JP2808425B2 - ダイカストマシンのサイクルタイム制御装置 - Google Patents

ダイカストマシンのサイクルタイム制御装置

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JP2808425B2
JP2808425B2 JP20516895A JP20516895A JP2808425B2 JP 2808425 B2 JP2808425 B2 JP 2808425B2 JP 20516895 A JP20516895 A JP 20516895A JP 20516895 A JP20516895 A JP 20516895A JP 2808425 B2 JP2808425 B2 JP 2808425B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイカストマシンの
サイクルタイム制御装置に関し、特にダイカストマシン
の金型の初期冷却時間の制御を行うダイカストマシンの
サイクルタイム制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト鋳造においては、鋳造機のメ
ンテナンスやトラブル等のためにダイカストマシンをし
ばらくの間停止させる必要が生じる。ダイカストマシン
を停止させると金型の温度が低下する。その後、再び鋳
造機を稼働させたときには、金型は連続した良品の鋳造
が可能である定常運転時よりも温度が低下しているの
で、湯回り不良や引け巣等が生じ、所望の製品の品質を
得ることができない。そこで、金型の温度が定常運転時
の温度になるまで複数回射出して製品を廃棄するいわゆ
る捨て打ちの必要が生じる。一旦鋳造機を停止させると
金型温度が定常運転時の温度まで上昇するまでには数シ
ョットの捨て打ちが必要とされ、歩留りを著しく低下さ
る。
【0003】一般にダイカストマシンは、鋳造に係わる
金型や射出スリーブ等の他に、金型を冷却するための冷
却水を通水する冷却水通水手段と、金型の清掃をするた
めのエアブロー手段と、金型に離型材を塗布するための
離型材塗布手段と、金型の外部から金型を冷却するため
の外部冷却手段と、ラドルを前進位置と待機位置間で移
動させるラドル移動手段等の付加手段が設けられてい
る。上記した問題を改善するために、鋳造の一時的停止
後に、従来は作業者が冷却水通水手段や外部冷却手段の
バルブを閉じて、金型に対する冷却能力を低下させ金型
の温度上昇を促進させていた。しかし、バルブの操作は
作業者の経験と勘による作業であり、常に適切な作業を
行い得るとは限らず、捨て打ちによる不良品を必要以上
に増加させる場合や、逆に金型の温度が定常運転温度以
上に急激に上昇して焼付き(金型内への製品残り)等の
トラブルの原因になる場合もあった。
【0004】この問題を解決するために特開昭62−1
99254号公報記載の発明では、鋳造開始後に金型温
度が定常運転状態になるまで冷却水の通水による冷却時
間を自動的に徐々に延長し、また特開昭62−1992
55号公報記載の発明では、エアブロー時間を徐々に長
くする提案がされている。これらの提案により、従来作
業者が行っていたバルブの操作を不要にし自動運転を可
能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの提案
の制御方法を使用した鋳造でも、捨て打ち回数を効率的
に減らすことが困難であり、必要以上に良品を捨て打ち
品として廃棄している可能性も考えられる。また金型の
状態について何等認識することなく一律に冷却時間又は
エアブロー時間を制御するために、予測以上に温度が上
昇している場合には金型が焼付くことも考えられる。
【0006】そこで本発明は、捨て打ち回数を減少さ
せ、金型の焼付きを防止すると共に金型温度管理を徹底
することを目的として、金型の温度に応じて金型冷却時
間を最適に制御することが可能なダイカストマシンのサ
イクルタイム制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、金型内を冷却するため冷却水を通水する冷
却水通水手段と、金型の清掃をするためのエアブロー手
段と、金型に離型材を塗布するための離型材塗布手段
と、金型の外部から金型を冷却するための外部冷却手段
と、ラドルを前進位置と後退待機位置間で移動させるラ
ドル移動手段とを有するダイカストマシンのサイクルタ
イム制御装置であって、運転モードが定常状態か初期状
態かを判別するための運転モード判別手段S2と、ショ
ット毎に金型の温度を測定するための温度測定手段5
と、該冷却水通水手段10の通水時間、該エアブロー手
