JPH0696628B2 - ポリオレフインへのモノマ−のグラフト方法 - Google Patents

ポリオレフインへのモノマ−のグラフト方法

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JPH0696628B2
JPH0696628B2 JP60157105A JP15710585A JPH0696628B2 JP H0696628 B2 JPH0696628 B2 JP H0696628B2 JP 60157105 A JP60157105 A JP 60157105A JP 15710585 A JP15710585 A JP 15710585A JP H0696628 B2 JPH0696628 B2 JP H0696628B2
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polyolefin
ethylene
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copolymers
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チユン・シン・ウオン
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F255/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00
    • C08F255/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00 on to polymers of olefins having two or three carbon atoms

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリオレフイン上へのエチレン性不飽和モノ
マーのグラフト、特にエチレンのホモポリマー及びエチ
レンと高級アルフア‐オレフインのコポリマー上へのエ
チレン性不飽和カルボン酸及び無水物のグラフトのため
の連続的方法に関するものである。
アルフア‐オレフインが炭化水素であるアルフア‐オレ
フインのポリマーは公知である。このようなポリマー、
特にエチレンのホモポリマー及びエチレンとC4〜C10
ルフア‐オレフインのコポリマーは、種々の末端用途に
対して、例えば繊維、フイルム、成形製品などの形態と
して大量に用いられる。
ポリオレフインは比較的非極性であり、それは多くの末
端用途に対して重要且つ有利な特性である。しかしなが
ら、場合によつてはポリオレフインの非極性的な本質が
不利益となることがある。たとえば、極性の添加剤はポ
リオレフインから浸出する傾向があり、且つ通常は接着
剤及び印刷インキへの密着性を増進させるためにポリオ
レフインを処理することが必要である。
ポリオレフインの性質は炭化水素ポリオレフイン上への
エチレン性不飽和カルボン酸及び無水物のグラフトによ
つて変性することができるということは公知である。19
61年2月28日公告の米国特許第2,973,344号においてフ
エース(E.V.Fasce)は、溶剤の不在における121〜204
℃のグラフトを包含する、低圧ポリアルケンポリマー上
への不飽和アルフア‐ベータジカルボン酸無水物のグラ
フト反応を記している。ウー(W.C.L.Wu)らは1975年3
月25日公告の米国特許第3,873,643号において、比較実
施例におけるポリエチレン上への無水マレイン酸のグラ
フトを包含する、溶融条件下に且つt-ブチルヒドロペル
オキシドの存在における、ポリエチレン上への環式エチ
レン性不飽和カルボン酸及び無水物のグラフトを記して
いる。スタインカンプ(R.A.Steinkamp)らは、1976年
7月20日公告のカナダ特許第993,592号中で、ポリマー
の剪断的な分解が生じる、押出機内の激しい混合及び反
応区域中において溶融ポリマー中に変性剤及び/又はフ
リーラジカル開始剤を注入することによる、ポリマー
(ポリプロピレン)のレオロジー的又は化学及びレオロ
ジー的性質を変化させるための方法を述べている。140
〜210℃における溶融条件下にポリエチレンをエチレン
性不飽和ポリカルボン酸無水物変性剤と混合することか
ら成る方法は、1981年9月15日公告のスワイガー(R.T.
Swiger)からのカナダ特許第1,109,183号中に記されて
いる。好ましくは270〜320℃におけるポリエチレン上へ
のフマル酸ジエステルのグラフトは1971年4月6日公告
のザイトリン(R.J.Zeitlin)のカナダ特許第867,817号
中に記されている。このような方法は、グラフト反応中
で比較的高濃度の有機過酸化物を使用する傾向がある。
ポリオレフイン上へのモノマーのグラフトにおいては均
一な生成物が得られることが重要である。グラフト反応
が均一な具合に行なわれないときは、生じる生成物は、
特に金属及びポリマーへの接着に関して、変化し且つ受
