JP2002321111A - 深穴切削装置 - Google Patents
深穴切削装置Info
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Abstract
全に把握できて、安全装置を正確に作動させることがで
きる深穴切削装置を提供する。 【解決手段】 アウターチューブ2とインナーチューブ
3との間に切削油供給路4を形成した二重管からなる工
具シャンク1の先端部にドリルヘッド5を装着すると共
に、ドリルヘッド5の先端にインナーチューブ3の中空
部に連通する開口部を設け、ドリルヘッド5の外周部に
は切削穴13と切削油供給路4とを連通する切削油噴出
口14を設け、工具シャンク1の基端部側より切削油供
給路4に加圧供給した切削油を前記切削油噴出口14か
ら切削穴13に噴出させて、その切削油を切屑と共にド
リルヘッド5の先端開口部からインナーチューブ3の中
空部16に流入して排出するように構成する。
Description
ので、特に、穴の直径が15〜18mm以下であるよう
な小径の深穴を切削するのに好適な深穴切削装置に関す
る。尚、深穴とは、一般に、内径に対して穴深さが約4
倍以上の穴を言う。
方式、BTA(シングルチューブ)方式、及びエジェク
タ(ダブルチューブ)方式の3つが知られている。この
うち、ガンドリル方式は、図示は省略するが、切屑排出
用のV溝部を形成した中空状のドリルを使用し、ドリル
シャンク内部を通して高圧の切削油を切刃先端部に送り
込み、切刃で生成された切屑を高圧の切削油で破断し、
V溝部から強制的に排出する方法で、径が細くて深い穴
を精度良く明けることができる。
を示したもので、パイプ状ボーリングバー21の先端部
にドリルヘッド22を装着し、このドリルヘッド22の
先端には切刃23を固着し、またドリルヘッド22の外
周部にはガイドパッド24を埋設固定し、また被削材W
の端面に近接してガイドブッシュ25を組み込んだケー
シング26を配備し、被削材Wとケーシング26の端面
どうしをシール材27によって塞いでいる。しかして、
給油口28より切削油を加圧供給すると、この切削油
は、図中の矢印で示すように、ボーリングバー21とガ
イドブッシュ25との隙間から、被削材Wの切削穴29
とドリルヘッド22の外周面との隙間を通って切刃23
に達し、そこからドリルヘッド22中央部の軸線方向に
貫通する穴30よりボーリングバー21の中に流れ込
む。切刃23より生成される切屑18は、その切削油に
押し流されて、排出口32より排出される。
装置を示したもので、アウターチューブ32とインナー
チューブ33との間に切削油供給路34を形成した二重
管からなるシャンク31の先端部にドリルヘッド35を
装着すると共に、ドリルヘッド35にはインナーチュー
ブ33の中空部36に連通する開口部37を形成し、ド
リルヘッド35の外周部には被削材Wの切削穴29と前
記切削油供給路34とを連通する油穴38を設け、更に
インナーチューブ33の後端側にスリット39を開口し
て、インナーチューブ33の内部(中空部36)と外部
(切削油供給路34)とを連通させている。尚、図3の
(A)に示すBTA方式と同じ部材については同一符号
を付している。
口28より供給される切削油は、その大部分がアウター
チューブ32とインナーチューブ33との間の切削油供
給路34を通って油穴38から外に出て、被削材Wの切
削穴29とドリルヘッド35の外周面との隙間を通って
切刃23に達し、開口部37よりインナーチューブ33
の中へ流入するが、切削油の一部はスリット39を通っ
て直接インナーチューブ33の中に流れ込み、このとき
インナーチューブ33の内部圧が負となる圧力差が生じ
て吸引力が発生し、そのバキューム効果により切屑18
を吸い込んで、排出口40より排出するようになってい
る。
15〜18mm以下であるような小径の深穴を切削する
のに、従来では、専らガンドリル方式が採用されてい
た。これは、他の方式、例えばBTA方式を採用した場
合、このBTA方式の深穴切削装置では、切削進行によ
り穴の深さが深くなるにつれて管内抵抗が次第に大きく
なるため、深穴切削中に刃先が潰れるなどの切刃の損傷
