JPH0649207B2 - 圧延機の自動板厚制御装置 - Google Patents

圧延機の自動板厚制御装置

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JPH0649207B2
JPH0649207B2 JP61277036A JP27703686A JPH0649207B2 JP H0649207 B2 JPH0649207 B2 JP H0649207B2 JP 61277036 A JP61277036 A JP 61277036A JP 27703686 A JP27703686 A JP 27703686A JP H0649207 B2 JPH0649207 B2 JP H0649207B2
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保 守安
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、圧延機により圧延される圧延材の板厚を自
動的に制御するための装置に関するものである。
[従来の技術] 第3図は従来の圧延機の自動板厚制御装置を示す概略構
成図であり、図において、1は上下一対の圧延ロール1
a,1aからなる圧延機としての圧延スタンド、2は圧
延材、3は圧延スタンド1において圧延材2に加わる圧
延荷重を検出する荷重検出器、4は荷重検出器3からの
検出信号と所定の圧延ロール弾性係数とに基づき上下圧
延ロール1a,1a間のロールギヤツプ修正量を算出す
るロールギヤツプ修正量演算器、5はロールギヤツプ修
正量演算器4における演算結果に応じて圧延ロール1
a,1a間のロールギヤツプを制御するロールギヤツプ
制御器である。
次に動作について説明する。今、第4図に示すように、
圧延スタンド1の入口側における圧延材2の板厚がH、
圧延スタンド1の出口側における圧延材2の板厚がh、
荷重検出器3によつて検出された圧延荷重がFとなつて
いるときに、圧延スタンド1の入口側における圧延材2
の板厚HがH+ΔH0に変化したとすると、圧延荷重F
はF+ΔF0、圧延スタンド1の出口側における圧延材
2の板厚hはh+Δh0にそれぞれ変化する。ただし、
第4図において、7は圧延スタンド1の圧延ロール弾性
係数曲線、8は圧延材2の塑性係数曲線である。
ここで、圧延ロール弾性係数曲線7が圧延荷重F近傍で
直線であるとみなせば、その傾きつまり圧延ロール1a
の弾性係数M0は一定となり、次式が得られる。
このとき、圧延ロール1a,1a間のロールギヤツプS
をS+ΔSに変化させると、 となる。即ち、圧延スタンド1に送り込まれる圧延材2
の板厚が変動した場合には、ロールギヤツプ修正量ΔS
が、常に、 となるように変更制御する。これにより、最終的には、 となつた時点で、圧延スタンド1の出口側における圧延
材2の板厚変動ΔhがΔh0から零となり、圧延スタン
ド1の圧延ロール1a,1aによつて圧延される圧延材
2の板厚hを一定に保てる。
従つて、第3図に示す装置では、荷重検出器3により、
常時、圧延スタンド1において圧延材2に作用する圧延
荷重を検出し、この圧延荷重が変動した場合、ロールギ
ヤツプ修正量演算器4において、その変動分ΔFから上
記(1)式によりロールギヤツプ修正量ΔSを演算する。
そして、ロールギヤツプ制御器5は、ロールギヤツプ修
正量演算器4からの演算結果を受けて、圧延スタンド1
における圧延ロール1a,1a間のロールギヤツプを
(1)式に基づくΔSだけ変化させる。
これにより、圧延スタンド1により圧延された圧延材2
の板厚が一定に保たれるようになる。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の圧延機の自動板厚制御装置は以上のように構成さ
れ、この従来装置では、圧延中、圧延ロール1aの弾性
係数が圧延荷重Fの近傍で一定であると仮定している
が、実際には圧延荷重の変動(圧延スタンド1に送り込
まれる圧延材2の板厚変動に伴うもの)に伴い圧延ロー
ル1aの弾性係数も変化するため、この弾性係数の変化
分によつて圧延スタンド1の出口側における圧延材2の
板厚に変動が生じ、同出口側板厚を一定に保つことがで
きないなどの問題点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、圧延荷重が変動することによつて生じる圧延
