JPH06190528A - ダイカスト鋳造方法 - Google Patents

ダイカスト鋳造方法

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JPH06190528A
JPH06190528A JP35754092A JP35754092A JPH06190528A JP H06190528 A JPH06190528 A JP H06190528A JP 35754092 A JP35754092 A JP 35754092A JP 35754092 A JP35754092 A JP 35754092A JP H06190528 A JPH06190528 A JP H06190528A
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molten metal
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Katsumi Sekine
克己 関根
Jun Inahashi
潤 稲橋
Takuya Kodama
卓弥 児玉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて薄い肉厚の製品を鋳造する。 【構成】 固定側中子3と可動側中子16の温度を、射
出する溶融金属12の凝固開始温度域に保つ。この状態
で、溶融金属12をキャビティ8に充填する。充填後、
固定側中子3及び可動側中子16を溶融金属の凝固温度
以下まで冷却する。したがって、溶融金属12は、凝固
することなく湯回りし、薄肉部を形成するキャビティ8
の部分にも充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカスト鋳造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイカスト鋳造方法に関する技術
としては、例えば実開昭64−32114号公報に示さ
れているような、金型内部に冷却媒体の循環路を形成し
た金型と、この金型に冷却媒体の供給経路を交互に切換
えることができる冷却媒体の流通変換機構とを組み合わ
せた成形用の金型を用い、金型内に充填した溶融金属を
冷却循環経路に冷却媒体(例えば水)を通して急冷凝固
させる方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
にあっては、例えば冷却媒体として水を金型内に循環さ
せて金型冷却を行い、充填した溶融金属の冷却凝固を行
っているが、溶融金属は瞬時(例えば肉厚1mm程度の場
合には0.01秒)に凝固するため、薄肉品(例えば肉厚
1〜0.5mm)の成形は困難である。また、一般に、薄肉
品を成形する場合、薄肉部に溶融金属を瞬時に充填しな
ければならないため、高速(射出速度4〜5m/s)、
高圧鋳造(約800 kgf/mm2以上)が必要となり、その
ため鋳造バリの発生及び型の溶損が大きく、型の折損等
の問題があった。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点に着目し
てなされたもので、超薄肉品の鋳造が可能で、バリの発
生がなく、かつ型寿命を向上させ得るダイカスト鋳造方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のダイカスト鋳造方法は、金型の温度を射出
する溶融金属の凝固開始温度域の温度に保持し、金型を
この状態に維持しつつ金型キャビティ内に溶融金属を射
出して充填し、充填後、金型を射出した溶融金属の凝固
温度以下まで冷却することとした。
【0006】
【作用】上記構成によれば、金型温度を充填する溶融金
属の凝固開始温度域に加熱した後、溶融金属を充填する
ため、溶融金属は凝固することなく薄肉部分にも満たさ
れる。その後、金型を溶融金属の凝固温度以下に冷却す
ると、溶融金属は凝固する。そのため、高速,高圧鋳造
を必要とせず、薄肉品の成形が可能となる。
【0007】
【実施例1】図1は本発明の実施例1のダイカスト鋳造
