JPH0699579B2 - 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム - Google Patents

磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

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JPH0699579B2
JPH0699579B2 JP61125929A JP12592986A JPH0699579B2 JP H0699579 B2 JPH0699579 B2 JP H0699579B2 JP 61125929 A JP61125929 A JP 61125929A JP 12592986 A JP12592986 A JP 12592986A JP H0699579 B2 JPH0699579 B2 JP H0699579B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記録媒体、
特に強磁性体薄膜を記録層とする磁気記録媒体用のベー
スフィルムに関する。
〔従来の技術〕
磁気記録媒体用に、特に、強磁性体薄膜用のベースフィ
ルムとしては、 少なくとも片面に厚さ500Å以下の水溶性高分子お
よびシランカップリング剤を主体とする不連続皮膜が設
けられたポリエステルフィルム、例えば特公昭60-50151
号公報、 高さ100〜2000Åで1mm2当たり平均1万〜100万個
の山状突起を有するポリエステルフィルム、例えば特開
昭58-100221号公報、 高さ50〜600Åで1mm2当たり平均1×105〜1×108
個の山状突起を有するポリエステルフィルム、例えば特
開昭60-93636号公報 などが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記項のフィルムを用いて、不連続皮膜形成表面上に
強磁性体薄膜を設けると、高密度磁気記録媒体を作りう
るが、強磁性薄膜面と磁気ヘッドとの接触面積が大き
く、高温高湿条件下での蒸着面の走行特性が不満足であ
る欠点があった。またビデオテープレコーダー内走行で
ヘッド目詰まり現象がおこる問題があった。
上記、項のフィルムでは、山状突起形成表面上に強
磁性体薄膜を設けると、高密度磁気記録媒体を作りうる
が、山状突起が急しゅんなため磁気記録媒体製造工程に
おいて各種ロールとの接触で削れやすく、傷の入った磁
気記録媒体となったり、常温常湿条件下での走行ではヘ
ッド目詰まり現象はおこらないものの、強磁性体薄膜の
山状突起部分が、磁気ヘッドとの接触で削れやすく、苛
酷な条件下、例えば高温高湿条件下での長期間の繰り返
し走行で、蒸着面にする傷が発生し、テープ性能が悪化
する欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ポリエステルフィルムと、該フィルムの少な
くとも片面に密着した瘤状の突起とからなり、該瘤状突
起の形状は、径(D)が0.05μ以上、1μ以下、高さ
(H)が50Å以上、500Å以下、高さ(H)と径(D)
の寸法比がH/Dで0.01以上、0.1未満であり、該瘤状突起
の個数は、104ケ/mm2以上、108ケ/mm2以下であること
を特徴とする磁気記録媒体用ポリエステルフィルムであ
る。
本発明においてベースとなるポリエステルフィルムは、
公知の方法で形成したポリエステルフィルム、すなわ
ち、ポリエステルを溶融してシートまたは円筒状に押出
し、これを少なくとも一方向に延伸して形成したフィル
ムで、そのフィルムの機械特性としては、通常のバラン
スタイプ、一軸方向に強力化されたタイプ、二軸方向に
強力化されたタイプのいずれかであることが望ましい。
また、ポリエステルフィルムの表面は平滑であることが
望ましい。具体的にはフィルム表面の粗さは、触針式表
面粗さ計のカットオフ値0.08mm、で、Ra値が0.015μ以
下が好ましく、0.010μ〜0.0005μであることがより好
ましい。
上記フィルムを形成するポリエステルは、線状ポリエス
テルを主体とするものであればどのようなものでもよ
