JP3066227U - コンクリ―ト製排水溝ブロックの蓋 - Google Patents

コンクリ―ト製排水溝ブロックの蓋

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JP3066227U
JP3066227U JP1999005737U JP573799U JP3066227U JP 3066227 U JP3066227 U JP 3066227U JP 1999005737 U JP1999005737 U JP 1999005737U JP 573799 U JP573799 U JP 573799U JP 3066227 U JP3066227 U JP 3066227U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案はコンクリート製排水溝ブロックの蓋
に関し、例えば側溝ブロック、U形ブロック等の蓋に最
適であり、雨水の集水が効率良く行え、また蓋が断面同
形状または断面異形状に形成される蓋構成板を用途に応
じて工場等において容易に組立が行えるとともに選択的
な取付けが行える多機能性を発揮し、生産効率の向上を
はかる。 【解決手段】 排水溝ブロック本体1に被冠される蓋2
が長手方向Xに伸びるスリット3を介して平行に配置さ
れる蓋構成板4,4;4,4′;4,4A;4,4′A
と、前記スリット内に嵌合されるグレーチング部材5
と、前記スリットの長手方向に交又する方向Yには蓋構
成板を支持可能に所望間隔にグレーチング部材に対して
設けられた複数の支持杆6とから成り、蓋構成板は断面
同形状または断面異形状に形成されて取付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はコンクリート製排水溝ブロックの蓋に関し、例えば側溝ブロッ ク、勾配可変形の側溝ブロック、U形ブロック、水路ブロック、泥溜ブロック等 の蓋として最適であり、雨水の集水が効率良く行え、また蓋が蓋構成板を用途に 応じて工場等において容易に組立を行うとともに選択的な取付けが行える多機能 性を発揮し、生産効率の向上をはかろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路に降雨する雨水等を集水し、排水するための排水設備には道路の路 肩に連続して敷設されたり、道路を横断して敷設されるコンクリート製排水溝ブ ロックがある。 この側溝ブロックに被冠される側溝蓋には図23ないし図25に示すものがあ る。 すなわち、蓋aは、運搬性を考慮して長さL′2 が500mm程度と比較的短 く、断面略矩形の同一厚みt′にてコンクリートにより形成され、しかも長手方 向Xにおける側端には手掛孔a1 が設けられる。また蓋aの内部には鉄筋が配筋 され蓋aの構造的な引張強度を発揮するようにしている。そして、1つの側溝ブ ロック本体bの上方の開口部cに数個の蓋aが嵌脱可能に被冠される。しかも側 溝ブロック本体b相互は、所定間隔毎に配置される側溝ブロック本体bよりも幅 広の集水枡ブロックを介して接続される。 そして、例えば道路Dの路肩Eに沿って側溝ブロック本体bを敷設した場合に 、集水枡ブロックや蓋aに設けられた手掛孔a1 を通じて道路Dの路面に降った 雨水等を集水し、側溝ブロック本体b内に導入させ、排水を行うものである。 このように側溝蓋には道路Dに降雨した雨水が道路Dの路面における横断勾配 θに伴って路肩Eに流れ落ちて路面に溜まることなく排水するのと、限られた面 積での道路敷設用地において道路Dの幅員幅を確保することにより車輛の走行を 損なうことなく安全走行が行なえる等の要請がある。 また図26に示すように、道路Dに平行して歩道Jを敷設する場合に、道路D の路肩Eに連続して敷設されるU形ブロックdに被冠され、道路Dの横断勾配θ に合致する傾斜面e1 が上面に形成され、歩道Jの敷設側の一側には縁石部fが 一体に形成されたものとしてL形側塊ブロックeがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図23ないし図25に示す上記従来の側溝蓋は、運搬性を考慮 して通常、長さL′2 が550mm程度をなして断面略矩形の同一厚みt′に形 成されるので、1つの側溝ブロック本体bに対して上方の開口部cに数個の蓋a を側溝ブロック本体bに被冠しなければならず、敷設現場において覆工に要する 作業能率が悪く作業性が低かった。しかも蓋aは断面略矩形の同一厚みt′にて 上面が平坦面に形成され、排水には所定間隔毎に配置される集水枡ブロックと側 溝ブロック本体bの開口部cに被冠される蓋aに設けた手掛孔a1 とを通じて雨 水等を排水するので、道路Dの横断勾配θにしたがって路肩Eに流れ落ちる雨水 の排水効率が低く、排水性に難点があった。降雨量が多い場合には、側溝ブロッ ク本体bでの排水が間に合わず、路肩Eには雨水が溢れ出すことにより道路Dの 路面が冠水し、車輛の走行に支障を来し、安全性を阻害することになる。 しかも上記従来の側溝蓋は、敷設後には手掛孔a1 が道路Dの路肩Eに沿って 断続的に敷設されるので、車輛の走行時において目障りになり前方の視認性を損 なうことになる。また車輛が蓋aの上面に乗った場合には、車輛の荷重が加わる ことにより側溝ブロック本体bに対して蓋aが衝突することにより騒音を発生す るとともに蓋aの端部には衝突時に衝撃によりカケを生ずることがあった。 また図23ないし図25に示す上記従来の側溝蓋や図26に示すL形側塊ブロ ックをコンクリートを用いて成形するためには専用の成形型を用いて成形してい た。