によって切削油の油圧が異常に高くなった時にその異常
圧を検知して切削油の供給や工具の回転を即時に停止さ
せる安全装置を設置しても、その安全装置を正確に作動
させることができなくなる。
記の小径深穴加工を行うとすれば、ボーリングバー21
乃至ドリルヘッド22の外周面と切削穴29との隙間が
可なり小さくなるため、深穴の切削進行中にその隙間が
切屑18によって詰まり易く、従って直ぐに切削油が高
圧状態となって、実際に切刃23が破損していないにも
かかわらず、安全装置が作動するようになるからであ
る。要するに、BTA方式によっては、切削油の油圧状
態を完全に把握することができない。
力のかかった切削油が切削穴の入口から洩れて吐出する
のを防ぐために、被削材Wとケーシング26の端面との
間で密着するシール材27を必要とし、このシール材2
7を取り付けるのに手間がかかって非常に面倒となる。
は、アウターチューブ32とインナーチューブ34との
間の切削油供給路34に供給された切削油は、この切削
油供給路34を通ってドリルヘッド35の切刃23側に
送給されるが、切削油の一部がスリット39からインナ
ーチューブ33の内部に流れ込むことから、ドリルヘッ
ド35の切刃23側に送給される切削油の圧力が弱くな
り、しかして小径深穴切削の場合には、ドリルヘッド3
5外周と切削穴29との隙間が小さいために、切削油が
切刃23に対し十分に供給され難い、と云う問題があ
る。
は、従来より、ガンドリル方式が採用されているが、こ
のガンドリル方式にも問題がある。それは、ガンドリル
がドリルシャンクの側面部に切屑排出用V溝部を形成し
ているため、ドリル全体の剛性が低く、捩れ及び曲げモ
ーメントに対して弱く、それがために切削加工速度をB
TA方式やエジェクタ方式の場合の約1/3程度迄落と
さざるを得ず、従って作業能率が非常に悪い、と云うこ
とである。
ので、切削加工時における切削油の油圧状態を完全に把
握できて、安全装置を正確に作動させることができるよ
うにすると共に、切削加工速度を十分に速くできて、作
業能率を高めることのできる深穴切削装置を提供するこ
とを目的とする。
穴切削装置は、アウターチューブ2とインナーチューブ
3との間に切削油供給路4を形成した二重管からなる工
具シャンク1の先端部にドリルヘッド5が装着されると
共に、ドリルヘッド5の先端にインナーチューブ3の中
空部に連通する開口部17が設けられ、ドリルヘッド5
の外周部にはドリルヘッド5によって被削材Wに明けら
れる切削穴13と前記切削油供給路4とを連通する切削
油噴出口14が設けられ、前記工具シャンク1の基端部
側より切削油供給路4に加圧供給した切削油を前記切削
油噴出口14から前記切削穴13に噴出させて、その切
削油を切屑18と共にドリルヘッド5の先端開口部17
からインナーチューブ3の中空部16に流入して排出す
るように構成されてなることを特徴とする。
置において、前記ドリルヘッド5又は工具シャンク1の
外周部には切削油噴出口14の軸方向後部側にリング状
の突条部15aが設けられて、前記切削穴13との間に
ラビリンスシール15が形成されるようになっているこ
とを特徴とする。
切削装置において、前記突条部15aはドリルヘッド5
の軸方向に間隔をおいて複数条設けられると共に、各突
条部15aの外周面と前記切削穴13の内周面とのクリ
アランスが0〜0.3mmであることを特徴とする。
条部15aのうち最先端に位置する突条部15aが挿入
可能なガイド穴20が穿設され、このガイド穴20にガ
イドされた状態で切削が開始されるようになっている請
求項3又は4に記載の深穴切削装置。
置の一実施形態について図1及び図2を参照して説明す
ると、図1は本発明に係る深穴切削装置の全体を示す縦
断面図、図2は図1に示す深穴切削装置の要部拡大図で
ある。
って支持される円筒状の工具シャンク1を有し、この工
具シャンク1は、アウターチューブ2とインナーチュー
ブ3との二重管からなるもので、このアウターチューブ
2とインナーチューブ3との間に切削油供給路4が形成
され、そしてこの工具シャンク1の先端部にドリルヘッ
ド5が取着されている。
のケーシング7が連結され、このケーシング7の給油口
8から高圧力で供給された切削油は、図1の矢印で示す
