JPH0693279B2 - カツプ式飲料自動販売機 - Google Patents

カツプ式飲料自動販売機

Info

Publication number
JPH0693279B2
JPH0693279B2 JP61012903A JP1290386A JPH0693279B2 JP H0693279 B2 JPH0693279 B2 JP H0693279B2 JP 61012903 A JP61012903 A JP 61012903A JP 1290386 A JP1290386 A JP 1290386A JP H0693279 B2 JPH0693279 B2 JP H0693279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
raw material
ice
supply
vending machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61012903A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62171096A (ja
Inventor
利夫 高木
俊博 佐藤
章徳 多和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP61012903A priority Critical patent/JPH0693279B2/ja
Publication of JPS62171096A publication Critical patent/JPS62171096A/ja
Publication of JPH0693279B2 publication Critical patent/JPH0693279B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
この発明は、コーヒー,ココア,各種の粉末シロップ
等、粉末原料に湯ないし冷水,氷を加えて調製したホッ
トないしコールド飲料をカップに入れて販売に供するカ
ップ式飲料自動販売機の構成に関する。
【従来技術とその問題点】
まず頭記カップ式飲料自動販売機の従来における一般構
成を第16図により説明する。図において、1は各種粉末
原料を種類別に収容した粉末原料箱、2は温水槽、3は
冷水槽、4は製氷機、5はカップ6を多数収容したカッ
プ供給機構、7は商品取出口に通じるベンドステージで
あり、これら主要部品をキャビネット内に配備してカッ
プ式飲料自動販売機が構成されている。 かかる構成で販売指令が与えられると、まずカップ供給
機構5より1個宛のカップ6がカップシュータ5aを経て
ベンドステージ7に搬出される。続いて選択された種類
の粉末原料箱より所定量の粉末原料が原料シュータ1aを
通じて符号8で示す原料撹拌機構のミキシングボゥル内
に搬出され、同時にホット飲料選択の場合には温水槽2
の給湯弁2aが開放し、給湯ホース2bを通じて湯が原料撹
拌機構8に供給され、ここで粉末原料と湯とを撹拌して
ホット飲料を調製する。さらに撹拌調製された飲料は撹
拌機構8より飲料ホース9を流下してカップ6に注入さ
れる。 またコールド飲料が選択された場合には、原料撹拌機構
8に粉末原料とこの原料を溶かすに必要な少量の湯とが
原料撹拌機構8に供給され、原料撹拌機構8の撹拌によ
り粉末原料を湯に溶解させるとともに、若干遅れたタイ
ミングで冷水槽3より引き出した冷水供給ホース3aに介
装した給水弁3bを開放して冷水を原料撹拌機構8に追加
供給し、コールド飲料を調製する。なお3cは冷水供給ホ
ース3aに介装した送水ポンプ,3dは水冷却コイルであ
り、該水冷却コイル3dは冷凍機10で冷却された冷却水槽
11内に浸漬配備されている。また前記原料の搬出と同時
に製氷機4の貯氷室から氷が搬出され、氷シュータ4aを
通じて直接カップ6内に供給される。なお12はベンドス
テージ7の下方に配置したドレン回収容器を示す。 上記のように粉末飲料を対象した従来におけるカップ式
飲料自動販売機では、カップの搬出位置とは別な位置で
原料撹拌機構のミキシングボゥルに粉末原料と湯ないし
冷水を供給した上で撹拌混合して飲料を調製し、この飲
料を原料撹拌機構から飲料ホースを通じてベンドステー
ジに搬出されたカップへ抽出して販売に供するような方
式を採用して構成されている。しかしながらかかる方式
のカップ式飲料自動販売機では次記のような問題が残
る。すなわち、 (1)飲料の調製,供給過程で、原料撹拌機構のミキシ
ングボゥルおよびこれに続く飲料ホースには飲料の溶け
残り滓が付着残留するために、販売待機時間の経過とと
もにこの飲料滓に細菌が発生,増殖し、これが次回の飲
料販売時の際に飲料に混入するという衛生上の問題が派
