JPH0699096A - 厨芥処理機 - Google Patents
厨芥処理機Info
- Publication number
- JPH0699096A JPH0699096A JP4251030A JP25103092A JPH0699096A JP H0699096 A JPH0699096 A JP H0699096A JP 4251030 A JP4251030 A JP 4251030A JP 25103092 A JP25103092 A JP 25103092A JP H0699096 A JPH0699096 A JP H0699096A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drying
- blade
- rotary
- garbage
- rotary blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 厨芥を乾燥状態にして腐敗しないように処理
することができる厨芥処理機を提供することを目的とし
ている。 【構成】 厨芥を加熱乾燥する加熱乾燥手段と、厨芥を
収納する乾燥室９とを有し、前記乾燥室は、内壁に突出
する櫛状の固定刃１２と、ほぼ中心部に設けた回転軸１
０から放射状に突出し、かつ回転刃の進行方向に対して
斜めに取り付けた回転刃１１とを備え、前記回転刃を前
記櫛状の固定刃の谷部位置に配列して、前記回転軸の回
転に伴い、前記固定刃と交錯するよう構成し、乾燥前も
しくは乾燥中に、前記回転刃と固定刃により厨芥を粉砕
すると共に、乾燥中には前記回転刃によって撹拌を行
い、かつ、乾燥終了後に前記乾燥室に設けた排出口１３
より前記回転刃によって厨芥を排出する厨芥処理機とす
るものである。
することができる厨芥処理機を提供することを目的とし
ている。 【構成】 厨芥を加熱乾燥する加熱乾燥手段と、厨芥を
収納する乾燥室９とを有し、前記乾燥室は、内壁に突出
する櫛状の固定刃１２と、ほぼ中心部に設けた回転軸１
０から放射状に突出し、かつ回転刃の進行方向に対して
斜めに取り付けた回転刃１１とを備え、前記回転刃を前
記櫛状の固定刃の谷部位置に配列して、前記回転軸の回
転に伴い、前記固定刃と交錯するよう構成し、乾燥前も
しくは乾燥中に、前記回転刃と固定刃により厨芥を粉砕
すると共に、乾燥中には前記回転刃によって撹拌を行
い、かつ、乾燥終了後に前記乾燥室に設けた排出口１３
より前記回転刃によって厨芥を排出する厨芥処理機とす
るものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は家庭の厨芥を処理する厨
芥処理機に関するものである。
芥処理機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、生活の多様化に伴い家庭より発生
する厨芥は多種・多量になってきており、簡単にかつ衛
生的に処理できることが求められている。この種の厨芥
処理機としては、厨芥を粉砕して下水へ流すディスポ−
ザや、粉砕した厨芥をさらに脱水する厨芥脱水機などが
ある。
する厨芥は多種・多量になってきており、簡単にかつ衛
生的に処理できることが求められている。この種の厨芥
処理機としては、厨芥を粉砕して下水へ流すディスポ−
ザや、粉砕した厨芥をさらに脱水する厨芥脱水機などが
ある。
【０００３】図７は従来例としてのディスポ−ザを示し
ている。２は流し台のシンク１の下に取り付けたディス
ポ−ザである。図示していないディスポーザ２の電源を
入れると、電動機３が回転して、これに接続した回転刃
４が駆動される。この状態で、水道の水を少量ずつ流し
ながら、厨芥を少量ずつ投入口５から粉砕室６に投入す
ると、厨芥は回転刃４と固定刃７とにより粉砕され、回
転刃４と固定刃７の隙間を通って排出口８から下水へと
排出される。
ている。２は流し台のシンク１の下に取り付けたディス
ポ−ザである。図示していないディスポーザ２の電源を
入れると、電動機３が回転して、これに接続した回転刃
４が駆動される。この状態で、水道の水を少量ずつ流し
ながら、厨芥を少量ずつ投入口５から粉砕室６に投入す
ると、厨芥は回転刃４と固定刃７とにより粉砕され、回
転刃４と固定刃７の隙間を通って排出口８から下水へと