このため道路の敷設用地の広狭、地形、地盤の硬軟や降雨量の多少等の気象 的要因、さらには交通量の多少等の現場状況を考慮し、用途に合う排水設備を選 定する必要があるが、これらの排水設備を全て揃えるには高価な成形型を製品全 てに用意しなければならず、多大な設備費が必要になり、製品コストも高価にな っていた。 本考案は上記従来の不都合を解決し、同種または異種の蓋構成板を現場状況を 考慮して用途に適うように工場等において容易に組立てて選択的に取付けが行な える多機能性を発揮し、生産効率が高くしかも引張および圧縮に対し堅牢な蓋を 形成し、また排水効率は良く、また運転者の前方視認性を損なうことなく車輛の 安全走行に寄与し、また騒音を発生することないとともに端部にカケを生ずる等 の不都合がなく、さらには成形型も安価で設備費は多くを必要とすることなく製 品の製作コストが低廉なコンクリート製排水溝ブロックの蓋を提供しようとする ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題に鑑みなされ、請求項1は排水溝ブロック本体に被冠される 蓋が長手方向に伸びるスリットを介して平行に配置される蓋構成板と、前記スリ ット内に嵌合されるグレーチング部材と、前記スリットの長手方向に交又する方 向には前記蓋構成板を支持可能に所望間隔にグレーチング部材に対して設けられ た複数の支持杆とから成り、前記蓋構成板は排水溝ブロックに取付けられること を特徴としたという手段を採用した。
【0005】 また本考案の請求項2は請求項1において蓋構成板は前記スリットを介して左 右の両側に複数枚が平行に配置されることを特徴とするという手段を採用した。
【0006】 また本考案の請求項3は請求項1において蓋構成板は前記スリットに対して左 右何れか片面に配置されることを特徴としたという手段を採用した。
【0007】 また本考案の請求項4は請求項1において蓋構成板は複数枚が、何れも断面略 矩形の同一厚さをなし平面略矩形に形成されることを特徴としたという手段を採 用した。
【0008】 また本考案の請求項5は請求項1において蓋構成板は複数枚のうち一方が断面 略矩形の同一厚さをなした平面略矩形に形成され、他方がスリットに向いた下り 勾配の斜面部を上面に設けた断面略台形をなす平面略矩形に形成されるという手 段を採用した。
【0009】 また本考案の請求項6は請求項1または請求項5の何れかにおいて前記蓋構成 板は複数枚のうち、道路側に設けられる蓋構成板の側面には排水溝ブロック本体 内に有する排水路に連通する適宜複数個の透水窓孔が設けられることを特徴とし たという手段を採用した。
【0010】 また本考案の請求項7は請求項1、または請求項2、請求項4、請求項5、請 求項6の何れかにおいて前記蓋構成板は複数枚のうち、歩道側に設けられる蓋構 成板の上面には縁石ブロックが長手方向に敷設されることを特徴としたという手 段を採用した。
【0011】 また本考案の請求項8は請求項1、または請求項2、請求項4、請求項5、請 求項6の何れかにおいて前記蓋構成板は複数枚のうち、歩道側に設けられる蓋構 成板が縁石ブロックとして形成されることを特徴としたという手段を採用した。
【0012】 また本考案の請求項9は請求項1または請求項5の何れかにおいて前記蓋構成 板は複数枚が、長手方向に交叉する幅方向に広狭異なる幅の平面略矩形に形成さ れ、前記スリットが幅方向の中央より変位して形成されることを特徴としたとい う手段を採用した。
【0013】 また本考案の請求項10は請求項1または請求項5の何れかにおいて前記スリ ットが複数枚の蓋構成板間に長手方向にわたり全域に形成されることを特徴とし たという手段を採用した。
【0014】 また本考案の請求項11は請求項1または請求項5の何れかにおいて前記スリ ットが複数枚の蓋構成板間に長手方向に所望の間隔をあけて間欠的に形成される ことを特徴としたという手段を採用した。
【0015】 また本考案の請求項12は請求項1において前記グレーチング部材は、前記ス リットよりも突出して形成されることを特徴としたという手段を採用した。
【0016】 また本考案の請求項13は請求項1または請求項12の何れかにおいて前記グ レーチング部材は、間隔をあけて長手方向に平行に設けられた鋼材よりなる複数 枚の横板材と該横板材に対して長手方向に交叉して所望間隔毎に設けられた鋼材 よりなる間隔保持用の複数枚の縦板材とにより平面格子状に形成されるかまたは 鋼板に多数の小孔を穿設したパンチメタルにて形成されることを特徴としたとい う手段を採用した。
【0017】 また本考案の請求項14は請求項1において前記支持杆は、グレーチング部材 の長手方向に交又する幅方向に所望の間隔に鋼材よりなる複数が一体に形成され ることを特徴としたという手段を採用した。
【0018】 また本考案の請求項15は請求項1において前記支持杆は、グレーチング部材 の長手方向に交又する幅方向の左右の側面に鋼材よりなる支持部を位相を違えて 所望の間隔に一体形成することを特徴としたという手段を採用した。
【0019】 また本考案の請求項16は請求項1において前記支持杆は、グレーチング部材 を支持可能にグレーチング部材とは別体に鋼材により形成されることを特徴とし たという手段を採用した。
【0020】 また本考案の請求項17は請求項1において前記支持杆は、グレーチング部材 を支持可能に蓋構成板内に配筋した構造材としての鉄筋をスリットに対して突出 させることを特徴としたといういう手段を採用した。
【0021】 また本考案の請求項18は請求項1、または請求項14、請求項15、請求項 16、請求項17の何れかにおいて支持杆は、グレーチング部材に対する支持部 がコンクリート、塗料等の被覆材により覆われることを特徴としたという手段を 採用した。
【0022】 また本考案の請求項19は、請求項1、または請求項7、請求項8の何れかに おいて支持杆は、蓋構成板内に配筋される鉄筋をスリット内に横切るように突出 してコンクリートにより被覆することにより形成されることを特徴としたという 手段を採用した。
【0023】 また本考案の請求項20は請求項1において前記排水溝ブロック本体が、側溝 ブロック、勾配可変形の側溝ブロック、U形ブロック、雨水ブロック、水路ブロ ック、泥溜ブロックの何れであるという手段を採用した。
【0024】
【考案の実施の形態】
以下、図面に従って本考案の実施の形態の具体例を説明する。 図1ないし図16は本考案のコンクリート製排水溝ブロックを側溝蓋に適用し た場合の一実施例を示す。 1は排水溝ブロックとしての側溝ブロック本体であり、この側溝ブロック本体 1はコンクリートにより成形され、内部には円弧状の流水底1a1 を有する断面 U形の流水路1aが設けられる。また側溝ブロック本体1の長さL1 はこの実施 例では例えば2000mm程度に形成される。この流水路1aの上方は開口部と なしている。1bは左右対向して設けられた側壁であり、1b1 は側壁1b,1 bの上方に位置する肩部である。
【0025】 2は側溝ブロック本体1に被冠される蓋である。 この蓋2は工場においてコンクリートにより形成され、長手方向Xに伸びるス リット3を介して左右の両側に平行に配置される複数枚、この実施例では2枚の 蓋構成板4,4と、この蓋構成板4,4の間に形成されるスリット3内に嵌合さ れるグレーチング部材5と、該スリット3の長手方向Xに交叉する方向には前記 蓋構成板4,4を支持可能に鋼材よりなる複数、この実施例では4本が所望間隔 K毎に設けられた支持杆6とから形成される。
【0026】 2枚の前記蓋構成板4,4は、例えば図3および図6に示すように何れもが断 面略矩形の同一厚さtをなした平面略矩形に形成される。この蓋構成板4,4は 側溝ブロック本体1を2分割する1000mm程度またはそれに近い長さL2 に 形成され、この実施例では2枚で1組に組付が行われて1枚の蓋2が形成される 。また蓋構成板4,4の厚さtは、例えば100mm程度に形成される。この2 枚の蓋構成板4,4を用いて1枚の蓋2を形成した場合にはスリット3は図1に 示すように蓋構成板4,4間に長手方向Xにわたり全域に形成される。また、断 面略矩形の同一厚さtをなした平面略矩形に蓋構成板4,4が形成される場合で あっても図には示さないが幅方向Yに広狭異なる幅W1 ,W2 に2枚の蓋構成板 4,4が形成される場合にはスリット3は幅方向Yの中央より変位して長手方向 Xの全域にわたり形成される。スリット3の幅Wは、この実施例では50mm程 度に形成される。
【0027】 前記グレーチング部材5は、間隔をあけて長手方向Xに平行に設けられた鋼材 よりなる複数枚、図1では3枚の横板材7と、該横板材7に対して長手方向Xに 交叉して所望間隔K1 毎に設けられた鋼材よりなる間隔保持用の複数枚、例えば 7枚の縦板材8とにより平面格子状に形成される。そしてこの実施例ではグレー チング部材5における前記横板材7の下面には蓋構成板4,4の下面に設けた対 応する溝内に嵌合支持される鋼材よりなる複数、図では4本の前記支持杆6の支 持部6a,6aを長手方向Xに交叉する幅方向Yに左右に張出すように所望の間 隔Kに一体に形成される。 このように蓋構成板4,4を鋼材よりなる複数本、例えば4本の支持杆6を長 手方向Xに交又して支持するようにしたのは、圧縮および引張双方ともに支持杆 6が応力を発揮して構造材としてコンクリートよりなる蓋構成板4,4を構造堅 牢に支持するためである。
【0028】 本考案の第1実施例では上記説明のように4本の支持杆6が図1および図7の ようにグレーチング部材5は支持部6a,6aが長手方向Xの左右両側に張出さ れるように長い鋼材よりなる支持杆6が例えば溶接により固着されてもよいし或 いは図9に示すようにグレーチング部材5の長手方向Xに2本で1対の支持部6 a,6aをグレーチング部材5の左右両側に張出して溶接により所望の間隔K毎 に固着してもよい。また支持杆6の他の変形例として図10に示すようにグレー チング部材5の左右の側面に所望間隔2・K毎に位相を異にして支持部6aを張 出して溶接をする等して固着することにより蓋構成板4,4を支持することもで きる。 さらに、グレーチング部材5に対する支持杆6の他の第3変形例として図11 に示すようにグレーチング部材5と支持杆6とを別体に形成することにより支持 杆6の上にスリット3内に嵌入するグレーチング部材5が載置されるものであっ てもよい。
【0029】 また図12および図13に示すように支持杆6の支持部6aは、被覆材として 例えばコンクリートCや塗料を用いて被覆されることにより支持部6aは外気に 含まれる湿気や排水溝ブロックとしての側溝ブロック本体1内の水分に影響を受 けて腐食を防止するように保護するものでもよい。これには図14または図15 に示す発展的な応用例のように支持杆6は、スリット3を介して平行に配置され る蓋構成板4,4内に構造材として長手方向Xに交又して配筋された単なる細径 な鋼棒よりなる従来の鉄筋ではなく鋼材よりなる堅牢な鉄筋Tをスリット3内に 横切るように突出し、コンクリートCにより被覆して蓋2自体をコンクリートC の圧縮および引張に対して複数の支持杆6が分担して全体的に大きな応力を発揮 するように形成し、しかもこれらの支持杆6によりスリット3内に嵌合されるグ レーチング部材5を長手方向Xにわたり支持することもできる。図15では蓋2 の蓋構成板4,4間に形成されるスリット3に装着されるグレーチング部材5が パンチメタル形式の異なる外形に形成され、製作性が簡便になり、また製作費が 廉価なものが図示されている。
