JPH0698117A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JPH0698117A JPH0698117A JP4205263A JP20526392A JPH0698117A JP H0698117 A JPH0698117 A JP H0698117A JP 4205263 A JP4205263 A JP 4205263A JP 20526392 A JP20526392 A JP 20526392A JP H0698117 A JPH0698117 A JP H0698117A
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- elastic body
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- light
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 密着型のイメージセンサ(受光素子)の検出
面に対して原稿を確実に搬送することができると共に,
原稿の無い状態ではこの検出面に対して送りローラを無
理なく空転させ得る構造とする。 【構成】 原稿8の主走査方向に並設されたイメージセ
ンサ9(受光素子)に対向して,芯材10の周囲を弾性
体11により覆われてなる送りローラ12が配設されて
おり,上記送りローラ12を回転駆動することにより,
上記イメージセンサ9の検出面に上記原稿8が摺接しつ
つ搬送される。これにより,上記原稿8の画像が上記イ
メージセンサ9にて読み取られる。上記送りローラ12
の軸芯方向に係る上記弾性体11の中央部分の内部にそ
の両側部分に較べて硬度の高い高硬度材13が配設さ
れ,上記弾性体11の中央部分の剛性がその両側部分に
較べて高くなるように構成されている。
面に対して原稿を確実に搬送することができると共に,
原稿の無い状態ではこの検出面に対して送りローラを無
理なく空転させ得る構造とする。 【構成】 原稿8の主走査方向に並設されたイメージセ
ンサ9(受光素子)に対向して,芯材10の周囲を弾性
体11により覆われてなる送りローラ12が配設されて
おり,上記送りローラ12を回転駆動することにより,
上記イメージセンサ9の検出面に上記原稿8が摺接しつ
つ搬送される。これにより,上記原稿8の画像が上記イ
メージセンサ9にて読み取られる。上記送りローラ12
の軸芯方向に係る上記弾性体11の中央部分の内部にそ
の両側部分に較べて硬度の高い高硬度材13が配設さ
れ,上記弾性体11の中央部分の剛性がその両側部分に
較べて高くなるように構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えばファクシミリ等
に設けられる画像読取装置に係り,詳しくは,画像読取
用の受光素子の一例である密着型のイメージセンサにて
良好な読み取りデータを得ることができるように該イメ
ージセンサに原稿を好適に密着させ得る送りローラの構
造に関するものである。
に設けられる画像読取装置に係り,詳しくは,画像読取
用の受光素子の一例である密着型のイメージセンサにて
良好な読み取りデータを得ることができるように該イメ
ージセンサに原稿を好適に密着させ得る送りローラの構
造に関するものである。
【0002】
【発明の背景】一般に,この種の画像読取装置では,例
えば図4に示す如く,原稿1の主走査方向(同図の紙面
に対して垂直方向)に並設された密着型のイメージセン
サ2(受光素子)に対向して,芯材3の周囲を例えばゴ
ム材からなる弾性体4に覆われて形成された送りローラ
5が配設されており,上記イメージセンサ2は,その長
手方向両端部において板バネ6,(6)にて上記送りロ
ーラ5の周面に向けて弾性付勢されている。そして,A
DFローラ(原稿送りローラ)7にて給送された上記原
稿1は,さらに回転駆動される上記送りローラ5の作用
にて上記イメージセンサ2の検出面に摺接しつつ搬送さ
れる。その結果,上記原稿1の画像が上記イメージセン
サ2にて読み取られる。ところで,装置全体のコンパク
ト化を図るとき,上記ADFローラ7と送りローラ5の
駆動源を共通のモータで行うようにすると,原稿1の先
端部がADFローラ7から送りローラ5に至るまでの
間,上記送りローラ5は上記イメージセンサ2の検出面
に圧接された状態で空回りすることとなる。このような
背景のもと,上記送りローラ5による原稿1の搬送を確
実にしてイメージセンサ2にて良好な読み取りデータを
得るべく該イメージセンサ2に対する送りローラ5の圧
接力を高めると,該送りローラ5はイメージセンサ2の
検出面上において空回りできなくなり,ロータが脱調し
てしまう。他方,上記送りローラ5を上記イメージセン
サ2の検出面上において空回りできるように配慮する
と,上記原稿1に対する搬送が不確実なものとなって,
イメージセンサ2においては間延びした読み取りデータ
あるいはローラの圧接状態が左右でバラついたときには
斜行した読み取りデータが得られるという不都合を生じ
る。そこで,本発明は,上記事情に鑑みて創案されたも
のであり,受光素子の検出面に対して原稿を斜行させる
ことなく確実に搬送することができると共に,原稿の無
い状態ではこの検出面に対して送りローラを何ら無理な
く空転させ得る構造の画像読取装置の提供を目的とする
ものである。
えば図4に示す如く,原稿1の主走査方向(同図の紙面
に対して垂直方向)に並設された密着型のイメージセン
サ2(受光素子)に対向して,芯材3の周囲を例えばゴ
ム材からなる弾性体4に覆われて形成された送りローラ
5が配設されており,上記イメージセンサ2は,その長
手方向両端部において板バネ6,(6)にて上記送りロ
ーラ5の周面に向けて弾性付勢されている。そして,A
DFローラ(原稿送りローラ)7にて給送された上記原
稿1は,さらに回転駆動される上記送りローラ5の作用
にて上記イメージセンサ2の検出面に摺接しつつ搬送さ
れる。その結果,上記原稿1の画像が上記イメージセン
サ2にて読み取られる。ところで,装置全体のコンパク
ト化を図るとき,上記ADFローラ7と送りローラ5の
駆動源を共通のモータで行うようにすると,原稿1の先
端部がADFローラ7から送りローラ5に至るまでの
間,上記送りローラ5は上記イメージセンサ2の検出面
に圧接された状態で空回りすることとなる。このような
背景のもと,上記送りローラ5による原稿1の搬送を確
実にしてイメージセンサ2にて良好な読み取りデータを
得るべく該イメージセンサ2に対する送りローラ5の圧
接力を高めると,該送りローラ5はイメージセンサ2の
検出面上において空回りできなくなり,ロータが脱調し
てしまう。他方,上記送りローラ5を上記イメージセン
サ2の検出面上において空回りできるように配慮する
と,上記原稿1に対する搬送が不確実なものとなって,
イメージセンサ2においては間延びした読み取りデータ
あるいはローラの圧接状態が左右でバラついたときには
斜行した読み取りデータが得られるという不都合を生じ
る。そこで,本発明は,上記事情に鑑みて創案されたも
のであり,受光素子の検出面に対して原稿を斜行させる
ことなく確実に搬送することができると共に,原稿の無
い状態ではこの検出面に対して送りローラを何ら無理な
く空転させ得る構造の画像読取装置の提供を目的とする
ものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明が採用する第1の手段は,その要旨とするところ
が,原稿の主走査方向に並設された受光素子に対向して
芯材の周囲を弾性体により覆われてなる送りローラを配
設し,上記送りローラを駆動することにより上記受光素
子の検出面に摺接して搬送される原稿の画像を該受光素
子にて読み取る画像読取装置において,上記送りローラ
の軸芯方向に係る上記弾性体の中央部分の剛性をその両
側部分に較べて高めた点にかかる画像読取装置である。
更に,上記目的を達成する為に本発明が採用する第2の
手段は,その要旨とするところが,原稿の主走査方向に
並設された受光素子に対向して芯材の周囲を弾性体によ
り覆われてなる送りローラを配設し,上記送りローラを
駆動することにより上記受光素子の検出面に摺接して搬
送される原稿の画像を該受光素子にて読み取る画像読取
装置において,上記送りローラの軸芯方向に係る上記弾
性体の中央部分の内部にその両側部分に較べて硬度の高
い高硬度材を配設した点に係る画像読取装置である。
又,上記目的を達成する為に本発明が採用する第3の手
段は,その要旨とするところが,原稿の主走査方向に並
設された受光素子に対向して芯材の周囲を弾性体により
覆われてなる送りローラを配設し,上記送りローラを駆
動することにより上記受光素子の検出面に摺接して搬送
される原稿の画像を該受光素子にて読み取る画像読取装
置において,上記送りローラの軸芯方向に係る上記弾性
体の両側部分の内部にその中央部分に較べて硬度の低い
低硬度材を配設した点に係る画像読取装置である。更に
また,上記目的を達成する為に本発明が採用する第4の
手段は,その要旨とするところが,原稿の主走査方向に