生する。このために従来では定期的に原料撹拌機構およ
び飲料ホースを洗浄するようにしているが、この洗浄作
業には手間と時間が掛かり厄介である。 (2)また昨今では飲料種類の多フレーバ化から、例え
ば粉末シロップに付いては複数種の粉末原料をミックス
して販売する要望があるが、同じ原料撹拌機構,飲料ホ
ースを用いて複数種の原料をミックスして各種飲料を調
製する場合には、異なる種類の飲料を販売する際に前回
販売の飲料の味,香りが移って飲料の風味を悪化させる
問題が派生する。この点、各種原料毎に専用の原料撹拌
機構を付属させることも考えられるが、特にミックス飲
料を調製する場合には一杯の仕上がり量は同じであるこ
とから1基当たりの原料撹拌機構に供給する湯量が少な
くなり、それだけ原料の溶解が不充分となり、かつホッ
ト飲料では飲料温度が低くなって生ぬるくなるといった
問題が残る。
【発明の目的】
この発明は上記の点にかんがみなされたものであり、前
記した従来のカップ式飲料自動販売機の欠点を解消し、
従来機におけるミキシングボゥル内で原料撹拌を行う原
料撹拌機構,飲料ホースを省略して衛生面上の問題点解
決,並びにこれに伴う洗浄作業の手間を省いてメインテ
ナンス性を改善を図るとともに、多種多様な飲料の調製
が容易に行えて多フレーバ化にも対応できるようにした
粉末飲料を対象とする新規な方式のカップ式飲料自動販
売機を提供することを目的とする。
【発明の要点】
このような目的を達成するために,この発明は、 商品取出口を経由してカップ受け台を機内で巡回移動さ
せるカップ搬送機構と、 このカップ搬送機構の巡回経路途上に配置されて前記カ
ップ受け台にカップを供給可能であるカップ供給機構
と、 前記カップ搬送機構の巡回経路途上において前記カップ
供給機構の後段に配置され、各種飲料の粉末原料を前記
カップ受け台上のカップに供給可能である各種飲料の粉
末原料箱の各供給端と、 前記カップ搬送機構の巡回経路途上において前記粉末原
料箱の供給端の後段に配置され、温水,冷水,氷を前記
カップ受け台上のカップに供給可能である温水槽,冷水
槽,製氷機の各供給端と、 各種飲料の粉末原料に対して共通的に設けられ、前記温
水槽,冷水槽,製氷機の各供給端の近傍に配置されて前
記カップ内の原料撹拌を行う原料撹拌手段と、 を備え、販売指令により前記カップ搬送機構のカップ受
け台へカップ供給機構からカップを供給し、カップ搬送
機構の巡回経路途上で選択された種類の粉末原料および
湯をカップ内へ直接投入し、 前記各種飲料の粉末原料に対して共通的に設けられた原
料撹拌手段によりカップ内の原料撹拌を行いつつ、さら
に湯ないし冷水,氷をカップに追加供給してホットない
しコールド飲料を調製し、前記カップを商品取出口へ移
送搬出することを特徴とする。
【発明の実施例】
第1図ないし第15図はこの発明の実施例を示すものであ
り、まず第1図ないし第3図によりカップ式飲料自動販
売機全体の構成を説明する。なお第16図に対応する同一
部材には同じ符号が付してある。まず自動販売機のキャ
ビネット13はキャビネット本体14と前面扉15とから成
り、前面扉15には商品取出口16が開口している。なお17
は商品取出口16の前面に装備された部品取出扉、18はキ
ャビネット本体14の中段に中仕切して配備されたドレン
受け皿で、その排水口19の下方にドレン回収容器12が配
置されている。またキャビネット本体14の庫内上方には
各種原料を収容した粉末原料箱1,温水槽2,冷水槽3,製氷
機4およびカップ供給機構5が図示のように庫内周域に
分散並置して据付けられ、かつ水冷却槽11は冷凍機10と
ともに庫内の下部に配備されている。 ここでこの発明により、キャビネット本体14の庫内にお
けるドレン受け皿18の上方域には前記した商品取出口16
を経由して庫内を水平に巡回移動するカップ搬送機構20
が設置されている。このカップ搬送機構20はカップ受け
台21を装備しており、詳細を後述するように販売動作の
サイクルの中でカップ受け台21を搬送駆動モータ22によ
りその巡回経路に沿って一周するように搬送する。一
方、前記カップ搬送機構20,特にカップ受け台21の巡回
移動経路に沿い、その経路途上に定めた後述の各受取位
置に対向して上方には先記したカップ供給機構5のカッ
プシュータ5aおよび5b,各種粉末原料箱1に通じる原料
シュータ1aないし1c,温水槽2の給湯ホース2b,冷水槽3
の給水ホース3a,および製氷機4の氷シュータ4aの各開
口端が順に並んで開口し、さらに湯,水の供給ホース開
口端と同じ位置には符号40で示す原料撹拌機構が配備さ
れている。なお図示例では、粉末原料箱1が10基並置さ
れ、このうち飲料の種類別に区分して3基の原料シュー
タ1a〜1cが配置されている。またカップ供給機構5は5
種類のカップを収容しており、各種のカップ取出口に対
