JP6089798B2 - 鋼板の連続矯正方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の鋼板、例えば、厚鋼板を連続的にロール矯正機(ロールレベラ)に送り込みながら矯正する鋼板の連続矯正方法及び装置に関するものである。
従来より、熱間圧延等の工程を経て製造された鋼板、例えば厚鋼板は、圧延における鋼板の温度分布や圧延での伸び変形の不均一により、反りや平坦度不良等の形状不良が発生することがある。鋼板内部に残留応力や平坦度不良が生じた場合には、鋼板をロール矯正機によって矯正することが行われている。
このように、鋼板をロール矯正機によって矯正する際には、通常、複数パスを要することが多い(例えば、特許文献1参照)。
鋼板を複数パスで矯正する場合には、ロール矯正機の前後面の搬送テーブルを1枚の鋼板のみで占有し、その鋼板を往復搬送しながらロール矯正機での矯正が行われている(例えば、特許文献2参照)。
また、複数の鋼板を一組にして複数パスで矯正する場合にも、複数の鋼板をロール矯正機に送り込む時点では、これらの複数の鋼板を個別に搬送することが行われている(例えば、特許文献3参照)。
特開2005−288510号公報 特開昭59−209423号公報 特開2008−100260号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載のように、ロール矯正機の前後面の搬送テーブルを1枚の鋼板のみで占有し、その鋼板を往復搬送しながら1枚ずつロール矯正機で矯正を行うのでは、ある鋼板の矯正開始から次の鋼板の矯正開始までの時間間隔(矯正ピッチ)が長くなり、生産性(単位時間当りの処理量)を低下させてしまうという問題がある。
上記特許文献3に記載のように、複数の鋼板を一組にして複数パスで矯正することで、上記特許文献1及び2に記載の場合よりも、矯正ピッチを短縮でき、生産性を向上させることができるが、複数の鋼板をロール矯正機に送り込む時点では、これら複数の鋼板が、個別に搬送されるので、矯正ピッチの短縮及び生産性の向上には、限界があった。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、鋼板をロール矯正機によって複数パスで矯正するに際して、複数枚の鋼板を一組にして同時に搬送し、連続的に、即ち、先行して矯正する鋼板とこれに続いて後行して矯正する鋼板とで圧下率の設定が異なる場合には、1枚の鋼板をロール矯正機で矯正している間、ロール矯正機の前面又は後面で待機させておき、先行する鋼板の矯正終了後直ちに後行する鋼板をロール矯正機に送り込みながら矯正することで、圧下率の設定が同一である場合には、先行する鋼板の矯正終了を待たずに連続して後行する鋼板をロール矯正機に送り込みながら矯正することで、一組の複数枚の鋼板の1枚当たりの矯正に要する時間間隔、即ち矯正ピッチをさらに短縮して生産性、即ち単位時間当りの処理量の向上をさらに図ることができる鋼板の連続矯正方法及び装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様の鋼板の連続矯正方法は、鋼板をロール矯正機によって複数パスで矯正するに際し、複数枚の鋼板を一組にして同時に搬送を開始し、前記一組の前記複数の鋼板を一組にして往復搬送しながら連続して矯正することを特徴とする。
ここで、前記一組の前記複数の鋼板に対する矯正の圧下設定が同一である場合には、前記ロール矯正機において先に矯正を開始する先行の鋼板を矯正中に、同時に、前記先行の鋼板に続いて矯正を開始する後行の鋼板を矯正することが好ましい。
また、前記ロール矯正機の前面の搬送テーブルにおいて、前記一組の各鋼板が一時停止する際の基準となる停止基準位置に前面停止位置基準センサを設置し、各鋼板の板厚情報及び前記前面停止位置基準センサの検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御することが好ましい。
さらに、前記ロール矯正機の後面の搬送テーブルにおいて、前記一組の各鋼板が一時停止する際の基準となる停止基準位置に後面停止位置基準センサを設置し、各鋼板の板厚情報と前記後面停止位置基準センサの検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御することが好ましい。
また、前記ロール矯正機において先に矯正を開始する前記先行の鋼板と前記先行の鋼板に続いて矯正を開始する前記後行の鋼板とについて、矯正の圧下設定が同一である場合には、前記先行の鋼板に続いて前記後行の鋼板が前記前面停止位置基準センサで検知されても、前記後行の鋼板を前記前面の搬送テーブルの前記停止基準位置で一時停止させることなく、前記先行の鋼板が前記ロール矯正機による矯正を受けて前記ロール矯正機を抜ける前に、前記後行の鋼板を前記ロール矯正機に送り込むこととし、前記先行の鋼板と前記後行の鋼板とについて、矯正の圧下設定が異なる場合には、前記先行の鋼板に続いて前記後行の鋼板が前記前面停止位置基準センサで検知された時点で、前記後行の鋼板を前記前面の搬送テーブルの前記停止基準位置で一時停止させ、前記先行の鋼板が前記ロール矯正機による矯正を受けて前記ロール矯正機を抜け、前記後面の搬送テーブル上に移動し、かつ前記後行の鋼板に対する前記ロール矯正機の圧下設定が完了した時点で、前記前面の搬送テーブル上で一時停止していた前記後行の鋼板を前記ロール矯正機に送り込むことが好ましい。
また、前記ロール矯正機の前記前面の搬送テーブルに板厚測定手段を設置して、該板厚測定手段によって各鋼板の板厚を確認することが好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明の第2の態様の鋼板の連続矯正装置は、鋼板を矯正するロール矯正機と、前記ロール矯正機の前面に配置され、前記ロール矯正機において矯正されている鋼板の後に矯正が開始される少なくとも1枚の鋼板を搬送する、又は停止させておく前面の搬送テーブルと、前記ロール矯正機の後面に配置され、前記ロール矯正機において先に矯正された少なくとも1枚の鋼板を搬送する、又は停止させておく後面の搬送テーブルと、複数枚の鋼板を一組にして、前記ロール矯正機、並びに前記前面の搬送テーブル及び/又は前記後面の搬送テーブルで同時に往復搬送しながら鋼板を前記ロール矯正機によって複数パスで連続して矯正するように、前記ロール矯正機、前記前面の搬送テーブル及び前記後面の搬送テーブルによる各鋼板の搬送を制御するコントローラとを有し、前記コントローラは、前記ロール矯正機、並びに前記前面の搬送テーブル及び/又は前記後面の搬送テーブルにおいて、前記一組の前記複数の鋼板の搬送を同時に開始するように制御することを特徴とする。
ここで、前記コントローラは、前記一組の前記複数の鋼板に対する矯正の圧下設定が同一である場合には、前記ロール矯正機において先に矯正を開始する先行の鋼板を矯正中に、同時に、前記先行の鋼板に続いて矯正を開始する後行の鋼板を矯正するように制御することが好ましい。
また、本発明の第2の態様は、さらに、前記前面の搬送テーブルの、前記一組の各鋼板が一時停止する際の基準となる停止基準位置に設置された前面停止位置基準センサを有
し、前記コントローラは、前記一組の各鋼板の板厚情報及び前記前面停止位置基準センサの検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御することが好ましい。
また、本発明の第2の態様は、さらに、前記後面の搬送テーブルの、前記一組の各鋼板が一時停止する際の基準となる停止基準位置に設置された後面停止位置基準センサを有
し、前記コントローラは、前記一組の各鋼板の板厚情報及び前記後面停止位置基準センサの検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御することが好ましい。
また、前記コントローラは、前記ロール矯正機において先に矯正を開始する前記先行の鋼板と前記先行の鋼板に続いて矯正を開始する前記後行の鋼板とについて、矯正の圧下設定が同一である場合には、前記先行の鋼板に続いて前記後行の鋼板が前記前面停止位置基準センサで検知されたことを示す検知結果を受けても、前記後行の鋼板を前記前面の搬送テーブルの前記停止基準位置で一時停止させることなく、前記先行の鋼板が前記ロール矯正機による矯正を受けて前記ロール矯正機を抜ける前に、前記後行の鋼板を前記ロール矯正機に送り込むように制御し、前記先行の鋼板と前記後行の鋼板とについて、矯正の圧下設定が異なる場合には、前記先行の鋼板に続いて前記後行の鋼板が前記前面停止位置基準センサで検知されたことを示す検知結果を受けて、前記後行の鋼板を前記前面の搬送テーブルの前記停止基準位置で一時停止させ、前記先行の鋼板が前記ロール矯正機による矯正を受けて前記ロール矯正機を抜け、前記後面の搬送テーブル上に移動したことを示す情報、及び前記後行の鋼板に対する前記ロール矯正機の圧下設定が完了したことを示す情報を受けて、前記前面の搬送テーブル上で一時停止していた前記後行の鋼板を前記ロール矯正機に送り込むように制御することが好ましい。
また、本発明の第2の態様は、さらに、前記ロール矯正機の前記前面の搬送テーブルに設置された板厚測定手段を有し、前記コントローラは、前記板厚測定手段によって各鋼板の板厚を確認することが好ましい。
本発明によれば、複数枚の鋼板を一組として往復搬送しながらロール矯正機によって複数パスで連続して矯正するようにしているので、一組の複数枚の鋼板の1枚当たりの矯正に要する時間間隔、即ち矯正ピッチを短縮して生産性、即ち単位時間当りの処理量の向上を可能にすることができる。
本発明の一実施形態に係る鋼板の連続矯正装置の一例の構成を示す模式的断面図である。 本発明の鋼板の連続矯正方法の最初のパスの矯正手順の一実施例を示すフローチャートである。 (a)〜(e)は、図1に示す鋼板の連続矯正装置における鋼板の搬送及び矯正の順序を模式的に示す断面図である。
本発明に係る鋼板の連続矯正方法及び装置を添付の図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る鋼板の連続矯正装置の一実施例の構成を示す模式的断面図である。
同図に示す鋼板の連続矯正装置(以下、ロール矯正設備という)10は、複数枚の鋼板Sを一組にして往復搬送しながら連続して矯正するためのもので、鋼板Sを複数パスで矯正するロール矯正機12と、ロール矯正機12の前面に配置された前面搬送テーブル14と、ロール矯正機12の後面に配置された後面搬送テーブル16と、前面搬送テーブル14の、鋼板Sの停止基準位置に設置された前面停止位置基準センサ18と、後面搬送テーブル16における、鋼板Sが一時停止する際の基準となる停止基準位置に設置された後面停止位置基準センサ20と、前面搬送テーブル14に設置された板厚測定器(平坦度計)22と、ロール矯正機12、前面の搬送テーブル14及び後面の搬送テーブル16による各鋼板Sの搬送を制御するコントローラ24と、を有する。
なお、ここでは、ロール矯正機12の前面とは、矢印aで示す鋼板Sの搬送方向の上流側であり、鋼板Sを複数パスで矯正する場合の最初のパス(又は奇数パス目)を開始する側のことを言う。一方、ロール矯正機12の後面とは、鋼板Sの搬送方向aの下流側で、鋼板Sを複数パスで矯正する場合の偶数パス目を開始する側のことを言う。また、ここでは、上流及び下流は、鋼板Sの搬送方向aに対して定義するものとする。
ロール矯正機12は、互いに千鳥状に配置された、複数、図示例では4つの上矯正ロール26a〜26dと、複数、図示例では5つの下矯正ロール28a〜28eとを有し、その間に被矯正材となる鋼板を通して繰返し曲げ加工を与えるものである。各上矯正ロール26a〜26dの下端及び各下矯正ロール28a〜28eの上端(頂点)は、それぞれ、同一平面内に位置し、鋼板Sの搬送方向aのパスラインbに平行になっている。
ロール矯正機12は、図示ないが、さらに、公知のロール矯正機と同様に、上矯正ロール26a〜26dをそれぞれ支持する上バックアップロールと、この上バックアップロールを軸受けを介して取り付けるための上フレームと、上フレームに取り付けられ、上フレーム、上バックアップロールを介して上矯正ロール26a〜26dによる鋼板Sの圧下率(又は圧下量)を調整する圧下装置、例えば鋼板の入側圧下率を調整する入側圧下装置及び鋼板の出側圧下率を調整する出側圧下装置と、下矯正ロール28a〜28eをそれぞれ支持する下バックアップロールと、この下バックアップロールを軸受けを介して取り付けるための下フレームと、を有する。
ロール矯正機12では、このような構成により、矯正すべき鋼板Sの矯正を開始する前に、コントローラ24によって、矯正対象のこの鋼板Sの予め送られてきている板厚、板幅及び鋼種等の情報に応じて、ロール矯正機12において圧下率の設定(圧下設定ともいう)が行われる。これらの圧下率の設定は、鋼板Sの板厚、板幅及び鋼種に応じた所定の圧下率が設定されるが、上矯正ロール26a〜26dと下矯正ロール28a〜28eとの各々の組み合わせ毎に行われるのが好ましい。
本発明においては、前後の鋼板Sの板厚の差が大きいと、圧下率の設定に時間がかかるので、複数枚の鋼板Sを一組にする場合、鋼板Sの板厚が近いものを一組にするのが好ましいが、板厚の差が他の鋼板Sと大きく異なるものは1枚の鋼板Sのみを一組としても良く、一組にする鋼板Sの枚数には特に制限を設ける必要はない。
なお、本発明においては、複数枚の鋼板Sを一組にして連続矯正を行うので、コントローラ24による一組の複数枚の鋼板Sの矯正のための圧下率(矯正の圧下設定)が各鋼板Sで異なる場合には、各鋼板の矯正を開始する前に、各鋼板の圧下設定を行う必要があるが、矯正のための圧下率(矯正の圧下設定)が各鋼板Sで同一である場合には、圧下設定を行わずに、各鋼板Sをそのまま連続して矯正する。このような場合には、最初に先行して矯正を行う先行の鋼板Sに対しては、予め圧下設定を行うようにするのが好ましい。
図示例のロール矯正機12では、通常、鋼板の下面が通過するラインであるパスラインbに沿った搬送方向aの1パス目において大きな圧下率で強圧下し、次いで、搬送方向aと逆方向(戻り方向)cの2パス目において小さな圧下率で弱圧下して、1往復の2パスで鋼板Sの残留応力を除去し、反り等の形状を平坦に整えることが行われているが、さらに、搬送方向aの3パス目以降、奇数パス目及びその逆方向cの偶数パス目において徐々に圧下率を小さくして圧下することを繰り返しても良い。なお、3パス目以降の奇数パス目、例えば3パス目や5パス目等において、反り等が許容範囲となり、鋼板Sの矯正が完了していると判断される場合には、その逆方向cの偶数パス目、例えば4パス目や6パス目等を省略してもよい。
前面搬送テーブル14は、複数、図示例では10本のテーブルローラ30からなり、コントローラ24の制御の下、図示しないクレーン等により載置された、あるいは、さらに上流から搬送された、ロール矯正機12で矯正されるべき鋼板Sを搬送方向aに搬送したり、停止させたり、ロール矯正機12において1以上のパスで矯正された鋼板Sを搬送方向aと逆方向cに搬送したり、停止させたりするためのものである。
前面搬送テーブル14は、一組をなす複数の鋼板Sを、奇数パス目で、1枚ずつ順次ロール矯正機12に送り込み、偶数パス目で、1枚ずつ順次ロール矯正機12から受け取るもので、一組をなす全ての鋼板Sの矯正が完了したら、これらの一組をなす全ての鋼板Sは図示しないクレーン等により前面搬送テーブル14上から移動される。なお、前述のように、奇数パス目で矯正が完了した場合には、それに続く偶数パス目を省略することができる。この場合、鋼板Sは、後面搬送テーブル16上から、図示しないクレーンなどにより移動され、あるいは、さらに下流へ搬送される。
具体的には、前面搬送テーブル14は、例えば、コントローラ24の制御の下、最初のパス、又は、奇数パス目においては、矯正されるべき鋼板Sを搬送方向aに搬送し、圧下率が設定されている場合にそのまま、圧下率が未設定の場合には後述するように搬送を停止して圧下率設定後、ロール矯正機12に送り込み、先行する鋼板Saがロール矯正機12で矯正されている間、この鋼板Saの後に矯正が開始される後行の鋼板Sbを搬送方向aに搬送し、コントローラ24による圧下設定が異なる場合には、その後行の鋼板Sbを一時停止する際の基準となる停止基準位置Paに停止させ、コントローラ24による圧下設定が同一である場合には、後行の鋼板Sbを停止基準位置Paに停止させること無く、そのまま搬送方向aに連続搬送してロール矯正機12に送り込む。ここで、停止基準位置Paは、奇数パス目において矯正されるべき鋼板Sを停止させる際に、その下流側先端が停止する位置であり、前面搬送テーブル14上の、ロール矯正機12に近接した所定の位置である。なお、偶数パス目において矯正され、ロール矯正機12を抜けた鋼板Sを停止基準位置Paで一時停止させるようにしても良い。
一方、前面搬送テーブル14は、例えば、コントローラ24の制御の下、戻りのパス、即ち偶数パス目においては、ロール矯正機12から、往復パスで矯正されて、逆方向cに抜けた鋼板Sを、コントローラ24による圧下設定が異なる場合には、必要に応じて、逆方向cに搬送し、後行の鋼板Sがロール矯正機12で矯正されている間、その下流側先端が停止基準位置Paに来るように停止させる。一方、コントローラ24による圧下設定が同一である場合には、ロール矯正機12から逆方向cに抜けた鋼板Sを停止基準位置Paに停止させることなく搬送しても良い。
なお、前面搬送テーブル14は、2枚以上の鋼板Sを同時に搬送するものでも良いのはもちろんである。
また、奇数パス目では、コントローラ24の制御の下、先行する鋼板Sがロール矯正機12で矯正されている間に、前面搬送テーブル14が2枚以上の後行の鋼板Sを同時に搬送する場合、コントローラ24による圧下設定が異なる場合には、前面搬送テーブル14は、ロール矯正機12に最も近い1枚の後行の鋼板Sを停止基準位置Paに停止させ、その後に続く1枚以上の後行の鋼板Sを、その時点の位置で停止させて、停止した2枚以上の後行の鋼板Sの間に、衝突しないように、所定の間隔を空けておくのが好ましい。これに対し、コントローラ24による圧下設定が同一である場合には、前面搬送テーブル14は、ロール矯正機12に最も近い1枚の後行の鋼板Sを停止基準位置Paに停止させることなく搬送して、ロール矯正機12に送り込み、2枚以上の後行の鋼板Sを同時に搬送することを続けても良い。
また、偶数パス目では、コントローラ24の制御の下、前面搬送テーブル14が2枚以上の後行の鋼板Sを同時に搬送する場合、ロール矯正機12を抜けた矯正済鋼板Sを受け取り、必要に応じて、逆方向cに搬送して、停止基準位置Paに停止させ、その上流側にある先行する1枚以上の鋼板Sを、その時点の位置で停止させ、停止した2枚以上の先行する鋼板Sの間に所定の間隔を空けておくのが好ましい。これに対し、コントローラ24による圧下設定が同一である場合には、前面搬送テーブル14は、矯正済鋼板Sを停止基準位置Paに停止させることなく、2枚以上の後行の鋼板Sを同時に搬送することを続けとも良い。
一方、後面搬送テーブル16は、複数、図示例では10本のテーブルローラ30からなり、基本的に、前面搬送テーブル14と基本的に同様の構成及び機能を有するもので、コントローラ24の制御の下、矯正済鋼板Sを搬送方向aに搬送して、停止させ、また、矯正済鋼板Sを逆方向cに搬送して、停止させたりするためのものである。