並設された受光素子に対向して芯材の周囲を弾性体によ
り覆われてなる送りローラを配設し,上記送りローラを
駆動することにより上記受光素子の検出面に摺接して搬
送される原稿の画像を該受光素子にて読み取る画像読取
装置において,上記送りローラの芯材の軸芯方向に係る
中央部分を側断面視で半径方向へ凸形状となし,上記弾
性体の中央部分の剛性をその両側部分に較べて高めた点
に係る画像読取装置である。
本発明が採用する第1の手段は,その要旨とするところ
が,原稿の主走査方向に並設された受光素子に対向して
芯材の周囲を弾性体により覆われてなる送りローラを配
設し,上記送りローラを駆動することにより上記受光素
子の検出面に摺接して搬送される原稿の画像を該受光素
子にて読み取る画像読取装置において,上記送りローラ
の軸芯方向に係る上記弾性体の中央部分の剛性をその両
側部分に較べて高めた点にかかる画像読取装置である。
更に,上記目的を達成する為に本発明が採用する第2の
手段は,その要旨とするところが,原稿の主走査方向に
並設された受光素子に対向して芯材の周囲を弾性体によ
り覆われてなる送りローラを配設し,上記送りローラを
駆動することにより上記受光素子の検出面に摺接して搬
送される原稿の画像を該受光素子にて読み取る画像読取
装置において,上記送りローラの軸芯方向に係る上記弾
性体の中央部分の内部にその両側部分に較べて硬度の高
い高硬度材を配設した点に係る画像読取装置である。
又,上記目的を達成する為に本発明が採用する第3の手
段は,その要旨とするところが,原稿の主走査方向に並
設された受光素子に対向して芯材の周囲を弾性体により
覆われてなる送りローラを配設し,上記送りローラを駆
動することにより上記受光素子の検出面に摺接して搬送
される原稿の画像を該受光素子にて読み取る画像読取装
置において,上記送りローラの軸芯方向に係る上記弾性
体の両側部分の内部にその中央部分に較べて硬度の低い
低硬度材を配設した点に係る画像読取装置である。更に
また,上記目的を達成する為に本発明が採用する第4の
手段は,その要旨とするところが,原稿の主走査方向に
並設された受光素子に対向して芯材の周囲を弾性体によ
り覆われてなる送りローラを配設し,上記送りローラを
駆動することにより上記受光素子の検出面に摺接して搬
送される原稿の画像を該受光素子にて読み取る画像読取
装置において,上記送りローラの芯材の軸芯方向に係る
中央部分を側断面視で半径方向へ凸形状となし,上記弾
性体の中央部分の剛性をその両側部分に較べて高めた点
に係る画像読取装置である。
【0004】
【作用】上記各構成に係る画像読取装置において,受光
素子の検出面上での原稿は,この原稿の厚み分縮んだ送
りローラの弾性体の作用にてその主走査方向中央部分に
おいて比較的大きな圧接力の下,左右バランスした状態
で確実に搬送される。したがって,受光素子において
は,良好な画像の読み取りデータを得ることができる。
他方,原稿の無い状態では,その厚み分上記送りローラ
の弾性体の形状が復元され,比較的小さな圧接力にて上
記受光素子の検出面に対して接触することとなる。従っ
て,上記送りローラはこの検出面上においてスムーズに
空転する。
素子の検出面上での原稿は,この原稿の厚み分縮んだ送
りローラの弾性体の作用にてその主走査方向中央部分に
おいて比較的大きな圧接力の下,左右バランスした状態
で確実に搬送される。したがって,受光素子において
は,良好な画像の読み取りデータを得ることができる。
他方,原稿の無い状態では,その厚み分上記送りローラ
の弾性体の形状が復元され,比較的小さな圧接力にて上
記受光素子の検出面に対して接触することとなる。従っ
て,上記送りローラはこの検出面上においてスムーズに
空転する。
【0005】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る画像読取装置の要部
構成を示すものであって,(A)は一部破断した状態で
の正面図,(B)は(A)におけるA−A′矢視断面
図,(C)は(A)におけるB−B′矢視断面図,
(D)は上記画像読取装置により原稿の画像を読み取る
状態での(A)の相当図,図2は本発明の他の実施例に
係る画像読取装置を構成する送りローラの一部破断した
状態での正面図,図3は実施例構造の送りローラと従来
構造の送りローラとの原稿搬送に際しての比較実験の結
果を示す図である。この実施例に係る画像読取装置で
は,図1に示す如く,原稿8の主走査方向(同図におけ
る紙面に対して平行方向)に並設された密着型のイメー
ジセンサ9(受光素子)に対向して,金属性の芯材9の