ように、ケーシング7の内部の環状流路9から連通路1
0を通ってアウターチューブ2とインナーチューブ3と
の間の切削油供給路4の基端部側に導入されるようにな
っている。
内径と同じ径の内周面を有する円筒状のヘッド本体1
1、このヘッド本体11の先端部に取着された切刃1
2、及びヘッド本体11の先端部外周側に周方向に間隔
をおいて設けられたガイドパッド11aからなるもの
で、図2から分かるように、ヘッド本体11の基端部外
周には、アウターチューブ2の先端部内周に形成された
雌ねじ部2aと螺合する雄ねじ部11aが形成され、ヘ
ッド本体11の先端部側にはドリルヘッド5によって被
削材Wに明けられる切削穴13と前記切削油供給路4と
を連通する複数の切削油噴出口14が周方向所要間隔お
きに開口形成され、またヘッド本体11の軸方向中間部
には前記切削油噴出口14の軸方向後部側に、被削材W
の切削穴13との間でラビリンスシール15を形成する
リング状の突条部15aが複数条設けられている。ま
た、ドリルヘッド5の先端にはインナーチューブ3の中
空部16に連通する開口部17が形成されている。
3との間でラビリンスシール15を形成するものであっ
て、シール効果を十分発揮させるために、ドリルヘッド
5の軸方向に所要間隔をおいて少なくとも4条設けるの
が好ましい。また、各突条部15aの外周面と切削穴1
3の内周面とのクリアランスは、0〜0.3mmである
ことが好ましい。これらの数値は、この深穴切削装置に
常用される油圧3〜7MPaにおける水溶性切削油使用
時のシール効果を実験的に確かめながら求めた数値であ
る。尚、この実施形態では、ドリルヘッド5の外周面に
突条部15aを設けているが、このドリルヘッド5が装
着される工具シャンク1の先端部外周面、即ちアウター
チューブ2の先端部外周面に設けてもよい。また突条部
15aは、ドリルヘッド5又は工具シャンク1と一体に
形成してもよいし、あるいはそれらと別体にリング状に
形成したものを後から嵌着するようにしてもよい。
2に示すように、ヘッド本体11の雄ねじ部11aをア
ウターチューブ2先端部の雌ねじ部2aに螺合すると共
に、ヘッド本体11内にインナーチューブ3の先端部側
を突入させて、その先端をヘッド本体11の内奥部に密
接係合させることによって、工具シャンク1の先端部に
取り付け固定されるようになっている。
用して、被削材Wに穴の直径が例えば12mm程度の小
径深穴を切削加工するにあたっては、図1に示すよう
に、工具シャンク1の所要部をシャンク受け6のガイド
ブッシュ6aによって支持した状態で、工具シャンク1
又は被削材Wの何れかを回転させながら、この工具シャ
ンク1の先端部を被削材Wに当て付けて穴明け切削を行
うと同時に、ケーシング7の給油口8からの高圧力の切
削油を、工具シャンク1の基端部側よりアウターチュー
ブ2とインナーチューブ3との間の切削油供給路4に供
給して、工具シャンク1先端部側にあるドリルヘッド5
の切削油噴出口14から切削穴13に噴出させる。
削穴13に噴出された切削油は、図2の矢印で示すよう
に、ドリルヘッド5の先端部外周面と切削穴13の内周
面との間隙を通ってドリルヘッド5先端の切刃12側に
至り、更にそこから開口部17通ってインナーチューブ
3の中空部16に流入するようになり、これによって切
刃12の潤滑及び冷却を行うと共に、切屑18の排出を
行う。インナーチューブ3の中空部16に流入した切屑
18を含む切削油は、ケーシング7側の排出口19から
外部に排出される。
削油供給路4に高圧力で供給された切削油は、その高圧
力を維持したまま切削油噴出口14から噴出して切削中
の切削穴13に流入されるから、この切削穴13が上記
のように直径12mm程度の小径切削穴であって、ドリ
ルヘッド5の外周面と切削穴13の内周面との隙間が非
常に小さくても、その隙間に確実に侵入してドリルヘッ
ド5先端の切刃12を通り、開口部17を通って、切屑
18と共にインナーチューブ3の中空部16に流入して
排出させることができる。
は被削材Wの切削穴13との間にラビリンスシール15
が形成されるから、切削途上においては切削穴13の切
削油噴出口14後部側がシールされ、従って切削油噴出