排出される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のディ
スポ−ザでは、粉砕した厨芥を下水へ流すため、下水道
処理施設のない地域では河川を汚し、環境汚染の原因と
なる。また、下水道処理施設のある地域においても、下
水道処理施設に過大な負荷がかかるという課題があっ
た。
スポ−ザでは、粉砕した厨芥を下水へ流すため、下水道
処理施設のない地域では河川を汚し、環境汚染の原因と
なる。また、下水道処理施設のある地域においても、下
水道処理施設に過大な負荷がかかるという課題があっ
た。
【０００５】また、粉砕後に脱水処理して下水に流さず
に回収する厨芥脱水機の場合には、回収した厨芥、また
は、装置細部に残留した厨芥が腐敗して悪臭を放つとい
う問題があった。
に回収する厨芥脱水機の場合には、回収した厨芥、また
は、装置細部に残留した厨芥が腐敗して悪臭を放つとい
う問題があった。
【０００６】本発明は前記従来の構成が有している課題
を解決しようとするもので、厨芥を乾燥状態にして腐敗
しないように処理する厨芥処理機を提供することを、第
一の目的としている。また、前記第一の目的を達成する
ための第二・第三の手段を提供することを、第二・第三
の目的としているものである。
を解決しようとするもので、厨芥を乾燥状態にして腐敗
しないように処理する厨芥処理機を提供することを、第
一の目的としている。また、前記第一の目的を達成する
ための第二・第三の手段を提供することを、第二・第三
の目的としているものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、厨芥を加熱乾燥する加熱乾
燥手段と、厨芥を収納する乾燥室とを有し、前記乾燥室
は、内壁に突出する櫛状の固定刃と、ほぼ中心部に設け
た回転軸から放射状に突出し、かつ回転刃の進行方向に
対して斜めに取り付けた回転刃とを備え、前記回転刃を
前記櫛状の固定刃の谷部位置に配列して、前記回転軸の
回転に伴い、前記固定刃と交錯するよう構成し、乾燥前
もしくは乾燥中に、前記回転刃と固定刃により厨芥を粉
砕すると共に、乾燥中には前記回転刃によって攪拌を行
い、かつ、乾燥終了後に前記乾燥室に設けた排出口より
前記回転刃によって厨芥を排出する厨芥処理機とするも
のである。
めの本発明の第一の手段は、厨芥を加熱乾燥する加熱乾
燥手段と、厨芥を収納する乾燥室とを有し、前記乾燥室
は、内壁に突出する櫛状の固定刃と、ほぼ中心部に設け
た回転軸から放射状に突出し、かつ回転刃の進行方向に
対して斜めに取り付けた回転刃とを備え、前記回転刃を
前記櫛状の固定刃の谷部位置に配列して、前記回転軸の
回転に伴い、前記固定刃と交錯するよう構成し、乾燥前
もしくは乾燥中に、前記回転刃と固定刃により厨芥を粉
砕すると共に、乾燥中には前記回転刃によって攪拌を行
い、かつ、乾燥終了後に前記乾燥室に設けた排出口より
前記回転刃によって厨芥を排出する厨芥処理機とするも
のである。
【０００８】第二目的を達成するための本発明の第二の
手段は、本発明の第一の手段の構成に加え、回転軸を正
逆回転可能とし、厨芥の乾燥前または乾燥中に、正転・
逆転を繰り返す撹拌を行う厨芥処理機とするものであ
る。
手段は、本発明の第一の手段の構成に加え、回転軸を正
逆回転可能とし、厨芥の乾燥前または乾燥中に、正転・
逆転を繰り返す撹拌を行う厨芥処理機とするものであ
る。
【０００９】第三の目的を達成するための本発明の第三
の手段は、本発明の第一の手段の構成に加え、回転刃
を、回転軸の中心に対して互いに反対方向に傾斜させた
対とし、かつ回転軸の回転に伴う回転刃の進行と共に、
前記対とは別の対を成す回転刃間の間隔を順次狭くする
配置とした厨芥処理機とするものである。
の手段は、本発明の第一の手段の構成に加え、回転刃
を、回転軸の中心に対して互いに反対方向に傾斜させた
対とし、かつ回転軸の回転に伴う回転刃の進行と共に、
前記対とは別の対を成す回転刃間の間隔を順次狭くする
配置とした厨芥処理機とするものである。
【００１０】
【作用】本発明の第一の手段は、以下のように作用す
る。第一に、厨芥を回転刃と固定刃によって粉砕し、中
心部まで加熱乾燥できる。第二に、乾燥前・乾燥中にお
いては、回転刃を利用して乾燥室を撹拌しているため、
乾燥速度が速く、かつ乾燥ムラが生じない。第三に、乾
