JPH0710014U - 排水機能付金属製縁石 - Google Patents

排水機能付金属製縁石

Info

Publication number
JPH0710014U
JPH0710014U JP3981293U JP3981293U JPH0710014U JP H0710014 U JPH0710014 U JP H0710014U JP 3981293 U JP3981293 U JP 3981293U JP 3981293 U JP3981293 U JP 3981293U JP H0710014 U JPH0710014 U JP H0710014U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
drainage function
upper lid
curb
lower structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3981293U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2506263Y2 (ja
Inventor
雄一 大泉
勤次郎 西野
Original Assignee
株式会社萬代製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社萬代製作所 filed Critical 株式会社萬代製作所
Priority to JP1993039812U priority Critical patent/JP2506263Y2/ja
Publication of JPH0710014U publication Critical patent/JPH0710014U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2506263Y2 publication Critical patent/JP2506263Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両が衝突しても、容易に変形しない、製造
コストが低く、かつ重量の軽い排水機能付金属製縁石の
提供。 【構成】 上下方向に延びる背部6と樋状の溝部7とを
プレス加工によって形成した下部構造体3は、地覆5に
強固に固定されるもので、背部6に複数の金属製下プレ
ート12が接合されている。また、背部6と溝部7とに
よる空間を覆う上蓋4には、下プレート12の車両進行
方向側に重なる金属製の補強プレート17が接合されて
いる。車両が排水機能付金属製縁石1に衝突した際、衝
突力は、複数の上蓋4、複数の補強プレート17、下プ
レート12を介して地覆コンクリート5aに固定された
下部構造体3で受けられるため、変形が抑えられる。ま
た、衝撃を地覆5で受けさせる構造であるため、製造コ
ストを低く抑え、かつ重量増加も低く抑えることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車道の脇に配置されて車道の雨水の排水機能を果たす金属製の縁石 に関する。
【0002】
【従来の技術】
車道の脇に配置されて縁石の役目と雨水を排水する排水機能の役目を果たす排 水機能付金属製縁石(鋼製縁石)が使用されている。従来の排水機能付金属製縁 石は、樋状の下部構造体と、この下部構造体を覆う上蓋とからなり、上蓋には、 補強プレートが複数接合して設けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、排水機能付金属製縁石は、走行中の車両が事故等によって排水機能 付金属製縁石に衝突する可能性がある。そして、従来の排水機能付金属製縁石は 、走行中の車両が衝突した場合、上蓋に設けられた補強プレートでは、車両の進 行方向の衝撃に耐えることができずに容易に座屈し、結果的に上蓋が容易に変形 してしまう不具合があった。特に、通常使用されている排水機能付金属製縁石は 、上蓋が下部構造体に回動可能に組付けられており、上蓋が変形すると、下部構 造体ごと交換する必要が生じる。そして、下部構造体は、道路の施工時に道路に 強固に固定されているため、下部構造体ごと交換するには、多大な費用が必要と なるとともに、排水機能付金属製縁石を交換する際に、車道の一部を閉鎖する場 合も生じ、交通の妨げにもなってしまう。
【0004】
【考案の目的】
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、車両が衝突して も、容易に変形しない排水機能付金属製縁石の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の排水機能付金属製縁石は、次の技術的手段を採用した。 排水機能付金属製縁石は、車道とは異なった側に配置される背部を備えるとと もに、雨水が流れる溝部を備える金属製の下部構造体と、前記背部と前記溝部と によって形成される空間を覆う金属製の上蓋とを備える。 そして、前記下部構造体の前記背部は、車道に向かう複数の金属製の下プレー トを接合して備えるとともに、前記上蓋は、車道を走行する車両の進行方向側が 前記下プレートに当接あるいは隣接する金属製の補強プレートを接合して備える 。
【0006】
【考案の作用】
走行中の車両が排水機能付金属製縁石に衝突した場合、車両の衝突力が通常、 車両の進行方向に加わる。つまり、車両の衝突力はまず上蓋に加わる。上蓋に加 わった衝突力は、上蓋に接合された複数の補強プレートに伝えられる。複数の補 強プレートに伝えられた衝突力は、下部構造体に接合された複数の下プレートに 伝えられる。そして、複数の下プレートは、下部構造体に接合して設けられてい るため、下プレートは、補強プレートから伝えられる衝撃力に大きな力で抗する ことができる。 つまり、従来の排水機能付金属製縁石に比較して、車両の衝突による変形を抑 えることができる。
【0007】
【考案の効果】
本考案の排水機能付金属製縁石は、上述の如く、従来に比較して車両の衝突に よる変形を抑えることができる。このため、排水機能付金属製縁石の交換回数を 従来に比較して減らすことができるため、経済的に大変優れる。 また、下部構造体に、複数の下プレートを接合することで対処することができ るため、排水機能付金属製縁石の製造コストの上昇を小さく抑えることができる 。
【0008】
〔実施例の構成〕
図1ないし図3は本考案の実施例を示すもので、図1は排水機能付金属製縁石 の側面断面図、図2は排水機能付金属製縁石の正面図である。 排水機能付金属製縁石1は、車道2の脇に沿って配置され、車道2の縁石の役 目と、車道2の雨水を収集して流す排水機能を持たせたもので、車道2の脇に並 べて固定される金属製の下部構造体3と、この下部構造体3に装着される着脱可 能な金属製の上蓋4とから構成される。
【0009】 下部構造体3は、車道2とは異なった側(以下、地覆5側)に配置される背部 6と、車道2から流入する雨水を長手方向に流す溝部7とからなる断面略L字形 を呈したもので、耐錆性の金属製プレートをプレス加工によって形成したもであ る。なお、本実施例に示す背部6は、溝部7の地覆5側から上方へ延びて設けら れている。また、本実施例の溝部7は、断面略コ字形を呈するもので、車道2側 の辺の上端が溝部7の内側に向かって曲げられて、返し鍔8として設けられてい る。
【0010】 また、背部6の地覆5側の面には、地覆鉄筋(図示しない)に固定されるカン カーバー9が複数接合されている。また、背部6の車道2側の面の上辺には、上 蓋4の上端を支える断面く字形の搭載金具10が接合されている。さらに、溝部 7の車道2側には、溝部7との間で上蓋4の下端を差し込んで支える断面略く字 形の差込プレート11が接合されている。この差込プレート11の車道2側は、 車道舗装用のアスファルト2aの堤としても用いられる。
【0011】 背部6の車道2側の搭載金具10の下部には、金属製の下プレート12が複数 、溶接等の接合技術によって接合されている。この下プレート12は、例えば1 0〜30cm間隔で設けられるもので、背部6から車道2側に向かうとともに、 上下方向に延びるように背部6に接合されている。また、各下プレート12の下 側には、連結部材13が接合されて、各下プレート12が連結部材13によって 連結されている。さらに、各下プレート12は、略中央に保持バー14が挿通さ れており、この保持バー14によっても、各下プレート12が連結されている。
【0012】 上蓋4は、背部6と溝部7とによって形成される空間を覆う断面略L字形を呈 するもので、耐錆性の金属製プレートをプレス加工によって形成したものである 。この上蓋4の下部には、車道2の雨水を溝部7へ導く複数の雨水孔15が形成 されている。また、この上蓋4の上部には、上蓋4を下部構造体3から脱着する 際に使用する把手16が設けられている。
【0013】 上蓋4の内部には、下部構造体3の下プレート12に当接、あるいは隣接する 金属製の補強プレート17が溶接等の接合技術によって複数接合されている。こ の補強プレート17は、保持バー14に搭載される切欠18を備えたもので、上 辺および車道2側の辺が上蓋4に接合されるとともに、地覆5側の辺が背部6に 接近あるいは当接するように設けられる。また、補強プレート17の下端には、 水平方向に向かう曲げ部19を備え、この曲げ部19が溝部7の返し鍔8に搭載 される。 そして、補強プレート17の内、少なくとも複数の補強プレート17は、車道 2を走行する車両の進行方向側が下プレート12に当接あるいは隣接するように 配置される。具体的には、補強プレート17と下プレート12の接近(あるいは 当接)する面が、車両の進行方向に対して交互に設けられる、あるいは補強プレ ート17の全ての車両進行方向の面が下プレート12に接近(あるいは当接)す る。
【0014】 〔施工手順〕 次に、排水機能付金属製縁石1の施工手順を説明する。 まず、図3に示すように、調節モルタルによって下部構造体3を搭載する下地 20を設ける。次に、この下地20の上に下部構造体3を搭載する。そして、カ ンカーバー9を地覆鉄筋に固定し、その後、地覆5部分に地覆コンクリート5a を打設するとともに、車道2をアスファルト2aで舗装する。 次に、図4に示すように、上蓋4の下辺を、溝部7と差込プレート11との間 に沿わせて落とし込む。すると、図1に示すように、下部構造体3の返し鍔8、 搭載金具10および保持バー14が、上蓋4の上辺、補強プレート17の切欠1 8および返し鍔8を下方より支え、施工が完了する。
【0015】 〔実施例の作用〕 本実施例の排水機能付金属製縁石1は、車両が衝突した際、次のように作用し て変形に抗する。 走行中の車両が事故等によって排水機能付金属製縁石1に衝突した場合、車両 の衝突力が上蓋4に加わる。上蓋4に加わった衝突力は、上蓋4に設けられた複 数の補強プレート17および複数の下プレート12を介して下部構造体3に伝え られる。つまり、上蓋4に加えられた衝撃力の一部は、地覆コンクリート5aに よって強固に固定された下部構造体3によって受けられるため、上蓋4および補 強プレート17のみで衝撃力を吸収していた従来技術に比較して、車両の衝突に よる変形を抑えることができる。
【0016】 〔実施例の効果〕 本実施例の排水機能付金属製縁石1は、上記の作用で説明したように、従来に 比較して車両の衝突による変形を抑えることができる。このため、排水機能付金 属製縁石1の交換度合を従来に比較して減らすことができ、経済的に大変優れる 。 また、上蓋4および下部構造体3のそれぞれに、複数の補強プレート17およ び下プレート12を接合することで対処することができるため、排水機能付金属 製縁石1の製造コストの上昇を小さく抑えることができる。また、重量の増加も 小さく抑えられるため、施工性に優れる効果も奏する。
【0017】 〔変形例〕 上記の実施例で示した排水機能付金属製縁石1は、一例であって、各形状や構 造は適宜変更可能なものである。例えば、図5、図6に示すように、下部構造体 3や上蓋4等の形状を変更して用いても良い。また、上蓋4の支持構造を変更し ても良いし、雨水孔15の形状や開口数を変更しても良い。さらに、上蓋4を下 部構造体3に対して着脱できるように設けたが、蝶番を設け上蓋4が下部構造体 3に対して開閉可能に設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】排水機能付金属製縁石の側面断面図である(実
施例)。
【図2】排水機能付金属製縁石の正面断面図である(実
施例)。
【図3】排水機能付金属製縁石の施工手順の説明図であ
る(実施例)。
【図4】排水機能付金属製縁石の施工手順の説明図であ
る(実施例)。
【図5】排水機能付金属製縁石の側面断面図である(変
形例)。
【図6】排水機能付金属製縁石の側面断面図である(変
形例)。
【符号の説明】
1 排水機能付金属製縁石 3 下部構造体 4 上蓋 6 背部 7 溝部 12 下プレート 17 補強プレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車道とは異なった側に配置される背部を備
    えるとともに、雨水が流れる溝部を備える金属製の下部
    構造体と、 前記背部と前記溝部とによって形成される空間を覆う金
    属製の上蓋とを備える排水機能付金属製縁石において、 前記下部構造体の前記背部は、車道に向かう複数の金属
    製の下プレートを接合して備えるとともに、 前記上蓋は、車道を走行する車両の進行方向側が前記下
    プレートに当接あるいは隣接する金属製の補強プレート
    を接合して備えることを特徴とする排水機能付金属製縁
    石。
JP1993039812U 1993-07-21 1993-07-21 排水機能付金属製縁石 Expired - Lifetime JP2506263Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993039812U JP2506263Y2 (ja) 1993-07-21 1993-07-21 排水機能付金属製縁石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993039812U JP2506263Y2 (ja) 1993-07-21 1993-07-21 排水機能付金属製縁石

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0710014U true JPH0710014U (ja) 1995-02-10
JP2506263Y2 JP2506263Y2 (ja) 1996-08-07

Family

ID=12563387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993039812U Expired - Lifetime JP2506263Y2 (ja) 1993-07-21 1993-07-21 排水機能付金属製縁石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2506263Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002081021A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Japan Railway Construction Public Corp 防音壁及びその施工方法
JP2017227077A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 株式会社ノナガセ 排水溝ユニット
JP2017227076A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 株式会社ノナガセ 排水溝ユニット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578922A (en) * 1980-06-18 1982-01-18 Dainippon Printing Co Ltd Magnetic sheet with transfer property

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578922A (en) * 1980-06-18 1982-01-18 Dainippon Printing Co Ltd Magnetic sheet with transfer property

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002081021A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Japan Railway Construction Public Corp 防音壁及びその施工方法
JP4680358B2 (ja) * 2000-09-08 2011-05-11 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 防音壁及びその施工方法
JP2017227077A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 株式会社ノナガセ 排水溝ユニット
JP2017227076A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 株式会社ノナガセ 排水溝ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2506263Y2 (ja) 1996-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0710014U (ja) 排水機能付金属製縁石
US7246969B2 (en) Storm drain inlet
KR102035821B1 (ko) 무단횡단 방지용 가드레일 및 그 시공방법
JP3930836B2 (ja) 金属製路面用排水溝の構造
KR100570844B1 (ko) 교량용 제설함
JP2873780B2 (ja) 水路用ブロック
KR20150081045A (ko) 자전거용 도로의 시공 구조 및 시공 방법
JP4391509B2 (ja) 駐車場施工方法、車止め付側溝蓋及び駐車場
KR200426373Y1 (ko) 중공 형강으로 이루어진 하부구조의 상부를 콘크리트속채움한 구성을 가진 복공판
JP3067453U (ja) 縁石部を備えた排水溝ブロックの蓋
JP2011174352A (ja) 上面スリット付暗渠側溝
EP4339382A1 (en) Covering element for a road well
JP2968494B2 (ja) 高架橋の恒久足場
KR100779608B1 (ko) 프리캐스트 콘크리트 옹벽블록
JP3228283U (ja) 排水溝ユニット
JP2019148156A (ja) 排水溝ユニット及びその施工方法
JP3721526B2 (ja) プレキャストコンクリート暗渠側溝
KR20100074953A (ko) 박스형 강합성 복공판
JP3004195U (ja) 覆工板
JP3061209U (ja) 路面用排水溝の構造
JP3022690U (ja) 側溝ブロック
JPH06341121A (ja) ガードフエンスの構造及び該ガードフエンスの施工方法
JP2520089Y2 (ja) U字形溝排水蓋装置
JP3066226U (ja) 排水溝ブロック
JP3066227U (ja) コンクリ―ト製排水溝ブロックの蓋

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term