け入れ難い性質を表わすおそれがある。その上に、ポリ
マーの物理的性質に対して大きな変化を生じさせること
なくポリオレフイン上にモノマーをグラフトすることが
できるということが重要である。
かくして、本発明は、ポリオレフイン上に、溶融状態に
おいて該ポリオレフインと反応することができるエチレ
ン性不飽和モノマーをグラフトさせるための連続的方法
を提供するものであつて、該ポリオレフインはエチレン
のホモポリマー及びエチレンとC4〜C10高級アルフア‐
オレフインのコポリマー及びそれらの混合物から成るグ
ループから選択し、該方法は: (i) 混合スクリューを備えた押出機に物理的混合物
を供給し、該物理的混合物は(a)主要部分としてのポ
リオレフインの粒子、(b)少量部分としての第二のポ
リマー、(c)該モノマー及び(d)25〜500ppmの、15
0℃において約1分乃至約120分の半減期を有する有機過
酸化物から成り、該ポリオレフインは先に規定したポリ
オレフインであり且つ該第二のポリマーは185℃未満の
融点及び200℃の温度と400秒-1の剪断速度で測定すると
きに該ポリオレフインの剪断粘度の50%よりも大きくな
い剪断粘度を有する常態で固体の熱可塑性ポリマーであ
り、該有機過酸化物は第二のポリマーとの組成物の形態
にあり、 (ii) 該混合物を押出機の第一の区域中で該ポリオレ
フインと第二のポリマーの融点よりも高い温度において
有機過酸化物の分解の量が約25%未満であるような時間
にわたつて混和し、該時間は少なくとも10秒であり、 (iii) かくして得た混合物を押出機の第二の区域中
でポリオレフインと第二のポリマーの融点よりも高い温
度において過酸化物の半減期の少なくとも4倍である時
間にわたつて混合し、且つ (iv) このようにして得たグラフトポリマーを成形製
品に押出す ことから成つている。
本発明の方法の好適実施態様においては、モノマーをエ
チレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和カルボン
酸無水物、及びそれらの混合物から成る部類から選択す
る。
別の実施態様においては、第二の区域中の混合物の温度
は押出機の第一の区域中の混合物の温度よりも高い。
さらに他の実施態様においては、モノマーは無水マレイ
ン酸である。
また本発明は、重量で0.1〜5%のモノマーがグラフト
させてあるポリオレフインから成り、該ポリオレフイン
はエチレンのホモポリマー及びエチレンとC4〜C10高級
アルフア‐オレフインのコポリマー、並びにそれらの混
合物から成るグループから選択し、且つ該モノマーは溶
融状態にある該ポリオレフインと反応することができる
エチレン性不飽和モノマーであり、該グラフトポリオレ
フインはグラフト反応以前のポリオレフインのメルトイ
ンデツクスの20〜100%であるメルトインデツクスを有
し、該グラフトポリオレフインは25〜500ppmの有機過酸
化物の存在におい溶融したポリオレフイン上にモノマー
をグラフトさせることによつて形成せしめたもである、
グラフトポリオレフインをも提供する。
本発明のグラフトポリオレフインの好適実施態様におい
ては、モノマーをエチレン性不飽和カルボン酸、エチレ
ン性不飽和カルボン酸無水物、及びそれらの混合物から
成るグループから選択する。
押出機に供給する混合物中のポリオレフインは、エチレ
ンのホモポリマー及び/又はエチレンと少なくとも1種
のC4〜C10高級アルフア‐オレフインのコポリマー、特
にエチレンとブテン‐1、ヘキセン‐1及び/又はオク
テン‐1のコポリマーとすることができる。
ポリマーの密度は、本発明の方法により取得したグラフ
トポリマーについて意図する最終用途に大きく関係す
る。しかしながら、多くの実施態様において、密度は約
0.890g/cm3乃至約0.970g/cm3の範囲とすることができ、
且つASTMD-1238(条件E)の方法によつて測定したとき
のメルトインデツクスは約20dg/分に至るまでとするこ
とができる。たとえば、フイルム及びシートとしての最
終使用を意図するポリマーは約10dg/分未満のメルトイ
ンデツクスを有する傾向があるのに対して、成形品とし
ての最終使用を意図するポリマーはそりよりも高いメル
トインデツクスを有する傾向がある。各種の製品に対し
て有用なポリオレフインの密度及びメルトインデツクス
の範囲はこの分野の専門家には自明であろう。
第二のポリマーの特性は、その剪断粘度がポリオレフイ
ンの剪断粘度の50%以下であという点で、ポリオレフイ
ンの特性とは異なつている。本明細書中で用いる場合
に、剪断粘度は200℃の温度と400秒-1の剪断速度で測定
する。各実施態様において、第二のポリマーの剪断粘度
は、ポリオレフインの剪断粘度の30%以下、特にポリオ
レフインの剪断粘度の5〜15%である。
第二のポリマーは常態で固体の熱可塑性ポリマーであつ
て、しばしば固体ワツクスと呼ばれる材料を包含するこ
ともできるが、常温常圧において液体である材料は含ま
れない。ブレンド物は物理的混合物であり、それ故、常
温において各成分に分離することができる。
好適実施態様においては、第二のポリマーは: A.不飽和炭化水素のホモポリマー及びコポリマー; B.式R−CH=CH2、ここでRは水素及び1〜8炭素原子
を有するアルキル基から成る部類から選択した基であ
る、を有するアルフア‐オレフインと3〜8炭素原子を
有するアルフア、ベーターエチレン性不飽和酸、及びそ
のエステル並びに無水物、とのコポリマーであり、酸部
分はポリマー鎖中でランダムにまたはランダムでなく分
布しており且つコポリマーの重量で0.5〜50%であり、
何らかの他の共重合させるモノマーはモノエチレン性不
飽和である; C.(B)のコポリマーから誘導したアイオノマーポリマ
ー; D.エチレンまたはエチレンとC3〜C8アルフア‐オレフイ
ンから誘導した予め形成せしめた骨格上に重量で0.1〜
5パーセントの3〜8炭素原子を有するアルフア‐ベー
タ不飽和カルボン酸又は不飽和カルボン酸無水物をグラ
フトさせることによつて取得したグラフトコポリマー、
ここでポリオレフイン骨格中で何らかの他の任意的に共
重合させるモノマー成分はモノ‐エチレン性不飽和のも
のである; E.R′‐CH=CH-R′、ここで各R′は独立的にH、Cl及
びFから成るグループから選択し、但し少なくとも1個
のR′がH以外のものであることを要する、のホモポリ
マー、エチレンとR′‐CH=CH-R′のコポリマー及びC2
〜C10炭化水素アルフア‐オレフインの塩素化ホモポリ
マー及びコポリマー; F.飽和ポリアミド及びポリエステル; G.3〜8炭素原子を有する脂肪族カルボン酸のビニルエ
ステルのホモポリマー、エチレンとからかエステルとの
コポリマー、及びそれらの部分的に鹸化したポリマー;
及び H.アルフア‐オレフインの全部又は一部がスチレン又は
アルキル基が1又は2炭素原子を有しているアルキルス
チレンによつて置き換えてある(B)のコポリマー から成るグループから選択する。
特に好適な実施態様においては、第二のポリマーは2〜
10炭素原子を有する炭化水素アルフア‐オレフインのホ
モポリマー及びコポリマーから成るグループから選択す
る。たとえば、ホモポリマーはエチレン、プロピレン及
びブテン‐1のホモポリマーとすることができ、且つコ
ポリマーはエチレンとC3〜C10高級アルフア‐オレフイ
ンのコポリマー、特にエチレンとブテン‐1、ヘキセン
‐1、及び/又はオクテン‐1のコポリマーとすること
ができる。第二のポリオレフインはエチレンのホモポリ
マー及び/又はエチレンとC4〜C10高級アルフア‐オレ
フインのコポリマーであることが好ましい。
別の実施態様においては、コポリマーは (i) エチレン/プロピレンエラストマー、特にEPDM
ゴムとして公知のかかるエラストマ、たとえばノーデル
(商品名)エラストマー; (ii) ポリスチレン、たとえばポリマー(商品名)ポ
リスチレン; (iii) ブロツクコポリマー、たとえばスチレン/ブ
タジエン/スチレンコポリマー、たとえばクレートン
(商品名)エラストマー; (iv) エチレン/アクリル酸又はエチレン/メタクリ
ル酸コポイマー、たとえばヌクレル(商品名)コポリマ
ー; (v) エチレン/酢酸ビニルコポリマー、たとえばエ
ルバツクス(商品名)コポリマー;及び (vi) エチレン/アクリル酸又はエチレン/メタクリ
ル酸コポリマーから誘導したアイオノマーコポリマー、
たとえばサーリン(商品名)コポリマー、から成るグル
ープから選択する。
押出機に供給する物理的混合物は有機過酸化物を含有す
るが、本発明において用いる有機過酸化物は、ヒドロペ
ルオキシド、特にビス(t-アルキルペルオキシアルキ
ル)ベンゼン、ジクミルペルオキシド又はアセチレン性
ジペルオキシ化合物を包含する。その他の有機過酸化物
はこの分野の専門家に公知のものであつて、t-ブチルヒ
ドロペルオキシド及びジ‐t-ブチルペルオキシドを包含
する。本発明の方法において使用する有機過酸化物は15
0℃において約1分乃至約120分の半減期を有するもので
ある。2,5-ジメチル‐2,5-ビス(t-ブチルペルオキシイ
ソプロピル)ベンゼンは好適な有機過酸化物であり、ハ
ーキユレスインコーポレーテツドからバルカツプの商品
名下に市販されている。もう一つの好適な有機過酸化物
は2,5-ジメチル‐2,5-ジ(t−ブチルペルオキシ)‐ヘ
キシン‐3であり、これはペンウオルトコーポレーシヨ
ンのルシドール部からパーゾル130の商品名で市販され
ている。押出機に供給する混合物中の有機過酸化物は第
二のポリマーとの組成物の形態にある。
第二のポリマーのポリオレフイン中には、有機過酸化物
とは別個に又は有機過酸化物と混合しての何れかで、共
硬化剤を混入させてもよい。共硬化剤の例はトリアリル
シアヌレート、トリアリルイソシアヌレート及び1,2-ポ
リブタジエンを包含する。
押出機に供給する物理的混合物は、エチレン性不飽和で
あり且つ、特に有機過酸化物の存在において、溶融ポリ
オレフインと反応することができるモノマーをも含有す
