JP4510986B2 - 自動販売機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップ入り飲料を提供販売する自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カップ入り飲料を提供販売する飲料自動販売機では、例えば、特公平7−99554号公報に記載されているように、カップ搬送方式を採る自動販売機の構成が知られている。
【0003】
このようなカップ搬送方式を採る飲料自動販売機では、利用者により貨幣が投入されると、販売価格以上の貨幣が投入された飲料の選択が許容され、そして、利用者により飲料が選択されると、カップ搬送部が待機位置からカップ供給位置に移動を開始し、カップ搬送部がカップ供給位置に移動したら供給されるカップを受け取り、カップ内への飲料提供動作に応じてカップ搬送部を移動させ、カップ内に飲料が提供されたらカップ搬送部を販売口に移動させ、販売口を通じて飲料の提供されたカップを取り出し可能としている。
【0004】
カップ内への飲料提供動作では、例えば、カップ内への粉末の飲料原料の投入、湯や冷水などの希釈液の投入などがあり、カップ搬送部を飲料原料供給位置、希釈液供給位置に順次搬送している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のカップ搬送方式を採る自動販売機では、利用者により販売価格以上の貨幣が投入された後、飲料が選択された時点で、カップ搬送部が待機位置からカップ供給位置に移動を開始し、カップを受け取ってから飲料提供動作に入るので、利用者による飲料の選択から飲料の提供されたカップを販売口から取り出し可能とするまでの利用者を待たせる時間が長くかかる問題がある。
【0006】
特に、カップ搬送部の待機位置は販売口とする場合が多く、この販売口からカップ供給位置までの距離があると、カップを受け取るだけでも時間がかかる。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、例えば販売頻度の多い時間帯には、飲料の選択からカップ内に飲料を提供して販売するまでにかかる時間を短縮し、販売効率を向上できる自動販売機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の自動販売機は、飲料を選択する選択手段と、カップを供給するカップ供給手段と、このカップ供給手段から供給されるカップを保持して搬送するカップ搬送部を有するカップ搬送手段と、前記選択手段で選択された飲料を前記カップ搬送部上のカップ内に提供する飲料提供手段と、販売待機時に、時間帯に応じて、前記カップ供給手段からカップを供給させてカップ搬送部に保持させるカップ保持販売待機モードと、カップをカップ搬送部に保持させないで待機させるカップ保持無し販売待機モードとを切り換える制御手段とを具備しているものである。
【0009】
そして、販売待機時に、時間帯に応じて、カップ供給手段からカップを供給させてカップ搬送部に保持させるカップ保持販売待機モードと、カップをカップ搬送部に保持させないで待機させるカップ保持無し販売待機モードとを切り換えることで、例えば、販売頻度の多い時間帯をカップ保持販売待機モードとすることにより、利用者により飲料が選択された際にカップ搬送部上のカップに対する飲料提供動作を直ちに開始し、飲料の選択から販売までにかかる時間を短縮して、販売効率の向上を図り、また、販売頻度の少ない時間帯をカップ保持無し販売待機モードとすることにより、カップが長時間放置されるのを防止し、販売頻度に応じた飲料の販売を可能とする。
【0010】
請求項2記載の自動販売機は、請求項1記載の自動販売機において、開閉可能な扉体を有する機体と、前記扉体の開閉を検知する扉体開閉検知手段と、カップ搬送部上のカップの有無を検知するカップ有無検知手段とを具備し、制御手段は、カップ保持販売待機モードの時間帯において、前記扉体開閉検知手段で扉体の開放後に閉鎖を検知した際、前記カップ有無検知手段でカップ搬送部上にカップが無いことを確認したら、カップ供給手段からカップを供給させてカップ搬送部に保持させるものである。
