JPS5984927A - 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム - Google Patents

磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

Info

Publication number
JPS5984927A
JPS5984927A JP57193159A JP19315982A JPS5984927A JP S5984927 A JPS5984927 A JP S5984927A JP 57193159 A JP57193159 A JP 57193159A JP 19315982 A JP19315982 A JP 19315982A JP S5984927 A JPS5984927 A JP S5984927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
fine particles
polyester film
discontinuous
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP57193159A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6230105B2 (ja
Inventor
Masaaki Ono
雅章 小野
Masahiko Mogi
正彦 茂木
Kazuo Okabe
和男 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP57193159A priority Critical patent/JPS5984927A/ja
Priority to US06/546,649 priority patent/US4548855A/en
Priority to DE19833382633 priority patent/DE3382633T2/de
Priority to EP83306639A priority patent/EP0108593B1/en
Priority to EP19870200414 priority patent/EP0245883B1/en
Priority to DE8383306639T priority patent/DE3378284D1/de
Priority to JP59035882A priority patent/JPS60180839A/ja
Publication of JPS5984927A publication Critical patent/JPS5984927A/ja
Priority to US06/703,311 priority patent/US4568600A/en
Priority to EP85301230A priority patent/EP0153853B1/en
Priority to DE8585301230T priority patent/DE3560497D1/de
Publication of JPS6230105B2 publication Critical patent/JPS6230105B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気記録媒体用ポリエステルフィルムに関する
ものである。
従来、磁性物質をポリエステルフィルムの表面に蒸着せ
しめた蒸着型ビデオテープが使用されている。
しかし、この蒸着型ビデオテープは、磁性層の厚さが非
常に薄いため、使用するベースフィルムの表面形態が、
その捷ま磁性体蒸着後の蒸着薄膜表面形態となる。その
だめベースフィルムの表面粗さが粗いと蒸着ビデオテー
プの電磁変換特性が著しく悪くなる。この電磁変換特性
の面から考えると、平滑な全くの鏡面からなるベースフ
ィルムが好ましいが、そのようなベースフィルム上に形
成された蒸着膜は、蒸着面がそのま捷鏡面を保つので、
すべり性が非常に悪く、蒸着面に保護膜層を設ける↓う
なことをしない限シ、蒸着工程以降のテープ化プロセス
において大量のすり傷が発生し、全く実用性はなくなる
また蒸着ビデオテープの実際使用時の重大な問題は蒸着
面の走行性である。従来の磁性体粉末を有機バインダー
に混入させてベースフィルムに塗布してなる塗布型ビデ
オテープの場合には、バインダー中に滑剤を入れて磁性
面の走行性を向上させることができるが、蒸着ビデオテ
ープの場合。
蒸着面の走行性は保護膜層を設けない限り一般に使用で
きず、−また、保護膜層を均一に蒸着面上に設けること
は困難であるので、蒸着テープの場合。
蒸着面の走行性向上、特に実際に使用される時の本発明
の目的は、平滑性、耐すり偏性2適常環境のみならず高
温高湿条件下においても走行性の優れた蒸着膜を形成す
ることが可能なベースフィルムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するだめ次の構成を有する。
すなわち、ポリエステルフィルムと、該フィルムの少な
くとも片面に密着された厚さ500X以下の水溶性高分
子を主体とする不連続皮膜と、該皮膜中および皮膜表面
に存在する微細粒子とからなり、該微細粒子の径が50
久以上、高さが1ooo八以下、存在個数カ104〜1
o8ケ/m2である磁気記録媒体用ポリエステルフィル
ムを特徴とするものである。
本発明のポリエステルフィルムとは1通常の方法で形成
したポリエステルフィルム、すなワチ。
ポリエステルを溶融してシート捷たは円筒状に押出し、
これを少なくとも一方向に延伸して形成したフィルムで
、そのフィルムの機械’IRIEとしては。
通常のバランスタイプ、−軸方向に強力化されたタイプ
、二軸方向に強力化されたタイプのいずれかであること
が望ましい。また、ポリエステルフィルムの表面は平滑
であることが望ましく、具体的にはフィルム表面の粗さ
は、触針式表面粗さ計のカットオフ値0.08皿で、 
 Ra値カ0.015μ以下、より好ましくは0010
〜0002μの範囲内にあることが望せしい。
なお、  Ra値とは、触針式表面粗さ計から得られる
断面曲線から適当なカットオフ値を用いて。
うねりを除いた粗さ曲線において、中心線(中心線より
上の部分と下の部分の面積が等しく々るようにして求め
られる)からの粗さ曲線の高さく低さ)の絶対値の算術
平均である(]−1工N  4768による)。
上記フィルムを形成するポリエステルは、線状ポリエス
テルを主体とするものであればどのようなものでもよい
。たとえば、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラ
メチレンテレフタレート。
ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−2,6−ナフタリンジカルボキシ
レート、ポリエチレン−p−オキシベンゾエートなどが
その代表例である。
また上記のポリエステルは、ホモポリエステルであって
も、コポリエステルであってもよい。コポリエステルの
場合、共重合する成分としては。
例えば、ジエチレングリコール、プロピレングリコール
、ネオペンチルグリコール、ホ+)エチレンクリコール
、p−キシリレングリコール、1.4−シクロヘキサン
ジメタツールなどのジオール成分。
アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、2
,6−ナフタリンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸などのジカルボン酸成分。
トリメリット酸、ピロメリット酸などの多官能ジカルボ
ン酸成分、p−オキシエトキシ安息香酸などが挙げられ
る。なお、共重合の場合、共重合する成分は20モルチ
以下とする。
さらに、上記のポリエステルは、他にポリエステルと非
反応性のスルホン酸のアルカリ金属塩誘導体、該ポリエ
ステルに実質的に不溶なポリアルキレングリコールなど
の少なくとも一つを5重量係をこえない程度に混合して
もよい。まだ、そのフィルム中に延伸した際に、フィル
ム表面突起の原因となる重合残渣からなる内在粒子ある
いは外部から加えられた不溶性粒子等が含まれていても
よく、その含有量は、それらのポリマーを二軸延伸した
場合、厚さ60μ以下で、1枚当りのヘイズ5係以下で
あればよい。
本発明の不連続皮膜とは、水溶性高分子と微粒子を主体
とした組成物から形成されたものであるが、好ましくは
シリコーン、さらに好捷しくはシリコーンとシランカッ
プリング剤を含むのが望ましい。また、不連続皮膜の厚
さは500A以下。
好ましくは、50〜ろOOA以下である。厚さが50O
Aをこえると、蒸着薄膜の電磁変換特性。
特にs / N比が悪化する。
本発明の水溶性高分子としては1分子量が1万〜200
万、好ましくは10万〜100万のものが使用される。
分子量が1万を下捷わると、以下に述べる皮膜が柔らか
くなp、構造保持が難しくなり、耐久性が悪くなる。分
子量が200万を上まわると、皮膜がかたくなシすぎ、
もろくなり。
やはり耐久性が悪くなる。かかる水溶性高分子としては
、ポリビニルアルコール、トラガントゴム。
アラビアゴム、カゼイン、ゼラチン、メチルセルロース
、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース等が適用できる。
本発明の不連続皮膜中および皮膜表面に存在する微粒子
とは、径がSOU以上のものであり、高さはID0DX
以下、好ましくは500′A以下である。ここで、径と
は2本発明のフィルム表面を電子顕微鏡で観察すること
による微粒子の最大長さをいう。微粒子の形態としては
