JPH0333188Y2 - - Google Patents

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JPH0333188Y2
JPH0333188Y2 JP1984184729U JP18472984U JPH0333188Y2 JP H0333188 Y2 JPH0333188 Y2 JP H0333188Y2 JP 1984184729 U JP1984184729 U JP 1984184729U JP 18472984 U JP18472984 U JP 18472984U JP H0333188 Y2 JPH0333188 Y2 JP H0333188Y2
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JP
Japan
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motor
circuit
seat
power mechanism
predetermined
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JP1984184729U
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  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車等のシートバツクに取付け
られたシートリクライニング装置を自動操作する
ため、これらと共に使用するシートリクライニン
グ装置用パワー機構に係り、特にこのパワー機構
に取付けられた正逆回転用のモータが許容できる
最大のトルク力(以下最大トルク力とよぶ)を運
動方向によつて異るように設定することのできる
シートリクライニング装置用パワー機構に関す
る。 〔従来の技術〕 従来より、例えば自動車等のシートバツク等に
おいては、自動操作によつてこのシートバツクを
前後方向に傾斜させるため、正逆回転用のモー
タ、歯車、作動杆等よりなるパワー機構を備えた
リクライニング装置(以下、パワーリクライニン
グ装置とよぶ)をそのシートバツクに取付けたも
のが提案されている。 ところで、そのパワー機構に用いるモータには
電気回路が取付けられており、この電気回路は、
第5図に示すような切替スイツチaによつてモー
タの回転を正方向或いは逆方向に切替え、これに
よつて作動杆を前方に傾斜させたり(以下、前傾
運動とよぶ)、あるいは後方に傾斜させたり(以
下、後傾運動とよぶ)してシートバツクの傾斜角
度の自動調節を行つている。ところが、このパワ
ー機構の作動時に、シートバツクの傾斜する方向
に何か障害物がある場合、そこでその障害物に突
き当つて止りその動きが一時的に制限されるた
め、電気回路内に過電流が流れてモータ等を損傷
させることがあつた。 そこで、このパワー機構にあつては、第6図に
示すように、その電気回路内にブレーカb等を設
け、パワー機構が作動中にこのパワー機構の運動
を阻止しようとするある一定の力(以下、最大制
動力とよぶ)が作用して電気回路内にある一定の
過電流(以下、最大過電流とよぶ)を越える電流
が流れると、直ちにブレーカbが作動してパワー
機構が停止し、これによつてモータc等の機器を
保護するように構成されたものが提案されてい
る。 〔解決しようとする問題点〕 しかしながら前記のようなタイプのパワー機構
にあつては、例えば前傾運動及び後傾運動の両方
向の運動に対し、共に同一の最大制動力を越える
力が負荷されるとそのパワー機構が停止しモータ
等を保護するように構成されているだけであり、
このためこの種のパワー機構を備えたパワーリク
ライニング装置にあつては次のような問題を発生
している。 即ち、このパワーリクライニング装置が前傾運
動を行う場合には(第7図a参照)、少なくとも
大人の上半身側の体重を充分支えるだけのトルク
をモータcに持たせることが必要であり、従つて
そのモータcの最大トルク力を高めに設定するた
めこれに応じた高めの過電流でブレーカbを作動
させることが必要となる。ところが、このように
高めに設定すると、後傾運動を行う際(第7図b
参照)に例えば子供が後方側にいる場合、この子
供がシートバツクの後傾運動を手で押えて停止さ
せようとしても子供の力よりも遥かに大きな力を
作用させないとブレーカbが作用しないようにな
つているためこれを停止させることができず、そ
の子供はこのシートバツクと床等の間に挾まれて
思わぬけがをすることがある。 またこれを防止しようとして、即ち子供の力で
もブレーカbが作動し容易に後傾運動が停止でき
るようにモータcの最大トルク力を低めに設定す
ると、例えば大人の人が着座して前傾運動を行お
うとしてもブレーカbが作動して前傾運動を行う
ことができないという事態が発生する場合があ
る。 この考案は、従来のパワー機構がもつ以上のよ
うな問題点を除去することを目的とするものであ
り、より詳細には、シートバツクの前傾及び後傾
の2種類のリクライニング運動に対し夫々異なる
最大トルク力が確実に、かつ、簡単に設定できる
信頼性の高いシートリクライニング装置用パワー
機構を低コストで提供することにある。 〔問題を解決するための手段〕 即ち、この考案は、正逆回転用のモータ等と、
このモータの正回転によるシートバツクの前傾運
動を司る第1回路と、このモータの逆回転による
シートバツクの後傾運動を司る第2回路と、所定
の角度までこれらシートバツクが前後に傾斜する
とモータの作動を自動的に停止するリミツトスイ
ツチとを有し、切替スイツチによつてこれら2種
類の第1,第2運動を選択的に操作するシートリ
クライニング装置用パワー機構において、シート
に着座する着座者の上半身を起立させる所定のト
ルクをこえる第1押圧力がモータ側に作用して前
記第1回路に所定の過電流が流れると第1回路を
開く第1ブレーカと、シートの後方側から前記第
1押圧力よりも小さな所定の第2押圧力がモータ
側に作用して前記第2回路に所定の過電流が流れ
ると第2回路を開く第2ブレーカとを備えたもの
である。 〔作用〕 この考案のシートリクライニング装置用パワー
機構は、モータによりシートバツクに前後のリク
ライニング運動を行わせる際に、前記第1,第2
回路を含む夫々の電気回路において夫々異なる2
種類の過電流によつて第1,第2ブレーカが作動
してシートバツクの前後のリクライニング運動を
停止させるようになつているため、換言すれば、
第1,第2運動を行う際にこれらの運動に対し
夫々所定の第1押圧力及びこれより小さな第2押
圧力が制動力として作用したときにこれらの運動
が停止するようにその制動力に対する許容可能な
最大トルク力を別々にかつ、最適な大きさに設定
することができるようにしたものである。 〔実施例〕 以下、この考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。 第4図は、この考案に係るシートリクライニン
グ装置用パワー機構を示すものであり、このシー
トリクライニング装置用パワー機構は、正逆回転
用のモータ1と、このモータ1の正回転による前
傾運動を司る第1回路2と、このモータ1の逆回
転による後傾運動を司る第2回路3と、これら第
1,第2回路2,3の一端側と接続された切替ス
イツチ4と、第1,第2回路2,3に夫々設けら
れた第1,第2ブレーカ5,6と、この第1,第
2回路2,3の他端側が接触しているリミツトス
イツチ7等とから構成されている。 前記モータ1は、シヤフトの回転によつて発生
するトルク力によつてシートバツク(図示せず)
を前傾及び後傾させるものであり、第2図に示す
リクライニング装置のリクライニング機構と接続
されている。このリクライニング機構は、前記モ
ータ1のシヤフトに取付けられたウオームギア9
と、このウオームギア9に噛合するホイールギア
10と、このホイールギア10の回転力が伝達さ
れて回転する作動ギア11と、この作動ギア11
を固定して取付けていると共にシートバツクのフ
レーム(図略)に一端側が固定され、シートバツ
クを前傾運動及び後傾運動させることのできる作
動杆12とから構成されている。そしてこのモー
タ1は、切換スイツチ4の第3及び第4端子と接
続されており、第3図に示すような特性を有して
いる。 前記第1回路2は、一端側が切換スイツチ4の
第5端子に接続されていると共に、他端側がリミ
ツトスイツチ7の後端子(図中左側の端子)に接
続されている。 前記第2回路3は、一端側が切換スイツチ4の
第2端子に接続されていると共に、他端側がリミ
ツトスイツチ7の前端子(図中右側の端子)に接
続されている。 前記切換スイツチ4は、第5図に示す従来のも
のと同様のものであり、第1端子乃至第5端子の
間の夫々の接続状態については、次の表に示すよ
うになつている。即ち、前傾させたい場合には、
同図左側(フロント側)の部分を下方に押圧させ
ることによつて第3,第5端子が接続され(第4
図a参照)、また後傾させたい場合には、同図右
側(リア側)の部分を下方に押圧させることによ
つて第1,第4端子及び第2,第3端子が夫々接
続される(第4図b参照)ようになつている。
尚、この切換スイツチ4の第1端子の一端側がバ
ツテリ8のプラス端子と接続されている。
〔効果〕
以上述べてきたように、この考案を用いるとパ
ワー機構のモータが接続されている電気回路のう
ち、第1,第2回路に夫々一定の過電流によつて
作動する第1,第2ブレーカを取付けることで、
夫々の運動に応じた最適の最大トルク力を設定で
き、換言すれば、夫々の運動を行う際に、モータ
を過電流から保護しつつ、かつその状況に応じた
最大のトルク力を有効にしかも独立して発揮でき
るようモータを調節することができる。 また、この考案を用いると、従来の電気回路に
おいてブレーカを取外し、かつ第1,第2回路に
最適なブレーカを夫々独立して取付けるだけでよ
く、簡単な回路構成ですむため、つまり一般に振
動等に対して比較的故障をおこし易い電子部品等
を多数必要とせず、特に車輌用等としての使用に
好適であり、その分信頼性が高く、しかも低コス
トで提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るパワー機構を示す説明
図、第2図はこの考案に係るパワー機構を取付け
られているリクライニング機構を示す概略斜視
図、第3図はこの考案に係るモータの特性を示す
グラフ、第4図a及びbは第1図に示すパワー機
構において前傾運動及び後傾運動の際の作用を
夫々示す説明図、第5図は切替スイツチを示す概
略斜視図、第6図は従来のパワー機構を示す説明
図、第7図a及びbは第6図に示すパワー機構に
おいて前傾運動及び後傾運動の際の作用を夫々示
す説明図である。 1……モータ、2……第1回路、3……第2回
路、4……切替スイツチ、5……第1ブレーカ、
6……第2ブレーカ、7……リミツトスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 正逆回転用のモータ等と、このモータの正回転
    によるシートバツクの前傾運動を司る第1回路
    と、このモータの逆回転によるシートバツクの後
    傾運動を司る第2回路と、所定の角度までこれら
    シートバツクが前後に傾斜するとモータの作動を
    自動的に停止するリミツトスイツチとを有し、切
    替スイツチによつてこれら2種類の第1,第2運
    動を選択的に操作するシートリクライニング装置
    用パワー機構において、 シートに着座する着座者の上半身を起立させる
    所定のトルクをこえる第1押圧力がモータ側に作
    用して前記第1回路に所定の過電流が流れると第
    1回路を開く第1ブレーカと、 シートの後方側から前記第1押圧力よりも小さ
    な所定の第2押圧力がモータ側に作用して前記第
    2回路に所定の過電流が流れると第2回路を開く
    第2ブレーカと を備えたことを特徴とするシートリクライニング
    装置用パワー機構。
JP1984184729U 1984-12-05 1984-12-05 Expired JPH0333188Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS61101493U JPS61101493U (ja) 1986-06-28
JPH0333188Y2 true JPH0333188Y2 (ja) 1991-07-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015001846A1 (ja) * 2013-07-04 2017-02-23 株式会社デルタツーリング 回転動作制御機構及びシート

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10179523B2 (en) * 2014-10-16 2019-01-15 Delta Tooling Co., Ltd. Rotation movement control mechanism and seat

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5211121U (ja) * 1975-07-11 1977-01-26

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