600ビッ
ト/インチの解像度にて印字を行なった例である。
【0063】図12に示すように、ID番号の16ビッ
トを、各々が2ビット構成の8つコードに分割し、その
2ビットで表現される(0,0),(0,1),(1,
0),(1,1)の4つの情報を、マーキング開始ドッ
トに対する位相ずらしにより表現する。同図において黒
くつぶされているドットがPWMによる印字ドットであ
り、小さいドットをY色の元データとすると、ID認識
マーキングドットは、この元データに32[H]濃度加
算した大きなドットとなる。
【0064】図12は、600dpiの解像度で主走査
方向に3ドットひとまとめにしてPWM処理をする、2
00線による中間調再現の場合を示す。そして、一つの
IDを表現するための単位は、主走査方向に12ドッ
ト、副走査方向に17ラインとなる(図13参照)。
【0065】そのため、まず、マーキング開始パターン
を2ピクセル(ここでは、3ビットひとまとめのPWM
単位を1ピクセルと称す)続けて加算パターンとして印
加し、以下、図示するように、2ライン毎に加算パター
ンを印加する。マーキング開始パターンに対して、後述
する加算パターンの主走査方向の位相により2ビットの
コードを表現する。なお、加算する濃度データの決定方
法については後述する。
【0066】図14は、図5のマーキング処理部53の
内部構成を示す回路例である。同図において、符号63
〜65は、8ビット構成のDクリップフロップ、73
は、CPU14から出力されるライト信号WRである。
副走査カウンタ67は、プリンタの主走査同期信号であ
るBD信号をカウントし、68は主走査カウンタ、70
は加算器である。
【0067】副走査カウンタ67は、ID認識パターン
の印加ラインであることを示すイネーブル信号LEN
と、何ライン目の印加ライン(8ライン中の何ライン
か)を示すLCOU信号を出力する。なお、主走査カウ
ンタ68から出力されるPEN信号、PCOU信号も、
副走査カウンタ67から出力される信号と同様な意味を
有する。
【0068】次に、本実施例における濃度キャリブレー
ションについて説明する。
【0069】濃度キャリブレーションは、印字濃度を一
定に保つために、プリンタの電源投入時や一定時間毎に
行なわれる。具体的には、転写ドラム(図1の符号10
3)上に直接、所定濃度データの印字を行ない、そのγ
特性を測定して、そのγ特性に応じてγ補正部(図5の
符号21)の定数を書き換えるという処理である。
【0070】この濃度キャリブレーション処理によっ
て、プリンタの環境(湿度、温度)、及びドラム感度の
変化による濃度変化を防止することができ、常に安定し
た画質を得られる。
【0071】図15は、転写ドラム(図1の符号10
3)上に印字される濃度パッチを示す。同図に示すよう
に、転写ドラム上には複数の濃度パッチが配置され、例
えば、図中の符号Aで示されるパッチには08[H]、
Bは10[H]、Cは20[H]、Dは40[H]とい
った具合に、転写ドラムのフィルム上に印字される。そ
して、光源90から放出される光の反射光量を受光素子
91で読み取り、その結果をCPU14へ送る。
【0072】また、受光素子92は、光源90からの光
量についてリファレンス用の読み取りを行なうためのも
のである。そして、CPU14は、これらの複数の濃度
パッチからのデータをもとに、γ補正部21へ送出する
補正データを算出する。
【0073】図5に示すように、マーキング処理部53
の後段にγ補正部21を配置することにより、ID認識
マーキング生成のための加算濃度には、プリンタのγ補
正が加味されることになり、マーキング濃度は、ID認
識のために必要な最適値となる。
【0074】この加算濃度は、その値が低すぎるとマー
キング認識が不可能となってしまい、逆に、値が高いと
画質劣化の原因となる。加算濃度の一例を述べると、図
5のCPU14から、加算濃度データとして、対象が普
通紙ならば20[H]、OHP紙ならば1A[H]とい
ったようにデータ出力する。また、OHP紙ならば印加
を禁止しても良い。
【0075】上述のように、マーキング処理部53で
は、画像データに上記の濃度を加算し、その後、γ補正
部21によりγ特性を加味した最適な濃度への変換が行
なわれ、変換後の画像データが印字される。
【0076】以上説明したように、本実施例によれば、
印刷画像にあらかじめ決めた所定パターンを盛り込み、
そのパターンを追跡することにより、不正印刷された有
価証券等から、その印刷に使用されたプリンタの割り出
しができるとともに、当該付加パターンについては、人
間がそのパターンを認識できる最適濃度のパターンとす
ることで、パターンを付加することによる印刷画質の劣
化を防止できる。
【0077】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、画像に所定パターンを、該パターンを認
識するのに最適な濃度にて付加することで、該パターン
の追跡により印刷に使用された画像形成装置の割り出し
が可能となるとともに、該パターンの付加による画質の
劣化を防止できるという効果がある。
【0079】また、請求項3に記載の発明によれば、印