燥終了した厨芥を、回転刃と固定刃によって適度の大き
さに荒粉砕し、回転刃の掻き出し作用と回転の勢いによ
って排出口より排出する。また第四に、回転刃を斜めに
取りつけたことによって、厨芥がすくいやすくなり、ま
た、厨芥が回転刃の運動方向と直角の方向にも撹拌さ
れ、乾燥室内壁の清掃も容易にできる。また、厨芥の排
出性能もよい。
る。第一に、厨芥を回転刃と固定刃によって粉砕し、中
心部まで加熱乾燥できる。第二に、乾燥前・乾燥中にお
いては、回転刃を利用して乾燥室を撹拌しているため、
乾燥速度が速く、かつ乾燥ムラが生じない。第三に、乾
燥終了した厨芥を、回転刃と固定刃によって適度の大き
さに荒粉砕し、回転刃の掻き出し作用と回転の勢いによ
って排出口より排出する。また第四に、回転刃を斜めに
取りつけたことによって、厨芥がすくいやすくなり、ま
た、厨芥が回転刃の運動方向と直角の方向にも撹拌さ
れ、乾燥室内壁の清掃も容易にできる。また、厨芥の排
出性能もよい。
【００１１】本発明の第二の手段は、斜めに取りつけた
回転刃が正転・逆転を繰り返し、回転刃の回転方向と回
転方向に対して直角の方向への厨芥の撹拌運動が、明確
な往復運動となるように作用するものである。つまり、
撹拌性能すなわち乾燥性能をより一層向上できるもので
ある。
回転刃が正転・逆転を繰り返し、回転刃の回転方向と回
転方向に対して直角の方向への厨芥の撹拌運動が、明確
な往復運動となるように作用するものである。つまり、
撹拌性能すなわち乾燥性能をより一層向上できるもので
ある。
【００１２】また本発明の第三の手段は、厨芥を回転刃
の運動方向と直角方向に、順次、端部から中央部方向に
かき寄せるように作用し、厨芥の排出を一層容易とする
ものである。
の運動方向と直角方向に、順次、端部から中央部方向に
かき寄せるように作用し、厨芥の排出を一層容易とする
ものである。
【００１３】
【実施例】本発明の第一の手段の実施例を図１〜図４に
示す。図１・図２において、９は厨芥を収納する乾燥
室、９−ａは乾燥室９への熱風入口、９−ｂは乾燥室９
からの熱風出口、９−ｃは乾燥室９へ厨芥を投入する投
入口で、開閉自在な蓋が装備されている。１０は乾燥室
９のほぼ中心部に水平に設けた回転軸、１１は回転軸１
０から放射状に突出して設けた短冊状の回転刃、１２は
乾燥室９の底部に設けた櫛状形状の固定刃である。前記
回転刃１１は複数の回転刃１１−ａ〜１１−ｆからなっ
ており、これらは櫛状形状の固定刃１２の谷部位置に配
列された形状となっている。つまり、回転軸１０の回転
に伴って、櫛状形状の各固定刃１２と交錯するようにな
っている。１３は乾燥終了した厨芥を乾燥室９から排出
する排出口で、開閉自在な蓋が施してある。なお、前記
回転軸１０は、モ−タ−１４・ベルト１５によって回転
駆動されている。１６はヒ−タ−で、送風ファン１７に
より送られた風を熱風とし乾燥室９に送り込む。すなわ
ち、厨芥を加熱乾燥する加熱乾燥手段を構成している。
１８は排出口１３から排出される乾燥終了の厨芥を受け
る容器で、取り出し自在なものである。
示す。図１・図２において、９は厨芥を収納する乾燥
室、９−ａは乾燥室９への熱風入口、９−ｂは乾燥室９
からの熱風出口、９−ｃは乾燥室９へ厨芥を投入する投
入口で、開閉自在な蓋が装備されている。１０は乾燥室
９のほぼ中心部に水平に設けた回転軸、１１は回転軸１
０から放射状に突出して設けた短冊状の回転刃、１２は
乾燥室９の底部に設けた櫛状形状の固定刃である。前記
回転刃１１は複数の回転刃１１−ａ〜１１−ｆからなっ
ており、これらは櫛状形状の固定刃１２の谷部位置に配
列された形状となっている。つまり、回転軸１０の回転
に伴って、櫛状形状の各固定刃１２と交錯するようにな
っている。１３は乾燥終了した厨芥を乾燥室９から排出
する排出口で、開閉自在な蓋が施してある。なお、前記
回転軸１０は、モ−タ−１４・ベルト１５によって回転
駆動されている。１６はヒ−タ−で、送風ファン１７に
より送られた風を熱風とし乾燥室９に送り込む。すなわ
ち、厨芥を加熱乾燥する加熱乾燥手段を構成している。
１８は排出口１３から排出される乾燥終了の厨芥を受け
る容器で、取り出し自在なものである。
【００１４】次に図３・図４に基づいて、本実施例の回
転刃１１について説明する。図３に示した回転刃１１−
ａ〜１１−ｆの固定刃１２に対する時間的および寸法的