9球形、楕円球形、長方形、立方体形等であるが、偏平
な形態を皮膜面上に存在する微粒子の最大高さを指し、
その値は101]OA以下である。微粒子の粒子種とc
o3 、  OaC!03 、  caSo4 、  
BaSO4、hp、o5 、  S:i、02 。
TiO2やOa、 Ba、 Zn、 Mnなどの酸、塩
、あるいは有機化合物粒子9例えばポリエチレン球、ポ
リスチレン球、ポリエステル球とかが使用可能である。
微粒子は複数種のものを併用してもよい。
微粒子は不連続皮膜中および皮膜表面に存在するもので
あるが、その存在個数は104〜108ケ/m2である
ことが必要である。粒子個数が 10’ケ/Wn2未満
、あるいは径が50′A未満であるとこの不連続皮膜上
に磁性体を蒸着してなる蒸着薄膜面の走行性は向上しな
い。粒子個数が 108ケ/1111n2をこえると、
該磁性面の電磁変換特性のうち、特にs / N比が悪
化する。また微粒子が脱落しやすくなり好ましくない。
微粒子の高さが100OAをこえると電磁変換特性の一
つであるドロップアウトが非常に増大し好ましくない。
不連続皮膜のすべり性を向上させ耐すり傷特性を向上さ
せる目的でシリコーンを不連続皮膜の構造成分として含
ませることが望ましい。
使用可能なシリコーンは9分子量が6万〜6゜万のもの
であシ、好ましくは、鎖状成分としてただしR,: O
H,、06H5,H R2: OH3,06H5,Hまたは官能性基(例えば
、エポキシ基、アミン基。
水酸基) n  :100〜7000でR,、R2によって上記分
子量を満足させる整数 を有するシリコーン化合物であシ、末端にエポキシ基、
アミン基、水酸基、その他の官能性末端基を有する。本
発明において、シリコーン化合物は必ずしもホモポリマ
ーである必要はなく、コポリマーあるいは、数種のホモ
ポリマーの混合体テあってもよい。
シリコーンの分子量は6万〜6o万のものが好ましい。
分子量が6万を下まわると皮膜は柔らかくなシすぎ、ま
た、構造が変形しやすくなる。一方、30万をこえると
逆に皮膜がもろくなる。
また水溶性高分子、シリコーンならびに微細粒子の結合
を強め、皮膜とポリエステルフィルムとの接着力を強め
るためには不連続皮膜構成成分にシランカップリング剤
を加えることが望ましい。
シランカップリング剤としては、その分子中に2個以上
の異なった反応基をもつ有機けい素単量体であり9反応
基の一つはメ)・キシ基、エトキシ基、シラノール基な
どであり、もう一つの反応基は、ビニル基、エポキシ基
、メタアクリル基、アミン基、メルカプト基などである
。反応基は水溶性高分子側鎖、末端基およびポリエステ
ルど結合するものを選ぶが、シランカップリング剤とし
てビニルトリクロルシラン、ビニルトリエトキシシラン
、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−
グリシドキシプロビルトリメトキシシラン、r−メタア
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミ
ノエチル)γ−アミノプロピル゛トリメトキシシラン、
N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン。
γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプ
トグロビルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン等が適用できる。
不連続皮膜構成成分としての水溶性高分子〔A〕。
シリコーン〔B〕、シランカップリング剤〔CB、微細
粒子〔D〕の使用割合はI:A:l : (B〕: [
O:] : (]D:1−20:0〜10:0〜100
.1〜2oである。
〔B〕、〔CBはすべり性、耐すり偏性向上、および成
分間の結合力向上のために使用が好−ましいが必須成分
ではない。CB)が」−眼をこえると蒸着膜の旧情強度
が不良となる。〔c〕が上限をこえると不連続皮膜構造
がかたくなシすき、皮膜がもろくなり好ましくない。
微粒子は不連続皮膜表面に104〜108ケ/皿2の割
合で存在することを特徴とするが、〔D〕が上記下限を
下まわると存在が疎にな9.蒸着面としての走行性が悪
化する。
上限をこえると108ケ/ 1111112の上限をと
微細粒子の皮膜からの脱落が激しくなシ、壕だ電磁変換
特性も悪くなり好ましくない。
本発明の微細粒子がその内部および表面に存在する不連
続皮膜とは、第1図、第2図で模式的に例示したもので
ある。第1図は表面を部分的に覆った皮膜と、その皮膜
表面に存在する粒子を示しており、拡大倍率1万倍以上
で電顕観察をすると得られる。第2図は皮膜の断面図を
示したもので微粒子が皮膜内部および表面に存在してい
る様子を示す。第1図および第2図において、1はポリ