方法の実施に使用するダイカスト鋳造金型を概略的に示
す断面図である。図1において、1は固定主型、2は可
動主型で、固定主型1と可動主型2とはパーティングラ
インP.Lで分離、接合自在に構成されている。
【0008】固定主型1には、固定側中子3、固定側当
板4、固定側断熱板5及び射出スリーブ6が固着されて
いる。固定側断熱板5は、パーティング面側に開口した
凹状に形成され、この凹部内に固定側中子3と固定側当
板4がパーティング面側から順次配置固定されている。
【0009】固定側中子3は、セラミックス、サーメッ
ト、サイアロン、クロミア、WC、オーステナイト耐熱
鋼、耐熱合金の材質からなり、パーティング面側には、
製品部を形成するキャビティ8を構成するキャビティ部
7が形成されている。また、固定側中子3内には、中子
加熱用の固定側カートリッジヒータ9と、固定側中子3
の加熱温度を検出する固定側温度センサー10が埋設さ
れている。
【0010】固定側当板4には、加熱された固定側中子
3を冷却するための媒体を循環させる固定側通孔11が
形成されている。上記冷却媒体としては耐熱オイル、例
えばバレルサーム400が使用されている。射出スリー
ブ6には、射出スリーブ6内に注湯された溶融金属12
をキャビティ8に充填するための射出プランジャー13
が内装されている。14は、鋳造機に設置されている溶
融金属12を汲み上げて、射出スリーブ6内に注湯する
ためのラドルである。
【0011】上記可動主型2には、分流子15、可動側
中子16、可動側当板17及び可動側断熱板18が固着
されるとともに、パーティング面にランナー19を構成
する溝20がキャビティ8と分流子15との間に形成さ
れている。
【0012】分流子15は、射出スリーブ6から供給さ
れる溶融金属12の流れの方向を変え、ランナー19に
流すもので、射出スリーブ6と対応するパーティング面
側に設けられている。可動側断熱板18は、パーティン
グ面側に開口した凹状に形成され、この凹部内に可動側
中子16と可動側当板17がパーティング面側から順次
配置固定されている。
【0013】可動側中子16は、上記固定側中子3と同
じ材質からなり、パーティング面側には、製品部を形成
するキャビティ8を構成するキャビティ部21が形成さ
れている。また、可動側中子16内には、中子加熱用の
可動側カートリッジヒータ22と、可動側中子16の加
熱温度を検出する可動側温度センサー23が埋設されて
いる。可動側当板17には、加熱された可動側中子16
を冷却するための媒体を通過させる可動側通孔24が形
成されており、冷却媒体は、固定側当板4と同様な耐熱
オイルを使用する。
【0014】さらに、可動主型2、可動側断熱板18、
可動側当板17及び可動側中子16を貫通して、キャビ
ティ8で成形した製品を金型より押し出す押し出しピン
25が可動主型2の側から摺動自在に装着されている。
押出しピン25の基端部は、押出板26,27の間に固
定されている。押出板26,27は、可動主型2に大し
て接近、離反自在に設けられており、鋳造機(図示省
略)から押出力を受けて矢印A方向へ移動し、押出しピ
ン25を固定側中子3方向に突き出させてキャビティ8
の製品を金型より離型させるようになっている。この押
出板26,27は、押出しピン25の先端が溶融金属1
2の射出時に可動側中子16のパーティング面と同一と
なるように、可動主型2からの離反位置が可動側型板2
8によって規制されている。この可動側型板28は、固
定側中子3に固着されている。
【0015】29は、鋳造機の制御盤を示し、この制御
盤29には、固定側加熱制御装置30、可動側加熱制御
装置31、固定側冷却制御装置32及び可動側冷却制御
装置33が接続されており、鋳造過程での加熱、冷却制
御を行えるようになっている。固定側加熱制御装置30
には固定側カートリッジヒータ9が接続され、可動側加
熱制御装置31には可動側カートリッジヒータ22が接
続されている。また、固定側冷却制御装置32には、固
定側通孔11内への冷却媒体の供給と停止、供給量の制
御を行い、可動側冷却制御装置33は、可動側通孔24
への冷却媒体の供給と停止、供給量の制御を行う。さら