【0030】 図16において9は施工現場において側溝ブロック本体1に被せられる蓋2を 固定するための一例としての固定手段であり、この固定手段9は側溝ブロック本 体1の上方に対向する肩部1b1 ,1b1 に下方部10Aが埋設され、この下方 部10A内には複数の割り溝11aを放射方向に有する小径な取付孔11が設け られ、上方部11B内には複数の割り溝12aを放射方向に有する大径な取付孔 12が設けられ、小径な取付孔11と大径な取付孔12とは中径な連絡孔13に より連通された係止筒体14と、先端部には前記係止筒体14内に設けた小径な 取付孔11内に圧入される小径部15Aと上方部には大径な前記取付孔12内に 圧入される大径部15Bとを設けた係止ピン体15とから形成される係止具を用 いて側溝ブロック本体1に蓋2を被せ、取付けるようにしてもよい。なお係止筒 体14と係止ピン体15とは金属や合成樹脂により形成される。
【0031】 そして係止筒体14の連絡孔13は取付孔11よりも大径に形成され、取付孔 12は連絡孔13よりも大径に形成される。また係止ピン体15の大径部15B は小径部15Aよりも大径に形成される。さらに係止ピン体15の小径部15A は、係止筒体14の前記連絡孔13よりも小径に形成されるが、取付孔11より も僅かに大径に形成される。また係止ピン体15の大径部15Bは係止筒体14 の取付孔12よりも僅かに大径に形成される。 4aは固定手段9の大径部15Bが収容されるように蓋2に設けられる取付孔 である。
【0032】 図4において16a,16bは側溝ブロック本体1の対向する肩部1b1 ,1 b1 の上面と蓋構成板4,4との対応する個所に所望数組が設けられた凸部と該 凸部が挿入される凹部である。この凸部16aが凹部16b内に挿入されること により側溝ブロック本体1に対して蓋2のずれ動きが防止される。 また蓋2は図には示さないが、係止筒体14と係止ピン体15とによる固定手 段に代えて埋込みボルトやこの埋込みボルトに螺合されるナットや蓋2内に係入 可能に埋込まれた係止筋により固定することもできる。
【0033】 本考案の一実施例は以上の構成からなり、工場または必要時には施工現場にお いて蓋2の組立を行うには、道路Dの敷設用地の広狭、地形、地盤の硬軟や降雨 量の多少等の気象的要因、車輛の交通量の多少等の現場状況を考慮して以下に述 べる用途にあった蓋構成板を選択して組立を行う。 この組立の詳細を述べると、例えば図1および図3に示すように断面略矩形の 同一厚さtをなした平面略矩形の蓋構成板4,4を選択して平行に配置すること により蓋構成板4,4間に長手方向Xの全域のわたり形成されるスリット3内に 下方からグレーチング部材5を嵌合する。この際、グレーチング部材5の横板材 7の下面に所望間隔K毎に溶接する等して一体に固着した鋼材よりなる複数本の 支持杆6、すなわち左右に張出した支持部6a,6aを蓋構成板4,4の下面の 対応個所に設けた溝部内に嵌合することにより蓋2を組上げる。
【0034】 このように蓋構成板4,4を支持するための支持杆6は、図1および図7に示 すような上記説明のものに限らず図9に示すようにグレーチング部材5の長手方 向Xに2本で1対の支持部6a,6aをグレーチング部材5の左右に張出して溶 接により所望の間隔K毎に固着されても良く、また図10に示す支持杆6の他の 変形例のようにグレーチング部材5の左右の側面に所望間隔2・K毎に位相を異 にして支持部6aを張出して固着することにより蓋構成板4,4を支持すること もできる。
【0035】 また図11に示すグレーチング部材5に対する支持杆6の他の変形例のように グレーチング部材5と支持杆6とを別体に形成することにより支持杆6の上にグ レーチング部材5が載置されるものであってもよく、この場合にはグレーチング 部材5に支持杆6を溶接する等の手間が省け、前記実施例のものよりグレーチン グ部材5を軽量化して運搬を容易に行える利点がある。
【0036】 また図12および図13に示す支持杆6のさらに変形例のように鋼棒により形 成される支持杆6の支持部6aは、被覆材として例えばコンクリートCや塗料を 用いて被覆されることにより支持部6aが外気に含まれる湿気や排水溝ブロック としての側溝ブロック本体1内の水分による影響を受けて腐食するのを防止し、 保護することもできる。 この際、図14または図15にそれぞれ示す発展的な応用例のように支持杆6 は、蓋構成板4、4内に長手方向Xに交又して配筋され単なる細径な鋼棒よりな る従来の鉄筋を使用するのではなく鋼材よりなる構造材としての鉄筋Tをスリッ ト3内に横切るように複数本突出してコンクリートCにより被覆するように形成 したので、支持杆6はスリット3を介して平行に配置される蓋構成板4,4を複 数個所で構造材として支持し、蓋2自体をコンクリートCの圧縮および引張に対 して複数の支持杆6が分担して全体的に大きな応力を発揮するように形成する。 また、複数の支持杆6によりスリット3内に嵌合されるグレーチング部材5を支 持する。