周囲を弾性体11により覆われて形成された送りローラ
12が配設されており,上記送りローラ12を回転駆動
することにより,上記原稿8は上記イメージセンサ9の
検出面に摺接しつつ搬送される。これにより,上記原稿
8の画像が上記イメージセンサ9にて読み取られる。こ
の場合,上記弾性体11は,その周面での摩擦係数が低
く又低硬度の例えばシリコンゴムやフッソゴム等(発泡
の有無を問わず)で構成されている。そして,上記送り
ローラ12の軸芯方向にかかる上記弾性体11の中央部
分の内部に,その両側部分に較べて硬度の高い高硬度材
13(例えば高硬度のシリコンゴム)が配設され,上記
送りローラ12の軸芯方向にかかる上記弾性体11の中
央部分の剛性がその両側部分に較べて高くなるように構
成されている。
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る画像読取装置の要部
構成を示すものであって,(A)は一部破断した状態で
の正面図,(B)は(A)におけるA−A′矢視断面
図,(C)は(A)におけるB−B′矢視断面図,
(D)は上記画像読取装置により原稿の画像を読み取る
状態での(A)の相当図,図2は本発明の他の実施例に
係る画像読取装置を構成する送りローラの一部破断した
状態での正面図,図3は実施例構造の送りローラと従来
構造の送りローラとの原稿搬送に際しての比較実験の結
果を示す図である。この実施例に係る画像読取装置で
は,図1に示す如く,原稿8の主走査方向(同図におけ
る紙面に対して平行方向)に並設された密着型のイメー
ジセンサ9(受光素子)に対向して,金属性の芯材9の
周囲を弾性体11により覆われて形成された送りローラ
12が配設されており,上記送りローラ12を回転駆動
することにより,上記原稿8は上記イメージセンサ9の
検出面に摺接しつつ搬送される。これにより,上記原稿
8の画像が上記イメージセンサ9にて読み取られる。こ
の場合,上記弾性体11は,その周面での摩擦係数が低
く又低硬度の例えばシリコンゴムやフッソゴム等(発泡
の有無を問わず)で構成されている。そして,上記送り
ローラ12の軸芯方向にかかる上記弾性体11の中央部
分の内部に,その両側部分に較べて硬度の高い高硬度材
13(例えば高硬度のシリコンゴム)が配設され,上記
送りローラ12の軸芯方向にかかる上記弾性体11の中
央部分の剛性がその両側部分に較べて高くなるように構
成されている。
【0006】上記構成に係る画像読取装置において,イ
メージセンサ9の検出面上での原稿8は,この原稿8の
厚み分縮んだ送りローラ12の弾性体11の作用にて,
その軸芯方向中央部分において比較的大きな圧接力の
下,左右バランスした状態で確実に搬送される。従っ
て,上記イメージセンサ9においては,良好な画像の読
み取りデータを得ることができる。他方,上記原稿8の
無い状態では,その厚み分上記送りローラ12の弾性体
11の形状が復元されると共にその周面での摩擦係数も
低いことから,比較的小さな圧接力で上記イメージセン
サ9の検出面に対して接触することになる。従って,上
記送りローラ12は上記イメージセンサ9の検出面上に
おいてスムーズに空転することとなる。その結果,上記
画像読取装置を備えたファクシミリにおいては,上記送
りローラ12と前記ADFローラ7(図4参照)とを同
一駆動源にて回転駆動することが可能となり,装置全体
のコンパクト化,低コスト化を図ることが可能となる。
引き続き,図2に基づいて,他の実施例に係る画像読取
装置に適用可能な送りローラについて説明する。同図
(A)に示す送りローラ14では,該送りローラ14の
軸芯方向に係る弾性体15の両側部分の内部に,その中
央部分に較べて硬度の低い低硬度材16,16が配設さ
れ,該送りローラ14の軸芯方向に係る上記弾性体15
の中央部分の剛性がその両側部分に較べて高くなるよう
に構成されている。
メージセンサ9の検出面上での原稿8は,この原稿8の
厚み分縮んだ送りローラ12の弾性体11の作用にて,
その軸芯方向中央部分において比較的大きな圧接力の
下,左右バランスした状態で確実に搬送される。従っ
て,上記イメージセンサ9においては,良好な画像の読
み取りデータを得ることができる。他方,上記原稿8の
無い状態では,その厚み分上記送りローラ12の弾性体
11の形状が復元されると共にその周面での摩擦係数も
低いことから,比較的小さな圧接力で上記イメージセン
サ9の検出面に対して接触することになる。従って,上
記送りローラ12は上記イメージセンサ9の検出面上に
