JPH1110302A - 電磁加圧成形機 - Google Patents

電磁加圧成形機

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JPH1110302A
JPH1110302A JP17014297A JP17014297A JPH1110302A JP H1110302 A JPH1110302 A JP H1110302A JP 17014297 A JP17014297 A JP 17014297A JP 17014297 A JP17014297 A JP 17014297A JP H1110302 A JPH1110302 A JP H1110302A
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JP
Japan
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molten metal
electromagnetic
gas
nozzle
filling
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JP17014297A
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Saburo Noda
三郎 野田
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳巣の発生を防止し高品質の製品を得ること
ができるとともに、成形のサイクルタイムを短くできる
ようになる電磁加圧成形機とする。 【解決手段】 炉2内の溶湯100を電磁ポンプ15に
より金型25のキャビティ34内へゲートを通じて充填
する電磁加圧成形機1で、金型25にガス抜き路41を
有するチルブロック40と、溶湯100を供給するノズ
ル17の先端側に設けられた鋳込口20とを備えるもの
とし、ガス抜き路41の面積をゲートの面積の0.1倍
以上とし、鋳込口20を、冷却水路付きの湯口ブシュ2
1と分流子31とを含み形成する。そのため、ガスは大
量に排出されるので、鋳巣ができず、高品質の製品を得
ることができ、また、電磁ポンプ15によりガスを溶湯
に巻き込まず、かつ、溶湯が固化しない範囲の速度で高
速充填されるので、成形のサイクルタイムを短縮でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路内に貯留された
溶融金属を電磁ポンプにより金型のキャビティ内へ充填
する電磁加圧成形機に関する。
【0002】
【背景技術】精密な金型内に溶融金属(以下溶湯とい
う)を圧入し、鋳はだのすぐれた高精度な鋳物を短時間
で大量生産する鋳造方法として、ダイカストマシンを使
用するダイカスト法が知られており、このダイカスト法
では、高圧、高速での鋳造が行われている。また、上記
ダイカスト法とは別に、炉体にセットされた坩堝の上面
にダイプレートを設置し、このダイプレートに固定金型
を固定するとともに可動金型を合わせ、坩堝内の溶湯に
低圧をかけることにより、給湯管を通じて金型内に溶湯
を充填させる低圧鋳造法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ダイカス
ト法によれば、高圧、高速での充填となるので、ガスの
巻き込みを無視して行うこととなり、鋳巣ができやす
い。従って、高品質の製品を得にくいという問題と、熱
処理が困難であり、さらに、高圧充填のためアンダーカ
ット中子を必要とするものには適さないという問題とが
ある。一方、低圧鋳造法によれば、溶湯を低圧でゆっく
りと金型キャビティ内へ充填するため金型温度が高くな
り、これにより、サイクルタイムが長くなるとともに、
生産性が悪いという問題と、複雑な形状、薄肉形状の製
品を鋳造する際、充填の途中で溶湯が固化することがあ
り、高品質の製品を得にくいという問題がある。また、
坩堝内の溶湯に低圧をかける際は、圧縮気体で行ってい
るので、充填速度を途中で変えることが困難で、製品の
形状に柔軟に対応できなかった。