応して2本のカップシュータ5aと5bが別々に配置されて
いる。 次に前記構成におけるカップ搬送機構20に付いてその詳
細構造を第4図および第5図に示す。すなわちカップ搬
送機構20は、所定の巡回経路に沿って張架されたチェー
ン23を搬送駆動モータ22に連結した駆動スプロケット24
で駆動するようにするとともに、前記チェーン23に支持
枠25を連結してその前面にカップ受け台21が取付け支持
されている。またチェーン23と平行してその外周側には
チェーンをカバーするガイドレール26が敷設されてお
り、前記支持枠25はガイドローラ27を介してガイドレー
ル26にガイドされている。なおこのガイドレール26は同
時に商品取出口より手を差し入れた場合にチェーン機構
に触れるのを防止している。 一方、前記カップ受け台21はその上面および前面を開放
した構造であり、かつ受け台21の内部には第5図に示す
ようにカップ供給機構から搬出されたカップ6を受け台
内部の所定位置に保持するために、その左右両側にはカ
ップガイド支持機構としてカップ6の形状に適合した固
定ガイド板28、およびサイズの異なる各種カップに対応
できるばね付勢の揺動式可動ガイド板29が配備され、か
つその下方にはカップの有無を検知する光電式のカップ
検知センサ30が設置されている。なおこのカップ検知セ
ンサは光電式の他にマイクロスイッチ,近接ドスイッチ
等に置き換えてもよい。またカップ受け台21の裏面側に
は第4図に示すようにマイクロスイッチのアクチュエー
タとなる突起部が設けてあり、この突起部に対向して巡
回経路の途上各所に定めてカップ,粉末原料,湯,冷水
等を受ける所定位置にはそれぞれ停止制御用のマイクロ
スイッチ31が配置されており、カップ搬送機構20の搬送
動作過程でカップ受け台21がマイクロスイッチ31を動作
させると、駆動モータ22が一時停止してカップ受け台21
をその位置に一時停止するような仕組みになっている。
なお前記した停止制御手段としてのマイチロスイッチ31
を光電式スイッチないしは近傍スイッチ等に置き換えて
実施することもできる。 一方、前記したカップ搬送機構20の巡回経路途上に定め
たカップ受け台21の各停止制御位置を示すと第6図にお
けるポイント〜に示す如くである。ポイント〜
の内、はカップ受け台21の待機位置を兼ねたカップ供
給機構5のカップシュータ5aに対応するカップ受け位
置、はカップシュータ5bに対応するカップ受け位置、
、,はそれぞれ異なる種類の粉末原料箱1の原料
シュータ1a〜1cに対応する粉末原料受け位置、は湯,
冷水,氷の注入および原料撹拌を行う位置、が商品取
出口16へのカップ取出位置を示す。ここでカップ受け台
21は販売動作毎に待機位置であるポイントからスター
トして再びポイントに戻るように庫内を矢印P方向に
一周し、かつこの巡回移動の途上で選択された飲料に対
応するポイントで一時停止し、カップ,各種原料等の供
給,原料撹拌,および商品取出口への搬出を行うように
搬送制御される。 次に第7図に原料撹拌機構40に付いて詳細構造を示す。
該機構は第6図におけるポイントの地点に配備されて
おり、撹拌モータ41の駆動軸42の先端に取付けた撹拌羽
根43と、撹拌モータ41を撹拌羽根43とともに上下方向に
移動操作する昇降駆動部44とから成り、かつ図示実線位
置で示す上昇待機位置で撹拌羽根43を包囲するカバー45
には、撹拌羽根乾燥用のヒータ46が設置され、さらにカ
バー45における撹拌羽根43の上方位置に温水槽,冷水槽
から引き出した給湯,給水用ホースが開口接続されてい
る。かかる構成でカップ6をカップ受け台21に搭載して
第6図に示したポイントに到達すると、湯ないし冷水
がカップ内に供給され、同時に昇降駆動部44の動作によ
り撹拌羽根43を実線の待機位置から下降操作してカップ
6内に挿入し、かつ撹拌モータ41が始動してカップ内に
収容されている原料を撹拌する。この撹拌動作が所定時
間行われると、撹拌モータ41は一旦停止し、かつ昇降駆
動部44が撹拌羽根43をカップ6内から上昇待機位置に引
き上げる。またこの待機位置への復帰後に再度撹拌羽根
43を回転しつつ同時に湯ないし冷水を供給する。これに
より撹拌羽根に付着した原料は羽根の遠心力と湯,冷水
とにより洗い流して清浄化され、かつその後にヒータ46
を通電することにより早期に撹拌羽根43を強制乾燥して
細菌の繁殖防止を図るようになっている。 また同じ第7図に示した氷シュータ4aの先端部にはソレ
ノイド47で開放操作される開閉蓋48が装備されている。
この開閉蓋48はコールド飲料を選択した際に製氷機から
搬出した氷を一時受け止め、カップ6へ投入する際の落
下衝撃の緩和と氷ガイドの役目を果たすものである。す
なわち、氷シュータ4aを通じて製氷機から搬出された氷
