JPH0710015B2 - 半導体レ−ザ装置及びその作製方法 - Google Patents

半導体レ−ザ装置及びその作製方法

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JPH0710015B2
JPH0710015B2 JP1423485A JP1423485A JPH0710015B2 JP H0710015 B2 JPH0710015 B2 JP H0710015B2 JP 1423485 A JP1423485 A JP 1423485A JP 1423485 A JP1423485 A JP 1423485A JP H0710015 B2 JPH0710015 B2 JP H0710015B2
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semiconductor layer
layer
semiconductor
semiconductor laser
laser device
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慎一 中塚
直樹 茅根
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俊 梶村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、半導体レーザに係り、特に非点収差のない、
雑音特性の良好な素子に関する。
〔発明の背景〕
半導体レーザのレーザ光分布(横モード)をストライプ
内部と外縁部との間の屈折率差で閉じ込めたいわゆる屈
折率導波型素子では発振スペクトル線(縦モード)が単
一となる。このような半導体レーザ構造の一例として、
第1図に示すようなn−GaAs基板1上にn−Ga0.55Al
0.45Asクラツド層2、アンドープGa0.86Al0.14As活性層
3、p−Ga0.55Al0.45Asクラツド層4、n−GaAs層6を
順次設けたのち、n−GaAs層6の一部をストライプ状に
取り除きp−Ga0.55Al0.45Asクラツド層4で埋込み、電
極形成のためp−GaAsキヤツプ層5を設けた構造が上げ
られる。このような素子を光デイスクに応用した場合に
は、デイスクからの反射光による戻り光雑音が発生す
る。一方、屈折率差が小さい素子では、縦モードがマル
チ化し、戻り光雑音は発生しないが、活性層に水平な方
向と垂直な方向のビームウエストの位置が異なる、いわ
ゆる非点収差を生じ、レーザビームを絞り込めないとい
う欠点がある。このため、縦モードがマルチモードで非
点収差のない素子がのぞまれる。このためには、半導体
レーザの光軸方向にストライプ構造を変化させ、素子内
部では屈折率差を小さく、少なくとも一方の端面近傍で
屈折率差が大きくすれば、上記目的を達成することがで
きる。このような素子については既に報告があるが、MO
CVDやMBEなどの熱非平衡状態での結晶成長技術を用いて
このような素子を形成するためには、活性層を平坦に作
製する事が望ましく、平坦な活性層よりも上に設けた構
造によりこのような構造を得ることが必要である。以上
に関連する公知例として島田他第31回応用物理学会講演
会(昭59,3,29〜4,2)予稿、30a−M−8があげられ
る。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、雑音特性の良好な、非点収差のない光
デイスク用の半導体レーザを提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、ストライプ外部のp型クラツド層を部分的に
除去してGaAsもしくはクラツド層よりも屈折率の小さな
(GaAl)Asにより埋込んだ構造において素子端面付近で
クラツド層をより深く除去して上記目的を達成するもの
である。
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例を図に従い説明する。
実施例1 第2図に、本実施例による半導体レーザの断面構造を示
す。この構造の作製工程は以下のとおりである。
n−GaAs基板1上にMOCVD法によりn−Ga0.55All0.45As
クラツド層2、アンドープGa0.86Al0.14As活性層3、p
−Ga0.55Al0.45Asクラツド層4、p−GaAsキヤツプ層5
を順次結晶成長した後、通常のフオトリソグラフ技術を
用いてSiO2マスクを設けリン酸系のエツチング液を用い
て、ストライプ外部をp型クラツド層を0.1〜0.3μm残
してエツチングした。次に、再びフオトリソグラフ技術
を用いて半導体レーザの端面となるへきかい線の周辺10
〜50μmの部分に対して選択的に追加エツチングを加え
る。このようにして作製して第3図のような構造を、再
びMOCVD法によりn−GaAs6により埋込んだ。このときSi
O2膜の上に積出ぶつが出来にくいMOCVD法の特性のためS
