JPH069899Y2 - 車両における座席構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本考案は、車両における座席構造に関するものである。

（ロ）従来の技術 従来、車両における座席構造として、実開昭57-148538
号や特公昭28-733号公報や実公昭27-3711号公報に記載
されているように、背もたれ部の背面下部に足載台を設
けて、直後方に隣接させて配置した座席の着座者が同足
載台に足を載せて楽な姿勢をとることができるようにし
たものがある。

（ハ）考案が解決しようとする課題 ところが、上記した座席構造の足載台は、姿勢を変更す
ることができるものではないために、直後方の座席に着
座して直前方の座席の足載台を使用する着座者の体の大
きさや足の長さ等に応じて、足載台の姿勢を変更するこ
とができず、着座者によっては楽な姿勢を保てないとい
う不具合があった。

（ニ）課題を解決するための手段 そこで、本考案では、座席支持機枠上に座部を載置する
と共に、同座席支持機枠の後部に背もたれ部の下端部を
枢軸線により枢支して、同背もたれ部を前後方向に傾倒
起立自在とし、同背もたれ部の背面下部に足載部を設け
た車両における座席構造において、背もたれ部を傾倒起
立自在に枢支する枢軸に、上下方向に伸延する左右一対
の左右足載台支持アームの上端を前後揺動自在に枢支
し、両アームの下端間に足載台の前端部を固設すると共
に、両アームの上下伸延方向と足載台の前後幅方向とを
側面視にて略直交させて、同足載台を枢軸を中心に前後
揺動自在とする一方、足載台の前面と対面する座席支持
機枠の部分にストッパー体を前後伸縮調整自在に取付
け、同ストッパー体の後端面を前後揺動自在の足載台の
前面に当接させて、ストッパー体の前後伸縮調整により
足載台の姿勢を調整可能としたことを特徴とする車両に
おける座席構造を提供せんとするものである。

（ホ）作用・効果 本考案によれば、以下のような作用効果が生起される。

すなわち、座部と床面高さが略同等の背もたれ部の背面
下部に足載部を設けているために、乗客は隣接する前方
の座席の足載部に、足先を載せることにより両足を略水
平状態で完全に伸ばすことができ、足を疲れさせること
なく楽な着座姿勢を保つことができる。

しかも、背もたれ部のリクライニング構造と協働させる
ことによって、座部と背もたれ部とのなす屈曲角度を可
及的に大きくすると共に、隣接する前方の座席の足載部
に両足を伸ばした状態で載せることによって、乗客が座
席上で安眠姿勢をとることができるようにすることがで
きる。

この際、背もたれ部を傾倒自在に枢支する枢軸に、上下
方向に伸延する左右一対の左右足載台支持アームの上端
を前後揺動自在に枢支し、両アームの下端間に足載台の
前端部を固設すると共に、両アームの上下伸延方向と足
載台の前後幅方向とを側面視にて略直交させて、同足載
台を枢軸を中心に前後揺動自在としているために、後方
へ傾倒された姿勢に姿勢変更される背もたれ部の背面
と、足載台の上面との間に形成される足載スペースを、
左右足載台支持アームの上下長さにより最低限確保する
ことができる。

従って、乗客は、隣接する前方の座席の足載台上に、足
先を載せることにより、両足を略水平状態にて完全に伸
ばすことができて、足を疲れさせることなく、楽な着座
姿勢を保つことができる。

しかも、足載台は、ストッパー体を前後伸縮調整するこ
とにより姿勢を変更することができるものであり、例え
ば、ストッパー体を前方へ短縮調整して、後端面を前方
へ移動させると、同ストッパー体の後端面に前面が当接
している足載台が下方へ揺動変位して、前高後低の傾斜
姿勢となり、背もたれ部の背面と足載台の上面との間に
形成される足載スペースを大きくすることができる。