を一気にカップ6内に投入すると、氷の落下落差が大き
くその落下衝撃によりカップ内の飲料は飛散して液溢れ
が発生する恐れがあるが、図示のように氷シュータ4aの
先端に開放蓋48を設けてカップシュータ4a内を落下した
来た氷を一時的に開閉蓋48で受け止め、その後に蓋を開
放してその蓋板をガイドにカップ6内へ氷を投入するこ
とにより氷の落下衝撃を緩和して飲料を液溢れを防止す
ることができる。 一方、商品取出口に設置した商品取出扉17の詳細構造は
第8図,第9図に示すように構成されている。すなわち
該商品取出扉17はその一側をキャビネット前面扉14にヒ
ンジ結合した開閉扉であり、そのヒンジ部に取付けた付
勢ばね49により常時閉方向に付勢されている。また商品
取出扉17と前面扉14側との間にはフック50、該フックに
掛け止めされた鎖錠レバー51、該鎖錠レバー51を鎖錠方
向に付勢するばね52、およびばね52に抗して鎖錠レバー
51を釈放するソレノイド53よりなる鎖錠機構が装備され
ている。かかる構成により販売待機時には商品取出扉17
は閉位置に鎖錠されて外方から開放することができな
い。一方、販売動作の過程で飲料カップがカップ搬送機
構により商品取出口16に搬出されるとこの状態を検知し
てソレノイド53に扉開放指令が与えられ、その吸引動作
で鎖錠レバー52とフック50との係合を釈放して扉17が開
放可能な状態となる。なおカップが商品取出口より取出
されると、一定時間の後にソレノイド53が復帰動作して
商品取出扉17は再び閉扉位置に鎖錠される。なおこのカ
ップ取出の検知は第5図に示したカップ検知センサ30の
出力信号を利用して行われる。このように商品取出口に
設けた商品取出扉17に販売待機状態で扉の開放を阻止す
る鎖錠機構を付設することにより、必要時以外に機内に
手を差し入れることができず、不正ないたずら防止を図
ることができる。 次に上述の構成によるカップ式飲料自動販売機の販売動
作を第10図,第11図に示したタイムチャートと併せて説
明する。なお図中に表示した〜は第6図における各
ポイント〜に対応した巡回位置を示している。まず
ホット飲料を選択した場合には、第10図のように販売信
号が与えられると図示されていない運転制御装置の指令
により、カップ供給機構5が動作してホット飲料用に指
定されたカップ6を搬出し、カップシュータ5aを通じて
第6図のポイントに待機しているカップ搬送機構20の
カップ受け台21に向けて1個宛のカップ6を搬出する。
なおカップ6の受取りは第5図に示したカップ検知セン
サ30により確認される。一方、カップ搬送機構20はカッ
プを受取ると始動して巡回移動し、選択飲料の種類に対
応した粉末原料シュータに対向する原料受け位置である
ポイントないしのいずれかの地点まで移動したとこ
ろで、第4図に示したマイクロスイッチ31の動作出力信
号により一時停止し、ここで指定された粉末原料箱1よ
り所定量の粉末原料が搬出され、カップシュータを通じ
てカップ6内に直接投入される。粉末原料が投入される
と、カップ搬送機構20が再び移動してポイントで停止
する。ここでまず温水槽2の給湯弁2aが開放し、粉末原
料を溶かすに必要な量の湯が給湯ホース2bを通じてカッ
プ6に注入される。同時に第7図に示した原料撹拌機構
40の撹拌羽根43が上昇待機位置から下降してカップ6内
に挿入され、ここで撹拌モータ41が始動してカップ内で
原料を撹拌し、粉末原料を湯に溶かす。続いて撹拌モー
タ41が一旦停止し、かつ撹拌羽根43は上昇待機位置に復
帰するとともに、ここでさらに湯の追加供給および撹拌
モータ41の短時間再運転が行われる。これにより撹拌羽
根43は湯によって洗浄されるとともに、一方ではカップ
6内に規定量のホット飲料が調製される。このようにし
て飲料の調製が済むと、カップ搬送機構20は再び移動を
開始し、飲料の入ったカップ6を商品取出口16に臨むポ
イントまで搬送してこの位置に停止する。一方、カッ
プ6が商品取出口に到達したことを検知して第8図,第
9図に示した商品取出扉17の鎖錠が釈放され、商品取出
扉17が開放可能となる。ここで客が商品取出口よりカッ
プを取り出すと、カップ受け台21が空になったことを検
知して商品取出扉17が再び鎖錠されるとともに、一方で
はカップ搬送機構20が移動を再開してカップ受け台21が
当初の待機ポイントに戻って停止し、ここで一連の販
売サイクルが終了して再び販売待機状態に復帰する。 一方、コールド飲料を選択した場合には、その販売動作
のタイムチャートは第11図のようになる。すなわち販売
信号が与えられると、まずカップ搬送機構20が動作を開
始してカップ受け台21をコールド飲料用カップのカップ
受け位置であるポイントまで移動して停止し、この位
置でカップ供給機構5から搬出されたカップを受け取