【0037】 このようにして組立られた蓋2は、倉庫に保管されて積み上げたり、施工現場 まで運搬されるが、2枚の蓋構成板4,4間のスリット3内にグレーチング部材 5が組付けられ、支持杆6により蓋構成板4,4とグレーチング部材5とを支持 して一体化されるので、運搬中に車輛からの振動や外力が加わることにより不用 意にグレーチング部材5が取外れることはない。またグレーチング部材5は、間 隔をあけて長手方向Xに平行に設けられた鋼材よりなる複数枚、図では3枚の横 板材7と、該横板材7に対して長手方向Xに交叉して所望間隔K1 毎に設けられ た鋼材よりなる間隔保持用の複数枚、例えば7枚の縦板材8とにより平面格子状 に形成されるので、構造堅牢になり、長手方向Xと幅方向Yと高さ方向の何れの 方向からの引張、圧縮、ねじれに対してグレーチング部材5に所望間隔K毎に設 けた支持杆6により強固に蓋構成板4,4を支持することができる。
【0038】 このようにして工場等で組立てられた蓋2を側溝ブロック本体1の開口部に被 冠して取付けるためには、例えば図16に示すように側溝ブロック本体1の上方 に対向する肩部1b1 ,1b1 に埋設した係止筒体14の上方部11Bに設けた 取付孔12内に係止ピン体15の先端部を挿入して係止ピン体15をハンマーを 用いて打撃すると、係止ピン体15の先端部に設けた小径部15Aは係止筒体1 4内に設けられる大径な取付孔12に連通する連絡孔13を通じて小径な取付孔 11内に圧入される。この際、未だ蓋2は側溝ブロック本体1に被冠されてはい ない。
【0039】 その後係止ピン体15をハンマーによりさらに打撃するか或いは打撃を加える ことなく蓋2を側溝ブロック本体1に被せると、ハンマーの打撃力によるか蓋2 の荷重が加わることにより係止ピン体15の大径部15Bは係止筒体14の上方 部11B内に設けた大径な取付孔12内に圧入されて係止ピン体15は係止筒体 14に結合される。また蓋2が側溝ブロック本体1に被冠された場合には、蓋2 の荷重により係止筒体14の上方部11Bは蓋2の対応個所に設けた取付孔4a 内に嵌合され蓋2は側溝ブロック本体1に固定される。このほか、図には示さな いが埋込ボルトとナットとを用いて蓋2を側溝ブロック本体1に着脱可能に固定 し、取付けることもできる。
【0040】 このようにして、図3に示すように側溝ブロック本体1を道路Dに沿って連続 して敷設し、蓋2を被冠し、固定すると、路面に降った雨水は路肩Eに流れ落ち 蓋2の幅方向Yの略中央に長手方向Xにわたって全体的に形成されるスリット3 からグレーチッグ部材5に設けた多数の孔を通じて側溝ブロック本体1内に導入 される。従って、道路D等の路面に降る雨水等が溜まることなく効率的に側溝ブ ロック本体1内に導入され、排水路1aにより排水することができる。このため 、降雨量が多くても道路Dが冠水したり、路肩Eに雨水等が溢れることなく排水 が行われる。
【0041】 また断面略矩形の同一厚さt,tに形成される蓋2は前述のようにして側溝ブ ロック本体1に被冠され、取付けられるので、自動車が走行することにより荷重 が加わっても鋼材よりなる複数の支持杆6により蓋構成板4,4を構造材として コンクリートの引張および圧縮に対して堅牢に支持し、しかも蓋2が側溝ブロッ ク本体1に衝突するという衝突音は発生しない。
【0042】 また、蓋2は蓋構成板4,4が同一厚さt,tの断面略矩形に形成され、上面 が平坦面に形成されるので、限られた面積の道路敷設用地に対して新設道路を形 成する場合や道路Dを改修する場合に、道路Dの幅員幅を充分に確保でき車輛を 安全走行することができる。 しかも蓋2の蓋構成板4,4の間に形成され、グレーチング部材5が嵌合され るスリット3は、道路Dに沿って蓋2の長手方向Xに連続して設けられるので、 車輛の走行時に目障りになることなく前方の視認性は確保され、安全運転に寄与 できる。
【0043】 図17および図18は本考案の第2実施例であり、この実施例では断面略矩形 の道路Dに遠い歩道J側の一方の蓋構成板4を前記説明のものより薄い同一厚さ t1 に形成することにより組付時にグレーチング部材5の上方部を僅かに突出す るとともに道路Dに近く設けられる他方の蓋構成板4′が道路Dの横断勾配θに 連続してスリット3に向いた斜面部4′a1 上を上面に設けた断面略台形に形成 することにより蓋構成板4,4′は長手方向Xに交叉する幅方向Yに広狭異なる 幅W1 ,W2 の平面略矩形に形成してスリット3を蓋構成板4,4′の長手方向 Xにわたり略中央よりも変位して形成するほか、図18では2枚の蓋構成板4, 4′のうち、歩道J側に設けられる蓋構成板4の上面には縁石ブロック30を道 路Dに沿って長手方向Xに設けた。そして、側溝ブロック本体1を道路Dに沿っ て敷設し、限られた道路敷設用地を有効活用して縁石ブロック30により道路D と歩道Jとを区分して敷設できるようにした。 そして道路Dの路面に降雨した雨水は、蓋2において道路Dに近くに設けられ る断面略台形の蓋構成板4′の上面に有する斜面部4′a1 が道路Dの横断勾配 θに連続して略合致するので、道路Dの路面に降雨した雨水が横断勾配θに伴っ て流れ落ちる。次いで雨水はこの横断勾配θに合致するように蓋構成板4′の上 面に設けた斜面部4′a1 上を流れ落ち、路肩Eに溜まることなく速やかにスリ ット3を通じて側溝ブロック本体1内に導入され、排水路1aにより効率良く排 水を行うようにする点が前記実施例とは異なる構成であり、作用、効果とする。
【0044】 また図19は本考案の第3実施例であり、この実施例では、2枚の蓋構成板4 ,4′のうち、歩道J側に設けられる蓋構成板4′が縁石ブロック30′として 形成されることにより道路Dに沿って敷設される縁石ブロック30′により蓋2 を形成する手間と作業性とを向上し道路Dと歩道Jとを区分するようにしている ほかは上記第2実施例と同様な構成、作用がある。
【0045】 また図20は本考案の第4実施例であり、この実施例では異種、異形の蓋構成 板を共用のグレーチング部材5を用いて組上げるようにしている。 すなわち、道路Dから遠い側に設けられる蓋構成板4は、図3に示すものと同 様に断面略矩形の同一厚さtをなした平面略矩形に形成されたものを用いるが、 反対側の道路Dから近い側にはスリット3に向いた下り勾配θ1 の斜面部4A1 を上面に設けた断面台形をなす異形状の平面略矩形の蓋構成板4Aを前記蓋構成 板4に対してスリット3を介して平行に配置し、スリット3内に嵌入される共用 のグレーチング部材5に所望間隔K毎に設けた支持杆6を蓋構成板4,4Aの下 面の対応個所に設けた溝内に嵌合させることにより図1および図3に示す蓋2と は異種、異形の蓋2を組立てるほかは上記第2実施例、第3実施例と同様な構成 、作用がある。
【0046】 そして、このようにして組立てられた蓋2は、道路Dの横断勾配θに略合致す る下り勾配θ1 の斜面部4A1 を上面に有する蓋構成板4Aを道路D側に配置す るので、道路Dの路面に降雨した雨水は道路Dの横断勾配θにしたがって路肩E に向かって流れ落ち、次いで雨水は道路D側に近く道路Dに沿って設けられた蓋 構成板4Aの上面の下り勾配θ1 の斜面部4A1 をスリット3に向かって流れ落 ちることによりスリット3を介して側溝ブロック本体1内に路肩Eに溜まること なく速やかに導入され、側溝ブロック本体1内の排水路1aを通じて効率的に排 水される点で図3に示すように断面略矩形の同一厚さt,tをなし平面略矩形に 形成された2枚の蓋構成板4,4をスリット3を介して平行に配置した前記蓋2 とは異なる。
【0047】 また図21に示す本考案の第5実施例では、グレーチング部材5の支持杆6に より支持される2枚の蓋構成板4,4′Aのうち道路D側に設けられる蓋構成板 4′Aは、その側面に側溝ブロック本体1内に有する排水路1aに連通する適宜 複数個の透水窓孔4′A2 を設けているので、道路Dの舗装材として不透水性層 41の上部に道路Dの横断勾配θにともなって透水性舗装部42を敷設すると、 道路Dの路面に降雨した雨水の一部は路面上を横断勾配θにつれて路肩Eに向か って流れ落ちる。しかも降雨した雨水の一部は、透水性舗装部42内に浸透し、 不透水性層41の上面の設けた不透水性シート40の表面を路肩Eに向かって流 れ落ち透水性舗装部42の端面42aから道路D側に設けられる蓋構成板4′A の側面に設けられた透水性窓孔4′A2 から側溝ブロック本体1内に導入され排 水路1aにより排水されるのに好適に使用される。従って道路Dの舗装材として アスファルト等の不透水材を用いる場合に比して雨量が多い場合でも道路Dの路 面が冠水されることなく排水される点で有利である。なお、透水性舗装部42と しては、砂利、砕石、スラッジ等の骨材を合成樹脂接着剤やセメント等の結合剤 を用いて連続する空隙を内部に設けることにより透水性を発揮するものが用いら れる。
【0048】 また図22に示す本考案の第6実施例では、断面略矩形の同一厚さt,tをな し平面略矩形に形成された2枚の蓋構成板4,4を支持するグレーチング部材5 は、蓋構成板4,4間に形成されるスリット3よりも突出して形成されているの で、上面にグレーチング部材5の突出部分5aを挟むように平坦面を上面に有す る2枚の蓋構成板4,4の上に路面舗装材として彩色や天然石を表面に施すこと により化粧がなされたり、透水性を発揮するようにコンクリートを用いて形成さ れたインターロッキングブロック51,51…を敷設することができ、インター ロッキングブロック51,51…に降雨する雨水等を側溝ブロック本体1内に排 水することができる。従って、公園、競技場、工場等の広場や公共施設、さには コンクリート建築物のベランダ等に排水路を敷設するのに最適である。
【0049】 上記説明では蓋2が2枚の蓋構成板4,4;4,4′;4,4A;4,4′A により形成され、スリット3はこれらの蓋構成板4,4;4,4′;4,4A, 4,4′Aの間に1列に設けられることによりこのスリット3内にグレーチング 部材5が嵌合されているが、蓋構成板とその間に設けられるスリット3の設置個 数はこれに限ることなく蓋2は3枚以上の蓋構成板が長手方向Xに平行に配置さ れるとともにこの蓋構成板間に形成されるスリット3内にグレーチング部材5を 嵌合し、このグレーチング部材5の長手方向Xに交叉する幅方向Yに所望間隔毎 に突設した支持杆6により蓋構成板を支持して取付けることもできる。
【0050】 また図示する上記各実施例では蓋構成板4,4;4,4′;4,4A;4,4 ′A間に設けられるスリット3内にはグレーチング部材5を嵌合するようにして いるが、グレーチング部材5と支持杆6とが別体に形成されている場合には必ず しもスリット3内にグレーチング部材5を嵌合することなく蓋2を平行に配置し た蓋構成板4,4;4,4′;4,4A;4,4′Aを鋼材よりなる複数の支持 杆6にて支持するようにして形成することもできる。 またグレーチング部材5と鋼材よりなる複数の支持杆6とが別体に形成されて いる場合には、蓋構成板4,4;4,4′;4,4A;4,4′Aは、複数の支 持杆6により支持されればよい。
【0051】 また上記説明においては、蓋構成板4,4;4,4′;4,4A;4,4′A 間に形成されるスリット3は長手方向Xにわたり全体的に形成されたものが図示 されているが、このスリットは長手方向Xに所望の間隔をあけて間欠的に数個が 形成されるものであってもよく、その形状は図に示するものに限らない。