る。好適実施形態においては、モノマーはエチレン性不
飽和カルボン酸及びエチレン性不飽和カルボン酸無水
物、かかる酸の誘導体及び他の官能性の基を有するエチ
レン性不飽和炭化水素から成るグループから選択する。
モノ‐、ジ‐又はポリカルボン酸とすることができる、
酸及び酸無水物の例はアクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、無水イタ
コン酸、無水マレイン酸及び置換された無水マレイン
酸、たとえば無水ジメチルマレイン酸である。不飽和酸
の誘導体の例は塩、アミド、イミド及びエステル、たと
えばマレイン酸モノ‐及びジナトリウム塩、アクリルア
ミド、マレイミド及びフマル酸ジエチルである。他の官
能基を有するエチレン性不飽和炭化水素の例はビニルピ
リジン、ビニルシラン及び不飽和アルコール、たとえ
ば、4-ビニルピリジン、ビニルトリエトキシシラン及び
アリルアルコールである。
ポリオレフインの第二のポリマーに対する比は、広い範
囲にわたつて、特に5:1乃至約400:1、特に10:1乃至100:
1の範囲で変えることができる。選択する比は、ブレン
ド物中に混入させるべき有機過酸化物とモノマーの量、
装置の混合能力などを含む、種々の要因に依存する。装
置の混合能力に関しては、2軸押出機のほうが1軸押出
機よりも効率的である。
有機過酸化物の量は特にポリオレフインの特性に依存す
るが、押出機に供給する混合物中のポリオレフインの重
量に基づいて、25〜500ppm、特に25〜400ppm、とりわけ
50〜200ppmの範囲である。たとえば、狭い分子量分布を
有するエチレンの高密度ホモポリマーは、同じ効果を達
成するために、広い分子量分布を有する低密度エチレン
/アルフア‐オレフインコポリマーにおけるよりも少な
い有機過酸化物を必要とするに過ぎないものと思われ
る。低率の有機過酸化物を使用してなお高度のグラフト
を達成することができるということは本発明の重要な特
徴である。このような低い濃度は、ポリオレフインの性
質に比較的僅かな変化、特にポリオレフイン混合物の押
出しにおけるそのメルトインデツクスに比較的僅かな変
化をもたらすに過ぎない。
有機過酸化物の量は、ポリオレフイン及びポリマー中の
何らかの添加剤の量と性質にも依存する。たとえば、添
加剤としては安定剤、たとえば酸化防止剤又は紫外安定
剤がある。酸化防止剤の例はヒンダードフエノール系の
酸化防止剤、たとえばオクタデシル‐3,5-ジ‐t-ブチル
‐4-ヒドロキシシンナメート及びテトラキス‐メチレン
‐3-(3′,5′ジ‐t-ブチル‐4-ビドロキシフエニル)
プロピオネートメタンである。ヒダードフエノール系の
酸化防止剤は、ホスフアイト系の酸化防止剤、たとえ
ば、ジ(ステアリル)ペンタエリトリトールジホスフア
イト、トリス‐ジ‐t-ブチルフエニルホスフアイト、ジ
ラウリルチオジプロピオネート及びビス(2,4-ジ‐t-ブ
チルフエニル)ペンタエリトリトールジホスフアイトと
組み合わせて使用してもよい。紫外線安定剤の例は2-ヒ
ドロキシ‐4-n-オクトキシベンゾフエノン、2-(3′‐
t-ブチル‐2′‐ヒドロキシ‐5′‐メチルフエニル)
‐5-クロロベンゾトリアゾール及びビス‐(2,2,6,6-テ
トラメチル‐4-ピペリジニル)‐セバケートである。そ
の上に、添加剤としては滑剤、耐ブロツキング剤、帯電
防止剤、離型剤、顔料、核生成剤又はその他の加工助剤
などがある。滑剤の例はエルカミド及びステアラミドで
あり、帯電防止剤の例はビス(ヒドロキシエチル)タロ
ーアミン及びグリセリンモノオレエートであり、耐ブロ
ツキング剤の例はシリカ及び雲母であり、離型剤の例は
ステアリン酸カルシウム及びステアリン酸亜鉛である。
核生成剤又はその他の加工助剤の例はタルク、シイカ、
ポリエチレングリコール、フツ素化エラストマー及びポ
リオレフインワツクスなどである。
前記のように、安定剤又はその他のいわゆる非反応性添
加剤はグラフト反応に対して悪影響を与えるおそれがあ
り、それ故、この分野の熱達者には明らかなように、あ
る種の添加剤の組合わせは使用しないことが好ましい。
モノマーの量は、特にモノマーの反応性及び達成すべき
グラフトの程度に依存する。たとえば、モノマーが無水
マレイン酸であるときは、モノマーの量は、ポリオレフ
インの重量に基づいて、高くは約5%、特に0.1〜2
%、さらに特に0.2〜1.5%の範囲とすることができる。
他のモノマーにおいては、異なる範囲の量のモノマーが
好適であろうと思われる。
有機過酸化物は、第二のポリマーとの組成物の形態にあ
る。モノマーは混合物中で粉末の形態及び/又はポリオ
レフイン上のコーテイングあるいはポリオレフインとの
ブレンド物の形態とすることができる。しかしながら、
有機過酸化物とモノマーが共に第二のポリマーとの組成
物の形態にあることが好ましい。このような組成物は第
二のポリマー上の過酸化物及び/又はモノマーのコーテ
イングあるいは第二のポリマーとのブレンド、あるいは
それらの組合わせの形態とすることができる。有機過酸
化物を第二のポリマーとの組成物として且つモノマーを
別の第二のポリマーの組成物として用いることもでき、
これらのポリマーは同一であつても異なるものでもよ
い。コーテイング及び/又はブレンド物などとしての、
有機過酸化物及び/又はモノマーと第二のポリマーとの
組成物を形成せしめるための方法は、公知である。この
ような方法は溶融混合、コーテイング、押出し、及び溶
融したポリオレフイン中への添加剤の注入と生成した混
合物の固化を包含する。有機過酸化物とモノマーは、有
機過酸化物及び/又はモノマーと第二のポリマーとの、
あるいは、組み合わせて使用する場合には、相互との早
期の反応を生じることがないような具合に、第二のポリ
マーとの組成物を形成させなければならない。
ポリオレフインと第二のポリマーの粒子は、任意の便宜
の形状及び大きさとすることができ且つたとえば粒状、
粉末状、ペレツト状とすることができる。このような形
態は商業的に入手することができるポリマーの形態であ
り且つ/又は公知の方法、たとえば摩砕、溶融ペレツト
化などによつて取得することができる。しかしながら、
ポリオレフインの粒子は、有機過酸化物及び第二のポリ
マーの組成物の粒子と実質的に同一の大きさのものであ
ることが好ましい。両粒子の間の大きさの相違が増大す
るにつれて、ブレンド物の貯蔵、輸送又はその他の取扱
い間に両種の粒子が相互に分離する可能性が大きくなる
が、ブレンド物をその調製の直後に押出機に供給する場
合には、この問題は比較的小さくなる。
本発明の方法においては、物理的混合物を押出機に供給
し、工程を連続プロセスとして操作する。押出機は混合
スクリューを備えていなければならない。押出機の第一
の区域においては、混合物をポリオレフイン及び第二の
ポリマーの融点よりも高い温度で少なくとも10秒間混和
する。押出機中の第一の混合区域において行なわれるこ
の混合時間中では、有機過酸化物の分解の量はその約25
%未満でなければならない。種々の温度における有機過
酸化物の分解の速度についての情報は、たとえば有機過
酸化物の供給者から入手することができ、あるいは、こ
の分野の熟達者であれば自ら決定することができ、それ
を有機過酸化物及び/又は押出機中の温度プロフイルの
選択に使用することができる。混合物中の成分の混和
が、有機過酸化物の実質的な分解及びその結果としての
ポリオレフイン上へのモノマーのグラフトが生じる前に
達成されるゆに、分解の量は低いことが重要である。
かくして生じる押出機中のポリマー混合物を次いで第二
の区域中で有機過酸化物の半減期の少なくとも4倍の時
間にわたり更に加熱する。第二の区域中におけるポリマ
ー混合物の温度は195〜280℃、特に210〜260℃の範囲で
あることが好ましい。
この野の専門家には自明のように、1軸及び2軸押出機
は複数の加熱区域を有していることが多い。ここでいう
第一及び第二の区域は2以上のかかる区域を包含してい
てもよいが、第一及び第二の区域は、通常は、組み合わ
せとして押出機の加熱区域の実質的に又は完全に全部を
包含するものとする。
押出機中のポリマーの滞留時間は、使用する特定の押出
機及び押出しの速度を含む多くの要因に依存するけれど
も、押出機中におけるポリマーの滞留時間は2分未満で
あることが好ましい。
ポリオレフインよりも低い剪断粘度を有する第二のポリ
マーを含有する混合物の使用は、他の手段によつては容
易には達成することができない性質の釣合い、特にポリ
オレフインの最低の架橋又は剪断劣化を伴なうモノマー
のグラフトを与えるために、低率の有機過酸化物を使用
する連続プロセスにおいて商業的に受け入れることがで
きる製品の製造を可能とする。特に、本発明は、グラフ
トポリマーがグラフト前のポリオレフインのメルトイン
デツクスの20〜100%、特に30〜60%のメルトインデツ
クスを有しているグラフトポリオレフインの製造方法を
可能とする。また本発明は、高いグラフト収率をもつ
て、ポリオレフイン上にモノマーをグラフトするための
方法をも提供する。たとえば、好適な環境下に、特にポ
リオレフイン中の酸化防止剤の低い含量において、1%
の無水マレイン酸を用いて、グラフト収率を50〜90%と
することができる。
本発明の方法はポリオレフイン上にグラフトしたモノマ
ーの組成物を製造するために用いることができる。本発
明の方法によつて製造した成形製品は通常はペレツト又
はその他の細断した形態であるが、本発明の方法によつ
て、その他の形態の製品を製造することができる。生成
したグラフトポリオレフインは、そのままで、又は他の
ポリマーとのブレンド物として、特にポリオレフインの
他の材料への接着の改良、染料感受性の改良、他の材
料、たとえば添加剤のポリオレフインとの相溶性及び/
又は保持の改良のために、使用することができる。グラ
フトポリオレフインは、フイルム、製品への成形、金属
の押出し被覆及び共押出しプロセスなどを含む、広範囲
の最終用途において使用することができる。
本発明を以下の実施例によつて例証する: 他のことわりがない限りは、ポリマー試料のアルミニウ