段20のエアブロー時間、該離型材塗布手段30の塗布
時間、該外部冷却手段40の冷却時間、該ラドル移動手
段50によるラドル待機位置での待機時間の少なくとも
1つについて、金型の温度に対応して設定時間として予
め複数記憶する記憶手段7と、該運転モード判別手段が
初期状態を判別した場合には該冷却水通水手段10の通
水時間、該エアブロー手段20のエアブロー時間、該離
型材塗布手段30の塗布時間、該外部冷却手段40の冷
却時間、該ラドル移動手段50の待機位置での待機時間
の少なくとも1つについて、予め複数設定された設定時
間のうちから該温度測定手段5が測定した金型の温度に
対応した設定時間を選択しS7〜S13、該選択された
設定時間に基づいて該冷却水通水手段の通水時間、該エ
アブロー手段のエアブロー時間、該離型材塗布手段の塗
布時間、該外部冷却手段の冷却時間、該ラドル移動手段
の待機位置での待機時間の少なくとも1つを制御する制
御手段4を有するダイカストマシンのサイクルタイム制
御装置を提供している。
【0008】また、該金型の温度とは該金型の絶対温度
であり、該記憶手段7には定常状態を意味する金型の目
標温度Tmと、該目標温度Tmより低い下限温度Tnを
記憶する記憶領域が設けられ、該温度測定手段5により
測定された温度が該目標温度Tm以上である第1温度領
域か、該目標温度Tmと下限温度Tnの範囲内にある第
2温度領域か、該下限温度Tn未満である第3温度領域
かを判別する温度領域判別手段S7、S8が設けられ、
該設定時間は該第1乃至第3温度領域に対応してそれぞ
れ設定されていることが好ましい。
【0009】この場合において、該記憶手段7には、該
第1温度領域の該目標温度Tm以上に対応た該冷却水通
水手段の第1の通水時間T1、該エアブロー手段の第1
のエアブロー時間T2、該離型材塗布手段の第1の塗布
時間T3、該外部冷却手段の第1の冷却時間T4、該ラド
ル移動手段の待機位置での第1の待機時間T5の少なく
とも1を記憶内容とする第1表Aと、該第2温度領域の
該下限温度Tnと目標温度Tm間にある該金型の温度の
温度上昇に伴って該エアブロー手段のエアブロー時間、
該離型材塗布手段の塗布時間、該外部冷却手段の冷却時
間、該ラドル移動手段の待機位置での待機時間の少なく
とも1が除々に大きくなるように設定するために、該エ
アブロー手段のエアブロー時間演算式、該離型材塗布手
段の塗布時間演算式、該外部冷却手段の冷却時間演算
式、該ラドル移動手段の待機位置での待機時間演算式の
少なくとも1を記憶した第2表Bと、該第3温度領域の
該下限温度Tn未満に対応した第1の通水時間より短い
第2の通水時間、第1のエアブロー時間より短い第2の
エアブロー時間、第1の塗布時間より短い第2の塗布時
間、第1の冷却時間より短い第2の冷却時間、第1の待
機時間より短い第2の待機時間の少なくとも1つを記憶
した第3表Cとが記憶され、温度領域判別手段が判別し
た温度領域に基づき該制御手段は該第1乃至第3表のい
ずれかを呼び出すのが好ましい。
【0010】変更例として、該金型の温度とはショット
間の金型の温度差であり、該記憶手段には定常状態を意
味する金型の目標温度差と、該目標温度差より大きい上
限温度差を記憶する記憶領域が設けられ、該温度測定手
段により測定された温度差が該目標温度差未満である第
1温度領域か、該目標温度差と上限温度差の範囲内にあ
る第2温度領域か、該上限温度差以上である第3温度領
域かを判別する温度領域判別手段が設けられ、該設定時
間は該第1乃至第3温度領域に対応してそれぞれ設定さ
れているようにしても良い。
【0011】また別の変更例として、該金型の温度とは
1ショット内の金型の最高温度と最低温度の温度差であ
り、該記憶手段には定常状態を意味する1ショット内の
金型の最高温度と最低温度の目標温度差と、該目標温度
差より大きい上限温度差を記憶する記憶領域が設けら
れ、該温度測定手段により測定された1ショット内の金
型の最高温度と最低温度の温度差が該目標温度差未満で
ある第1温度領域か、該目標温度差と上限温度差の範囲
内にある第2温度領域か、該上限温度差以上である第3
温度領域かを判別する温度領域判別手段が設けられ、該
設定時間は該第1乃至第3温度領域に対応してそれぞれ
設定されているようにしてもよい。
【0012】
【作用】ダイカストマシンには、金型内を冷却するため
冷却水を通水する冷却水通水手段と、金型の清掃をする
ためのエアブロー手段と、金型に離型材を塗布するため
の離型材塗布手段と、金型の外部から金型を冷却するた
めの外部冷却手段と、ラドルを前進位置と待機位置間で
移動させるラドル移動手段とを有し、これらの動作によ
り金型は冷却される。ダイカストマシンが連続的に自動