位置関係を図４に平面的に書き表しているように、回転
刃１１−ａ〜１１−ｆは、回転刃の進行方向に対して斜
めに取り付けた構成としている。そして、乾燥前もしく
は乾燥中に、前記回転刃１１と固定刃１２により厨芥を
粉砕すると共に、乾燥中には前記回転刃１１によって撹
拌を行い、かつ、乾燥終了後に前記乾燥室９に設けた排
出口１３より前記回転刃１１によって厨芥を排出する次
に、上記構成の動作を説明する。投入口９−ｃより投入
された厨芥は、回転刃１１と固定刃１２により粉砕され
る。回転刃１１の回転方向は図のどちら向きでも良い。
粉砕された厨芥は、ヒ−タ−１６・送風ファン１７によ
る熱風が吹き付けられ加熱乾燥される。回転刃１１の回
転運動は、この厨芥の粉砕が終了した段階でも継続され
乾燥室９を撹拌し続ける。つまり厨芥の乾燥前・厨芥の
乾燥中も回転運動を続けるようにしているものである。
このため、厨芥は効率よく中心部まで速く乾燥されるも
のである。
転刃１１について説明する。図３に示した回転刃１１−
ａ〜１１−ｆの固定刃１２に対する時間的および寸法的
位置関係を図４に平面的に書き表しているように、回転
刃１１−ａ〜１１−ｆは、回転刃の進行方向に対して斜
めに取り付けた構成としている。そして、乾燥前もしく
は乾燥中に、前記回転刃１１と固定刃１２により厨芥を
粉砕すると共に、乾燥中には前記回転刃１１によって撹
拌を行い、かつ、乾燥終了後に前記乾燥室９に設けた排
出口１３より前記回転刃１１によって厨芥を排出する次
に、上記構成の動作を説明する。投入口９−ｃより投入
された厨芥は、回転刃１１と固定刃１２により粉砕され
る。回転刃１１の回転方向は図のどちら向きでも良い。
粉砕された厨芥は、ヒ−タ−１６・送風ファン１７によ
る熱風が吹き付けられ加熱乾燥される。回転刃１１の回
転運動は、この厨芥の粉砕が終了した段階でも継続され
乾燥室９を撹拌し続ける。つまり厨芥の乾燥前・厨芥の
乾燥中も回転運動を続けるようにしているものである。
このため、厨芥は効率よく中心部まで速く乾燥されるも
のである。
【００１５】以上のようにして乾燥が終了すると、排出
口１３を開き、回転刃１１を再び回転させる。これによ
って乾燥終了した厨芥は、回転刃１１と固定刃１２によ
って適度の大きさに荒粉砕される。また回転刃１１の掻
き出し作用と回転の勢いによって、排出口１３より排出
される。前記排出口１３は、粉砕・乾燥中は閉じてお
り、排出時には開くようになっている。乾燥された厨芥
は、回転刃１１と固定刃１２によって適度の大きさに荒
粉砕されているため、本実施例のように短冊状の回転刃
１１でも、その熊手式の掻き出し作用と回転の勢いによ
り排出することができるものである。
口１３を開き、回転刃１１を再び回転させる。これによ
って乾燥終了した厨芥は、回転刃１１と固定刃１２によ
って適度の大きさに荒粉砕される。また回転刃１１の掻
き出し作用と回転の勢いによって、排出口１３より排出
される。前記排出口１３は、粉砕・乾燥中は閉じてお
り、排出時には開くようになっている。乾燥された厨芥
は、回転刃１１と固定刃１２によって適度の大きさに荒
粉砕されているため、本実施例のように短冊状の回転刃
１１でも、その熊手式の掻き出し作用と回転の勢いによ
り排出することができるものである。
【００１６】さらに本実施例のように回転刃を回転刃の
進行方向に対して斜めに取り付けることにより、厨芥を
すくいやすくなり、かつ、厨芥が回転刃の運動方向と直
角の方向にも撹拌されるようになる。
進行方向に対して斜めに取り付けることにより、厨芥を
すくいやすくなり、かつ、厨芥が回転刃の運動方向と直
角の方向にも撹拌されるようになる。
【００１７】次に本発明の第二の手段の実施例について
説明する。本実施例では、前記実施例のモ−タ１４を反
転可能としたものである。従って厨芥処理機の構成は、
図１〜図４と同様であり説明を省略する。また、本実施
例で使用しているモ−タ１４の反転技術・反転方法は公
知のものであり、説明は省略する。
説明する。本実施例では、前記実施例のモ−タ１４を反
転可能としたものである。従って厨芥処理機の構成は、
図１〜図４と同様であり説明を省略する。また、本実施
例で使用しているモ−タ１４の反転技術・反転方法は公
知のものであり、説明は省略する。
【００１８】以下本実施例の動作について説明する。モ