エステルフィルム、2は不連続皮膜、3は微粒子である
不発l:ll]の小連続皮膜のj早さは、第5図のhて
示した。厚さの測定は、触釧式表面粗さ計により′。
カットオフ値0.08mmを用い、縦倍率50万倍の条
件で9表面皮膜形成面を」1]定した時の表面粗さ曲線
において、微細粒子によるピーク部分を除いた。山と谷
との平均的高さ間隔を求めることにより行う。寸た←戒
微粒子の高さは粗さ曲線のピーク部分の谷から山を見た
山の高さで、hmaxを指す。
テープ特性は一般市販のVH8方式のV T Rを用い
、録画、再生を繰シ返して評価した。
テープ走行性の評価は常温常湿、高温高湿の2゛ 条件
下での再生を行ない、テープ走行の乱れによる画面のゆ
らぎを観察することにより行なった。
評価基準は次のとおりである。
○:走行順調で再生画面のゆらぎが全くなし。
×:ところどころで走行が遅くなり、再生画面のゆらぎ
が生ずる。
捷だ耐すり偏性の評価は、やは9常温常湿および高温高
湿条件下で100回繰り返し走行させたあとのテープ薄
膜上のすり傷観察により行なった。
評価基準は次のとおりである。
◎:テープ薄膜面上にほとんどすり傷の発生が見られな
い。
○:テープ薄膜面上に極めて弱いすり傷の発生が少し見
られる。
×:テープ薄膜面上にきついすり傷が発生する。
なお、常温常湿とは25℃・60%RHであり。
高温高湿とは40℃・80%RHの条件である。
S/19比は50φ白レベル信号を各テープの最適記録
電流で記録し、再生時のビデオ復調信号に含まれる信号
と雑音の比をビデオノイズメーターを用い、市販のVH
8標準テープをφclBとして比較測定した。
ドロップアウトは、磁気記録テープに3段階段波信号を
最適記録電流で記録し、再生時のビデオヘッドアップ出
力の減衰量が186.B、継続時間20μsec以上の
ドロップアウトを10分間ドロップアウトカウンターで
測定し、1分間当りの平均をとった。
s / N比、ドロップアウト測定は常6m常湿条件で
行なった。
本発明の磁気記録媒体用ポリエステルフィルムに設ける
強磁性体薄膜は」二記微粒子形成不連続皮膜上に設ける
。本発明の微粒子形成不連続皮膜構造の表面積は極めて
広く、磁気ヘッド、ガイド等との接触面積が非常に小さ
くなるため2強磁性体薄膜面の走行性は極めて良好なも
のとなる。
次に1本発明の製法について説明する。通常の方法で、
一方向に延伸後の平滑なポリエステルフイルムの少なく
とも片面に、無機微粒子あるいは有機微粒子、あるいは
その混合体を含んだ分子量1万〜200万の水溶性高分
子、さらに好ましくはシリコーン、シランカップリング
剤とがらなろ水溶液を塗布し、乾燥したのち直角方向延
伸を行なうか、あるいは直角方向延伸後、さらに前記一
方向に再延伸し熱処理する。さらに、具体的には前記説
明のポリエステル原料を用い9通常の製膜機により溶融
押出し、冷却後、3〜5倍に一軸延伸した縦延伸フィル
ムに、その後、予熱延伸前の工程において、微粒子を含
んだ水溶性高分子、さらに好捷しくはシリコーン、シラ
ンカップリング剤とを主成分とする水溶液を各種コーテ
ィング法によって、少なくとも片面に塗布を施す。この
水溶液の塗布量は1個の面につき固形分濃度で3〜10
 D Omg/m2がよい。次に、この塗液塗布縦延伸
フィルムを横延伸するが、横延伸前に皮膜を完全に形成
するため、フィルム表面塗布液中水分を完全に蒸発乾固
する必要がある。これは、二軸延伸機のステンター予熱
部で、5%/秒〜100チ/秒の水分乾燥速度となるよ
う熱風湿度100〜150℃で予熱することによってな
される。予熱後90〜120℃の延伸温度で25〜45
倍に横延伸する。乾燥完結、皮膜完全形成後の横延伸に
よってフィルム表面に微粒子を含んだ不連続皮膜構造が
密着して形成され、これがフィルムのすべりに寄与する
。さらに、この横延伸フィルムを180〜220℃で熱
処理、あるいは11〜18倍に、再縦延伸後180〜2
20℃で熱処理すると、平滑なポリエステルフィルムの
表面に、微細粒子が含まれた厚さ50OA以下の不連続
皮膜が形成された面を少なくとも片面にもつ二軸延伸ポ
リエステルフィルムが得られる。
以上述べたように2本発明はポリエステルフィルムの表
面に水溶性高分子を主体とする不連続皮膜を密着させ、
その皮膜中および皮膜表面に微粒子を形成せしめたこと
により、該皮膜」二に形成する蒸着膜は表面の走行性能
が飛躍的に向上する。
しかも、この不連続皮膜の厚さは50OA以下であるの
で、蒸着テープの電磁変換特性を損なうことはない。ま
た形成微粒子の最大高さは1000八以下なのでドロッ
プアウトが増加するということにない。
次に2本発明ベースフィルム製造およびそのベースフィ
ルムを使用しての蒸着ビデオテープ製造の実施例につい
て説明する。
実施例1 重合触媒残渣等に基づく内部粒子をできる限り含まない
実質的に無配向・非結晶のポリエチレンテレフタレート