鋳造を実行している定常状態では金型の温度は安定して
おり、定常運転を一端停止し停止後の運転の再開時であ
る初期状態では金型の温度は低下している。外部冷却の
場合を例にとると、運転モード判別手段が初期状態であ
ることを判別すると、記憶手段に予め記憶されている外
部冷却手段の複数の設定時間のうち、温度測定手段によ
り測定された金型に関する温度に対応した設定時間が選
択される。制御手段によって外部冷却手段は選択された
設定時間だけ冷却動作が行われる。
【0013】請求項2記載の発明によると、金型の温度
を金型の絶対温度としたときは、上記した複数の設定時
間については、記憶手段に定常状態を意味する金型の目
標温度と、該目標温度より低い下限温度とを予め記憶さ
せておき、温度領域判別手段は温度測定手段により測定
された温度が該目標温度以上である第1温度領域か、該
目標温度と下限温度の範囲内にある第2温度領域か、該
下限温度未満である第3温度領域かを判別し、温度領域
判別手段にて判別された温度領域での設定時間だけ外部
冷却手段に冷却動作させる。
【0014】請求項3記載の発明によれば、温度領域判
別手段が判別した温度領域に基づき記憶手段の記憶内容
が第1表乃至第3表のいずれかに書換えられ、書換えら
れた表に基づく設定時間だけ外部冷却手段は冷却動作す
る。金型温度が第3の温度領域にあるときは、第3表に
書き換えられ、この表に設定された短縮された第2の設
定時間だけ冷却される。金型温度が上昇してゆき金型温
度が第2の温度領域内となったときは、第2表に書換え
られる。よって、外部冷却手段は第2表に規定された演
算式に基づいて演算され、設定時間は比例的に増加して
いく。金型温度が第1の温度領域にまで上昇したとき
は、第1表に書き換えられ、該表に設定された第1の設
定時間だけ冷却される。
【0015】請求項4記載の発明によると、該金型の温
度をショット間の金型の温度差としたときは、上記した
複数の設定時間については、記憶手段に定常状態を意味
する金型の目標温度差と、該目標温度差より大きい上限
温度差とを予め記憶させておき、温度領域判別手段は温
度測定手段により測定された温度差が該目標温度差未満
である第1温度領域か、該目標温度差と上限温度差の範
囲内にある第2温度領域か、該上限温度差以上である第
3温度領域かを判別し、温度領域判別手段にて判別され
た温度領域での設定時間だけ外部冷却手段に冷却動作さ
せる。
【0016】請求項5記載の発明によると、該金型の温
度を1ショット内の金型の最高温度と最低温度の温度差
としたときは、上記した複数の設定時間については、記
憶手段に定常状態を意味する1ショット内の金型の最高
温度と最低温度の目標温度差と、該目標温度差より大き
い上限温度差とを予め記憶させておき、温度領域判別手
段は温度測定手段により測定された温度差が該目標温度
差未満である第1温度領域か、該目標温度差と上限温度
差の範囲内にある第2温度領域か、該上限温度差以上で
ある第3温度領域かを判別し、温度領域判別手段にて判
別された温度領域での設定時間だけ外部冷却手段に冷却
動作させる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態によるダイカ
ストマシンのサイクルタイム制御装置について図1乃至
図8に基づき説明する。ダイカストマシンは図示せぬ固
定ダイスを含む固定金型、可動ダイスを含む可動金型、
射出スリーブ等の鋳造本体部の他に、該金型内を冷却す
るため冷却水を通水する冷却水通水手段10と、金型の
清掃をするためのエアブロー手段20と、金型に離型剤
を塗布するための離型剤塗布手段30と、金型を外部か
ら冷却するための外部冷却手段40と、溶湯をダイカス
トマシンの射出スリーブ内に供給するためのラドルを前
進位置と待機位置間で移動させるためのラドル移動手段
50が設けられ、これらはダイカストマシンの制御盤2
に接続されて駆動制御される。
【0018】冷却水通水手段10は金型内に冷却通路を
形成し、該冷却通路内に冷却水を循環させて金型の熱を
放出させるものである。エアブロー手段20は金型の型
開き後に金型の表面に残留したバリや金型表面に付着し
た冷却水や離型剤等を吹飛ばすための圧縮空気を吹付け
可能に構成されているものである。ここでエアブロー手
段20はバリ等の除去を目的とするが圧縮空気を金型に
吹付けるために圧縮空気によって金型の熱が奪われ、結
果的に金型を冷却する作用も果たす。離型剤塗布手段3
0は金型から製品の取出しを容易にするための離型剤と
圧縮空気を混合し金型に噴射するものである。ここで離
型剤を塗布することによって金型の熱が奪われる結果と
