JP2003136219A - ダイカスト鋳造におけるトライショット制御方法 - Google Patents

ダイカスト鋳造におけるトライショット制御方法

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JP2003136219A
JP2003136219A JP2001334649A JP2001334649A JP2003136219A JP 2003136219 A JP2003136219 A JP 2003136219A JP 2001334649 A JP2001334649 A JP 2001334649A JP 2001334649 A JP2001334649 A JP 2001334649A JP 2003136219 A JP2003136219 A JP 2003136219A
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JP
Japan
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casting
mass production
mold
shot
time
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JP2001334649A
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Yuji Kageyama
祐二 影山
Toru Matsumoto
徹 松本
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Ahresty Corp
Original Assignee
Ahresty Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トライショット時において、金型温度をス
ピーディに所定の温度まで上げて早期に量産鋳造条件に
移行させることができると共に、製品取られの発生を抑
制することが可能ダイカスト鋳造におけるトライショッ
ト制御方法を提供すること。 【解決手段】 量産鋳造時における鋳造条件以外の鋳造
条件を選択した場合にトライショットと判断し、キュア
リングタイムを量産鋳造時より延長または短縮させるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ダイカスト鋳造に
おいて、金型の型替え時やトラブルで停止した後に量産
鋳造状態に移行させるために行なうトライショット(捨
て打ち)の制御方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】通常ダイカスト鋳造では、トライショッ
ト時において金型が所定の温度に上がるまで捨て打ちを
繰り返していた。しかし、漫然とトライショットを繰り
返していたのでは、特に冬季など外気温度が低いときに
は無駄なショット(無駄打ち)が多くなるだけである。
また、金型温度が量産鋳造時(量産鋳造条件)よりも低
いことに起因して、金型キャビティ内に射出された溶融
金属(溶湯)の収縮率が大きくなり、鋳造された製品部
が金型に取り残される、いわゆる「製品取られ」と称さ
れる現象が発生することがあった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような現
状に鑑みてなされたものであり、トライショット時にお
いて、金型温度を可及的速やかに所定の温度まで上げて
早期に量産鋳造条件に移行させることができると共に、
製品取られの発生を抑制することが可能なダイカスト鋳
造におけるトライショット制御方法を提供せんとするも
のである。 【0004】 【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明のダイカスト鋳造におけるトライショット制御方法
は、量産鋳造時における射出条件や金型温度などの鋳造
条件以外の鋳造条件を選択した場合にトライショットと
判断し、キュアリングタイムを量産鋳造時より延長また
は短縮させるようにした事を特徴としたものである。ち
なみに、キュアリングタイムとは、金型キャビティ内に
射出充填された溶湯が、金型を開き鋳造製品を取り出し
てもひずんだり破壊したりしない状態に凝固するまでの
時間をいう。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態を詳細に説明する。本発明に係るトライショット制御
方法は、自動制御方式のダイカスト機を用いたダイカス
ト鋳造において、射出工程から型開き工程にいたる工程
を自動制御しているものに適用される。 【0006】一般に、自動制御方式のダイカスト機で
は、溶湯を受け入れるべく金型を型閉めする型閉め工程
→射出スリーブに溶湯を注湯する給湯工程→射出スリー
ブ内に給湯された溶湯を金型キャビティ内へ射出充填す
る射出工程→キュアリングタイム経過後に金型を型開き
する型開き工程→鋳造された製品を金型から取出す製品
取出し工程→金型キャビティ面に離型剤を塗布しエアー
ブローするスプレー工程→そして再び溶湯を受け入れる
べく金型を型閉めする型閉め工程に戻る一連の鋳造サイ
クルを自動運転により行ない、その制御方式にはリレー
やタイマーを用いたシーケンス制御方式や、マイコンを
用いたコンピュータ制御方式のもの等がある。 【0007】そこで、ダイカスト機の制御回路の制御系