おいてスムーズに空転することとなる。その結果,上記
画像読取装置を備えたファクシミリにおいては,上記送
りローラ12と前記ADFローラ7(図4参照)とを同
一駆動源にて回転駆動することが可能となり,装置全体
のコンパクト化,低コスト化を図ることが可能となる。
引き続き,図2に基づいて,他の実施例に係る画像読取
装置に適用可能な送りローラについて説明する。同図
(A)に示す送りローラ14では,該送りローラ14の
軸芯方向に係る弾性体15の両側部分の内部に,その中
央部分に較べて硬度の低い低硬度材16,16が配設さ
れ,該送りローラ14の軸芯方向に係る上記弾性体15
の中央部分の剛性がその両側部分に較べて高くなるよう
に構成されている。
【0007】この場合,原稿8に対しては比較的硬度の
高い弾性体15の周面が接触されることから,該送りロ
ーラ14における耐久性が向上される。同図(B)に示
す送りローラ17では,該送りローラ17の芯材10′
の軸芯方向に係る中央部分が側断面図で半径方向へ凸形
状となるように形成され,前記弾性体11の中央部分の
硬度がその両側部分に較べて高くなるように構成されて
いる。これにより,前記各送りローラ12,14等の場
合のように硬度の低い弾性体と硬度の高い弾性体とを2
種類用いることなく,硬度の低い弾性体のみで構成し得
ることから,その加工コストの低減を図ることができ
る。同図(C)に示す送りローラ18では,前記送りロ
ーラ17における弾性体11の外周面が低摩擦係数のコ
ーティング材あるいはチューブにて覆われることにより
構成されている。これにより,上記弾性体11が例えば
発泡されたスポンジ状である場合,その外周面への紙粉
等の侵入が防止され,品質劣化の防止を計る上で好適で
ある。図3に,上述の実施例構造に係る送りローラと従
来構造に係る送りローラとの原稿搬送に際しての比較実
験の結果を示す。同図からも明らかなように,本実施例
に係る画像読取装置においては,画像の伸び量及び斜行
量ともに極めて少なく(特に伸び量は0)。従来の画像
読取装置に較べて極めて良好な読取データを得ることが
できる。
高い弾性体15の周面が接触されることから,該送りロ
ーラ14における耐久性が向上される。同図(B)に示
す送りローラ17では,該送りローラ17の芯材10′
の軸芯方向に係る中央部分が側断面図で半径方向へ凸形
状となるように形成され,前記弾性体11の中央部分の
硬度がその両側部分に較べて高くなるように構成されて
いる。これにより,前記各送りローラ12,14等の場
合のように硬度の低い弾性体と硬度の高い弾性体とを2
種類用いることなく,硬度の低い弾性体のみで構成し得
ることから,その加工コストの低減を図ることができ
る。同図(C)に示す送りローラ18では,前記送りロ
ーラ17における弾性体11の外周面が低摩擦係数のコ
ーティング材あるいはチューブにて覆われることにより
構成されている。これにより,上記弾性体11が例えば
発泡されたスポンジ状である場合,その外周面への紙粉
等の侵入が防止され,品質劣化の防止を計る上で好適で
ある。図3に,上述の実施例構造に係る送りローラと従
来構造に係る送りローラとの原稿搬送に際しての比較実
験の結果を示す。同図からも明らかなように,本実施例
に係る画像読取装置においては,画像の伸び量及び斜行
量ともに極めて少なく(特に伸び量は0)。従来の画像
読取装置に較べて極めて良好な読取データを得ることが
できる。
【0008】
【発明の効果】本発明に係る画像読取装置は,上記した
ように構成されている為,受光素子の検出面に対して原
稿を斜行させることなく確実に搬送することができると
共に,原稿の無い状態では,この検出面に対して送りロ
ーラを無理なく空転させることができる。
ように構成されている為,受光素子の検出面に対して原
稿を斜行させることなく確実に搬送することができると
共に,原稿の無い状態では,この検出面に対して送りロ
ーラを無理なく空転させることができる。
【図1】 本発明の一実施例に係る画像読取装置の要部
構成を示すものであって,(A)は一部破断した状態で
の正面図,(B)は(A)におけるA−A′矢視断面
図,(C)は(A)におけるB−B′矢視断面図,
(D)は上記画像読取装置により原稿の画像を読み取る
状態での(A)の相当図。
構成を示すものであって,(A)は一部破断した状態で
の正面図,(B)は(A)におけるA−A′矢視断面
図,(C)は(A)におけるB−B′矢視断面図,
(D)は上記画像読取装置により原稿の画像を読み取る
状態での(A)の相当図。
【図2】 本発明の他の実施例に係る画像読取装置を構