【0052】 また上記説明では、排水溝ブロックとして側溝ブロック本体1について代表的 に説明をしているが、排水溝ブロックとしては側溝ブロック本体1に限ることな く傾斜地の勾配に沿った深さの底部を設ける各ブロック構成材よりなる勾配可変 形の側溝ブロック、U形ブロック、雨水ブロック、水路ブロック等に被冠する蓋 にも本考案は適用できる。
【0053】
【考案の効果】 以上のように本考案は、排水ブロック本体に被冠される蓋が長手方向に伸びる スリットを介して平行に配置される蓋構成板と、前記スリット内に嵌合されるグ レーチング部材と、前記スリットの長手方向に交又する方向には蓋構成板を支持 可能に所望間隔にグレーチング部材に対して設けられた複数の支持杆とから成る ので、道路に降雨した雨水等は路面から道路の横断勾配にしたがい路肩に向かっ て流れ落ちて長手方向に伸びるスリットを介して排水溝ブロック内に導入され、 効率良く排水される。またグレーチング部材に対して所望間隔に設けられた鋼材 よりなる支持杆に対して同種または異種の蓋構成板を組付けて蓋の生産が行える という多機能性が発揮され、工場等での組立が作業能率良く行え、生産効率は向 上される。しかも蓋構成板は、長手方向に交又する方向に配置される鋼材よりな る複数本の支持杆により支持されるので、圧縮および引張に対して支持杆が構造 材として応力を発揮し堅牢な蓋を形成できる。 またスリットは道路に沿って敷設される蓋に連続して形成されるので、運転者 は手掛孔を有する従来の側溝蓋のように手掛孔が不連続になることにより目障り になり前方視認性を損なうことなく車輛の安全運転に寄与できる。また蓋は排水 溝ブロックに被冠されて取付けられるので、排水溝ブロックに対する衝突による 騒音が発生されないで済むとともに蓋構成板の端部にカケを生ずる等の不都合は 生ぜず、強度を発揮する。さらには、蓋構成板の成形型は従来よりも形状が単純 化され、しかも1枚の蓋は従来の側溝蓋の幾つかに相当する長さに形成されるの で、安価に製作される。また、グレーチング部材は、形状が同種または異種、異 型の蓋構成板に対して共用されて蓋が組立られるので、資材費および設備費が安 価になり、製品の製作コストは低廉になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示し、排水溝ブロックと
しての側溝ブロック本体に蓋を被冠した状態の平面図で
ある。
【図2】同じく本実施例の側溝ブロック本体に蓋を被冠
した状態の正面図である。
【図3】同じく本実施例の側面図である。
【図4】同じく蓋を側溝ブロック本体の上方部に被冠し
た状態の本実施例の拡大断面図である。
【図5】本実施例の蓋を形成する蓋構成板の一例を示す
平面図である。
【図6】同じく蓋構成板の側面図である。
【図7】本実施例のグレーチング部材と支持杆とを示す
平面図である。
【図8】同じくグレーチング部材と支持杆とを示す側面
図である。
【図9】本実施例における蓋構成板間のスリット内に嵌
合されるグレーチング部材に対する支持杆の第2変形例
を示す平面図である。
【図10】同じく支持杆の第3変形例を示す平面図であ
る。
【図11】同じくグレーチング部材に対して別体に成形
した支持杆の第4変形例を示す拡大側面図である。
【図12】同じくコンクリートにより被覆される支持杆
の第5変形例を示す長手方向の拡大断面図である。
【図13】同じく拡大側面図である。
【図14】同じく蓋構成板内に鉄筋を配筋した支持杆の
第6変形例を示す拡大断面図である。
【図15】同じく鉄筋を支持杆として配筋した蓋のスリ
ットに異なる外形のグレーチング部材を装着した拡大斜
視図である。
【図16】本実施例の排水ブロック本体と該排水ブロッ
ク本体に被冠される蓋を取付けるための固定手段を示す
拡大斜視図である。
【図17】本考案の蓋の第2実施例を示す平面図であ
る。
【図18】同じく側溝ブロック本体に被冠する蓋の上面
に縁石ブロックを載置した本実施例の側面図である。
【図19】同じく本考案の第3実施例の側面図である。
【図20】本考案の蓋の第4実施例を示す施工状態の拡
大断面図である。
【図21】本考案の蓋の第5実施例を示す施工状態の拡
大断面図である。
【図22】本考案の蓋の第6実施例を示す施工状態の拡
大断面図である。
【図23】従来の側溝蓋を側溝ブロック本体に被冠した
状態の平面図である。
【図24】同じく正面図である。
【図25】同じく敷設状態を示す側面図である。
【図26】従来のL形側塊ブロックを示す敷設状態の側
面図である。
【符号の説明】
1 側溝ブロック本体 2 蓋 3 スリット 4 蓋構成板 4′ 蓋構成板 4A 蓋構成板 4′A 蓋構成板 4a 取付穴 5 グレーチング部材 6 支持杆 6a 支持部 11 取付孔 12 取付孔 13 連絡孔 14 係止筒体 15 係止ピン体 15A 小径部 15B 大径部

Claims (20)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水溝ブロック本体に被冠される蓋が長
    手方向に伸びるスリットを介して平行に配置される蓋構
    成板と、前記スリット内に嵌合されるグレーチング部材
    と、前記スリットの長手方向に交叉する方向には前記蓋
    構成板を支持可能に所望間隔にグレーチング部材に対し
    て設けられた複数の支持杆とから成り、前記蓋構成板は
    排水溝ブロックに取付けられることを特徴とするコンク
    リート製排水溝ブロックの蓋。
  2. 【請求項2】 蓋構成板は前記スリットを介して左右の
    両側に複数枚が平行に配置されることを特徴とした請求