なる。外部冷却手段40は金型の外部から冷却水を噴射
することにより金型を冷却するものである。ラドル移動
手段50は図示せぬラドルを射出スリーブの注湯口と溶
湯保持炉間で移動させるための油圧シリンダ等のアクチ
ュエータ(図示せず)が接続され、ラドル後退待機位置
の時間を変化させることにより、即ちエアーブロー時間
等の短縮に合わせて給湯のタイミングを調整すること
で、鋳造サイクルタイムを短くすることができる。
【0019】ダイカストマシンの制御盤2は、冷却手段
10による冷却水の通水の時間を制御するための冷却水
通水タイマ11と、エアブロー手段20による圧縮空気
の噴射時間を制御するためのエアブロータイマ21と、
離型剤塗布手段30による離型剤の噴射時間を制御する
ための離型剤塗布タイマ31と、外部冷却手段40によ
る金型への冷却水の噴射時間を制御するための外部冷却
タイマ41と、ラドル移動手段50のラドル待機位置で
の待機時間を制御するラドル移動タイマ51とを有す
る。
【0020】そして本実施の形態のサイクルタイム制御
装置は、金型の温度を測定するための温度測定手段5
と、RAM6、ROM7等の記憶手段と、CPU4とを
有する。上述した冷却水通水タイマ11、エアブロータ
イマ21、離型剤塗布タイマ31、外部冷却タイマ4
1、ラドル移動タイマ51はインターフェース3を介し
てCPU4に接続されている。これらタイマ11、2
1、31、41、51のタイムアップ時間は、CPU4
からの出力信号により書換可能に構成されている。
【0021】温度測定手段5はショット毎に金型の温度
を測定するために設けられており、インターフェース3
を介してCPU4に接続されている。温度測定手段5は
例えば熱電対のような温度値を電流値に変換可能なもの
が用いられ、固定金型の固定ダイスの中心に設置され
る。また金型温度測定は、射出指令出力時、型締め信号
発生時等、鋳造サイクル中のタイミングを利用して行わ
れる。
【0022】CPU4にはROM7とRAM6が接続さ
れている。ROM7は、ダイカストマシンの定常運転状
態を意味する金型の目標温度と、目標温度より低い下限
温度が記憶されている。ROM7は更に金型の温度に対
応した冷却水通水手段10の通水時間、エアブロー手段
20のエアブロー時間、離型剤塗布手段30の塗布時
間、外部冷却手段40の冷却時間、ラドル移動手段50
の待機位置での待機時間が、それぞれ設定時間データと
して予め記憶保持されている。一方RAM6は、ROM
7に記憶された設定時間データのうちの特定の設定時間
データを一時的に記憶保持するために設けられている。
そしてCPU4は、ROM7に記憶された設定時間デー
タのうち、温度測定手段5により測定された温度に対応
した設定時間データをROM7から新たに呼出して、R
AM6において前回呼出された設定時間データを新たに
呼び出された設定時間データに書き換え可能に設けられ
ている。そして新たに呼び出された設定時間データに基
づき、CPU4は上記タイマ11、21、31、41、
51を制御するものである。
【0023】図2に示されるように、ROM7の記憶領
域は、目標温度Tm以上である第1温度領域と、目標温
度と下限温度Tnの範囲内にある第2温度領域と、下限
温度Tn未満である第3温度領域に区分されている。目
標温度Tmとは、ダイカストマシンが定常運転を実行し
て連続して良品を鋳造可能な場合の金型の温度、即ち量
産時の金型の定常温度であり、例えば120℃である。
この第1温度領域では、金型温度は目標温度に一定に保
つべきものである。第3温度領域は、運転の停止等によ
り金型温度が低く、そのために金型温度の上昇を短時間
で達成すべき領域である。下限温度Tnとは金型温度を
目標温度Tmに近づけ易くするために金型温度を比例的
に上昇させる(比例制御)ための起点となる温度であ
り、例えば90℃である。下限温度Tnを設けた理由
は、第2温度領域は金型温度の急上昇を企図する第3温
度領域と、金型温度の安定化を企図する第1温度領域の
中間領域であるため、第3温度領域における急激な
上昇により金型温度が目標温度Tmを大きく飛び越えな
いようにするために、下限温度を設定しておく必要があ
るからである。
【0024】そして第1乃至第3温度領域毎に、冷却水
通水手段10の冷却水通水時間、エアブロー手段20の
エアブロー時間、離型剤塗布手段30の離型剤塗布時
間、外部冷却手段40の外部冷却時間、ラドル移動手段
50の待機位置での待機時間が設定時間データとしてテ
ーブル化され第1表であるテーブルA、第2表であるテ
ーブルB、第3表であるテーブルCに分類されて格納さ
れている。
【0025】第1温度領域では冷却水通水時間としてT
