JPH0648909A - 防藻組成物および本組成物を用いた観賞魚用防藻剤 - Google Patents

防藻組成物および本組成物を用いた観賞魚用防藻剤

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JPH0648909A
JPH0648909A JP22482592A JP22482592A JPH0648909A JP H0648909 A JPH0648909 A JP H0648909A JP 22482592 A JP22482592 A JP 22482592A JP 22482592 A JP22482592 A JP 22482592A JP H0648909 A JPH0648909 A JP H0648909A
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Hiroyuki Murata
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浩 谷村
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光二郎 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防藻効果に優れる防藻組成物、および本組成
物を用いた観賞魚用防藻剤を提供する。 【構成】 銀、銅からなる群のうち少なくともひとつの
金属化合物を担持した炭酸カルシウム粒子粉体、または
前記金属化合物を担持したリン酸カルシウム粒子粉体
と、酸化亜鉛ウイスカと、凝集剤と、酸中和剤、天然有
機ポリマー、有機ポリマー、無機系多孔質体を主成分と
する防藻組成物である。 【効果】 防藻効果、藻類除去効果に優れ、すでに藻類
の発生した水系においてでも観賞価値が極めて高い状態
を長期間持続することができ、特に観賞魚用防藻剤とし
て好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、民生用、産業用水の防
藻組成物に関し、さらに詳しくは観賞魚用水槽、クーリ
ングタワー、人工河川等に発生する藻類を防止し、除去
する防藻組成物および本組成物を用いた観賞魚用防藻剤
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来これら防藻組成物としてはベンゾチ
アゾール系、フェニル尿素系等に代表される有機系防藻
剤、銀、銅、亜鉛等に代表される防藻性を有する重金属
からなる無機系防藻剤が知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれら防
藻剤の内、有機系防藻剤は効果の持続性が不十分であ
り、所謂毒性が比較的強く排水時の問題や魚類に対する
安全性の点から極めて限られた用途にしか用いることが
できず、一方無機系防藻剤は初期に藻類が完全に除去さ
れた水系では比較的長期間効果を発揮するものの、藻類
の内特にアオコ(Microcystis aerug
inosa)に代表される浮遊性藍藻類等のすでに発生
した水系では効果が極めて少なく、無機系防藻剤を投入
する前にあらかじめ藻類を完全に除去する必要があっ
た。
【0004】本発明はかかる課題を解決するものであ
り、防藻効果、藻類除去効果に優れた防藻組成物および
本組成物を用いた観賞魚用防藻剤を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】これら従来の課題を解決
するために本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、銀、銅
からなる群のうち少なくともひとつを含む金属化合物
と、核部とこの核部から異なる4軸方向に伸びた針状結
晶部とを有する酸化亜鉛ウイスカが相乗的に作用し優れ
