JPH0698473B2 - ダイカスト法 - Google Patents
ダイカスト法Info
- Publication number
- JPH0698473B2 JPH0698473B2 JP60189148A JP18914885A JPH0698473B2 JP H0698473 B2 JPH0698473 B2 JP H0698473B2 JP 60189148 A JP60189148 A JP 60189148A JP 18914885 A JP18914885 A JP 18914885A JP H0698473 B2 JPH0698473 B2 JP H0698473B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- mold
- shot
- die casting
- casting method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、全自動制御方式のダイカスト機を用いたダイ
カスト法に関するものである。
カスト法に関するものである。
〈従来の技術〉 従来の全自動制御方式のダイカスト機では、トライショ
ット時（金型が十分に暖まっていない状態でのショッ
ト）には、単に手動制御に切替えて金型が所定の温度に
上がるまでショットを繰り返していた。その為に、トラ
イショットの時間が長くかかり無駄なショットが多くな
る不具合があった。即ち、全自動制御方式のものを単に
手動運転に切替えただけでは、各工程の所要時間が変ら
ないため、金型が所定の温度まで上昇するのに時間がか
かり、従って無駄なトライショットが多くなる訳であ
る。
ット時（金型が十分に暖まっていない状態でのショッ
ト）には、単に手動制御に切替えて金型が所定の温度に
上がるまでショットを繰り返していた。その為に、トラ
イショットの時間が長くかかり無駄なショットが多くな
る不具合があった。即ち、全自動制御方式のものを単に
手動運転に切替えただけでは、各工程の所要時間が変ら
ないため、金型が所定の温度まで上昇するのに時間がか
かり、従って無駄なトライショットが多くなる訳であ
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明はこの様な従来の不具合に鑑みてなされたもので
あり、トライショットの始めから全自動運転で行なえる
と共に、トライショット時間並びにその回数を少なくす
ることが出来るダイカスト法を提供せんとするものであ
る。
あり、トライショットの始めから全自動運転で行なえる
と共に、トライショット時間並びにその回数を少なくす
ることが出来るダイカスト法を提供せんとするものであ
る。
〈課題を解決するための手段〉 斯る目的を達成する本発明のダイカスト法は、全自動制
御方式のダイカスト機を用いたダイカスト法において、
トライショット時における射出から型開きまでの時間を
量産ショット時よりも長く設定すると共に、トライショ
ット時における金型の内部に冷却水を通水する金型冷却
工程の所要時間及び金型キャビティ面に離型剤を塗布し
エアーブローするスプレー工程の所要時間の量産ショッ
ト時よりも短く設定した事を特徴としたものである。
御方式のダイカスト機を用いたダイカスト法において、
トライショット時における射出から型開きまでの時間を
量産ショット時よりも長く設定すると共に、トライショ
ット時における金型の内部に冷却水を通水する金型冷却
工程の所要時間及び金型キャビティ面に離型剤を塗布し
エアーブローするスプレー工程の所要時間の量産ショッ
ト時よりも短く設定した事を特徴としたものである。
〈実施例〉 本発明に係るダイカスト法の実施に供されるダイカスト
機は、全自動制御方式のダイスト機である。
機は、全自動制御方式のダイスト機である。
全自動制御方式のダイカスト機とは、図面に示す如く、
金型の型閉工程から、射出スリーブに溶湯を注湯する給
湯工程→射出スリーブ内の溶湯を金型キャビティ内へ射
出充填する射出工程→金型の型開工程→製品を金型キャ
ビティから押出す押出工程→金型キャビティ面に離型剤
を塗布しエアーブローするスプレー工程、そして再び金
型の型開工程に戻る一連の鋳造サイクルを自動運転によ
り行なうものを言い、その制御方式にはリレーやタイマ
ーを用いたシーケンス制御方式や、マイコンを用いたコ
ンピュータ制御方式のもの等がある。ここで、金型の内
部に冷却水を通水する金型冷却工程は、上記一連の工程
中のどこにあってもよく、場合によっては金型内部に冷
却水を通水しっぱなしでもよく、図示実施例では射出工
程の後に金型冷却を行なうようにしたものである。
金型の型閉工程から、射出スリーブに溶湯を注湯する給
湯工程→射出スリーブ内の溶湯を金型キャビティ内へ射
