JPH07100569B2 - 紙葉類のブロック搬送装置 - Google Patents

紙葉類のブロック搬送装置

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JPH07100569B2
JPH07100569B2 JP62210632A JP21063287A JPH07100569B2 JP H07100569 B2 JPH07100569 B2 JP H07100569B2 JP 62210632 A JP62210632 A JP 62210632A JP 21063287 A JP21063287 A JP 21063287A JP H07100569 B2 JPH07100569 B2 JP H07100569B2
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哲雄 森山
正明 松橋
義人 百田
雄介 浅尾
哲也 相山
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NEC Corp
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Nisca Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は紙幣、カードその他の紙葉を立位状態で束状に
支持し、所定位置に移送する紙幣取扱機等における紙葉
類のブロック搬送装置に関する。
[従来の技術] 一般にこの種の装置はアーム状のフロントサポートとリ
アーサポートで紙葉束を前後から挟持しながら所定位置
に移送し、次の処理工程に引き渡した後、このフロント
サポートおよびリアーサポートは元のホームポジション
に戻り、次の紙葉束を再び移送するようになっている。
[解決すべき問題点] 上記従来のフロントサポートは単に一本のアームレバー
であったり、板状の部材であった為に、このフロントサ
ポートに次の問題が生ずる。まず紙葉束を挟み込む際に
フロントサポートに最前列の紙葉が引掛かって折れ曲が
ったり姿勢を崩したりする。また同時に立位状態で取り
込んだ紙葉下端がカールして姿勢を崩してしまうことが
頻繁に起きた。
同様に目的位置で紙葉束を次工程に引き渡す際にもフロ
ントサポートを紙葉束から離脱するとき最前列の紙葉を
一緒に引き剥がしてしまったり荷崩れ状に姿勢を乱した
りする欠点があった。
[問題点の解決手段] 本発明は、上記従来の問題点を解決するためになしたも
ので、その解決手段として本発明の紙葉類のブロック搬
送装置は、紙葉束の底面を支持するガイド体と、上記紙
葉束の搬送方向前面を支持するフロントサポートと、背
面を支持するリアーサポートとで紙葉束を立位状態で支
持すると共に、このフロントサポートとリアーサポート
との前進移動によって上記紙葉束をガイド体に沿って移
送する紙葉類のブロック搬送装置において、上記フロン
トサポートを紙葉束の前面上部を支持する第1のレバー
部材と、前面下部を支持する第2のレバー部材で形成す
ると共に、この第1、第2のフロントサポートを紙葉束
と係合する動作位置と非係合の解除位置との間で移動自
在に装置機枠に取付けると共に、上部側の第1のフロン
トサポートの紙葉束との係合部を転動可能な回転体で形
成し、下位側の第2のフロントサポートには紙葉束下端
部を支持する垂下片を設けた構成としている。
[作用] 紙葉束の前面を支持するフロントサポートはその上位側
を転動可能な回転体で下位側と垂下片でそれぞれ紙葉束
前面と係合するから紙葉を拘束するときにもまず先頭可
能な回転体が受け止めこれが回転してスムーズに紙葉と
係合し、次いで紙葉下端部を第2のフロントサポートが
確実に湾曲させることなく支持する。同様に紙葉かつ離
脱する際にも第2のフロントサポートが紙葉下端部を支
持した状態で上方若しくは下方に移動するがこのとき第
1のフロントサポートが紙葉前面を転動してスムーズに
離脱する。
[実施例] 本発明の実施例として紙幣自動取扱装置(Automated Te
ller Machine;以下ATMという)について説明する。
第1図はその全体説明図で、図示のものは接客部3、鑑
別部5、表裏揃え部7、リサイクルスタッカー9,11、取
忘れジェクトボックス13、精査補充金庫15とから構成さ
れ、接客口で紙幣を支払う(払戻し)ことも、また受付
ける(預金)ことも可能で預金された紙幣を循環して支
払う所謂リサイクル式ATMである。
上記各構成は図示の如き搬送経路で紙幣を流通するよう
に連結してあるが、各経路について説明すると、支払い
系(紙幣の払戻し)は接客口4で預金者がカードを挿入
