JPH08309221A

JPH08309221A - ごみ破砕機

Info

Publication number: JPH08309221A
Application number: JP7135596A
Authority: JP
Inventors: Seiji Yamaguchi; 成治山口
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-04-25
Filing date: 1995-04-25
Publication date: 1996-11-26

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】爪形状回転式破砕刃と櫛歯形状破砕刃を使用
した、破砕能力に優れたごみ破砕機である。【構成】投入されたごみを爪形状回転式破砕刃で破砕
部へ食い込ませながら、細かく破砕し、繊維質の強いご
みや、魚の皮、鳥の皮等破砕しにくいごみも櫛歯形状破
砕刃に依り破砕するごみ破砕機である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】（産業上の利用分野）この発明は、爪形状
回転式破砕刃（１）と櫛歯形状破砕刃（２）を使用した
ごみ破砕機である。

【０００２】（従来の技術）従来、モーター（４）に依
り回転式破砕刃（３）を回転させ、ごみ投入口（５）よ
り投入されたごみを破砕し、シュート（６）より排出す
るごみ破砕機があった。しかし、従来の回転式破砕刃
（３）が直方体の形状の為、ごみの食い込みが悪く、人
の力で押し込む事がたびたびあった。又、破砕力も弱
く、特に繊維質の強いごみや、魚の皮、鳥の皮等の薄く
て柔らかいごみの破砕は、ほとんど不可能であった。そ
のため破砕処理時間が、長くかかり、処理能力も弱いこ
とから、製品の価値そのものが問われていた。

【０００３】（発明が解決しようとする課題）本案は、
その欠点を除くため発明されたもので、それを図面につ
いて説明すれば、破砕処理時間と破砕力の改善策として
爪形状回転式破砕刃（１）を考案し、繊維質の強いご
み、魚の皮、鳥の皮等の薄くて柔らかいごみの破砕も櫛
歯形状破砕刃（２）を併用することに依って可能にし
た。

【０００４】（課題を解決するための手段）従来の回転
式破砕刃（３）を爪形状回転式破砕刃（１）と交換し、
破砕部からシュート（６）への出口の下部に櫛歯形状破
砕刃（２）をとりつけた。

【０００５】（作用）投入口（５）から入ってきたごみ
は、爪形状回転式破砕刃（１）に依り破砕部へスムーズ
に引き込まれ細かく破砕される。このことは、従来の回
転式破砕刃（３）にはなかった爪形状に依るものと思わ
れる。又、繊維質の強いごみや、魚の皮、鳥の皮等、薄
くて柔らかいごみも、櫛歯形状破砕刃（２）を付けるこ
とによって破砕が可能になった。このことは、櫛歯形状
破砕刃（２）の歯と歯の間を爪形状回転式破砕刃（１）
が通過する際、ハサミに依る切断に似た効果（図６）が
生じた結果と考えられる。

【０００６】（実施例）爪形状回転式破砕刃（１）と櫛
歯形状破砕刃（２）のそれぞれの刃の特徴と破砕効果を
明確にするため、次の三つのパターンの組合せの破砕処
理を行った。（イ）爪形状回転式破砕刃（１）に依る破砕処理。（ロ）回転式破砕刃（３）と櫛歯形状破砕刃（２）の併
用に依る破砕処理。（ハ）爪形状回転式硫砕刃（１）と櫛歯形状破砕刃
（２）の併用に依る破砕処理。結果は、下記の通りである。爪形状回転式破砕刃（１）
に依る破砕は、ごみの引き込みがよくなり破砕時間は従
来より約三分の一程度に短縮された。このことは、ごみ
に爪が食い込み破砕部へのスムーズな引き込みと、爪に
よる切断力が出たためと考えられる。しかし、繊維質の
強いごみ、魚の皮、鳥の皮の処理については、若干の改
善が見られた程度である。次に、従来の回転式破砕刃
（３）と櫛歯形状破砕刃（２）の併用に依る破砕処理テ
ストでは、繊維質の強いごみ、魚の皮、鳥の皮等の処理
については、効果が見られたが、ごみの食い込みが悪
く、処理時間は、改善されなかった。最後に、爪形状回
転式破砕刃（１）と櫛歯形状破砕刃（２）使用の方法に
おいては、処理時間の短縮、又、繊維質の強いごみ、魚
の皮、鳥の皮等の処理が可能になった。このことは、爪
形状回転式破砕刃（１）に依るごみの引き込みと、切断
力のアップ、又、櫛歯形状破砕刃（２）の歯と歯の間を
爪形状回転式破砕刃（１）が通過する際ハサミに依る切
断に似た効果（図６）が生まれる為と考えられる。結論
として、（ハ）のパターンでは従来の課題を充分解決で
きる事がわかった。又、（イ）、（ロ）のパターンにお
いても、ごみの種類によっては、充分、対応できるもの
である。

【０００７】（発明の効果）破砕刃の発明に依り、ごみ
破砕時間の短縮及びごみ選別の手間が省け人件費の削減
が計られる。又、ごみ処理機の前処理機として最適で、
社会問題となっているごみ対策に大いに貢献するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の爪形状回転式破砕刃の斜視図であ
る。

【図２】本発明の櫛歯形状破砕刃の斜視図である。

【図３】従来の回転式破砕刃の斜視図である。

【図４】本発明のごみ破砕機の斜視図である。

【図５】本発明のごみ破砕機の構造図である。

【図６】本発明の爪形状回転式破砕刃と櫛歯形状破
砕刃の作業時の斜視図である。

【符号の説明】

１爪形状回転式破砕刃２櫛歯形状破砕刃３
回転式破砕刃４モーター５ごみ投入口６
シュート

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】爪形状回転式破砕刃（１）使用に依る
ごみ破砕機。
【請求項２】回転式破砕刃（３）と櫛歯形状破砕刃
（２）併用に依るごみ破砕機。
【請求項３】爪形状回転式破砕刃（１）と櫛歯形状
破砕刃（２）併用に依るごみ破砕機。