た防藻効果を生み出すこと、凝集剤を併用することによ
り効果的に藻類を除去できること、しかも一度凝集剤に
より藻類を除去された水系においては長期間藻類の再発
を抑制できること、銀、銅からなる群のうち少なくとも
ひとつを含む金属化合物を炭酸カルシウム粒子粉体また
はリン酸カルシウム粉体に担持させ、酸化亜鉛ウイス
カ、凝集剤、酸中和剤とともに天然有機ポリマーにより
造粒した後、有機ポリマーにより被覆することにより安
定した防藻効果が得られること、凝集剤および酸中和剤
が無機系多孔質体に担持された時、より藻類除去効果が
優れることを見いだし、本発明を完結するに至った。本
発明の防藻組成物は以下の構成を具備するものである。
【0006】すなわち、(1)銀、銅からなる群のうち
少なくともひとつを含む金属化合物を担持した炭酸カル
シウム粒子粉体、または前記金属化合物を担持したリン
酸カルシウム粒子粉体と、酸化亜鉛ウイスカと、凝集剤
と、酸中和剤からなる主成分を天然有機ポリマーにより
造粒した後、有機ポリマーにより被覆してなる防藻組成
物、(2)銀、銅からなる群のうち少なくともひとつを
含む金属化合物を担持した炭酸カルシウム粒子粉体、ま
たは前記金属化合物を担持したリン酸カルシウム粒子粉
体と、酸化亜鉛ウイスカが天然有機ポリマーにより造粒
された後有機ポリマーにより被覆された造粒物と、凝集
剤および酸中和剤を担持させた無機系多孔質体の混合物
とからなる防藻組成物、(3)凝集剤、酸中和剤の少な
くとも一方が無機系多孔質体に担持されてなる防藻組成
物、(4)上記いずれかの防藻組成物からなる観賞魚用
防藻剤である。
【0007】好適には、凝集剤がポリ塩化アルミニウム
であり、酸中和剤が炭酸水素ナトリウムであり、有機ポ
リマーがアクリル系エマルジョンであり、無機系多孔質
体がアルミナ多孔質体であり、天然有機ポリマーがアル
ギン酸ナトリウムである。
【0008】
【作用】これらの構成によって、いかに本発明の目的が
達成されるかについて、以下順を追って説明する。
【0009】本発明で用いる炭酸カルシウム粒子粉体、
またはリン酸カルシウム粒子粉体は粒度100〜350
メッシュが好ましく、比表面積は30〜60m2/gのも
のが好ましい。これら担体に銀、銅からなる群のうち少
なくともひとつを含む金属化合物を担持させるには、硝
酸銀もしくは硫酸銅溶液に上記担体を含浸させ、金属化
合物の状態で吸着担持させればよい。担持濃度は30重
量%以下が効率的であり、好ましくは0.01〜3.0
重量%である。金属化合物として、銀の場合はたとえば
酸化銀、フッ化銀、塩化銀、臭化銀、ヨウ化銀、チオ硫
酸銀、シアン化銀、ロダン化銀、リン酸銀、硫化銀等が
あげられ、銅の場合は酸化銅、塩化銅、塩基性塩化銅、
硫化銅、水酸化銅、炭酸銅、硝酸銅等があげられる。こ
の中で、銀化合物としては塩化銀、酸化銀が好ましく、
これらの銀化合物は担体を硝酸銀溶液に含浸させた後、
塩化ナトリウム、塩化カルシウム等の塩化物と反応さ
せ、前者の塩化銀は単に乾燥させることにより、後者の
酸化銀はさらに酸素雰囲気中で加熱することによりそれ
ぞれ容易に得ることができる。また、銅化合物としては
水酸化銅が好ましく、硫酸銅溶液に担体を含浸させた
後、水酸化ナトリウム等の水酸化物と反応させることに
より容易に得ることができる。
【0010】一方、通常の酸化亜鉛は亜鉛華と称され、
白色顔料、塗料、薬用として広く用いられる粒子状無機
物であり、抗菌剤助剤としても他の抗菌剤と混合するこ
とによって防菌効果を著しく強化せしめることが公知の
事実である。
【0011】しかしながら、本発明の最大の特徴は、酸
化亜鉛として酸化亜鉛ウイスカを用いることであり、他
に類をみない独特のテトラポット形状の単結晶体であっ
て、通常の亜鉛華にくらべ防藻活性が強く防藻効果の安
定と持続性が確保されるものであるのみならず、銀化合