【0011】
そして、カップ保持販売待機モードの時間帯において、扉体開閉検知手段で扉体の開放後に閉鎖を検知した際、カップ有無検知手段でカップ搬送部上にカップが無いことを確認したら、カップ供給手段からカップを供給させてカップ搬送部に保持させることにより、扉体を開放してメンテナンスをした際にカップ搬送部上のカップを外した場合でも、メンテナンスが完了して扉体を閉鎖した直後の飲料販売が正常に可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
図3に自動販売機の構成図を示し、この自動販売機は、カップステーション11、各飲料原料供給位置に飲料原料を供給する複数の飲料原料供給手段12、カップステーション11にダイレクトに飲料を供給する各種の飲料供給手段13,14、カップステーション11に湯水を供給する湯水供給手段15、カップステーション11に冷水を供給する冷水供給手段16、カップステーション11に炭酸水を供給する炭酸水供給手段17、カップステーション11に氷を供給する氷供給手段18、カップステーション11でカップ内撹拌する撹拌手段19を有しており、これらによって飲料提供手段20が構成されている。
【0014】
飲料原料供給手段12は、例えばインスタントコーヒー、紅茶、ココア、砂糖およびミルクなどの粉末状の飲料原料を種類別に収納する複数のキャニスタ21を有し、これら各キャニスタ21から飲料容量に応じた量の飲料原料を吐出し、対応する各飲料原料シュート22に飲料原料を受け入れて貯留し、所定の飲料原料投出タイミングで貯留した飲料原料を一度に各飲料原料供給位置に供給する。
【0015】
飲料供給手段13は、レギュラーコーヒーのコーヒー豆を種類別に収納する複数の容器23を有し、これら各容器23から定量のコーヒー豆をコーヒーミル24に送り出し、コーヒーミル24で粉末状に挽かれたコーヒー粉を抽出器25に送り込み、抽出器25で湯水供給手段15からの湯水と混合してコーヒー液を濾過抽出し、抽出されたコーヒー液をカップステーション11に搬送されるカップ内に供給する。
【0016】
飲料供給手段14は、例えばジュース原液などの濃縮液体状の飲料原料を収納する複数の原料バック26を有し、これら原料バック26から供給路途中に冷水供給手段16で冷却して飲料容量に応じた量の飲料原料をカップステーション11に搬送されるカップ内に供給する。
【0017】
湯水供給手段15は、水道水などの水源から供給される水を受け入れて所定温度に沸き上げて貯留する湯タンク27を有し、この湯タンク27内の湯をカップステーション11に搬送されるカップ内や抽出器25に供給する。
【0018】
冷水供給手段16は、冷却水wを貯留する冷却水槽28を有し、この冷却水槽28の冷却水中に冷却コイル29が配置されており、水源からの水を水ポンプ30で冷却コイル29に送り、この冷却コイル29を通過する間に冷却水との間で熱交換して冷却し、冷却された冷水をカップステーション11に搬送されるカップ内に供給する。
【0019】
炭酸水供給手段17は、冷却水槽28の冷却水中に炭酸水容器31が配置され、この炭酸水容器31には冷却コイル29を通過した冷水の一部および炭酸ボンベ32から炭酸ガスをそれぞれ供給して炭酸水を作り、この炭酸水をカップステーション11に搬送されるカップ内に供給する。
【0020】
氷供給手段18は、水源からの水の供給を受けて製氷する製氷装置33を有し、この製氷装置33で製氷された氷をカップステーション11に搬送されるカップ内に供給する。
【0021】
撹拌手段19は、カップステーション11の上方に配設され、撹拌駆動部34で回転駆動されるとともに昇降される例えばインペラなどの撹拌具35を有し、撹拌具35の下降時にカップステーション11に配置されたカップ内に進入して飲料を撹拌調合(撹拌混合)する。撹拌具35の上昇位置を待機位置とし、下降位置を撹拌位置とする。
【0022】
次に、図4に自動販売機の内部構造を示す正面図、図5に自動販売機の正面図を示し、41は機体で、この機体41は、販売機本体42およびこの販売機本体42の前面を開閉する扉体43を備えている。
【0023】