成する送りローラの一部破断した状態での正面図。
成する送りローラの一部破断した状態での正面図。
【図3】 実施例構造の送りローラと従来構造の送りロ
ーラとの原稿搬送に際しての比較実験の結果を示す図。
ーラとの原稿搬送に際しての比較実験の結果を示す図。
【図4】 従来の画像読取装置を具備したファクシミリ
の側断面図。
の側断面図。
8…原稿 9…イメージ
センサ(受光素子) 10,10′…芯材 11,15…
弾性体 12,14,17,18…送りローラ 13…高硬度
材 16…低硬度材
センサ(受光素子) 10,10′…芯材 11,15…
弾性体 12,14,17,18…送りローラ 13…高硬度
材 16…低硬度材
Claims (4)
- 【請求項1】 原稿の主走査方向に並設された受光素子
に対向して芯材の周囲を弾性体により覆われてなる送り
ローラを配設し,上記送りローラを駆動することにより
上記受光素子の検出面に摺接して搬送される原稿の画像
を該受光素子にて読み取る画像読取装置において, 上記送りローラの軸芯方向に係る上記弾性体の中央部分
の剛性をその両側部分に較べて高めたことを特徴とする
画像読取装置。 - 【請求項2】 原稿の主走査方向に並設された受光素子
に対向して芯材の周囲を弾性体により覆われてなる送り
ローラを配設し,上記送りローラを駆動することにより
上記受光素子の検出面に摺接して搬送される原稿の画像
を該受光素子にて読み取る画像読取装置において, 上記送りローラの軸芯方向に係る上記弾性体の中央部分
の内部にその両側部分に較べて硬度の高い高硬度材を配
設したことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項3】 原稿の主走査方向に並設された受光素子
に対向して芯材の周囲を弾性体により覆われてなる送り
ローラを配設し,上記送りローラを駆動することにより
上記受光素子の検出面に摺接して搬送される原稿の画像
を該受光素子にて読み取る画像読取装置において, 上記送りローラの軸芯方向に係る上記弾性体の両側部分
の内部にその中央部分に較べて硬度の低い低硬度材を配
設したことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項4】 原稿の主走査方向に並設された受光素子
に対向して芯材の周囲を弾性体により覆われてなる送り
ローラを配設し,上記送りローラを駆動することにより
上記受光素子の検出面に摺接して搬送される原稿の画像
を該受光素子にて読み取る画像読取装置において, 上記送りローラの芯材の軸芯方向に係る中央部分を側断
面視で半径方向へ凸形状となし,上記弾性体の中央部分
の剛性をその両側部分に較べて高めたことを特徴とする
画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4205263A JPH0698117A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4205263A JPH0698117A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0698117A true JPH0698117A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=16504090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4205263A Pending JPH0698117A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0698117A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09240874A (ja) * | 1996-03-07 | 1997-09-16 | Nec Corp | 画像読み取り装置 |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP4205263A patent/JPH0698117A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09240874A (ja) * | 1996-03-07 | 1997-09-16 | Nec Corp | 画像読み取り装置 |
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