【0004】本発明の目的は、鋳巣の発生を防止し高品
質の製品を得ることができるとともに、成形のサイクル
タイムを短くできるようになる電磁加圧成形機を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明の電磁
加圧成形機は、炉内に貯留した溶湯を電磁ポンプにより
金型のキャビティ内へゲートを通じて充填し成形品を得
る電磁加圧成形機において、金型に設けられキャビティ
内のガスを排出可能とするガス抜き路を有するガス抜き
部材と、金型に形成されキャビティ内へ通じるゲートと
このゲートに溶湯を供給するノズルとの間に設けられた
鋳込口とを備え、ガス抜き部材のガス抜き路の断面積は
ゲートの断面積の0. 1倍以上とされ、鋳込口は、冷却
水路付きの湯口ブシュと、この湯口ブシュとの間で溶湯
のキャビティ内への流入路を形成するとともに冷却水路
を有する分流子とを含み形成されていることを特徴とす
るものである。
【0006】以上において、本発明の電磁加圧成形機は
横型、縦型を問わず適用される。また、ガス抜き路の断
面積はゲートの断面積の0. 1倍以上であればよいが、
0. 2倍以下であることが好ましく、さらに、0. 1倍
以上の場合でもゲートの断面積を100mm2 以上とす
ることが好ましい。このような本発明では、キャビティ
内のガスはゲートの断面積の0. 1倍以上に形成された
ガス抜き路で大量に排出されるので、ガスが成形品内に
巻き込まれることを防止でき、これにより、高品質の製
品を得ることができる。また、鋳込口を構成する湯口ブ
シュと分流子とには、それぞれに冷却水路が形成されて
いるので、部分加圧使用時における鋳込口の溶湯の固化
が早く、溶湯が逆流することがなく、これにより、成形
のサイクルタイムが短くなる。
【0007】本発明の第2発明の電磁加圧成形機は、第
1発明のガス抜き部材のガス抜き路は鋸刃状または波状
とされるとともに、ガス抜き路近傍には冷却水路が形成
されていることを特徴とするものである。このような本
発明では、ガス抜き路が鋸刃状または波状となってお
り、また、冷却水路で冷却されているので、ガスは抜け
るが、溶湯は流れにくく、これにより、キャビティ内か
ら金型外に飛散しようとする溶湯がガス抜き路で遮断さ
れ、安全性が確保される。
【0008】本発明の第3発明の電磁加圧成形機は、第
1発明の鋳込口を、ノズルと湯口ブシュとの間に介在さ
れノズルの先端近傍における溶湯の固化を防止する断熱
リングを備えて構成したことを特徴とするものである。
以上において、断熱リングは、湯口ブシュ側の冷却水に
よる低温をノズル側に伝達させないために、熱伝導率が
低い材料で形成されることが好ましい。このような本発
明では、湯口ブシュ側が冷却されても、その低温は断熱
リングで遮断されるので、ノズルの先端近傍における溶
湯には伝わらず、これにより、ノズルの先端近傍におけ
る溶湯の固化を防止でき、溶湯のスムーズな流れを確保
できる。
【0009】本発明の第4発明の電磁加圧成形機は、第
1〜第3発明のいずれかに記載の溶湯充填時の溶湯の流
れの先端位置を成形品の形状に基づく電磁ポンプの負荷
の変化から読みとって、電磁ポンプの吐出圧力の設定を
切り替えることにより溶湯の充填速度を変化させ、ガス
を溶湯に巻き込まない範囲の速度で高速充填させる制御
装置を備えていることを特徴とするものである。このよ
うな本発明では、ガスを溶湯に巻き込まない範囲の速度
で高速充填させるので、鋳巣の発生を防止し高品質の製
品を得ることができるとともに、成形品のサイクルタイ
ムが短くなる。
【0010】本発明の第5発明の電磁加圧成形機は、第
4発明の溶湯充填開始時の電磁ポンプの吐出圧力をスロ
ープ状に上昇させることを特徴とするものである。この
ような本発明では、充填開始時に電磁ポンプの吐出圧力
をスロープ状に上昇させることで、湯先が緩やかなスピ
ードでスタートし、これにより、湯先位置を確実に捕捉
でき、湯先の負荷に基づく速度制御を確実なものにする
ことができ、鋳巣の発生を防止し高品質の製品を得るこ
とができる。
【0011】本発明の第6発明の電磁加圧成形機は、第