い。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラ
メチレンテレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキシレ
ンジメチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナ
フタリンジカルボキシレート、ポリエチレン−p−オキ
シベンゾエートなどがその代表例である。
また上記のポリエステルは、ホモポリエステルであって
も、コポリエステルであってもよい。コポリエステルの
場合、共重合する成分としては、例えば、ジエチレング
リコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、ポリエチレングリコール、p−キシリレングリコ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノールなどのジオー
ル成分、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタ
ル酸、2,6−ナフタリンジカルボン酸、5−ナフトリウ
ムスルホイソフタル酸などのジカルボン酸成分、トリメ
リット酸、ピロメリット酸などの多官能ジカルボン酸成
分、p−オキシエトキシ安息香酸などが挙げられる。な
お、共重合の場合、共重合する成分は20モル%以下が好
ましい。
さらに、上記のポリエステルは、他にポリエステルと非
反応性のスルホン酸のアルカリ金属塩誘導体、該ポリエ
ステルに実質的に不溶なポリアルキレングリコールなど
の少なくとも一つを5重量%を越えない程度に混合して
もよい。また、そのフィルム中に延伸した際に、フィル
ム表面突起の原因となる重合残渣からなる内在粒子ある
いは外部から加えられた不活性粒子等が含まれていても
よく、その含有量は、それらのポリマーを二軸延伸した
場合、厚さ30μ以下で、1枚当りのヘイズ5%以下であ
れば良い。
例えば粒径10〜300mμの微細粒子を0.001〜1wt%含有
し、該微細粒子により、高さ50〜900Å、径0.01〜1μ
の微細表面突起が103〜107ケ/mm2形成されていても良
い。
本発明の上記ベースフィルム上に形成された瘤状(粒
状)突起の形状は、直径(D)が0.05μ以上、1.0μ以
下、より好ましくは0.1μ以上、0.7μ以下、高さ(H)
が50Å以上、500Å以下、より好ましくは、100Å以上、
400Å以下、高さ(H)と径(D)の寸法比がH/Dで0.01
以上、0.1以下、より好ましくは0.02以上、0.1以下であ
る。
また、該瘤状突起の個数は、104ケmm2以上、108ケ/mm2
以下、より好ましくは105ケmm2以下、107ケ/mm2以下で
ある。
径(D)が0.05μ未満、あるいは高さ(H)が50Å未
満、あるいは個数が104ケ/mm2未満であると、この表面
側に設けた金属薄膜面の磁気ヘッドに対する走行性が悪
化し、高温高湿条件下でのテープ走行性能を満足させ得
ない。
径(D)が1.0μを越えたり、あるいは高さ(H)が500
Åを越えたり、あるいは個数が108ケ/mm2を越えると、
この表面側に設けた強磁性金属薄膜が粗くなり磁気記録
媒体の電磁変換特性が悪化する。
高さ(H)と径(D)の寸法比H/Dが、0.1より大きい
と、瘤状突起がフィルム加工の際に各種工程ロールでけ
ずられやすくなる。また、フィルム上に記録層を形成
し、テープ化した後のテープ表面に形成された突起も削
られやすくなり好ましくない。H/Dが0.01を下回るとテ
ープ化した後のテープ表面に形成された突起がなめらか
になりすぎ、強磁性体金属薄膜の走行性能が低下し、高
温高湿条件下のテープ走行性能を満足させない。
瘤状突起は上記形状を満足するものであれば、特に材質
は限定しないが、有機化合物が好ましく、例えばポリス
チレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアクリル酸
エステル、ポリメチルメタクレール、ポリエポキシ樹
脂、ポリ酢酸ビニル、アクリル−スチレン共重合体、ア
クリル系共重合体、各種変成アクリル系樹脂、スチレン
−ブタジエン共重合体、各種変成スチレン−ブタジエン
共重合物等が用いられる。特に、アルコール基、カルボ