に、固定側加熱制御装置30と固定側冷却制御装置32
上には、固定側温度センサー10が接続され、可動側加
熱制御装置31と可動側冷却制御装置33には、可動側
温度センサー23が接続されており、固定側中子3及び
可動側中子16の温度を測定しつつ温度制御が行われる
ようになっている。
【0016】次に、上記構成のダイカスト鋳造金型を用
いた本発明の実施例1を説明する。本実施例は、溶融金
属にAlダイカスト用合金ADC12を用いた。まず、
鋳造機(図示省略)の制御盤29により固定主型1と可
動主型2を型閉する。型閉が完了した後、制御盤29に
より固定側加熱制御装置30及び可動側加熱制御装置3
1を作動させて、固定側カートリッジヒータ9により固
定側中子3及び可動側カートリッジヒータ22により可
動側中子16を加熱上昇する。ここに、ADC12合金
は、凝固開始温度が516℃、融点が582℃であるた
め、516℃以上582℃以下の範囲において、半溶融
状態であり、流動性を有している。そこで、上記金型温
度を520℃に加熱する制御を、固定側温度センサー1
0及び可動側温度センサー23と固定側加熱制御装置3
0及び可動側加熱制御装置31とで行う。
【0017】金型温度が520℃に到達すると、可動
側、固定側の両加熱制御装置30,31が制御盤29を
作動させ、溶融したADC12合金をラドル14で汲み
上げて射出スリーブ6内に充填した後、射出プランジャ
ー13を矢印B方向に移動させ、ランナー19を介して
キャビティ8内にADC12合金を充填する。
【0018】充填が完了した後、制御盤29が、固定
側、可動側の両加熱制御装置30,31を停止すると同
時に、固定側、可動側の両冷却制御装置32,33を作
動して冷却媒体を固定側、可動側の両通孔11,24に
循環させ、固定側中子3と可動側中子16の冷却を行
う。ここで、固定側中子3と可動側中子16の冷却温度
を516℃以下、例えば400℃に設定しておけば、固
定側、可動側の両温度センサー10,23が、それぞれ
冷却設定温度である400℃を検出した後、固定側、可
動側の両冷却制御装置32,33が制御盤29を作動さ
せ、型開が行われる。その後、鋳造機が押出板26,2
7を矢印A方向に作動させ、押出しピン25を介して製
品をキャビティ8から離型する。そして、上記鋳造サイ
クルが繰り返して行われる。
【0019】本実施例によれば、金型温度をADC12
合金の凝固開始温度(516℃)以上に加熱保持できる
ため、溶融金属を充填中に凝固させることなく、キャビ
ティ8に充填させることができる。従って、超薄肉品、
例えば肉厚t=0.1mm以下の製品を鋳造することができ
る。また、射出速度を0.1m/s以下にできるととも
に、鋳造時の圧力を100 kgf/mm2程度の低圧とするこ
とができるので、鋳造バリの発生、型の折損等をなくす
ことができる。
【0020】実施例1にて用いた溶融金属は、融点が5
82℃、凝固開始温度が516℃であり、射出時の金型
温度は、520℃に保持されているので、実施例1は、
溶融金属の凝固開始温度域の内、凝固温度以上の温度の
場合についての実施例であった。このように、凝固点以
上の温度に金型を保持していれば、溶融金属は、射出成
形時に固化することはない。
【0021】ここで、溶融金属の凝固開始温度域の内、
凝固点温度以下の温度について考えてみる。上記実施例
1にて示したダイカスト鋳造方法を行った場合、金型の
キャビティの形状及び容積によっては、金型を溶融金属
の凝固点以下の温度に設定しても、溶融金属が射出成形
時に固化しない場合がある。これは、金型の温度が溶融
金属の凝固点付近の温度、すなわち、凝固開始温度域で
あれば、溶融金属の温度低下の速度が小さくなるためで
ある。実際には、鋳造圧力を300 kgf/mm2、射出速度
が0.5m/sとし、本実施例のように肉厚t=0.1mmの
製品を鋳造するキャビティ形状で、前期以外の条件を上
記実施例1と同様とし、射出時の金型の温度を、凝固開
始温度以下の温度で、凝固開始温度域である500℃に
設定したところ、射出時に溶融金属が固化するようなこ
とはなかった。
【0022】
【実施例2】本実施例は、溶融金属にMgダイカスト用
合金AZ91を使用した例を示し、図1の鋳造装置を用
いた。AZ91合金は、凝固開始温度が468℃、融点
が596℃であり、468℃以上596℃以下の範囲に
おいて半溶融状態で流動性を有する。そこで、本実施例
では、金型の加熱温度を凝固開始温度以上である470
℃に設定制御し、AZ91合金を充填した後の金型の冷
却温度を凝固開始温度以下である、例えば300℃に設
定制御して鋳造した。その他の方法は、実施例1と同様
である。
【0023】本実施例によれば、実施例1と同様に、A
Z91合金を溶融した状態でキャビティに充填できるた
め、Mgダイカスト用合金の超薄肉品、例えば肉厚t=
0.1mm以下の製品を鋳造することができる。その他の効
果は、実施例1と同様である。
【0024】
【実施例3】本実施例は、溶融金属にZnダイカスト用
合金ZDC2を使用した例を示し、図1の鋳造装置を用
いた。ZDC2合金は、凝固開始温度が381℃、融点
が387℃であり、381℃以上387℃以下の範囲に
おいて半溶融状態で流動性を有する。本実施例では、金
型の加熱温度を凝固開始温度以上の382℃に設定制御
し、ZDC2合金を充填した後の金型の冷却温度を凝固
開始温度以下の350℃に設定制御して製品を鋳造し
た。その他の方法は、実施例1と同様である。
【0025】本実施例によれば、ZDC2合金を溶融状
態でキャビティ充填できるため、Znダイカスト用合金
の超薄肉品、例えば肉厚t=0.1mm以下、製品を鋳造す
ることができる。その他の効果は、実施例1と同様であ
る。
【0026】
【実施例4】本実施例は、部分的に薄肉部を有する製品
を鋳造する方法である。図2は、実施例4のダイカスト
鋳造方法の実施の使用するダイカスト鋳造金型の要部を
示す断面図である。固定側中子3のキャビティ部7と可
動側中子16のキャビティ部21により構成されるキャ
ビティ8には、製品の部分的薄肉部を形成する薄肉形成
部35が設けられている。薄肉部を形成する薄肉形成部
35が設けられている。薄肉形成部35の付近の固定側
中子3内及び可動側中子16内には、固定側カートリッ
ジヒータ9と冷却媒体回路である固定側通孔11及び可
動側カートリッジヒータ22と冷却媒体回路である可動
側通孔24がそれぞれ設けられている。その他の構成
は、実施例1に使用した装置と同様である。
【0027】本実施例のダイカスト鋳造方法は、薄肉形
成部35を、固定側、可動側の両カートリッジヒータ
9,22により極部的に加熱し、また、固定側、可動側
の両通孔11,24により極部的に冷却するもので、他
の工程は実施例1と同様である。
【0028】本実施例によれば、極部的な薄肉成形がで
きる。そして、厚肉部を形成するキャビティへ充填する
溶融金属の射出圧力、射出速度で薄肉形成部35にも充
填できるため、高速、高圧成形が不要となり、実施例1
と同様に、バリの発生、型の折損等がなくなる。
【0029】なお、部分的薄肉形成部35以外のキャビ
ティ8を加熱又は冷却するために、固定側中子3と可動
側中子16内に加熱ヒータ又は冷却媒体回路のみがセッ
トされている場合でも同様な効果が得られる。
【0030】
【実施例5】図3は、本発明の実施例5のダイカスト鋳
造方法の実施に使用するダイカスト鋳金型の要部を示す
断面図である。固定側中子3には、図1の固定側カート
リッジヒータ9に換えて、その外周に固定側高周波回路
40が加熱手段として設けられている。また、可動側中
子16も、固定側中子3と同様に、その外周に可動側高
周波回路41が設けられている。固定側高周波回路40
は固定側高周波発振制御装置42に接続され、可動側高
周波回路41は可動側高周波発振制御装置42に接続さ
れている。また、固定側中子3及び可動側中子16内に
は、冷却手段として固定側通孔11及び可動側通孔24
が設けられており、固定側中子3及び可動側中子16
は、それぞれ固定側断熱板5及び可動側断熱板18に固
定されている。その他の構成は、図1と同様である。
【0031】本実施例のダイカスト鋳造方法は、固定側
中子3を固定側高周波回路40で加熱し、固定側通孔1
1で冷却するとともに、可動側中子16を可動側高周波
回路41、可動側通孔24で加熱、冷却するのもで、他
の工程及び作用は実施例1と同様である。
【0032】本実施例によれば、実施例1の効果に加え
て、固定側,可動側中子3,16を直接的に固定側、可
動側の両高周波回路40,41でそれぞれ加熱するため
短い時間で所定の温度に加熱できるとともに、固定側、
可動側中子3,16内に冷却用の通孔11,24を設け
て直接的に冷却するため短い時間で所定の温度に冷却で
きるので、実施例1に比べて、ヒートサイクルのサイク
ルタイムが短くなる。また、冷却用の通孔11,24を
設ける固定側当板4、可動側当板17が不要になるので
金型の小型化、簡略化を図ることができる。
【0033】
【実施例6】図4は、本発明の実施例6のダイカスト鋳
造方法の実施に使用するダイカスト鋳造金型の要部を示
す断面図である。固定側中子3及び可動側中子16は、
共に導電性サイアロンにより形成されるとともに、固定
側中子3及び可動側中子16には、固定側加熱制御装置
45及び可動側加熱制御装置46がそれぞれ接続されて
いる。そして、固定側中子3及び可動側中子16の加熱
手段として、固定側、可動側中子3,16自体の電気抵
抗発熱による加熱が採られている。その他の構成は、図
4と同様である。
【0034】本実施例のダイカスト鋳造方法は、固定
側、可動側中子3,16にそれぞれ固定側、可動側加熱
制御装置45,46によりそれぞれ通電し、導電性サイ
アロンの電気抵抗による発熱で、固定側中子3及び可動
側中子16を所定の温度まで加熱する。その他の工程,
作用は実施例1と同様である。
【0035】本実施例によれば、実施例1,5の効果に
加えて、固定側、可動側中子3,16自体が発熱体であ
るため、両中子3,16を短い時間で所定の温度に加熱
できるとともに、実施例5と同様に両中子3,16の冷
却時間も短く、実施例1,5に比べて、ヒートサイクル
のサイクルタイムがさらに短くなる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、溶融金
属を金型キャビティ内に射出する際、金型(中子)の温
度を溶融金属の凝固開始温度と融点との間の温度に保っ
ているので、溶融金属が固化することなく、よって、薄
肉部への溶融金属の充填を完全に行うことができる。ま
た、その際の射出速度及び圧力は、低速でかつ低圧力で
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1,2,3の実施に用いるダイ
カスト鋳造装置の断面図である。
【図2】本発明の実施例4の実施に用いるダイカスト鋳
造装置の要部の断面図である。
【図3】本発明の実施例5の実施に用いるダイカスト鋳
造装置の要部の断面図である。
【図4】本発明の実施例6の実施に用いるダイカスト鋳
造装置の要部の断面図である。
【符号の説明】
3 固定側中子 8 キャビティ 9 固定側カートリッジヒータ 11 冷却媒体用固定側通孔 12 溶融金属 16 可動側中子 22 可動側カートリッジヒータ 24 冷却媒体用可動側通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイカスト鋳造方法において、金型の温
    度を射出する溶融金属の凝固開始温度域の温度に保持
    し、金型をこの状態に維持しつつ金型キャビティ内に溶
    融金属を射出して充填し、充填後、金型を射出した溶融
    金属の凝固温度以下まで冷却することを特徴とするダイ
    カスト鋳造方法。
JP35754092A 1992-12-24 1992-12-24 ダイカスト鋳造方法 Withdrawn JPH06190528A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105014039A (zh) * 2015-08-25 2015-11-04 东莞市东升压铸模具有限公司 一种改善砂孔分布的压铸模具、压铸工艺及无砂孔制品的获得方法

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