原料を約20℃に維持された回転ドラム上に溶融押出し
し9次に64倍の機械方向への延伸ヲ施し、その後メタ
リングバーコーターを用いて下記水溶液を固形分濃度で
20 mg / m2両面塗布した。
水溶液としてはメチルセルロース0.20 wt% 。
平均粒径200Aの極微細シリカ0.15 wt%の割
合のものを調合した。
乾燥、予熱、延伸湿度は115℃で水分乾燥速度は15
%/秒とした。
横延伸倍率34倍、熱処理温度200℃で2両面に厚さ
260Aで高さが45OAの微粒子が5×106ケ/m
]]]2の割合で存在する不連続状皮膜が形成された厚
さ12μのポリエチレンテレフタレートフィルムを得た
このポリエステルフィルム表面に真空蒸着によりコバル
ト・ニッケル合金薄膜を150OAの膜厚で形成した。
続いて所定幅にフィルムの機械方向に切断し、磁気テー
プとした。この特性を表1に示す。
実施例2 実施例1のベースフィルム製造において、使用水溶液中
にエポキシ化ポリジメチルシロキサンエマルジョン(固
形分濃度20係)を0.40%、およびシランカップリ
ング剤N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン005%の割合で加えた水溶液を用
い、他は実施例1と同様にして両面に厚さ300Aで高
さが500Hの微粒子が5 x 10’ケ/皿2の割合
で存在する不連続状皮膜が形成された厚さ12μのポリ
エチレンテレフタレートフィルムヲ得り。
このベースフィルムを用い、実施例1と同様にして蒸着
磁気テープを得た。テープ特性を表1に示した。
実施例6 実施例10ベースフイルム製造において、使用水溶液中
の極微細シリカを平均粒径210Aの極微細炭カルにか
えたことを除いて、他は実施例1と同様にして両面に厚
さ26OAで高さが480大の微粒子が5xID’ケ/
mm2の割合で存在する不連続状皮膜が形成された厚さ
12μのポリエチレンテレフタレートフィルムヲ得り。
このベースフィルムを用い、実施例1と同様にして蒸着
磁気テープを得た。テープ特性を表1に示した。
比較例1 実施例・1のべ7スフイルム製造において、メチルセル
ロース水溶液濃度を040%にした水溶液を用い、他は
実施例1と同様にして両面に厚さ600 Xテ、 高す
カ810 Nノ微粒子カ5 x 10’ケ/ mm2の
割合で存在する不連続状皮膜′75工形成されだ厚さ1
2μのポリエチレンテレフタレートフィルムを得た。、 このベースフィルムを用い、実施例1と同mKして蒸着
磁気テープを得だ。テープ特性を表1に示した。
比較例2 実施例1のベースフィルム製造において、極微細シリカ
の平均粒径を80OAにしたものを使用した以外は実力
叡例1と同様にして両面に厚さ30OAで、高さが11
00Aの微粒子が6×106ケ/InIn2の割合で存
在する 不連続状皮膜が形成された厚さ12μのポリエ
チレンテレフタレートフィルムを得た。
このベースフィルムを用い、実施例1と同様にして蒸着
磁気テープを得た。テープ特性を表1に示した。
比較例6 比較例2のベースフィルム製造において、使用する極微
細シリカの平均粒径を40Aにしたものを使用した以例
は実施例1と同様にして、高さが610Aの微粒子が5
×10 ケ/皿の割合で存在する両面に厚さ280Aの
不連続状皮膜が形成された厚さ12μのポリエチレンテ
レフタレートフィルムを得た。
このベースフィルムを用い、実施例1と同様にして蒸着
磁気テープを得た。テープ特性を表1に示した。
比較例4 実施例10ベースフイルム製造において使用する極微細
シリカの割合を0.001%の割合にしたこと以外は、
実施例1と同様にして両面に厚さ200大で、高さが4
50大の微粒子が3 X 103ケ/mm2の割合で存
在する不連続状皮膜が形成され九厚さ12μのポリエチ
レンテレフタレートフィルムを得た。
このベースフィルムを用い、実施例1と同様にして蒸着
磁気テープを得た。テープ特性を表1に示した。
比較例5 実施例1のベースフィルムの製造において使用する極微
細シリカの割合を1.5%にしたこと以外は、実施例1
と同様にして両面に厚さ600Aで高さが490Xの微
粒子が3 x 10’ケ/IIl+]]2の割合で存在
する不連続皮膜が形成された厚さ12μのポリエチレン
テレフタレートフィルムヲ得fv。
このベースフィルムを用い、実施例1と同様にして蒸着
磁気テープを得た。テープ特性を表1に示した。
表1の特性結果から明らかなように2本発明のポリエス
テルフィルムすなわち密着された厚さ500A以下の水
溶性高分子を主体とする不連続皮膜とその皮膜中および
皮膜表面に主として形成された微粒子とからなり、該微
粒子の径が50A以上、高さが1000λ以下9個数が
1045〜108ケ/ml1n2であることを特徴とし
たポリエステルフィルムの微粒子が存在する不連続皮膜
上に強磁性体薄体薄膜を形成させた磁気記録媒体は、実