ン酸基、エステル基等を有機化合物中に有し、極性があ
るものが好ましい。極性基が金属薄膜との密着性を増大
させる役割を有する。また、有機化合物のガラス転移温
度は90℃以下であるのが好ましい。
上記瘤状突起とポリエステルフィルムとの密着性を増す
ためにシランカップリング剤、チタンカップリング剤と
を突起とポリエステルフィルムとの間に介在させるのが
好ましい。カツプリング剤の使用割合は、瘤状突起の重
量[A]:カップリング剤の重量[B]=100:0〜20、
好ましくは[A]:[B]=100:1〜10である。カツプ
リング剤の使用割合がこの範囲を越えると、カップリン
グ剤が瘤状突起の表面に存在しすぎるようになり瘤状突
起が脆くなる傾向にある。
なお、記録層としての強磁性薄膜は、公知のものいずれ
であつてもよくで特に限定されないが、厚さが0.05〜1
μ、好ましくは0.1〜0.5μ程度で、鉄、コバルト、ニッ
ケル、またはその合金の強磁性体からなるものが好まし
く、該膜は、空蒸着、イオンプレーティング、スパッタ
リング等により、ベースフィルム上に直接、あるいは、
アルミニウム、チタン、クロム等の下地薄膜を介して形
成させることができる。
次に、本発明のフィルムの製法について説明する。
前記説明のポリエステル原料を通常の製膜機により溶融
押出しし、冷却固化後70〜110℃で3〜5倍に一軸延伸
した縦延伸フィルムの少なくとも片面に、前記説明の瘤
状突起となる粒状化合物を含む塗液を塗布し、100〜120
℃で乾燥した後に直角方向に90〜130℃で3〜5倍の延
伸を行なうか、あるいは直角方向への延伸後、さらに前
記一方向に90〜130℃で1.1〜2.0倍の再延伸を行ない、1
50℃から250℃の温度で熱処理する。熱処理前にさらに
直角延伸を行ない。機械軸と直角方向の横強度を増大さ
せても良い。
上記の塗液としては、前記説明の有機化合物エマルジョ
ンに増粘剤を加えたもの、あるいは界面活性剤を加えた
水分散液等が用いられる。塗液中にアミノシラン系等の
シランカップリング剤、チタンカップリング剤等のカッ
プリング剤を含ませるのが好ましい。有機化合物のガラ
ス転移温度は90℃以下であるのが好ましく、ガラス転移
温度以上の温度で延伸を行ない。150℃以上の熱処理を
行なうことにより、前記のなだらかな瘤状突起が得られ
る。
以上単層フィルムに瘤状突起を形成した例について説明
したが、前記説明の原料と、積極的に微粒子を添加した
易滑フィルム用原料との共押出しによる複合フィルムを
製造し、該フィルムの平滑フィルム層表面に瘤状突起を
形成しても良い。なお、本発明のフィルムはベースフィ
ルムの片面に瘤状突起を形成したものであるが、その突
起はフィルムの両面に形成されていてもよく、またベー
スフィルムは瘤状突起の形成されてない側に他のフィル
ムが積層されていてもよい。
かくして得られた磁気記録媒体用ポリエステルフィルム
の瘤状突起が形成された面に記録層、特に強磁性体薄膜
を設け磁気記録媒体とすることができる。
〔作用〕
本発明フィルムは前記記載の瘤状突起が表面に形成され
ており、この瘤状突起形成面側に、金属薄膜を設け磁気
記録媒体とした場合、その媒体は、磁気ヘッドに対する
すべりが高温高湿下でも良好で、ヘッド目詰まり現象を
起さない。また突起形状はなめらかであるので、金属薄
膜が磁気ヘッドにより削られることはない。
〔評価法、測定法〕 本発明フィルムの瘤状突起の径、個数は、微分干渉
式光学顕微鏡ならびに電子顕微鏡で観測されうるが、拡
大倍率5000倍以上の電子顕微鏡観測により測定する。径
は、突起を10個以上観察し、平均値を求める。個数は通
常の写真をとり、写真中の個数から1mm2当たりに換算
する。
上記の瘤状突起の高さは、高精度の触針式表面粗さ
計を用い、横倍率を1000倍以上、縦倍率を100万倍以上
にして得られる断面曲線から求める。曲線が形成する谷
−山−谷からなる凹凸の瘤状突起の各形状に対応する断
面曲線の一つの凹凸において、山頂からその山に隣接す
る両谷底の平均深さまでの距離を各突起の高さとする。
このようにして、20個の凹凸について高さを測定し、そ
の平均値を瘤状突起の高さとする。
表面に密着した瘤状突起とベース内の微細粒子による表