ータ１４を反転可能としているため、斜めに取りつけた
回転刃１１は、厨芥の粉砕時に正転・逆転を繰り返すこ
とができる。従って厨芥は、回転刃１１の回転方向と回
転方向に対して直角の方向へ撹拌される。またモータ１
４の反転周期に応じてこの撹拌方向が変化するため、厨
芥は、反転周期に応じた明確な往復運動を行うものであ
る。
ータ１４を反転可能としているため、斜めに取りつけた
回転刃１１は、厨芥の粉砕時に正転・逆転を繰り返すこ
とができる。従って厨芥は、回転刃１１の回転方向と回
転方向に対して直角の方向へ撹拌される。またモータ１
４の反転周期に応じてこの撹拌方向が変化するため、厨
芥は、反転周期に応じた明確な往復運動を行うものであ
る。
【００１９】このため本実施例によれば、乾燥行程での
厨芥の乾燥は一層効率的に行われるものである。
厨芥の乾燥は一層効率的に行われるものである。
【００２０】次に本発明の第三の手段の実施例について
図５・図６に基づいて説明する。全体構成については、
本発明の第一の手段の実施例で説明した図１・図２と同
様となっている。本実施例では、回転刃１１は回転軸１
０に対して図６に示すように取り付けられている。つま
り回転軸１０が回転したときに、回転刃１１−ａ・１１
−ｂ・１１−ｃが構成する対と、回転刃１１−ｄ・１１
−ｅ・１１−ｆとが構成する対に挟まれた厨芥が、軸１
０の中心方向に掻きよせられるように、互いに反対方向
に傾斜して取り付けられている。本実施例では、回転刃
１１−ａ・１１−ｂ・１１−ｃが構成する対と、回転刃
１１−ｄ・１１−ｅ・１１−ｆとは軸１０の中心に対し
て左右対称としている。また、回転刃１１−ａと回転刃
１１−ｆ、回転刃１１−ｂと回転刃１１−ｅ、回転刃１
１−ｃと回転刃１１−ｄ間の間隔は、だんだんと狭くな
っている。つまり、回転軸１０の回転に伴う回転刃１１
の進行と共に、対を成す回転刃間の間隔が中央部に進む
に従って順次狭くなっている。
図５・図６に基づいて説明する。全体構成については、
本発明の第一の手段の実施例で説明した図１・図２と同
様となっている。本実施例では、回転刃１１は回転軸１
０に対して図６に示すように取り付けられている。つま
り回転軸１０が回転したときに、回転刃１１−ａ・１１
−ｂ・１１−ｃが構成する対と、回転刃１１−ｄ・１１
−ｅ・１１−ｆとが構成する対に挟まれた厨芥が、軸１
０の中心方向に掻きよせられるように、互いに反対方向
に傾斜して取り付けられている。本実施例では、回転刃
１１−ａ・１１−ｂ・１１−ｃが構成する対と、回転刃
１１−ｄ・１１−ｅ・１１−ｆとは軸１０の中心に対し
て左右対称としている。また、回転刃１１−ａと回転刃
１１−ｆ、回転刃１１−ｂと回転刃１１−ｅ、回転刃１
１−ｃと回転刃１１−ｄ間の間隔は、だんだんと狭くな
っている。つまり、回転軸１０の回転に伴う回転刃１１
の進行と共に、対を成す回転刃間の間隔が中央部に進む
に従って順次狭くなっている。
【００２１】本実施例は以上の構成で、乾燥終了後の厨
芥を中央部に掻き寄せ、排出口１３からの排出を容易に
行うことが出来るよう作用するものである。つまり前記
したように、回転刃１１の回転軸１０に対する取付が、
回転軸１０の中心からみて左右対称となっており、かつ
対となっている回転刃間の間隔が軸１０の中心に向かう
に従って順次狭くなっているため、厨芥は軸１０の中心
方向に掻きよせられるものである。このうして中央部に
掻き寄せられた乾燥終了後の厨芥は、回転刃１１の掻き
出し作用と回転の勢いによって、排出口１３より排出さ
れる。
芥を中央部に掻き寄せ、排出口１３からの排出を容易に
行うことが出来るよう作用するものである。つまり前記
したように、回転刃１１の回転軸１０に対する取付が、
回転軸１０の中心からみて左右対称となっており、かつ
対となっている回転刃間の間隔が軸１０の中心に向かう
に従って順次狭くなっているため、厨芥は軸１０の中心
方向に掻きよせられるものである。このうして中央部に
掻き寄せられた乾燥終了後の厨芥は、回転刃１１の掻き
出し作用と回転の勢いによって、排出口１３より排出さ
れる。
【００２２】このとき、本実施例では乾燥終了後の厨芥
が中央部に掻き寄せられているため、この厨芥の排出が
一層容易に行えるものである。
が中央部に掻き寄せられているため、この厨芥の排出が
一層容易に行えるものである。
【００２３】なお、前記本発明の第三の手段の実施例
と、本発明の第二の手段の実施例とを同時に使用すれ
ば、両実施例の効果を合わせ持つことができることは当
然である。つまりモータ１４を正逆回転可能とし、かつ
回転刃１１の配置を軸１０の中心に対して左右対称と
し、軸１０の回転に伴う回転刃１１の進行と共に、対と
なっている回転刃１１間の間隔を順次狭くした構成とす
れば、粉砕と乾燥とを効率的に行うことができるもので
ある。
と、本発明の第二の手段の実施例とを同時に使用すれ
ば、両実施例の効果を合わせ持つことができることは当
然である。つまりモータ１４を正逆回転可能とし、かつ
回転刃１１の配置を軸１０の中心に対して左右対称と
し、軸１０の回転に伴う回転刃１１の進行と共に、対と
なっている回転刃１１間の間隔を順次狭くした構成とす
れば、粉砕と乾燥とを効率的に行うことができるもので
ある。
【００２４】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、厨芥を加熱乾燥
する加熱乾燥手段と、厨芥を収納する乾燥室とを有し、
前記乾燥室は、内壁に突出する櫛状の固定刃と、ほぼ中
心部に設けた回転軸から放射状に突出し、かつ回転刃の
進行方向に対して斜めに取り付けた回転刃とを備え、前
記回転刃を前記櫛状の固定刃の谷部位置に配列して、前
記回転軸の回転に伴い、前記固定刃と交錯するよう構成
し、乾燥前もしくは乾燥中に、前記回転刃と固定刃によ
り厨芥を粉砕すると共に、乾燥中には前記回転刃によっ
て撹拌を行い、かつ、乾燥終了後に前記乾燥室に設けた
排出口より前記回転刃によって厨芥を排出する構成とし
て、厨芥を乾燥状態にして腐敗しないように処理できる
厨芥処理機を提供するものである。
する加熱乾燥手段と、厨芥を収納する乾燥室とを有し、
前記乾燥室は、内壁に突出する櫛状の固定刃と、ほぼ中
心部に設けた回転軸から放射状に突出し、かつ回転刃の
進行方向に対して斜めに取り付けた回転刃とを備え、前
記回転刃を前記櫛状の固定刃の谷部位置に配列して、前
記回転軸の回転に伴い、前記固定刃と交錯するよう構成
し、乾燥前もしくは乾燥中に、前記回転刃と固定刃によ
り厨芥を粉砕すると共に、乾燥中には前記回転刃によっ
て撹拌を行い、かつ、乾燥終了後に前記乾燥室に設けた
排出口より前記回転刃によって厨芥を排出する構成とし
て、厨芥を乾燥状態にして腐敗しないように処理できる
厨芥処理機を提供するものである。
【００２５】本発明の第二の手段は、本発明の第一の手
段の構成に加え、回転軸を正逆回転可能とし、厨芥の乾
燥前または乾燥中に、正転・逆転を繰り返す撹拌を行う
構成として、撹拌性能すなわち乾燥性能をより一層向上
した厨芥処理機を提供できるものである。
段の構成に加え、回転軸を正逆回転可能とし、厨芥の乾
燥前または乾燥中に、正転・逆転を繰り返す撹拌を行う
構成として、撹拌性能すなわち乾燥性能をより一層向上
した厨芥処理機を提供できるものである。
【００２６】本発明の第三の手段は、本発明の第一の手
段の構成に加え、回転刃を、回転軸の中心に対して互い
に反対方向に傾斜させた対とし、かつ回転軸の回転に伴
う回転刃の進行と共に、前記対とは別の対を成す回転刃
間の間隔を順次狭くする配置とした構成とすることによ
って、乾燥終了後の厨芥を中央部に掻き寄せることが出
来、厨芥の排出が容易に行える厨芥処理機を提供するこ
とができるものである。
段の構成に加え、回転刃を、回転軸の中心に対して互い
に反対方向に傾斜させた対とし、かつ回転軸の回転に伴
う回転刃の進行と共に、前記対とは別の対を成す回転刃
間の間隔を順次狭くする配置とした構成とすることによ
って、乾燥終了後の厨芥を中央部に掻き寄せることが出
来、厨芥の排出が容易に行える厨芥処理機を提供するこ
とができるものである。
【図１】本発明の第一の手段の実施例を示す厨芥処理機
の正面要部断面図
の正面要部断面図
【図２】同側面要部断面図
【図３】同回転刃の斜視図
【図４】同固定刃と回転刃の位置関係を説明する説明図
【図５】本発明の第三の手段の実施例を示す厨芥処理機
の回転刃の斜視図
の回転刃の斜視図
【図６】同固定刃と回転刃の位置関係を説明する説明図
【図７】従来の厨芥処理機の正面要部断面図
９ 乾燥室 １０ 回転軸 １１ 回転刃 １２ 固定刃 １３ 排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 博史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 酒谷 英明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 厨芥を加熱乾燥する加熱乾燥手段と、厨
芥を収納する乾燥室とを有し、前記乾燥室は、内壁に突
出する櫛状の固定刃と、ほぼ中心部に設けた回転軸から
放射状に突出し、かつ回転刃の進行方向に対して斜めに
取り付けた回転刃とを備え、前記回転刃を前記櫛状の固
定刃の谷部位置に配列して、前記回転軸の回転に伴い、
前記固定刃と交錯するよう構成し、乾燥前もしくは乾燥
中に、前記回転刃と固定刃により厨芥を粉砕すると共
に、乾燥中には前記回転刃によって撹拌を行い、かつ、
乾燥終了後に前記乾燥室に設けた排出口より前記回転刃
によって厨芥を排出する厨芥処理機。 - 【請求項２】 回転軸を正逆回転可能とし、厨芥の乾燥
前または乾燥中に、正転・逆転を繰り返す撹拌を行う請
求項１記載の厨芥処理機。 - 【請求項３】 回転刃を、回転軸の中心に対して互いに
反対方向に傾斜させた対とし、かつ回転軸の回転に伴う
回転刃の進行と共に、前記対とは別の対を成す回転刃間
の間隔を順次狭くする配置とした請求項１記載の厨芥処
理機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04251030A JP3109278B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 厨芥処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04251030A JP3109278B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 厨芥処理機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699096A true JPH0699096A (ja) | 1994-04-12 |
| JP3109278B2 JP3109278B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=17216574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04251030A Expired - Fee Related JP3109278B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 厨芥処理機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3109278B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH085238A (ja) * | 1994-06-17 | 1996-01-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 厨芥処理装置 |
| US5531387A (en) * | 1995-01-30 | 1996-07-02 | Liu; Jehon-Fu | Device for treating waste from wash basin |
| JPH08309221A (ja) * | 1995-04-25 | 1996-11-26 | Seiji Yamaguchi | ごみ破砕機 |
| JP2002102824A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-04-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 厨芥処理装置 |