1、エアブロー時間としてT2、離型剤塗布時間としてT
3、外部冷却時間としてT4、待機時間としてT5が固定
の設定時間データとして定められROM7の記憶領域に
記憶されている。ここでこれらの時間T1乃至T5は、ダ
イカストマシンの定常運転時に一般的に採用される時間
であり、例えばT1乃至T5はそれぞれ120秒、20
秒、5秒、5秒、25秒である。
【0026】一方第3温度領域では冷却水通水時間とし
て第1温度領域Aの固定値T1の2分の1の時間、エア
ブロー時間として第1温度領域Aの固定値T2の5分の
1の時間、離型剤塗布時間として第1温度領域Aの固定
値T3 の3分の1の時間、外部冷却時間として0.01
秒、待機時間として第1温度領域の固定値T5 の2分の
1の時間が固定の設定時間データとして定められ記憶領
域に記憶されている。このように第3温度領域では第1
温度領域より冷却期間を短縮して金型の温度上昇を促進
させている。これら第3温度領域で設定される時間は、
焼付き等の不具合が生じることなく鋳造が可能な最低値
である。
【0027】また第2温度領域では、冷却水通水時間が
第1温度領域Aの固定値T1の2分の1で固定される。
一方、エアブロー時間、離型剤塗布時間、外部冷却時
間、待機時間に関しては、第3温度領域のそれぞれの時
間が、第1温度領域の時間に除々に比例的に増加するよ
うにROM7の記憶領域には下記の演算式が設定されて
いる。 エアブロー時間=T2/5+4T2(Tx−Tn)/5(Tm−Tn) 離型剤塗布時間=T3/3+2T3(Tx−Tn)/3(Tm−Tn) 外部冷却時間 =0.01+(T4−0.01)(Tx−Tn)/(Tm−Tn ) 待機時間 =T5/2+T5(Tx−Tn)/2(Tm−Tn) これらの式においてTxは、目標温度Tmと下限温度T
nの範囲内の任意の温度である。これら設定温度データ
については、図3乃至図7においてグラフ化して示して
いる。
【0028】CPU4は更に判別手段をなし、ダイカス
トマシンが停止後の初期状態にあるか定常状態にあるか
を判別している。そして初期状態が判別された場合に
は、CPU4は該温度測定手段5の測定結果に基づき、
該冷却水通水手段10の通水時間、該エアブロー手段2
0のエアブロー時間、該離型材塗布手段30の塗布時
間、該外部冷却手段40の冷却時間、該ラドル移動手段
50の待機位置での待機時間を第2温度領域用のテーブ
ルB若しくは第3温度領域用のテーブルCに規定された
時間に更新する。
【0029】次に本実施の形態によるダイカストマシン
のサイクルタイム制御装置の動作について図8のフロー
チャートに基づき説明する。制御装置の起動によりステ
ップS1で制御が開始され、ステップS2でダイカスト
マシンの制御盤の鋳造停止信号が保持されているか否
か、即ちメンテナンス等の目的でダイカストマシンを停
止させたかが判断される。停止させていれば(S2:Y
es)ステップS6に移行し、停止フラグをセットす
る。鋳造機停止信号が保持されていない場合、即ちメン
テナンス等を行っていなかった場合(S2:No)に
は、ステップS3に移行し、測温タイミング信号が入力
されるのを待つ。測温タイミング信号が入力されると
(S3:Yes)、ステップS4に移行し、温度測定手
段5により金型の温度が測定される。次にステップS5
に移行し鋳造機の停止フラグが確認される。ダイカスト
マシンの運転再開直後は、ステップS6において停止フ
ラッグがセットされているために、ステップS5の判断
が肯定され(S5:Yes)ステップS7に移行する。
【0030】ステップS7では温度測定手段5により測
定された温度とROM7に記憶された目標温度Tmとの
比較を行い、測定温度が目標温度Tmよりも低い場合に
は(S7:Yes)ステップS8に移行する。ステップ
S8では温度測定手段により測定された温度と下限温度
Tnとが比較され、下限温度Tnよりも測定温度が低い
ときには(S8:Yes)、ステップS9に移行する。
ステップS9ではROM7に記憶されている第3温度領
域に対応するテーブルCがRAM6に呼び出され、冷却
水通水タイマ11、エアブロータイマ21、離型剤塗布
タイマ31、外部冷却タイマ41、ラドル移動タイマ5
1にテーブルCに基づく設定時間が書込まれる。この結
果、冷却水通水手段10による金型の冷却時間、エアブ
ロー手段20による圧縮空気噴出時間、離型剤塗布手段
30による離型剤の塗布時間、外部冷却手段40による
冷却時間、ラドル移動手段の後退待機位置での待機時間
が自動的に金型の温度上昇に好都合な最適な値となる。
そして温度測定手段5による測定温度が下限温度Tnを
越えるまで、ステップS2からS9までのルーチンが繰
返される。