し引出金額を指示すると別に構成されている図示しない
中央処理装置がこれを引受けて図示のATMに支払を指示
する。この指示信号を受けて金種別に準備されているリ
サイクルスタッカー9,11から紙幣Pを分離手段8,10で分
離して繰出し、経路51,53から経路19を経て鑑別部5に
導く。鑑別部5で繰出し枚数カウントと紙幣の真偽判別
および損券判別と、多枚送り判別(ダブルフィード)と
を行い、多枚送り、損券、偽券は経路21,35,57を経て経
路59からリジェクトボックス13に収容する。正券は経路
21,23,31を経て整列部6に収容し、全ての支払紙幣が準
備された段階で接客口4にブロック搬送して預金者がこ
れを取出して取引を終了するようになっている。
次に紙幣を受付ける預金系は、預金者が接客口4に束状
に紙幣をセットすると、取込み分離部41でこれを一枚づ
つ分離して経路17に送り、経路19を経て鑑別部5に送
り、鑑別部5で真偽判別、損券判別、多数(重送)判別
を行い不適正な紙幣は経路21,23を経て経路31から整列
部6に送り一時ストックした後、接客口4から預金者に
戻すようになっている。
また正券はこの鑑別部5で金種判別と、金種別枚数カウ
ントと、表裏判別とを行い経路21,23を経て経路25から
表向きの券は経路27に裏向きの券は経路29に導かれ表裏
揃え部7にストックされる。
そして表裏揃え部7から分離手段71で表裏を揃えた紙幣
を一枚づつ分離して繰出し経路33,19を経て再び鑑別部
5に送り、前述と同様の鑑別を行って経路21から経路35
に送り経路43,45から金種別に経路45,49からリサイクル
スタッカー9,11に収容するようになっている。
斯くして紙幣は接客口4とリサイクルスタッカー9,11と
の間で入金および出金の業務を行うこととなるが、リサ
イクルスタッカー9,11に紙幣を補充する場合或いはこれ
を取出す場合にこのスタッカー9,11に直接出入れする場
合には補充した数、或いは取出した数を確認しなければ
ならないことは勿論、損券の確認、表裏の確認、金種の
確認等面倒かつ緻密な作業を余儀なくされる。
そこで図示のものはリサイクルスタッカー9,11とは別に
金庫15が設けてあり、金庫15に紙幣を投入すれば分離手
段16で一枚づつ分離して経路55に送り経路19から鑑別部
5に送り、損券であれば経路21,35から経路59に送りリ
ジェクトボックス13に収納する。
そして正券は経路21,23,25から表向き券は経路27に裏向
き券は経路29に送って表裏揃え部7で表裏を揃え、再び
鑑別部5で金種別にカウントし経路21,35,43,45を経て
経路47,49から金種毎のリサイクルスタッカー9,11に収
容する。
リサイクルスタッカー9,11から金庫15に紙幣を回収する
場合は各スタッカー9,11から一枚づつ分離して繰出した
紙幣を経路51,53から経路19に送り鑑別部5で金種別に
カウントして経路21,35から経路57,61に送り金庫15に収
納するようになっている。
尚、以上説明した分離手段はいずれも紙幣を起立状態で
収容し、この紙幣の背面を押出しながら前面部に設けた
キックローラで順次繰出し圧接したローラ対に送り、こ
のローラ対を静止したローラと給紙方向に回転するロー
ラとで一枚づつ分離するものを図示してある。
以下、各部の構成について簡単に説明する。
接客部3は預金者が紙幣を出入れするボックス60および
その開閉蓋(シャッター43)および取込み分離部41、整
列部6で構成され、紙幣を束状にボックス内に投入する
と、この紙幣束を取込み分離部41に移動し、この分離部
で一枚づつ分離して鑑別部5に送る。またリサイクルス
タッカー9,11から繰出された紙幣は鑑別部5を経て整列
部6に集積される。整列部6に集積された紙幣はエレベ
ーター状に上昇してボックス60にシフトされ預金者が接
客口4から取出すようになっている。
表裏揃え部7は、鑑別部5で表裏判別された紙幣が経路
25で表向き経路27と裏向き経路29とに分岐されボックス
状の集積部72に排紙ローラ73,74で送り込まれる。一回
の取引券すべてが集積されると分離手段71で分離して繰
出す。
鑑別部5は紙幣の真偽、表裏、金種、損券、重送(多枚
の重なり)を判別し、同時に金種毎に枚数をカウント
し、中央処理装置に情報を伝達し、また各部の制御情報
を信号伝達する。
リサイクルスタッカー9,11は金種毎に準備され図示のも
のは1000円券と10000円券とを取引き金種とし、5000円
券は預金券として受付けるが鑑別部5でこれを判別する
と直接金庫15に収容する。その為リサイクルスタッカー
9,11は2つ同一構造体で準備してあり、紙幣を収納する
ボックス状の収納枠の一端に繰出し分離手段8および10
が、他端に取込み手段65,66が設けてあり、分離手段8,1
0側に紙幣を圧接するバックアップ手段67,68と取込み手
段65,66側に紙幣を保持するサポート手段69,70が設けて
あって、このリサイクルスタッカー内で支払い用の紙幣
と入金受付け紙幣とが左右に区別して保管管理され、支
払い側紙幣(第1図左側ストック)が無くなったとき入
金側紙幣(第1図右側ストック)から紙幣を移送するよ
うになっている。従って機械トラブル等でミスが発生し
た場合にはこのリサイクルスタッカーをチェックすれば
その直前に受付けられた紙幣が判別する仕組になってい
る。
取忘れリジェクトボックス13は鑑別部15で損券として識
別された紙幣を収納すると同時に接客口4に預金者が忘
れた紙幣を検知して鑑別部5を介してこのリジェクトボ
ックス13に戻す。そしてこのボックスは損券用と取忘れ
用とに区別して収納するようになっている。
金庫15は前述の機能即ち紙幣補充時および回収時の精査
(金額カウント、表裏揃え、損券発見、金種区分け)を
行うのと同時に支払い紙幣から除いてある5000円券を収
納する。更にリサイクルスタッカー9,11に支払うべき紙
幣が足りないとき自動的にこれを補充したり、逆にリサ
イクルスタッカー9,11に預金紙幣が満たされたときにオ
ーバーフロースタッカーとしてこの金庫に収納するよう
になっている。またこの金庫13もリサイクルスタッカー
と同様に第1図左側ストックに補充用紙幣、右側ストッ
クに回収紙幣が収容される。
かかる装置に本発明を採用した場合について説明する
と、図示実施例のものはリサイクルスタッカー9(同ス
タッカー11も同一構造の為説明を省く)に前述の如くそ
の右側端に入金および補充紙幣をストックし、左側端に
出金用紙幣をストックしていて、出金側が足りなくなる
と右側ストックから紙幣をブロック搬送して補充する構
造である。
このリサイクルスタッカー9は第2図で示すように紙幣
を立位状態で収納するボックス状の収納枠100の先端側
の流出口101、後端側に流入口102が準備され、流出口10
1には分離手段8がキックローラ103、給紙ローラ104、
分離ローラ105で準備されキックローラ103は先頭紙幣と
圧接してこれを流出口101側に押し出し、給紙ローラ104
と分離ローラ105とは互いに圧接して給紙ローラ104は図
示右回転し、分離ローラ105は静止して二枚目以降の紙
幣の流出を防止して一枚づつ分離する。分離された紙幣
は給紙ローラ104に圧接し同方向にかかるピンチローラ1
06で引き出されるようになっている。
後端側の流入口102には羽根車107から成る取込みローラ
65が設けられ前述の経路47からの紙幣を無端ベルト109b
で羽根車107に引き渡すようにそれぞれが配置されてい
る。
この羽根車107は通常知られている渦巻き状に放射配置
された複数のフレキシブルな羽根で構成され、この羽根
の間に紙幣を挟んで保持しながら移動し、所定位置で放
出するのと同時にこの紙幣を次の羽根が送り出すように
なっている。
そして紙幣束は流出口101側ではその背面から圧接する
バックアッププレート108でキックローラ103との間に挟
まれて支持され、流入口102側では流出口101に向う前面
をフロントサポート109(前述のサポート手段)で背面
を係止ストッパー110で支持されそれぞれ区割して保管
されている。そこで流入口102側に保管してある紙幣を
流出口101側にブロック搬送して支払い紙幣を補充する
為リアーサポート111とフロントサポート109との間に紙
幣を挟んで移送するようこの両サポート111,109は左右
動自在に構成されているが、以下にこのブロック搬送の
構造について詳述する。
(バックアッププレートの構造) 第2図に示す如く立位状態の紙幣束を背面から押圧支持
するに適した形状のバックアッププレート108は第3図
に示すように軸状ステム112に嵌合支持され紙幣の収納
枠を形成する底面ガイド板120に沿って左右動自在にな
っている。そしてこのバックアッププレート108はスプ
リング121で常時流出口101側のキックローラ103に紙幣
を圧接するよう付勢されていると共に、モータMに連結
したタイミングベルト122に設けた係合爪123の流入口10
2方向への走行で上記付勢スプリング121に抗してバック
アッププレート108を同時に移動するよう係合してあ
る。
そしてタイミングベルト122に固定した係合爪123は第3
図左端の待機位置ではバックアッププレート108から離
れ出金用紙幣の収納領域l1の範囲では該プレートは付勢
スプリング121の作用でのみ紙幣を押圧する。このバッ
クアッププレート108は図示領域l1の範囲で紙幣をバッ
クアップする起立状態で付勢スプリング121によって前
進し、タイミングベルト122によって後退するが、この
領域l1を超えて後退すると底面ガイド板の下側に潜伏す
るようにしてある。
つまり前記軸状ステム112に摺動自在に嵌合したブロッ
ク123にバックアッププレート108が軸124の廻りに旋回
可能に支承してあると共に、このブロック123に軸承し
た扇形ギア125とプレート108の基端に固定したピニオン
126が噛合してあり扇形ギア125と噛合うラック127がl1
を超えた図示位置のフレームに固定して設けてある。
そしてブロック123とプレート108との間には常時起立方
向に付勢するスプリング128が設けてあり扇形ギア125が
ラック127と噛合うとこれが第3図で右方向に回転し、
これに噛合したピニオン126が左回転しスプリング128に
抗してプレート108を左旋回させて倒伏させる。
この状態でプレート108の背面128は底面ガイド板120と
面一となって後述する紙幣のブロック搬送のガイドとな
る。
(フロントサポートの構造) 第1図において右端の入金紙幣を保管するフロントサポ
ート109は第4図の構造になっている。
前記の経路47から無端ベルト115で搬送されてきた紙幣
は羽根車107の条間に侵入保持されて収納枠100の底面ガ
イド128に突き当るまで送られこのガイド上に起立して
整列し次の羽根がこれを前方の押込むが収納紙幣の量が
増えるに従って紙幣の最前列を支持しているフロントサ
ポート109も徐々に前進(進歩)する必要と同時に紙幣
束を流出口102側に移送シフトする必要がある。
そこで図示のフロントサポート109は軸状ステム129(第
5図)に嵌合支持され左右往復動自在のキャリッジ130
に軸承してあり、このフロントサポート109は下位側の
第1のフロントサポート109aと上位側の第2のフロント
サポート109bとで紙幣束前面の上下を支持するよう分離
した2つのアーム状部材で構成してある。
この第1と第2のフロントサポート109a,109bは基端部
を軸131でキャリッジ130に揺動自在に軸承してあり、紙
幣の前面上下を当接保持し上方に回転して紙幣から離脱
するようになっている。
第1のサポート109aは左右のアームに左右分離した紙幣
保持レバー132が延設してあり、紙幣の左右と当接して
支持する。図示のものはこのレバーに紙幣表面に沿って
転動するローラ132aが遊嵌してあると共に、紙幣の下端
部を支持する垂下片132bが同様にレバーに遊嵌してあ
る。この垂下片132bには第4図の姿勢を保持するバネ13
3が懸けてあり紙幣下端部が折れ曲るのを防止してい
る。
一方、第2のサポート109bは第1のサポートと同様に左
右のアームにレバー134が設けてあり、このレバーに紙
幣表面に沿って転動自在の軸カラーから構成したローラ
135が遊嵌してある。
(フロントサポートの規制) 上記構成のフロントサポート109は第2図l2間で経路47
から送られて来る紙幣を立位状態で保持し図示l3間で紙
幣をブロック搬送しl1間で前述のバックアッププレート
108に引き渡し、その後右端部に復帰して次に流入して
くる紙幣を保持する。その為フロントサポート109は図
示l2間では集積する紙幣量に応じて進歩運動し、l3間で
は後述するバックアッププレート108と共に紙幣を立位
状態で支持しブロック搬送し、l1間では紙幣から離脱し
てバックアッププレート108に引き渡し、再び右端部に
復帰してl2間で次に流入してくる紙幣を保持する。
その為フロントサポート109には第5図に示す右端側の
ホームポジションに付勢するスプリング136と、l2間で
進歩しながらその位置を保持させるラチェットロック機
構137aと、l1間で上記付勢スプリング136の復帰力を殺
して後述するリアーサポート111と前述のバックアップ
プレート108との入れ換えを行わせる為その位置を保持
させるラチェットロック機構137bと、l1間でフロントサ
ポート109を最前列の紙幣から離脱させる解除手段138
(第4図)とを備えてある。
図示は付勢スプリング136でその一端をフロントサポー
ト109の前記キャリッジ130部に他端を後述するリアーサ
ポート111の駆動用プーリ131に巻回固定してある。従っ
てフロントサポート109はそのキャリッジ130と一体に常
にこの付勢スプリング136で右端のホームポジション位
置に付勢されるがリアーサポート111のプーリ131に基端
部が巻回されたスプリング136は図示l3の区間でほぼ均
一な引張り力が作用するようプーリの回転に伴なってそ
の全長が伸縮することとなる。そしてフロントサポート
109のキャリッジ130にはラチェットホイール139とラチ
ェット爪140が取付けてあり、このホイール139が噛合す
