JPH0698906B2 - 自動車用パワ−シ−ト装置 - Google Patents

自動車用パワ−シ−ト装置

Info

Publication number
JPH0698906B2
JPH0698906B2 JP61171122A JP17112286A JPH0698906B2 JP H0698906 B2 JPH0698906 B2 JP H0698906B2 JP 61171122 A JP61171122 A JP 61171122A JP 17112286 A JP17112286 A JP 17112286A JP H0698906 B2 JPH0698906 B2 JP H0698906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
circuit
current
seat
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61171122A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6328742A (ja
Inventor
薫 梅田
昇政 紀藤
進弘 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Imasen Electric Industrial Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP61171122A priority Critical patent/JPH0698906B2/ja
Publication of JPS6328742A publication Critical patent/JPS6328742A/ja
Publication of JPH0698906B2 publication Critical patent/JPH0698906B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Protection Of Generators And Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車シートのリクライニング装置やシートレ
ール装置等をモータによって駆動する自動車用パワーシ
ート装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車シートのリクライニング装置やシートレー
ル装置をモータによって駆動するパワーシート装置が公
知である。従来のこの種の装置においては、スイッチ或
いはリレーによってモータの正転、逆転および停止を制
御し、モータに過負荷電流が流れるとバイメタル式のサ
ーキットブレーカによってモータの電流を遮断するよう
になっており、更に、装置の作動範囲をリミットスイッ
チによって規制するようになっていた。また、従来のこ
の種の装置においては、第4図に示す高トルク(最大約
8kg・cm)で低速回転(最大約3500回/分)の特性を有
する大型で耐熱性に優れた直流マグネットモータが採用
されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の装置においては、始動時に大きな始動電流が
流れると共に、バイメタル式サーキットブレーカはモー
タに過負荷電流が流れてから電流を遮断するまでに時間
がかかり、耐熱性等が優れた大型で高価なモータを使用
しなければならない問題があった。更に、上記従来の装
置においては、装置の作動範囲を規制するリミットスイ
ッチを各装置の駆動部分に配置するため、モータと制御
回路部およびリミットスイッチ間の回路配線が複雑とな
る問題があった。
〔問題を解決するための手段〕
モータの駆動を制御する制御回路にモータの駆動電流を
常に上限値以下に制限する電流制限回路と、モータの駆
動電流が前記上限値以下に設定される設定値を設定時間
以上超えるとモータの電流を遮断するブレーカ回路とを
備えた構成を特徴とするものである。
〔作 用〕
電流制御回路によってモータが一定の電流値以下で始動
し、モータに大きな始動電流が流れることはない。ま
た、装置が最大作動位置となってモータがロックされて
モータの電流が設定値を超えると、ブレーカ回路によっ
て即座にモータの電流が遮断されて装置の作動が停止す
る。
〔実施例〕
始めに第1図を参照して本発明のパワーシート装置の全
体構成を説明する。自動車用シートはシートクッション
1と、シートバック2とを備え、シートクッション1は
シートレール装置を介して自動車の車体に取りつけら
れ、シートバック2はリクライニング装置を介してシ
ートクッション1の後端にヒンジ連結されている。シー
トレール装置はシートクッション1が固定されるアッ
パーレール301、アッパーレール301に摺嵌されると共に
自動車の車体に固定されるロアレール302、低トルクで
高速回転の小型モータ303およびモータ303の回転出力を
大幅に減速してネジ棒状の駆動部材304に伝達する大減
速器305から成っている。また、リクライニング装置
はシートクッション1に固定されるブラケット401、シ
ートバック2に固定されるブラケット402を有し、両ブ
ラケットは軸413によって互いに回転可能に連結されて
いる。更に、両ブラケットの間には低トルクで高速回転
の小型モータ403の回転出力を減速するウォーム404とウ
ォームホイール405とから成る減速機構と、ウォームホ
イール405の回転を更に減速する図示されない差動歯車
減速機構との組合せになる大減速器が介装されている。
(差動歯車減速機構は両ブラケットに刻設された内歯お
よび外歯の歯車と軸413の偏心軸部とにより構成される
公知な機構で、第1図では図示されていない。) 5はシートクッション1の側面に配設されたスイッチ
で、スイッチ5を操作することによりシートクッション
1内に配設された電流制御回路6を介して前記の小型モ
ータ303、403の正転、逆転および始動、停止を制御する
ようになっている。
なお、上記の小型モータ303、403は固定磁極として小型
のマグネットが用いられ、また、回転子が3極ほどの単
巻きで、構造が簡単で小型のものであり、第2図に示す
低トルクで高速回転の特性を有し、ロック時(拘束時)
の大電流(約20A)による発熱に対し極めて短時間の耐
久性能しか有さない構造となっている。
次に、第3図を参照してスイッチ5と電流制御回路6の
構成について説明する。スイッチ5はダイオード501と
2つのスイッチ回路502、503から成っている。電流制御
回路6はスイッチ5の操作に応動するリレー回路610
と、モータ303、403の電流を一定値以下(本実施例にお
いては5A以下)に保つ電流制限回路620と、設定された
電流値(本実施例においては4A以上)がモータ303、403
に一定時間流れると前記リレー回路610を不作動として
モータ303、403の駆動を解除するブレーカー回路630と
から成っている。前記リレー回路610は4つのリレーコ
イル611〜614とこの磁力に応動するリレー接点611′〜6
14′およびダイオード615〜618とを有し、スイッチ5の
操作に応じてモータ303、403を正転、逆転または停止さ
せるようになっている。電流制限回路620は、トランジ
スタ621、ダイオード622〜624および抵抗625、626を有
し、モータ303、403と直列に接続されてモータ303、403
の電流を常に一定値以下に保つよう設定されている。ブ
レーカー回路630はトランジスタ631、コンデンサ632、
抵抗633より成る遅延回路と、遅延回路の出力によって
前記リレー回路610の電流を遮断するトランジスタ634、
抵抗635、636から成るスイッチング回路とから構成され
ている。また、遅延回路のコンデンサ632には前記電流
制限回路620のトランジスタ621のコレクタより抵抗63
7、638を経て充電されるようになっている。
続いて、上記のように構成したパワーシート装置の作動
について説明する。スイッチ5を操作して例えばスイッ
チ回路502をリレーコイル611側に投入すると、電源端子
Bよりダイオード501、スイッチ回路502、ダイオード61
5、抵抗635、636を経て電源端子Eに電流が流れる。す
ると、ブレーカー回路630のトランジスタ634が導通し、
リレー回路610のリレーコイル611に通電されてリレー接
点611′が応動する。また、リレー接点611′の応動によ
って電源端子Bからリレー接点611′、モータ303、リレ
ー接点612′、電流制限回路620のトランジスタ621を経
て電源端子Eに電流が流れ、モータ303が始動する。こ
の時、モータ303の始動電流は電流制限回路620によって
一定値以下(5A以下)に制限され、第2図に示す。P0
トルク(約0.42kg・cm)で始動し定常状態となった後は
トルク−回転数のP1〜P2の線上Pで駆動される。なお、
本発明の好適な実施例においては定常状態でのモータ30
3の負荷トルクが0.1〜0.3kg・cmとなる大減速器(従来
装置の減速器に比べ約25倍の減速比)が採用され、モー
タ303を極めて高効率で負荷トルクの変動に対する駆動
速度の変化の少ない第2図に斜線で示す領域で使用され
る。
ここで、モータ303が正転すればシートレール装置
アッパーレール301がシートクッション1と一体にロア
レール302に対して前方向に移動調整され、スイッチ回
路502を反対側に投入すればモータ303が逆転してシート
1が後方に移動調整される。またスイッチ回路503を何
れかの側に投入すれば、モータ403が前述のモータ303と
同様に駆動され、リクライニング装置の作動によって
シートバック2の傾斜角度が調整される。
また、上記の動作においてシートレール装置またはリ
クライニング装置の被駆動側に支障が生じてモータ30
3或いはモータ403に過大な負荷トルクが作用すると、電
流制御回路6の電流制限回路620を経て流れるモータの
電流値が設定値(4A)以上に増加し、これがブレーカー
回路630によって検出されてモータへの通電が断たれ、
装置の作動が停止する。つまり、ロック等の過負荷時に
はブレーカー回路によって自動的にモータへの通電が断
たれて過負荷時の大電流によるモータ303、403の損傷お
よび過大トルクによる駆動装置の破壊が防止される。
〔発明の効果〕
本願は、モータによって駆動調整する自動車用パワーシ
ート装置において、モータの駆動を制御する制御回路
を、電流値を常に制限値以下に制御する電流制限回路
と、電流値が所定設定値を所定設定時間以上越えて流れ
ると通電を停止するブレーカ回路とを並列に組込んで構
成するので、特徴の異なる発生電流(瞬時の大電流と継
続的な過電流)に対応してモータの駆動電流を2つの制
限値で制御することが可能になる。具体的には、モータ
始動時に発生する瞬時の大電流である突入電流(必要以
上の過電流)に対しては、電流制限回路で駆動電流を常
に上限値;5A以下に制御してその発生を防止すると共
に、装置が最大作動位置となりストッパに当接した時な
どの過負荷時に発生する継続的な過電流に対しては、ブ
レーカ回路で駆動電流が設定値;4A以上設定時間流れる
と過電流として検出して通電を停止する。
よって、シートの側面等の限られたスペースに取り付け
られ小型軽量化が要求されかつ前後(前傾後傾)方向に
作動範囲を限定されるパワーシート装置に本願を適用す
れば、突入電流に対する耐力の小さい小型で軽量かつ安
価なモータを採用することができ装置全体の小型軽量化
及びコストダウンが図れると共に、前後方向の最大作動
位置となり装置がストッパに当接した時の過負荷を検出
してモータへの通電を停止するので、モータを保護する
と同時に過負荷発生時をストッパ当接時と判断すること
によりストッパ位置を検出可能となりリミットスイッチ
或いはポテンショメータ等のシート位置検出手段が不要
となり部品点数が削減され、かつ、回路構成が単純とな
り装置の一層の小型軽量化及びコストダウンが図れる。
また直列に組込むと、電流値はどちらかの回路で決まる
制限値でしか制御できない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す側面図、第2図は実施の
モータの特性を示す図、第3図は電流制御回路を示す回
路図である。第4図は従来装置のモータの特性を示す図
である。 〔符号の説明〕 1……シートクッション、2……シートバック、……
シートレール装置、……リクライニング装置、303,40
3……モータ、5……スイッチ、6……電流制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 進弘 愛知県犬山市大字犬山字東古券419番地 株式会社今仙技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭48−63213(JP,A) 特開 昭58−43830(JP,A) 特開 昭56−133997(JP,A) 特開 昭57−28588(JP,A) 実開 昭62−192938(JP,U) 特公 昭45−4950(JP,B1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リクライニング装置やシートレール装置を
    モータによって駆動調整する自動車用パワーシート装置
    において、モータの駆動を制御する制御回路は、モータ
    の駆動電流を常に上限値以下に制限する電流制限回路
    と、モータの駆動電流が前記上限値以下に設定される設
    定値を設定時間以上越えるとモータの通電を停止するブ
    レーカ回路とを並列に組込んで構成されることを特徴と
    する自動車用パワーシート装置。
  2. 【請求項2】前記ブレーカ回路は、前記設定値及び設定
    時間を設定する遅延回路と、モータの通電停止信号を出
    力するスイッチング回路とで構成されることを特徴とす
    る請求項1に記載の自動車用パワーシート装置。
JP61171122A 1986-07-21 1986-07-21 自動車用パワ−シ−ト装置 Expired - Fee Related JPH0698906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61171122A JPH0698906B2 (ja) 1986-07-21 1986-07-21 自動車用パワ−シ−ト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61171122A JPH0698906B2 (ja) 1986-07-21 1986-07-21 自動車用パワ−シ−ト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6328742A JPS6328742A (ja) 1988-02-06
JPH0698906B2 true JPH0698906B2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=15917392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61171122A Expired - Fee Related JPH0698906B2 (ja) 1986-07-21 1986-07-21 自動車用パワ−シ−ト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0698906B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02190203A (ja) * 1989-01-14 1990-07-26 Nippon Pneumatic Mfg Co Ltd 固定型工具の保護装置
JPH0741519B2 (ja) * 1990-02-20 1995-05-10 豊和工業株式会社 過負荷トルク検出装置
DE4009718A1 (de) * 1990-03-27 1991-10-17 Daimler Benz Ag Schaltungsanordnung zur stromversorgung und zentralen steuerung einer vielzahl von elektromotorischen stellantrieben
JP2002248971A (ja) * 2001-02-22 2002-09-03 Minebea Co Ltd 電動座席

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4863213A (ja) * 1971-12-09 1973-09-03
JPS56133997A (en) * 1980-03-25 1981-10-20 Toshiba Corp Current limiting device for motor
JPS5728588A (en) * 1980-07-28 1982-02-16 Okuma Mach Works Ltd Speed controlling device for direct current motor
DE3137150A1 (de) * 1981-09-18 1983-04-07 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Einrichtung zur positionierung wenigstens zweier stellvorrichtungen fuer kraftfahrzeugsitze
JPS62192938U (ja) * 1986-05-30 1987-12-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6328742A (ja) 1988-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920001088B1 (ko) 자동차용 파워시이트
JPH05103497A (ja) 電気走行車
JPH0698906B2 (ja) 自動車用パワ−シ−ト装置
JP7223747B2 (ja) 車両フラップ用の駆動装置
EP0289052A2 (en) Electrical driving system for foldable outer rearview mirrors of a motor vehicle
WO2003059236A1 (fr) Fauteuil roulant a securite
US5170106A (en) Method of protecting motor against overload and motor control device
JP3233763B2 (ja) 車両用パワーシート装置
JPS638033A (ja) 自動車用パワ−シ−ト装置
JPH04208024A (ja) モータの過負荷保護方法およびモータ制御装置
JPH058674A (ja) パワーシートのモータ制御方法およびモータ制御装置
JP4199695B2 (ja) ミラー装置用モータ制御回路
JP2724565B2 (ja) 電動車輌用モータ制御装置
JP3295723B2 (ja) シート駆動制御装置
JPH0333188Y2 (ja)
KR970002179Y1 (ko) 자동차의 파워시트 조절장치
JP3233764B2 (ja) 車両用パワーシート制御装置
KR19980063525U (ko) 자동차용 전동접이식 백미러 구동장치
JPS61166609A (ja) サイドサポ−ト制御装置
KR200161289Y1 (ko) 자동차용 전동접이식 백미러 제어장치
JPH0451926A (ja) 開閉体の駆動装置
JPH04237645A (ja) パワーシートのモータ制御方法およびモータ制御装置
JPH04741Y2 (ja)
EP0808739A2 (en) Method and apparatus for driving a dual-speed electric power seat assembly
JP3160308B2 (ja) 電動式車両の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees