JPH0699179A - コーラルサンドを基材とする水の浄化剤 - Google Patents
コーラルサンドを基材とする水の浄化剤Info
- Publication number
- JPH0699179A JPH0699179A JP27955392A JP27955392A JPH0699179A JP H0699179 A JPH0699179 A JP H0699179A JP 27955392 A JP27955392 A JP 27955392A JP 27955392 A JP27955392 A JP 27955392A JP H0699179 A JPH0699179 A JP H0699179A
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- JP
- Japan
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- silver
- copper
- coral sand
- water
- washed
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】水の浄化剤を提供する。
【構成】銀および銅を同一基材のコ−ラルサンドに添着
させてなり、前記銀および銅の添着量は、それぞれ0.
5〜1.0重量%の範囲である。
させてなり、前記銀および銅の添着量は、それぞれ0.
5〜1.0重量%の範囲である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】コ−ラルサンド(サンゴ砂)は1
gの表面積が風呂敷1枚分に相当するといわれるほど優
れた吸着力と制菌力を有するため、水道水のカルキ臭や
不快なカビ臭の除去に盛んに利用されている。本発明
は、コ−ラルサンド(サンゴ砂)を基材とする水の浄化
剤に関するものである。
gの表面積が風呂敷1枚分に相当するといわれるほど優
れた吸着力と制菌力を有するため、水道水のカルキ臭や
不快なカビ臭の除去に盛んに利用されている。本発明
は、コ−ラルサンド(サンゴ砂)を基材とする水の浄化
剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水の浄化剤として、コ−ラルサン
ドの吸着力を利用し、さらに銀および銅の殺菌性を加え
たものが知られている(特開昭60−34789)。し
かし、これらは銀または銅を同一のコ−ラルサンド基材
に添着させることができなかったため、別々の基材に添
着させた後これを混合したものであるため、均一な品質
が得られ難く、混合時の粒子間の摩擦から起こる損失が
少なくなかった。
ドの吸着力を利用し、さらに銀および銅の殺菌性を加え
たものが知られている(特開昭60−34789)。し
かし、これらは銀または銅を同一のコ−ラルサンド基材
に添着させることができなかったため、別々の基材に添
着させた後これを混合したものであるため、均一な品質
が得られ難く、混合時の粒子間の摩擦から起こる損失が
少なくなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コ−ラルサ
ンドを基材とする従来の水の浄化剤の混合に伴う不利を
解消しようとするものである。
ンドを基材とする従来の水の浄化剤の混合に伴う不利を
解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
って解決される。すなわち、本発明の要旨とするところ
は、銀および銅を同一基材のコ−ラルサンドに添着させ
てなり、前記銀および銅の添着量が、それぞれ0.5〜
1.0重量%であることを特徴とする水の浄化剤にあ
る。
って解決される。すなわち、本発明の要旨とするところ
は、銀および銅を同一基材のコ−ラルサンドに添着させ
てなり、前記銀および銅の添着量が、それぞれ0.5〜
1.0重量%であることを特徴とする水の浄化剤にあ
る。
【0005】本発明者は、コ−ラルサンドを基材とする
水の浄化剤について鋭意検討の結果、同一基材に硝酸銀
溶液および硝酸銅溶液を経時的に作用させることによ
り、銀および銅の一定量を添着させることができた。本
発明は、コ−ラルサンド基材に銀および銅を添着させる
ために、硝酸銀溶液および硝酸銅溶液を使用する。溶液
の濃度はコ−ラルサンドに対する銀および銅の添着率を
70〜80%とみなし、硝酸塩の濃度を銀は1.7〜
4.0%、銅は三水和塩を使用したとき4.0〜9.0
%とするのが適当である。また,注加する液量は各々コ
−ラルサンド基材100重量部に対し60部が適当であ
る。この範囲以外では添着にバラツキが生じ所望の添着
量を得ることができない。硫酸銅はコ−ラルサンドの主
成分である炭酸カルシウムと反応して硫酸カルシウムを
生成し反応を妨げるので不適当である。
水の浄化剤について鋭意検討の結果、同一基材に硝酸銀
溶液および硝酸銅溶液を経時的に作用させることによ
り、銀および銅の一定量を添着させることができた。本
発明は、コ−ラルサンド基材に銀および銅を添着させる
ために、硝酸銀溶液および硝酸銅溶液を使用する。溶液
の濃度はコ−ラルサンドに対する銀および銅の添着率を
70〜80%とみなし、硝酸塩の濃度を銀は1.7〜
4.0%、銅は三水和塩を使用したとき4.0〜9.0
%とするのが適当である。また,注加する液量は各々コ
−ラルサンド基材100重量部に対し60部が適当であ
る。この範囲以外では添着にバラツキが生じ所望の添着
量を得ることができない。硫酸銅はコ−ラルサンドの主
成分である炭酸カルシウムと反応して硫酸カルシウムを
生成し反応を妨げるので不適当である。
【0006】本発明ではまず一定粒度に微粉砕したコ−
ラルサンドに硝酸銀溶液を注加して一昼夜放置し炭酸銀
をコ−ラルサンドの表面に析出させ、水洗、水切りし乾
燥させる。別に調製しておいた硝酸銅溶液をこれに注加
して攪拌すると、炭酸銀の生成していない部分のコ−ラ
ルサンドと反応し、緑白色の塩基性炭酸銅を析出する。
これを一昼夜放置したのち、水洗、水切りして乾燥す
る。これを還元剤で還元して銀および銅を同一基材であ