物、銅化合物と相乗的に機能し、極めて優れた防藻効果
を示すものである。
【0012】図1は本発明で用いる酸化亜鉛ウイスカの
電子顕微鏡写真であり、核部とこの核部から異なる4軸
方向に伸びた針状結晶部とを有する単結晶体からなる。
【0013】本発明で用いる凝集剤とは、水中のコロイ
ド状粒子、浮遊性の藍藻類(特にアオコ)等を凝集する
ことによりその粒子を巨大化し、循環経路内でフィルタ
ー類により除去することを目的として用いるものであ
り、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、硫酸第
一鉄、硫酸第二鉄、塩素化コッパラス、塩化亜鉛、硫酸
亜鉛等の無機系凝集剤、ポリアクリル酸ナトリウム、ポ
リアクリルアミド、ポリビニルピリジン塩酸塩等の有機
系凝集剤が含まれる。これらの無機系および有機系凝集
剤のうち、アルカリ消費量の少なさ、単位使用量当たり
の凝集効果の大きさ、凝集効果に対するPH範囲、温度
範囲の広さの点からポリ塩化アルミニウムが好ましい。
【0014】本発明で用いる酸中和剤とは、凝集剤とし
て無機系凝集剤を用いる場合、そのPH低下を補償する
目的で用いるものであり、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、水酸化カルシウム等のアルカリ性化合物であ
る。好適には、魚類をはじめとする生体系(特に血液
中)にPH値緩衝剤として多く含まれ、人体に対しても
胃酸の中和剤として実績が高く、安全性の高い炭酸水素
ナトリウム(NaHCO3)が好ましい。
【0015】本発明で用いる天然有機ポリマーとは、上
記銀、銅からなる群のうち少なくともひとつを含む金属
化合物を担持した炭酸カルシウム粒子粉体またはリン酸
カルシウム粒子粉体と、酸化亜鉛ウイスカと、凝集剤
と、酸中和剤、または銀、銅からなる群のうち少なくと
もひとつを含む金属化合物を担持した炭酸カルシウム粒
子粉体またはリン酸カルシウム粒子粉体と、酸化亜鉛ウ
イスカとを造粒する結合剤として用いるものである。ま
た、造粒物の形状はハンドリングのし易さ、水との接触
面積の大きさから球状造粒物が好ましい。好適には、天
然の海藻類より抽出され安全性が高く、2価のカチオン
を含む電解質溶液(たとえば塩化カルシウム溶液)中に
滴下することにより容易に球状造粒物が量産性高く得ら
れるアルギン酸ナトリウムが好ましい。
【0016】本発明で用いる有機ポリマーとは、上記
銀、銅からなる群のうち少なくともひとつを含む金属化
合物を担持した炭酸カルシウム粒子粉体またはリン酸カ
ルシウム粒子粉体と、酸化亜鉛ウイスカと、凝集剤と、
酸中和剤、または銀、銅からなる群のうち少なくともひ
とつを含む金属化合物を担持した炭酸カルシウム粒子粉
体またはリン酸カルシウム粒子粉体と、酸化亜鉛ウイス
カを上記天然有機ポリマーで造粒した後、上記炭酸カル
シウム粒子粉体、リン酸カルシウム粒子粉体、酸化亜鉛
ウイスカ等の無機成分が水中で欠落し、白濁することを
防止するために上記造粒物の表面を被覆する目的で用い
るものであり、ブタジエン系、アクリル系、塩化ビニル
系、酢酸ビニル系の各エマルジョンが含まれ、好適には
アクリル系エマルジョンが好ましい。
【0017】本発明で用いる無機系多孔質体とは、上記
凝集剤、酸中和剤を吸着担持し、水中で徐放させること
を目的とするものであり、好適には凝集剤に対する安定
性、強度の点から比表面積100〜400m2/g程度の
アルミナ多孔質体が好ましい。
【0018】本発明の構成において、初期に浮遊性藍藻
類やコロイド状有機物または無機物により懸濁状態にあ
る水系に本発明の防藻組成物を作用させることにより、
まず本発明の防藻組成物中の凝集剤が作用し上記懸濁物
を効果的に除去し、水替えをしたと同じ状態を作り出し
藻類の発生を抑制する。次に本発明の防藻組成物中の
銀、銅イオンの少なくとも一方および酸化亜鉛の防藻性
