JP2609693B2 - 紙葉類収納装置 - Google Patents

紙葉類収納装置

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JP2609693B2
JP2609693B2 JP63191052A JP19105288A JP2609693B2 JP 2609693 B2 JP2609693 B2 JP 2609693B2 JP 63191052 A JP63191052 A JP 63191052A JP 19105288 A JP19105288 A JP 19105288A JP 2609693 B2 JP2609693 B2 JP 2609693B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は紙幣、カード、その他の紙葉を起立姿勢に転
位させた後、順次集積する紙幣取扱機などにおける紙葉
類収納装置に関する。
(従来技術) 一般にこの種の装置は、搬送ガイド上を送られてくる
紙葉の先端を羽根車の羽根条間に進入させ、この羽根車
の回転で起立姿勢に転位させ収納部底板で受け止め次の
羽根でこれを押し込みながら順次立位状態に集積させて
いる。ここで従来の装置は、かかる羽根車で送られた最
後列の紙葉上端を爪部材で押えて転倒しないように支持
し、該爪部材を紙葉上端縁が乗り超えるように羽根車で
押し込むか、或いはこの爪部材を上下に揺動させて支持
するかいずれかの方法が採られている。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように従来の装置は、爪部材によって紙葉を
支持し、かつ紙葉が爪部材を乗り超えて送り出すように
しているので、紙葉の条件によっては常に同一姿勢で集
積されるとは限らず、集積後の紙葉の姿勢が崩れてしま
う欠点がある。特に、紙幣取扱装置のように使い古され
た紙幣と新しい紙幣が混在している場合は、上記の条件
が余りに異なり整然と集積することは困難である。
本発明は、通常の羽根車で集積された紙葉束をバラシ
ながら積み重ねることによって紙葉類を立位姿勢で整然
と収納することの可能な紙葉類収納装置を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 本発明による紙葉類収納装置は、羽根車で収納部底板
上に起立させた紙葉の上方部位に、この紙葉上端縁と係
合して湾曲せしめる捌きガイド板を設けると共に、該捌
きガイド板先端部を起立集積済みの紙葉背面に当接せし
めて支持するようにしたものである。この場合、前記捌
きガイド板は紙葉の起立方向に沿って上下移動自在とな
るように構成するのがよい。
(作用) 羽根車で起立された紙葉は、その下端部を羽根車で押
圧保持されながら上端部は捌きガイド板で湾曲され、順
次送り込まれるから、ここに集積された紙葉束は、丁度
その下端部が支持され上端部が湾曲して捌かれながら収
納位置に押し込まれることとなり、整列性が良くなる。
また同時にこの捌きガイドの先端部は先に集積されてい
る紙葉最後列の背面部に当接してこれを支持する。
(実施例) 次に、本発明を紙幣自動取扱い装置(以下ATMとい
う)に採用した実施例について説明する。
第1図は前記ATMの全体側面図で、図示のものは接客
部3、鑑別部5、表裏揃え部7、リサイクルスタッカー
9,11、取忘れリジェクトボックス13、および精査補充金
庫15から構成され、接客口で紙幣の支払い(払い戻し)
をすることも、また受け付け(預金)をすることも可能
で、預金された紙幣を循還して支払う所謂リサイクル式
ATMである。
上記各構成は、図示の如き搬送経路で紙幣を流通する
ように連結してあるが、各経路について説明すると、支
払い系(紙幣の払い戻し)は接客口4で預金者がカード
を挿入し引出金額を支持すると、別に構成されている図
示しない中央処理装置がこれを引き受けて図示のATMに
支払を指示する。この指示信号を受けて金種別に準備さ
れているリサイクルスタッカー9,11から紙幣Pを分離手
段8,10で分離して繰り出し、経路51,53から経路19を経
て鑑別部5に導びく。鑑別部5で繰出枚数カウントと、
紙幣の真偽判別及び損券判別と、多枚送り判別(ダブル
フィード)とを行い、多数送り、損券、偽券は経路21,3
5,57を経て経路59から取忘れリジェクトボックス13に収
容する。正券は経路21,23,31を経て整列部6に収容し、
すべての支払紙幣が準備された段階で接客口4にブロッ
