JPH03294055A - 中子を用いたダイカスト鋳造法 - Google Patents

中子を用いたダイカスト鋳造法

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JPH03294055A
JPH03294055A JP9618590A JP9618590A JPH03294055A JP H03294055 A JPH03294055 A JP H03294055A JP 9618590 A JP9618590 A JP 9618590A JP 9618590 A JP9618590 A JP 9618590A JP H03294055 A JPH03294055 A JP H03294055A
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JP
Japan
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core
die
casting
product
alloy
Prior art date
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Application number
JP9618590A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Fujimoto
藤本 義則
Yoshitsugu Hiraguchi
與志継 平口
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03294055A publication Critical patent/JPH03294055A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、中子を用いたダイカスト鋳造法に関する。
(従来の技術) 一般に、ダイカスト鋳造法は生産性が高く、且つ寸法精
度の高い製品が得られるため、軽合金鋳物の製造に多用
されている。
ところて、斯かるダイカスト鋳造では、鋳造時に高圧で
溶湯を射出するために従来の砂中子を用いることができ
なかったが、近年、ソルト中子と称されるものを使用し
てダイカスト鋳造を行なう方法が提案され、実用に供さ
れている。
(発明か解決しようとする課題) しかしながら、ソルト中子は複合環を素材とするため、
鋳造時に高温に加熱されることによつて有害ガスを発生
し易く、発生するガスによって金型の腐食や作業環境の
悪化か生じ易いという問題がある。
又、ソルト中子は鋳造後に温水て溶出されるため、アル
カリ性排水が外部に漏れ出て全体の環境に悪影響を及ぼ
すという問題もあった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので。
その目的とする処は、有害ガスや。有害排水が発生せず
、金型の腐食や環境の悪化を招くことがなく、且つ芙し
い鋳肌を得ることができる中子を用いたダイカスト鋳造
法を提供することにある。
(1!!題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本発明は、亜鉛合金で中子を製作
し、該中子の表面に塗型剤を塗布した後、同中子を金型
にセットしてダイカスト鋳造を行ない、この鋳造によっ
て得られたダイカスト製品を熱処理して中子を溶融除去
するようにしたことをその特徴とする。
(作用) 本発明方法によれば、中子が亜鉛合金で製作されるため
、鋳造時に該中子か高温に加熱されても有害ガスが発生
することがなく、金型の腐食や作業環境が悪化するとい
う問題が生じない、又、この中子の表面には塗型剤が塗
布されるため。
鋳抜き部分の鋳肌は表面粗さの小さい滑らかで芙しいも
のとなる。
更に、中子は鋳造後の熱処理工程において、金型から溶
出し、このとき有害な物質(例えば、従来のソルト中子
を溶出するときに発生していたアルカリ性排水)が生ず
ることがないため、環境が悪影響を受けることがなく、
溶出した亜鉛合金を再び中子の製作に使用することかで
きて経済的である。
又、本発明方法に使用される亜鉛合金製の中子の強度は
砂中子やソルト中子のそれに比して大きいため、ダイカ
スト条件を変更することなく、高いダイカスト圧力で鋳
造を行なうことかでき。
ダイカスト鋳造本来のメリットである高い生産性を維持
することができる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
第1図(a)〜(i)は本発明に係るダイカスト鋳造法
をその工程順に示す説明図、第2図は本発明方法によっ
て得られたダイカスト製品の鋳肌の表面粗さを従来法に
よって得られたダイカスト製品のそれとの対比において
示す図である。
本発明方法を第1図(a)〜(i)に従って説明すると
、先ず、第1図(a)に示すように中子製作用の金型1
を用意し、この金型1の凹部1aに溶融した亜鉛合金(
ZDC2)を流し込んでこれを冷却する。すると、第2
図(b)に示すように金型lの凹部1aと同形状の亜鉛
合金製の中子2か得られるが、この中子2は、例えば水
ガラスにセラミックを適当量混ぜた塗型剤に浸漬された
後、引き上げられることによつて、第1図(C)に示す
ようにその表面には塗型剤のコーティング層3か形成さ
れる。そして、その後に中子2か所定温度(例えば、1
00℃)で一定時間(例えば、5分)たけ加熱されるこ
とによって、その表面に形成された前記コーティング層
3か乾燥せしめられ、該中子2は冷却された後、例えば
濃いタイプの水ガラスを主成分とする別の塗型剤に浸漬
されて引き上げられ、第1図(d)に示すようにその表
面に形成された前記コーティング層3の外側に別のコー
ティング層4が形成される。尚、コーティング層3を更
にコーティング層4で被う理由は、コーティング層3に
は微細なりラックが生じるため、このクラックをコーテ
ィング層4て被うためであり、従って、中子2の表面は
クラックの無い滑らかなものとなる。
而して、中子4は所定の温度(例えば、100℃)で一
定時間(例えば、5分)たけ加熱され、その後、更に高
い温度(例えば、200℃)で一定時間(例えば、5分
)だけ加熱されることによりて、その表面に形成された
前記コーティング層4が乾燥せしめられる。その後、こ
の中子2は冷却され、第1図(e)に示すように、ダイ
カスト金fi5の凹部5aにセットされ、この状態でダ
イカスト鋳造が行なわれ、ダイカスト金型5の凹部5a
には、例えばアルミニウム合金の溶湯が高圧て射出され
て流し込まれ、このダイカスト鋳造によって第1図(f
)に示すようなアルミニウム合金製の製品Waが得られ
、この製品Waには中子2かそのまま含まれている。尚
、このダイカスト鋳造においては、中子2の融点よりも
高い温度のアルミニウム合金の溶湯がダイカスト金型5
に供給されるが、この溶湯は短時間で冷却され、中子2
の表面には断熱材として機能するコーティング層3,4
が形成されているため、中子2か溶融するようなことは
ない。
ところで、本実施例における中子2の素材である亜鉛合
金の融点は約380℃であり、この融点は製品Waの素
材であるアルミニウム合金の融点的650℃よりも低い
ため1次の熱処理(焼鈍)工程において1M鉛合金の融
点(約380℃)よりも高く、アルミニウム合金の融点
(約650℃)よりも低い温度(例えば、400℃)で
一定時間(例えば、約30分)加熱すれば、第1図(g
)に示すように、中子2のみが溶解して!l&Waから
流出し、製品Waには所要の形状、寸法の鋳抜き部Wa
−1が形成される。尚、この熱処理によって、製品Wa
に生じていた歪が除去される。
上記熱処理が終了すると、製品Waにはショットピーニ
ングが施され、第1図(h)に示すように製品Waの鋳
抜き部Wa−1には鋼球6・−・が吹き付けられ、その
表面のパリや付着していた若干のコーティング層3,4
が除去されて第1図(i)に示す最終製品Wが得られる
而して、以上に説明した本発明方法によれば。
中子2が亜鉛合金で製作されるため、鋳造時に該中子2
が高温に加熱されても有害ガスが発生することがなく、
従来のように有害ガスによってダイカスト金型5が腐食
したり1作業環境が悪化するという閤題が生じない。
又、中子2の表面には塗型剤から成るコーティング層3
.4が形成されるため、差し込み等の不具合が生じず、
製品Wの鋳抜き部W−1(第1図(i)参照)の鋳肌は
表面粗さの小さい滑らかなものとなり、特に2サイクル
エンジンのシリンダを本発明方法によフて製造すれば1
表面粗さの小さい滑らかな掃気通路が得られ、エンジン
性能の向上を図ることがてきる。参考のため、本発明方
法によって得られた製品Wの鋳抜き部W−1の表面粗さ
を第2図に実線Aで、従来方法によって得られた製品の
鋳抜き部の表面粗さを同図中。
鎖線Bにてそれぞれ示すが、本発明方法によれば表面粗
さの小さい滑らかな鋳肌が得られることが判る。尚、第
2図において、横軸は測定距離。
縦軸は表面粗さをそれぞれ示す。
更に、中子2は鋳造後の熱処理工程においてダイカスト
金型5から溶出しく第1図(g)参照)、このとき有害
な物質(例えば、従来のソルト中子を溶出するときに発
生したアルカリ性排水)が生ずることがないため、有害
物質によって環境が悪影響を受けることがない、そして
、溶出した亜鉛合金を再び中子2の製作に再利用するこ
とができるため、経済的でもある。
又、本発明方法に使用される亜鉛合金製の中子2の強度
は、砂中子やソルト中子のそれに比して大きいため、ダ
イカスト条件を変更することなく、高いダイカスト圧力
で鋳造を行なうことができ、ダイカスト鋳造本来のメリ
ットである高い生産性をM持することができるとともに
5I1品の不良率を低く抑えることができる。
その他、亜鉛合金製の中子2は曲げ修正が可能であるた
め、たとえ何らかの理由で中子2に変形が生じたとして
も、その修正を簡単に行なうことができる。
(発明の効果) 以上の説明で明らかな如く、本発明によれば。
亜鉛合金で中子を製作し、該中子の表面に塗型剤を塗布
した後、同中子を金型にセットしてダイカスト鋳造を行
ない、この鋳造によって得られたダイカスト製品を熱処
理して中子を溶融除去するようにしたため、有害ガスや
有害排水が発生せず、金型の腐食や環境の悪化を招くこ
とがなく、且つ美しい鋳肌を得ることができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(i)は本発明に係るダイカスト鋳造法
をその工程順に示す説明図1第2図は本発明方法によっ
て得られたダイカスト製品の鋳肌の表面粗さを従来法に
よつて得られたダイカスト製品のそれとの対比において
示す図である。 l・・・金型、2・・・中子、3.4・・・コーティン
グ層(塗型剤)、5−・・ダイカスト金型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 亜鉛合金で中子を製作し、該中子の表面に塗型剤を塗布
    した後、同中子を金型にセットしてダイカスト鋳造を行
    ない、この鋳造によって得られたダイカスト製品を熱処
    理して中子を溶融除去するようにしたことを特徴とする
    中子を用いたダイカスト鋳造法
JP9618590A 1990-04-13 1990-04-13 中子を用いたダイカスト鋳造法 Pending JPH03294055A (ja)

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JP9618590A JPH03294055A (ja) 1990-04-13 1990-04-13 中子を用いたダイカスト鋳造法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5355933A (en) * 1993-11-12 1994-10-18 Cmi International Inc. Method of squeeze casting metal articles using melt-out metal core
US6024159A (en) * 1998-04-14 2000-02-15 Hayes Lemmerz International, Inc. Pressure casting method with recoverable melt out core
US6427755B1 (en) 1997-10-20 2002-08-06 Chipless Metals Llc Method of making precision casting using thixotropic materials
US6564856B1 (en) 1997-10-20 2003-05-20 Chipless Metals Llc Method of making precision castings using thixotropic materials

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6427755B1 (en) 1997-10-20 2002-08-06 Chipless Metals Llc Method of making precision casting using thixotropic materials
US6564856B1 (en) 1997-10-20 2003-05-20 Chipless Metals Llc Method of making precision castings using thixotropic materials
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