際使用において常湿常湿、高温高湿においても、ともに
走行性、耐すり偏性が良好であり、しかも平滑で電磁変
換特性が優・れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の微粒子が存在する不連続皮膜の形成さ
れたフィルムを模式的に示しだ平面図。 第2図は不連続皮膜の形成されたフィルムの断面を模式
的に示した断面図で2図中りが皮膜厚さである。第6図
は本発明により形成された不連続皮膜面を縦倍率50万
倍での触針式表面粗さ計で測定した表面粗さ曲線チャー
トである。hが皮膜厚さ、hff、。が微粒子高さであ
る。 1:ポリエステルフィルム 2:不連続皮膜 6:微粒子 手  続  補  正  書 昭和  年  月  日 1、事件の表示 昭和57年特許願第193159号 2、発明の名称 磁気記録媒体用ポリエステルフィルム 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  東京都中央区日本橋室町2丁目2番地名称 
(315)東し株式会社 4、補正命令の日付  自発 5、補正により増加する発明の数  なしく1)  明
細書 第8頁6行目 −「酸、塩」を1酸塩」と補正する。 (2)  同 第9頁6行目 と補正する。 (3)  同 第14頁7行目 「ヘッドアップ」を「ヘッドアンプ」と補正する。 (4)同 第15頁4行目 「とからなる」を「とを含む」と補正する。 (5)  同 第24頁8行目 「強磁性体薄」を「強磁性」と補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステルフィルムと、該フィルムの少なくと
    も片面に密着された厚さ500A以下の水溶性高分子を
    主体とする不連続皮膜と、該皮膜中および皮膜表面に存
    在する微細粒子とからなシ。 以下、存在個数が10’〜108ケ/m2であることを
    特徴とする磁気記録媒体用ポリエステルフィルム。
JP57193159A 1982-11-02 1982-11-02 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム Granted JPS5984927A (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57193159A JPS5984927A (ja) 1982-11-02 1982-11-02 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム
US06/546,649 US4548855A (en) 1982-11-02 1983-10-28 Polyester film for magnetic recording medium
DE8383306639T DE3378284D1 (en) 1982-11-02 1983-11-01 Polyester film for magnetic recording medium
EP83306639A EP0108593B1 (en) 1982-11-02 1983-11-01 Polyester film for magnetic recording medium
EP19870200414 EP0245883B1 (en) 1982-11-02 1983-11-01 Polyester film for magnetic recording medium
DE19833382633 DE3382633T2 (de) 1982-11-02 1983-11-01 Polyesterfilm fuer ein magnetisches aufzeichnungsmedium.
JP59035882A JPS60180839A (ja) 1982-11-02 1984-02-29 ポリエステルフイルム
US06/703,311 US4568600A (en) 1982-11-02 1985-02-20 Thermoplastic resin base film for magnetic recording medium
EP85301230A EP0153853B1 (en) 1982-11-02 1985-02-25 Thermoplastic resin base film for magnetic recording medium