【0031】ステップS8において、測定温度手段5に
よる測定温度が下限温度Tnを越えた場合には(S8:
No)、ステップS10に移行し、RAMのテーブルC
がテーブルBに書換えられるとともに、テーブルBに規
定された必要な演算が行われる。ここではエアブロータ
イマ21のタイムアップ値、離型剤塗布タイマ31のタ
イムアップ値、外部冷却タイマ41のタイムアップ値、
ラドル移動タイマ51のタイムアップ値がそれぞれ演算
される。次にステップS11に移行し、冷却水通水タイ
マ11のタイムアップ値、エアブロータイマ21のタイ
ムアップ値、離型剤塗布タイマ21のタイムアップ値、
外部冷却タイマ31のタイムアップ値、ラドル移動タイ
マ51のタイムアップ値が演算結果に基づいて書換えら
れる。従って第2温度領域では冷却水通水手段を除き、
冷却時間が除々に増加してゆき、金型の急激な温度上昇
が自動的に抑制される。以後温度測定手段5による測定
温度が目標温度Tmを越えるまでステップS2からステ
ップS8までとステップS10からステップS11まで
のルーチンが繰返される。
【0032】測定温度手段5による測定温度が目標温度
Tmを越えた場合には(S7:No)ステップS12に
移行する。ステップS12では、ステップS6でセット
されたフラグをクリアし、その後ステップS13に移行
する。ステップ13では、RAMのテーブルBがテーブ
ルAに書換えられ、冷却水通水タイマ11のタイムアッ
プ値、エアブロータイマ21のタイムアップ値、離型剤
塗布タイマ31のタイムアップ値、外部冷却タイマ41
のタイムアップ値、ラドル移動タイマ51のタイムアッ
プ値がテーブルAに基づく設定時間に書換えられる。従
って第1温度領域に必要なそれぞれの冷却時間が自動的
に適用される。ステップS13によりタイマ値を書換え
た後には、ステップS2に戻る。そして上述したように
ステップS12でフラグはクリアされているので、ステ
ップS5の判断は否定され(S5:No)、ステップS
2に戻る。以下ステップS2からS5のルーチンが繰返
される。
【0033】本発明によるダイカストマシンのサイクル
タイム制御装置は上述した実施の形態に限定されず、種
々の変更が可能である。例えば上述した実施の形態で
は、第3温度領域での冷却水通水時間として第1温度領
域の固定値T1の2分の1の時間を設定時間データとし
て設定したが、第3温度領域では冷却水の通水を行わな
くても良い。また必要に応じ、特定のタイマに対しては
すべての温度領域において一定値、例えば第3温度領域
に規定される時間値、を維持させる場合もある。これは
金型温度をより早く上昇させることを目的とし、エアブ
ロー時間やラドル後退待機位置時間を短縮した時間に維
持することにより、鋳造サイクルを短縮することができ
る。更に上記設定時間データは鋳造品の形状、サイズ等
により最適の値に設定することができるのは勿論のこと
である。
【0034】加えて、上述の実施の形態では冷却水通水
手段の通水時間、エアブロー手段のエアブロー時間、離
型材塗布手段の塗布時間、外部冷却手段の冷却時間、ラ
ドル移動手段によるラドル待機位置での待機時間のすべ
てを設定時間の対象としたが、目的に応じ、これらのう
ちの少なくとも1つを設定時間の対象としてもよい。
【0035】更にまた上述した実施の形態では、ショッ
ト毎の金型の絶対温度に基づきテーブルA乃至テーブル
Cのうちから最適なテーブルを呼び出してそれぞれのタ
イマ制御を行っているが、ショット間の金型の温度差を
制御の基礎としてもよい。具体的にはダイカストマシン
停止後の再開直後では、金型温度が低下しているため、
金型温度がショット毎に急増する。そして金型温度が定
常運転時の温度となると、ショット間の温度差は小さく
なってくる。よってショット間の温度差について、上限
温度差以上、上限温度差と目標温度差の範囲内、目標温
度差以下、の3つのケースを想定する。ここで上限温度
差と目標温度差は例えばそれぞれ50℃、5℃である。
ショット間の温度差が上限温度差以上の場合には、上述
した実施の形態のテーブルCに相当し、ショット間の温
度差が上限温度差と目標温度差の範囲にある時は該実施
の形態のテーブルBに相当し、ショット間の温度差が目
標温度差以下の場合には実施の形態のテーブルAに相当
するテーブルを予め作成してROM7に記憶させておけ
ばよい。このことにより、それぞれのタイマは金型の状
態に応じて制御される。
【0036】他の変更例としてショット間の温度差に基
づく制御に代えて、1ショットにおける金型の最高温度
と最低温度を計測して、1ショット内の最高温度と最低
温度との温度差に基づいてタイマ制御をすることもでき