面微細突起が共存する場合、両突起の区別は、項で述
べた方法により突起の外周のベース内からの盛り上りの
有無により判別する。
写真上に、表面粗さ計の測定方法と同一方向に仮想直線
を引いて両突起の存在割合を求め、上記方法で得られる
断面曲線との凹凸から求める各突起とを対応づけ、瘤状
突起の高さの平均値と微細突起の高さの平均値とをそれ
ぞれ求める。
Ra値とは、触針式表面粗さ計から得られる断面曲線
から適当なカットオフ値を用いて、うねりを除いた粗さ
曲線において、中心線(中心線より上の部分と下の部分
の面積が等しくなるようにして求められる)からの粗さ
曲線の高さ(低さ)の絶対値の算術平均である(DIN 47
68による)。
本発明フィルムに強磁性体薄膜を設けた磁気記録媒
体、すなわち、テープの特性は、市販の8ミリビデオテ
ープレコーダーを用い測定する。電磁変換特性してビデ
オS/N比、ドロップアウトを求めた。S/N比、ドロップア
ウトの測定には、TV試験信号発生器から信号を供給し、
ビデオノイズメーター、ドロップアウトカウンターを用
いた。ビデオS/N比は市販の8ミリビデオメタルテープ
を零デジベル(dB)として比較測定した。ドロップアウ
トは、再生信号の減衰が−16dB以上、長さが15マイクロ
秒以上のものを求めた。S/N比、ドロップアウトは常温
常湿(25℃、60%RH)で、テープ製造後の初期特性を最
初に調べた。耐すり傷性、また60℃、90%RHの条件下で
ビデオ録画、再生を100回繰返して行ない、テープのS/N
比、ドロップアウトを調べた。またその時のテープ表面
も観察して、すり傷特性もみた。
〔実施例〕
次に実施例を説明する。
実施例1 重合触媒残渣等に基づき形成される微細粒子、すなわ
ち、内部粒子をできる限り含まない実質的に無配向、非
結晶のポリエチレンテレフタレート原料を約20℃に維持
された回転ドラム上に溶融押出し、次に3.4倍の機械方
向への延伸を施し、その後、下記塗液を固形分濃度で20
mg/m2両面塗布した。
塗液としては下記処方の水性エマルジョンを調整した。
ノニオン系界面活性剤 :0.20wt% ポリアクリル酸エステルエマルジョン(平均粒径0.
2μ、固形分濃度40wt%) :0.5wt% シランカップリング剤N−B(アミノエチル)γ−
アミノプロピルメチルジメトキシシラン 0.020wt% 乾燥、予熱、延伸温度は115℃で水分乾燥速度は15%秒
とした。横延伸倍率3.4倍、熱処理温度200℃で、厚さ12
μのポリエチレンテレフタレートフィルムを得た。
このポリエステルフィルム表面に真空蒸着によりコバル
ト−ニッケル合金薄膜を1500Åの膜厚で形成した。
続いて所定幅にフィルムの機械方向(縦方向)に切断
し、磁気テープとした。
本発明のフィルムおよびそのフィルムを用いた磁気テー
プの特性を表1に示した。
実施例2 実施例1のフィルム製造において、使用塗液を下記水溶
液エマルジョン処方のものに変更した。
メチルセルロース :0.08wt%(増粘剤として使用) ポリアクリル酸エステルエマルジョン(平均粒径0.2
μ、固形分濃度40wt%) :0.50wt% シランカップリング剤 N−β(アミノエチル)γ−
アミノプロピルメチルジメトキシシラン :0.020wt% 他は実施例1と同様にして、厚さ12μのポリエチレンテ
レフタレートフィルムを得た。
このフィルムを用い、実施例1と同様にして磁気テープ
を得た。
本発明のフィルムおよびそのフィルムを用いた磁気テー
プの特性を表1に示した。
実施例3 実施例1のフィルム製造において、使用塗液を下記水溶
液エマルジョン処方のものに変更した。
メチルセルロース :0.08wt%(増粘剤として使用) スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(スチレン
含有40%)エマルジョン(平均粒径0.3μ、固形分濃度4
0wt%) :0.40wt% シランカップリング剤 N−β(アミノエチル)γ−
アミノプロピルメチルジメトキシシラン :0.020wt% 他は実施例1と同様にして、厚さ12μのポリエチレンテ
レフタレートフィルムを得た。
このフィルムを用い、実施例1と同様にして磁気テープ
を得た。
本発明のフィルムおよびそのフィルムを用いた磁気テー