DE8585301230T DE3560497D1 (en) 1982-11-02 1985-02-25 Thermoplastic resin base film for magnetic recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57193159A JPS5984927A (ja) 1982-11-02 1982-11-02 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8610084A Division JPS59229316A (ja) 1984-05-01 1984-05-01 磁気記録媒体用ポリエステルフイルムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5984927A true JPS5984927A (ja) 1984-05-16
JPS6230105B2 JPS6230105B2 (ja) 1987-06-30

Family

ID=16303260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57193159A Granted JPS5984927A (ja) 1982-11-02 1982-11-02 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5984927A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619822A (ja) * 1984-06-22 1986-01-17 Sony Corp 磁気記録媒体
JPS6264545A (ja) * 1985-05-29 1987-03-23 帝人株式会社 金属薄膜磁気記録媒体用ポリエステルフイルム
JPS63268640A (ja) * 1987-04-27 1988-11-07 Asahi Chem Ind Co Ltd 易滑性ポリアミドフイルム
US5328745A (en) * 1991-12-25 1994-07-12 Teijin Limited Polyester films for magnetic recording medium
US5496618A (en) * 1991-06-28 1996-03-05 Teijin Limited Polyester film for magnetic recording media, process for preparation thereof and magnetic recording medium

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610455A (en) * 1979-07-09 1981-02-02 Toray Industries Polyester film
JPS5616937A (en) * 1979-07-17 1981-02-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic recording medium
JPS5718026A (en) * 1980-07-08 1982-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic recording medium
JPS57123532A (en) * 1981-01-20 1982-08-02 Fuji Photo Film Co Ltd Magnetic recording medium
JPS57130234A (en) * 1981-02-02 1982-08-12 Fuji Photo Film Co Ltd Magnetic recording medium
JPS57154615A (en) * 1981-03-20 1982-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Production for vapor-deposition magnetic tape
JPS6230105A (ja) * 1985-07-10 1987-02-09 サン・ケミカル・コ−ポレ−シヨン 相互貫入のポリマ−網目構造を有するポリマ−エマルジヨン

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610455A (en) * 1979-07-09 1981-02-02 Toray Industries Polyester film
JPS5616937A (en) * 1979-07-17 1981-02-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic recording medium
JPS5718026A (en) * 1980-07-08 1982-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic recording medium
JPS57123532A (en) * 1981-01-20 1982-08-02 Fuji Photo Film Co Ltd Magnetic recording medium