る。続く巡回行程の途上で前記ホット飲料の場合と同様
に選択された種類の粉末原料を受けた後にポイントで
停止すると、まず粉末原料を溶解するに必要な少量の湯
がカップ6内に注出されるとともに、原料撹拌機構40が
動作して原料の撹拌を行う。この後はホット飲料の場合
とは異なり、製氷機4から搬出された氷がカップ6内に
投入されるとともに、さらに冷水槽3の給水ホース3aを
通じて冷水がカップ6に給水される。これによりカップ
内でコールド飲料が調製されることになる。その後はホ
ット飲料の場合と同様に飲料を収容したカップが商品取
出口16まで移送搬出され、カップ取出しの後にカップ受
け台21が再び待機位置に戻って一連の販売動作が終了す
る。 次に上記した実施例の構成部品に付いての応用実施例に
付いて述べる。まず、原料撹拌機構に付いて図示実施例
では撹拌羽根方式を示したが、この撹拌方式の代わりに
湯をカップに向けてポンプ送液ないしはガス加圧により
ノズルより噴射して粉末原料と湯とを撹拌するノズル噴
射方式、カップ内に湯を注入した後にカップ内に挿入し
たストローを通じて空気を吹き込んで原料撹拌を行う空
気撹拌方式、超音波振動子をカップ内に挿入して撹拌を
行う振動撹拌方式、さらにはカップをカップ受け台上で
回転して撹拌を助長させる回転撹拌方式を組合せる等の
各種撹拌方式を採用することも可能である。 またカップ供給機構に関して、前記実施例では種類の異
なるカップに対応してそのカップシュータを別々に設置
した例を示したが、この代わりに第12図に示すように複
数のカップ搬出口にまたがる共通のカップシュータ5cを
設置することにより、カップ搬送機構へのカップ搬出位
置を一箇所,例えば第6図の待機位置に定めて各種カ
ップを同じ位置で供給できる。これによりカップ搬送機
構の停止制御位置を減ずることができそれだけ販売時間
の短縮化が図れる。なお前記した共通カップシュータ5c
の搬出端を第6図におけるポイントに設定すれば、カ
ップ受け位置とポイントでの粉末原料受け位置とを同
一にしてカップ搬送機構の停止制御をより簡略化するこ
とができる。 さらに第13図は各種の粉末原料箱1に対応する原料シュ
ータの配列を第1図の実施例の配列と若干変えて4基の
原料シュータ1a〜1dを配置した例を示す。このように原
料箱1に対する原料シュータの数,配列,組合せを適宜
変更することにより、複数種の粉末原料の組合せを様々
に変えてミックスする等、飲料の多フレーバ化にも容易
に対処して多種多様な飲料を簡単に調製することができ
るようになる。 また第14図,第15図は粉末原料の原料シュータに関する
応用実施例を示す。すなわち各原料シュータ1a〜1dの先
端には常時ばね54で閉方向に付勢された原料ガイドを兼
用する開閉蓋55が取付けてあり、かつ該開閉蓋55に設け
た操作レバー56がカップ搬送機構のカップ受け台21の移
動経路に突き出している。この開閉蓋55は販売指令によ
り粉末原料箱から搬出された粉末原料を原料シュータ内
に一時貯留して置き、ここでカップ6を搭載したカップ
搬送機構の巡回搬送によりカップ受け台21が原料受け位
置に到達すると、第15図のようにカップ受け台21に前記
操作レバー56が当たり、ばね54に抗して開閉蓋55が開放
し、シュータ内に貯留されていた粉末原料が蓋板をガイ
ドにカップ6内へ投入される。またカップ受け台21が原
料シュータを通過すると、開閉蓋55は自動的に閉じる。 このように原料シュータの先端にカップ搬送機構の移動
に連動し、カップの到達を検知して開放する原料ガイド
兼用の開閉蓋を装備することにより、粉末原料箱からの
原料搬出タイミングをカップ搬送機構の停止制御に整合
させる面倒な制御が必要なくなり、しかもカップ搬送機
構を原料受け位置でその都度停止制御せずに移動状態の
ままでカップ内への粉末原料の供給を行うことが可能と
なる。またこれによりカップ搬送機構の巡回経路途上に
おける停止回路を減じることができ、その分だけ販売時
間の短縮化が図れるようになる。
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、商品取出口を経
由してカップ受け台を機内で巡回移動させるカップ搬送
機構と、このカップ搬送機構の巡回経路途上に配置され
てカップ受け台にカップを供給可能であるカップ供給機
構と、カップ搬送機構の巡回経路途上においてカップ供
給機構の後段に配置され、各種飲料の粉末原料をカップ
受け台上のカップに供給可能である各種飲料の粉末原料
箱の各供給端と、カップ搬送機構の巡回経路途上におい
て粉末原料箱の供給端の後段に配置され、温水,冷水,
氷を前記カップ受け台上のカップに供給可能である温水
槽,冷水槽,製氷機の各供給端と、各種飲料の粉末原料
に対して共通的に設けられ、温水槽,冷水槽,製氷機の
各供給端の近傍に配置されてカップ内の原料撹拌を行う