が相乗的に作用し、長期にわたって藻類の発生を防止す
るものである。
【0019】
【実施例】以下に本発明のいくつかの実施例について説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0020】試料作成方法、試験方法は以下に示す通り
である。 (試料作成方法) (1)銀化合物を約2重量%担持したリン酸カルシウム
粒子粉体(以下Ag−HAPとする)、銀化合物を約2
重量%担持した炭酸カルシウム粒子粉体(以下Ag−C
Aとする)、銅化合物を約2重量%担持したリン酸カル
シウム粒子粉体(以下Cu−HAPとする)、銅化合物
を約2重量%担持した炭酸カルシウム粒子粉体(以下C
u−CAとする)、酸化亜鉛ウイスカ、ポリ塩化アルミ
ニウム、炭酸水素ナトリウムのうち本実施例で用いる必
要な物質、およびアルギン酸ナトリウムを所定の割合に
蒸留水中で混合し、濃度約2重量%の塩化カルシウム水
溶液中に滴下し、直径2〜3mm程度の球状造粒物を得
た。
【0021】得られた球状造粒物を乾燥後、濃度約10
重量%のアクリル系エマルジョン中に含浸させた後乾燥
し、本発明で用いる球状造粒物(以下防藻ビードと記
す)を得た。
【0022】(2)直径約6mm、比表面積約150m2
gの球状アルミナ多孔質体に濃度約33重量%のポリ塩
化アルミニウム水溶液、および濃度約8重量%の炭酸水
素ナトリウム水溶液を含浸させた後乾燥し、それぞれポ
リ塩化アルミニウム約25重量%含浸アルミナ多孔質体
(以下PAC−ALとする)、炭酸水素ナトリウム約9
重量%含浸アルミナ多孔質体(以下NAC−ALとす
る)を得た。
【0023】(試験方法)35リットル水槽に循環容量
10リットル/分の上部設置型フィルターを設け、目開
き約1mm角の樹脂製ネットに本発明の防藻組成物を所定
量挿入し、上記フィルター内に設置した。そしてこの水
槽内で熱帯魚50匹を飼育し、1日当り6時間直射日光
の当たる状態で3ヵ月間放置し、水槽ガラス面に付着し
た藻類の状態を評価した。
【0024】図2は本発明の防藻組成物を評価するため
に用いた上部設置型フィルターの構成を示したもので、
1は樹脂製ネット6に挿入された本発明の防藻組成物、
2は濾過用ガラスクロス、3は吸水口、4は排水口、5
は水循環用のポンプモータであり、矢印は水の流れ方向
を示す。
【0025】なお、試験に用いた水は浮遊性藍藻類のう
ち、Microcystis aeruginosaを
主成分とする藻類によって濁度約18にまで汚染され、
観賞価値の低下した水を用いた。
【0026】評価の基準は以下の通りである。 ++:全ガラス面積の0〜10%を藻類が覆った状態、 +:全ガラス面積の10〜30%を藻類が覆った状態、 ±:全ガラス面積の30〜50%を藻類が覆った状態、 −:全ガラス面積の50〜80%を藻類が覆った状態、 −−:全ガラス面積の80〜90%を藻類が覆った状
態、 また、初期、24時間後、3ヵ月後の水の濁度をJIS
KO102に従い評価した。結果はすべて(表1)に
まとめて示す。
【0027】(実施例1)前記試料作成法によりAg−
HAP100重量部、酸化亜鉛ウイスカ10重量部、ポ
リ塩化アルミニウム2重量部、炭酸水素ナトリウム2.
2重量部、アルギン酸ナトリウム10重量部からなる防
藻ビードを作成した。得られた防藻ビード130gを用
いて前記試験方法に従い防藻性能を評価した。その結
果、3ヵ月後のガラス面に付着した藻類の面積は全ガラ
ス面に対して約8%であり、24時間後には濁度2の極
めて透明な水が得られ、3ヵ月経過後も濁度5を維持し
ており、観賞価値の高い状態が長期に渡って持続する観
賞魚用防藻剤として好適な防藻組成物が得られた。
【0028】(実施例2)前記試料作成法によりCu−
HAP100重量部、酸化亜鉛ウイスカ10重量部、ポ
リ塩化アルミニウム2重量部、炭酸水素ナトリウム2.