が、量産鋳造時における射出条件や金型温度、スプレー
条件などの鋳造条件以外の鋳造条件が選択された場合
に、トライショットであると判断し、キュアリングタイ
ムを量産鋳造時より延長または短縮させるようにする。 【0008】すなわち、ダイカスト機の制御回路に、キ
ュアリングタイムを量産鋳造時より延長または短縮させ
るためのキュアリングタイム調整回路を組み込んで、そ
のキュアリングタイム調整回路を量産鋳造時における鋳
造条件と異なる鋳造条件が選択された場合に動作するよ
うにし、例えばより早く金型温度を上昇させたい場合
は、溶湯からの熱が金型に十分伝わるように、キュアリ
ングタイムを量産鋳造時より長目に設定して延長させ、
また、製品取られが発生しやすい場合には鋳造製品の凝
固収縮が十分進む前に型開きを行なえるように、キュア
リングタイムを量産鋳造時より短目に設定して短縮させ
るようにするものである。 【0009】これを、図1に示した回路図で具体的に説
明すると、キュアリングタイム調整回路は、量産鋳造時
における鋳造条件(量産条件1〜4…)と異なる鋳造条
件が選択された時にオンする短縮入セレクトスイッチS
S1によりタイマーT2またはT3を動作させる仕組み
になっており、量産鋳造条件1〜4…がそろった時にオ
ンしてタイマーT1を動作させる量産条件リレー接点R
1と並列に組み込まれる。そして、量産鋳造条件1〜4
…がそろった時のキュアリングタイムがタイマーT1に
よって例えば10秒に設定されている場合に、量産鋳造
条件1〜4…と異なる鋳造条件が選択され且つ短縮入セ
レクトスイッチSS1が入り(オン)の時にはキュアリ
ングタイムが例えば8秒になるようにタイマーT2で設
定され、また、短縮入セレクトスイッチSS1が切り
(オフ)の時にはキュアリングタイムが例えば12秒に
なるようにタイマーT3で設定される。 【0010】ここで、本発明が適用される量産鋳造時に
おける鋳造条件(図1の量産条件1〜4…)としては、
射出条件や金型温度、スプレー条件、サイクルタイム条
件、冷却水条件などがある。例えば、射出条件を本トラ
イショットの制御に使用する場合、一般的にダイカスト
鋳造における量産時の射出工程では、射出スリーブ内に
供給された溶湯を金型キャビティ内に射出する際に溶湯
中へのガス(空気)の巻き込みをできるだけ防ぐために、
始めは低速で射出され所定距離を前進した後に高速で射
出し更に増圧するように射出条件が設定されているの
で、これ以外の射出条件が選択された場合には量産鋳造
条件ではないものとみなして、量産条件リレー接点R1
がオフしてキュアリングタイム調整回路(短縮入セレク
トスイッチSS1)が動作し、タイマーT2またはT3
が動作を開始して、キュアリングタイムを量産鋳造時よ
り延長または短縮させる。また、金型温度を鋳造条件と
して選択する場合には、金型の特定箇所に温度センサを
設置して、そこの温度が設定温度に達しない場合に量産
鋳造条件ではないものとみなして、量産条件リレー接点
R1がオフしてキュアリングタイム調整回路(短縮入セ
レクトスイッチSS1)が動作するようにするものであ
る。 【0011】尚、キュアリングタイムを量産鋳造時より
延長または短縮させる設定は、制御回路やプログラムの
変更により行うが、具体的な延長または短縮させる時間
は、製品の形状や大きさ等によって異なる。 【0012】 【発明の効果】本発明に係るダイカスト鋳造におけるト
ライショット制御方法は斯様に、量産鋳造時における鋳
造条件以外の鋳造条件を選択した場合にトライショット
と判断し、キュアリングタイムを量産鋳造時より延長ま
たは短縮させるようにしたので、トライショット時にお
いて、より早く金型温度を上昇させたい場合は、溶湯か
らの熱が金型に十分伝わるように、キュアリングタイム
を量産鋳造時より延長させれば金型温度をスピーディに
所定の温度まで上げて早期に量産鋳造条件に移行させる
ことが出来るようになり、製品取られが発生しやすい場
合には鋳造製品の凝固収縮が十分進む前に型開きを行な
えるように、キュアリングタイムを量産鋳造時より短縮
させれば製品取られを抑制することが可能となる。しか
も、簡単な構成でもって、トライショット時における生
産性を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明実施の一例を示す回路図。 【符号の説明】 SS1:短縮入セレクトスイッチ R1:量産条件リレー接点 T1〜T3:タイマー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ダイカスト鋳造において、量産鋳造時
    における鋳造条件以外の鋳造条件を選択した場合にトラ
    イショットと判断し、キュアリングタイムを量産鋳造時
    より延長または短縮させるようにした事を特徴とするダ
    イカスト鋳造におけるトライショット制御方法。
JP2001334649A 2001-10-31 2001-10-31 ダイカスト鋳造におけるトライショット制御方法 Pending JP2003136219A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006035240A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Enkei Kk 自動昇温機能を有する鋳造装置

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