原料撹拌手段とを備え、販売指令によりカップ搬送機構
のカップ受け台へカップ供給機構からカップを供給し、
カップ搬送機構の巡回経路途上で選択された種類の粉末
原料および湯をカップ内へ直接投入し、各種飲料の粉末
原料に対して共通的に設けられた原料撹拌手段によりカ
ップ内の原料撹拌を行いつつ、さらに湯ないし冷水,氷
をカップに追加供給してホットないしコールド飲料を調
製し、カップを商品取出口へ移送搬出するように構成し
たことにより、粉末原料を原料とするホット,コールド
飲料を対象に、カップへの原料供給,撹拌等の各行程を
全てカップ搬送機構の巡回搬送途上においてカップ内で
直接行って飲料を調製し、商品取出口へ搬出することが
できるようになる。したがって従来方式と比べ、ミキシ
ングボゥルを使用してカップ外で原料の撹拌を行う原料
撹拌機構およびこれに続く飲料ホースの省略、並びに給
湯,給水の配管系統が簡略化でき、これにより従来方法
で問題となっていた系内残留の飲料滓に起因する衛生上
の問題解決が図れるとともに、系内洗浄時のメインテナ
ンスに対するサービス性も大幅に改善することができ
る。しかもカップ搬送機構の巡回経路途上に対向する粉
末原料箱および原料シュータの数,配列,組合せを適宜
に選定してレイアウトすることにより、原料の種類,組
合せを様々に変えた多種多様な飲料の調製が簡単に実施
できて顧客の要求する多フレーバ化にも容易に対応でき
る等、従来機にない数々の優れた機能を備えたカップ式
飲料自動販売機を提供することができる。特に、この発
明においては、温水,冷水,氷の各供給端と、原料撹拌
手段とは、各種飲料の粉末原料に対して共通的に設けら
れているので、粉末原料毎に、温水,冷水,氷の各供給
端と原料撹拌手段とを設けた場合に比較して、装置全体
を格段にコンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はそれぞれこの発明の実施例に係る
カップ式飲料自動販売機全体の内部構成を示す正面図,
側面図および平面図、第4図はカップ搬送機構の詳細構
造を示す側断面図、第5図は第4図におけるカップ受け
台の正面断面図、第6図は巡回経路途上にカップ受け台
の各停止制御位置を表したカップ搬送機構の巡回搬送経
路図、第7図は原料撹拌機構およびその周辺の詳細構造
図、第8図および第9図は商品取出扉の構造を示す上面
図および正面図、第10図および第11図はそれぞれホット
飲料およびコールド飲料の販売動作のタイムチャート、
第12図はカップ供給機構に付設したカップシュータの応
用実施例の構成図、第13図は粉末原料箱に付設した原料
シュータの変形配列図、第14図,第15図はそれぞれ原料
シュータに付設した開閉蓋の構造およびその動作説明
図、第16図は従来におけるカップ式飲料自動販売機の機
内系統図である。各図において、 1:粉末原料箱、1a〜1d:原料シュータ、2:温水槽、2a:給
湯弁、2b:給湯ホース、3:冷水槽、3a:給水ホース、3b:
給水弁、4:製氷機、4a:氷シュータ、5:カップ供給機
構、5a〜5c:カップシュータ、6:カップ、13:自動販売機
のキャビネット、16:商品取出口、17:商品取出扉、20:
カップ搬送機構、21:カップ受け台、22:駆動モータ、2
3:チェーン、28,29:カップガイド支持用のガイド板、3
0:カップ検知センサ、31:カップ搬送機構の停止制御用
マイクロスイッチ、40:原料撹拌機構、41:撹拌モータ、
43:撹拌羽根、44:昇降駆動部、46:撹拌羽根乾燥用ヒー
タ、48:氷シュータの氷ガイド兼用開閉蓋、開閉蓋開放
操作用のソレノイド、51:商品取出扉の鎖錠レバー、53:
鎖錠釈放用のソレノイド、55:原料シュータの原料ガイ
ド兼用開閉蓋、:カップ搬送機構の待機およびカップ
受け位置、:カップ受け位置、〜:粉末原料受け
位置、:湯,冷水,氷受けおよび原料撹拌位置、:
カップ取出位置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−97099(JP,A) 実開 昭62−100591(JP,U) 実開 昭62−75583(JP,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品取出口を経由してカップ受け台を機内
    で巡回移動させるカップ搬送機構と、 このカップ搬送機構の巡回経路途上に配置されて前記カ
    ップ受け台にカップを供給可能であるカップ供給機構
    と、 前記カップ搬送機構の巡回経路途上において前記カップ
    供給機構の後段に配置され、各種飲料の粉末原料を前記
    カップ受け台上のカップに供給可能である各種飲料の粉
    末原料箱の各供給端と、 前記カップ搬送機構の巡回経路途上において前記粉末原