    項1に記載のコンクリート製排水溝ブロックの蓋。
  3. 【請求項3】 蓋構成板は前記スリットに対して左右何
    れか片面に配置されることを特徴とした請求項1に記載
    のコンクリート製排水溝ブロックの蓋。
  4. 【請求項4】 蓋構成板は複数枚が、何れも断面略矩形
    の同一厚さをなし平面略矩形に形成されたことを特徴と
    する請求項1に記載のコンクリート製排水溝ブロックの
    蓋。
  5. 【請求項5】 蓋構成板は複数枚が、一方が断面略矩形
    の同一厚さをなした平面略矩形に形成され、他方がスリ
    ットに向いた下り勾配の斜面部を上面に設けた断面略台
    形をなす平面略矩形に形成されたことを特徴とする請求
    項1に記載のコンクリート製排水溝ブロックの蓋。
  6. 【請求項6】 前記蓋構成板は複数枚のうち、道路側に
    設けられる蓋構成板の側面には排水溝ブロック本体内に
    有する排水路に連通する適宜複数個の透水窓孔が設けら
    れることを特徴とした請求項1または請求項5の何れか
    に記載のコンクリート製排水溝ブロックの蓋。
  7. 【請求項7】 複数枚の前記蓋構成板のうち、歩道側に
    設けられる蓋構成板の上面には縁石ブロックが長手方向
    に敷設されることを特徴とする請求項1、または請求項
    2、請求項4、請求項5、請求項6の何れかに記載のコ
    ンクリート製排水溝ブロックの蓋。
  8. 【請求項8】 前記蓋構成板は複数枚のうち、歩道側に
    設けられる蓋構成板が縁石ブロックとして形成されるこ
    とを特徴とする請求項1、または請求項2、請求項4、
    請求項5、請求項6の何れかに記載のコンクリート製排
    水溝ブロックの蓋。
  9. 【請求項9】 複数枚の前記蓋構成板は、長手方向に交
    叉する幅方向に広狭異なる幅の平面略矩形に形成され、
    前記スリットが幅方向の中央より変位して形成されるこ
    とを特徴とした請求項1または請求項5の何れかに記載
    のコンクリート製排水溝ブロックの蓋。
  10. 【請求項10】 前記スリットが複数枚の蓋構成板間に
    長手方向にわたり全域に形成されることを特徴とした請
    求項1または請求項5の何れかに記載のコンクリート製
    排水溝ブロックの蓋。
  11. 【請求項11】 前記スリットが複数枚の蓋構成板間に
    長手方向に所望の間隔をあけて間欠的に形成されること
    を特徴とした請求項1または請求項5の何れかに記載の
    コンクリート製排水溝ブロックの蓋。
  12. 【請求項12】 前記グレーチング部材は、前記スリッ
    トよりも突出して形成されることを特徴とした請求項1
    に記載のコンクリート製排水溝ブロックの蓋。
  13. 【請求項13】 前記グレーチング部材は、間隔をあけ
    て長手方向に平行に設けられた鋼材よりなる複数枚の横
    板材と該横板材に対して長手方向に交叉して所望間隔毎
    に設けられた鋼材よりなる間隔保持用の複数枚の縦板材
    とにより平面格子状に形成されるかまたは鋼板に多数の
    小孔を穿設したパンチメタルにて形成されることを特徴
    とした請求項1または請求項12の何れかに記載のコン
    クリート製排水溝ブロックの蓋。
  14. 【請求項14】 前記支持杆は、グレーチング部材の長
    手方向に交又する幅方向に所望の間隔に鋼材よりなる複
    数が一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載
    のコンクリート製排水溝ブロックの蓋。
  15. 【請求項15】 前記支持杆は、グレーチング部材の長
    手方向に交又する幅方向の左右の側面に鋼材よりなる支
    持部を位相を違えて所望の間隔に一体形成することを特
    徴とした請求項1に記載のコンクリート製排水溝ブロッ
    クの蓋。
  16. 【請求項16】 前記支持杆は、グレーチング部材を支
    持可能にグレーチング部材とは別体に鋼材により形成さ
    れることを特徴とした請求項1に記載のコンクリート製
    排水溝ブロックの蓋。
  17. 【請求項17】 前記支持杆は、グレーチング部材を支
    持可能に蓋構成板内に配筋した構造材としての鉄筋をス
    リットに対して突出させることを特徴とした請求項1に
    記載のコンクリート製排水溝ブロックの蓋。
  18. 【請求項18】 支持杆は、グレーチング部材に対する
    支持部がコンクリート、塗料等の被覆材により覆われる
    ことを特徴とした請求項1、または請求項14、請求項
    15、請求項16、請求項17の何れかに記載のコンク
    リート製排水溝ブロックの蓋。
  19. 【請求項19】 支持杆は、蓋構成板内に配筋する鉄筋
    をスリット内に横切るように突出してコンクリートによ
    り被覆することにより形成されたことを特徴とする請求
    項1、または請求項7、請求項8の何れかに記載のコン
    クリート製排水溝ブロックの蓋。
  20. 【請求項20】 前記排水溝ブロック本体が、側溝ブロ
    ック、勾配可変形の側溝ブロック、U形ブロック、雨水
    ブロック、水路ブロック、泥溜ブロックの何れかである
    ことを特徴とした請求項1に記載のコンクリート製排水
    溝ブロックの蓋。
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