JPH02190203A - 固定型工具の保護装置 - Google Patents
固定型工具の保護装置Info
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- JPH02190203A JPH02190203A JP655689A JP655689A JPH02190203A JP H02190203 A JPH02190203 A JP H02190203A JP 655689 A JP655689 A JP 655689A JP 655689 A JP655689 A JP 655689A JP H02190203 A JPH02190203 A JP H02190203A
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Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、例えば旋盤のようにチャックでワークを把
握してチャックとともにワークを回転させ、工具取付台
に固定した固定型工具をワークに切り込んで所定の加工
を施す工作機械における固定型工具の保護装置に関する
ものである。
握してチャックとともにワークを回転させ、工具取付台
に固定した固定型工具をワークに切り込んで所定の加工
を施す工作機械における固定型工具の保護装置に関する
ものである。
旋盤を用いてワークを切削する場合、一般には刃物台に
バイトを取付けて切削する。また、刃物台にドリル、タ
ップなどを固定して孔あけ加工やネジ切り加工を施すこ
ともある。
バイトを取付けて切削する。また、刃物台にドリル、タ
ップなどを固定して孔あけ加工やネジ切り加工を施すこ
ともある。
さらに、タレット旋盤のようにタレットに各種の工具を
取付けて、チャックで把握したワークを切削するものも
ある。
取付けて、チャックで把握したワークを切削するものも
ある。
マシニングセンタのように、ドリル、エンドミルなどの
切削工具を回転させながら、固定状態のワークに種々の
加工を施す工作機械の場合は、切削工具に加わるトルク
やスラストの異常な力が発生したとき、工作機械の主軸
に対する切削工具の拘束を解除するともに、この異常を
検出して工作機械を止めたり、警報を発したりする装置
は種々提案されている。
切削工具を回転させながら、固定状態のワークに種々の
加工を施す工作機械の場合は、切削工具に加わるトルク
やスラストの異常な力が発生したとき、工作機械の主軸
に対する切削工具の拘束を解除するともに、この異常を
検出して工作機械を止めたり、警報を発したりする装置
は種々提案されている。
しかし、前記のようなタレット式の旋盤のタレットに取
付けた切削工具に対する工具の保護装置はなかったので
ある。
付けた切削工具に対する工具の保護装置はなかったので
ある。
この考案の目的は上記のような固定型工具に対する保護
装置を提供することである。
装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は工具取付台に
着脱自在に固定した保持部材に、軸方向にのみ摺動する
回転不可の進退筒を装着し、この進退筒内には工具取付
軸の後部を回動自在に装着し、この工具取付軸と進退筒
の間には工具取付軸に加わる回転方向の抵抗が設定値を
越えると、進退筒に対して工具取付軸を回転方向に自由
にする回転方向結合手段を設け、前記進退筒と保持部材
の間には工具取付軸から進退筒に加わる軸方向の抵抗が
設定値を越えると進退筒を保持部材に対して軸方向に自
由にする軸方向結合手段を設けたものである。また、上
記回転方向結合手段と軸方向結合手段の何れかまたは両
方が外れたことを検出して工作機械を停止させるなどの
異常信号を発する異常検出手段を設ける場合もある。
着脱自在に固定した保持部材に、軸方向にのみ摺動する
回転不可の進退筒を装着し、この進退筒内には工具取付
軸の後部を回動自在に装着し、この工具取付軸と進退筒
の間には工具取付軸に加わる回転方向の抵抗が設定値を
越えると、進退筒に対して工具取付軸を回転方向に自由
にする回転方向結合手段を設け、前記進退筒と保持部材
の間には工具取付軸から進退筒に加わる軸方向の抵抗が
設定値を越えると進退筒を保持部材に対して軸方向に自
由にする軸方向結合手段を設けたものである。また、上
記回転方向結合手段と軸方向結合手段の何れかまたは両
方が外れたことを検出して工作機械を停止させるなどの
異常信号を発する異常検出手段を設ける場合もある。
この発明は、上記の構造であるから、ワークを把握した
チャックを回転させ、タレットをチャックに向けて前進
させることにより、タレット外側の工具取付台に取付け
たツールホルダの先端のドリルなどの切削工具をワーク
に切り込む。
チャックを回転させ、タレットをチャックに向けて前進
させることにより、タレット外側の工具取付台に取付け
たツールホルダの先端のドリルなどの切削工具をワーク
に切り込む。
正常な切削が行われた場合、切削終了とともにチャック
が停止し、タレットが後退し、切削刃物をワークから完
全に抜いたのち、タレットが回転し、つぎの切削工具を
チャックに対向せしめてタレットは停止する。
が停止し、タレットが後退し、切削刃物をワークから完
全に抜いたのち、タレットが回転し、つぎの切削工具を
チャックに対向せしめてタレットは停止する。
ついでチャックが回転を始めタレットが前進してツール
ホルダの先端の切削工具でワークに対するつぎの加工が
始まる。
ホルダの先端の切削工具でワークに対するつぎの加工が
始まる。
また、上記の加工中において、切削工具に回転方向また
は軸方向の何れかまたは両方の異常な抵抗が加わると、
ツールホルダ内の回転方向の結合手段および軸方向の結
合手段の何れかまたは両方が働いて工具取付軸を回転方
向または軸方向の何れかまたは両方に自由として切削刃
物を保護する。
は軸方向の何れかまたは両方の異常な抵抗が加わると、
ツールホルダ内の回転方向の結合手段および軸方向の結
合手段の何れかまたは両方が働いて工具取付軸を回転方
向または軸方向の何れかまたは両方に自由として切削刃
物を保護する。
また、異常検出手段を有する場合は、この検出手段が異
常を検知すると同時に制御部に異常信号を送ってチャッ
クの回転を止めるので切削工具が保護されるとともに迅
速な対策をとることができる。
常を検知すると同時に制御部に異常信号を送ってチャッ
クの回転を止めるので切削工具が保護されるとともに迅
速な対策をとることができる。
第1図、第2図において、1は旋盤の主軸に固定したチ
ャック、2はタレットである。このタレット2は旋盤の
主軸と平行のタレット軸3を中心に正逆任意の方向に回
転する。
ャック、2はタレットである。このタレット2は旋盤の
主軸と平行のタレット軸3を中心に正逆任意の方向に回
転する。
実施例では8角形のタレットを用い、その外周の各面に
工具取付台4を固定する。
工具取付台4を固定する。
上記各工具取付台4にはそれぞれツールホルダ5を固定
する。
する。
このツールホルダ5は第3図のように、各工具取付台4
に固定する。
に固定する。
ツールホルダ5は保持部材8とその端部に設けた筒状部
S内に摺動自在に装着した進退筒10と、この進退筒1
0内に後部を回動自在に装着した工具取付軸11からな
っている。
S内に摺動自在に装着した進退筒10と、この進退筒1
0内に後部を回動自在に装着した工具取付軸11からな
っている。
上記保持部材8は第3図のように取付台4に設けた取付
孔12に挿入して固定ネジ14により固定したものであ
る。
孔12に挿入して固定ネジ14により固定したものであ
る。
また、進退筒10の外周には第4図のように軸方向の溝
15を設け、この溝15には、筒状部9に固定した回止
めピン16を係合させる。
15を設け、この溝15には、筒状部9に固定した回止
めピン16を係合させる。
17は回転方向の結合手段で、進退筒10の前端に一体
に設けたフランジ18の前面に複数の凹球状凹部1Sを
設け、工具取付軸11の中間部外周に一体に形成した大
径部20に各凹部19に対応する軸方向の孔21を設け
、この名札21にはめた各ボール22をバネ23により
、各凹部19に押し付けたものである。
に設けたフランジ18の前面に複数の凹球状凹部1Sを
設け、工具取付軸11の中間部外周に一体に形成した大
径部20に各凹部19に対応する軸方向の孔21を設け
、この名札21にはめた各ボール22をバネ23により
、各凹部19に押し付けたものである。
また、上記バネ23は大径部20の外周の雄ネジにねじ
込んだトルク調整リング25により支持せしめる。
込んだトルク調整リング25により支持せしめる。
27は軸方向の結合手段で、複数のボール28と、この
ボールを受けるため、進退筒10の外側全周に形成した
周溝29と、ボール28を周溝29に押し付けるバネ3
0およびバネ受31からなっている。
ボールを受けるため、進退筒10の外側全周に形成した
周溝29と、ボール28を周溝29に押し付けるバネ3
0およびバネ受31からなっている。
上記ボール28、バネ30、バネ受31は筒状部9の前
端の大径部32に設けた半径方向の複数の孔34に進退
自在にはめ込んだものである。
端の大径部32に設けた半径方向の複数の孔34に進退
自在にはめ込んだものである。
また、大径部32の外周には筒状のスラスト調整リング
33を取付ける。
33を取付ける。
上記リング33の内周には第5図に示すように各バネ受
31を受ける支持面35を設けるが、この各支持面35
は渦巻の一部をなす形状にして、リング33の回動によ
りバネ30の強さを調整し得るようにする。
31を受ける支持面35を設けるが、この各支持面35
は渦巻の一部をなす形状にして、リング33の回動によ
りバネ30の強さを調整し得るようにする。
従って、大径部32の外周一部に周方向の溝36を設け
、リング33の一部のネジ孔にねし込んだセットネジ3
7の内端を溝36に圧着せしめて調整後のリング33を
任意の位置に固定し得るようにする。
、リング33の一部のネジ孔にねし込んだセットネジ3
7の内端を溝36に圧着せしめて調整後のリング33を
任意の位置に固定し得るようにする。
40はトルクセンサで、工具取付軸11の外周に形成し
た軸方向の溝であり、このセンサ40に通じる給気孔4
1を取付軸11の孔42に連通させる。
た軸方向の溝であり、このセンサ40に通じる給気孔4
1を取付軸11の孔42に連通させる。
また、進退筒10の一部には半径方向の排気孔42′を
設けてその外端の開口をスラストセンサ43とする。
設けてその外端の開口をスラストセンサ43とする。
上記孔42は工具取付軸11の後端に達し、この後端部
に設けた雌ネジに軸方向のギャップ調整ネジ44をねじ
込んで、その大径頭部45で進退筒10の後部内周の突
縁46を押さえるものである。
に設けた雌ネジに軸方向のギャップ調整ネジ44をねじ
込んで、その大径頭部45で進退筒10の後部内周の突
縁46を押さえるものである。
上記ギャップ調整ネジ44には前後に貫通する連通孔4
7を設け、保持部材8の筒状部Sの後部にはその内外を
通じる連通孔48を設けて、この連通孔48により第3
図の工具取付台4に設けた連通路49と筒状部Sの後部
内とを連通させる。
7を設け、保持部材8の筒状部Sの後部にはその内外を
通じる連通孔48を設けて、この連通孔48により第3
図の工具取付台4に設けた連通路49と筒状部Sの後部
内とを連通させる。
第1図ないし第3図の51は、タレット2とともに進退
するタレント取付台(図示省略)に固定したフレームで
、このフレーム51にパツキンボディ52を固定する。
するタレント取付台(図示省略)に固定したフレームで
、このフレーム51にパツキンボディ52を固定する。
上記パツキンボディ52には送気路53と送液路54を
それぞれ設け、これらの先端は工具取付台4の方向に向
く開口55.56に連通させる。
それぞれ設け、これらの先端は工具取付台4の方向に向
く開口55.56に連通させる。
また、各取付台4の後面には上記開口55.56に相対
向する受口58.59を設け、受口58は前記連通路4
9に連通させ、受口59は取付台4に設けた連通路60
に連通させ、この連通路60は、取付台4の外側に設け
た切削液噴射ノズル63に連通させる。
向する受口58.59を設け、受口58は前記連通路4
9に連通させ、受口59は取付台4に設けた連通路60
に連通させ、この連通路60は、取付台4の外側に設け
た切削液噴射ノズル63に連通させる。
上記開口55.56内には管状の可動継手61.62を
摺動自在に装着し、これを外方に押すバネ64.65を
開口55.56の後部に挿入する。
摺動自在に装着し、これを外方に押すバネ64.65を
開口55.56の後部に挿入する。
上記各継手61.62の外側にはは軸方向の溝を設けて
、この溝に、開口内に固定したピンを係合させて継手6
1.62の摺動範囲を制限する。
、この溝に、開口内に固定したピンを係合させて継手6
1.62の摺動範囲を制限する。
さらに、各継手61.62の先端はテーパ状または球状
にして受口58.59への着脱が円滑に行われるように
し、かつこの部分の外周にOリングをはめて継手61.
62と受口58.59の係合時に気密、液密を保つよう
にする。
にして受口58.59への着脱が円滑に行われるように
し、かつこの部分の外周にOリングをはめて継手61.
62と受口58.59の係合時に気密、液密を保つよう
にする。
また、送気路53の後端には送気管66を連結し、送液
路54の後端には切削液の送液管67を連結する。
路54の後端には切削液の送液管67を連結する。
さらに、上記送気管66には図示省略しであるコンプレ
ッサ、レシーバタンクなどからなる圧縮空気源が通じて
おり、その途中の分岐路に圧力センサを設ける。この圧
力センサは圧力スイッチのようなもので、このセンサは
制御アンプに接続され、このアンプから工作機械の制御
信号を発信するようになっている。
ッサ、レシーバタンクなどからなる圧縮空気源が通じて
おり、その途中の分岐路に圧力センサを設ける。この圧
力センサは圧力スイッチのようなもので、このセンサは
制御アンプに接続され、このアンプから工作機械の制御
信号を発信するようになっている。
上記制御アンプは異常信号により機械を停止させるが若
干の時間が経過すると機械の運転を再開するようにプロ
グラムされている。
干の時間が経過すると機械の運転を再開するようにプロ
グラムされている。
また、前記空気供給路には電磁弁を設けてタレット2が
停止した条件でこの電磁弁が開き圧縮空気が供給される
ように回路を構成する。
停止した条件でこの電磁弁が開き圧縮空気が供給される
ように回路を構成する。
上記実施例の作用を説明すれば、各ツールホルダ5の保
持部材8を各工具取付台4に固定し、各工具取付軸11
の先端にドリルなどの所定の切削工具69を取付けてチ
ャック1の回転と、タレット2の前進により切削工具6
9をチャック1で把握しているワーク68へと切り込む
。
持部材8を各工具取付台4に固定し、各工具取付軸11
の先端にドリルなどの所定の切削工具69を取付けてチ
ャック1の回転と、タレット2の前進により切削工具6
9をチャック1で把握しているワーク68へと切り込む
。
通常の切削状態ではボール22.28が第4図、第5図
のようにそれぞれ凹部19と周溝29に嵌合しているか
ら、保持部材8と工具取付軸11とは一体となって静止
している。
のようにそれぞれ凹部19と周溝29に嵌合しているか
ら、保持部材8と工具取付軸11とは一体となって静止
している。
また、このような正常な切削の場合は第4図、第6図(
a)のように、進退筒10の排気孔42′が工具取付軸
11の給気孔41に通じている。
a)のように、進退筒10の排気孔42′が工具取付軸
11の給気孔41に通じている。
上記の切削加工中において切削屑の詰まり−などの原因
で刃物に大きな抵抗が働いて工具取付軸11がワーク6
8により回転される状態となると、結合手段17のボー
ル22がバネ23を圧縮し、凹部1Sから外れて工具取
付軸11を回転方向に自由にすることにより切削工具を
保護する。
で刃物に大きな抵抗が働いて工具取付軸11がワーク6
8により回転される状態となると、結合手段17のボー
ル22がバネ23を圧縮し、凹部1Sから外れて工具取
付軸11を回転方向に自由にすることにより切削工具を
保護する。
正常運転中は第6図(a)のように、工具取付軸11の
トルクセンサ40と進退筒10の排気孔42′が一致し
ている。
トルクセンサ40と進退筒10の排気孔42′が一致し
ている。
従って、圧縮空気源からの圧縮空気が第3図の送気管6
6→送気路53→開ロ55→可動継手61→受口58→
連通路4S→第4図の連通孔48→連通孔47→孔42
→給気孔41→トルクセンサ40→排気孔42′→スラ
ストセンサ43と流れて大径部32とフランジ18間の
間隙がら大気中に放出されている。
6→送気路53→開ロ55→可動継手61→受口58→
連通路4S→第4図の連通孔48→連通孔47→孔42
→給気孔41→トルクセンサ40→排気孔42′→スラ
ストセンサ43と流れて大径部32とフランジ18間の
間隙がら大気中に放出されている。
一方、送液管67から送られてきた切削液は送液路54
→開ロ56→継手62→受ロ59→連通路60→ノズル
63と流れて、その先端から切削部に切削液を噴射する
。
→開ロ56→継手62→受ロ59→連通路60→ノズル
63と流れて、その先端から切削部に切削液を噴射する
。
上記のように正常運転中は圧縮空気は大気中に放出され
ているから、圧力センサは働かないが、前記のように切
削刃物に加わる異常トルクにより工具取付軸11が回り
出すと、第6図(b)のようにトルクセンサ40が排気
孔42′の側方へずれ、給気孔41が遮断される。
ているから、圧力センサは働かないが、前記のように切
削刃物に加わる異常トルクにより工具取付軸11が回り
出すと、第6図(b)のようにトルクセンサ40が排気
孔42′の側方へずれ、給気孔41が遮断される。
こうして給気孔41が遮断されると、送気管66内の空
気圧が急上昇し、圧力センサがこれを感知してその信号
が制御アンプに入力され、これが、増巾されて制御部に
入力され旋盤のチャックを停止させる。
気圧が急上昇し、圧力センサがこれを感知してその信号
が制御アンプに入力され、これが、増巾されて制御部に
入力され旋盤のチャックを停止させる。
また、ドリルの刃先の摩耗などの原因で、工具取付軸1
1に加わる推力が異常に大きくなったときは工具取付軸
11と進退筒10が筒状部9に対して後退し、ボール2
8がバネ30を圧縮して周溝29から離脱し、工具取付
軸11を保持部材8に対し、軸方向に後退させ自由にし
て切削工具を保護する。
1に加わる推力が異常に大きくなったときは工具取付軸
11と進退筒10が筒状部9に対して後退し、ボール2
8がバネ30を圧縮して周溝29から離脱し、工具取付
軸11を保持部材8に対し、軸方向に後退させ自由にし
て切削工具を保護する。
このとき、第7図のように進退筒10の排気孔42′の
端部のスラストセンサ43が筒状部9大径部の内周で遮
断されるので給気孔41に通じる排気孔42′が遮断さ
れ、トルクの異常時と同様に送気管66内の空気圧が急
上昇して圧力センサが働きチャック10回転を止める。
端部のスラストセンサ43が筒状部9大径部の内周で遮
断されるので給気孔41に通じる排気孔42′が遮断さ
れ、トルクの異常時と同様に送気管66内の空気圧が急
上昇して圧力センサが働きチャック10回転を止める。
上記のようにチャック回転を停止させ、切削工具を一旦
後退させたのち、機械の運転を再開すると、ボール22
が凹部19に係合復帰し、ボール28が周溝29に保合
復帰しているときは、切削作業が続行される。
後退させたのち、機械の運転を再開すると、ボール22
が凹部19に係合復帰し、ボール28が周溝29に保合
復帰しているときは、切削作業が続行される。
しかし、正常に復帰しているにもかかわらず工具に異常
がある場合は再びボール22またはボール28が、凹部
19または周溝29から外れて前記と同様の作用が繰返
される。
がある場合は再びボール22またはボール28が、凹部
19または周溝29から外れて前記と同様の作用が繰返
される。
上記のようにチャック1が再度停止すると異常有りと判
定し、音響またはパイロットランプなどの警報器を働か
せて異常状態を知らせることによりこの部分の点検ある
いは工具やツールホルダの交換が行われる。
定し、音響またはパイロットランプなどの警報器を働か
せて異常状態を知らせることによりこの部分の点検ある
いは工具やツールホルダの交換が行われる。
また、異常なく切削加工が行われた場合は制御部からの
終了信号でチャック1が停止し、ついでタレット2がフ
レーム51とともに後退して切削工具69をワーク68
から抜き取る。
終了信号でチャック1が停止し、ついでタレット2がフ
レーム51とともに後退して切削工具69をワーク68
から抜き取る。
工具69がワーク68から完全に抜けた条件でタレット
2が回転し、所定位置の工具取付台4がチャック1に相
対する位置まで回動して停止する。
2が回転し、所定位置の工具取付台4がチャック1に相
対する位置まで回動して停止する。
上記のようにタレット2が回転するさい、第3図のよう
に取付台4の受口58.59に係合していた可動継手6
1.62が取付台4の後面で押されてバネ64.65を
圧縮して後退し、つぎの取付台4の受口58.59がく
ると、これに係合するといろ動作を行う。
に取付台4の受口58.59に係合していた可動継手6
1.62が取付台4の後面で押されてバネ64.65を
圧縮して後退し、つぎの取付台4の受口58.59がく
ると、これに係合するといろ動作を行う。
従ってタレット2の回転中は送気管66や送液管67の
途中の弁が閉じて圧縮空気や切削液の流れを止めている
。
途中の弁が閉じて圧縮空気や切削液の流れを止めている
。
上記のようなタレット2の回転でつぎの切削刃物の中心
とチャック1の回転中心とが正しく一致した条件でチャ
ック1が回転を始め、タレット2が前進してつぎの加工
が始まる。
とチャック1の回転中心とが正しく一致した条件でチャ
ック1が回転を始め、タレット2が前進してつぎの加工
が始まる。
(発明の効果〕
この発明は上記のように、チャックで把握したワークを
回転させて切削加工中に切削屑の詰まりゃドリルの刃先
の摩耗などの原因で工具取付軸に加わる回転方向や軸方
向の抵抗が異常に大きくなると、結合手段が分離して、
ツールホルダの保持部材に対して工具取付軸が回転方向
に自由になり、また、軸方向にも自由になり、工具やワ
ークの損傷を防止する。
回転させて切削加工中に切削屑の詰まりゃドリルの刃先
の摩耗などの原因で工具取付軸に加わる回転方向や軸方
向の抵抗が異常に大きくなると、結合手段が分離して、
ツールホルダの保持部材に対して工具取付軸が回転方向
に自由になり、また、軸方向にも自由になり、工具やワ
ークの損傷を防止する。
またタレットに速い送りをかけて切削加工中に工具に加
わるトルクやスラストが異常に大きくなるとこれが検出
されてチャックを停止するなどの異常信号を発するが、
このような信号で突然チャックが停止したにも係わらず
、非常停止装置のタイムラグや各部の慣性によりタレッ
トの送りが若干の間つづいても工具取付軸がツールホル
ダに対して後退するために先端のドリルの折損などのお
それがないなどの効果がある。
わるトルクやスラストが異常に大きくなるとこれが検出
されてチャックを停止するなどの異常信号を発するが、
このような信号で突然チャックが停止したにも係わらず
、非常停止装置のタイムラグや各部の慣性によりタレッ
トの送りが若干の間つづいても工具取付軸がツールホル
ダに対して後退するために先端のドリルの折損などのお
それがないなどの効果がある。
第1図はこの発明装置の一実施例を示す一部縦断正面図
、第2図は同上の一部切欠平面図、第3図は第1図11
1−1[[線の拡大縦断側面図、第4図はツールホルダ
の拡大縦断側面図、第5図は第4図V−V線の拡大横断
面図、第6図(a)、(b)は工具取付軸の正常時と異
常時を示す一部拡大横断面図、第7図は工具取付軸の後
退状態を示す一部切欠拡大縦断側面図である。 1・・・・・パンールホlレダ、2・・・・・・タレッ
ト、8・・・・・・保持部材、 10・・・・・・進
退筒、11・・・・・・工具取付軸、17.27・・・
・・・結合手段、22.28・・・・・・ポール、 1S・・・・・・凹部、 23.30・・・・・
・バネ、29・・・・・・周溝、 40・・・・
・・トルクセンサ、43・・・・・・スラストセンサ。
、第2図は同上の一部切欠平面図、第3図は第1図11
1−1[[線の拡大縦断側面図、第4図はツールホルダ
の拡大縦断側面図、第5図は第4図V−V線の拡大横断
面図、第6図(a)、(b)は工具取付軸の正常時と異
常時を示す一部拡大横断面図、第7図は工具取付軸の後
退状態を示す一部切欠拡大縦断側面図である。 1・・・・・パンールホlレダ、2・・・・・・タレッ
ト、8・・・・・・保持部材、 10・・・・・・進
退筒、11・・・・・・工具取付軸、17.27・・・
・・・結合手段、22.28・・・・・・ポール、 1S・・・・・・凹部、 23.30・・・・・
・バネ、29・・・・・・周溝、 40・・・・
・・トルクセンサ、43・・・・・・スラストセンサ。
Claims (2)
- (1)回転するチャックにより把握したワークに対し、
タレットに設けた工具取付台に固定した固定型工具によ
り所定の加工を施すようにした工作機械において、工具
取付台に着脱自在に固定した保持部材に、軸方向にのみ
摺動する回転不可の進退筒を装着し、この進退筒内には
工具取付軸の後部を回動自在に装着し、この工具取付軸
と進退筒の間には工具取付軸に加わる回転方向の抵抗が
設定値を越えると、進退筒に対して工具取付軸を回転方
向に自由にする回転方向結合手段を設け、前記進退筒と
保持部材の間には工具取付軸から進退筒に加わる軸方向
の抵抗が設定値を越えると進退筒を保持部材に対して軸
方向に自由にする軸方向結合手段を設けた固定型工具の
保護装置。 - (2)上記回転方向結合手段と軸方向結合手段の何れか
または両方が外れたことを検出して工作機械を停止させ
るなどの異常信号を発する異常検出手段を設けた請求項
1記載の固定型工具の保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP655689A JPH02190203A (ja) | 1989-01-14 | 1989-01-14 | 固定型工具の保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP655689A JPH02190203A (ja) | 1989-01-14 | 1989-01-14 | 固定型工具の保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02190203A true JPH02190203A (ja) | 1990-07-26 |
Family
ID=11641606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP655689A Pending JPH02190203A (ja) | 1989-01-14 | 1989-01-14 | 固定型工具の保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02190203A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4840075A (ja) * | 1972-03-22 | 1973-06-12 | ||
JPS5123105U (ja) * | 1974-08-10 | 1976-02-20 | ||
JPS6328742A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-06 | Imasen Denki Seisakusho:Kk | 自動車用パワ−シ−ト装置 |
-
1989
- 1989-01-14 JP JP655689A patent/JPH02190203A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4840075A (ja) * | 1972-03-22 | 1973-06-12 | ||
JPS5123105U (ja) * | 1974-08-10 | 1976-02-20 | ||
JPS6328742A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-06 | Imasen Denki Seisakusho:Kk | 自動車用パワ−シ−ト装置 |
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