JP2650356B2 - 熱間圧延方法 - Google Patents
熱間圧延方法Info
- Publication number
- JP2650356B2 JP2650356B2 JP63239059A JP23905988A JP2650356B2 JP 2650356 B2 JP2650356 B2 JP 2650356B2 JP 63239059 A JP63239059 A JP 63239059A JP 23905988 A JP23905988 A JP 23905988A JP 2650356 B2 JP2650356 B2 JP 2650356B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- meandering
- stand
- side guide
- hot rolling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、熱間圧延方法に関するものである。
［従来技術］ 従来の熱間圧延機における圧延中の蛇行は蛇行センサ
ー、または駆動側と圧延側の圧延荷重の差によって示さ
れていた。
ー、または駆動側と圧延側の圧延荷重の差によって示さ
れていた。
［発明が解決しようとする課題］ 従来の蛇行検出においては、現実には圧延中の板が圧
延機の前後左右に組み込まれたサイドガイドによって拘
束されているので、検出値が正確ではない。したがっ
て、被圧延材の尾端が熱間圧延機を通過する際に、該尾
端が蛇行してサイドガイドに当たって二枚折りとなり、
これが圧延されてロールに疵を付けこの疵が後続の板に
転写されることがしばしば発生する。また板全体の曲が
り（キャンバー）が発生するなどの問題点があった。
延機の前後左右に組み込まれたサイドガイドによって拘
束されているので、検出値が正確ではない。したがっ
て、被圧延材の尾端が熱間圧延機を通過する際に、該尾
端が蛇行してサイドガイドに当たって二枚折りとなり、
これが圧延されてロールに疵を付けこの疵が後続の板に
転写されることがしばしば発生する。また板全体の曲が
り（キャンバー）が発生するなどの問題点があった。
［課題を解決するための手段］ 本発明に係る熱間圧延方法は、圧延スタンドの入側お
よび／又は出側に開閉自在なサイドガイドを備え、且つ
圧延スタンドおよび／又は圧延スタンドに近接して蛇行
量検出機を配設し、圧延中に前記サイドガイドを開と
し、被圧延材のその時点の圧延条件による蛇行量を前記
検出機で検知し、その検出値に基づいて圧延スタンドの
左右の圧下調整をして蛇行量を軽減し、しかる後にサイ
ドガイドを閉として圧延を続行することを特徴とする熱
間圧延方法である。
よび／又は出側に開閉自在なサイドガイドを備え、且つ
圧延スタンドおよび／又は圧延スタンドに近接して蛇行
量検出機を配設し、圧延中に前記サイドガイドを開と
し、被圧延材のその時点の圧延条件による蛇行量を前記
検出機で検知し、その検出値に基づいて圧延スタンドの
左右の圧下調整をして蛇行量を軽減し、しかる後にサイ
ドガイドを閉として圧延を続行することを特徴とする熱
間圧延方法である。
［作用］ 本発明の方法においては板圧延中に、サイドガイドを
開いて、その時点での板の蛇行を検出するので、正確な
蛇行量の計測が可能となり、したがって、その検出値に
基づいて正確な蛇行修正が可能となる。
開いて、その時点での板の蛇行を検出するので、正確な
蛇行量の計測が可能となり、したがって、その検出値に
基づいて正確な蛇行修正が可能となる。
［実施例］ 第１図（ａ）、（ｂ）は本発明の熱間圧延方法に用い
る熱間圧延機の一実施例を示す図である。図において各
圧延スタンド２によって圧延される板１はサイドガイド
３によって拘束されている。圧延開始後板の先端がダウ
ンコイラーに巻き付き開始時点で、サイドガイド３を実
線で示した閉状態位置Ａから点線で示した開状態位置Ｂ
に移動する。図示のように、Ａ、Ｂ間の距離は上流スタ
ンドほど小さく、下流スタンドほど大きくとることが望
ましい。その理由は上流スタンドほど被圧延材の板厚が
大きくサイドガイドとの接触による座屈のおそれはない
が、下流スタンドにおいては板厚が薄いのでこの種の座
屈が発生し易いからである。その後、蛇行検出機４によ
って蛇行量を計測しその検出値に基づいてレベリング
（駆動側および圧延機側の圧下ねじを作動させて、圧延
ロールの水平度を修正する作業）を行い蛇行を修正す
る。その後定常圧延中はサイドガイド３は開状態位置Ｂ
に保持し、尾端が各スタンドを抜ける前に閉状態位置Ａ
に復帰せしめる。ここにおいて２点鎖線はバックアップ
ロールを示す。尚、本実施例においてはサイドガイドの
閉状態位置復帰を尾端尻抜け前に行っているが、状況判
断によっては、定常圧延中に行っても良い。また、本実
施例においては蛇行検出機としてセンサーを用いている
が、各スタンドにおける駆動側、オペレーター側の圧延
荷重の差によって片伸びを判定しても良い。
る熱間圧延機の一実施例を示す図である。図において各
圧延スタンド２によって圧延される板１はサイドガイド
３によって拘束されている。圧延開始後板の先端がダウ
ンコイラーに巻き付き開始時点で、サイドガイド３を実
線で示した閉状態位置Ａから点線で示した開状態位置Ｂ
に移動する。図示のように、Ａ、Ｂ間の距離は上流スタ
ンドほど小さく、下流スタンドほど大きくとることが望
ましい。その理由は上流スタンドほど被圧延材の板厚が
大きくサイドガイドとの接触による座屈のおそれはない
が、下流スタンドにおいては板厚が薄いのでこの種の座
屈が発生し易いからである。その後、蛇行検出機４によ
って蛇行量を計測しその検出値に基づいてレベリング
（駆動側および圧延機側の圧下ねじを作動させて、圧延
ロールの水平度を修正する作業）を行い蛇行を修正す
る。その後定常圧延中はサイドガイド３は開状態位置Ｂ
に保持し、尾端が各スタンドを抜ける前に閉状態位置Ａ
に復帰せしめる。ここにおいて２点鎖線はバックアップ
ロールを示す。尚、本実施例においてはサイドガイドの
閉状態位置復帰を尾端尻抜け前に行っているが、状況判
断によっては、定常圧延中に行っても良い。また、本実
施例においては蛇行検出機としてセンサーを用いている
が、各スタンドにおける駆動側、オペレーター側の圧延
荷重の差によって片伸びを判定しても良い。
［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、熱間圧延中の板の蛇
行を正確に把握可能となるので、この修正が可能となり
キャンバー、尾端の二枚折れ及びロール疵発生による歩
留まり低下、ロール組替えによる能率低下を防止するこ
とが出来る。
行を正確に把握可能となるので、この修正が可能となり
キャンバー、尾端の二枚折れ及びロール疵発生による歩
留まり低下、ロール組替えによる能率低下を防止するこ
とが出来る。
第１図（ａ）、（ｂ）は本発明の熱間圧延方法に用いる
熱間圧延機の一実施例を示し、（ａ）図はその側面図、
（ｂ）図はその平面の要部を示す図である。 １……板、２……圧延スタンド、 ３……サイドガイド、４……蛇行検出機。
熱間圧延機の一実施例を示し、（ａ）図はその側面図、
（ｂ）図はその平面の要部を示す図である。 １……板、２……圧延スタンド、 ３……サイドガイド、４……蛇行検出機。
Claims (1)
- 【請求項１】圧延スタンドの入側および／又は出側に開
閉自在なサイドガイドを備え且つ圧延スタンドおよび／
又は圧延スタンドに近接して蛇行量検出機を配設し、圧
延中に前記サイドガイドを開とし、被圧延材のその時点
の圧延条件による蛇行量を前記検出機で検知し、その検
出値に基ずいて圧延スタンドの左右の圧下調整をして蛇
行量を軽減し、しかる後にサイドガイドを閉として圧延
を続行することを特徴とする熱間圧延方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63239059A JP2650356B2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 熱間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63239059A JP2650356B2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 熱間圧延方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0289514A JPH0289514A (ja) | 1990-03-29 |
| JP2650356B2 true JP2650356B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=17039256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63239059A Expired - Lifetime JP2650356B2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 熱間圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2650356B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101018124B1 (ko) * | 2003-09-18 | 2011-02-25 | 주식회사 포스코 | 열간 압연 공정에서의 스트립의 사행 및 편파 레벨링 제어장치 |
| CN113399470B (zh) * | 2021-07-12 | 2023-03-17 | 重庆钢铁股份有限公司 | 一种侧导板开口度的控制方法及系统 |
-
1988
- 1988-09-26 JP JP63239059A patent/JP2650356B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0289514A (ja) | 1990-03-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2650356B2 (ja) | 熱間圧延方法 | |
| JP3347572B2 (ja) | タンデム圧延機の蛇行制御方法 | |
| JPH07144211A (ja) | 熱間仕上圧延における鋼板尾端蛇行制御方法 | |
| JP3545541B2 (ja) | 板圧延における蛇行制御方法 | |
| JP3241566B2 (ja) | 熱間圧延におけるキャンバ・ウェッジ同時制御方法 | |
| JP2670164B2 (ja) | 冷間圧延におけるｌ反り低減方法 | |
| JP2535384B2 (ja) | 熱間圧延のストリップ巻取設備におけるサイドガイド制御方法 | |
| KR100302392B1 (ko) | 스트립미단부의권취형상제어시스템및제어방법 | |
| JPH0685933B2 (ja) | 熱間仕上圧延における板厚制御方法 | |
| JPS6340615A (ja) | 熱間圧延のストリツプ巻取設備におけるサイドガイド制御方法 | |
| JPH10192968A (ja) | ピンチロールギャップ自動修正方法 | |
| JP4617585B2 (ja) | 連続圧延における被圧延材後端部分の絞り防止方法及び装置 | |
| JP2650575B2 (ja) | 厚板の板幅制御圧延方法 | |
| JPH05237529A (ja) | ホットストリップミル仕上圧延機の制御方法 | |
| SU908452A1 (ru) | Способ прокатки полосы | |
| JPH0653283B2 (ja) | 圧延機における適応制御方法 | |
| JP2001179332A (ja) | 帯状材の巻き取り制御方法および装置 | |
| JPS5851770B2 (ja) | 張力制御方法および装置 | |
| JPH08197125A (ja) | 蛇行制御方法およびタンデム板圧延機設備列 | |
| JPH0456687B2 (ja) | ||
| JP3140552B2 (ja) | 熱間仕上げ圧延ラインにおける被圧延材の板幅制御方法 | |
| JPH0357507A (ja) | 板圧延時の蛇行制御方法 | |
| JPS6018499B2 (ja) | ストリツプの蛇行修正方法 | |
| JPS62224412A (ja) | 熱間タンデム圧延機の板クラウン制御方法 | |
| KR20040038223A (ko) | 스트립 꼬임에 의한 롤손상 방지기능을 갖는 스트립 권취제어방법 |