扉体43には、略中央に販売口44が形成され、この販売口44の後方にカップステーション11が配設されている。販売口44には販売口44を閉塞可能とする販売口扉45が開閉自在に取り付けられ、この販売口扉45は、扉体開閉手段によって自動開閉されるとともに、閉止状態で施錠手段によって施錠、解錠される。
【0024】
扉体43の上側域には販売する飲料種類を表示する複数の飲料表示部46が配設され、これら飲料表示部46毎に選択手段としての選択釦47が配設されている。飲料表示部46および選択釦47は、扉体43の左右領域に区分され、例えば一方の領域がホット飲料用、他方の領域がコールド飲料用として用いられる。
【0025】
扉体43の下側右域には、硬貨投入口49、紙幣投入口50、硬貨返却口51、返却レバー52などが配設され、これらの後方に紙幣や硬貨の識別計数および返却や釣銭の払い出しをする貨幣処理手段53が配設されている。
【0026】
また、販売機本体42内の左上手前側には例えば同一種類の複数のカップを収納するとともにカップを1つずつ下方のカップ供給位置に供給するカップ供給手段54が配設され、左上奥側には複数の飲料原料供給手段12が左右方向に沿って配設され、右上手前側には飲料供給手段13が配設され、右上奥側には湯水供給手段15が配設され、左下手前側には原料バック26が配置され、右下手前には炭酸ボンベ32が配置され、下奥側(図示されていない)には冷水供給手段16が配設されている。
【0027】
カップステーション11の後方域でかつ飲料原料供給手段12およびカップ供給手段54の下方域には、カップを搬送するカップ搬送手段55が配設されている。このカップ搬送手段55は、カップを保持するカップ搬送部56、およびこのカップ搬送部56を水平方向に移動させる搬送機構57を有している。
【0028】
次に、図6にカップ搬送手段の斜視図、図7にカップ搬送手段の一部を切り欠いた平面図を示し、機体41の左右方向をX軸、前後方向をY軸とする。
【0029】
カップ搬送部56は、Y軸スライダー61を有し、このY軸スライダー61の前面に、カップを載置する載置台62が突設され、この載置台62の上側でカップを両側から保持する一対のカップホルダ63が開閉可能に配設されている。一対のカップホルダ63は、カップホルダ駆動手段によって開閉駆動され、カップを受け取るときには互いに離反するように開かれ、カップを保持するときには互いに接近するように閉じられる。
【0030】
搬送機構57は、カップ搬送部56をY軸方向に沿って移動可能に支持するY軸スライドベース64、およびこのY軸スライドベース64をX軸方向に沿って移動可能に支持するX軸スライドベース65を有している。
【0031】
Y軸スライドベース64には、両端にタイミングプーリ66が回転自在に配設され、これらタイミングプーリ66間にタイミングベルト67が張設され、一端(後端)のタイミングプーリ66にY軸モータ68が連結されている。そして、タイミングベルト67にY軸スライダー61が連結され、Y軸モータ68の駆動によるタイミングベルト67の回動により、Y軸スライダー61がY軸方向に移動される。Y軸モータ68の駆動軸にはその回転に応じてパルスを発生するパルス発生手段としてのエンコーダ69が装着されている。
【0032】
X軸スライドベース65は、前後のベース部70,71およびこれら前後のベース部70,71の両端を連結する左右の連結部72を有する枠状に形成され、各ベース部70,71内には、両端にタイミングプーリ73が回転自在に軸支され、これら両端のタイミングプーリ73間にタイミングベルト74が張設され、一端(右側)の両タイミングプーリ73を連結する連動軸75にX軸モータ76が連結されている。そして、タイミングベルト74にY軸スライドベース64が連結され、X軸モータ76の駆動によるタイミングベルト74の回動により、Y軸スライドベース64がX軸方向に移動される。X軸モータ76の駆動軸(連動軸75)にはその回転に応じてパルスを発生するパルス発生手段としてのエンコーダ77が装着されている。
【0033】
Y軸スライダー61にはY軸センサ78が配設され、Y軸スライドベース64にはY軸スライダー61の起点位置および後方のY軸リミット位置に対応してX軸センサ81により検知される検知部材79,80が配設されている。
【0034】
X軸スライドベース65の右側にはX軸センサ81が配設され、Y軸スライドベース64にはY軸スライドベース64の右方のX軸リミット位置に対応してY軸センサ78により検知される検知部材82が配設されている。
【0035】
次に、図8にカップ搬送部の移動位置の説明図を示し、カップ搬送部56は、搬送機構57により、カップステーション11の位置すなわち飲料調合位置Cst、この飲料調合位置Cstの後方近傍の起点位置P0、カップ供給手段54からカップが落下供給されるカップ供給位置cup1〜cup4、各飲料原料供給手段12の飲料原料シュート22から飲料原料が落下供給される飲料原料供給位置P1〜P6に移動される。カップ搬送部56の起点位置P0はY軸センサ78が検知部材79を検知することで判別し、また、Y軸リミット位置LyはY軸センサ78が検知部材80を検知することで判別し、X軸リミット位置LxはX軸センサ81が検知部材82を検知することで判別する。
【0036】
次に、図2に自動販売機のブロック図を示し、制御手段としての制御部91には、飲料提供手段20、選択釦47、貨幣処理手段53、カップ供給手段54、カップ搬送手段55が接続されているとともに、カップステーション11の位置でカップ搬送部56上のカップの有無を検知するカップ有無検知手段92、扉体43の開閉を検知する扉体開閉検知手段93、および扉体43の内側に配設される管理者用の設定手段94などが接続されている。
【0037】
そして、制御部91は、次のような機能を有している。
【0038】
販売待機時には、図1に示すように、カップ搬送部56の待機位置をカップ供給手段54からカップを受け取るカップ供給位置とし、そのカップ供給手段54からカップを供給させて、そのカップをカップ搬送部56の載置台62上に受け取るとともにカップホルダ63を閉じて保持させておく機能を有している。
【0039】
時間帯に応じて、カップをカップ搬送部56に保持させて待機させるカップ保持販売待機モードと、カップをカップ搬送部56に保持させないで待機させるカップ保持無し販売待機モードとを切り換える機能を有している。例えば、事業所の休憩時間帯などの販売頻度が多い時間帯にはカップ保持販売待機モードとし、休憩時間帯以外などの販売頻度が少ない時間帯にはカップ保持無し販売待機モードとする。これらの設定は、設定手段94で任意に設定できるとともに、制御部91により過去の数日分の販売実績から判断して自動的に設定できる。
【0040】
カップ保持販売待機モードの時間帯で、扉体開閉検知手段93で扉体43の開放後に閉鎖を検知した際、カップ有無検知手段92でカップ搬送部56上にカップが無いことを確認したら、カップ供給手段54からカップを供給させてカップ搬送部56に保持させる機能を有している。
【0041】
次に、カップ保持販売待機モードでの販売動作を図9のタイミングチャートを参照して説明する。
【0042】
販売待機時において、カップ搬送部56がカップ供給手段54のカップ供給位置に移動して停止し、カップ供給手段54から1つのカップを排出し、そのカップをカップ搬送部56の載置台62上に受け取るとともにカップホルダ63を閉じて保持させておく。
【0043】
利用者により硬貨が投入されてから、選択釦47が選択操作されると、飲料提供動作を開始する。例えば、温かいインスタントブラックコーヒーが選択された場合には、飲料原料供給手段12から飲料原料の吐出を開始するとともに、カップ搬送部56の飲料原料供給位置への移動を直ぐに開始する。
【0044】
カップ搬送部56が飲料原料供給位置に移動して停止したら、飲料原料シュート22の開閉動作により飲料原料をカップ搬送部56上のカップ内に供給し、飲料原料の供給が完了したら、カップ搬送部56のカップステーションへの移動を開始する。
【0045】
カップ搬送部56がカップステーションに移動して停止したら、湯水供給手段15から1回目の定量の湯水をカップ搬送部56上のカップ内に供給するとともに、撹拌具35を下降させてカップ内に進入させ、撹拌具35を回転させて飲料原料と湯水とを撹拌混合する。このとき、カップホルダ63を開閉することにより、飲料原料や湯水の入ったカップの傾きなどを修正できる。カップを撹拌具35の回転を停止させて撹拌具35の上昇を開始する時点で、湯水供給手段15から2回目の定量の湯水を供給し、上昇する撹拌具35を洗浄する。
【0046】
撹拌具35の上昇が完了したら、飲料提供動作を完了する。カップホルダ63を開き、販売口扉45を開き、飲料の提供されたカップを取り出し可能とする。利用者によりカップが取り出されたことをカップ有無検知手段92で検知すれば、販売口扉45を閉じ、カップ搬送部56を起点位置P0を通じてカップ供給手段54のカップ供給位置に移動させて停止させ、カップ供給手段54から1つのカップを排出し、そのカップをカップ搬送部56の載置台62上に受け取るとともにカップホルダ63を閉じて保持させ、次の販売動作に待機する。
【0047】
次に、カップ保持無し販売待機モードでの販売動作を図10のタイミングチャートを参照して説明する。
【0048】
販売待機時において、カップ搬送部56がカップ供給手段54のカップ供給位置に移動して停止しており、カップ搬送部56上にはカップを保持していない。
【0049】
利用者により硬貨が投入されてから、選択釦47が選択操作されると、飲料提供動作を開始する。例えば、温かいインスタントブラックコーヒーが選択された場合には、飲料原料供給手段12から飲料原料の吐出を開始するとともに、カップ供給手段54から1つのカップを排出し、そのカップをカップ搬送部56の載置台62上に受け取るとともにカップホルダ63を閉じて保持する。
【0050】
カップ搬送部56上にカップを保持したら、カップ搬送部56の飲料原料供給位置への移動を開始する。これ以降の動作は、上述したカップ保持販売待機モードでの販売動作と同様である。
【0051】
以上のように、販売待機時に、カップ供給手段54からカップを供給し、そのカップをカップ搬送部56に保持させておくことにより、利用者により飲料が選択された際には、カップ搬送部56上のカップに対する飲料提供動作を直ちに開始することができ、利用者による飲料の選択からカップ内に飲料を提供して販売されるまでにかかる時間を短縮でき、販売効率を向上できる。
【0052】
また、例えば、販売頻度が多い時間帯には、カップをカップ搬送部56に保持させて待機させるカップ保持販売待機モードとし、また、販売頻度が少ない時間帯には、カップをカップ搬送部56に保持させないで待機させるカップ保持無し販売待機モードとし、販売頻度に応じた飲料の販売ができる。そして、販売頻度が多い時間帯には、カップ搬送部56にカップを保持しておいても、カップが放置される時間は短時間であるため、自動販売機内の埃などがカップに入る可能性は飲料選択時にカップを供給する通常時と同様に少ないが、販売頻度が少ない時間帯には、カップが放置される時間が長くなり、自動販売機内の埃などが入る可能性が高くなるため、カップをカップ搬送部56に保持させないで待機させることによりカップに埃などが入るのを防止できる。
【0053】
また、扉体43を開いてメンテナンスをした後、扉体43を閉じた際、カップ保持販売待機モードの時間帯であれば、扉体開閉検知手段93で扉体43の開放後に閉鎖を検知したときに、カップ搬送部56がカップステーション11に移動し、カップ有無検知手段92でカップ搬送部56上のカップの有無を確認し、メンテナンスの際にカップ搬送部56上のカップを外してあったために、カップが無いことを確認したら、カップ搬送部56がカップ供給位置に移動し、カップ供給手段54からカップを供給させてカップ搬送部56に保持させることにより、メンテナンスが完了して扉体43を閉鎖した直後の飲料販売を正常にできる。
【0054】
なお、カップ供給手段54からは同一種類のカップを供給し、同一種類のカップを供給するカップ供給位置cup1〜cup4が複数箇所にある場合には、1箇所のカップ供給位置でのカップ供給が完了する度に次のカップ供給位置に移るか、あるいは各カップ供給位置に順番に移るようにする。
【0055】