プの特性を表1に示した。
比較例1 実施例1のフィルム製造において、使用塗液中のポリア
クリル酸エステルエマルジョンの平均粒径を0.2μから
1.5μのものに変えた。
他は実施例1と同様にして、厚さ12μのポリエチレンテ
レフタレートフィルムを得た。
このフィルムを用い、実施例1と同様にして磁気テープ
を得た。
フィルムおよびそのフイルムを用いた磁気テープの特性
を表1に示した。
比較例2 実施例1のフィルム製造において、使用塗液中のポリア
クリル酸エマルジョンの平均粒径を0.2μから0.03μの
ものに変えた。
他は実施例1と同様にして、厚さ12μのポリエチレンテ
レフタレートフィルムを得た。
このフィルムを用い、実施例1と同様にして磁気テープ
を得た。
フィルムおよびそのフイルムを用いた磁気テープの特性
を表1に示した。
比較例3 実施例3のフィルム製造において、使用塗液中のスチレ
ン−ブタジエン共重合体ラテックスエマルジョンをハイ
スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(スチレン含
有90%)、平均粒径0.3μ、固形分濃度40wt%)に変え
た。
他は実施例3と同様にして、厚さ12μのポリエチレンテ
レフタレートフィルムを得た。
このフィルムを用い、実施例1と同様にして磁気テープ
を得た。
フィルムおよびそのフイルムを用いた磁気テープの特性
を表1に示した。
実施例4 実施例3のフィルム製造において、使用塗液中のスチレ
ン−ブタジエン共重合体ラテックスエマルジョンのスチ
レン含有を10%に変えた。
他は実施例3と同様にして、厚さ12μのポリエチレンテ
レフタレートフィルムを得た。
他は実施例3と同様にして、厚さ12μのポリエチレンテ
レフタレートフィルムを得た。
このフィルムを用い、実施例1と同様にして磁気テープ
を得た。
フィルムおよびそのフイルムを用いた磁気テープの特性
を表1に示した 〔発明の効果〕 本発明は、表面に、径(D):0.05μ以上、1.0μ以下、
高さ(H):50Å以上、500Å以下、H/Dの大きさの比:0.
01以上、0.1以下の瘤状突起を、104ケ/mm2以上、108
/mm2以下形成せしめたポリエステルフィルムとしたの
で、その瘤状突起形成面上に磁性層、特に強磁性体薄膜
を設けた磁気記録媒体とした場合に、その磁気記録媒体
のヘッドタッチ、ヘッド走行性が高温高湿下でも良好
で、ヘッド目詰まり現象もおこさないという優れた効果
ならびに突起形状がなめらかであるので強磁性体薄膜の
すり傷発生もみられないという優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステルフィルムと、該フィルムの少
    なくとも片面に密着した瘤状の突起とからなり、該瘤状
    突起の形状は、径(D)が0.05μ以上、1μ以下、高さ
    (H)が50Å以上、500Å以下、高さ(H)と径(D)
    の寸法比がH/Dで0.01以上、0.1未満であり、該瘤状突起
    の個数は、104ケ/mm2以上、108ケ/mm2以下であること
    を特徴とする磁気記録媒体用ポリエステルフィルム。
JP61125929A 1986-06-02 1986-06-02 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム Expired - Lifetime JPH0699579B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003099914A (ja) * 2001-09-27 2003-04-04 Toray Ind Inc 磁気記録媒体用ポリエステルフィルム及び磁気記録テープ
US7060378B2 (en) 2002-02-26 2006-06-13 Toray Industries, Inc. Polyester film for magnetic recording media, magnetic recording tape and digital recorder

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