1〜第5発明のいずれかに記載の電磁ポンプの出力を鋳
造圧力相当で30Kgf/cm2 以下とすることを特徴
とするものである。以上において、鋳造圧力は通常1〜
10Kgf/cm2 で充填、保圧、冷却を行い、薄肉で
複雑な形状の成形品の場合には、溶湯の冷却速度が早
く、圧力損失が大きいので30Kgf/cm2 程度で行
うことが好ましく、成形品の形状に応じて圧力を選択す
ることが好ましい。このような本発明では、比較的低圧
で鋳造できるので、充分なガス抜きを行えて巣の発生を
防止できるとともに、薄肉で複雑な形状の成形品にも適
用でき、これにより、高品質の製品を得ることができ
る。
【0012】本発明の第7発明の電磁加圧成形機は、第
1または第4発明の炉は移動装置により電磁ポンプ側に
互いの接合部を接合可能に移動可能とされ、ノズルは、
ノズルタッチ用駆動手段により断熱リングに押圧される
ことを特徴とするものである。
【0013】以上において、移動装置は、炉を電磁ポン
プ側に移動するものであればどのようなものでもよく、
例えば炉に車輪を取り付け、シリンダで炉を前後動する
ようにしてもよく、レール部材上に炉を設け、この炉を
シリンダで前後動させ、あるいはモータ、チェーン駆動
により炉を移動させてもよい。また、ノズルタッチ用駆
動手段は、ノズルを断熱リングに押圧できるものであれ
ば形式を限定されず、例えば金型とノズル側とにわたっ
て設けられるシリンダであることが好ましい。このよう
な本発明では、炉の移動、押し付けと、ノズル押圧の駆
動手段とを別個に設け、押し付け力の大小に応じた装置
としたので、装置の小型軽量化、低コスト化を図れると
ともに、長寿命化を図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1〜7に示すように、本発明の
第1実施形態に係る電磁加圧成形機1は、電磁ポンプ1
5で溶湯100を充填後、電磁ポンプ15で保圧し、冷
却後電磁ポンプを15逆相運転し、ノズル17先端の溶
湯100を炉2側へ逆流させて鋳込口25の湯切れをよ
くし、よって、高品質の製品を得るとともに、成形のサ
イクルタイムを短くしようとするものである。
【0015】すなわち、図1に示すように、電磁加圧成
形機1は、急速排湯機能を有するほぼ箱体状の炉2を備
えている。この炉2の内部にはアルミニウム等の溶湯1
00が所定量貯められている。炉2の一方側(電磁ポン
プ側)の側面かつ上下方向のほぼ中央には、炉2の内部
に通じる吸込管3がその先端を斜め上方外側に向けて取
り付けられている。また、炉2の内部には、角柱または
円柱状の浸漬体4が設けられている。この浸漬体4の上
面には垂直軸4Aが取り付けられ、この垂直軸4Aは炉
2 の上面に設けられた浸漬体昇降装置5 により上下方向
に移動可能に支持されている。
【0016】炉2内の溶湯100の基準高さ面、つま
り、定湯面Aは常に一定であることが好ましく、そのた
めに、浸漬体4を溶湯100内に浸漬させ上下移動させ
て定湯面Aを維持するようになっている。浸漬体4が最
も下方に下がり仮想線Cで示す位置にあるときまでは定
湯面Aが維持されるが、この状態で溶湯100を金型に
充填すれば以後定湯面Aの位置が下がりその位置を維持
できなくなる。そのため、液面検出器6を設け常に定湯
面Aを検知できるようになっている。また、浸漬体4を
最大限上昇させたとき(浸漬体4が溶湯100内から引
き上げたとき)溶湯100は急速排湯時の最高湯面Bの
位置まで下がるようになっている。この急速排湯時の最
高湯面Bの高さは、前記吸込管3から外部にこぼれない
ような高さとなっており、この湯面Bの位置にすること
は、運転休止時、メンテナンス時等において必要とな
る。なお、炉2内の溶湯100の上方空間は、溶湯10
0および浸漬体4が酸化しないように不活性ガス雰囲気
7となっている。また、浸漬体昇降装置5および液面検
出器6は制御装置に接続されている。
【0017】炉2の下部かつ隅部には車輪8が取り付け
られており、これらのうちの1つの車輪8の近傍にはブ
ラケット9が設けられている。このブラケット9には、
シリンダ10のロッド10A先端が連結されており、こ