2重量部、アルギン酸ナトリウム10重量部からなる防
藻ビードを作成した。得られた防藻ビード130gを用
いて前記試験方法に従い防藻性能を評価した。その結
果、3ヵ月後のガラス面に付着した藻類の面積は全ガラ
ス面に対して約5%であり、24時間後には濁度3の極
めて透明な水が得られ、3ヵ月経過後も濁度5を維持し
ており、観賞価値の高い状態が長期に渡って持続する観
賞魚用防藻剤として好適な防藻組成物が得られた。
【0029】(実施例3)前記試料作成法によりAg−
CA100重量部、酸化亜鉛ウイスカ10重量部、ポリ
塩化アルミニウム2重量部、炭酸水素ナトリウム2.2
重量部、アルギン酸ナトリウム10重量部からなる防藻
ビードを作成した。得られた防藻ビード130gを用い
て前記試験方法に従い防藻性能を評価した。その結果、
3ヵ月後のガラス面に付着した藻類の面積は全ガラス面
に対して約13%であり、24時間後には濁度2の極め
て透明な水が得られ、3ヵ月経過後も濁度4を維持して
おり、観賞価値の高い状態が長期に渡って持続する観賞
魚用防藻剤として好適な防藻組成物が得られた。
【0030】(実施例4)前記試料作成法によりAg−
HAP50重量部、Cu−HAP50重量部、酸化亜鉛
ウイスカ10重量部、ポリ塩化アルミニウム2重量部、
炭酸水素ナトリウム2.2重量部、アルギン酸ナトリウ
ム10重量部からなる防藻ビードを作成した。得られた
防藻ビード130gを用いて前記試験方法に従い防藻性
能を評価した。その結果、3ヵ月後のガラス面に付着し
た藻類の面積は全ガラス面に対して約4%であり、24
時間後には濁度1の極めて透明な水が得られ、3ヵ月経
過後も濁度3を維持しており、観賞価値の高い状態が長
期に渡って持続する観賞魚用防藻剤として好適な防藻組
成物が得られた。
【0031】(実施例5)前記試料作成法によりAg−
HAP100重量部、酸化亜鉛ウイスカ10重量部、ア
ルギン酸ナトリウム10重量部からなる防藻ビード13
0gと、PAC−AL10gと、NAC−AL25gと
の混合物を作成した。得られた混合物を用いて前記試験
方法に従い防藻性能を評価した。その結果、3ヵ月後の
ガラス面に付着した藻類の面積は全ガラス面に対して約
8%であり、24時間後には濁度1の極めて透明な水が
得られ、3ヵ月経過後も濁度6を維持しており、観賞価
値の高い状態が長期に渡って持続する観賞魚用防藻剤と
して好適な防藻組成物が得られた。
【0032】(実施例6)前記試料作成法によりPAC
−AL10gと、NAC−AL25gとの混合物を作成
した。得られた混合物を用いて前記試験方法に従い防藻
性能を評価した。その結果、3ヵ月後のガラス面に付着
した藻類の面積は全ガラス面に対して約32%であり、
24時間後には濁度1の極めて透明な水が得られ、3ヵ
月経過後も濁度14を維持しており、観賞価値の高い状
態が比較的長期に渡って持続する観賞魚用防藻剤とし
て、または発生した藻類(特にアオコ)を一時的に除去
する観賞魚用防藻剤として好適な防藻組成物が得られ
た。
【0033】(比較例1)前記試料作成法によりAg−
HAP100重量部、ポリ塩化アルミニウム2重量部、
炭酸水素ナトリウム2.2重量部、アルギン酸ナトリウ
ム10重量部からなる防藻ビードを作成した。得られた
防藻ビード130gを用いて前記試験方法に従い防藻性
能を評価した。その結果、3ヵ月後のガラス面に付着し
た藻類の面積は全ガラス面に対して約48%であり、実
施例1と比較して防藻効果が著しく劣ることがわかる。
これは実施例1の構成から酸化亜鉛ウイスカを除去した
ためであり、実施例1において銀と酸化亜鉛ウイスカが
相乗し優れた防藻効果を生み出すことが容易に理解され
る。
【0034】(比較例2)前記試料作成法によりAg−
HAP100重量部、亜鉛華10重量部、ポリ塩化アル
ミニウム2重量部、炭酸水素ナトリウム2.2重量部、
アルギン酸ナトリウム10重量部からなる防藻ビードを
作成した。得られた防藻ビード130gを用いて前記試
験方法に従い防藻性能を評価した。その結果、3ヵ月後
のガラス面に付着した藻類の面積は全ガラス面に対して
約45%であり、実施例1と比較して防藻効果が著しく
劣ることがわかる。これは実施例1の構成における酸化
亜鉛ウイスカを亜鉛華に置換したためであり、酸化亜鉛
ウイスカの単結晶性が効果的に作用し優れた防藻効果を
生み出すことが容易に理解される。
【0035】(比較例3)前記試料作成法によりAg−
HAP100重量部、酸化亜鉛ウイスカ10重量部、ポ
リ塩化アルミニウム2重量部、炭酸水素ナトリウム2.