る。具体的にはダイカストマシン停止後の再開直後で
は、金型温度が低下しており、その急激な温度上昇が望
まれるために、1ショット内の最高温度と最低温度との
温度差は大きいが、ダイカストマシンが定常運転に入る
頃には、注湯の繰り返しにより金型温度が上昇してゆき
その温度は安定化するので、1ショット内の最高温度と
最低温度との温度差は小さくなる。そこで、1ショット
内の最高温度と最低温度と温度差について、上限温度差
以上、上限温度差と目標温度差の範囲内、目標温度差以
下、の3つのケースを想定する。1ショット内の最高温
度と最低温度との温度差が上限温度差以上の場合には、
上述した実施の形態のテーブルCに相当し、該温度差が
上限温度差と目標温度差の範囲にある時は該実施の形態
のテーブルBに相当し、該温度差が目標温度差以下の場
合には実施の形態のテーブルAに相当するテーブルを予
め作成してROM7に記憶させておけばよい。このこと
により、それぞれのタイマは金型の状態に応じて制御さ
れる。
【0037】更に上述した実施の態様によると、第2温
度領域においては演算式による制御がなされているが、
演算式にかえて金型の温度に対応した時間を予めテーブ
ル化して記憶しておき、計測した金型温度毎にエアーブ
ロー時間等を変えることによって同様の制御をすること
ができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明した本発明によるダイカストマ
シンのサイクルタイム制御装置によれば、金型の温度を
ショット毎に把握し、金型温度に基づいて金型を冷却す
る時間が制御されるため、所望の金型の温度上昇が実現
でき、捨て打ち回数を低減させることができる。これら
タイマー制御は自動的になされるので、冷却水等は自動
で制御され、よってバルブの締め忘れ等による焼付きな
どのトラブルを確実に防止できる。そして金型温度が確
実に管理されるので、鋳造品質が安定化し、生産性の高
いダイカスト鋳造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるダイカストマシンの
サイクルタイム制御装置とダイカストマシンの制御盤と
の関係を示したブロック図。
【図2】該実施の形態によるダイカストマシンのサイク
ルタイム制御装置の記憶部に記憶された温度領域毎に設
定されたタイマの設定時間を示すテーブル。
【図3】該温度領域毎の冷却水時間と金型温度との関係
を示すグラフ。
【図4】該温度領域毎のエアブロー時間と金型温度との
関係を示すグラフ。
【図5】該温度領域毎の離型剤塗布時間と金型温度との
関係を示すグラフ。
【図6】該温度領域毎の外部冷却時間と金型温度との関
係を示すグラフ。
【図7】該温度領域毎のラドル待機時間と金型温度との
関係を示すグラフ。
【図8】該実施の形態によるダイカストマシンのサイク
ルタイム制御装置の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】 4 制御手段 5 温度測定手段 6 記憶手段たるRAM 7 記憶手段たるROM 10 冷却水通水手段 11 冷却水通水タイマ 20 エアブロー手段 21 エアブロータイマ 30 離型材塗布手段 31 離型剤塗布タイマ 40 外部冷却手段 41 外部冷却タイマ 50 ラドル移動手段 51 ラドル移動タイマ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 17/22 B22D 17/32 B29C 45/78

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型内を冷却するため冷却水を通水する
    冷却水通水手段と、金型の清掃をするためのエアブロー
    手段と、金型に離型材を塗布するための離型材塗布手段
    と、金型の外部から金型を冷却するための外部冷却手段
    と、ラドルを前進位置と後退待機位置間で移動させるラ
    ドル移動手段とを有するダイカストマシンのサイクルタ
    イム制御装置であって、 運転モードが定常状態か初期状態かを判別するための運
    転モード判別手段と、 ショット毎に金型の温度を測定するための温度測定手段
    と、 該冷却水通水手段の通水時間、該エアブロー手段のエア
    ブロー時間、該離型材塗布手段の塗布時間、該外部冷却
    手段の冷却時間、該ラドル移動手段によるラドル待機位
    置での待機時間の少なくとも1つについて、金型の温度
    に対応して設定時間として予め複数記憶する記憶手段
    と、 該運転モード判別手段が初期状態を判別した場合には該
    冷却水通水手段の通水時間、該エアブロー手段のエアブ
