JPH06343529A - 腰掛用リクライニング装置 - Google Patents

腰掛用リクライニング装置

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Publication number
JPH06343529A
JPH06343529A JP5160287A JP16028793A JPH06343529A JP H06343529 A JPH06343529 A JP H06343529A JP 5160287 A JP5160287 A JP 5160287A JP 16028793 A JP16028793 A JP 16028793A JP H06343529 A JPH06343529 A JP H06343529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reclining
pillow
seat
backrest
release
Prior art date
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Pending
Application number
JP5160287A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Muto
政幸 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koito Industries Ltd filed Critical Koito Industries Ltd
Priority to JP5160287A priority Critical patent/JPH06343529A/ja
Publication of JPH06343529A publication Critical patent/JPH06343529A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リクライニング操作してある腰掛の背ずり及
び枕部を、ワンタッチで通常の起立姿勢に戻す。 【構成】 背ずりフレーム7の下端を台枠4に対して、
背ずり用シートロックシリンダ14を介して後倒角度を
調節可能に枢着すると共に、背ずりリクライニング解除
釦15によってリクライニング動作を解除することがで
きる背ずりリクライニングヒンジ機構6を構成する。枕
部9の下端を背ずりフレーム7に対して平行リンク機構
18を介して枢着し、平行リンク機構18の一端と枕用
シートロックシリンダ19を介して後倒角度を調節可能
に枢着すると共に、枕リクライニング解除釦20によっ
てリクライニング動作を解除することができる枕リクラ
イニングヒンジ機構11を構成する。腰掛本体1を回転
自在に支承する脚台2に背ずり用シートロックシリンダ
14と枕シートロックシリンダ19を同時に解除するリ
クライニング解除用フットペダル22を配置したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両や航空機等の腰掛
における着座姿勢の制御技術に係り、特に腰掛の背ずり
と枕部のリクライニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両や航空機等の腰掛には着
座者の要求に応じて背ずりを起立又は後倒姿勢に変更す
るためのリクライニング機構を搭載したものが使用され
ている。そして、この種のリクライニング機構は背ずり
を起立状態から後倒させると共に、適宜該後倒時の後倒
角度を調節することができるようにしたものである。こ
のリクライニング機構によって着座者は、背ずりを一杯
に後倒操作した場合に背ずりの傾斜に合わせて上半身の
みを傾斜させるようにしている。
【0003】このため、本や新聞等を読み易くする目的
で、枕部又は背ずりの半分が起立又は後倒する機構を備
えた腰掛用リクライニング装置が創案され、使用されて
いるが、この機構を備えた腰掛用リクライニング装置
は、後倒使用した腰掛の背ずりを元の状態に戻す場合
は、その都度着座者が手動で行わなければならず、列車
の腰掛においては終着駅で座席の向きを変更するために
腰掛を回転する作業があり、背ずりを一杯に後倒した姿
勢の腰掛にあっては、回転ロックピンをペダル又はハン
ドル操作で抜出することにより、起立状態に戻すように
した背ずりの自動復帰機能が設置されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、背ずりが一杯
に後倒している状態で且つ枕部か又は背ずりの半分が起
立している状態では、通常の起立状態には戻らず、腰掛
を回転させようとする作業者が回転操作を終了した後、
枕部又は背ずり半分を起立操作しなくてはならず、操作
が面倒であった。このため、列車のように折り返し運転
等において短時間で腰掛の姿勢を規定の状態に戻す作業
がこの種の作業者にとって大きな負担となっていた。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、腰掛の背ずりが一杯に後倒している状態で且
つ枕部か又は背ずりの半分が起立している状態であって
も、列車の終着折り返し駅及び運転中の列車で腰掛を回
転させる操作をしたときに、通常の起立状態に戻すこと
ができる機能を持たせることによって、腰掛の回転作業
が容易になる腰掛用リクライニング装置を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る腰掛用リクライニング装置は、腰掛の
背ずりと枕部をそれぞれ後倒角度を調節可能に構成した
リクライニング式腰掛において、背ずりを支承する背ず
りフレームの下端を台枠に対して、背ずり用シートロッ
クシリンダを介して後倒角度を調節可能に枢着すると共
に、背ずりリクライニング解除釦によってリクライニン
グ動作を解除することができるように構成した背ずりリ
クライニングヒンジ機構と、枕部の下端を前記バックフ
レームに対して平行リンクを介して枢着し、該平行リン
クの一端と枕用シートロックシリンダを介して後倒角度
を調節可能に枢着すると共に、枕リクライニング解除釦
によってリクライニング動作を解除することができるよ
うに構成した枕リクライニングヒンジ機構と、腰掛の基
部に取り付けられ、前記背ずり用シートロックシリンダ
と枕用シートロックシリンダを同時に解除することがで
きるリクライニング解除用フットペダルとから成ること
を要旨とするものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、枕部は背ずりに対して平行
リンク機構を介して該背ずりの上端に枢設してある。従
って、背ずりリクライニングヒンジ機構を単独で後倒又
は起立操作しても枕部は初期の角度姿勢を維持するよう
になり、背ずりの操作によって枕部の角度が変わってし
まうことがない。そして、枕部もまた枕リクライニング
ヒンジ機構の操作によって単独に角度調整することがで
きる。
【0008】また、リクライニング解除用フットペダル
によって両リクライニングヒンジ機構のシートロックシ
リンダを解除作動することができるため、リクライニン
グ姿勢になっていた背ずりと枕部を同時に起立状態に復
帰させ、腰掛の向きを変えるときの隣設した腰掛との干
渉を解消する。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る腰掛用リクライニング装
置の一実施例を図1に従って説明する。実施例の腰掛は
鉄道車両用に構成したものであり、1は車両の床面に固
設した脚台2に対して回転機構3を介して台枠4を水平
方向に正逆回転自在に枢設した腰掛本体であり、上記台
枠4の上面には座ぶとん5を載置固定すると共に、該台
枠4の後端から背ずりリクライニングヒンジ機構6を介
して後倒自在に枢着した背ずりフレーム7に背ずり8を
構成し、また、該背ずりフレーム7の上端に枕部9(又
は背ずり8の上半部分)を支承する枕フレーム10の下
端を、枕リクライニングヒンジ機構11を介して前傾自
在に枢着した構造になっている。そして、上記台枠4の
両側には肘掛12,12を固設してある。
【0010】上記背ずりリクライニングヒンジ機構6
は、ピボットヒンジ13を介して後倒自在(矢印A)に
枢着した背ずりフレーム7の延長下端を、伸長付勢した
背ずり用シートロックシリンダ14を介して台枠4に連
結すると共に、該背ずり用シートロックシリンダ14を
所望の伸長位置でロックしているロック機構とレリーズ
によって連結され、これを解除する背ずりリクライニン
グ解除釦15を肘掛12の内側に取り付ける。
【0011】また、枕リクライニングヒンジ機構11
は、その下端を上記背ずりフレーム7のピボットヒンジ
13近傍に枢着し、上端間を傾斜プレート21を介して
連結した一対の等長連桿16,17からなる平行リンク
機構18を構成すると共に、該平行リンク機構18の上
端を、一方の連桿16の上端を枕フレーム10の下端と
ピボットヒンジ23を介して揺動自在(矢印B)に枢着
し、また他方の連桿17の上端を、伸長方向へ付勢した
枕用シートロックシリンダ19を介して枕フレーム10
に連結してある。この枕用シートロックシリンダ19
は、所望の伸長位置でロックしているロック機構とレリ
ーズによって連結され、これを解除する枕リクライニン
グ解除釦20を肘掛12の内側に取り付けてある。
【0012】尚、符号22は、台枠4の側面に固設した
回転止め解除用を兼ねたリクライニング解除用フットペ
ダルであり、レリーズを介して上記背ずりリクライニン
グ解除釦15、及び枕リクライニング解除釦20に連結
してある背ずり用シートロックシリンダ14と枕用シー
トロックシリンダ19のレリーズを作動し、両シートロ
ックシリンダ14,19のロック機構を同時に解除する
構成になっている。
【0013】次に上記構成になる腰掛用リクライニング
装置の使用姿勢とその作動を図面に従って説明する。図
2は通常の姿勢を示すものであり、背ずり8の上端に枕
部9を略垂直に起立支持してなる。
【0014】この状態から背ずりリクライニングヒンジ
機構6の背ずりリクライニング解除釦15を押しながら
後方に押圧力F1を掛けると、図3に示すように、背ず
り用シートロックシリンダ14のロック機構が解除して
いるため、ピボットヒンジ13を支持軸として背ずり8
を後倒することができる。このとき、枕部9は、枕フレ
ーム10が背ずりフレーム7に対して平行リンク機構1
8を介して支承されているため、図2の垂直状態を維持
するようになり、着座者aの頭部bは前方斜め下方を向
くようになり、くつろいだ読書姿勢を得ることができ
る。
【0015】この状態から枕リクライニングヒンジ機構
11の枕リクライニング解除釦20を押しながら後方に
押圧力F2を掛けると、図4に示すように、枕用シート
ロックシリンダ19のロック機構が解除しているため、
ピボットヒンジ23を支持軸として枕部9を後倒するこ
とができ、枕リクライニング解除釦20からの解除操作
を止めた位置に停止する。そして、背ずり8の後倒と相
俟って、着座者aの頭部bが前方斜め上方を向く就寝姿
勢を得ることができる。
【0016】更に、この状態から背ずりリクライニング
ヒンジ機構6の背ずりリクライニング解除釦15を押
し、後方にかかっている押圧力F1を解消すると、図5
に示すように、背ずり用シートロックシリンダ14のロ
ック機構が解除して該背ずり用シートロックシリンダ1
4の伸長力が背ずりフレーム7の延長下端に加わるた
め、ピボットヒンジ13を支持軸として背ずり8が起立
する。このとき、枕部9は、枕フレーム10が背ずりフ
レーム7に対して平行リンク機構18を介して支承され
ているため、図4の垂直状態を維持するようになり、着
座者aの頭部bは前方斜め上方を向くようになり、例え
ば車両や航空機内の映画等の鑑賞姿勢を得ることができ
る。
【0017】また、リクライニング解除用フットペダル
22を踏むと、レリーズを介して背ずり用シートロック
シリンダ14と枕用シートロックシリンダ19の各ロッ
ク機構が解除されるため、腰掛の姿勢は図2に示すよう
な起立姿勢に復帰する。この起立復帰によって、隣接す
る腰掛との干渉がなくなり、回転機構3を180度旋回
して腰掛本体1の向きを変えることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る腰掛用リクライニング装置
は、以上のように構成したから、肘掛に設けた背ずりリ
クライニング解除釦と枕リクライニング解除釦の操作に
よって、背ずりの後倒角度と枕部の支持角度を自在に調
節することができるため、着座者の要望に応じた座席の
姿勢を形成することができるものである。また、上記背
ずりの後倒又は起立に際して、枕部は平行リンク機構の
作用によって初期角度を維持するようになるため、枕部
は独立して支持角度を調節することができ、着座者の操
作性を改善することができる。
【0019】更に、本発明によれば、腰掛の脚台に構成
したリクライニング解除用フットペダルを踏み込み操作
するだけで、リクライニング姿勢になっていた背ずりと
枕部を同時に起立状態に復帰させることができるため、
腰掛を旋回させて座席の向きを変えるときに隣設した腰
掛との干渉をなくして簡単に旋回させることができるよ
うになり、作業性が改善される等の特徴を有するもので
あり、本発明の実施により得られる効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る腰掛用リクライニング装置の一実
施例を示す腰掛の一部切欠した側面図である。
【図2】同リクライニング装置の作動を示す通常姿勢の
腰掛の一部切欠した側面図である。
【図3】同リクライニング装置の作動を示す読書姿勢の
腰掛の一部切欠した側面図である。
【図4】同リクライニング装置の作動を示す就寝姿勢の
腰掛の一部切欠した側面図である。
【図5】同リクライニング装置の作動を示す映画等の鑑
賞姿勢の腰掛の一部切欠した側面図である。
【符号の説明】
1 腰掛本体 2 脚台 3 回転機構 4 台枠 5 座ぶとん 6 背ずりリクライニングヒンジ機構 7 背ずりフレーム 8 背ずり 9 枕部 10 枕フレーム 11 枕リクライニングヒンジ機構 12 肘掛 14 背ずり用シートロックシリンダ 15 背ずりリクライニング解除釦 18 平行リンク機構 19 枕用シートロックシリンダ 20 枕リクライニング解除釦 22 リクライニング解除用フットペダル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腰掛の背ずりと枕部をそれぞれ後倒角度
    を調節可能に構成したリクライニング式腰掛において、 背ずりを支承する背ずりフレームの下端を台枠に対し
    て、背ずり用シートロックシリンダを介して後倒角度を
    調節可能に枢着すると共に、背ずりリクライニング解除
    釦によってリクライニング動作を解除することができる
    ように構成した背ずりリクライニングヒンジ機構と、 枕部の下端を前記背ずりフレームに対して平行リンクを
    介して枢着し、該平行リンクの一端と枕用シートロック
    シリンダを介して後倒角度を調節可能に枢着すると共
    に、枕リクライニング解除釦によってリクライニング動
    作を解除することができるように構成した枕リクライニ
    ングヒンジ機構と、 腰掛の基部に取り付けられ、前記背ずり用シートロック
    シリンダと枕用シートロックシリンダを同時に解除する
    ことができるリクライニング解除用フットペダルとから
    成ることを特徴とする腰掛用リクライニング装置。
JP5160287A 1993-06-04 1993-06-04 腰掛用リクライニング装置 Pending JPH06343529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5160287A JPH06343529A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 腰掛用リクライニング装置

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JP5160287A JPH06343529A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 腰掛用リクライニング装置

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JPH06343529A true JPH06343529A (ja) 1994-12-20

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ID=15711727

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JP5160287A Pending JPH06343529A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 腰掛用リクライニング装置

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JP (1) JPH06343529A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015507576A (ja) * 2012-01-05 2015-03-12 ビーイー・エアロスペース・インコーポレーテッド 航空機座席用の調節可能なヘッドレスト
WO2015136727A1 (ja) * 2014-03-14 2015-09-17 株式会社ジャムコ 航空機の乗客用シートのリクライニング機構
WO2019045184A1 (ko) * 2017-08-31 2019-03-07 주식회사 컴포트 기립 보조 의자 및 휠체어

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