iO2膜は露出したままとなり、埋込成長後にフツ酸系の
エツチング液により取り除くことが出来た。この構造に
p電極としてCr/Au7をn電極としてAuGeNi/Cr/Au8を蒸
着し300μm角にへきかいしてレーザチツプとした。本
発明による半導体レーザでは、縦モードはマルチモード
となり、戻り光量にかかわらず、相対雑音強度は10-13H
z-1以下であつた。また、非点収差は5μm以下であつ
た。
実施例2 第2の実施例として、p形クラツド層をp−Ga0.55Al
0.45As層4一層とするかわりにp−Ga0.7Al0.3As層9と
p−Ga0.5Al0.5As層10の二層構造とした第4図のような
構造の素子を試作した。ここで、p−Ga0.7Al0.3As層9
の厚みを0.1〜0.3μmとした。この構造では、沃素系の
エツチング液を用いる事により、p−Ga0.5Al0.5As層10
をp−Ga0.7Al0.3As層9に対して選択的に取り除く事が
出来るので、非選択性のエツチングでは第5図に示すよ
うに、端面近傍領域の追加エツチのみを制御すればよく
素子作製が容易となる。
なお、第2図および第4図における図(a),図(b)
は各々装置の中央部断面と端部断面を各々示している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の自己整合形半導体レーザの断面構造
図、第2図は実施例一の半導体レーザの断面構造図、第
3図は実施例一の構造の埋込成長前の状態を示す斜視
図、第4図は、実施例2の半導体レーザの断面構造図、
第5図は実施例2の構造の埋込前の構造を示す斜視図を
示したものである。 1……n−GaAs基板、2……n−Ga0.55Al0.45Asクラツ
ド層、3……アンドープGa0.86Al0.14As活性層、4……
p−Ga0.55Al0.45Asクラツド層、5……p−GaAs層、6
……n−GaAs、7……Cr/Au、8……AuGeNi/Cr/Au、9
……p−Ga0.7Al0.3As層、10……p−Ga0.5Al0.5As層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶村 俊 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−57487(JP,A) 特開 昭60−3177(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも第一の半導体層と、該第一の半
    導体層をはさむように設けた、該半導体層より広い禁制
    帯幅で導電型の互いに異なる第二、及び第三の半導体層
    を有する構造において、第三の半導体層のストライプ上
    の部分を除いて第三の半導体層を、活性層で発生した光
    がしみだすに十分な深さまで取り除き、光吸収のある第
    四の半導体層又は第三の半導体層よりも屈折率の小さな
    第五の半導体層により置きかえた半導体レーザ構造にお
    いて、素子端面付近で第四または第五の半導体層に置き
    かわる第三の半導体層の領域を素子の他の部分に比べ深
    くしたことを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】少なくとも第一の半導体層と、該第一の半
    導体層をはさむように設けた、該半導体層より広い禁制
    帯幅で導電型の互いに異なる第二、及び第三の半導体層
    を有する半導体レーザ装置の作製方法において、該第三
    の半導体層を活性層の光がしみだすに十分な薄さとし、
    該第三の半導体層の上に第三の半導体層と同一の導電型
    で、第三の半導体層に対して選択的に化学エツチングす
    ることが可能な第四の半導体層を設け、ストライプ部分
    を除いた素子端面付近で第三の半導体層を選択性のない
    エツチング液により追加エツチングすることを特徴とす
    る半導体レーザ装置の作製方法。
JP1423485A 1985-01-30 1985-01-30 半導体レ−ザ装置及びその作製方法 Expired - Lifetime JPH0710015B2 (ja)

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GB2222307B (en) * 1988-07-22 1992-04-01 Mitsubishi Electric Corp Semiconductor laser
US5022036A (en) * 1988-12-29 1991-06-04 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor laser device
JP4751024B2 (ja) * 2004-01-16 2011-08-17 シャープ株式会社 半導体レーザおよびその製造方法

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