口14から切削穴13に噴出供給された切削油は、工具
シャンク1と切削穴13との隙間から外部へ漏出するこ
となく、ドリルヘッド5の切刃12側へ確実に供給され
て、潤滑、冷却及び切屑排出の作用を一層有効に行うこ
とができる。
油供給路4に供給される切削油は、切削加工中は常にド
リルヘッド5先端の切刃12から手前側へ隔たった定位
置にある切削油噴出口14から切削穴13に噴出供給さ
れるようになっているから、切削油の油圧を完全に把握
することができ、安全装置を確実に作動させることがで
きる。即ち、この深穴切削装置を使用する場合、切削油
は、切削進行に伴う切削穴13の深さに関係なく、常に
ドリルヘッド5の先端部に供給されるもので、平常時は
当初設定された供給圧力とほとんど同じ一定の圧力とな
っているから、安全装置を設置した場合には、切削途上
で仮にドリルヘッド5の切刃12が潰れて切削穴13の
先端部分が目詰まりを起こすなどして切削油の油圧が異
常に高くなれば、安全装置がその切削油の異常圧力を検
知して、切削油の供給及び工具の回転を即時に停止し、
機械などの損傷を未然に防ぐと共に、作業の安全の図る
ことができる。
アウターチューブ2とインナーチューブ3との間に切削
油供給路4を形成した二重管からなる工具シャンク1の
先端部にドリルヘッド5を取着してなるもので、従来の
ガンドリル方式に使用されるガンドリルと違って、工具
シャンク1の剛性が高く、捩れ及び曲げモーメントに対
しても強いから、切削加工速度を、従来のBTA方式や
エジェクタ方式の場合と同様に十分に速くすることがで
きて、作業能率を高めることができる。また、図3の
(A)に示すBTA方式のように被削材Wとケーシング
26先端部との間をシールする必要がないので、余分な
作業の手間が省ける。
法は、被削材Wに予めガイド穴20(図1参照)を設け
ることである。このガイド穴20の加工には、この深穴
切削装置と同一の直径を有して長さの短い高剛性ドリル
が使用され、複数条の突条部15aのうち最先端に位置
する突条部15aが挿入可能な深さに切削加工される。
切削の開始は、ガイド穴20にドリルヘッド5に埋設さ
れたガイドパッドを当接させた状態で行い、穴明けが進
行するにつれて、この深穴切削装置自身で明けた切削穴
13をガイドとして穴切削加工が続行され、もって深穴
加工が容易となり、加工精度が向上する。
うに、被削材の穴の直径が15〜18mm以下であるよ
うな小径の深穴を切削するのに最適な切削装置である
が、勿論このような小径深穴の切削に限らず、穴の直径
が15〜18mm以上の深穴を切削する場合に使用して
も有効である。
アウターチューブとインナーチューブとの間に切削油供
給路を形成した二重管構造の工具シャンクの先端部にド
リルヘッドを装着すると共に、ドリルヘッド先端にイン
ナーチューブの中空部に連通する開口部を形成し、ドリ
ルヘッド外周部に被削材の切削穴と切削油供給路とを連
通する切削油噴出口を形成し、切削油供給路に加圧供給
した切削油を切削油噴出口から切削穴に噴出させてドリ
ルヘッドの先端開口部からインナーチューブ内に流入さ
せて排出するようにしたもので、切削油供給路に供給し
た切削油は、深穴切削加工中は常に、ドリルヘッド先端
部の定位置にある切削油噴出口から切削穴に噴出するよ
うになっていて、平常時は最初に設定した供給圧力と殆
ど一定の圧力となり、切削油の油圧状態を完全に把握で
きるから、切刃の破損や目詰まりなどの異常を検知して
切削油の供給や工具の回転を即時に停止させるための安
全装置を確実に作動させることができことになる。従っ
て、この発明は、穴の直径が15〜18mmであるよう
な小径深穴を切削するのに最適な深穴切削装置と云え
る。
口から切削油供給路に供給される切削油の全部がドリル
ヘッド側に送給されるため、従来のエジェクタ方式のよ
うにドリルヘッド側で切削油の圧力が低下することがな
く、従ってドリルヘッド外周と切削穴との隙間が非常に
狭くなる小径深穴切削の場合でも、ドリルヘッドの切刃
に対し十分な圧力の切削油を供給することができ、従っ
てそのような小径深穴切削において切削油による潤滑、
冷却及び切屑排出の作用を有効に行わせることができ
る。
る工具シャンクの先端部にドリルヘッドを取着してなる