また、例えばホット飲料用やコールド飲料用などの飲料種類に応じて容量の異なる複数種のカップを収納する場合には、季節や一定期間の販売頻度から使用するカップを予測し、予測したカップをカップ搬送部56に保持するようにしてもよい。カップ搬送部56に保持したカップを使用する種類以外の飲料種類が選択された場合には、カップ搬送部56に保持したカップを排出し、選択された飲料種類のカップを保持しなおすことで対応可能とする。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載の自動販売機によれば、販売待機時に、時間帯に応じて、カップ供給手段からカップを供給させてカップ搬送部に保持させるカップ保持販売待機モードと、カップをカップ搬送部に保持させないで待機させるカップ保持無し販売待機モードとを切り換えるので、例えば、販売頻度の多い時間帯をカップ保持販売待機モードとすることにより、利用者により飲料が選択された際にカップ搬送部上のカップに対する飲料提供動作を直ちに開始し、飲料の選択から販売までにかかる時間を短縮して、販売効率の向上を図れ、また、販売頻度の少ない時間帯をカップ保持無し販売待機モードとすることにより、カップが長時間放置されるのを防止し、販売頻度に応じた飲料の販売ができる。
【0057】
請求項2記載の自動販売機によれば、請求項1記載の自動販売機の効果に加えて、カップ保持販売待機モードの時間帯において、扉体開閉検知手段で扉体の開放後に閉鎖を検知した際、カップ有無検知手段でカップ搬送部上にカップが無いことを確認したら、カップ供給手段からカップを供給させてカップ搬送部に保持させるので、扉体を開放してメンテナンスをした際にカップ搬送部上のカップを外した場合でも、メンテナンスが完了して扉体を閉鎖した直後の飲料販売を正常にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す自動販売機の概略平面図である。
【図2】 同上自動販売機のブロック図である。
【図3】 同上自動販売機の構成図である。
【図4】 同上自動販売機の内部構造を示す正面図である。
【図5】 同上自動販売機の正面図である。
【図6】 同上自動販売機のカップ搬送手段の斜視図である。
【図7】 同上自動販売機のカップ搬送手段の一部を切り欠いた平面図である。
【図8】 同上自動販売機のカップ搬送部の移動位置の説明図である。
【図9】 同上自動販売機のカップ保持販売待機モードでの販売動作を説明するタイミングチャートである。
【図10】 同上自動販売機のカップ保持無し販売待機モードでの販売動作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
20 飲料提供手段
41 機体
43 扉体
54 カップ供給手段
55 カップ搬送手段
56 カップ搬送部
91 制御手段としての制御部
92 カップ有無検知手段
93 扉体開閉検知手段
Claims (2)
- 飲料を選択する選択手段と、
カップを供給するカップ供給手段と、
このカップ供給手段から供給されるカップを保持して搬送するカップ搬送部を有するカップ搬送手段と、
前記選択手段で選択された飲料を前記カップ搬送部上のカップ内に提供する飲料提供手段と、
販売待機時に、時間帯に応じて、前記カップ供給手段からカップを供給させてカップ搬送部に保持させるカップ保持販売待機モードと、カップをカップ搬送部に保持させないで待機させるカップ保持無し販売待機モードとを切り換える制御手段と
を具備していることを特徴とする自動販売機。 - 開閉可能な扉体を有する機体と、
前記扉体の開閉を検知する扉体開閉検知手段と、
カップ搬送部上のカップの有無を検知するカップ有無検知手段とを具備し、
制御手段は、カップ保持販売待機モードの時間帯において、前記扉体開閉検知手段で扉体の開放後に閉鎖を検知した際、前記カップ有無検知手段でカップ搬送部上にカップが無いことを確認したら、カップ供給手段からカップを供給させてカップ搬送部に保持させる
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
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