ムへの接着を測定するために、厚さ75〜125μmのフイ
ルムの試料を100〜110℃の真空オーブン中で窒素のパー
ジ下に少なくとも12時間乾燥した。このようにして乾燥
したフイルムを、シクロヘキサン、次いでアセトンによ
つて洗浄したのち、10分間風乾してあるアルミニウム箔
に接着させた。接合は4.2Kg/cm2のあご圧力、180℃のあ
ご温度及び1秒の滞留時間を用いて、幅2.5cmのバーを
備えたセンチネル(商品名)ヒートシーラー上で形成さ
せた。接着はASTM D1876-72の方法に記したT剥離試験
に従つて測定した。6試料の平均値を報告した。
実施例1 10gの無水マレイン酸粉末を、900gのスクレア 11K-1ポ
リエチレン及びルパーゾル130有機過酸化物を含有する1
00gのスクレア2114ポリエチレンと混合することによつ
て、混合物を調製した。過酸化物と無水マレイン酸の濃
度は、それぞれ250ppm及び1.0%であつた。スクレア11K
-1ポリエチレンは0.920g/cm3の密度と1.4dg/分のメルト
インデツクスを有するエチレン/ブテン‐1コポリマー
である。スクレア2114ポリエチレンは0.924g/cm3の密度
と53dg/分のメルトインデツクスを有するエチレン/ブ
テン‐1コポリマーである。
かくして得た混合物を、本発明の方法に従つて、1.9cm
の混合スクリユーを備えた1軸ブラベンダー(商品名)
押出機を用いて押出した。押出機の各区域に対する温度
設定は200℃から220℃まで変化した。スループツトは約
20g/分とし、メルトインデツクスは約250℃であつた。
取得した生成物は0.45dg/分のメルトインデツクスを有
し且つ52%の無水マレイン酸がグラフトしていた。アル
ミニウムへの接着は325g/cmであつたが未グラフトのポ
リマーは本質的に全く接着しなかつた。この方法の結果
としてのポリマーの変色は、ほとんど又は全く存在しな
かつた。
実施例2 ルーパーゾル130有機過酸化物で被覆してある308gのス
クレア2114ポリエチレン、及び12Kgのスクレア19Cポリ
エチレン(0.956g/cm3の密度と1.0dg/分のメルトインデ
ツクスを有するエチレンホモポリマー)を、ヘンシエル
混合機中で、120gの無水マレイン酸粉末と、ポリマーの
温度が70℃に達するまで混合した。被覆した生成物中を
過酸化物と無水マレイン酸の濃度は、それぞれ、50ppm
及び1%であつた。
かくして得た混合物を、本発明の方法に従つて、2軸押
上機を通じて244℃の溶融温度を用いて押出した。2軸
押出機の各区域に対する温度設定は100℃から210℃まで
変化した。無水マレイン酸の80%がポリマー上にグラフ
トしたが、グラフト処理後のポリマーのメルトインデツ
クスは0.48dg/分であつた。アルミニウムの接着は、未
グラフトポリマーが本質的に接着しないと比較して、54
0g/cmであつた。
実施例3 200ppmの過酸化物濃度と押出機中の265℃の溶融温度を
用いて実施例2の手順を繰返した。2軸押出機の各区域
に対する温度設定は150℃から210℃まで変化した。無水
マレイン酸の90%がグラフトし、生成したポリマーは0.
23dg/分のメルトインデツクスを有していた。アルミニ
ウムに対する接着は、未グラフトポリマーが本質的に接
着しないのと比較して、450g/cmであつた。
実施例4 主要ポリマーがスクレア11K-1ポリマーであるほかは、
実施例2の手順を繰返した。生成物は0.56%の無水マレ
イン酸を含有し、すなわち、56%がグラフトした。2軸
押出機の各区域に対する温度設定は180℃から200℃まで
変化した。アルミニウムへの接着は、未グラフトのポリ
マーが本質的に接着しなかつたのに対して、720g/cmで
あつた。
実施例5 ウオーリン(商品名)ブレンダー中で100gの粉末状スク
レア11K-1ポリエチレン、予め2500ppmのルパーゾル130
有機過酸化物で被覆してある25gの粉末状スクレア2114
ポリエチレン及び1.25g(重量で1%)の4-ビリルピリ
ジンから3混合物を調製した。使用した混合時間は約2
分であつた。
合わせた混合物を実施例1の手順を用いて押出した。取
得した生成物は1.9dg/分のメルトインデツクスを有し且
つ0.7%のグラフトした4-ビニルピリジンを含有してい
た。溶融混合したスクレア11K-1とスクレア2114ポリエ
チレンの混合物は2.2dg/分のメルトインデツクスを有し
ていた。
実施例6 100gのルパーゾル130有機過酸化物と無水マレイン酸の
濃厚物を900gのスクレア11K-1ポリエチレンと乾式混合
した。濃厚物は、有機過酸化物と無水マレイン酸のアセ
トン中における溶液を粉末状のスクレア2114ポリエチレ
ンの存在において蒸発させることによつて、調製した。
濃厚物中の有機過酸化物と無水マレイン酸の濃度は、そ
れぞれ、2000ppm及び5%であつた。かくして、スクレ
ア11K-1ポリエチレンとの混合物中の濃度は、それぞ
れ、200ppmと0.5%であつた。混合物を実施例1の手順
を用いて押出した。
スクレア11K-1ポリエチレンのペレツトを用いるとき
は、グラフトしたポリマー0.17%の無水マレイン酸を含
有し且つ0.8dg/分のメルトインデツクスを有していた。
アルミニウムへの接着は251g/cmであつた。粉末状のポ
リエチレン用いるときは、グラフトしたポリマーは0.19
%の無水マレイン酸を含有し且つ0.7dg/分のメルトイン
デツクスを有していた。アルミニウムへの接着は387g/c
mであつた。
実施例7 スクレア11K-1エチレン/ブテン‐1コポリマー、有機
過酸化物及び無水マレイン酸の物理的混合物を調製し
た。
有機過酸化物(過酸化物濃厚物)は、4000ppmのルパー
ゾル130有機過酸化物と400ppmのDIAK-7(商品名)トリ
アリルイソシアヌレートを含有するスクレア2114ポリエ
チレン組成物のペレツトの形態にあつた。無水マレイン
酸は下記のように粉末又はポリエチレン中のブレンド物
の何れかの形態であつた。
本発明に従つて、この物理的混合物を1.9cmブラベンダ
ー単軸押出機に供給して、225℃の溶融温度の用いて糸
条として押出した。
切断した糸条をアルミニウムシートの間で180℃の温度
で溶融し且つ両シートを約5秒間圧搾したのち冷却する
ことによつて、接着試験を行なつた。
それ以上の詳細と得られた結果は次のとおりである: * 試料Aにおいては、無水マレイン酸は粉末状であ
り;試料Bにおいては、無水マレイン酸は粉砕したスク
レア2114ポリエチレン上にロータリーエバポレーター中
で溶融物から堆積された無水マレイン酸の形態(濃厚物
#1、これは重量で約5%の無水マレイン酸を含有して
いた)にあり;試料Cにおいては、無水マレイン酸は、
ロータリーエバポレーター中における粉砕スクレア2114
ポリエチレン上に60〜65℃における溶融の蒸発、その後
の減圧の付与と室温への冷却によつて付着させた無水マ
レイン酸の形態にあつた。試料Dにおいては、無水マレ
イン酸の代りにマレイン酸を使用した。
**接着の強さ評価等級(1=最良) 試料Aによつて得られた接着は貧弱であつた。
実施例8 比較として、スクレア11K-1エチレン/ブテン‐1コポ
リマーの32gのペレツトを、ブラベンダープラスチコー
ダー(商品名)中で、撹拌と共に、125℃で5分間加熱
した。ジクミルペルオキシドと無水マレイン酸粉末(0.
41g、1.26%)の混合物を次いでコポリマーに加えた。
下記のように、異なる4濃度のジクミルペルオキシドを
用いた。このようにして得た混合物を1.5分間混和し
た。次いで温度を165℃に上げ且つその温度でさらに10
分間保つた。このようにして得た溶融したグラフトポリ
マーを次いでプラスチコーダーから取り出して冷却し
た。
得られた結果は次のとおりであつた: 実施例9 比較実験において、無水マレイン酸(1%)をヘンシエ
ルミキサー中でスクレア11K-1ポリエチレンのペレツト
上に被覆し且つ無水マレイン酸が溶解するまで加熱し
た。200ppmのルパーゾル130有機過酸化物を直接にヘン
シエルミキサー中に注入して、1分間混和した。かくし
て得た被覆されたペレツトを1.9cmの混和スクユーを備
えた単軸ブラベンダー押出機に供給して、実施例1の手
順を用いて押出した。
グラフトポリマーのメルトインデツクは0.36dg/cmであ
り、アルミニウムへの接着は47g/cmに過ぎなかつた。
この実施例は本発明におけるように第二のポリマーを使
用していない方法を例証している。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフイン上に溶融状態にある該ポリ
    オレフインと反応することができるエチレン性不飽和モ
    ノマーをグラフトさせるための連続方法にして、該ポリ
    オレフインはエチレンのホモポリマー及びエチレンとC4
    〜C10高級オレフインのコポリマー、並びにそれらの混
    合物から成るグループから選択し、該方法は: (i) 混合スクリユーを備えた押出機に物理的混合物
    を供給し、該物理的混合物は(a)主要部分としてポリ
    オレフインの粒子、(b)少量部分としての第二のポリ
    マーの粒子、(c)該モノマー及び(d)25〜500ppmの
    150℃において約1分乃至約120分の半減期を有する有機
    過酸化物から成り、該ポリオレフインは先に定義したポ
    リオレフインであり且つ第二のポリマーは A.不飽和炭化水素のホモポリマー及びコポリマー; B.式R−CH=CH2、ここでRは水素及び1〜8炭素原子
    を有するアルキル基 から成る部類から選択した基である、を有するアルフア
    −オレフインと3〜8炭素原子を有するアルフア、ベー
    ターエチレン性不飽和酸、それらのエステル及び無水物
    とのコポリマー、かかる酸はモノ−、ジ−又はポリカル
    ボン酸であり、それらの部分はポリマー鎖中にランダム
    に又はランダムでなく分布し且つコポリマーの重量で0.
    5〜50%であり、何らかの他の共重合させるモノマーは
    モノエチレン性不飽和である; C.(B)のコポリマーから誘導したアイオノマーポリマ
    ー; D.エチレン又はエチレンとC3〜C8アルフア−オレフイン
    から誘導した予め形成せしめた骨格上に重量で0.1〜5
    パーセントの3〜8炭素原子を有するアルフア、ベータ
    不飽和カルボン酸又は不飽和カルボン酸無水物をグラフ
    トさせることによつて取得したグラフトコポリマー、こ
    こでポリオレフイン骨格中の何らかの他の任意的に共重
    合させるモノマー成分はモノエチレン性不飽和である; E.R′−CH=CH−R′、ここで各R′は独立的にH、Cl
    及びFから成るグループから選択する、のホモポリマ
    ー、但し少なくとも1個のR′はH以外のものであるこ
    とを要する、エチレンとR′−CH=CH−R′とのコポリ
    マー及びC2〜C10炭素水素アルフア−オレフインの塩素
    化ホモポリマー及びコポリマー; F.飽和ポリアミド及びポリエステル; G.3〜8炭素原子を有する脂肪族カルボン酸のビニルエ
    ステルのホモポリマー、エチレンとかかるエステルとの
    コポリマー、及びそれらの部分的に鹸化したポリマー;
    及び H.アルフア−オレフインの全部又は一部がスチレン又は
    アルキル基が1又は2の炭素原子を有しているアルキル
    スチレンによつて置き換えてある(B)のコポリマー から成るグループから選択する、 熱可塑性ポリマーであつて、185℃未満の融点及び200℃
    の温度と400秒-1の剪断速度で測定するときに該ポリオ
    レフインの剪断粘度の50%よりも大きくない剪断粘度を
    有する常態で固体の熱可塑性ポリマーであり、該有機過
    酸化物は第二のポリマーとの組成物の形態にあり; (ii) 該混合物を押出機の第一の区域中で該ポリオレ
    フインと第二のポリマーの融点よりも高い温度において
    有機過酸化物の分解の量が約25%未満であるような時間
    にわたつて混和し、該時間は少なくとも10秒であり; (iii) かくして得た混合物を押出機の第二の区域中
    でポリオレフインと第二のポリマーの融点よりも高い温
    度において過酸化物の半減期の少なくとも4倍である時
    間にわたつて混合し;且つ (iv) このようにして得たグラフトポリマーを成形製
    品に押出す こと含んで成る該方法。
  2. 【請求項2】押出機の第二の区域中における混合物の温
    度は押出機の第一の区域中における混合物の温度よりも
    高い、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】段階(iii)において、混合物の温度は195
    〜280℃の範囲である、特許請求の範囲第1〜2項記載
    の方法。
  4. 【請求項4】ポリオレフインの第二のポリマーに対する
    比は5:1乃至400:1の範囲である、特許請求の範囲第1〜
    3項記載の方法。
  5. 【請求項5】第二のポリマーの剪断粘度はポリオレフイ
    ンの剪断粘度の30%よりも大きくない、特許請求の範囲
    第1〜4項記載の方法。
  6. 【請求項6】第二のポリマーの剪断粘度はポリオレフイ
    ンの剪断粘度の5〜15%である、特許請求の範囲第5項
    記載の方法。
  7. 【請求項7】モノマーはエチレン性不飽和カルボン酸、
    エチレン性不飽和カルボン酸無水物、及びそれらの混合
    物から成るグループから選択する、特許請求の範囲第1
    〜6項記載の方法。
  8. 【請求項8】モノマーは無水マレイン酸である、特許請
    求の範囲第7項記載の方法。
  9. 【請求項9】モノマーの量は混合物の重量で0.1〜2%
    である、特許請求の範囲第8項記載の方法。
  10. 【請求項10】有機過酸化物の量は25〜400ppmである、
    特許請求の範囲第1〜9項記載の方法。
  11. 【請求項11】有機過酸化物の量は50〜200ppmである、
    特許請求の範囲第10項記載の方法。
  12. 【請求項12】ポリオレフインの第二のポリマーに対す
    る比は10:1乃至100:1の範囲にある、特許請求の範囲第
    1〜11項記載の方法。
  13. 【請求項13】有機過酸化物は2,5−ジメチル−2,5−ジ
    (t−ブチルペルオキシ)−ヘキシン−3である、特許
    請求の範囲第1〜12項記載の方法。
  14. 【請求項14】段階(iii)において、温度は210〜260
    ℃の範囲である、特許請求の範囲1〜13項記載の方法。
  15. 【請求項15】押出機中の混合物の滞留時間は2分未満
    である、特許請求の範囲第1〜14項記載の方法。
  16. 【請求項16】第二のポリマーは(A)のポリマーであ
    る、特許請求の範囲第1〜15項記載の方法。
  17. 【請求項17】第二のポリマーは(B)のポリマーであ
    る、特許請求の範囲第1〜15項記載の方法。
  18. 【請求項18】第二のポリマーは(C)のポリマーであ
    る、独立的第1〜15項記載の方法。
  19. 【請求項19】第二のポリマーは(D)のポリマーであ
    る、特許請求の範囲第1〜15項記載の方法。
  20. 【請求項20】第二のポリマーは(E)のポリマーであ
    る、特許請求の範囲第1〜15項記載の方法。
  21. 【請求項21】第二のポリマーは(F)のポリマーであ
    る、特許請求の範囲第1〜15項記載の方法。
  22. 【請求項22】第二のポリマーは(G)のポリマーであ
    る、特許請求の範囲第1〜15項記載の方法。
  23. 【請求項23】第二のポリマーは(H)のポリマーであ
    る、特許請求の範囲第1〜15項記載の方法。
  24. 【請求項24】第二のポリマーはエチレンのホモポリマ
    ー及びエチレンと少なくとも1種のC4〜C10高級アルフ
    ア−オレフインのコポリマー、並びにそれらの混合物か
    ら成るグループから選択する、特許請求の範囲第16項記
    載の方法。
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