のシリンダ10は炉2とは別体の例えば床部11に固定
されている。従って、シリンダ10を駆動させロッド1
0Aを伸縮させることにより、炉2が前後移動(金型方
向への移動)することになる。
【0018】前記吸込管3には、その延長線に沿って斜
め上方に伸びた電磁ポンプ用ダクト16の接続口が、吸
込管3の端部との間で互いに液密になるように当接され
ている。この際、ダクト16の接続口の吸込管3への押
付面圧は、5〜10Kgf/cm2 となるように、シリ
ンダ10の出力が制御装置により調整されるようになっ
ている。電磁ポンプ15はコイル、ステータ15Aおよ
びコア15B等を備え、電磁誘導の作用により、炉2内
の溶湯100を加圧するものであり、本実施形態の電磁
ポンプ15は通常の電磁ポンプよりコア15B等の長さ
を長く形成してあり、高出力の電磁ポンプとなってい
る。このようなダクト16の先端(反吸込管3側)には
ノズル17が設けられ、これらのダクト16、ノズル1
7の内部を溶湯100が流入可能となっている。また、
ノズル17の周囲には、その内部の溶湯100が固化し
ないようにヒータ18が設けられている。
【0019】図2にも示すように、ノズル17の先端は
球面状に形成されるとともに鋳込口25の湯口ブシュ2
1に取り付けた断熱リング22に押圧されるようになっ
ており、湯口ブシュ21は、金型25を構成する固定型
26に設けられている。また、断熱リング22は、熱伝
導率が13W/mK=0. 03cal/cm・sec・
℃以下となっており、このような断熱リング22へのノ
ズル17先端の押付面圧は30〜50Kgf/cm2
なるように、制御装置によってノズルタッチ用駆動手段
であるアクチュエータ27の出力を調整できるようにな
っている。なお、ノズルタッチ用アクチュエータ27
は、固定型26を取り付ける固定ダイプレート28と前
記ダクト16とにわたって設けられている。また、湯口
ブシュ21には冷却水路21Aが形成されている。
【0020】このような固定型26に対して、固定型2
6とともに金型25を構成する移動型29が合わせられ
るようになっており、この移動型29は移動ダイプレー
ト30に取り付けられている。また、移動ダイプレート
30は固定ダイプレート28とともに、図示しないダイ
カストの機体に装着されている。そして、固定型30の
湯口ブシュ21に対向して移動型30に分流子31が設
けられている。分流子31は突端部を有し、この突端部
が湯口ブシュ21内に入り込み、両者31、21で形成
される隙間が溶湯の流入路32となっている。また、分
流子31の内部にも冷却水路31Aが形成されている。
ここにおいて、前記断熱リング22、湯口ブシュ21、
分流子31を含んで前記鋳込口20が構成されている。
【0021】固定型26または移動型30には、図2に
も示すように、湯口ブシュ21と分流子31とで形成さ
れる流入路32に連続するランナ(湯道)33が形成さ
れ、このランナ33と製品部34(キャビティ)とはゲ
ート35で繋がれている。製品部34の流れの下流側に
はオーバーフロー36(キャビティ)が形成されてい
る。また、オーバーフロー36と金型25の外表面との
間には、図1に示すように、ガス抜き部材であるチルブ
ロック40が設けられている。このチルブロック40は
ブロック状に形成され、固定型26、移動型30の両方
に設けられている。このチルブロック40には、金型2
5の分割面(合わせ面)に沿ったそれぞれの合わせ面
に、鋸刃状または波形状のガス抜き路41が形成されて
いる。そして、このガス抜き路41はチルブロック40
の固定型26、移動型30のガス抜き溝42に接続され
金型外に通じている。さらに、移動側30にはオーバー
フロー36に向けて加圧ピン43が設けられ、この加圧
ピン43は加圧ピン用アクチュエータ44により移動可
能となっており、部分的に加圧できるようになってい
る。また、2つのチルブロック40にはそれぞれ冷却水
路40Aが形成されている。
【0022】このような本実施形態の駆動系統1Aは、
図6にも示すように、負荷電流検出器58で検出した電
磁ポンプ15にかかる負荷電流を、予め周波数設定器5