刷濃度を記録媒体の種類に従って決定することで、パタ
ーンの付加による画質の劣化を防止できる。
【0080】さらに、請求項5に記載の発明は、パター
ンとして、当該カラー画像形成装置に固有の製造番号、
あるいは製造元を示すコードを含めることで、印刷に使
用された画像形成装置の割り出しが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るカラー画像形成装置とし
ての画像記録装置の全体を示す断面図である。
【図2】実施例に係る装置の概略構成を示すブロック図
である。
【図3】実施例に係る装置のプリンタエンジン4のブロ
ック構成図である。
【図4】垂直同時信号VSYNC、水平同期信号BD、
及び画像信号VDOのタイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図5】実施例に係る画像処理部7の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】スクリーン角なしの場合のタイミングチャート
である。
【図7】実施例における標準スクリーン角制御を説明す
るための図である。
【図8】実施例における標準スクリーン角制御を説明す
るための図である。
【図9】実施例における標準スクリーン角制御を説明す
るための図である。
【図10】実施例における標準スクリーン角制御を説明
するための図である。
【図11】スクリーン角制御部25におけるスクリーン
角指定信号SRCと出力信号との関係を示すタイミング
チャートである。
【図12】製造番号が「228」、機種番号が「12
9」の場合の印字結果を示す図である。
【図13】A4サイズの用紙における追跡パターンの盛
り込み位置を示す図である。
【図14】実施例に係るマーキング処理部の回路構成を
示すブロック図である。
【図15】濃度キャリブレーションを説明するための図
である。
【図16】従来の多色画像の記録方法を示す図である。
【図17】従来の多色画像の記録方法を示す図である。
【図18】従来のTOPSNS信号とVDO信号の関係
を示すタイミングチャートである。
【図19】従来のプリンタの全体構成を示すブロック図
である。
【図20】図24の画像処理部305の内部構成を示す
ブロック図である。
【図21】従来例としての画像処理部305での動作タ
イミングチャートである。
【図22】従来例としてのPWM部353でのPWM信
号生成時のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 プリンタ 3 プリンタコントローラ 4 プリンタエンジン 10 基準発信器 11 分周器 12 モータ制御回路 13 スキャナモータ 14 CPU 53 マーキング処理部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力した画像信号に応じて画像
    を形成し、該画像を複数色の記録剤にて記録媒体上に印
    刷するカラー画像形成装置において、 前記画像信号にて表現される画像の一部に所定の画素サ
    イズを有する、あらかじめ決めたパターンを付加する手
    段と、 前記パターンの印刷濃度を決定する手段と、 前記パターンが付加された画像を、前記印刷濃度に従っ
    て前記記録剤にて可視画像に変換する手段とを備えるこ
    とを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷濃度は、少なくとも温度、湿
    度、及び感光体感度を考慮して決定されることを特徴と
    する請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷濃度は、前記記録媒体の種類に
    従って決定されることを特徴とする請求項1に記載のカ
    ラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記パターンの付加は、前記複数色の記
    録剤の内の1色にて行なうことを特徴とする請求項1に
    記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記パターンには、当該カラー画像形成
    装置に固有の製造番号、あるいは製造元を示すコードが
    含まれることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像
    形成装置。
JP6046987A 1994-03-17 1994-03-17 カラー画像形成装置 Withdrawn JPH07256938A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7058215B2 (en) 2001-01-18 2006-06-06 Canon Kabushiki Kaisha Data processing system, maintenance apparatus and image processing apparatus

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