従って、前方の座席の背もたれ部が大きく後方へ傾倒さ
れている場合にも、足載スペースを良好に確保すること
ができる。

また、反対にストッパー体を後方へ伸長調整して、後端
面を後方へ移動させると、足載台が上方へ揺動変位し
て、水平姿勢から、さらには前低後高の傾斜姿勢に変更
することができる。

従って、直前方の座席の足載台を使用する着座者の体が
小さい場合や足の長さが短い場合等にも、着座者は、足
載台上に確実に足を載せることができて、楽な着座姿勢
を確保することができる。

（ヘ）実施例 以下、添付図に示す実施例にもとづいて、本考案を詳説
する。

第１図は本考案に係る車両における座席(A)の全体正面
図、第２図及び第３図は同座席(A)の要部拡大説明図、
第４図は同要部の背面図、第５図は第４図のＩ−Ｉ線断
面図である。

第１図において、(10)は、車両の床面(F)上に立設した
座席支持機枠であり、鋼管を溶接して組み立てることに
よって形成している。

また、(11)は、同座席支持機枠(10)の上部に載置し、両
側に肘掛け部(12)(12)を具備する座部であり、座り心地
を考慮して前部を後部と比較して厚くしている。

また、(13)は、座部(11)の後部から上方に向けて立設し
た背もたれ部であり、同背もたれ部(13)は、その下端
を、座席支持機枠(10)の後部に設けた枢軸(14)によって
肘掛け部(12)に、前後方向に傾倒起立自在に取付けられ
ている。

かかる基本構成を有する座席(A)において、座部(11)の
後部は隆起可能に構成している。

即ち、第２図に示す如く、座席支持機枠(10)の前部上端
には、前方に伸延するブラケット(20)の基端が固着連結
されており、同ブラケット(20)の伸延端には、座部(11)
の底板(11a)の前部に突設した枢支ブラケット(21)の下
端が枢軸(22)によって連結されている。

かかる構成によって、座部(11)の後部は、枢軸(22)廻り
に上下方向に回動することができる。

一方、座部(11)の底板(11a)の後部には、連動ブラケッ
ト(23)の上端が連結されており、同連動ブラケット(23)
は、以下に説明する連動機構(M)によって、背もたれ部
(13)の傾動動作に連動して、上下方向に移動し、座部(1
1)の後部を上方に隆起することができる。

即ち、本実施例において、連動機構(M)は、第２図に示
すように、連動ブラケット(23)の後方伸延端に、凹状断
面を有するローラー案内レール(30)を前低後高状態に傾
斜して取付けるとともに、同案内レール(30)内に、転動
ローラー(31)を同案内レール(30)に沿って移動自在に配
設し、同転動ローラー(31)の支持軸(32)を、背もたれ部
(13)の下面(13a)に固着した背もたれ部側ブラケット(3
3)の下端に枢支連結することによって構成している。

かかる構成によって、枢軸(14)を傾動中心として背もた
れ部(13)を後方に傾斜すると、同傾倒に連動して、背も
たれ部側ブラケット(33)も一体的に傾倒し、同ブラケッ
ト(33)の下端に枢支した転動ローラー(31)は、枢軸(14)
を中心として回転軌跡(R)を描きながら回転することに
なる。

しかして、転動ローラー(31)の回転軌跡(R)は、ローラ
ー案内レール(30)の方向と交差しているので、転動ロー
ラー(31)は枢軸(14)を中心として回転しながらかつロー
ラー案内レール(30)内を移動し、これによって、ローラ
ー案内レール(30)及びこれと一体をなす連動ブラケット
(23)も、上方向に移動することになる。そして、この移
動によって、連動ブラケット(23)の上部に固着連結した
座部(11)は、枢軸(22)廻りに上下方向に回転し、その後
部を隆起させることになる。

従って、座部(11)と背もたれ部(13)とのなす角、即ち屈
曲角度（θ）を、単に背もたれ部(13)のみを傾倒させた
場合と比較して、さらに大きくとることができ、乗客は
より心地良く座ることができ、安眠姿勢を容易にとるこ
とができる。

また本実施例では、任意の傾倒角度に背もたれ部(13)を
保持するべく、連動機構(M)にロック機構(L)を具備させ
ている。

即ち、第２図において、(40)は座部(11)の底板(11a)の
下方に並設したロックシリンダであり、同ロックシリン
ダ(40)は、その基端を転動ローラー(31)の支持軸(32)に
連結するとともに、その先端を、座席支持機枠(10)の前
部上端に突設したブラケット(41)の後部垂直部(41a)に
支持させている。

また、ブラケット(41)は、ロックシリンダ(40)の先端と
対向する位置に、ロックシリンダ解除用揺動レバー(42)
を揺動自在に配設している。そして、同揺動レバー(42)
の上端はブラケット(41)に枢支されるとともに、その下
端は、肘掛け部(12)に内壁に設けた解除操作ノブ(43)と
ボーデンケーブル(44)を介して連結されている（第１図
参照）。

かかる構成によって、傾倒操作時には、解除操作ノブ(4
3)を操作すると、揺動レバー(42)がロックシリンダ(40)
を作動してそのロックを解除するので、乗客は容易に背
もたれ部(13)を傾倒することができる。そして、任意の
傾倒位置で、解除操作ノブ(43)を元に戻せば、再度ロッ
クシリンダ(40)が作動して、背もたれ部(13)を上記傾倒
位置に固定することになる。

上記のように、本実施例では、座部(11)の後部を隆起し
て、座部(11)を傾斜可能としたので、背もたれ部(13)の
傾倒と協働して、座部(11)の後部上面と背もたれ部(13)
の下部前面との間で形成される屈曲角度（θ）を可及的
に大きくとることができ、座り心地を著しく向上するこ
とができるとともに、寝た姿勢に近づけることができる
ので、乗客は、座席上で安眠することもできる。

さらに、本実施例におけるその他の構成上の特徴につい
て説明すると、以下の如くなる。

第２図に示すように、背もたれ部(13)は、その下部前面
に空気室(50)を形成しており、同空気室(50)に任意の空
気供給手段で空気を送り込むことができ、背もたれ部(1
3)の傾倒時に発生する座部(11)と背もたれ部(13)の下部
前面との間の間隙を埋めることができる。従って、乗客
のおしりが上記間隙に落ち込むのを防止することがで
き、リクライニング時においても、おしりを安定状態に
支持することができる。

また、背もたれ部(13)は、その前面であって、空気室(5
0)の上方隣接位置に腰部用空気室(51)を形成しており、
同空気室(51)に、例えば、空気室(50)用の空気供給手段
で空気を送り込むことによって、腰部と対応する背もた
れ部(13)の下部前面を膨張することができ、腰部を安定
状態に支持することができる。

また、背もたれ部(13)は、第１図に示すように、その上
部に形成した頭掛け部(13b)内に偏心カム等から形成さ
れる隆起装置(60)を設けており、同隆起装置(60)を駆動
することによって、頭部形状に合わせた頭部支持面を形
成することができる。

上記のようなリクライニング構造を具備する座席(A)に
おいて、本考案の要旨は、背もたれ部(13)の背面下部に
足載部(70)を設けたことにあり、以下第１図〜第５図に
もとづき説明する。

すなわち、足載部(70)は、背もたれ部(13)を前後傾倒自
在に枢支する枢軸(14)に、左右足載台支持アーム(71)(7
1)の上端を枢支し、両アーム(71)(71)の下端間に矩形板
状の足載台(72)を固設すると共に、両アーム(71)(71)の
上下伸延方向(V)と足載台(72)の前後幅方向(H)とを側面
視にて略直交させて、同足載台(72)を枢軸(14)を中心に
前後揺動自在としている。

そして、足載台(70)は、足載台(72)を後方へ張出し状と
した使用状態から、起立させて背もたれ部(13)の背面に
面接させた収納状態まで起倒自在に構成し、水平使用状
態では、足載台(72)の床面からの高さが座部(11)の下面
前端と略同等となるようにしている。

しかも、左右足載台支持アーム(71)(71)の上下長さによ
り、後方へ傾倒された姿勢に姿勢変更される背もたれ部
の背面と、足載台(72)の上面との間に足載スペース(S)
を形成しており、同足載スペース(S)は、足載せに最低
限必要なスペースとしている。

(73)は、座席支持機枠(10)に前後伸縮調整自在に取付け
たストッパー体であり、後端面(73a)で水平使用状態の
足載台(72)の前面(72a)を受止めて、同足載台(72)の姿
勢を変更することができるようにしている。

このように、足載部(70)は、背もたれ部(13)の枢軸(14)
に枢支しているために、同背もたれ部(13)を前後傾倒さ
せた際にも、足載部(70)は前後に移動することがなく、
定位置での足載使用を確保できる。

従って、隣接する前方の座席(A)に着座している乗客
が、背もたれ部(13)を後方へ傾斜させてリクライニング
使用した場合にも、後方の座席(A)に着座した乗客は、
前方の座席(A)の使用形態に影響されることなく、同座
席(A)の背もたれ部(13)の背面に設けた足載台(72)に足
を載せて楽な姿勢をとることができる。

また、本実施例では、上記足載台(70)の左右側方に隣接
させて、さらに左右側足載部(74)(75)を設けたことにも
特徴を有している。

すなわち、左右側足載部(74)(75)は、左右の肘掛け部(1
2)(12)の後部に、後端が開口した凹状の足載空間(74a)
(75a)を形成し、各足載空間(74a)(75a)の底部に足載台
(74b)(75b)を水平に固設している。

しかも、同足載台(74b)(75b)は、第４図に示すように、
上面及び後端面が、水平使用状態の前記足載台(72)の上
面及び後端面と面一状態となるようにすると共に、同足
載台(72)の左右側面と左右側の足載台(74b)(75b)の内側
面とを、第５図に示すように近接させている。

したがって、足載台(72)を水平使用状態にすると、同足
載台(72)が左右側の足載台(74b)(75b)と左右方向に連続
して、これら三つの足載台(72)(74b)(75b)により左右幅
広の足載台が形成され、乗客の足を載せる自由度かせ大
きくなり、着座姿勢の自由度も大きくなる。

また、本実施例では、左右側の足載台(74b)(74b)を固定
式にしているが、起倒自在に構成して、起立収納可能に
することもできる。

また、第１図及び第４図中、(76)は座部(11)の直下方に
おいて座席支持機枠(10)に取付けた下駄箱であり、同下
駄箱(76)の後端に出し入れ口(76a)を設け、乗客の履物
を収納できるようにしている。

そして、かかる下駄箱(76)の上面にも、足載面(76b)を
形成しており、同足載面(76b)は、前記足載台(72)を起
立収納状態にして使用することができる。

従って、本実施例に係る座席(A)では、足載台(72)(74b)
(75b)又は足載面(76b)のいずれかに足を載せることがで
き、所望の着座姿勢に合わせて自由な選択ができる。

本考案の実施例は上記のように構成しているものであ
り、本実施例によれば、以下のような作用効果が生起さ
れる。

すなわち、座部(11)と床面高さが略同等の背もたれ部(1
3)の背面下部に足載台(72)を設けているために、乗客は
隣接する前方の座席(A)の足載台(72)に、足先を載せる
ことにより両足を略水平状態で完全に伸ばすことがで
き、足を疲れさせることなく楽な着座姿勢を保つことが
できる。

しかも、背もたれ部(13)のリクライニング構造と協働さ
せることによって、座部(11)と背もたれ部(13)とのなす
屈曲角度（θ）を可及的に大きくすると共に、隣接する
前方の座席(A)の足載台(72)に両足を伸ばした状態で載
せることによって、乗客が座席(A)上で安眠姿勢をとる
ことができるようにすることができる。

この際、足載台(72)は、座部(11)と床面高さが略同等で
あるために、座部(11)と背もたれ部(13)とのなす屈曲角
度（θ）を180度に近づけることによって、座席(11)を
略水平にすることもでき、乗客は同座席上で横臥姿勢を
とって、安眠することができる。

しかも、背もたれ部(13)を傾倒自在に枢支する枢軸(14)
に、上下方向に伸延する左右一対の左右足載台支持アー
ム(71)(71)の上端を前後揺動自在に枢支し、両アーム(7
1)(71)の下端間に足載台(72)の前端部を固設すると共
に、両アーム(71)(71)の上下伸延方向(V)と足載台(72)
の前後幅方向(H)とを側面視にて略直交させて、同足載
台(72)を枢軸(14)を中心に前後揺動自在としているため
に、後方へ傾倒された姿勢に姿勢変更される背もたれ部
(13)の背面と、足載台(72)の上面との間に形成される足
載スペース(S)を、左右足載台支持アーム(71)(71)の上
下長さにより最低限確保することができる。

従って、乗客は、隣接する前方の座席の足載台(72)上
に、足先を載せることにより、両足を略水平状態にて完
全に伸ばすことができて、足を疲れさせることなく、楽
な着座姿勢を保つことができる。

さらには、足載台(72)は、ストッパー体(73)を前後伸縮
調整することにより姿勢を変更することができるもので
あり、例えば、ストッパー体(73)を前方へ短縮調整し
て、後端面を前方へ移動させると、同ストッパー体(73)
の後端面に前面が当接している足載台(72)が下方へ揺動
変位して、前高後低の傾斜姿勢となり、背もたれ部(13)
の背面と足載台(72)の上面との間に形成される足載スペ
ース(S)を大きくすることができる。

従って、前方の座席(A)の背もたれ部(13)が大きく後方
へ傾倒されている場合にも、足載スペース(S)を良好に
確保することができる。

また、反対にストッパー体(73)を後方へ伸長調整して、
後端面(73a)を後方へ移動させると、足載台(72)が上方
へ揺動変位して、水平姿勢から、さらには前低後高の傾
斜姿勢に変更することができる。

従って、直前方の座席(S)の足載台(72)を使用する着座
者の体が小さい場合や足の長さが短い場合等にも、着座
者は、同足載台(72)上に確実に足を載せることができ
て、楽な着座姿勢を確保することができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本考案に係る車両における座席構造の断面側面
図、第２図及び第３図は腰部拡大説明図、第４図は同要
部の背面図、第５図は第４図のＩ−Ｉ線断面図である。 図中、 (A)：座席 (10)：座席支持機枠 (11)：座部 (12)：肘掛け部 (13)：背もたれ部 (70)：足載部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−121413（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−148538（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭28−733（ＪＰ，Ｂ１) 実公 昭41−20036（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭27−3711（ＪＰ，Ｙ１)

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】座席支持機枠(10)上に座部(11)を載置する
   と共に、同座席支持機枠(10)の後部に背もたれ部(13)の
   下端部を枢軸(14)により枢支して、同背もたれ部(13)を
   前後方向に傾倒起立自在とし、同背もたれ部(13)の背面
   下部に足載部(70)を設けた車両における座席構造におい
   て、 背もたれ部(13)を傾倒起立自在に枢支する枢軸(14)に、
   上下方向に伸延する左右一対の左右足載台支持アーム(7
   1)(71)の上端を前後揺動自在に枢支し、両アーム(71)(7
   1)の下端間に足載台(72)の前端部を固設すると共に、両
   アーム(71)(71)の上下伸延方向と足載台(72)の前後幅方
   向とを側面視にて略直交させて、同足載台(72)を枢軸(1
   4)を中心に前後揺動自在とする一方、 足載台(72)の前面(72a)と対面する座席支持機枠(10)の
   部分にストッパー体(73)を前後伸縮調整自在に取付け、
   同ストッパー体(73)の後端面(73a)を前後揺動自在の足
   載台(72)の前面(72a)に当接させて、ストッパー体(73)
   の前後伸縮調整により足載台(72)の姿勢を調整可能とし
   たことを特徴とする車両における座席構造。