    ロー時間、該離型材塗布手段の塗布時間、該外部冷却手
    段の冷却時間、該ラドル移動手段の待機位置での待機時
    間の少なくとも1つについて、予め複数設定された設定
    時間のうちから該温度測定手段が測定した金型の温度に
    対応した設定時間を選択し、該選択された設定時間に基
    づいて該冷却水通水手段の通水時間、該エアブロー手段
    のエアブロー時間、該離型材塗布手段の塗布時間、該外
    部冷却手段の冷却時間、該ラドル移動手段の待機位置で
    の待機時間の少なくとも1つを制御する制御手段を有す
    ることを特徴とするダイカストマシンのサイクルタイム
    制御装置。
  2. 【請求項2】 該金型の温度とは該金型の絶対温度であ
    り、該記憶手段には定常状態を意味する金型の目標温度
    と、該目標温度より低い下限温度を記憶する記憶領域が
    設けられ、 該温度測定手段により測定された温度が該目標温度以上
    である第1温度領域か、該目標温度と下限温度の範囲内
    にある第2温度領域か、該下限温度未満である第3温度
    領域かを判別する温度領域判別手段が設けられ、 該設定時間は該第1乃至第3温度領域に対応してそれぞ
    れ設定されていることを特徴とする請求項1記載のダイ
    カストマシンのサイクルタイム制御装置。
  3. 【請求項3】 該記憶手段には、該第1温度領域の該目
    標温度以上に対応した該冷却水通水手段の第1の通水時
    間、該エアブロー手段の第1のエアブロー時間、該離型
    材塗布手段の第1の塗布時間、該外部冷却手段の第1の
    冷却時間、該ラドル移動手段の待機位置での第1の待機
    時間の少なくとも1を記憶内容とする第1表と、 該第2温度領域の該下限温度と目標温度間にある該金型
    の温度の温度上昇に伴って該エアブロー手段のエアブロ
    ー時間、該離型材塗布手段の塗布時間、該外部冷却手段
    の冷却時間、該ラドル移動手段の待機位置での待機時間
    の少なくとも1が除々に大きくなるように設定するため
    に、該エアブロー手段のエアブロー時間演算式、該離型
    材塗布手段の塗布時間演算式、該外部冷却手段の冷却時
    間演算式、該ラドル移動手段の待機位置での待機時間演
    算式の少なくとも1を記憶した第2表と、 該第3温度領域の該下限温度未満に対応した第1の通水
    時間より短い第2の通水時間、第1のエアブロー時間よ
    り短い第2のエアブロー時間、第1の塗布時間より短い
    第2の塗布時間、第1の冷却時間より短い第2の冷却時
    間、第1の待機時間より短い第2の待機時間の少なくと
    も1つを記憶した第3表とが記憶され、温度領域判別手
    段が判別した温度領域に基づき該制御手段は該第1乃至
    第3表のいずれかを呼び出すことを特徴とする請求項2
    記載のダイカストマシンのサイクルタイム制御装置。
  4. 【請求項4】 該金型の温度とはショット間の金型の温
    度差であり、 該記憶手段には定常状態を意味する金型の目標温度差
    と、該目標温度差より大きい上限温度差を記憶する記憶
    領域が設けられ、 該温度測定手段により測定された温度差が該目標温度差
    未満である第1温度領域か、該目標温度差と上限温度差
    の範囲内にある第2温度領域か、該上限温度差以上であ
    る第3温度領域かを判別する温度領域判別手段が設けら
    れ、 該設定時間は該第1乃至第3温度領域に対応してそれぞ
    れ設定されていることを特徴とする請求項1記載のダイ
    カストマシンのサイクルタイム制御装置。
  5. 【請求項5】 該金型の温度とは1ショット内の金型の
    最高温度と最低温度の温度差であり、 該記憶手段には定常状態を意味する1ショット内の金型
    の最高温度と最低温度の目標温度差と、該目標温度差よ
    り大きい上限温度差を記憶する記憶領域が設けられ、 該温度測定手段により測定された1ショット内の金型の
    最高温度と最低温度の温度差が該目標温度差未満である
    第1温度領域か、該目標温度差と上限温度差の範囲内に
    ある第2温度領域か、該上限温度差以上である第3温度
    領域かを判別する温度領域判別手段が設けられ、 該設定時間は該第1乃至第3温度領域に対応してそれぞ
    れ設定されていることを特徴とする請求項1記載のダイ
    カストマシンのサイクルタイム制御装置。
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