後面搬送テーブル16は、一組をなす複数の鋼板Sを、奇数パス目で、1枚ずつ順次ロール矯正機12から受け取り、全ての鋼板Sを受け取った後に、偶数パス目で、1枚ずつ順次全てのロール矯正機12に送り込む。
具体的には、後面搬送テーブル16は、例えば、コントローラ24の制御の下、最初のパス、又は、奇数パス目においては、ロール矯正機12で矯正され、ロール矯正機12を抜けた先行の鋼板Sを受け取り、先行の鋼板Sと後行の鋼板はSで、コントローラ24による圧下設定が異なる場合には、必要に応じて、搬送方向aに搬送して、受け取った先行の鋼板Sを一時停止させる際の基準となる停止基準位置Pbに停止させ、後行の鋼板Sがロール矯正機12で矯正されている間、その位置に停止させておく。ここで、停止基準位置Pbは、奇数パス目においてロール矯正機12を抜けた矯正済鋼板Sを一時停止させる際に、前述の矯正済鋼板Sの上流側端部が停止する位置であり、後面搬送テーブル16上の、ロール矯正機12に近接した所定の位置であると共に、偶数パス目において、ロール矯正機12に送り込む前に、鋼板Sを停止させる際に、その上流側端部が停止する位置でもある。
また、後面搬送テーブル16は、同様に、圧下設定が異なる場合には、コントローラ24の制御の下、奇数パス目において、後行の鋼板Sbがロール矯正機12を抜ける前に、停止基準位置Pbに停止していた先行の鋼板Saを搬送方向aに搬送して、衝突しないように、所定の間隔を空けて、ロール矯正機12を抜けた後行の鋼板Sbを受け取り、同様に、停止基準位置Pbに停止させておき、一組をなす全ての鋼板Sを受け取るまで、順次矯正済鋼板Sの停止基準位置Pbへの停止及び搬送を繰り返す。こうして、後面搬送テーブル16は、2枚以上の鋼板Sを、同時に搬送し、それぞれ所定の間隔を空けて停止させる。
また、後面搬送テーブル16は、同様に、圧下設定が異なる場合には、コントローラ24の制御の下、一組をなす全ての鋼板Sを受け取った後に、偶数パス目で、停止基準位置Pbに停止している矯正済鋼板Sを、その圧下率を設定後、逆方向cに搬送して、ロール矯正機12に送り込むと共に、送り込まれた矯正済鋼板Sが再度矯正されている間に、後続の全ての矯正済鋼板Sをさらに逆方向cに搬送して、次の矯正済鋼板Sの上流側端部が停止基準位置Pbに来たときに、後続の全ての矯正済鋼板Sをその位置で所定の間隔を空けて停止させる。
後面搬送テーブル16は、圧下設定が異なる場合には、コントローラ24の制御の下、一組をなす全ての矯正済鋼板Sがロール矯正機12に送り込まれるまで、1枚ずつ順次矯正済鋼板Sのロール矯正機12への送り込み、並びに後続の矯正済鋼板Sの逆方向cへの搬送及び停止基準位置Pbや所定間隔を空けた位置への停止を繰り返す。
なお、上述したように、先行の鋼板Sと後行の鋼板はSで、コントローラ24による圧下設定が異なる場合には、後面搬送テーブル16は、奇数パス目においてロール矯正機12を抜けた矯正済鋼板S、及び、偶数パス目においてロール矯正機12に送り込む前の鋼板Sを停止基準位置Pbに停止させるが、圧下設定が同一である場合には、後面搬送テーブル16は、奇数パス目においても、偶数パス目においても、鋼板Sを、停止基準位置Pbに停止させることなく、そのまま搬送させるのが良い。
なお、奇数パス目で矯正が完了した場合には、それに続く偶数パス目を省略することができる。この場合、鋼板Sは、後面搬送テーブル16上から、図示しないクレーンなどにより移動され、あるいは、さらに下流へ搬送される。
また、前面搬送テーブル14及び後面搬送テーブル16において、前後2枚の鋼板Sの間に空ける所定の間隔は、停止する時や搬送が開始された時に、前後2枚の鋼板Sが衝突しない間隔であれば、どのような間隔でも良いが、例えば1mや1.5mであれば良い。
前面停止位置基準センサ18は、鋼板Sの下流側端部(先端)が一時停止する際の基準となる位置である停止基準位置Paに来たことを検出するための位置センサであり、前面搬送テーブル14上の停止基準位置Paに設置される。後面停止位置基準センサ20は、鋼板Sの上流側端部(後端)が一時停止する際の基準となる位置である停止基準位置Pbに来たことを検出するための位置センサであり、後面搬送テーブル16上の停止基準位置Pbに設置される。
なお、前面停止位置基準センサ18及び後面停止位置基準センサ20は、鋼板Sの一方の端部がそれぞれ停止基準位置Pa及びPbに来たことを検出できればどのようなものでも良いが、例えば、発光受光素子からなるフォトインタラプタや光電管等の鋼板Sの光の遮断/通過を検出する光学センサや光電素子を用いたセンサ等が好ましく、例えば、受光状態でオフ、遮光状態でオンとなるセンサ等を用いることができる。前面停止位置基準センサ18及び後面停止位置基準センサ20の検出結果は、コントローラ24に送信され、前面搬送テーブル14及び後面搬送テーブル16における鋼板Sの搬送・停止の制御、並びにロール矯正機12における鋼板Sの矯正・搬送の制御に用いられる。
また、前面停止位置基準センサ18と後面停止位置基準センサ20の個数及びその設置位置も、搬送される種々の鋼板Sを全て検知することができる個数や位置であれば特に制限的ではなく、例えば停止基準位置Pa及びPbにおいてパスラインbと直交する鋼板Sの幅方向の中心に1個設置するのが好ましいが、中心に限定されず、その幅方向の1直線上のどの位置に設置しても良いし、その幅方向の1直線に沿って複数個設置しても良い。また、前面停止位置基準センサ18において、鋼板Sの位置、即ち下流側端部及び上流側端部の位置が検出(検知)された後、鋼板Sの搬送及び停止は、搬送速度も含めてコントローラ24で制御されるので、後面搬送テーブル16上における鋼板Sの停止位置、停止基準位置Pbに停止している鋼板Sの上流側端部の位置を算出することができる。このため、後面停止位置基準センサ20は設置しなくても良いが、位置検出の精度や、前面搬送テーブル14、後面搬送テーブル16及びロール矯正機12等の搬送設備等の搬送不良やトラブル等の観点から設置した方が好ましい。
板厚測定器22は、前面搬送テーブル14に設置され、矯正する前に矯正対象の鋼板Sの板厚を測定し、コントローラ24において、予め上位計算機(図示せず)から送られてきている矯正対象の各鋼板Sの板厚情報と一致するか否かのを確認し、測定された板厚と予め送られてきている板厚情報とが異なる場合に、板厚情報に基づいて圧下設定されたロール矯正機12に、特に、上矯正ロール26a〜26dと下矯正ロール28a〜28eとの間に異常噛込みを発生させたり、設備損傷等が発生したりすることを事前に回避し、防止するためのものである。
本発明では、板厚測定器22は、鋼板Sの板厚が概略測定できれば、どのようなものでも良く、特に制限はないが、図示例のように、上下に複数のレーザ距離計等からなる平坦度計22a,22bの一部を板厚測定器22と兼用としても良い。
なお、ここでは、各パスでの矯正実績を把握するために、レーザ距離計を、搬送方向aと直交する鋼板Sの板幅方向に必要数だけ複数個略等間隔に配置した平坦度計22a及び22bが、それぞれ鋼板Sの搬送路の表面側及び裏面側に設置されており、それぞれ鋼板Sの表面及び裏面の平坦度を計測している。平坦度計22a,22bは、それぞれ複数のレーザ距離計から射出され、それぞれ鋼板Sの表面及び裏面で反射されたレーザ光で測定することにより、平坦度計22a,22bと鋼板Sの表面、裏面との距離を測定し、反射面である鋼板Sの表面及び裏面の平坦度を計測することができるものである。これらの平坦度計22a,22bは、それぞれ鋼板Sの幅方向の同一の1直線に沿って複数個設置するのが好ましい。
そこで、本発明では、これらの平坦度計22a,22bを構成するレーザ距離計の中のいくつかのレーザ距離計を、互いに鋼板Sの表面側と裏面側で対応させて配置し、板厚測定器22として兼用することができる。
例えば、鋼板Sの裏側の平坦度計22bで鋼板Sの平坦度を計測する場合には、平坦度計22bを構成するレーザ距離計は、平坦度の計測に必要な個数を設置するのがよい。また、例えば、鋼板Sの表側の平坦度計22aを鋼板Sの板厚を測定するために板厚測定器22として兼用する場合には、平坦度計22aを構成するレーザ距離計の個数は平坦度計22bを構成するレーザ距離計の個数より少なくても良いが、設置する位置は、平坦度計22bを構成するレーザ距離計の設置位置に対応する位置とするのが好ましい。
なお、板厚測定器22は必ずしも設ける必要はないが、図示しないクレーン等によって、鋼板Sを前面搬送テーブル14上に載置する際に、誤って、2枚の鋼板Sを重ねて載置したり、異なる板厚の鋼板Sを載置したり、載置する順序を間違えて載置したりすることは起こり得るので、異常噛込みや設備損傷等の発生防止などの安全性の面から設置した方が好ましい。なお、平坦度計22a,22bによる鋼板Sの表裏面の平坦度測定と板厚測定器22による鋼板Sの板厚測定は、鋼板の搬送中に連続的に実行される。
そして、この実施形態においては、上記のように構成されたロール矯正設備10を用いて、複数の鋼板Sを一組にして往復搬送しながら複数パスで矯正しているが、その際に、コントローラ24は、上記計算機から送られてきた各鋼板Sの板厚情報等や、前面及び後面の停止位置基準センサ18及び20の検知結果を受け取り、これらの情報や検知結果に基づいて、ロール矯正機12、前面搬送テーブル14及び後面搬送テーブル16における各鋼板Sの搬送を制御するものである。なお、コントローラ24は、このような制御ができれば、どのような制御装置であっても良い。
本発明に係る鋼板の連続矯正装置(ロール矯正設備)は、基本的に以上のように構成される。
以下に、図2及び図3を参照して、本発明の鋼板の連続矯正方法について説明する。
図2は、本発明の鋼板の連続矯正方法の最初のパス、1パス目の矯正手順の一実施例を示すフローチャートであり、図3(a)〜(e)は、図1に示す鋼板の連続矯正装置(ロール矯正設備)における鋼板の搬送及び矯正の順序を模式的に示す断面図である。
なお、ここでは、代表例として、2枚の鋼板Sa、Sbを一組とした場合について説明する。なお、ロール矯正設備10には、鋼板Sa、鋼板Sbの順で搬送されてきたものとしている。したがって、奇数パス目(上流側から下流側に向かうパス)では、鋼板Saが先行材、鋼板Sbが後行材となり、偶数パス目(下流側から上流側に向かうパス)では、鋼板Sbが先行材、鋼板Saが後行材となる。
まず、ステップS10において、前面搬送テーブル14の入り側付近に設置された図示しないクレーン等を使用して、図3(a)に示すように、前面搬送テーブル14上に鋼板Saを載置し、前面搬送テーブル14を駆動してテーブルローラ30を回転駆動させて鋼板Sを搬送し前進させて停止させる。続いて、同様にして、鋼板Sbを所定間隔を開けて前面搬送テーブル14上に載置して前面搬送テーブル14を駆動して2つの鋼板Sa及びSbを同時に搬送開始させる。この時、圧下設定に要する時間を極力短縮するために、鋼板Saの板厚に対してできるだけ近い板厚を有する鋼板Sbを組み合わせる。
ステップS12において、板厚測定器22によって搬送中の鋼板Saの板厚を測定し、上位計算機(図示せず)から送られてきた鋼板Saの板厚情報と一致していることを確認する。ここで、搬送中の鋼板Saの測定板厚と鋼板Saの板厚情報との一致確認は、後述するステップS14の鋼板Saの一時停止中に行われても良い。なお、偶数パス目では、鋼板Saと鋼板Sbの搬送方向が逆転するので、本ステップは不要である。
次に、ステップS14において、鋼板Saの下流側端部(先端部)が通過して前面停止位置基準センサ18がオン(ON)となり、鋼板Saの先端部を検出したら、図3(b)に示すように、鋼板Saと鋼板Sbをそれぞれの位置で一時停止させる。ここで、鋼板Saは、停止基準位置Paで停止する。
次に、ステップS16において、停止中に、鋼板Saに対するロール矯正機12の圧下設定を行う。次いで、圧下設定が完了したら、ステップS18において、前面搬送テーブル14を駆動して鋼板Saと鋼板Sbを同時に搬送し、鋼板Saをロール矯正機12に送り込み、鋼板Saの1パス目の矯正を行う。なお、既に、停止基準位置Paでの鋼板Saの停止時点で、鋼板Saに対するロール矯正機12の圧下設定が完了している場合には、停止後直ちに、若しくは停止せずにそのまま、連続して鋼板Saをロール矯正機12に送り込んでも良い。
次に、ステップS20において、前面搬送テーブル14を駆動して、鋼板Saをロール矯正機12に送り込むのと同時に、鋼板Sbを搬送して前進させ、搬送中の鋼板Sbの板厚を板厚測定器22によって測定し、上位計算機(図示せず)から送られてきた鋼板Sbの板厚情報と一致していることを確認する。ここで、搬送中の鋼板Sbの測定板厚と鋼板Sbの板厚情報との一致確認は、後述するステップS22の鋼板Sbの一時停止中に行われても良い。なお、偶数パス目では、鋼板Saと鋼板Sbの搬送方向が逆転するので、本ステップは不要である。
次に、ステップS21において、先行の鋼板Saと後行の鋼板Sbとで、コントローラ24による圧下設定が同一であるか否かの判定を行う。
判定の結果、コントローラ24による圧下設定が同一である場合には、ステップS20の板厚測定に引き続き、前面搬送テーブル14が駆動されて鋼板Sbが前進された結果、鋼板Sbの先端部が通過して前面停止位置基準センサ18がオン(ON)となり、鋼板Sbの先端部が検出されても、前面搬送テーブル14は、鋼板Sbを停止基準位置Paに停止させることなく連続して搬送して、後述するステップS28に移行し、鋼板Sbをロール矯正機12に送り込む。
一方、判定の結果、コントローラ24による圧下設定が異なる場合には、ステップS22に移行する。
次に、ステップS22においては、ステップS20の板厚測定に引き続き、前面搬送テーブル14が駆動されて鋼板Sbが前進された結果、鋼板Sbの先端部が通過して前面停止位置基準センサ18がオン(ON)となり、鋼板Sbの先端部を検出したら、図3(c)に示すように、鋼板Sbをその位置で一時停止させる。ここで、鋼板Sbは、停止基準位置Paで停止する。
次いで、ステップS24において、ロール矯正機12を抜け、後面搬送テーブル3上に移動された鋼板Saは、後面搬送テーブル16の駆動によって搬送方向aに搬送される。その後、鋼板Saの上流側端部(後端部)が通過して後面停止位置基準センサ20がオフ(OFF)となり、鋼板Saの後端部を検出したら、図3(d)に示すように、鋼板Saをその位置、即ち停止基準位置Pbで一時停止させる。
次に、ステップS26において、鋼板Saの停止中に、鋼板Sbに対するロール矯正機12の圧下設定を行う。次いで、圧下設定が完了したら、ステップS28に移行する。
次に、鋼板Sbの圧下設定が鋼板Saと同一である場合や、鋼板Sbの圧下設定が完了している場合には、ステップS28において、前面搬送テーブル14を駆動して鋼板Sbを搬送し、鋼板Sbをロール矯正機12に送り込み、鋼板Sbの1パス目の矯正を行う。即ち、鋼板Sbの圧下設定が鋼板Saと異なり、既に、停止基準位置Paでの鋼板Sbの停止時点で、鋼板Sbに対するロール矯正機12の圧下設定が完了している場合には、停止後直ちに、若しくは停止せずにそのまま、連続して鋼板Sbをロール矯正機12に送り込んでも良い。
なお、上述したように、先行の鋼板Saと後行の鋼板Sbとで、コントローラ24による圧下設定が同一である場合には、前面停止位置基準センサ18で鋼板Sbの先端部が検知された場合であっても、前面搬送テーブル14は、鋼板Sbを停止基準位置Paに停止させることなく連続して搬送するので、ステップS28において、鋼板Sbをロール矯正機12に送り込み、鋼板Sbの矯正を、鋼板Saの矯正に連続して行う。このため、先行して矯正される鋼板Saがロール矯正機12を抜け、後面搬送テーブル3上に移動されて、後面搬送テーブル3によって搬送され、後面停止位置基準センサ20によって鋼板Sbの後端部が検出されても、後面搬送テーブル3は、鋼板Saを停止基準位置Pbで停止させること無く搬送するのが良い。
そして、ステップS28に続くステップS30において、圧下設定が同一である場合には、例えば、鋼板Sbがロール矯正機12で矯正されている間も、鋼板Saを後面搬送テーブル16で下流側に搬送し続け、圧下設定が異なる場合には、ロール矯正機12で矯正されている鋼板Sbが鋼板Saに所定間隔、例えば1.0mまで近づいてきたら、後面搬送テーブル16を駆動して鋼板Saをさらに下流側に搬送すると共に、ロール矯正機12を抜け、後面搬送テーブル3上に移動された鋼板Sbは、搬送方向aに搬送される。その後、鋼板Sbの後端部が通過して後面停止位置基準センサ20がオフ(OFF)となり、鋼板Sbの後端部を検出した時点で、図3(e)に示すように、鋼板Sa及び鋼板Sbをそれぞれの位置で一時停止させる。即ち、鋼板Sa及び鋼板Sbは、ロール矯正機12に対して後面停止位置基準センサ20の外側にそれぞれ一時停止する。これによって、1パス目の矯正が終了となる。
なお、図3(e)に示す鋼板Sa及び鋼板Sbは、ステップS10を説明するための図3(a)に示す鋼板Sb及び鋼板Saと、それぞれロール矯正機12に対する後面及び前面停止位置基準センサ20及び18の外側にそれぞれ停止している点では同様である。
したがって、2パス目の鋼板Sb及び鋼板Saの矯正は、上述した1パス目のステップS10〜S30の各手順に基づいて行えば良いので、詳細な説明は省略する。しかし、2パス目の鋼板Sb及び鋼板Saの搬送方向は、1パス目の鋼板Saと鋼板Sbの搬送方向aと逆転し、その逆方向cとなり、鋼板Sbが先行材、鋼板Saが後行材となるので、各ステップの説明において、鋼板Saと鋼板Sbとを互いに入れ替え、また、前面搬送テーブル14と後面搬送テーブル16とを互いに入れ替え、前面停止位置基準センサ18と後面停止位置基準センサ20とを互いに入れ替える必要がある。
なお、3パス目以降の矯正が繰り返される場合には、奇数パス目の矯正を、1パス目のステップS10〜S30の各手順に基づいて、偶数パス目の矯正を2パス目の矯正の各ステップの各手順に基づいて行えば良い。
そして、予め設定された回数の往復パスが終了すると、再び前面搬送テーブル14付近に設置されたクレーン(図示せず)等を使用して、鋼板Sa、鋼板Sbが前面搬送テーブル14上から移動され、次工程に供される。ここで、奇数パス目で矯正が完了した場合には、それに続く偶数パス目を省略することができる。この場合、鋼板Sは、後面搬送テーブル16上から、図示しないクレーンなどにより移動され、あるいは、さらに下流へ搬送される。
なお、図2に示す鋼板の連続矯正方法では、ステップS21において、先行の鋼板Saと後行の鋼板Sbとで、コントローラ24による圧下設定が同一であるか否かの判定を行い、その判定結果に基づいて、必要なステップを行っているが、本発明はこれに限定されず、予め圧下設定が異なることが既知の1組の鋼板を矯正する場合には、ステップS20に引き続いてステップ22〜30を連続して行って良いし、予め圧下設定が同一であることが既知の1組の鋼板を矯正する場合には、ステップS20に引き続いてステップ28〜30を連続して行って良い。
以上が、2枚の鋼板Sa、Sbを一組とした場合の手順であるが、搬送される鋼板Sの長さに対して前面及び後面搬送テーブル14及び16の長さに十分余裕がある場合には、3枚以上の鋼板Sを一組とした場合でも上記と同様の手順によって行えばよい。即ち、一組とする鋼板Sの枚数は、それらの鋼板Sの長さと前面及び後面搬送テーブル14及び16の長さに応じて適宜設定すればよい。