出充填する射出工程→金型の型開工程→製品を金型キャ
ビティから押出す押出工程→金型キャビティ面に離型剤
を塗布しエアーブローするスプレー工程、そして再び金
型の型開工程に戻る一連の鋳造サイクルを自動運転によ
り行なうものを言い、その制御方式にはリレーやタイマ
ーを用いたシーケンス制御方式や、マイコンを用いたコ
ンピュータ制御方式のもの等がある。ここで、金型の内
部に冷却水を通水する金型冷却工程は、上記一連の工程
中のどこにあってもよく、場合によっては金型内部に冷
却水を通水しっぱなしでもよく、図示実施例では射出工
程の後に金型冷却を行なうようにしたものである。
そして、本発明のダイカスト法では、前記した射出から
型開までの時間と、金型冷却工程の所要時間及びスプレ
ー工程の所要時間を、トライショット時と量産ショット
時とで違えて設定するものである。即ち、トライショッ
ト時においては、１ショット（鋳造サイクル）ごとに金
型がキャビティ内の溶湯から熱をできるだけ吸収し且つ
金型から熱ができるだけ奪われないように、トライショ
ット時における射出から型開までの時間を量産ショット
時よりも長く設定し、金型の内部に冷却水を通水する金
型冷却工程の所要時間及び金型キャビティ面に離型剤を
塗布しエアーブローするスプレー工程の所要時間を量産
ショット時よりも短く設定するものである。これら設定
時間の変更は、制御回路やプログラムの変更により行な
うが、具体的な設定時間の変更程度は、製品の形状や大
きさによって異なる。
型開までの時間と、金型冷却工程の所要時間及びスプレ
ー工程の所要時間を、トライショット時と量産ショット
時とで違えて設定するものである。即ち、トライショッ
ト時においては、１ショット（鋳造サイクル）ごとに金
型がキャビティ内の溶湯から熱をできるだけ吸収し且つ
金型から熱ができるだけ奪われないように、トライショ
ット時における射出から型開までの時間を量産ショット
時よりも長く設定し、金型の内部に冷却水を通水する金
型冷却工程の所要時間及び金型キャビティ面に離型剤を
塗布しエアーブローするスプレー工程の所要時間を量産
ショット時よりも短く設定するものである。これら設定
時間の変更は、制御回路やプログラムの変更により行な
うが、具体的な設定時間の変更程度は、製品の形状や大
きさによって異なる。
因みに、量産ショット時における射出から型開までの時
間が８秒に、金型冷却工程の所要時間が30秒に，スプレ
ー工程の所要時間が３秒に夫々設定された全自動制御方
式のダイカスト機において、トライショット時における
射出から型開までの時間を11秒に長く設定すると共に、
金型冷却工程の所要時間を１秒にスプレー工程の所要時
間を0.5秒に夫々短く設定変更したところ、金型温度が
１回目のトライショットで57℃（金型キャビティの表面
温度、以下同じ）となり、２回目のトライショットで88
℃となり、３回目で量産ショット時に要求される金型温
度150℃に達した。また、各工程の所要時間を量産ショ
ット時と同じに設定してトライショットを行なったとこ
ろ、６回目で量産ショット時に要求される金型温度150
℃に達した。
間が８秒に、金型冷却工程の所要時間が30秒に，スプレ
ー工程の所要時間が３秒に夫々設定された全自動制御方
式のダイカスト機において、トライショット時における
射出から型開までの時間を11秒に長く設定すると共に、
金型冷却工程の所要時間を１秒にスプレー工程の所要時
間を0.5秒に夫々短く設定変更したところ、金型温度が
１回目のトライショットで57℃（金型キャビティの表面
温度、以下同じ）となり、２回目のトライショットで88
℃となり、３回目で量産ショット時に要求される金型温
度150℃に達した。また、各工程の所要時間を量産ショ
ット時と同じに設定してトライショットを行なったとこ
ろ、６回目で量産ショット時に要求される金型温度150
℃に達した。
〈発明の効果〉 本発明のダイカスト法は斯様に、トライショット時にお
ける射出から型開きまでの時間を量産ショット時よりも
長く設定すると共に、トライショット時における金型冷
却工程の所要時間及びスプレー工程の所要時間を量産シ
ョット時よりも短く設定したので、１ショット（鋳造サ
イクル）当りにおいて、量産ショット時と比較してトラ
イショット時の方が、金型が高温の溶湯と接触している
時間が長くなり、逆に金型冷却工程やスプレー工程など
金型の温度を降下させる時間が短くなり、その結果、金
型温度が早期に暖まる。従って、無駄なトライショット
の回数及び時間を減少させることが出来、生産性を向上
させることが出来るようになる。
ける射出から型開きまでの時間を量産ショット時よりも
長く設定すると共に、トライショット時における金型冷
却工程の所要時間及びスプレー工程の所要時間を量産シ