ク搬送して預金者がこれを取り出し、取引を終了するよ
うになっている。
次に、紙幣を受け付ける預金系は、預金者が接客口4
に束状に紙幣をセットすると、取込み分離部41でこれを
1枚づつ分離して経路17に送り、経路19を経て鑑別部5
に送り、鑑別部5で真偽判別、損券判別、多枚(重送)
判別を行い、不適正な紙幣は経路21,23を経て経路31か
ら整列部6に送り、一時ストックした後、接客口4から
預金者に戻すようになっている。また正券はこの鑑別部
5で金種判別と、金種別枚数カウントと、表裏判別とを
行い、経路21,23を経て経路25から表向きの券は経路27
に、裏向きの券は経路29に導かれ表裏揃え部7にストッ
クされるようになっている。表裏揃え部7から分離手段
71で表裏を揃えた紙幣を1枚ずつ分離して繰り出し、経
路33,19を経て再び鑑別部5に送り、前述と同様の鑑別
を行って経路21から経路35に送り、経路43,45から金種
別に経路47,49からリサイクルスタッカー9,11に収容す
るようになっている。かくして紙幣は接客口4とリサイ
クルスタッカー9,11との間で入金および出金の業務を行
うこととなるが、リサイクルスタッカー9,11に紙幣を補
充する場合或いはこれを取り出す場合に、このスタッカ
ー9,11に直接出入れする場合には補充した枚数或いは取
り出した枚数を確認しなければならないことは勿論、損
券の確認、表裏の確認、金種の確認等面倒かつ緻密な作
業を余儀なくされる。そこで図示のものはリサイクルス
タッカー9,11とは別に金庫15が設けてあり、金庫15に紙
幣を投入すれば分離手段16で1枚づつ分離して経路55に
送り、経路19から鑑別部5に送り、損券であれば経路2
1,35から経路59に送りリジェクトボックス13に収納す
る。そして正券は経路21,23,25から表向き券は経路27
に、裏向き券は経路29に送って表裏揃え部7で表裏を揃
え、再び鑑別部5で金種別にカウントし、経路21,35,4
3,45を経て経路47,49から金種毎のリサイクルスタッカ
ー9,11に収容する。リサイクルスタッカー9,11から金庫
15に紙幣を回収する場合は、各スタッカー9,11から1枚
ずつ分離して繰り出した紙幣を経路51,53から経路19に
送り、鑑別部5で金種別にカウントして経路21,35から
経路57,61に送り、金庫15に収納するようになってい
る。
なお、以上説明した分離手段はいずれも紙幣を起立状
態で収容し、この紙幣の背面を押し出しながら前面部に
設けたキックローラーで順次繰り出し、圧接したローラ
対に送り、このローラ対を静止したローラと給紙方向に
回転するローラとで1枚づつ分離するものを図示してあ
る。
以下、各部の構成について詳細に説明する。
接客部3は預金者が紙幣を出入れするボックス60およ
びその開閉蓋(シャッター4a)および取込み分離部41、
整列部6で構成され、紙幣を束状にボックス内に投入す
ると、この紙幣束を取込み分離部41に移動し、この分離
部で1枚づつ分離して鑑別部5に送る。またリサイクル
スタッカー9,11から繰出された紙幣は鑑別部5を経て整
列部6に集積される。整列部6に集積された紙幣はエレ
ベータ状に上昇してボックス60にシフトされ、預金者が
接客口4から取り出すようになっている。
表裏揃え部7は、鑑別部5で表裏判別された紙幣が経
路25で表向き経路27と裏向き経路29とに分岐され、ボッ
クス状の集積部72に排紙ローラ73,74で送り込まれる。
1回の取引券すべてが集積されると分離手段71で分離し
て繰り出す。
鑑別部5は紙幣の真偽、表裏、金種、損券、重送(多
枚の重なり)を判別し、同時に金種毎に枚数をカウント
し、中央処理装置に情報を伝達し、また各部の制御情報
を信号伝達する。
リサイクルスタッカー9,11は金種毎に準備されてお
り、図示のものは1000円券と10000円券とを取引き金種
とし、5000円券は預金券として受け付けるが鑑別部5で
これを判別すると直接金庫15に収容する。その為リサイ
クルスタッカー9,11は2つ同一構造体で準備してあり、
紙幣を収納するボックス状の収納枠の一端に繰出し分離
手段8および10が、他端に取込み手段65,66が設けてあ
り、分離手段8,10側に紙幣を圧接するバックアップ手段
67,68と取込み手段65,66側に紙幣を保持するサポート手
段69,70が設けてあって、このリサイクルスタッカー9,1
1内で支払い用の紙幣と入金受付け紙幣とが左右に区別
して保管管理され、支払い側紙幣(第1図左側ストッ
ク)が無くなったとき入金側紙幣(第1図右側ストッ
ク)から紙幣を移送するようになっている。従って機械
トラブル等でミスが発生した場合には、このリサイクル
スタッカーをチェックすればその直前に受付けられた紙
幣が判別する仕組みになっている。
取忘れリジェクトボックス13は鑑別部5で損券として
識別された紙幣を収納するのと同時に、接客口4に預金
者が忘れた紙幣を検知して鑑別部5を介してこのリジェ
クトボックス13に戻す。そしてこのボックスは損券用と
取忘れ用とに区別して収納するようになっている。金庫
15は前述の機能即ち紙幣補充時および回収時の精査(金
額カウント、表裏揃え、損券発見、金種区分け)を行う
のと同時に支払い紙幣から除いてある5000円券を収納す
る。更にリサイクルスタッカー9,11に支払うべき紙幣が
足りないとき自動的にこれを補充したり、逆にリサイク
ルスタッカー9,11に預金紙幣が満されたときにオーバフ
ロースタッカーとしてこの金庫に収納するようになって
いる。またこの金庫15もリサイクルスタッカーと同様に
第1図左側ストックに補充用紙幣、右側ストックに回収
紙幣が収容される。
かかる装置に本発明を採用した場合について説明する
と、図示実施例のものはリサイクルスタッカー9(同ス
タッカー11も同一構造の為説明を省く)に前述の如くそ
の右側端に入金および補充紙幣をストックし、左側端に
出金用紙幣をストックしていて、出金側が足りなくなる
と右側ストックから紙幣をブロック搬送して補充する構
造となっている。
リサイクルスタッカー9は第2図で示すように紙幣を
立位状態で収納するボックス状の収納枠100の先端側に
流出口101、後端側に流入口102が準備され、流出口101
には分離手段8が、キックローラ103、給紙ローラ104、
分離ローラ105で準備され、キックローラ103は先頭紙幣
と圧接してこれを流出口101側に押し出し、給紙ローラ1
04と分離ローラ105とは互いに圧接して給紙ローラ104は
図示右回転し、分離ローラ105は静止して2枚目以降の
紙幣の流出を防止して1枚づつ分離する。分離された紙
幣は給紙ローラ104に圧接し同方向にピンチローラ106で
引き出されるようになっている。
後端側の流入口102には羽根車107から成る取込みロー
ラ65が設けられ前述の経路47からの紙幣を無端ベルトで
羽根者107に引き渡すようにそれぞれが配置されてい
る。この羽根車107は、通常知られている渦巻き状に放
射配置された複数のフレキシブルな羽根で構成され、こ
の羽根の間に紙幣を挾んで保持しながら移動し、所定位
置で放出すると同時にこの紙幣を次の羽根が送り出すよ
うになっている。
紙葉束は流出口101側ではその背面から圧接するバッ
クアッププレート108でキックローラ103との間に挾まれ
て支持され、流入口102側では流出口101に向かう前面を
フロントサポート109(前述のサポート手段)で、また
背面を係止ストッパー110で支持されそれぞれ区割して
保管されている。そこで流入口102側に保管してある紙
幣を流出口101側にブロック搬送して支払い紙幣を補充
する為リアーサポート111とフロントサポート109との間
に紙幣を挾んで移送するようこの両サポート111,109は
左右動自在に構成されているが、以下にブロック搬送の
構造について詳述する。
バックアッププレートの構造 第2図に示す如く立位状態の紙幣束を背面から押圧支
持するに適した形状のバックアッププレート108は第3
図に示すように軸状ステム112に嵌合支持され紙幣の収
納枠を形成する底面ガイド板120に沿って左右動自在に
なっている。そしてこのバックアッププレート108はス
プリング121で常時流出口101側のキックローラ103に紙
幣を圧接するよう付勢されていると共に、モータMに連
結したタイミングベルト122に設けた係合爪122aの流入
口102方向への走行で前記付勢スプリング121に抗してバ
ックアッププレート108を同時に移動するよう係合して
ある。そしてタイミングベルト122に固定した係合爪122
aは第3図左端の待機位置ではバックアッププレート108
から離れ出金用紙幣の収納領域l1の範囲では該プレート
は付勢スプリング121の作用でのみ紙幣を押圧する。こ
のバックアッププレート108は図示領域l1の範囲で紙幣
をバックアップするよう起立状態で付勢スプリング121
によって前進し、タイミングベルト122によって後退す
るが、この領域l1を超えて後退すると底面ガイド板の下
側に潜伏するようにしてある。つまり前記軸状ステム11
2に摺動自在に嵌合したブロック123にバックアッププレ
ート108が軸124の廻りに旋回可能に支承してあると共
に、このブロック123に軸承した扇形ギア125とプレート
108の基端に固定したピニオン126とが噛合してあり、扇
形ギア125と噛合うラック127がl1を超えた図示位置のフ
レームに固定して設けてある。そしてブロック123とプ
レート108との間には常時起立方向に付勢するスプリン
グ124aが設けてあり扇形ギア125がラック127と噛合うと
これが第3図で右方向に回転しこれに噛合したピニオン
126が左回転しスプリング124aに抗してプレート108を左
旋回させて倒伏させる。この状態でプレート108の背面1
08aは底面ガイド板120と面一となって後述する紙幣のブ
ロック搬送のガイドとなる。
フロントサポートの構造 第2図において右端の入金紙幣を保管するフロントサ
ポート109は第4図の構造になっている。前記の経路47
から無端ベルト115(第2図)で搬送されてきた紙幣は
羽根車107の条間に侵入保持されて収納枠100の底面ガイ
ド128に突き当るまで送られ、このガイド上に起立して
整列し次の羽根がこれを前方に押込むが収納紙幣の量が
増えるに従って紙幣の最前列を支持しているフロントサ
ポート109も徐々に前進(歩進)する必要と同時に紙幣
束を流出口102側に移送シフトする必要がある。そこで
図示のフロントサポート109は軸状ステム129(第5図)
に嵌合支持され左右往復動自在のキャリッジ130に軸承
してあり、このフロントサポート109は下位側の第1の
フロントサポート109aと上位側の第2のフロントサポー
ト109bとで紙幣束前面の上下を支持するよう分離した2
つのアーム状部材で構成してある。この第1と第2のフ
ロントサポート109a,109bは基端部を軸131でキャリッジ
130に摺動自在に軸承してあり、紙幣の前面上下を当接
保持し上方に回転して紙幣から離脱するようになってい
る。
第1のサポート109aは左右のアームに左右分離した紙
幣保持レバー132が延設してあり紙幣の左右と当接して
支持する。図示のものはこのレバーに紙幣表面に沿って
転動するローラ132aが遊嵌してあると共に、紙幣の下端
部を支持する垂下片132bが同様にレバーに遊嵌してあ
る。この垂下片132bには第4図の姿勢を保持するバネ13
3が懸けてあり紙幣下端部が折れ曲るのを防止してい
る。
一方第2のサポート109bは第1のサポートと同様に左
右のアームにレバー134が設けてあり、このレバーに紙
幣表面に沿って転動自在の軸カラーから構成したローラ
135が遊嵌してある。
フロントサポートの規制 上記構成のフロントサポート109は第2図のl2間で経
路47から送られて来る紙幣を立位状態で保持し図示l3
で紙幣をブロック搬送し、l1間で前述のバックアッププ
レート108に引き渡し、その後右端部に復帰して次に流
入してくる紙幣を保持する。その為フロントサポート10
9は図示l2間では集積する紙幣量に応じて歩進運動し、l
3間では後述するバックアッププレート108とともに紙幣
を立位状態で支持してブロック搬送し、l1間では紙幣か
ら離脱してバックアッププレート108に引き渡し、再び
右端部に復帰してl2間で次に流入してくる紙幣を保持す
る。その為、フロントサポート109には、第5図に示す
右端側のホームポジションに付勢するスプリング136
と、l2間で歩進しながらその位置を保持させるラチェッ
トロック機構137aと、l1間で前記付勢スプリング136の
復帰力を消失させて後述するリアーサポート111と前述
のバックアッププレート108との入れ換えを行わせる為
その位置を保持させるラチェットロック機構137bと、l1
間でフロントサポート109を最前列の紙幣から離脱させ
る解除手段138(第4図参照)とを備えてある。図示状
態では、付勢スプリング136はその一端をフロントサポ
ート109の前記キャリッジ130に、他端を後述するリアー
サポート111の駆動用プーリ131に巻回固定してある。従
ってフロントサポート109はそのキャリッジ130と一体に
常にこの付勢スプリング136で右端のホームポジション
位置に付勢されるが、リアーサポート111のプーリ131に
基端部が巻回されたスプリング136は図示l3の区間でほ
ぼ均一な引張り力が作用するようプーリの回転に伴なっ
てその全長が伸縮することとなる。そしてフロントサポ
ート109のキャリッジ130にはラチェットホイール139と
ラチェット爪140が取り付けてあり、このホィール139が
噛合するラック141が前記l2とl1の区間に設けてあり、
区間l3の部位には設けていない。
ラチェット機構は、第5図で左回転は許容するが右回
転は許容せず、付勢スプリング136の復帰力(ラチェッ
トホィールの右回転)に抗してその位置を保持するよう
に構成されている。なお図示のラック141は鎖線で示す
ように手動レバー142でラチェットホィールから噛合解
除することができるようになっている。これは、紙詰り
などでフロントサポート109を左側に移動したときその
位置にロックされる為、右端のホームポジションに復帰
させることができなくなるので、手動レバー142でロッ
ク(ラチェット噛合)を解除し付勢スプリング136で復
帰させるためである。
一方、フロントサポート109aにはピン143が第6図に
示すように突設してあり、このピン143に係合するカム
板144がフレーム側に固定してあり、このピン143がカム
板144の上面を滑動して復帰し、下面を滑動して前進す
るように規制する。このカム板144は前記l3の区間に設
けてある。従ってフロントサポート109は軸131を中心に
上方に回転自在であるが、ピン143がカム板144の下面と
係合して前進するときは上方への回動が阻止され紙幣前
面を支持しながら移動し、第2図左端に紙幣を移動した
後、前記ピン143はカム板144の拘束を解かれ上方への運
動が許される。そこで、この左端には作動ソレノイド14
5(第4図参照)に連結した解除手段138が設けてあり、
この解除手段138を第6図(ハ)の状態から(ニ)の状
態に動作させれば該解除手段138と係合する前記ピン143
がカム板144の上面に沿う位置まで持ち上げられる。こ
の時第1のフロントサポート109aはこれに植設してある
ピン143が解除手段138で持ち上げられるから紙幣前面か
ら徐々に離れ、次いで第2のフロントサポート109bを持
ち上げるよう第2のサポート109bに係合する突起145が
第1のフロントサポート109aに設けてある。更に、第
1、第2のサポート109が上方に持ち上げられるとピン1
43がラチェット爪140(第5図参照)をホィール139から
離脱させ第1、第2のサポート109a,109bは付勢スプリ
ング136の働きで復帰方向に移動を開始し、ピン143がカ
ム板144の上面に乗り上げてこれに規制され、第1,第2
のフロントサポート109a,109bは上方に持ち上げられた
ままの状態で復帰する。そしてフロントサポート109が
右端のホームポジションに戻るとピン143がカム板144の
上面から外れ、第1,第2のフロントサポート109a,109b
はその自重で第6図(イ)の状態に復帰する。
リアーサポートの構造 上記構造のフロントサポート109とともに紙幣束を前
後から拘束して所定位置に搬送するリアーサポート111
は第5図に示すように紙葉束の左右に一対設けられ、そ
れぞれ搬送方向に配置されたステム150,151に摺動自在
に嵌合され、同じくステム150,151と平行して走行する
タイミングベルト152,153に固定してあり、このベルト1
52,153は同一の駆動軸54に懸けられ、正逆転モータ155
に連結されている。そして駆動軸154の右回転で図示左
側に走行して紙葉束を搬送し、逆に左回転で右側のホー
ムポジションに復帰するようになっている。
動作説明 第1図において先に説明したようにリサイクルスタッ
カー9,11と接客口4との間では紙幣の入金処理および出
金処理が鑑別部5を介して繰り返されることとなるが、
リサイクルスタッカー9,11は払い戻しの紙幣束と、入金
された預金紙幣とを左右に区別したブロック毎に保管し
てあり、左側の払戻し用紙幣が少なくなったとき、およ
び収納されている全紙幣を金庫15に回収するときには、
右側の預金紙幣ブロックから左側の払戻し用繰出口101
側に向けてブロック搬送する。その搬送指示は鑑別部5
で流出紙幣と流入紙幣とを金種別にカウントして内部に
保管されている紙幣を中央処理装置で管理し、ATMに指
示するようになっている。この指示があると、リアーサ
ポート111の駆動用の正逆転モータ155が第5図右側の繰
出方向に駆動軸154を回転させる。するとリアーサポー
トは第2図左側に走行し、ストッパー110を押し下げて
紙葉束の背面に当接し、これを押し進める。するとフロ
ントサポート109も同様に左側に押し出され紙葉束を挾
んで支持しながら搬送する。紙葉束がキックローラ103
に接する所定位置まで到達するとリアーサポート109の
リミットスイッチPR14がこれを検知しモータ154を停止
するのと同時にロータリソレノイド145を作動させ、解
除手段138を第4図の時計方向に回転させる。そこでフ
ロントサポート109のピン143がケリ上げられ、軸131を
中心に該サポート109は上方に跳ね上げられ紙葉束の最
前列から離脱する。この後、正逆転モータ155を逆回転
させるとリアーサポート111はホームポジションに復帰
動作を開始し、フロントサポート109はピン143がカム板
144上に乗り、スプリング136の付勢力でホームポジショ
ンに戻る。
以上の構成において本発明は、リサイクルスタッカー
9,11への紙幣の流入構造に係わるものであり、この紙幣
の流入収納について説明する。
前記流入口102には条間に紙幣を進入させて取り込む
羽根車107が図示のように駆動軸160のまわりに反時計方
向に回転するよう設けてあり、流入口102から羽根条間
に紙幣を進入させる搬送回転体(無端ベルト)115が図
示位置に、そして羽根条間の紙幣を突き当てて受け止め
る底面ガイド120がそれぞれ設けてある。従って紙幣は
流入口から経路47,49の搬送ローラ161で送り込まれ、同
じく同方向に回転する搬送回転体115で羽根車条間にガ
イドされ送り込まれる。次いで羽根車107の回転で底面
ガイド120上に起立し、次の羽根で前進送り込まれるこ
ととなる。そして底面ガイド120には一取引分の収容ス
ペースを羽根車107との間に保って出没自在のストッパ
ー片110と、この収容スペース上方に捌きガイド162とが
設けてある。
まずストッパー片110は羽根車107との間に一取引分に
相当する収容スペースmを隔てて底面ガイド120から出
没自在に設けてある。図示のストッパー片110は紙幣幅
方向左右に分離して一対設けた板状片をスプリング163
で常時突出方向に付勢してあり、164はその取付けステ
ーである。このストッパー片110は突出位置の第7図
(ロ),(ホ)の状態でその前方のフロントサポート10
8との間に収容済の紙幣束を保持し、後方の羽根車との
間に収容途上の紙幣束を支持する。一方ではこのストッ
パー片110は羽根車107で収容した紙幣を取引終了後リア
ーサポート111で押し出し先の収容済み紙幣と合体収容
する為に底面ガイド120から退避させる必要がある。そ
の為前記ステー164にはカムレバー165がストッパー片11
0に先端を係合して軸承してあり、該レバー165の他端は
リアーサポート111の前進軌跡(第7図左方向)内に臨
ませてある。
次に捌きガイド162は、上記ストッパー片110と羽根車
107との間に確保された収容空間の上方に位置した板状
片であって図示軸166によって支持され、図示のように
湾曲した形状で紙幣上端をこれに沿って捌きながらガイ
ドするよう紙幣を押し付けて湾曲させる高さ位置に設け
てある。更にこの捌きガイド162の先端162aはストッパ
ー片110で下端を支持した収容済み紙幣の上端を支持す
るようになっている。そして前記リアーサポート111は
前述の鑑別部5および中央処理装置からの取引終了信号
で前記ストッパー片110の位置まで移動し、再びポーム
ポジションに戻るように正逆転モータ155の制御回路が
構成されている。その動作について第7図に従って説明
すると、経路47および49の搬送ローラ161から送り出さ
れた紙幣は、その先端が羽根車107の条間に進入すると
同時に羽根車107の反時計方向回転で巻き込まれ搬送回
転体115の時計方向回転で紙葉は完全に羽根条間に送り
込まれる。羽根車が回転すると紙幣は先端が底面ガイド
120に突き当って起立し、更に羽根が回転すると条間か
ら外れ次の羽根で前に送り出される。
第7図(イ),(ロ)に示すように、このような動作
の繰り返しで紙幣は順次ストッパー片110と羽根車107と
の間に集積されるが、かかる過程で紙幣は捌きガイド16
2で上端を、底面ガイド120で下端を湾曲してそれぞれ支
持され、最初の数枚の紙幣が羽根車107上に倒れてパタ
パタという騒音を発しながらその姿勢が不安定になるお
それがない。これと共に先に収納されたフロントサポー
ト109とストッパー片110との間に保持されている紙幣束
の上端は捌きガイド162の先端162aに当接して支持され
ているから、このストッパー片110と羽根車107との間に
収容する紙幣の集積を邪魔することもない。更に羽根車
107で繰り込まれた紙幣はこれが重なるに従って捌きガ
イド162で湾曲され底面ガイド120上に下端縁を揃えて集
積される。次に中央処理装置から取引終了の信号が来る
と、すべての紙幣がリサイクルスタッカー9内に取り込
まれたのち、リアーサポート111を動作させる。第7図
(ロ)のホームポジションから正逆転モータ155を起動
して同図(ハ)の状態に前進させる。するとこのリアー
サポート111がカムレバー165を動作させストッパー片11
0を同図(ニ)の状態に退避させる。続くリアーサポー
トの前進でストッパー片110後方に集積された紙幣はそ
の前方に集積されている紙幣の背部に合体して集積され
る。すると同図(ホ)の状態にストッパー片110が戻り
紙葉最後列を支持し、リアーサポートは同図(ヘ)位置
に復帰する。なおリアーサポート111とストッパー片110
とは紙幣の幅方向において喰い違う位置に配置してある
ので、リアーサポート111が復帰する過程でストッパー
片110と衝合することはない。
かかる構成において本発明は、前記羽根車107で収納
部底板(図示の底面ガイド120)上に起立させた紙葉の
上方部位に紙葉上端縁と係合して紙葉を湾曲せしめる捌
きガイド162を設けると共に、この捌きガイド先端部162
aを起立集積済みの紙葉背面に当接せしめて支持したも
のである。なお上記実施例で捌きガイド162はその基端
部を摺動自在に軸承して先端部162aを上下に移動自在に
しても、或いは捌きガイド162をフレキシブルな弾性板
で構成しても良い。
(発明の効果) 本発明は以上の如き構成となっているので、羽根車で
集積された紙葉は束状に重なってその下端部を羽根車で
支持され、また上端部を捌きガイドで湾曲されながら押
し込まれるから、このガイドの捌き効果によって整然と
集積することが出来る。また捌きガイドはその先端部が
集積済みの紙葉最後列背面を支持して転倒を防止すると
同時に上記のサバキの空間を確保し、全体として整然と
紙葉を集積できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の1実施例を示したものであって、第1図
はATM装置の全体側面図、第2図はリサイクルスタッカ
ー部分の詳細な全体側面図、第3図はバックアッププレ
ートの動作形態を示す側面図、第4図はフロントサポー
トの詳細な斜視図、第5図はリアーサポートおよびキャ
リッジの駆動機構部の斜視図、第6図(イ)〜(ニ)は
フロントスポートの動作状態を説明するための側面図、
第7図(イ)〜(ヘ)は羽根車部分における紙幣流入動
作を示す部分的な側面図である。 1……ATM、3……接客部、5……鑑別部、 7……表裏揃え部、 9,11……リサイクルスタッカー、 13……取忘れリジェクトボックス、 15……精査補充金庫、107……羽根車、 108……バックアッププレート、 109……フロントサポート、 111……リアーサポート、162……捌きガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 敏文 山梨県甲府市丸の内1丁目17番14号 甲 府日本電気株式会社内 (72)発明者 百田 義人 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密 工業株式会社内 (72)発明者 浅尾 雄介 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密 工業株式会社内 (72)発明者 相山 哲也 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密 工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−197048(JP,U) 実開 昭59−170548(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送紙葉の一端を羽根車の羽根条間に巻き
    込み起立姿勢で収納部底板上に送出し、順次搬送紙葉を
    集積する紙葉類収納装置において、前記羽根車で収納部
    底板上に起立させた紙葉の上方部位に、この紙葉上端縁
    と係合して湾曲せしめる捌きガイド板を設けると共に、
    該捌きガイド板の先端部を起立集積済の紙葉背面に当接
    せしめて支持したことを特徴とする紙葉類収納装置。
JP63191052A 1988-07-30 1988-07-30 紙葉類収納装置 Expired - Lifetime JP2609693B2 (ja)

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