    料箱の供給端の後段に配置され、温水,冷水,氷を前記
    カップ受け台上のカップに供給可能である温水槽,冷水
    槽,製氷機の各供給端と、 各種飲料の粉末原料に対して共通的に設けられ、前記温
    水槽,冷水槽,製氷機の各供給端の近傍に配置されて前
    記カップ内の原料撹拌を行う原料撹拌手段と、 を備え、販売指令により前記カップ搬送機構のカップ受
    け台へカップ供給機構からカップを供給し、カップ搬送
    機構の巡回経路途上で選択された種類の粉末原料および
    湯をカップ内へ直接投入し、 前記各種飲料の粉末原料に対して共通的に設けられた原
    料撹拌手段によりカップ内の原料撹拌を行いつつ、さら
    に湯ないし冷水,氷をカップに追加供給してホットない
    しコールド飲料を調製し、前記カップを商品取出口へ移
    送搬出することを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のカップ式飲料
    自動販売機において、粉末原料箱の原料供給端となる原
    料シュータはその先端部にカップ受け台の到達を検知し
    て開放動作する原料ガイドを兼ねた開閉蓋を備えている
    ことを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載のカップ式飲料
    自動販売機において、製氷機の氷供給端となる氷シュー
    タはその先端部に製氷機からの搬出氷を一時的にシュー
    タ内に受け止めてから開放動作する氷ガイドを兼ねた開
    閉蓋を備えていることを特徴とするカップ式飲料自動販
    売機。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載のカップ式飲料
    自動販売機において、原料撹拌手段は、モータで回転駆
    動される撹拌羽根と、この撹拌羽根を上昇待機位置から
    下降操作してカップ内に挿入する昇降駆動機構と、撹拌
    羽根の上昇待機位置に対向してその近傍に設置された撹
    拌羽根乾燥用ヒータとから構成されることを特徴とする
    カップ式飲料自動販売機。
JP61012903A 1986-01-23 1986-01-23 カツプ式飲料自動販売機 Expired - Lifetime JPH0693279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61012903A JPH0693279B2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23 カツプ式飲料自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61012903A JPH0693279B2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23 カツプ式飲料自動販売機

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32751197A Division JP2956672B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 カップ式飲料自動販売機
JP32751297A Division JP2956673B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 カップ式飲料自動販売機
JP32751397A Division JP2870596B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 カップ式飲料自動販売機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62171096A JPS62171096A (ja) 1987-07-28
JPH0693279B2 true JPH0693279B2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=11818327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61012903A Expired - Lifetime JPH0693279B2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23 カツプ式飲料自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0693279B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6354696A (ja) * 1986-02-20 1988-03-09 東京コカ・コ−ラボトリング株式会社 カツプ式自動販売機
JPH03273395A (ja) * 1990-03-22 1991-12-04 Kubota Corp カップ式自動販売機
JP4660931B2 (ja) * 2001-01-24 2011-03-30 富士電機リテイルシステムズ株式会社 カップ式自動販売機の原料供給装置
JP2010205249A (ja) * 2009-02-06 2010-09-16 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd カップ把持装置
JP6291881B2 (ja) * 2014-02-03 2018-03-14 富士電機株式会社 カップ式自動販売機
CN114081351A (zh) * 2016-08-22 2022-02-25 深圳市北美经典科技股份有限公司 五谷饮品制作工艺及五谷饮品自动售卖机

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5495300U (ja) * 1977-12-17 1979-07-05
JPS5491299A (en) * 1977-12-27 1979-07-19 Toshiba Machine Co Ltd Bevarage supplying machine
EP0036734A1 (en) * 1980-03-20 1981-09-30 Vgl Industries Limited Improvements in and relating to vending machines
JPS58723U (ja) * 1981-06-23 1983-01-06 東芝機械株式会社 飲料供給装置
JPS589345U (ja) * 1981-07-10 1983-01-21 清本 昌男 小物入れ
JPS58127288A (ja) * 1982-01-25 1983-07-29 富士電機株式会社 カツプ式飲料自動販売機
JPS58190783U (ja) * 1982-06-10 1983-12-19 富士電機冷機株式会社 カツプ式自動販売機
JPS5911160A (ja) * 1982-07-08 1984-01-20 Kikkoman Corp 調味液の製造法
JPS62100591U (ja) * 1985-12-13 1987-06-26
JPH0693279A (ja) * 1992-06-15 1994-04-05 Unicraft Oy 改良された圧力媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62171096A (ja) 1987-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4276750A (en) Flake ice vending machine
WO2017215472A1 (zh) 一种可调制饮品的自动售货机
JPH0693279B2 (ja) カツプ式飲料自動販売機
JP2870596B2 (ja) カップ式飲料自動販売機
JP2956672B2 (ja) カップ式飲料自動販売機
JPH09290898A (ja) カクテル飲料自動製造機
JP2956673B2 (ja) カップ式飲料自動販売機
US3045719A (en) Dispenser apparatus
JPS62221095A (ja) カツプ式飲料自動販売機の原料撹拌装置
JP2710239B2 (ja) カップ式飲料自動販売機
JPH10172044A (ja) 飲料自動販売機
JP3583881B2 (ja) 自動販売機
JP2838934B2 (ja) カップ式自動販売機の飛散原料用受け皿の構造およびその支持構造
JP3854491B2 (ja) 自動販売機
JP3982786B2 (ja) 自動販売機
JP2504321Y2 (ja) カップ式飲料自動販売機
JP5720464B2 (ja) カップ式自動販売機
JP4510986B2 (ja) 自動販売機
JPH08241460A (ja) カップ式自動販売機の排水機構
JP3809091B2 (ja) 飲料提供装置
JP4187232B2 (ja) 飲料提供装置
JP3193934B2 (ja) 氷投入装置
JPH0612567A (ja) カップ式飲料自動販売機の氷投入装置
JP2003141626A (ja) カップ式自動販売機
KR100234643B1 (ko) 자동판매기의 스틱투출 방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term