ョット時よりも短く設定したので、１ショット（鋳造サ
イクル）当りにおいて、量産ショット時と比較してトラ
イショット時の方が、金型が高温の溶湯と接触している
時間が長くなり、逆に金型冷却工程やスプレー工程など
金型の温度を降下させる時間が短くなり、その結果、金
型温度が早期に暖まる。従って、無駄なトライショット
の回数及び時間を減少させることが出来、生産性を向上
させることが出来るようになる。
しかも、トライショット時に各工程毎に手動に切替える
必要がなく、制御回路やプログラムの変更を行なうだけ
で始めから全自動運転が可能であるから、操作の煩わし
さがなく、作業性が向上する。
必要がなく、制御回路やプログラムの変更を行なうだけ
で始めから全自動運転が可能であるから、操作の煩わし
さがなく、作業性が向上する。
第１図は全自動制御方式のダイカスト機における鋳造サ
イクルのフローチャート図である。
イクルのフローチャート図である。
Claims (1)
- 【請求項１】全自動制御方式のダイカスト機を用いたダ
イカスト法において、トライショット時における射出か
ら型開きまでの時間を量産ショット時よりも長く設定す
ると共に、トライショット時における金型の内部に冷却
水を通水する金型冷却工程の所要時間及び金型キャビテ
ィ面に離型剤を塗布しエアーブローするスプレー工程の
所要時間を量産ショット時よりも短く設定した事を特徴
とするダイカスト法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60189148A JPH0698473B2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | ダイカスト法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60189148A JPH0698473B2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | ダイカスト法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6250061A JPS6250061A (ja) | 1987-03-04 |
| JPH0698473B2 true JPH0698473B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=16236225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60189148A Expired - Fee Related JPH0698473B2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | ダイカスト法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0698473B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0647160B2 (ja) * | 1990-04-26 | 1994-06-22 | リョービ株式会社 | アルミニウムダイカスト品の製造方法 |
| CN102773448A (zh) * | 2012-07-19 | 2012-11-14 | 重庆硕龙科技有限公司 | 一种真空压铸机 |
| CN103433454A (zh) * | 2013-09-03 | 2013-12-11 | 昆山莱捷有色金属有限公司 | 一种汽车转向器生产系统 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58151016U (ja) * | 1982-04-05 | 1983-10-11 | 株式会社日本製鋼所 | 射出成形用金型昇温装置 |
| JPS6046854A (ja) * | 1983-08-24 | 1985-03-13 | Fuso Light Alloys Co Ltd | アルミダイカスト鋳造法 |
| JPS61119366A (ja) * | 1984-11-16 | 1986-06-06 | Ube Ind Ltd | 射出成形装置における金型の予熱方法 |
-
1985
- 1985-08-27 JP JP60189148A patent/JPH0698473B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6250061A (ja) | 1987-03-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |