JPH0694046B2 - ストリツプの反り制御方法 - Google Patents
ストリツプの反り制御方法Info
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- JPH0694046B2 JPH0694046B2 JP62005109A JP510987A JPH0694046B2 JP H0694046 B2 JPH0694046 B2 JP H0694046B2 JP 62005109 A JP62005109 A JP 62005109A JP 510987 A JP510987 A JP 510987A JP H0694046 B2 JPH0694046 B2 JP H0694046B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、テンションレベラにおけるストリップ(圧延
鋼板等の帯綱)の反り制御のうち、C反り制御を行なう
ストリップの反り制御方法に関するものである。
鋼板等の帯綱)の反り制御のうち、C反り制御を行なう
ストリップの反り制御方法に関するものである。
<従来の技術> ストリップは、通常、圧延過程において、耳波,中波等
の部分伸びや、L反り,C反り等の曲りによる形状不良が
発生し、板製品の品質を損うのみならず、ストリップの
加工々程で通板効率を低下させ、設備の自動化を阻害す
ると同時に、ストリップの二次加工において新たな歪を
発生させる等の問題がある。そこで、かかるストリップ
の形状不良を矯正する手段として、テンションレベラが
多く使用されているが、ここでは、テンションレベラに
よるC反りの自動矯正方法について述べることとする。
以下、本発明の対象となるテンションレベラの概要を、
第7図の一事例について説明する。
の部分伸びや、L反り,C反り等の曲りによる形状不良が
発生し、板製品の品質を損うのみならず、ストリップの
加工々程で通板効率を低下させ、設備の自動化を阻害す
ると同時に、ストリップの二次加工において新たな歪を
発生させる等の問題がある。そこで、かかるストリップ
の形状不良を矯正する手段として、テンションレベラが
多く使用されているが、ここでは、テンションレベラに
よるC反りの自動矯正方法について述べることとする。
以下、本発明の対象となるテンションレベラの概要を、
第7図の一事例について説明する。
テンションレベラは、図示のように、ストリップ1に所
要のテンションを付加するための入側及び出側ブライド
ル2,3と、テンションを付加された状態のストリップ1
に、繰り返し曲げを加えて永久伸びを生じさせることに
より形状矯正を行うレベリングミル4(以下レベラと略
称)で構成されている。
要のテンションを付加するための入側及び出側ブライド
ル2,3と、テンションを付加された状態のストリップ1
に、繰り返し曲げを加えて永久伸びを生じさせることに
より形状矯正を行うレベリングミル4(以下レベラと略
称)で構成されている。
入・出側ブライドル2,3は、それぞれ、一対のブライド
ルロール2a,3aから成り、両ブライドルロール2a,3a間の
周速度差により、ストリップ1に所要の伸率を与えるこ
とにより張力を付加し得る如く構成されている。
ルロール2a,3aから成り、両ブライドルロール2a,3a間の
周速度差により、ストリップ1に所要の伸率を与えるこ
とにより張力を付加し得る如く構成されている。
レベラ4は、それぞれ一対のバックアップロール8,9,10
を有する細径のワークロール5,6,7と、デフレクタロー
ル11,12,13からなり、これらのロール群はストリップ1
を挾んで上・下に千鳥状に配列されている。前記ワーク
ロールのうち、ストリップ進行方向Zの上流側の上・下
一対のワークロール5,6は伸長ユニット14を、下流側の
デフレクタロール対13,13とワークロール7は反り矯正
ユニット15を構成している。また、前記ワークロール5,
7の下部には、それぞれストリップ1に曲げ力を付与す
るための、例えば、偏心軸16からなるインタメッシュ調
整装置17,18を設け、偏心軸16をモータ(図示せず)で
個々に回動させることによって、バックアップロール8,
10と共にミルハウジング19内を上・下動可能である。一
方、ワークロール6及びデフレクタロール11,12,13は、
上・下動しないようにハウジング19に装着されている。
を有する細径のワークロール5,6,7と、デフレクタロー
ル11,12,13からなり、これらのロール群はストリップ1
を挾んで上・下に千鳥状に配列されている。前記ワーク
ロールのうち、ストリップ進行方向Zの上流側の上・下
一対のワークロール5,6は伸長ユニット14を、下流側の
デフレクタロール対13,13とワークロール7は反り矯正
ユニット15を構成している。また、前記ワークロール5,
7の下部には、それぞれストリップ1に曲げ力を付与す
るための、例えば、偏心軸16からなるインタメッシュ調
整装置17,18を設け、偏心軸16をモータ(図示せず)で
個々に回動させることによって、バックアップロール8,
10と共にミルハウジング19内を上・下動可能である。一
方、ワークロール6及びデフレクタロール11,12,13は、
上・下動しないようにハウジング19に装着されている。
以上の構成であるから、ストリップ1の性状(寸法,耐
力等)に応じてブライドルロール2aと3a間に周速度差を
つけて制御することにより所要のテンションをストリッ
プ1に付与しながら通板し、インタメッシュ調整装置1
7,18を作動させて、ワークロール5,7を適宜上昇させる
と、これらのワークロール5,7が、それぞれ、デフレク
タロール11とワークロール6間,及び,デフレクタロー
ル13,13間にはいり込んだ状態となり、ストリップ1は
伸長ユニット14によって順曲げ及び逆曲げを受けて伸長
された後、反り矯正ユニット15で更に伸長される。
力等)に応じてブライドルロール2aと3a間に周速度差を
つけて制御することにより所要のテンションをストリッ
プ1に付与しながら通板し、インタメッシュ調整装置1
7,18を作動させて、ワークロール5,7を適宜上昇させる
と、これらのワークロール5,7が、それぞれ、デフレク
タロール11とワークロール6間,及び,デフレクタロー
ル13,13間にはいり込んだ状態となり、ストリップ1は
伸長ユニット14によって順曲げ及び逆曲げを受けて伸長
された後、反り矯正ユニット15で更に伸長される。
この場合、ストリップ1の形状は、ワークロール5の曲
げ作用を受けて第8図(a)に示すように、板の上面が
凸形のC反り(以下単に上凸と略称する.)となり、ワ
ークロール6では第8図(b)のように板の上面が凹形
のC反り(以下上凹と呼ぶ)となり、ワークロール7で
は再び上凸となる。従って前記のようなレベラ4におい
ては、C反りの矯正は主として反り矯正ユニット15で行
うため、ワークロール6を通過後の上凹の量が小さい場
合は、ワークロール7による矯正量、すなわち、ロール
7の押し込み量(インタメッシュ)も小さくなり、反対
に上凹量が大きい場合は、ワークロール7のインタメッ
シュは大きくなる。
げ作用を受けて第8図(a)に示すように、板の上面が
凸形のC反り(以下単に上凸と略称する.)となり、ワ
ークロール6では第8図(b)のように板の上面が凹形
のC反り(以下上凹と呼ぶ)となり、ワークロール7で
は再び上凸となる。従って前記のようなレベラ4におい
ては、C反りの矯正は主として反り矯正ユニット15で行
うため、ワークロール6を通過後の上凹の量が小さい場
合は、ワークロール7による矯正量、すなわち、ロール
7の押し込み量(インタメッシュ)も小さくなり、反対
に上凹量が大きい場合は、ワークロール7のインタメッ
シュは大きくなる。
従って、ストリップの仕様条件(寸法、形状、耐力等)
に対応させて、伸率と、伸長ユニット14及び反り矯正ユ
ニット15のインタメッシュをあらかじめ設定し、運転中
に、レベラ4を通過後のストリップ1のC反り量を検出
し、この検出信号に応じて、反り矯正ユニット15のワー
クロール7のインタメッシュをフィードバック制御する
ことにより自動的に、かつ、高精度にC反りを矯正する
ことが可能である。かかる反り矯正方法に関しては、先
に本出願人は、特願昭59−138980号明細書『ストリップ
の形状矯正方法』にて提案ずみである。
に対応させて、伸率と、伸長ユニット14及び反り矯正ユ
ニット15のインタメッシュをあらかじめ設定し、運転中
に、レベラ4を通過後のストリップ1のC反り量を検出
し、この検出信号に応じて、反り矯正ユニット15のワー
クロール7のインタメッシュをフィードバック制御する
ことにより自動的に、かつ、高精度にC反りを矯正する
ことが可能である。かかる反り矯正方法に関しては、先
に本出願人は、特願昭59−138980号明細書『ストリップ
の形状矯正方法』にて提案ずみである。
しかし乍ら、前記明細書では、少なくともC反り矯正方
法に関しては、C反り検出器の構成ならびに、その検出
方法や、C反り制御手順に関する具体的、かつ、詳細な
記載がなく、さらに、レベラ4を通過後のストリップ1
のC反りは、上凸あるいは、上凹のいずれかの形状とな
るが、かかる正・逆向きの反り量を高精度に測定できる
装置に関して適切なものが開発されておらず、かかるC
反り矯正方法の実施に関しては、さらに改良を要すると
いう問題点があった。
法に関しては、C反り検出器の構成ならびに、その検出
方法や、C反り制御手順に関する具体的、かつ、詳細な
記載がなく、さらに、レベラ4を通過後のストリップ1
のC反りは、上凸あるいは、上凹のいずれかの形状とな
るが、かかる正・逆向きの反り量を高精度に測定できる
装置に関して適切なものが開発されておらず、かかるC
反り矯正方法の実施に関しては、さらに改良を要すると
いう問題点があった。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明は、前記問題に鑑みて提案されたものであって、
テンションレベラで形状矯正後のストリップのC反り量
を正確に検出し、これを演算機にインプットして、該C
反り量に対応する反り矯正ユニットのワークロールの押
込量(インタメッシュ)の設定値を演算せしめ、この設
定値にもとづいて、前記反り矯正ユニットのインタメッ
シュ調整装置を制御することにより、自動的、かつ、高
精度にC反り矯正が可能なストリップの反りの制御方法
を提案せんとするものである。
テンションレベラで形状矯正後のストリップのC反り量
を正確に検出し、これを演算機にインプットして、該C
反り量に対応する反り矯正ユニットのワークロールの押
込量(インタメッシュ)の設定値を演算せしめ、この設
定値にもとづいて、前記反り矯正ユニットのインタメッ
シュ調整装置を制御することにより、自動的、かつ、高
精度にC反り矯正が可能なストリップの反りの制御方法
を提案せんとするものである。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、前記問題を解決するために、レベリングミル
の入側と出側に設置した一対のブライドルからなるスト
リップの張力付与手段と、張力が加えられた状態で搬送
されるストリップを挟んで設置されると共に、ストリッ
プに曲げ力を与えるためのインタメッシュ調整装置が、
少なくとも一方の側に設置された一対の細径ワークロー
ルからなる、少なくとも1組の伸長ユニットと、該伸長
ユニットの下流側にあってストリップの一方の側に設置
された一対のデフレクタロールと対向して設置されると
共に、ストリップに曲げ力を与えるためのインタメッシ
ュ調整装置を有する細径ワークロールからなる、少なく
とも1組の反り矯正ユニットとを具備したレベリングミ
ルで構成されたテンションレベラにおいて、 前記レベリングミル出側のブライドルよりも下流側の低
張力域に占位するストリップの面に対し平行に配列さ
れ、かつ、任意の設定入射角を有し、ストリップの幅方
向に沿って、少なくとも、その最大幅以上を照射し得る
任意の設定投光幅を有するスリット状光源を具備した投
光器と、前記投光器によるストリップ面からの正反射光
線を受光し得る、少なくとも、ストリップの最大幅以上
の任意の設定幅の受光面を有し、かつ、受光量を電気信
号に変換し得る機能を具備した受光器とを有する光学式
センサを具え、この光学式センサによって検出した受光
量に基づき、ストリップのC反り量を求めると共にスト
リップの上凹又は上凸のいずれかのC反りモードを判断
し、そのC反りモードに対応する前記反り矯正ユニット
のワークロールの押込量の設定値を算出して、前記ワー
クロールの押込量を制御することを特徴とする。
の入側と出側に設置した一対のブライドルからなるスト
リップの張力付与手段と、張力が加えられた状態で搬送
されるストリップを挟んで設置されると共に、ストリッ
プに曲げ力を与えるためのインタメッシュ調整装置が、
少なくとも一方の側に設置された一対の細径ワークロー
ルからなる、少なくとも1組の伸長ユニットと、該伸長
ユニットの下流側にあってストリップの一方の側に設置
された一対のデフレクタロールと対向して設置されると
共に、ストリップに曲げ力を与えるためのインタメッシ
ュ調整装置を有する細径ワークロールからなる、少なく
とも1組の反り矯正ユニットとを具備したレベリングミ
ルで構成されたテンションレベラにおいて、 前記レベリングミル出側のブライドルよりも下流側の低
張力域に占位するストリップの面に対し平行に配列さ
れ、かつ、任意の設定入射角を有し、ストリップの幅方
向に沿って、少なくとも、その最大幅以上を照射し得る
任意の設定投光幅を有するスリット状光源を具備した投
光器と、前記投光器によるストリップ面からの正反射光
線を受光し得る、少なくとも、ストリップの最大幅以上
の任意の設定幅の受光面を有し、かつ、受光量を電気信
号に変換し得る機能を具備した受光器とを有する光学式
センサを具え、この光学式センサによって検出した受光
量に基づき、ストリップのC反り量を求めると共にスト
リップの上凹又は上凸のいずれかのC反りモードを判断
し、そのC反りモードに対応する前記反り矯正ユニット
のワークロールの押込量の設定値を算出して、前記ワー
クロールの押込量を制御することを特徴とする。
<実施例> 以下本発明を、図面によって具体的に説明する。
第1図は、最少のロールユニットからなるテンションレ
ベラにおける本発明の構成説明図、第2,3図は、本発明
に使用するC反り検出装置の原理説明図を示すが、図
中、従来装置(第7図参照)と同一、又は、類似部材に
は同一符合を付し重複する詳細構成説明は省略する。
ベラにおける本発明の構成説明図、第2,3図は、本発明
に使用するC反り検出装置の原理説明図を示すが、図
中、従来装置(第7図参照)と同一、又は、類似部材に
は同一符合を付し重複する詳細構成説明は省略する。
本発明では、図示のように、出側ブライドル3の出側に
一対のデフレクタロール20a,20bを設け、ストリップ1
が鉛直方向に進行すると共に、両デフレクタロール20a,
20b間の、少なくとも、中間部分におけるストリップ1
のC反り量がデフレクタロール20a,20bによる一時的形
状矯正効果の影響を受けないていどの軸心距離Pを置い
て配設する。
一対のデフレクタロール20a,20bを設け、ストリップ1
が鉛直方向に進行すると共に、両デフレクタロール20a,
20b間の、少なくとも、中間部分におけるストリップ1
のC反り量がデフレクタロール20a,20bによる一時的形
状矯正効果の影響を受けないていどの軸心距離Pを置い
て配設する。
なお、前記デフレクタロール20a,20bは上下配列とした
が、これを水平、または水平に対し任意の傾斜角に配列
しても良いが、通常の場合、例示のように鉛直配列が最
も望ましい。
が、これを水平、または水平に対し任意の傾斜角に配列
しても良いが、通常の場合、例示のように鉛直配列が最
も望ましい。
つぎに、デフレクタロール20a,20bのほぼ中間部分、つ
まり、レベラ4で形状矯正後のC反り量がそのまま再現
し得る位置に、ストリップ1の面(表面及び裏面)を挾
んで対称位置に一対の光学式センサ21a,21bからなるC
反り検出装置21を対向させて設置し、それぞれのセンサ
21a,21bの検出信号22a,22bを計測盤23を経て演算機(CP
U)24へインプットし、演算機24の出力側はインタメッ
シュ指示調節器25の入力側に接続し、該調節器25により
反り矯正ユニット15におけるインタメッシュ調整装置18
の駆動モータ18aの回転を制御することにより、ワーク
ロール7の押込量(インタメッシュ)を制御する。さら
に、モータ18aの回転は、パルス発信器(PLG)26を介し
て調節器25へフィードバックしループ制御される。
まり、レベラ4で形状矯正後のC反り量がそのまま再現
し得る位置に、ストリップ1の面(表面及び裏面)を挾
んで対称位置に一対の光学式センサ21a,21bからなるC
反り検出装置21を対向させて設置し、それぞれのセンサ
21a,21bの検出信号22a,22bを計測盤23を経て演算機(CP
U)24へインプットし、演算機24の出力側はインタメッ
シュ指示調節器25の入力側に接続し、該調節器25により
反り矯正ユニット15におけるインタメッシュ調整装置18
の駆動モータ18aの回転を制御することにより、ワーク
ロール7の押込量(インタメッシュ)を制御する。さら
に、モータ18aの回転は、パルス発信器(PLG)26を介し
て調節器25へフィードバックしループ制御される。
つぎに、前記C反り検出装置21のセンサ21a,21bの構成
を第2,3図に基づいて説明する。両センサは、それぞ
れ、同一構成の投光器27a,27b及び受光器28a,28bで構成
され、ケース29に収納されている。
を第2,3図に基づいて説明する。両センサは、それぞ
れ、同一構成の投光器27a,27b及び受光器28a,28bで構成
され、ケース29に収納されている。
投光器27a,27bの光源は、例えば、蛍光灯等を使用した
スリット状光源とし、任意の設定入射角αでストリップ
1の幅方向に沿って、少なくとも、最大板幅B全域を照
射し得る所定の設定投光幅l0を有している。
スリット状光源とし、任意の設定入射角αでストリップ
1の幅方向に沿って、少なくとも、最大板幅B全域を照
射し得る所定の設定投光幅l0を有している。
一方、受光器28a,28bは光を電気信号に変換し得る機能
を有する、例えば、光電管等を使用し、投光器27a,27b
によるストリップ1面からの正反射光線を受光し得る任
意の設定受光幅,例えば、l0の受光面を有し、この受光
面には全幅にわたって、多数の光電管が配設されてい
る。なお、図中30は投光器27a,27bの電源を示す。
を有する、例えば、光電管等を使用し、投光器27a,27b
によるストリップ1面からの正反射光線を受光し得る任
意の設定受光幅,例えば、l0の受光面を有し、この受光
面には全幅にわたって、多数の光電管が配設されてい
る。なお、図中30は投光器27a,27bの電源を示す。
以上の構成からなるC反り検出装置21の作用を第3図の
原理説明図について説明する。図中、C1,C2及びC1′,
C2′は、それぞれ、ストリップ1が任意の上凹及び上凸
のC反り状態を示し、+h1,+h2及び−h1,−h2は、それ
ぞれ、前記C反り状態におけるストリップの最大変位高
さで、上凹時は+、上凸時は−とする。また、Sは平坦
なストリップC0面と受光器28a,28bの受光面の距離、l1,
l2及びl1′,l2′は、それぞれ、C反りがC1,C2及び
C1′,C2′の場合の受光器28a及び28bの受光幅、Bはス
トリップ幅を示す。
原理説明図について説明する。図中、C1,C2及びC1′,
C2′は、それぞれ、ストリップ1が任意の上凹及び上凸
のC反り状態を示し、+h1,+h2及び−h1,−h2は、それ
ぞれ、前記C反り状態におけるストリップの最大変位高
さで、上凹時は+、上凸時は−とする。また、Sは平坦
なストリップC0面と受光器28a,28bの受光面の距離、l1,
l2及びl1′,l2′は、それぞれ、C反りがC1,C2及び
C1′,C2′の場合の受光器28a及び28bの受光幅、Bはス
トリップ幅を示す。
例えば、レベラ4で形状矯正後のストリップ1がC1で示
す上凹のC反り状態になっているとすると、センサ21a
の投光器も27aからの投光は、ストリップ1の面(例示
の場合は表面)で反射集光されて受光器28aの受光幅
(すなわち、受光量)l1となる。同様に、C2の場合は
l2、C0ではBすなわち、板幅に等しくなる。ところが、
反対幅のセンサ21bの投光器27bからの投光は、ストリッ
プ1面で反射拡散されるため、受光器28bの受光幅は、
変位高さ+h1,+h2,…に関係なく最大受光幅l0となり、
受光量(ルックス)は変位高さ+h1,+h2,…に比例して
変化するが、受光器28aの受光量にくらべて著しく低下
する。なお、C反りのモードが、前記と反対に上凸の場
合の両センサ21a,21bの受光量(受光幅と強さ)は上凹
の場合の逆となる。
す上凹のC反り状態になっているとすると、センサ21a
の投光器も27aからの投光は、ストリップ1の面(例示
の場合は表面)で反射集光されて受光器28aの受光幅
(すなわち、受光量)l1となる。同様に、C2の場合は
l2、C0ではBすなわち、板幅に等しくなる。ところが、
反対幅のセンサ21bの投光器27bからの投光は、ストリッ
プ1面で反射拡散されるため、受光器28bの受光幅は、
変位高さ+h1,+h2,…に関係なく最大受光幅l0となり、
受光量(ルックス)は変位高さ+h1,+h2,…に比例して
変化するが、受光器28aの受光量にくらべて著しく低下
する。なお、C反りのモードが、前記と反対に上凸の場
合の両センサ21a,21bの受光量(受光幅と強さ)は上凹
の場合の逆となる。
ここで、C反り時のストリップ1の最大変位高さh1,h2
…は、受光幅l1,l2…から幾何学的に容易に求められる
から、受光器28a,28bの最大設定受光幅l0に対する受光