JPS57130234A (en) * 1981-02-02 1982-08-12 Fuji Photo Film Co Ltd Magnetic recording medium
JPS57154615A (en) * 1981-03-20 1982-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Production for vapor-deposition magnetic tape
JPS6230105A (ja) * 1985-07-10 1987-02-09 サン・ケミカル・コ−ポレ−シヨン 相互貫入のポリマ−網目構造を有するポリマ−エマルジヨン

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619822A (ja) * 1984-06-22 1986-01-17 Sony Corp 磁気記録媒体
JPS6264545A (ja) * 1985-05-29 1987-03-23 帝人株式会社 金属薄膜磁気記録媒体用ポリエステルフイルム
JPH0433273B2 (ja) * 1985-05-29 1992-06-02 Teijin Ltd
JPS63268640A (ja) * 1987-04-27 1988-11-07 Asahi Chem Ind Co Ltd 易滑性ポリアミドフイルム
JPH0813534B2 (ja) * 1987-04-27 1996-02-14 旭化成工業株式会社 易滑性ポリアミドフイルム
US5496618A (en) * 1991-06-28 1996-03-05 Teijin Limited Polyester film for magnetic recording media, process for preparation thereof and magnetic recording medium
US5601768A (en) * 1991-06-28 1997-02-11 Teijin Limited Process for preparation of a polyester film for magnetic recording media
US5328745A (en) * 1991-12-25 1994-07-12 Teijin Limited Polyester films for magnetic recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6230105B2 (ja) 1987-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60180839A (ja) ポリエステルフイルム
JP2792068B2 (ja) ポリエステルフィルム及び磁気記録媒体
US6242077B1 (en) Lowly electrifiable composite polyester film
JPS59229316A (ja) 磁気記録媒体用ポリエステルフイルムの製造方法
JPH10157024A (ja) 積層フイルム
JPS5984927A (ja) 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム
JPS5984928A (ja) 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム
JPS60180837A (ja) 被覆フイルム
JPS60180838A (ja) 被覆フイルム
JP2523102B2 (ja) 磁気記録媒体用複合ポリエステルフイルム
JPH0134456B2 (ja)
JPS615941A (ja) 易接着性ポリエステルフイルム
JPH021005B2 (ja)
JPS6412218B2 (ja)
JPH0126337B2 (ja)
JPS58155940A (ja) 複合フイルム
JPH04307238A (ja) 積層ポリエステルフィルム
JPH0699579B2 (ja) 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム
JP3743701B2 (ja) 磁気記録媒体用複合ポリエステルフィルム
JP3310165B2 (ja) 積層フイルム
JPS58153640A (ja) 複合フイルム
JPH0628096B2 (ja) 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム
JPH0651401B2 (ja) 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム
JP3288926B2 (ja) 積層フイルム
JPH0318573B2 (ja)