JPS62173027A - 帯板レベラ用圧下量補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、帯板の残留歪み等を除去して形状矯正を行う
帯板レベラにおいて、予め設定されたレベリングロール
の圧下量を高精度に補償する圧下量補正装置に関する。

〈従来の技術〉 帯板レベラは、圧延された帯板を複数のレベリングロー
ルにて繰り返し曲げ、帯板の残留歪み等を除去して曲が
りぐせ等の矯正を行うものであるが、従来の厚板用のレ
ベラではプレートミルからの出側板厚を基に圧下量を設
定している。レベラは大型ロールで構成された主しベラ
と小径ロールを小ピツチに配列した前置レベラとの合体
構造物として厚物から薄物まで広い範囲の矯正ができる
機構となっており、帯板をリバースしつつレベリングす
る。

〈発明が解決しようとする問題点〉 従来の帯板レベラではプレートミル出側の帯板の板厚値
に基づいて圧下量を設定しているが、実際には板厚値を
読み取ってから運転室にてレベリングロールの圧下量を
制御しているため、圧下精度が悪くなる点を有している
。又、レベリングロールを圧下操作した時に弾性変形等
によρレベリングロールカ逃ケ、適正圧下量に修正する
迄パス回数が必要である。

本発明はかかる従来の帯板レベラにおける上述し九種々
の不具合に鑑み、レベリングロールの逃げを補償して高
精度な圧下を実現し得る帯板レベラ用圧下量補正装置を
提供することを目的とする。

〈問題点を解決するための手板〉 本発明の帯板レベラ用圧下量補正装置は、帯板を挾んで
対向し且つ帯板を矯正する複数のレベリングロールと、
帯板に対するレベリングロールの圧下量を設定するレベ
ラ圧下駆動装置とを備えた帯板レベラにおいて、レベラ
の入側と出側の少なくとも入側に板厚検出器を設け、当
該板厚検出器による検出値に基づいて制御装置により圧
下量を設定すると共に、この圧下量に基づいて前記レベ
ラ圧下駆動装置を作動させるようにする一方、前記レベ
ラ圧下駆動装置による前記レベリングロールの設定圧下
量に対する前記レベリングロールの逃げ量を検出する移
動量検出器を設け、この移動量検出器による検出値に基
づいて前記制御装置によシ前記レベリングロールの設定
圧下量に対する補正量を演算すると共に、この補正量に
対応して前記レベラ圧下駆動装置を補正作動させるよう
にしたことを特徴とする。

〈作　　　用〉 この帯板レベラ用圧下量補正装置においては、進入して
来る帯板の板厚が板厚検出器により検出され、その検出
値に基づいて圧下量が制御装置により設定され、この圧
下量に基づいて制御装置によりレベラ圧下駆動装置が作
動され、レベリングロールの圧下量が設定される。そし
て、レベリングロールに対する帯板の突入により帯板の
矯正がなされるが、この時、レベリングロールが逃げる
と移動量検出器がこのレベリングロールの逃げ量を検知
し、制御装置はこの逃げ量に対応した補正量を演算して
レベラ圧下駆動装置に出力する。

この結果、レベラ圧下駆動装置はレベリングロールを更
に圧下させて所期の圧下量に修正させ、希望通りの矯正
を帯板に施す。

〈実　施　例〉 第１図には本発明の一実施例に係るレベラ用圧下量補正
装置を備えたレベラの概略構成を示しである。

１は圧延材（帯板）、２はローラ、３は主しペラ下ロー
ル、４は主しペラ下ロール３と対向する主しペラ上ロー
ル、５は圧下シリンダ、６はレベラの入側に設けられた
板厚検出器、７はレベラの出側に設けられた板厚検出器
、８は主しペラ上ロール４の移動量検出器としてのイン
ダクトシン、９は主しペラ上ロール４に圧下量全付与す
る主レベラー圧下駆動装置、１０は主しペラ圧下量自動
設定用の制御装置である。

圧延材１の矯正に際しては、先ず圧延材１が主しペラの
直前に来たとき、入側板厚検出器６で圧延材１の板厚が
検出され、その検出値（板厚値）が制御装置１０に送ら
れる。制御装置１０においては前記検出値に基づく圧下
量が設定され、この圧下量に基づき主しペラ圧下、駆動
装置９が作動され、主しベラ上ロール４の圧下設定がな
される。

又、圧延材１を出側より入側に反転矯正するときには、
出側板厚検出器７により板厚が検出され、その検出値が
制御装置１０に送られて圧下量が設定され、その設定圧
下量に基づき主しベラ圧下駆動装置９が作動され、主し
ベラ王ロール４の圧下設定がなされる。

圧延材１は、圧下設定された主しペラに入シ矯正される
が、その時の圧下に対する主しペラ上ロール４の逃げ量
が移動量検出用のインダクトシン８で検出され、その検
出値が制御装置１０に送られる。制御装置１０において
は、主しベラ上ロール４の逃げ量に対する圧下補償量が
演算され、その信号が主しベラ圧下駆動装置９にフィー
ドバックされ、圧下シリンダ５により更に所定量圧下後
、圧延材１の矯正圧延がなされる。

〈発明の効果〉 レベラに入る帯板の板厚を検出し、レベラのロールギャ
ップを自動的に設定し、帯板矯正時にロールの逃げる量
をフィードバックし圧下補償することによって次の効果
が得られる。

（１）再矯正率が良くなる。

（２）圧下精度の向上が図れる。

（３）ハス回数が減力、エネルギーの節減が図れる。

（４）　　レベラ入、出側に板厚検出器を取付けること
によって圧下設定の高応答性が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るレベラ用圧下量補正装
置を備えた主しベラの概略図である。 図　　面　　中、 １は圧延材、 ３は主しベラ下ロール、 ４は主しベラ上ロール、 ６は入側板厚検出器、 ７は出側板厚検出器、 ８はインダクトシン、 ９は主しペラ圧下駆動装置、 １０は制御装置である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 帯板を挾んで対向し且つ帯板を矯正する複数のレベリン
   グロールと、帯板に対するレベリングロールの圧下量を
   設定するレベラ圧下駆動装置とを備えた帯板レベラにお
   いて、レベラの入側と出側の少なくとも入側に板厚検出
   器を設け、当該板厚検出器による検出値に基づいて制御
   装置により圧下量を設定すると共に、この圧下量に基づ
   いて前記レベラ圧下駆動装置を作動させるようにする一
   方、前記レベラ圧下駆動装置による前記レベリングロー
   ルの設定圧下量に対する前記レベリングロールの逃げ量
   を検出する移動量検出器を設け、この移動量検出器によ
   る検出値に基づいて前記制御装置による前記レベリング
   ロールの設定圧下量に対する補正量を演算すると共に、
   この補正量に対応して前記レベラ圧下駆動装置を補正作
   動させるようにしたことを特徴とする帯板レベラ用圧下
   量補正装置。