但し、その際に、鋼板Sの板厚が同一でない板厚の差が大きい鋼板が混在している場合には、各鋼板Sのパス回数が同じになるようにロール矯正機12の圧下設定をそれぞれの鋼板について個別に行うか、あるいは、パス回数が少なくてすむ鋼板Sには矯正を行わないパス(空パス)を設けて各鋼板Sのパス回数が同じになるようにしても良い。
以上述べたように、この実施形態においては、例えば、2枚の鋼板Sa、Sbを一組にして往復搬送しながらロール矯正機12によって矯正するようにしているので、矯正ピッチ、即ち、鋼板Saの矯正開始から鋼板Sbの矯正開始までの間隔が短縮され、生産性を向上させることができる。特に、先行して矯正される先行の鋼板S(Sa)とその後に続いて矯正される後行の鋼板S(Sb)とのコントローラ24による圧下設定が同一である場合には、圧下設定のために、後行の鋼板S(Sb)を停止基準位置PaやPbで停止させる必要が無く、先行の鋼板S(Sa)と後行の鋼板S(Sb)とを連続して矯正することができるので、矯正ピッチをさらに短縮することができ、生産性をさらに向上させることができる。
本発明の鋼板の連続矯正方法は、基本的に以上のように構成される。
以上、本発明の鋼板の連続矯正方法及び装置について実施形態及び実施例を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10 鋼板の連続矯正装置(ロール矯正設備)
12 ロール矯正機
14 前面搬送テーブル
16 後面搬送テーブル
18 前面停止位置基準センサ
20 後面停止位置基準センサ
22 板厚測定器
22a、22b 平坦度計
24 コントローラ
26a〜26d 上矯正ロール
28a〜28e 下矯正ロール
30 テーブルローラ
S、Sa、Sb 鋼板

Claims (18)

  1. 鋼板をロール矯正機によって複数パスで矯正するに際し、複数枚の鋼板を一組にして同時に搬送を開始し、前記一組の前記複数の鋼板を一組にして往復搬送しながら、前記一組の前記複数の鋼板に対する圧下設定が同一であるか否かの判定を行い、該判定を行った結果、前記一組の前記複数の鋼板の内の前記ロール矯正機において先に矯正を開始する先行の鋼板と、該先行の鋼板に続いて矯正を開始する後行の鋼板との圧下設定が同一である場合、又は前記先行の鋼板と前記後行の鋼板との圧下設定が異なり、前記後行の鋼板が前記ロール矯正機に送り込まれる前に、前記後行の鋼板に対する前記ロール矯正機の圧下設定が完了している場合には、前記後行の鋼板を停止させることなく、前記先行の鋼板と前記後行の鋼板とを連続して矯正することを特徴とする鋼板の連続矯正方法。
  2. 前記一組の前記複数の鋼板に対する矯正の圧下設定が同一である場合には、前記ロール矯正機において先に矯正を開始する先行の鋼板を矯正中に、同時に、前記先行の鋼板に続いて矯正を開始する後行の鋼板を矯正することを特徴とする請求項に記載の鋼板の連続矯正方法。
  3. 前記ロール矯正機の前面の搬送テーブルにおいて、前記一組の各鋼板が一時停止する際の基準となる停止基準位置に前面停止位置基準センサを設置し、各鋼板の板厚情報及び前記前面停止位置基準センサの検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の鋼板の連続矯正方法。
  4. 前記ロール矯正機の後面の搬送テーブルにおいて、前記一組の各鋼板が一時停止する際の基準となる停止基準位置に後面停止位置基準センサを設置し、各鋼板の板厚情報と前記後面停止位置基準センサの検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御することを特徴とする請求項3に記載の鋼板の連続矯正方法。
  5. 鋼板をロール矯正機によって複数パスで矯正するに際し、複数枚の鋼板を一組にして同時に搬送を開始し、前記一組の前記複数の鋼板を一組にして往復搬送しながら連続して矯正し、
    前記一組の前記複数の鋼板に対する矯正の圧下設定が同一である場合には、前記ロール矯正機において先に矯正を開始する先行の鋼板を矯正中に、同時に、前記先行の鋼板に続いて矯正を開始する後行の鋼板を矯正することを特徴とする鋼板の連続矯正方法。
  6. 前記ロール矯正機の前面の搬送テーブルにおいて、前記一組の各鋼板が一時停止する際の基準となる停止基準位置に前面停止位置基準センサを設置し、各鋼板の板厚情報及び前記前面停止位置基準センサの検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御することを特徴とする請求項に記載の鋼板の連続矯正方法。
  7. 前記ロール矯正機の後面の搬送テーブルにおいて、前記一組の各鋼板が一時停止する際の基準となる停止基準位置に後面停止位置基準センサを設置し、各鋼板の板厚情報と前記後面停止位置基準センサの検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御することを特徴とする請求項に記載の鋼板の連続矯正方法。
  8. 前記ロール矯正機において先に矯正を開始する前記先行の鋼板と前記先行の鋼板に続いて矯正を開始する前記後行の鋼板とについて、矯正の圧下設定が同一である場合には、
    前記先行の鋼板に続いて前記後行の鋼板が前記前面停止位置基準センサで検知されても、前記後行の鋼板を前記前面の搬送テーブルの前記停止基準位置で一時停止させることなく、前記先行の鋼板が前記ロール矯正機による矯正を受けて前記ロール矯正機を抜ける前に、前記後行の鋼板を前記ロール矯正機に送り込むこととし、
    前記先行の鋼板と前記後行の鋼板とについて、矯正の圧下設定が異なる場合には、
    前記先行の鋼板に続いて前記後行の鋼板が前記前面停止位置基準センサで検知された時点で、前記後行の鋼板を前記前面の搬送テーブルの前記停止基準位置で一時停止させ、
    前記先行の鋼板が前記ロール矯正機による矯正を受けて前記ロール矯正機を抜け、前記後面の搬送テーブル上に移動し、かつ前記後行の鋼板に対する前記ロール矯正機の圧下設定が完了した時点で、前記前面の搬送テーブル上で一時停止していた前記後行の鋼板を前記ロール矯正機に送り込むことを特徴とする請求項またはに記載の鋼板の連続矯正方法。
  9. 前記ロール矯正機の前記前面の搬送テーブルに板厚測定手段を設置して、この板厚測定手段によって各鋼板の板厚を確認することを特徴とする請求項3、4、及び6〜8のいずれか1項に記載の鋼板の連続矯正方法。
  10. 鋼板を矯正するロール矯正機と、
    前記ロール矯正機の前面に配置され、前記ロール矯正機において矯正されている鋼板の後に矯正が開始される少なくとも1枚の鋼板を搬送する、又は停止させておく前面の搬送テーブルと、