るコ−ラルサンド上に析出させる。水洗、脱水後乾燥す
ることにより、本発明の同一基材上に銀および銅を含む
水の浄化剤が得られる。硝酸塩溶液の添加順序は任意で
あり、銀と銅の添着率は0.5%,1.0%とするのが
好ましい。
ラルサンドに硝酸銀溶液を注加して一昼夜放置し炭酸銀
をコ−ラルサンドの表面に析出させ、水洗、水切りし乾
燥させる。別に調製しておいた硝酸銅溶液をこれに注加
して攪拌すると、炭酸銀の生成していない部分のコ−ラ
ルサンドと反応し、緑白色の塩基性炭酸銅を析出する。
これを一昼夜放置したのち、水洗、水切りして乾燥す
る。これを還元剤で還元して銀および銅を同一基材であ
るコ−ラルサンド上に析出させる。水洗、脱水後乾燥す
ることにより、本発明の同一基材上に銀および銅を含む
水の浄化剤が得られる。硝酸塩溶液の添加順序は任意で
あり、銀と銅の添着率は0.5%,1.0%とするのが
好ましい。
【0007】
【作用】銀および銅を同時に含む水の浄化剤は、特開昭
60−34789にもあるように大腸菌をはじめとし広
範囲に雑菌の増殖を抑制することができる。また本発明
の前記方法では、コ−ラルサンド上に銀および銅の未添
着部分が残っているので、この部分からミネラルが溶出
することが硬度測定によって確認された。
60−34789にもあるように大腸菌をはじめとし広
範囲に雑菌の増殖を抑制することができる。また本発明
の前記方法では、コ−ラルサンド上に銀および銅の未添
着部分が残っているので、この部分からミネラルが溶出
することが硬度測定によって確認された。
【0008】
【実施例】200mlのビ−カにコ−ラルサンド(サン
ゴ砂)100gをとり、2.0gの硝酸銀を溶解した溶
液60mlを攪拌しながら注加する。一昼夜放置後,炭
酸銀の析出したコ−ラルサンドを水で洗浄し、金網容器
に移し脱水乾燥させた。再び、これを200mlのビ−
カに移し9.0%の硝酸銅三水和塩の60mlを注加、
攪拌し、炭酸銀の生成していないコ−ラルサンドの部分
と反応させ緑白色の塩基性炭酸銅を析出させた。一昼夜
放置後、水洗、脱水、乾燥させる。
ゴ砂)100gをとり、2.0gの硝酸銀を溶解した溶
液60mlを攪拌しながら注加する。一昼夜放置後,炭
酸銀の析出したコ−ラルサンドを水で洗浄し、金網容器
に移し脱水乾燥させた。再び、これを200mlのビ−
カに移し9.0%の硝酸銅三水和塩の60mlを注加、
攪拌し、炭酸銀の生成していないコ−ラルサンドの部分
と反応させ緑白色の塩基性炭酸銅を析出させた。一昼夜
放置後、水洗、脱水、乾燥させる。
【0009】再び200mlのビ−カに移し、これに次
亜硫酸ソ−ダ(食品添加物)1gを60mlの水に溶解
した還元液を注加、攪拌して灰色の銀と暗褐色の銅およ
び酸化銅を析出させた。これを200mlの水で洗浄、
脱水、乾燥し、本発明の水の浄化剤が得られた。分析の
結果、銀は0.54重量%,銅は0.99重量%であっ
た。なお、この浄化剤を水中に一昼夜放置した後の銅の
濃度は0.3ppmで水質基準の1.0ppm以下であ
った。
亜硫酸ソ−ダ(食品添加物)1gを60mlの水に溶解
した還元液を注加、攪拌して灰色の銀と暗褐色の銅およ
び酸化銅を析出させた。これを200mlの水で洗浄、
脱水、乾燥し、本発明の水の浄化剤が得られた。分析の
結果、銀は0.54重量%,銅は0.99重量%であっ
た。なお、この浄化剤を水中に一昼夜放置した後の銅の
濃度は0.3ppmで水質基準の1.0ppm以下であ
った。
Claims (1)
- 【請求項1】銀および銅を同一基材のコ−ラルサンドに
添着させてなり、前記銀および銅の添着量が、それぞれ
0.5〜1.0重量%の範囲であることを特徴とする水
の浄化剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27955392A JPH0699179A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | コーラルサンドを基材とする水の浄化剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27955392A JPH0699179A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | コーラルサンドを基材とする水の浄化剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0699179A true JPH0699179A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17612573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27955392A Pending JPH0699179A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | コーラルサンドを基材とする水の浄化剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699179A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100867006B1 (ko) * | 2006-06-16 | 2008-11-10 | 주식회사 영우워터라인 | 정수용 필터, 이의 제조 방법 및 이를 구비하는 정수 장치 |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP27955392A patent/JPH0699179A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100867006B1 (ko) * | 2006-06-16 | 2008-11-10 | 주식회사 영우워터라인 | 정수용 필터, 이의 제조 방법 및 이를 구비하는 정수 장치 |
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