2重量部、アルギン酸ナトリウム10重量部からなり、
アクリル系エマルジョンに含浸させない防藻ビードを作
成した。得られた防藻ビード130gを用いて前記試験
方法に従い防藻性能を評価した。その結果、3ヵ月後の
ガラス面に付着した藻類の面積は全ガラス面に対して約
8%であり、実施例1とほぼ同様な防藻効果が得られた
ものの、アクリル系エマルジョンの表面被覆層が存在し
ないため、防藻ビード内の無機成分が徐々に欠落し懸濁
状態となり、24時間、3ヵ月後の濁度がそれぞれ3
2,53と観賞価値の全くない水質となった。
【0036】(比較例4)前記試料作成法によりAg−
HAP100重量部、酸化亜鉛ウイスカ10重量部、ア
ルギン酸ナトリウム10重量部からなる防藻ビードを作
成した。得られた防藻ビード130gを用いて前記試験
方法に従い防藻性能を評価した。その結果、3ヵ月後の
ガラス面に付着した藻類の面積は全ガラス面に対して約
25%であり、実施例1と比較して防藻効果が著しく劣
ることがわかる。これはすでに藻類の発生した水系では
無機系防藻剤の効果が低下するためであり、凝集剤成分
と防藻性を有する重金属(銀および銅)と酸化亜鉛ウイ
スカが共存して初めて優れた防藻性を生み出すことが容
易に理解できる。
【0037】(比較例5)前記試料作成法によりAg−
HAP100重量部、酸化亜鉛ウイスカ10重量部、ポ
リ塩化アルミニウム2重量部、アルギン酸ナトリウム1
0重量部からなる防藻ビードを作成した。得られた防藻
ビード130gを用いて前記試験方法に従い防藻性能を
評価した。その結果、3ヵ月後のガラス面に付着した藻
類の面積は全ガラス面に対して約8%であり、実施例1
とほぼ同様な防藻効果が得られ、24時間後には濁度1
の極めて透明な水が得られ、3ヵ月経過後も濁度3を維
持しているものの、24時間後にPH値が初期値に対し
約1.3低下し、24時間以内に熱帯魚に呼吸困難、餌
喰いの低下等の変調をきたした。これはポリ塩化アルミ
ニウムが酸性のため急激なPH低下が起こり魚体中での
酸素運搬能力の低下(通常ボーア効果と言われる)によ
るものであり、凝集剤を用いる場合酸中和剤の併用が必
須であることが容易に理解できる。
【0038】(比較例6)本発明の防藻組成物を用いな
いで前記試験方法に従い防藻性能を評価した。その結
果、3ヵ月後のガラス面に付着した藻類の面積は全ガラ
ス面に対して約90%であり、24時間後には濁度2
1、3ヵ月後には濁度48となり、観賞価値の全くない
状態となった。
【0039】
【表1】 なお本発明の実施例におけるAg−HAP、Cu−HA
P、Ag−CA、酸化亜鉛ウイスカ等主要成分の配合量
はあくまでも本発明の内容を説明するための一例であ
り、配合量は各種用途の必要性能に応じて、本発明の主
目的を害なわない範囲で任意になし得ることは本発明の
主要件が防藻性を有する重金属(銀および銅)と酸化亜
鉛ウイスカと凝集剤と酸中和剤とアクリル系エマルジョ
ンによる表面被覆処理が共存して初めて達し得ることを
考えれば容易に理解できる。これら配合量の変換には、
たとえばAg−HAP、Cu−HAP、Ag−CAの一
部を銀、銅を担持していないリン酸カルシウム粒子粉
体、炭酸カルシウム粒子粉体、タルク、カオリン、クレ
ー等のより安価な材料に置換すること、リン酸カルシウ
ム粒子粉体、炭酸カルシウム粒子粉体に担持させる銀、
銅の量を目的に応じて増減させること等が含まれる。
【0040】また本発明の実施例では、防藻組成物の添
加量として130gおよび35gの例を示したが、本添
加量はたとえば水量、循環量、水質、水系の共存する環
境(特に水温、日光の照射状態)、防藻効果の速効性が
要求される場合、防藻効果の寿命等の各種使用条件に応
じて任意に増減させることができることは言うまでもな
い。