    前記ロール矯正機の後面に配置され、前記ロール矯正機において先に矯正された少なくとも1枚の鋼板を搬送する、又は停止させておく後面の搬送テーブルと、
    複数枚の鋼板を一組にして、前記ロール矯正機、並びに前記前面の搬送テーブル及び/又は前記後面の搬送テーブルで同時に往復搬送しながら鋼板を前記ロール矯正機によって複数パスで連続して矯正するように、前記ロール矯正機、前記前面の搬送テーブル及び前記後面の搬送テーブルによる各鋼板の搬送を制御するコントローラとを有し、
    前記コントローラは、前記ロール矯正機、並びに前記前面の搬送テーブル及び/又は前記後面の搬送テーブルにおいて、前記一組の前記複数の鋼板の搬送を同時に開始すると共に、前記一組の前記複数の鋼板に対する圧下設定が同一であるか否かの判定を行い、該判定を行った結果、前記一組の前記複数の鋼板の内の前記ロール矯正機において先に矯正を開始する先行の鋼板と、該先行の鋼板に続いて矯正を開始する後行の鋼板との圧下設定が同一である場合、又は前記先行の鋼板と前記後行の鋼板との圧下設定が異なり、前記後行の鋼板が前記ロール矯正機に送り込まれる前に、前記後行の鋼板に対する前記ロール矯正機の圧下設定が完了している場合には、前記後行の鋼板を停止させることなく、前記先行の鋼板と前記後行の鋼板とを連続して矯正するように制御することを特徴とする鋼板の連続矯正装置。
  11. 前記コントローラは、前記一組の前記複数の鋼板に対する矯正の圧下設定が同一である場合には、前記ロール矯正機において先に矯正を開始する先行の鋼板を矯正中に、同時に、前記先行の鋼板に続いて矯正を開始する後行の鋼板を矯正するように制御することを特徴とする請求項10に記載の鋼板の連続矯正装置。
  12. さらに、前記前面の搬送テーブルの、前記一組の各鋼板が一時停止する際の基準となる停止基準位置に設置された前面停止位置基準センサを有し、
    前記コントローラは、前記一組の各鋼板の板厚情報及び前記前面停止位置基準センサの検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御する請求項10または11に記載の鋼板の連続矯正装置。
  13. さらに、前記後面の搬送テーブルの、前記一組の各鋼板が一時停止する際の基準となる停止基準位置に設置された後面停止位置基準センサを有し、
    前記コントローラは、前記一組の各鋼板の板厚情報及び前記後面停止位置基準センサの検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御する請求項12に記載の鋼板の連続矯正装置。
  14. 鋼板を矯正するロール矯正機と、
    前記ロール矯正機の前面に配置され、前記ロール矯正機において矯正されている鋼板の後に矯正が開始される少なくとも1枚の鋼板を搬送する、又は停止させておく前面の搬送テーブルと、
    前記ロール矯正機の後面に配置され、前記ロール矯正機において先に矯正された少なくとも1枚の鋼板を搬送する、又は停止させておく後面の搬送テーブルと、
    複数枚の鋼板を一組にして、前記ロール矯正機、並びに前記前面の搬送テーブル及び/又は前記後面の搬送テーブルで同時に往復搬送しながら鋼板を前記ロール矯正機によって複数パスで連続して矯正するように、前記ロール矯正機、前記前面の搬送テーブル及び前記後面の搬送テーブルによる各鋼板の搬送を制御するコントローラとを有し、
    前記コントローラは、前記ロール矯正機、並びに前記前面の搬送テーブル及び/又は前記後面の搬送テーブルにおいて、前記一組の前記複数の鋼板の搬送を同時に開始するように制御するとともに、前記一組の前記複数の鋼板に対する矯正の圧下設定が同一である場合には、前記ロール矯正機において先に矯正を開始する先行の鋼板を矯正中に、同時に、前記先行の鋼板に続いて矯正を開始する後行の鋼板を矯正するように制御することを特徴とする鋼板の連続矯正装置。
  15. さらに、前記前面の搬送テーブルの、前記一組の各鋼板が一時停止する際の基準となる停止基準位置に設置された前面停止位置基準センサを有し、
    前記コントローラは、前記一組の各鋼板の板厚情報及び前記前面停止位置基準センサの検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御する請求項14に記載の鋼板の連続矯正装置。
  16. さらに、前記後面の搬送テーブルの、前記一組の各鋼板が一時停止する際の基準となる停止基準位置に設置された後面停止位置基準センサを有し、
    前記コントローラは、前記一組の各鋼板の板厚情報及び前記後面停止位置基準センサの検知結果に基づいて、各鋼板の搬送を制御する請求項15に記載の鋼板の連続矯正装置。
  17. 前記コントローラは、前記ロール矯正機において先に矯正を開始する前記先行の鋼板と前記先行の鋼板に続いて矯正を開始する前記後行の鋼板とについて、矯正の圧下設定が同一である場合には、前記先行の鋼板に続いて前記後行の鋼板が前記前面停止位置基準センサで検知されたことを示す検知結果を受けても、前記後行の鋼板を前記前面の搬送テーブルの前記停止基準位置で一時停止させることなく、前記先行の鋼板が前記ロール矯正機による矯正を受けて前記ロール矯正機を抜ける前に、前記後行の鋼板を前記ロール矯正機に送り込むように制御し、前記先行の鋼板と前記後行の鋼板とについて、矯正の圧下設定が異なる場合には、前記先行の鋼板に続いて前記後行の鋼板が前記前面停止位置基準センサで検知されたことを示す検知結果を受けて、前記後行の鋼板を前記前面の搬送テーブルの前記停止基準位置で一時停止させ、
    前記先行の鋼板が前記ロール矯正機による矯正を受けて前記ロール矯正機を抜け、前記後面の搬送テーブル上に移動したことを示す情報、及び前記後行の鋼板に対する前記ロール矯正機の圧下設定が完了したことを示す情報を受けて、前記前面の搬送テーブル上で一時停止していた前記後行の鋼板を前記ロール矯正機に送り込むように制御することを特徴とする請求項15または16に記載の鋼板の連続矯正装置。
  18. さらに、前記ロール矯正機の前記前面の搬送テーブルに設置された板厚測定手段を有し、
    前記コントローラは、前記板厚測定手段によって各鋼板の板厚を確認することを特徴とする請求項12、13、及び15〜17のいずれか1項に記載の鋼板の連続矯正装置。
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