ロールの弾性係数の変化分についても考慮してロールギ
ヤツプ修正量を補正するようにして、圧延スタンド出口
側における圧延材の板厚変動を確実に減少させることの
できる圧延機の自動板厚制御装置を得ることを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る圧延機の自動板厚制御装置は、圧延荷重
の変動時に生じる圧延ロール弾性係数の変化に起因した
ロールギヤツプ修正量の変化分を補正すべく、荷重検出
手段によつて検出される圧延荷重の変動分に基づきロー
ルギヤツプ修正量演算手段からのロールギヤツプ修正量
を補正するロールギヤツプ補正手段を設けたものであ
る。
[作用] この発明における圧延機の自動板厚制御装置では、圧延
機において圧延材に加わる圧延荷重の変動が荷重検出手
段により検出されると、その変動分に基づき、ロールギ
ヤツプ補正手段によりロールギヤツプ修正量演算手段か
らのロールギヤツプ修正量が補正され、圧延荷重の変動
時に生じる圧延ロール弾性係数の変化に起因したロール
ギヤツプ修正量の変化分が補正されてから、同ロールギ
ヤツプ修正量がロールギヤツプ制御手段に送られる。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例による圧延機の自動板厚制御装
置を示す概略構成図であり、この第1図において、従来
装置と同様に、1は上下一対の圧延ロール1a,1aか
らなる圧延機としての圧延スタンド、2は圧延材、3は
圧延スタンド1において圧延材2に加わる圧延荷重を検
出する荷重検出手段としての荷重検出器、4は荷重検出
器3からの検出信号と所定の圧延ロール弾性係数とに基
づき上下圧延ロール1a,1a間のロールギヤツプ修正
量を算出するロールギヤツプ修正量演算手段としてのロ
ールギヤツプ修正量演算器、5はロールギヤツプ修正量
演算器4における演算結果に応じて圧延ロール1a,1
a間のロールギヤツプを制御するロールギヤツプ制御手
段としてのロールギヤツプ制御器である。
そして、本実施例において、6はロールギヤツプ補正手
段としてのロールギヤツプ補正用演算器であり、このロ
ールギヤツプ補正用演算器6は、荷重検出器3からの検
出信号を受け、検出された圧延荷重が変動した場合に、
その変動分に基づきロールギヤツプ修正量演算器4から
のロールギヤツプ修正量を補正して、上記圧延荷重の変
動時に生じる圧延ロール弾性係数の変化に起因したロー
ルギヤツプ修正量の変化分を補正するものである。
次に動作について説明する。今、第2図に示すように、
圧延スタンド1の入口側における圧延材2の板厚がH、
圧延スタンド1の出口側における圧延材2の板厚がh、
荷重検出器3によつて検出された圧延荷重がFとなつて
いるときに、圧延スタンド1の入口側における圧延材2
の板厚HがH+ΔH0に変化したとすると、圧延荷重F
はF+ΔF0、圧延スタンド1の出口側における圧延材
2の板厚hはh+Δh0にそれぞれ変化する。ただし、
第2図において、7は圧延スタンド1の圧延ロール弾性
係数曲線、8は圧延材2の塑性係数曲線である。
ここで、圧延ロール弾性係数曲線7の傾きの変化率、即
ち圧延ロール1aの弾性係数の変化率αが、圧延荷重F
近傍で一定であると仮定するとともに、圧延荷重Fの時
の圧延ロール1aの弾性係数(所定の圧延ロール弾性係
数)をM0とすると、圧延荷重F+ΔFの時の圧延ロー
ル弾性係数Mは、 M=M0+α・ΔF・・・・・・・・・・(a) となる。故に、 (c)式の両辺を積分すると、 圧延荷重Fの時の曲線7の座標を(0、0)、圧延荷重
F+ΔFの時の曲線7の座標を(Δh0、ΔF)とし、
圧延荷重Fの時の曲線7の座標(0、0)を(d)式に代
入すると、積分定数Kは、 従って、次式が得られる。
このとき、圧延ロール1a,1a間のロールギヤツプS
をS+ΔSに変化させると、 となる。つまり、圧延スタンド1に送り込まれる圧延材
2の板厚が変動した場合には、ロールギヤツプ修正量Δ
Sが、常に、 となるように変更制御する。これにより、最終的に、
(2)式において、ΔSがΔS1、ΔFがΔF1となつた時
点で、圧延スタンド1の出口側における圧延材2の板厚
変動ΔhがΔh0から零となり、圧延スタンド1の圧延
ロール1a,1aによつて圧延される圧延材2の板厚h
を一定に保てることになる。
(2)式を級数展開し、ΔFについて3次以上の項を微小
として無視すると、次式が得られる。
従つて、本実施例の装置では、荷重検出器3により、常
時、圧延スタンド1において圧延材2に作用する圧延荷
重を検出し、この圧延荷重が変動した場合、ロールギヤ
ツプ修正量演算器4において、その変動分ΔFから上記
(3)式の右辺第1項によりロールギヤツプ修正量を演算
する[これは第(1)式に基づく従来装置の場合と全く同
様]。
また、ロールギヤツプ補正用演算器6において、上記
(3)式の右辺第2項に基づき、圧延荷重の変動分ΔFに
伴う圧延ロール弾性係数の変化に対するロールギヤツプ
補正量[α・(ΔF)2/(2M0)]が算出され、このロー
ルギヤツプ補正量をロールギヤツプ修正量演算器4から
のロールギヤツプ修正量に加算することで、圧延荷重の
変動に伴うロールギヤツプ修正量の変動分が補正され
る。
そして、ロールギヤツプ制御器5は、ロールギヤツプ補
正用演算器6による補正を施されたロールギヤツプ修正
量演算器4からの演算結果を受けて、圧延スタンド1に
おける圧延ロール1a,1a間のロールギヤツプをΔS
[(3)式参照]だけ変化させる。
これにより、圧延荷重が変動することによつて生じる圧
延ロールの弾性係数の変化分について考慮しながら、ロ
ールギヤツプ修正量が補正されるようになるので、圧延
スタンド1の出口側における圧延材2の板厚変動を確実
に減少させることができ、圧延スタンド1により圧延さ
れた圧延材2の板厚が高い精度で一定に保たれるように
なるのである。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、圧延荷重の変動に伴
う圧延ロール弾性係数の変化を考慮して、ロールギヤツ
プ修正量演算手段からのロールギヤツプ修正量が、ロー
ルギヤツプ補正手段により補正されるように構成したの
で、圧延スタンド出口側における圧延材の板厚変動を確
実に減少させることができ、圧延機により圧延された圧
延材の板厚が高い精度で一定に保たれるようになつて、
高品質の製造品が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による圧延機の自動板厚制
御装置を示す概略構成図、第2図は本実施例の動作を説
明すべく圧延荷重と入出側板厚およびロールギヤツプと
の関係を示すグラフであり、第3図は従来の圧延機の自
動板厚制御装置を示す概略構成図、第4図は従来装置の
動作を説明すべく圧延荷重と入出側板厚およびロールギ
ヤツプとの関係を示すグラフである。 図において、1……圧延機としての圧延スタンド、1a
……圧延ロール、2……圧延材、3……荷重検出手段と
しての荷重検出器、4……ロールギヤツプ修正量演算手
段としてのロールギヤツプ修正量演算器、5……ロール
ギヤツプ制御手段としてのロールギヤツプ制御器、6…
…ロールギヤツプ補正手段としてのロールギヤツプ補正
用演算器。 なお、図中、同一の符号は同一、又は相当部分を示して
いる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延材を上下一対の圧延ロールを用いて圧
    延する圧延機において同圧延材に加わる圧延荷重を検出
    する荷重検出手段と、同荷重検出手段からの検出結果と
    所定の圧延ロール弾性係数とに基づき上記圧延ロール間
    のロールギヤツプ修正量を算出するロールギヤツプ修正
    量演算手段と、同ロールギヤツプ修正量演算手段の演算
    結果に応じて上記圧延ロール間のロールギヤツプを制御
    するロールギヤツプ制御手段とをそなえ、上記圧延荷重
    の変動時に生じる圧延ロール弾性係数の変化に起因した
    上記ロールギヤツプ修正量の変化分を補正すべく、上記
    荷重検出手段によつて検出される圧延荷重の変動分に基
    づき上記ロールギヤツプ修正量演算手段からのロールギ
    ヤツプ修正量を補正するロールギヤツプ補正手段が設け
    られたことを特徴とする圧延機の自動板厚制御装置。
JP61277036A 1986-11-19 1986-11-19 圧延機の自動板厚制御装置 Expired - Lifetime JPH0649207B2 (ja)

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JPS63130206A JPS63130206A (ja) 1988-06-02
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