【0041】また本発明の実施例では特に加えなかった
が、造粒物の強度向上や造粒性、安定性を向上させるた
めに用いる公知の一般的な添加物の使用は、本発明の主
目的を害なわない範囲で任意になし得ることは言うまで
もない。これらの添加物としては各種顔料、染料、酸化
防止剤、安定剤、紫外線吸収剤、分散剤、ガラス繊維、
タルク、マイカ、クレー、ウイスカ類、有機繊維等があ
げられる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の防藻組成物は防藻
効果、藻類除去効果に優れ、すでに藻類の発生した水系
においてでも観賞価値が極めて高い状態を長期間持続す
ることができ、特に観賞魚用防藻剤として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いる酸化亜鉛ウイスカの電
子顕微鏡写真
【図2】本発明の実施例に用いた上部設置型フィルター
の構成図
【符号の説明】
1 防藻組成物 2 濾過用ガラスクロス 3 吸水口 4 排水口 5 ポンプモータ 6 樹脂製ネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 21/01 102 7824−4D 110 7824−4D C02F 1/00 U (72)発明者 松尾 光二郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 八木 順 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銀、銅からなる群のうち少なくともひとつ
    を含む金属化合物を担持した炭酸カルシウム粒子粉体、
    または前記金属化合物を担持したリン酸カルシウム粒子
    粉体と、核部とこの核部から異なる4軸方向に伸びた針
    状結晶部とを有する単結晶体からなる酸化亜鉛ウイスカ
    と、凝集剤と、酸中和剤とを同時に天然有機ポリマーに
    より造粒後、この造粒物の表面が有機ポリマーにより被
    覆されていることを特徴とする防藻組成物。
  2. 【請求項2】前記銀、銅からなる群のうち少なくともひ
    とつを含む金属化合物を担持した炭酸カルシウム粒子粉
    体、または前記金属化合物を担持したリン酸カルシウム
    粒子粉体と、核部とこの核部から異なる4軸方向に伸び
    た針状結晶部とを有する単結晶体からなる酸化亜鉛ウイ
    スカとを同時に天然有機ポリマーにより造粒後、有機ポ
    リマーにより被覆された造粒物と、前記凝集剤および酸
    中和剤を担持させた無機系多孔質体との混合物からなる
    防藻組成物。
  3. 【請求項3】無機系多孔質体に担持された凝集剤、酸中
    和剤からなる防藻組成物。
  4. 【請求項4】前記凝集剤がポリ塩化アルミニウムである
    ことを特徴とする請求項1,2または3記載の防藻組成
    物。
  5. 【請求項5】前記酸中和剤が炭酸水素ナトリウムである
    ことを特徴とする請求項1,2または3記載の防藻組成
    物。
  6. 【請求項6】前記有機ポリマーがアクリル系エマルジョ
    ンであることを特徴とする請求項1または2記載の防藻
    組成物。
  7. 【請求項7】前記無機系多孔質体がアルミナ多孔質体で
    あることを特徴とする請求項2または3記載の防藻組成
    物。
  8. 【請求項8】前記天然有機ポリマーがアルギン酸ナトリ
    ウムであることを特徴とする請求項1または2記載の防
    藻組成物。
  9. 【請求項9】請求項1,2または3記載の防藻組成物か
    らなる観賞魚用防藻剤。
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