るラック141が前記l2とl1の区間に設けてあり、区間l3
の部位には設けてない。
ラチェット機構は第5図で左回転は許容するが右回転は
許容せず付勢スプリング136の復帰力(ラチェットホイ
ールの右回転)に抗してその位置を保持するように構成
されている。尚、図示のラック141は鎖線で示すように
手動レバー142でラチェットホイールから噛合解除する
ことができる。
これは紙詰りなどでフロントサポート109を左側に移動
したときその位置にロックされる為、右端のホームポジ
ションに復帰させることができなくなる。そこで手動レ
バー142でロック(ラチェット噛合)を解除し付勢スプ
リングで復帰させる。
一方、フロントサポート109aにはピン143が第6図に示
すように突設してあり、このピン143に係合するカム板1
44がフレーム側に固定してあり、このピンがカム板144
の上面を滑動して復帰し下面を滑動して前進するように
規制する。このカム板144は前記l3の区間に設けてあ
る。
従ってフロントサポート109は軸131を中心に上方に回転
自在であるがピン143がカム板144の下面と係合して前進
するときは上方への回転が阻止され紙幣前面を支持しな
がら移動し、第2図左端に紙幣を移動した後、上記ピン
143はカム板144の拘束を解かれ上方への運動が許され
る。
そこで、この左端には作動ソレノイド145に連結した解
除手段138があり、この解除手段138を第6図(ハ)の状
態から(ニ)の状態に動作させれば該手段と係合する前
記ピン143がカム板144の上面に沿う位置まで持ち上げら
れる。
この時第1のフロントサポート109aはこれに植設してあ
るピン143が解除手段148で持ち上げられるから紙幣前面
から徐々に離れ、次いで第2のフロントサポート109bを
持ち上げるよう第2のサポートに係合する突起145が第
1のそれに設けてある。
更に、第1、第2のサポート109が上方に持ち上げられ
るとピン143がラチェット爪140をホイール139から離脱
させ、第1、第2のサポート109a,109bは付勢スプリン
グ136の働きで復帰方向に移動を介し、ピン143がカム板
144の上面に乗上げてこれに規制され第1、第2のフロ
ントサポートは上方に持ち上げられたままの状態で復帰
する。フロントサポートが右端のホームポジションに戻
るとピン143がカム板144の上面から外れその自重で第
1、第2のフロントサポートは第6図(イ)の状態に復
帰する。
(リアーサポートの構造) 上記構造のフロントサポート109とともに紙幣束を前後
から拘束して所定位置に搬送するリアーサポート111は
第5図に示すように紙幣束の左右に一対設けられ、それ
ぞれ搬送方向に配置されたステム150,151に摺動自在に
嵌合され、同じくステム150,151と平行して走行するタ
イミングベルト152,153に固定してあり、このベルト15
2,153は同一の駆動軸54に懸けられ、正逆転モータ155に
連結されている。
そして駆動軸154の右回転で図示左側に走行して紙幣束
を搬送し、逆に左回転で右側のホームポジションに復帰
するようになっている。
次に動作について説明する。
第1図において先に説明したようにリサイクルスタッカ
ー9,11と接客口4との間では紙幣の入金処理および出金
処理が鑑別部5を介して繰返されることとなるが、リサ
イクルスタッカー9,11は払戻しの紙幣束と、入金された
預金紙幣とを左右に区別したブロック毎に保管してあ
り、左側の払戻し用紙幣が少なくなっとき、および収納
されている全紙幣を金庫15に回収するときには右側の預
金紙幣ブロックから左側の払戻し用繰出口101側に向け
てブロック搬送する。
その搬送指示は鑑別部5で流出紙幣と流入紙幣とを金種
別にカウントして内部に保管されている紙幣を中央処理
装置で管理しATMに指示するようになっている。
この指示があると、リアーサポート111の駆動用の正逆
転モータ155が繰出方向第5図右側に駆動軸154を回転さ
せる。するとリアーサポートは第2図左側に走行し、ス
トッパー110を押し下げて紙幣束の背面に当接しこれを
押し進める。するとフロントサポート109も同様に左側
に押し出され紙葉束を挟んで支持しなが搬送する。紙葉
束がキックローラ103に接する所定位置まで到達すると
リアーサポート109のリミットスイッチPR14がこれを検
知しモータ154を停止すると同時にロータリソレノイド1
45を作動させ解除手段138を第4図時計方向に回転させ
る。
そこでフロントサポート109のピン143がケリ上げられ軸
131を中心に該サポート109は上方にハネ上げられ紙幣束
の最前列から離脱する。
この後、正逆転モータ155を逆回転させるとリアーサポ
ート111はホームポジション位置に復帰動作を開始し、
フロントサポート109はピン143がカム板144上に乗りス
プリング136の付勢力でホームポジション位置に戻る。
そこで本実施例は上述のフロントサポート109を紙幣搬
送方向の前面上部を支持する第1のレバー部材(図示実
施例のローラ135)と、前面下部を支持する第2のレバ
ー部材(図示実施例の紙幣保持レバー132)とで構成
し、次いでこの第1のレバー部材135と紙葉との係合部
を転動可能な回転体で構成し、第2のレバー部材132に
は紙葉束下端部を支持する垂下片132bを設けたものであ
る。
かかる構成により紙葉束を捕捉するときにもまず転動可
能な回転体(ローラ135)が最前列の紙葉表面をすべ
り、しかも垂下片132bが紙葉下端部を支持して起立状態
で姿勢よくこれを保持できる。
また搬送過程でも紙葉束は前面上部と下部とを確実に支
持されて整列を乱すことなく搬送され、目的位置におい
ては垂下片132bが紙幣束を支持しローラ回転体132aがそ
のうえを転がって両サポート109a,109bがスムーズに紙
葉束から離脱することとなる。
[発明の効果] 本発明は叙上の構成から成るから、紙葉束の前面を拘束
する為、フロントサポートが紙葉束前面に上方若しくは
下方から侵入する場合、或いは静止状態のフロントサポ
ートに紙葉を移動させて係合する場合にもまず上位側の
フロントサポートは転動して係合をスムーズにし、下位
側のフロントサポートは垂下片で紙葉のタオレを防止し
て整列状態を乱すことなく捕捉することが可能である。
またフロントサポートを離脱させる場合にも下位側サポ
ートは紙葉のタオレを阻止し上位側は離脱し易く転動す
るので紙葉束を整然と搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はATM装置の全
体説明図、第2図はブロック搬送装置の全体説明図、第
3図はバックアッププレートの運動の説明図、第4図は
フロントサポートの説明斜視図、第5図はブロック搬送
の駆動説明図、第6図(イ)〜(ニ)はフロントサポー
トの動作状態説明図である。 1:ATM、3:接客部 5:鑑別部、7:表裏揃え部 9,11:リサイクルスタッカー 13:取忘れリジェクトボックス 15:精査補充金庫 108:バックアッププレート 109:フロントサポート 111:リアーサポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松橋 正明 東京都港区西新橋3丁目20番4号 日本電 気エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 百田 義人 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密工 業株式会社内 (72)発明者 浅尾 雄介 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密工 業株式会社内 (72)発明者 相山 哲也 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−127189(JP,A) 特開 昭60−36257(JP,A) 実開 昭59−104277(JP,U) 実開 昭55−67469(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉束の底面を支持するガイド体と、上記
    紙葉束の搬送方向前面を支持するフロントサポートと、
    背面を支持するリアーサポートとで紙葉束を立位状態で
    支持すると共に、このフロントサポートとリアーサポー
    トとの前進移動によって上記紙葉束をガイド体に沿って
    移送する紙葉類のブロック搬送装置において、 上記フロントサポートを紙葉束の前面上部を支持する第
    1のレバー部材と、前面下部を支持する第2のレバー部
    材で形成すると共に、この第1、第2のフロントサポー
    トを紙葉束と係合する動作位置と非係合の解除位置との
    間で移動自在に装置機枠に取付けると共に、上部側の第
    1のフロントサポートの紙葉束との係合部を転動可能な
    回転体で形成し、下位側の第2のフロントサポートには
    紙葉束下端部を支持する垂下片を設けたことを特徴とす
    る紙葉類のブロック搬送装置。
JP62210632A 1987-08-25 1987-08-25 紙葉類のブロック搬送装置 Expired - Lifetime JPH07100569B2 (ja)

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