5により多段階に設定された周波数に自動的に切り替え
るコントローラ56を有する前記制御装置50を備え、
この制御装置50により、インバータ57を内蔵するポ
ンプ駆動源51を駆動させ電磁ポンプ15を駆動させて
いる。なお、インバータ制御の場合の電圧/周波数の特
性は、図7のようになっている。また、制御装置50
は、溶湯100の湯先(溶湯の先端側)がガスを巻き込
まない範囲の速度、つまり、層流の限界内の最適速度で
キャビティ34内を進むように、電磁ポンプ15の負荷
電流の変化から溶湯100の湯先位置を読みとり、電磁
ポンプ15の出力を順次切り替えて速度を制御するよう
になっている。
【0023】さらに、制御装置50は製品部34の溶湯
凝固後に鋳込口20の溶湯100が固化するように、分
流子31および湯口ブシュ21の冷却水量を制御できる
ようになっているとともに、製品部34に肉厚不同があ
り、加圧ピン43による部分加圧が必要な場合は、部分
加圧時に製品部34の溶湯100が鋳込口20から逆流
しないように、分流子31の冷却水量を制御することが
でき、かつ、加圧ピン43の作動タイミングを調整する
ことができるようになっている。また、制御装置50に
は前記液面検出器6からの定湯面Aの情報が送られ、こ
の情報により浸漬体昇降装置5を駆動させ、浸漬体4を
上下動させるようになっている。
【0024】ここで、電磁ポンプ15の出力特性線図の
うち、定電圧の場合の吐出流量と吐出圧力とは、図3に
示すような関係となっている。この図に示すように、吐
出圧力が大きいと吐出流量が少なくなり、吐出圧力が小
さいと吐出流量が多くなる。この吐出流量の多少が、つ
まり充填速度の違いとなっている。また、電磁ポンプ1
5の出力特性線図のうち、電圧(周波数)と吐出圧力と
は図4に示すような関係となっており、本実施形態で
は、電圧はスロープ状に緩やかに上昇するようになって
いる。
【0025】このような本実施形態の溶湯100のゲー
ト通過速度Vgは、ガスの巻き込み巣を避けるために、
ガスを巻き込まない範囲の速度となる1m/s以下の低
速度を採用しており、この値は、層流限界の範囲以内で
ある(アルミニウム合金溶湯の層流限界は約1.5m/
sである)。このため、ゲート35の断面積Gaは非常
に広く形成されており、通常の普通ダイカスト法におけ
るゲートの断面積の約10倍程度となっている。
【0026】また、低圧で溶湯100を充填するための
必要条件として、溶湯充填完了時の金型25のキャビテ
ィ34内の残留ガスの低減がある。この場合、普通ダイ
カスト法では、高速、高圧充填により、ガスの一部は型
外へ、残りはガス巻き込みを無視して製品内に分散含有
させているが、本実施形態では、以下のようにして残留
ガスの低減を図っている。すなわち、チルブロック40
のガス抜き路41の断面積Ceを、0.2Ga≧Ce≧
0.1Gaとする。ただし、最小でも100mm2 以上
とする。また、チルブロック40のガス通過部の表面温
度tcは、tc≦100℃とする。この際、溶湯100
が金型25外に飛散しないように冷却水路40Aでチル
ブロック40を冷却して上記温度を維持している。
【0027】次に、本実施形態の作用を図5に基づいて
説明する。本実施形態において、通常は1〜10Kgf
/cm2 の圧力で鋳造を行い、薄肉で複雑形状の成形品
の場合には、溶湯の凝固速度が早く、かつ、圧力損失が
大きいため、30Kgf/ cm2程度の圧力で鋳造を行
う。そして、本実施形態では、アルミニウム合金(AC
4CH)を使用し、 金型キャビティ容積=1200cm3 充填時間 = 2Sec ゲート断面積Ga = 8cm2 と設定する。これらの条件より、ゲート通過速度Vg
は、Vg=1200/2×8×10-2 =0.75m/
sとなる。
【0028】また、ガス抜き路の断面積Ceは、Ce=
0.15Ga=1.2cm2 =120mm2 を採用して
いる。なお、ガス抜き路の寸法は、厚さ1. 5×幅80
mmである。また、鋳込口において、分流子の温度は、 部分加圧使用時 ;T=250℃ 部分加圧不使用時;T=400℃に制御する。
【0029】以上のような条件により、定湯面A状態に
保持されている溶湯100を電磁ポンプ15により、本
機にセットされている金型25のキャビティ34内に充
填する。溶湯充填開始にあたり電磁ポンプ15の吐出圧
力をスロープ状に上昇させる。
【0030】湯先位置がゲート35に至るまで電磁ポン
プ15にかかる負荷電流は0から緩やかに所定値まで上
がり、その負荷を維持する。このとき、電圧は0からf
1に切り替わりf1の状態で推移する。ゲート35から
製品部34に至るとき負荷は大きくなり、さらに製品部
34からオーバーフロー36に至るまで緩やかに大きく
なる。このとき電圧は、検出された負荷により製品部3
4で上記f1からf2に急激に切り替わりf2の状態で
推移する。オーバーフロー36到達後、保圧に移行した
とき負荷は最大となり、このとき、電圧はf2からf3
に切り替わりf3の状態で所定時間推移する。保圧時間
はタイマで制御し、保圧時間経過後、電圧は最大のf3
から0を超えてマイナス側のfSに切り替わり、つまり
逆相運転され、fSの電圧でタイマで計る逆相運転の時
間だけ溶湯金属100をノズル17側に逆流させてい
る。そして、湯切り時間が経過したとき電圧も0に切り
替えられ、1サイクルが終了する。
【0031】この際、溶湯充填に伴い発生するガスは、
チルブロック40のガス抜き路41を経由して金型25
外に排出されるが、ガス排出後、金型25外に飛散しよ
うとする溶湯100は、チルブロック40の冷却水路4
0A内の制御された冷却水により冷却され、ガス抜き路
41内で固化される。
【0032】また、製品部34の溶湯凝固後に鋳込口2
5の溶湯100が早く固化するように、制御装置50に
より分流子31および湯口ブシュ21の冷却水路31
A、21Aの水量を制御する。さらに、製品部34に肉
厚不同があり、加圧ピン43による部分加圧が必要な場
合は、部分加圧時に製品部34の溶湯100が鋳込口2
0から逆流しないように、制御装置50により分流子3
1の冷却水路31Aの水量を制御するとともに、加圧ピ
ン43の作動タイミングを調整する。
【0033】このような本実施形態では、次のような効
果がある。なお、以上のような条件の下に鋳造された成
形品の鋳造結果(平均値)は、 ・製品強度(T6処理);引っ張り強さ=31Kgf/
mm2 、伸び=12% ・ガス含有量 ;0.6cc/100g となっている。 (1)金型内で発生するガスが、チルブロック40の大
きなガス抜き断面積のガス抜き路41で大量に排出され
るので、ガス含有量の少ない成形品を得ることができ、
これにより、高品質の製品を得ることができる。
【0034】(2)チルブロック40のガス抜き路41
は鋸刃状または波形状に形成されているので、ガスは抜
けるが溶湯は流れにくく、これにより、キャビティ34
内から金型25外に飛散しようとする溶湯100はガス
抜き路41で遮断され、安全性を確保することができ
る。 (3)ガスを溶湯100に巻き込まず、かつ、溶湯が固
化しない範囲の速度(0.75m/s)で高速充填させ
るので、巣の発生を防止し高品質の製品を得ることがで
きるとともに、成形のサイクルタイムを短くできるよう
になる。
【0035】(4)鋳込口20は断熱リング22、湯口
ブシュ21、分流子31を含んで構成され、湯口ブシュ
21、分流子31にそれぞれ冷却水路21A、31Aが
形成されており、しかも、これらの水量は制御装置50
で製品の形状等に応じて制御されるので、製品部の溶湯
の凝固が早くなり、サイクルタイムが短くなる。 (5)鋳込口20には熱伝導率の低い断熱リング22が
設けられており、湯口ブシュ21側が冷却されても、そ
の低温は断熱リング22で遮断されるので、ノズル17
の先端近傍における溶湯100には伝わらず、従って、
ノズル17の先端近傍における溶湯100の固化を防止
でき、溶湯100の製品部34側へのスムーズな流れを
確保できる。
【0036】(6)比較的低圧(1〜30Kgf/cm
2 )の圧力で鋳造できるとともに、大きなガス抜き断面
積となったガス抜き路41を有するので、充分なガス抜
きが行えて鋳巣の発生を防止できるとともに、薄肉で複
雑な形状の成形品にも適用でき、これにより、高品質の