幅の比l1/l0,l2/l0…,すなわち、受光量の変化を検出
することにより求められる。
…は、受光幅l1,l2…から幾何学的に容易に求められる
から、受光器28a,28bの最大設定受光幅l0に対する受光
幅の比l1/l0,l2/l0…,すなわち、受光量の変化を検出
することにより求められる。
一方、レベラ4通過後のストリップ1のC反り量xと、
反り矯正用ワークロール7のインタメッシュIMとの関係
は、一般に、第5,6図に示す如く、 上凹の場合,…IM=ax+b …(1) 上凸の場合,…IM=cx+d …(2) の式で表示できる。
反り矯正用ワークロール7のインタメッシュIMとの関係
は、一般に、第5,6図に示す如く、 上凹の場合,…IM=ax+b …(1) 上凸の場合,…IM=cx+d …(2) の式で表示できる。
ここでxはC−反り量で である。
つぎに、C反り制御の手順を第4図に従って具体的に説
明する。
明する。
あらかじめ、ストリップ1の仕様条件(寸法,形状、耐
力等)に対応して設定された伸率と各ワークロール5,6,
7のインタメッシュでテンションレベラを運転中、C反
り検出器21のセンサ21a,21bで、ストリップ1の両面の
受光量(l1,l2,…又はl1′,l2′…)を検出し、その検
出信号22a,22bを計測盤23に導入して、C反り量として
指示・記録せしめた後、演算機24へインプットする。演
算機24で、前記信号22a,22bからC反りのモード(上凹
又は上凸)を判断させ、上凹の場合は、あらかじめ該演
算機24にインプットずみの前記式(1),(2)のうち
式(1)を、また、上凸の場合は式(2)をそれぞれ選
択してインタメッシュIMの設定値を演算せしめ、その設
定信号を、ワークロール7用インタメッシュ指示調整器
25へインプットし、インタメッシュ調整装置18の駆動モ
ータ18aの回転を正転又は逆転させてインタメッシュ量
を制御することにより、自動的に、かつ、極めて高精度
にC反り矯正する事が可能である。
力等)に対応して設定された伸率と各ワークロール5,6,
7のインタメッシュでテンションレベラを運転中、C反
り検出器21のセンサ21a,21bで、ストリップ1の両面の
受光量(l1,l2,…又はl1′,l2′…)を検出し、その検
出信号22a,22bを計測盤23に導入して、C反り量として
指示・記録せしめた後、演算機24へインプットする。演
算機24で、前記信号22a,22bからC反りのモード(上凹
又は上凸)を判断させ、上凹の場合は、あらかじめ該演
算機24にインプットずみの前記式(1),(2)のうち
式(1)を、また、上凸の場合は式(2)をそれぞれ選
択してインタメッシュIMの設定値を演算せしめ、その設
定信号を、ワークロール7用インタメッシュ指示調整器
25へインプットし、インタメッシュ調整装置18の駆動モ
ータ18aの回転を正転又は逆転させてインタメッシュ量
を制御することにより、自動的に、かつ、極めて高精度
にC反り矯正する事が可能である。
なお、前記、C反りのモードの判断は、各センサ21a,21
bの受光器28a,28bが正常に作動し得る下限の受光量(ル
ックス)(又は、電流値)を、あらかじめ設定し、この
設定値以上の受光量(又は電流)のセンサの信号を採用
し、設定値、または、これに近接する受光量(又は電
流)の場合には、いずれか一方のセンサの信号を優先さ
せるように、演算機24にインプットしておくことにより
容易に実施可能である。
bの受光器28a,28bが正常に作動し得る下限の受光量(ル
ックス)(又は、電流値)を、あらかじめ設定し、この
設定値以上の受光量(又は電流)のセンサの信号を採用
し、設定値、または、これに近接する受光量(又は電
流)の場合には、いずれか一方のセンサの信号を優先さ
せるように、演算機24にインプットしておくことにより
容易に実施可能である。
なお、例示のレベラ4では、伸長ユニット14と反り矯正
ユニット15が、それぞれ、1台の場合について説明した
が、かかるユニットが複数台設置されたレベラに対して
も本発明は適用可能であることは勿論である。
ユニット15が、それぞれ、1台の場合について説明した
が、かかるユニットが複数台設置されたレベラに対して
も本発明は適用可能であることは勿論である。
<発明の効果> 以上、詳細に説明したように、本発明方法では、レベラ
通過後のストリップのC反り量を、板の両面に設置した
一対の光学式センサからなる反り検出信号で検出し、両
検出器の検出信号を演算機を介して、上凹又は、上凸の
C反りモードのいずれかを判断せしめると共に、その判
定にもとづくC反りモードに対応する反り矯正ユニット
のワークロール7の押し込み量の設定値を算出し、この
設定信号に基づいてワークロールの押し込み量を制御し
得る構成であるため、極めて高精度に、かつ自動的にC
反りを矯正する事ができる。
通過後のストリップのC反り量を、板の両面に設置した
一対の光学式センサからなる反り検出信号で検出し、両
検出器の検出信号を演算機を介して、上凹又は、上凸の
C反りモードのいずれかを判断せしめると共に、その判
定にもとづくC反りモードに対応する反り矯正ユニット
のワークロール7の押し込み量の設定値を算出し、この
設定信号に基づいてワークロールの押し込み量を制御し
得る構成であるため、極めて高精度に、かつ自動的にC
反りを矯正する事ができる。
第1図は本発明の一実施例に係るテンションレベラにお
ける全体構成図、第2図は本発明のC反り検出装置の構
成図、第3図はその作用原理説明図、第4図はC反り制
御の流れ図、第5図,第6図は反り矯正用ワークロール
の押込量とC反り量の関係図、第7図はテンションレベ
ラの構成を示す略示的正面図、第8図(a),(b)は
ストリップのC反りモード説明図である。 図面中、 1……ストリップ、2……入側ブライドル、3……出側
ブライドル、4……レベリングミル、5,6,7……ワーク
ロール、13……デフレクタロール、14……伸長ユニッ
ト、15……反り矯正ユニット、17,18……インタメッシ
ュ調整装置、21……C反り検出装置、21a,21b……セン
サ、24……演算機、25……インタメッシュ指示調節器、
27a,27b……投光器、28a,28b……受光器、α……入射及
反射角、l0……設定投光及び受光幅である。
ける全体構成図、第2図は本発明のC反り検出装置の構
成図、第3図はその作用原理説明図、第4図はC反り制
御の流れ図、第5図,第6図は反り矯正用ワークロール
の押込量とC反り量の関係図、第7図はテンションレベ
ラの構成を示す略示的正面図、第8図(a),(b)は
ストリップのC反りモード説明図である。 図面中、 1……ストリップ、2……入側ブライドル、3……出側
ブライドル、4……レベリングミル、5,6,7……ワーク
ロール、13……デフレクタロール、14……伸長ユニッ
ト、15……反り矯正ユニット、17,18……インタメッシ
ュ調整装置、21……C反り検出装置、21a,21b……セン
サ、24……演算機、25……インタメッシュ指示調節器、
27a,27b……投光器、28a,28b……受光器、α……入射及
反射角、l0……設定投光及び受光幅である。
Claims (1)
- 【請求項1】レベリングミルの入側と出側に設置した一
対のブライドルからなるストリップの張力付与手段と、
張力が加えられた状態で搬送されるストリップを挟んで
設置されると共に、ストリップに曲げ力を与えるための
インタメッシュ調整装置が、少なくとも一方の側に設置
された一対の細径ワークロールからなる、少なくとも1
組の伸長ユニットと、該伸長ユニットの下流側にあって
ストリップの一方の側に設置された一対のデフレクタロ
ールと対向して設置されると共に、ストリップに曲げ力
を与えるためのインタメッシュ調整装置を有する細径ワ
ークロールからなる、少なくとも1組の反り矯正ユニッ
トとを具備したレベリングミルで構成されたテンション
レベラにおいて、 前記レベリングミル出側のブライドルよりも下流側の低
張力域に占位するストリップの面に対し平行に配列さ
れ、かつ、任意の設定入射角を有し、ストリップの幅方
向に沿って、少なくとも、その最大幅以上を照射し得る
任意の設定投光幅を有するスリット状光源を具備した投
光器と、前記投光器によるストリップ面からの正反射光
線を受光し得る、少なくとも、ストリップの最大幅以上
の任意の設定幅の受光面を有し、かつ、受光量を電気信
号に変換し得る機能を具備した受光器とを有する光学式
センサを具え、この光学式センサによって検出した受光
量に基づき、ストリップのC反り量を求めると共にスト
リップの上凹又は上凸のいずれかのC反りモードを判断
し、そのC反りモードに対応する前記反り矯正ユニット
のワークロールの押込量の設定値を算出して、前記ワー
クロールの押込量を制御することを特徴とするストリッ
プの反り制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62005109A JPH0694046B2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | ストリツプの反り制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62005109A JPH0694046B2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | ストリツプの反り制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63174723A JPS63174723A (ja) | 1988-07-19 |
JPH0694046B2 true JPH0694046B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=11602188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62005109A Expired - Fee Related JPH0694046B2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | ストリツプの反り制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0694046B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0348710A (ja) * | 1989-07-18 | 1991-03-01 | Kawasaki Steel Corp | 鋼板の走間形状検出方法、鋼板の走間選別方法、並びに鋼板の形状矯正方法 |
JP2002322572A (ja) * | 2001-04-23 | 2002-11-08 | Nippon Steel Corp | 鋼板の外観むら抑制方法及び装置 |
KR101945662B1 (ko) | 2016-06-27 | 2019-02-07 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | 형상 측정 장치 및 형상 측정 방법 |
CN110681702B (zh) * | 2019-09-30 | 2021-02-05 | 北京科技大学 | 一种热轧钛带横向翘曲板形缺陷的控制方法 |
CN110746074A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-02-04 | 北京恩菲环保股份有限公司 | 一种带式污泥脱水机的滤布纠偏感应装置 |
CN114433660A (zh) * | 2020-10-30 | 2022-05-06 | 江苏亚威机床股份有限公司 | 一种拉弯矫直机辊形调整机构 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57193230A (en) * | 1981-05-22 | 1982-11-27 | Toyo Kohan Co Ltd | Method and device for manufacturing metallic plate of high flatness |
JPS59178127A (ja) * | 1983-03-26 | 1984-10-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 金属帯板の反り検出・矯正方法 |
JPS6114895A (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-23 | 阿波エンジニアリング株式会社 | フロツピ−デイスクの製造方法 |
-
1987
- 1987-01-14 JP JP62005109A patent/JPH0694046B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63174723A (ja) | 1988-07-19 |
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