もので、従来のガンドリル方式に使用されるガンドリル
と違って、工具シャンクの剛性が高く、捩れ及び曲げモ
ーメントに対しても強いから、切削加工速度を従来のB
TA方式やエジェクタ方式の場合と同様に十分速くする
ことができて、作業能率を高めることができる。
ば、ドリルヘッド又は工具シャンクの外周部には切削油
噴出口の軸方向後部側にリング状突条部が設けられて、
被削材の切削穴との間にラビリンスシールが形成される
ため、切削油噴出口から切削穴に噴出供給された切削油
は、工具シャンクと切削穴との隙間から外部へ漏出する
ことなく、ドリルヘッドの切刃側へ確実に供給されて、
潤滑、冷却及び切屑排出の作用を一層有効に行わせるこ
とができる。
ヘッドの軸方向に間隔をおいて複数条設けると共に、各
突条部の外周面と前記切削穴の内周面とのクリアランス
が0〜0.3mmとなるようにすることによって、ラビ
リンスシールのシール効果をより有効に発揮させること
ができる。
複数条の突条部のうち先端に位置する突条部が挿入可能
なガイド穴を穿設し、このガイド穴にガイドされた状態
で切削を開始するようにすれば、深穴切削加工が容易
で、加工精度が向上する。
図である。
る。
示す断面図、(B)は従来のエジェクタ方式の深穴切削
装置を示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 アウターチューブとインナーチューブと
の間に切削油供給路を形成した二重管からなる工具シャ
ンクの先端部にドリルヘッドが装着されると共に、この
ドリルヘッドの先端にインナーチューブの中空部に連通
する開口部が設けられ、ドリルヘッドの外周部にはこの
ドリルヘッドによって被削材に明けられる切削穴と前記
切削油供給路とを連通する切削油噴出口が設けられ、前
記工具シャンクの基端部側より切削油供給路に加圧供給
した切削油を前記切削油噴出口から前記切削穴に噴出さ
せて、その切削油を切屑と共にドリルヘッドの先端開口
部からインナーチューブの中空部に流入して排出するよ
うに構成されてなる深穴切削装置。 - 【請求項2】 前記ドリルヘッド又は工具シャンクの外
周部には切削油噴出口の軸方向後部側にリング状の突条
部が設けられて、前記切削穴との間にラビリンスシール
が形成されるようになっている請求項1に記載の深穴切
削装置。 - 【請求項3】 前記突条部はドリルヘッドの軸方向に間
隔をおいて複数条設けられると共に、各突条部の外周面
と前記切削穴の内周面とのクリアランスが0〜0.3m
mである請求項1又は2に記載の深穴切削装置。 - 【請求項4】 被削材には前記複数条の突条部のうち最
先端に位置する突条部が挿入可能なガイド穴が穿設さ
れ、このガイド穴にガイドされた状態で切削が開始され
るようになっている請求項3又は4に記載の深穴切削装
置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001198232A JP3788277B2 (ja) | 2001-02-23 | 2001-06-29 | 深穴切削装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001048406 | 2001-02-23 | ||
JP2001-48406 | 2001-02-23 | ||
JP2001198232A JP3788277B2 (ja) | 2001-02-23 | 2001-06-29 | 深穴切削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002321111A true JP2002321111A (ja) | 2002-11-05 |
JP3788277B2 JP3788277B2 (ja) | 2006-06-21 |
Family
ID=26609981
Family Applications (1)
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Country | Link |
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