製品を得ることができる。 (7)充填開始時に電磁ポンプ15の吐出圧力をスロー
プ状に上昇させているので、湯先が緩やかにスタート
し、これにより、湯先位置を確実に捕捉でき、湯先の負
荷に基づく正確な速度制御が得られ、鋳巣の発生を防止
した高品質の製品が生産できる。
【0037】(8)電磁ポンプ15による溶湯100の
充填なので、非金属介在物等の不導体には電磁誘導によ
る推力が働かず、溶湯中の非金属介在物等が減少する。
従って、破断凝固片や酸化皮膜の混入がほとんどない高
品質の成形品を得ることができ、これにより、熱処理も
容易となり、溶接も可能となる。
【0038】(9)比較的鋳造圧力が低く、充填速度も
比較的遅く、かつ、溶湯温度が低いため金型の寿命が長
い。 (10)炉2の移動、押し付けと、ノズル17の押し付
けのアクチュエータ27とを別個に設け、大きな押付力
が鋳造圧力の高いノズル17部のみに作用するようにし
たので、装置の小型軽量化、低コスト化、長寿命化を図
れる。
【0039】図8には本発明の第2の実施形態が示され
ており、本実施形態では、前記第1実施形態の電磁加圧
成形機1が横型であったものを、縦型の電磁加圧成形機
1’としたものである。従って、前記第1実施形態と同
一構造および同一部材には、同一符号を付すとともに、
その詳細な説明は省略または簡略化し、異なる部分のみ
を説明する。
【0040】この実施形態では、電磁ポンプ15は固定
ダイプレートである下型ダイプレート28’にブラケッ
ト60を介して吊り下げられた状態で設けられ、このブ
ラケット60にはノズルタッチ用アクチュエータ27が
設けられている。下型ダイプレート28’には固定型2
6’が、移動型である上金型29’は移動ダイプレート
30’に取り付けられ、この上金型30’にはガス抜き
弁61が設けられている。縦型機1’の場合、ガスの排
出が悪いためにチルブロック40の他に設けたものであ
る。このガス抜き弁61の作動は、充填時に開くように
なっており、湯先がガス抜き弁61に接近したことを電
磁ポンプ15の負荷から読みとり、溶湯が金型25’の
外に飛散しないように、ガス抜き弁61をシャットする
ようになっている。なお、吸込管3’は吊り下げられた
電磁ポンプ15に接続させるため、前記吸込管3よりも
長く形成されており、かつ、その周囲にはヒータ18’
が設けられている。
【0041】このような本実施形態においても前記第1
実施形態の作用および(1)〜(10)と同様の効果を
得ることができる他、チルブロック40とともにガス抜
き弁61が設けられているので、さらに、ガス抜き効果
が大きくなり、ガスの排出が悪い縦型機1’においても
高品質の製品を得ることができる。
【0042】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、次に示すような変形形態でもよいものである。す
なわち、前記第各実施形態では、各数値を鋳造に当たっ
て本発明で求められる諸条件に合致するように決めてあ
るが(例えばゲート断面積Gaを8cm2 等)、これに
限らず、諸条件に合致する数値であればよい。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電磁加
圧成形機によれば、キャビティ内のガスはゲートの断面
積の0.1倍以上に形成されたガス抜き路で大量に排出
されるので、ガスが成形品内に巻き込まれることを防止
でき、これにより、高品質の製品を得ることができる。
また、鋳込口を構成する湯口ブシュと分流子とには、そ
れぞれに冷却水路が形成されているので、部分加圧使用
時における鋳込口の溶湯の固化が早く、溶湯が逆流する
ことがなく、これにより、成形のサイクルタイムが短く
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る横型の電磁加圧成
形機を示す概略図である。
【図2】本実施形態の要部を示す縦断面図である。
【図3】本実施形態の電磁ポンプの吐出圧力と吐出流量
との関係を示す出力特性線図である。
【図4】本実施形態の電磁ポンプの吐出圧力と電圧との
関係を示す出力特性線図である。
【図5】本実施形態の充填にあたってのサイクルの運転
パターンを示す図である。
【図6】本実施形態の電磁ポンプの駆動系統を示す図で
ある。
【図7】本実施形態のインバータ制御の場合の電圧/周
波数の特性を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る縦型の電磁加圧成
形機を示す概略図である。
【符号の説明】
1 電磁加圧成形機 2 炉 3 吸込管 4 浸漬体 5 浸漬体昇降装置 10 移動装置であるシリンダ 15 電磁ポンプ 17 ノズル 20 鋳込口 21 湯口ブシュ 22 断熱リング 26 固定型 30 移動型 31 分流子 34 キャビティである製品部 35 ゲート 40 ガス抜き部材であるチルブロック 41 ガス抜き路 50 制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内に貯留した溶融金属を電磁ポンプに
    より金型のキャビティ内へゲートを通じて充填し成形品
    を得る電磁加圧成形機において、 前記金型に設けられ前記キャビティ内のガスを排出可能
    とするガス抜き路を有するガス抜き部材と、 前記金型に形成され前記キャビティ内へ通じるゲートと
    このゲートに前記溶融金属を供給するノズルとの間に設
    けられた鋳込口とを備え、 前記ガス抜き部材のガス抜き路の断面積は前記ゲートの
    断面積の0. 1倍以上とされ、 前記鋳込口は、冷却水路付きの湯口ブシュと、この湯口
    ブシュとの間で前記溶融金属の前記キャビティ内への流
    入路を形成するとともに冷却水路を有する分流子とを含
    み形成されていることを特徴とする電磁加圧成形機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電磁加圧成形機におい
    て、前記ガス抜き部材のガス抜き路は鋸刃状または波状
    とされるとともに、ガス抜き路近傍には冷却水路が形成
    されていることを特徴とする電磁加圧成形機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電磁加圧成形機におい
    て、前記鋳込口は、前記ノズルと前記湯口ブシュとの間
    に介在され前記ノズルの先端近傍における前記溶融金属
    の固化を防止する断熱リングを備えていることを特徴と
    する電磁加圧成形機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電磁加
    圧成形機において、前記溶融金属充填時の溶融金属の流
    れの先端位置を前記成形品の形状に基づく前記電磁ポン
    プの負荷の変化から読みとって、前記電磁ポンプの吐出
    圧力の設定を切り替えることにより前記溶融金属の充填
    速度を変化させ、ガスを溶融金属に巻き込まない範囲の
    速度で高速充填させる制御装置を備えていることを特徴
    とする電磁加圧成形機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電磁加圧成形機におい
    て、前記溶融金属充填開始時の前記電磁ポンプの吐出圧
    力をスロープ状に上昇させることを特徴とする電磁加圧
    成形機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の電磁加
    圧成形機において、前記電磁ポンプの出力を鋳造圧力相
    当で30Kgf/cm2以下とすることを特徴とする電磁
    加圧成形機。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の電磁加圧成形機におい
    て、前記炉は移動装置により前記電磁ポンプ側に互いの
    接合部を接合可能に移動可能とされ、前記ノズルは、ノ
    ズルタッチ用駆動手段により前記断熱リングに押圧され
    ることを特徴とする電磁加圧成形機。
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