| DE10241315A1 (de) * | 2002-09-04 | 2004-03-18 | D & S Kompostiertechnik Gmbh | Verfahren zur Aufbereitung von biogenen Abfällen |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP04251030A patent/JP3109278B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH085238A (ja) * | 1994-06-17 | 1996-01-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 厨芥処理装置 |
| US5531387A (en) * | 1995-01-30 | 1996-07-02 | Liu; Jehon-Fu | Device for treating waste from wash basin |
| JPH08309221A (ja) * | 1995-04-25 | 1996-11-26 | Seiji Yamaguchi | ごみ破砕機 |
| JP2002102824A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-04-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 厨芥処理装置 |
| DE10241315A1 (de) * | 2002-09-04 | 2004-03-18 | D & S Kompostiertechnik Gmbh | Verfahren zur Aufbereitung von biogenen Abfällen |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3109278B2 (ja) | 2000-11-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4906838B2 (ja) | 生ごみ処理機の乾燥炉 | |
| KR100927315B1 (ko) | 음식물쓰레기 분쇄 및 건조장치 | |
| KR20070056716A (ko) | 음식물 쓰레기 처리장치 | |
| JPH0699096A (ja) | 厨芥処理機 | |
| KR20100051524A (ko) | 음식물쓰레기 분쇄 및 건조장치 | |
| JP3225602B2 (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP2001179120A (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP3109315B2 (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP3198738B2 (ja) | 生ゴミ処理機 | |
| KR0179418B1 (ko) | 주방쓰레기 처리장치 | |
| KR100312678B1 (ko) | 오니의파쇄식건조장치 | |
| JP2001187373A (ja) | 厨芥処理機 | |
| JPH05237408A (ja) | 厨芥処理機 | |
| JPH06343947A (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP3109293B2 (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP2000081280A (ja) | 生ゴミ乾燥機 | |
| JPH05237407A (ja) | 厨芥処理機 | |
| JPH09215937A (ja) | 生ごみ処理装置及び生ごみ処理法 | |
| JP2002153852A (ja) | 生ごみ処理装置 | |
| KR20230041415A (ko) | 음식물 쓰레기 처리기 | |
| JP4407984B2 (ja) | 生ゴミ処理方法及び装置 | |
| JP2006026600A (ja) | 生ごみ処理方法および生ごみ処理装置 | |
| KR200378842Y1 (ko) | 잔반 처리장치 | |
| JP2002126696A (ja) | 厨芥処理機 | |
| JPH07120148A (ja) | 生ゴミの処理方法及び生ゴミ処理装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |