JP3963414B2 - 飲料提供装置 - Google Patents

飲料提供装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3963414B2
JP3963414B2 JP10652299A JP10652299A JP3963414B2 JP 3963414 B2 JP3963414 B2 JP 3963414B2 JP 10652299 A JP10652299 A JP 10652299A JP 10652299 A JP10652299 A JP 10652299A JP 3963414 B2 JP3963414 B2 JP 3963414B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
beverage
built
stirring
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10652299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000298769A (ja
Inventor
光雄 鈴木
孝之 小林
泰之 増尾
博史 吉元
重雄 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
APEX CORPORATION
Original Assignee
APEX CORPORATION
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by APEX CORPORATION filed Critical APEX CORPORATION
Priority to JP10652299A priority Critical patent/JP3963414B2/ja
Publication of JP2000298769A publication Critical patent/JP2000298769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3963414B2 publication Critical patent/JP3963414B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップ搬送方式およびカップ内攪拌方式を採って非内蔵のカップに飲料を提供する飲料提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、飲料をカップに注出して販売・提供するカップ式飲料自動販売機やカップ式ディスペンサでは、機体の販売口(取出口)に臨むカップステーションに機体に内蔵のカップを供給し、飲料原料と湯や冷水などの希釈液とをミキシングボールで混合して希釈された飲料を注出管を通じてカップステーションのカップ内に注出するようにした構成が知られている。
【0003】
また、特公平7−99554号公報に記載されているように、カップを載置して搬送する搬送機構を備え、この搬送機構により、機体に内蔵のカップの投下位置でカップを受け取り、このカップを各種の飲料原料の投下位置に順次移動させて飲料原料をカップ内に受け取るとともにカップ内に希釈液を注入して混合するようにしたカップ搬送方式を採る自動販売機の構成がある。
【0004】
また、特公平7−104978号公報に記載されているように、衛生管理面でミキシングボールや注出管路の清掃等でメンテナンス作業が煩雑化するミキシングボールによる攪拌調合注出に変わるものとして、インペラやパドラーなどの攪拌具をカップ内に進入させて回転させるカップ内攪拌方式が普及されてきている。このようなカップ内攪拌方式では、飲料の一部として用いられる少量の希釈液を攪拌調合後の攪拌具に対して注水することにより、攪拌具を自動洗浄するようになっている。このような洗浄(カップ内洗浄)は、販売動作の都度、自動実行されることにより、次販売に対する衛生的な洗浄と合わせ、選択飲料種類が異なる場合の移り香の防止が有効に機能されるものとなっている。
【0005】
また、特開平3−290795号公報に記載されているように、省資源化の観点から使い捨てられる内蔵のカップに対して、顧客所有のカップ(非内蔵のカップであり、以下、マイカップという)の利用が望まれてその実用化が進められている。この自動販売機では、カップステーションへのマイカップのセットおよびマイカップの大きさをそれぞれ検知し、セットされたマイカップの大きさに適した容量の飲料をマイカップ内に投入するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、省資源化の観点から使い捨てられる内蔵のカップに対してマイカップの利用が望まれてその実用化が進められているなかにおいて、各種のマイカップ(大きさを含む形状の違いがある)が利用できれば好都合であるが、カップ搬送方式を採る自動販売機では、機内に配置される各種の飲料原料の投下位置までカップを順次移動させて飲料原料をカップ内に受け取るとともにカップ内で攪拌混合する関係上、使用カップの制約を受けることからマイカップ利用化への実現を困難なものとしている。
【0007】
また、カップ内攪拌方式では、内蔵のカップを対象としており、この機能をマイカップに同様に用いた場合、マイカップの洗浄が不充分であったりすると、攪拌具に対する少量の希釈液によるカップ内洗浄では清潔感を重んじる次販売の利用者に対して違和感を与えかねない問題も内在すると考えられる。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、カップ搬送方式およびカップ内攪拌方式を採る飲料提供装置において、利用者に対して違和感のない非内蔵のカップの利用を促進し、省資源化を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の飲料提供装置は、非内蔵のカップが出し入れされるカップ出入口部と、飲料原料供給位置に飲料原料を供給する飲料原料供給手段と、飲料調合位置に希釈液を供給する希釈液供給手段と、前記カップが載置されるカップ搬送部を有し、このカップ搬送部を前記カップ出入口部、飲料原料供給位置および飲料調合位置に搬送する搬送手段と、前記カップ出入口部のカップ搬送部へのカップのセットを検知するカップ検知手段と、前記飲料調合位置に搬送されるカップ内に進入して飲料原料と希釈液とを攪拌調合する攪拌手段と、前記飲料調合位置にカップが位置していない状態で前記攪拌手段を洗浄する洗浄手段と、前記攪拌手段による攪拌調合後の前記洗浄手段による洗浄が済んでいるか監視する洗浄監視手段と、前記カップ検知手段でカップのセットが検知されることでカップへの飲料提供動作を許容するとともに、前記洗浄監視手段によって前記攪拌手段の洗浄済が確認されていることによりその攪拌手段による攪拌調合を許容する制御手段とを具備しているものである。
【0010】
そして、カップ出入口部で受け取る非内蔵のカップを搬送手段により飲料原料供給位置や飲料調合位置などに搬送するカップ搬送方式を採るとともに、飲料調合位置で非内蔵のカップ内に攪拌手段を進入させて飲料原料と希釈液とを攪拌調合するカップ内攪拌方式を採ったうえで、飲料調合位置にカップが位置していない状態で洗浄手段によって攪拌手段を十分に洗浄するとともに、洗浄監視手段によって攪拌手段の洗浄済が確認されていることを条件にその攪拌手段による攪拌調合を許容することで、利用者に対して違和感のない非内蔵のカップの利用を促進し、省資源化を図る。
【0011】
請求項2記載の飲料提供装置は、カップが出し入れされるカップ出入口部と、カップ供給位置に内蔵のカップを供給する内蔵カップ供給手段と、飲料原料供給位置に飲料原料を供給する飲料原料供給手段と、飲料調合位置に希釈液を供給する希釈液供給手段と、前記カップが載置されるカップ搬送部を有し、このカップ搬送部を前記カップ出入口部、カップ供給位置、飲料原料供給位置および飲料調合位置に搬送する搬送手段と、前記飲料調合位置に搬送されるカップ内に進入して飲料原料と希釈液とを攪拌調合する攪拌手段と、前記飲料調合位置にカップが位置していない状態で前記攪拌手段を洗浄する洗浄手段と、非内蔵のカップの利用を選択する選択手段と、前記カップ出入口部のカップ搬送部への非内蔵のカップのセットを検知するカップ検知手段と、前記攪拌手段による攪拌調合後の前記洗浄手段による洗浄が済んでいるか監視する洗浄監視手段と、前記選択手段で非内蔵のカップの利用が選択されるとともにカップ検知手段で非内蔵のカップのセットが検知されることで非内蔵のカップへの飲料提供動作を許容し、かつ、前記洗浄監視手段によって前記攪拌手段の洗浄済が確認されていることによりその攪拌手段による攪拌調合を許容する制御手段とを具備しているものである。
【0012】
そして、カップ供給位置で受け取る内蔵のカップまたはカップ出入口部で受け取る非内蔵のカップを搬送手段により飲料原料供給位置や飲料調合位置などに搬送するカップ搬送方式を採るとともに、飲料調合位置で内蔵のカップ内または非内蔵のカップ内に攪拌手段を進入させて飲料原料と希釈液とを攪拌調合するカップ内攪拌方式を採ったうえで、飲料調合位置にカップが位置していない状態で洗浄手段によって攪拌手段を十分に洗浄するとともに、洗浄監視手段によって攪拌手段の洗浄済が確認されていることを条件にその攪拌手段による攪拌調合を許容することで、利用者に対して違和感のない非内蔵のカップの利用を促進し、省資源化を図る。
【0013】
請求項3記載の飲料提供装置は、請求項2記載の飲料提供装置において、内蔵のカップの容量種に対応して標準容量を含む複数種の飲料提供容量を選択可能に割り付けられた複数の飲料選択釦と、内蔵のカップの選択時には前記飲料選択釦に割り付けられた標準容量を含む複数種の飲料提供容量の選択を許容するとともに、非内蔵のカップの選択時には標準容量以下の飲料選択釦に対応する飲料提供容量の選択のみを許容する飲料容量切換手段とを備えているものである。
【0014】
そして、飲料容量切換手段により、内蔵のカップの選択時には前記飲料選択釦に割り付けられた標準容量を含む複数種の飲料提供容量の選択を許容するとともに、非内蔵のカップの選択時には標準容量以下の飲料選択釦に対応する飲料提供容量の選択のみを許容するので、非内蔵のカップの大きさに応じた飲料提供容量とすることによる構成の増加や制御の複雑化などを招くことなく、実用性を得る。
【0015】
請求項4記載の飲料提供装置は、請求項1ないし3いずれか記載の飲料提供装置において、飲料調合位置は、カップ出入口部にあり、制御手段は、前記カップ出入口部から飲料提供済のカップが取り出された後に洗浄手段による攪拌手段の洗浄を実行させ、かつ、この洗浄手段による攪拌手段の洗浄を実行する前に次回の飲料提供要求があればその時点での洗浄手段による攪拌手段の洗浄を中止させるとともに次回の飲料提供動作の過程での前記飲料調合位置にカップが位置していない状態で洗浄手段による攪拌手段の洗浄を実行させるものである。
【0016】
そして、飲料調合位置がカップ出入口部にある場合、カップ出入口部から飲料提供済のカップが取り出された後に洗浄手段による攪拌手段の洗浄を実行し、かつ、この洗浄手段による攪拌手段の洗浄を実行する前に次回の飲料提供要求があればその時点での洗浄手段による攪拌手段の洗浄を中止するとともに次回の飲料提供動作の過程での飲料調合位置にカップが位置していない状態で洗浄手段による攪拌手段の洗浄を実行するので、次回の飲料提供までの待ち時間を短くし、稼動率を向上させる。
【0017】
請求項5記載の飲料提供装置は、請求項4記載の飲料提供装置において、搬送手段は、飲料調合位置の近傍にカップ搬送部の搬送起点位置を有し、飲料調合位置のカップ搬送部に非内蔵のカップがセットされた後にカップ搬送部を搬送起点位置に移動させ、この搬送起点位置から飲料提供動作に対応して移動させるものである。
【0018】
そして、搬送手段により、飲料調合位置の近傍にカップ搬送部の搬送起点位置を有し、飲料調合位置のカップ搬送部に非内蔵のカップがセットされた後にカップ搬送部を搬送起点位置に移動させ、この搬送起点位置から飲料提供動作に対応して移動させるので、例えば飲料提供が連続した場合でも飲料調合位置での洗浄手段による攪拌手段の洗浄に迅速に移せる。
【0019】
請求項6記載の飲料提供装置は、請求項5記載の飲料提供装置において、飲料調合位置に攪拌調合の不要な飲料を供給する飲料供給手段を有し、搬送手段は、攪拌調合の不要な飲料の提供時に、非内蔵のカップがセットされたカップ搬送部を搬送起点位置から飲料調合位置に移動させ、制御手段は、攪拌調合の不要な飲料の提供時に、攪拌手段による攪拌および洗浄手段による攪拌手段の洗浄を禁止させるものである。
【0020】
そして、飲料調合位置での飲料供給手段による攪拌調合の不要な飲料の提供時には、非内蔵のカップがセットされたカップ搬送部を搬送起点位置から飲料調合位置に移動させるので、直ちに飲料の提供ができ、かつ、攪拌手段による攪拌および洗浄手段による攪拌手段の洗浄を禁止させるので、不用な洗浄を防止する。
【0021】
請求項7記載の飲料提供装置は、請求項1ないし6いずれか記載の飲料提供装置において、カップ出入口部を開閉する扉体と、この扉体の閉止を検知する扉体閉止検知手段と、前記扉体の閉止位置で解錠可能に施錠する施錠手段と、投入される貨幣を識別計数する貨幣処理部と、この貨幣処理部で所定金額以上の投入が確認されることで前記施錠手段を解錠させ、カップ検知手段で非内蔵のカップが検知されるとともに前記扉体閉止検知手段で扉体の閉止が検知されることで施錠手段を施錠させる施錠制御手段とを備えているものである。
【0022】
そして、カップ出入口部を開閉する扉体を所定金額以上の投入が確認されることで解錠して非内蔵のカップのセットを許容し、非内蔵のカップのセットが検知されるとともに扉体の閉止が検知されることで扉体を施錠して飲料提供を行なうので、扉体の解錠を必要最小限として、カップ出入口部からの悪戯を軽減する。
【0023】
請求項8記載の飲料提供装置は、請求項7記載の飲料提供装置において、非内蔵のカップの利用のキャンセルを貨幣処理部での貨幣の識別からカップ検知手段で非内蔵のカップが検知されるまでの間で受け付けるキャンセル手段を備え、施錠制御手段は、前記キャンセル手段の受け付けによって、カップ検知手段で非内蔵のカップが検知されずに扉体閉止検知手段で扉体の閉止が検知されることで施錠手段を施錠させるものである。
【0024】
そして、非内蔵のカップの利用のキャンセルを貨幣の投入から非内蔵のカップをセットするまでの間で受け付けることができるとともに、このキャンセルの受付時には非内蔵のカップのセットが検知されずに扉体の閉止が検知されることで扉体を直ちに施錠し、カップ出入口部からの悪戯を軽減する。
【0025】
請求項9記載の飲料提供装置は、請求項2または3記載の飲料提供装置において、投入される貨幣を識別計数するとともに貨幣の返却を可能とする貨幣処理部と、内蔵のカップによる販売価格より非内蔵のカップによる販売価格を低額とし、内蔵のカップによる販売価格以上の貨幣の投入によって非内蔵のカップへの飲料提供動作を許容するとともに、非内蔵のカップへの飲料提供動作の開始後に非内蔵のカップによる販売価格との価格差分を返却させる貨幣制御手段とを備えているものである。
【0026】
そして、内蔵のカップによる販売価格より非内蔵のカップによる販売価格を低額とし、内蔵のカップによる販売価格以上の貨幣の投入によって非内蔵のカップへの飲料提供動作を許容するとともに、非内蔵のカップへの飲料提供動作の開始後に内蔵のカップによる販売価格との価格差分を返却するので、非内蔵のカップの利用を促進し、省資源化を図る。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の飲料提供装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0028】
図2に飲料提供装置を適用したカップ式飲料自動販売機の構成図を示し、このカップ式飲料自動販売機は、カップ出入口部としてのカップステーション11、後述する各飲料原料供給位置に飲料原料を供給する複数の飲料原料供給手段12、カップステーション11にダイレクトに飲料を供給する各種の飲料供給手段13,14、カップステーション11に湯水を供給する湯水供給手段15、カップステーション11に冷水を供給する冷水供給手段16、カップステーション11に炭酸水を供給する炭酸水供給手段17、カップステーション11に氷を供給する氷供給手段18、カップステーション11でカップ内攪拌を行なう攪拌手段19を有するとともに、後述する内蔵カップ供給手段および搬送手段などを有している。そして、湯水供給手段15、冷水供給手段16および炭酸水供給手段17は希釈液供給手段20として構成されている。
【0029】
飲料原料供給手段12は、例えばインスタントコーヒー、紅茶、ココア、砂糖およびミルクなどの粉末状の飲料原料を種類別に収納する複数のキャニスタ21を有し、これら各キャニスタ21から飲料容量に応じた量の飲料原料が送り出され、対応する各シュート22を通じて後述する各飲料原料供給位置に供給される。
【0030】
飲料供給手段13は、レギュラーコーヒーのコーヒー豆を種類別に収納する複数の容器23を有し、これら各容器23から定量のコーヒー豆がコーヒーミル24に送り出され、コーヒーミル24で粉末状に挽かれたコーヒー粉が抽出器25に送り込まれ、抽出器25で湯水供給手段15からの湯水と混合されてコーヒー液が濾過抽出され、抽出されたコーヒー液がカップステーション11に供給される。
【0031】
飲料供給手段14は、例えばジュースなどの液体状の飲料原料を収納する複数の原料バック26を有し、これら原料バック26から供給路途中が後述する冷却水槽の冷却水中を通じて冷却されて飲料容量に応じた量の飲料原料がカップステーション11に供給される。
【0032】
湯水供給手段15は、水道水などの水源から供給される水を受け入れて所定温度に沸き上げて貯留する湯タンク27を有し、この湯タンク27内の湯がカップステーション11や抽出器25に供給される。
【0033】
冷水供給手段16は、冷却水wを貯留する冷却水槽28を有し、この冷却水槽28の冷却水中に冷却コイル29が配置され、水源からの水が水ポンプ30で冷却コイル29に送られ、この冷却コイル29を通過する間に冷却水との間で熱交換されて冷却され、冷却された冷水がカップステーション11に供給される。
【0034】
炭酸水供給手段17は、冷却水槽28の冷却水中に炭酸水容器31が配置され、この炭酸水容器31には冷却コイル29を通過した冷水の一部および炭酸ボンベ32から炭酸ガスがそれぞれ供給されて炭酸水が作成され、この炭酸水がカップステーション11に供給される。
【0035】
氷供給手段18は、水源からの水の供給を受けて製氷する製氷装置33を有し、この製氷装置33で製氷された氷がカップステーション11に供給される。
【0036】
攪拌手段19は、カップステーション11の上方に配設され、攪拌駆動部34で回転駆動されるとともに昇降される例えばインペラなどの攪拌具35を有し、攪拌具35の下降時にカップステーション11に配置されたカップ内に進入して飲料を攪拌調合(攪拌混合)するように構成されている。攪拌具35の上昇位置を待機位置とし、下降位置を攪拌位置および洗浄位置とする。
【0037】
希釈液供給手段20は、湯水供給手段15からの湯水または冷水供給手段16からの冷水を下降位置の攪拌具35に対して注水して洗浄する洗浄手段36として構成されている。
【0038】
次に、図3にカップ式飲料自動販売機の内部構造を示す正面図、図4にカップ式飲料自動販売機の正面図を示し、41は機体で、この機体41は、販売機本体42およびこの販売機本体42の前面を開閉する前面扉43によって構成されている。
【0039】
前面扉43には、略中央に販売口44が形成され、この販売口44の後方にカップステーション11が配設されている。販売口44には販売口44を閉塞可能とるす扉体45が開閉自在に取り付けられ、この扉体45は、後述する扉体開閉手段によって自動開閉されるとともに、閉止状態で後述する施錠手段によって施錠、解錠される。
【0040】
前面扉43の上側域には販売する各飲料の種類を表示する複数の商品表示部46が配設され、これら各商品表示部46毎に内蔵カップの容量種に対応して標準容量を含む複数種の飲料提供容量を選択可能に割り付けられた飲料選択手段としての複数の飲料選択釦47が配設され、さらに、非内蔵のカップ(以下、マイカップという)の利用を選択する選択手段としてのマイカップ選択釦48が配設されている。このマイカップ選択釦48は、マイカップの選択操作後の再操作によってマイカップの利用をキャンセルするキャンセル手段として構成されている。
【0041】
前面扉43の下側右域には、硬貨投入口49、紙幣投入口50、硬貨返却口51、返却レバー52などが配設され、これらの後方に紙幣や硬貨の識別計数および返却や釣銭の払い出しを行なう貨幣処理部53が配設されている。
【0042】
なお、前面扉43には、利用者に対するメッセージなどを表示する図示しない表示部が配設されている。
【0043】
また、販売機本体42内の左上手前側には容量の異なる複数種の内蔵のカップ(以下、内蔵カップという)を収納するとともにこれら各内蔵カップを1つずつ下方の後述する各カップ供給位置に供給する内蔵カップ供給手段54が配設され、左上奥側には複数の飲料原料供給手段12が左右方向に沿って配設され、右上手前側には飲料供給手段13が配設され、右上奥側には湯水供給手段15が配設され、左下手前側には原料バック26が配置され、右下手前には炭酸ボンベ32が配置され、下奥側(図示されていない)には冷水供給手段16が配設されている。
【0044】
カップステーション11の後方域でかつ飲料原料供給手段12および内蔵カップ供給手段54の下方域には、カップを搬送する搬送手段55が配設されている。この搬送手段55は、カップを保持するカップ搬送部56、およびこのカップ搬送部56を水平方向に移動させる移動機構57を有している。
【0045】
次に、図5に搬送手段の斜視図、図6に搬送手段の一部を切り欠いた平面図を示し、機体41の左右方向をX軸、前後方向をY軸とする。
【0046】
カップ搬送部56は、Y軸スライダー61を有し、このY軸スライダー61の前面に、カップを載置する載置台62が突設されているとともに、この載置台62の上側でカップを両側から保持する一対のカップホルダ63が開閉可能に配設されている。
【0047】
移動機構57は、カップ搬送部56をY軸方向に沿って移動可能に支持するY軸スライドベース64、およびこのY軸スライドベース64をX軸方向に沿って移動可能に支持するX軸スライドベース65を有している。
【0048】
Y軸スライドベース64には、両端にタイミングプーリ66が回転自在に配設され、これらタイミングプーリ66間にタイミングベルト67が張設され、一端(後端)のタイミングプーリ66にY軸モータ68が連結されている。そして、タイミングベルト67にY軸スライダー61が連結され、Y軸モータ68の駆動によるタイミングベルト67の回動により、Y軸スライダー61がY軸方向に移動される。Y軸モータ68の駆動軸にはその回転に応じてパルスを発生するパルス発生手段としてのエンコーダ69が装着されている。
【0049】
X軸スライドベース65は、前後のベース部70,71およびこれら前後のベース部70,71の両端を連結する左右の連結部72を有する枠状に形成され、各ベース部70,71部内には、両端にタイミングプーリ73が回転自在に軸支され、これら両端のタイミングプーリ73間にタイミングベルト74が張設され、一端(右側)の両タイミングプーリ73を連結する連動軸75にX軸モータ76が連結されている。そして、タイミングベルト74にY軸スライドベース64が連結され、X軸モータ76の駆動によるタイミングベルト74の回動により、Y軸スライドベース64がX軸方向に移動される。X軸モータ76の駆動軸(連動軸75)にはその回転に応じてパルスを発生するパルス発生手段としてのエンコーダ77が装着されている。
【0050】
Y軸スライダー61にはY軸センサ78が配設され、Y軸スライドベース64にはY軸スライダー61の搬送起点位置および後方のY軸リミット位置に対応してY軸センサ78により検知される検知部材79,80が配設されている。
【0051】
X軸スライドベース65の右側にはX軸センサ81が配設され、Y軸スライドベース64にはY軸スライドベース64の右方のX軸リミット位置に対応してY軸センサ78により検知される検知部材82が配設されている。
【0052】
次に、図7にカップ搬送部の移動位置の説明図を示し、カップ搬送部56は、移動機構57により、カップステーション11の位置すなわち飲料調合位置Cst 、この飲料調合位置Cst の後方の近傍の搬送起点位置P0、各内蔵カップ供給手段54から内蔵カップが落下供給されるカップ供給位置cup1〜cup4、各飲料原料供給手段12から飲料原料が落下供給される飲料原料供給位置P1〜P6に移動される。カップ搬送部56の搬送起点位置P0はY軸センサ78が検知部材79を検知することで判別され、また、Y軸リミット位置LyはY軸センサ78が検知部材80を検知することで判別され、X軸リミット位置LxはX軸センサ81が検知部材82を検知することで判別される。
【0053】
次に、図1に制御系の構成図を示し、制御部91には、上述した、飲料原料供給手段12、飲料供給手段13,14、攪拌手段19、希釈液供給手段20、洗浄手段36、飲料選択釦47、マイカップ選択釦48、返却レバー52、貨幣処理部53、内蔵カップ供給手段54、搬送手段55などがそれぞれ接続され、それら各構成からの信号が制御部91に入力されるとともに、それら各構成が制御部91によって制御される。
【0054】
さらに、制御部91には、カップ搬送部56へのカップ(内蔵カップまたはマイカップ)のセットを検知するカップ検知手段92、扉体45を自動開閉する扉体開閉手段93、扉体45の閉止を検知する扉体閉止検知手段94、扉体45を閉止位置で施錠および解錠する施錠手段95が接続されている。
【0055】
そして、制御部91は、攪拌調合後の洗浄手段36による攪拌具35の洗浄が済んでいるか監視する洗浄監視手段の機能と、マイカップ選択釦48でマイカップの利用が選択されるとともにカップ検知手段92でカップのセットが検知されることでマイカップへの飲料提供動作を許容し、洗浄監視手段によって攪拌具35の洗浄済が確認されていることによりその攪拌具35による攪拌調合を許容する制御手段の機能とを有している。
【0056】
制御手段は、カップステーション11から飲料提供済のカップが取り出された後に洗浄手段36による攪拌具35の洗浄を実行させ、かつ、この洗浄手段36による攪拌具35の洗浄を実行する前に次回の飲料提供要求があればその時点での洗浄手段36による攪拌具35の洗浄を中止させるとともに次回の飲料提供動作の過程でのカップステーション11(飲料調合位置Cst )にカップが位置していない状態で洗浄手段36による攪拌具35の洗浄を実行させる機能を有している。さらに、カップステーション11(飲料調合位置Cst )のカップ搬送部56にマイカップがセットされた後にカップ搬送部56を搬送起点位置P0に移動させ、この搬送起点位置P0から飲料提供動作に対応して移動させる機能を有するとともに、攪拌調合の不要な飲料の提供時に、マイカップがセットされたカップ搬送部56を搬送起点位置P0からカップステーション11(飲料調合位置Cst )に移動させ、攪拌具35による攪拌調合および洗浄手段36による攪拌具35の洗浄を禁止させる機能を有している。
【0057】
また、制御部91は、内蔵カップの選択時には飲料選択釦47に割り付けられた標準容量を含む複数種の飲料提供容量の選択を許容するとともに、マイカップの選択時には飲料提供容量が標準容量以下の飲料選択釦47に対応する飲料提供容量の選択のみを許容する飲料容量切換手段の機能、マイカップの利用のキャンセル(マイカップ選択釦48の再操作)を貨幣処理部53での貨幣の識別からカップ検知手段92でマイカップが検知されるまでの間で受け付けるキャンセル受付手段の機能、貨幣処理部53で所定金額以上の投入が確認されることで扉体45の施錠手段95を解錠させ、カップ検知手段92でマイカップが検知されるとともに扉体閉止検知手段94で扉体45の閉止が検知されることで施錠手段95を施錠させ、かつ、キャンセルの受け付けによって、カップ検知手段92でマイカップが検知されずに扉体閉止検知手段94で扉体45の閉止が検知されることで施錠手段95を施錠させる施錠制御手段の機能、内蔵カップによる販売価格よりマイカップによる販売価格を低額の割引価格とし、内蔵カップによる販売価格以上の貨幣の投入によってマイカップへの飲料提供動作を許容するとともに、マイカップへの飲料提供動作の開始後に内蔵カップによる販売価格との価格差分を返却させる貨幣制御手段の機能を有している。
【0058】
次に、制御部91による飲料提供動作を図8ないし図16のフローチャートを参照して説明する。
【0059】
制御部91のモードの設定が、内蔵カップとマイカップ併売モード、内蔵カップ専用モード、マイカップ専用モードのいずれなのかを判断する(ステップ1、2、3)。このモード設定は機体41の内部に設置される図示しない内部操作部で販売機管理者により設定される。
【0060】
そして、ステップ1で内蔵カップとマイカップ併売モードが設定されていた場合、販売許容状態にあるか判断し(ステップ4)、例えば売り切れの飲料がある場合には対応する飲料選択釦47に内蔵の表示器で売切を表示したり、湯タンク27内の湯温または冷却水槽28内の冷却水wの冷却温度が設定値に達していない場合などには前面扉43に設置された図示しない表示部で準備中を表示する(ステップ5)。
【0061】
販売許容状態において、利用者によって例えば硬貨(ここでは硬貨で説明するが紙幣も含む)が投入されると、貨幣処理部53で所定の販売金額(内蔵カップによる販売金額)以上の硬貨の投入があるか監視し(ステップ6)、ここで、返却レバー52による返却操作があれば(ステップ7)、投入された硬貨を返却する(ステップ8)。
【0062】
所定の販売金額以上の硬貨の投入があり、マイカップ選択釦48の操作があると(ステップ9)、マイカップ利用の飲料販売と判断する。このとき、マイカップへの飲料提供容量については標準容量に固定する。
【0063】
販売口44の扉体45を解錠するとともに、扉体45を自動開放する(ステップ10)。扉体45が開放されたら(ステップ11)、前面扉43の図示しない表示部でマイカップのセットを即す表示を行なう(ステップ12)。
【0064】
販売口44を通じてカップステーション11に予め移動(カップステーション11を定位置とする)されているカップ搬送部56にマイカップがセットされるまでは(ステップ13)、マイカップ選択釦48の再操作によるマイカップ利用のキャンセル(ステップ14)、返却レバー52による返却操作(ステップ15)、マイカップのセットを許容する予め定められたマイカップセット許容時間の経過(ステップ16)を監視する。
【0065】
マイカップ利用のキャンセル時またはマイカップセット許容時間の経過時には、販売口44の扉体45を自動閉鎖するとともに閉鎖後に鎖錠し(ステップ17)、扉体45の閉鎖および施錠が確認されたら(ステップ18)、ステップ9に戻る。
【0066】
返却レバー52による返却操作があれば、投入された硬貨を返却し(ステップ19)、販売口44の扉体45を自動閉鎖するとともに閉鎖後に鎖錠し(ステップ20)、扉体45の施錠が確認されたら(ステップ21)、ステップ4に戻る。
【0067】
また、ステップ13でカップ搬送部56へのマイカップのセットが検知されたら、販売口44の扉体45を自動閉鎖するとともに閉鎖後に鎖錠し(ステップ22)、扉体45の閉鎖および施錠の確認後(ステップ23)、マイカップを載せたカップ搬送部56をカップステーション11の飲料調合位置Cst から搬送起点位置P0へ向けて移動を開始させる(ステップ24)。
【0068】
ここで、攪拌手段19の攪拌具35が洗浄対象か判断する(ステップ25)。すなわち、前回のマイカップの利用でカップ内攪拌をした後に攪拌具35の洗浄(カップ外洗浄)が完了していれば洗浄対象外とし、また、後述する飲料提供動作が連続した場合などに洗浄が完了していなければ洗浄対象とする。
【0069】
そして、洗浄対象外であれば、飲料選択釦47で飲料が選択されるか(ステップ26)、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達(ステップ27)するのを監視する。
【0070】
先に、飲料が選択された場合には、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達するのを待って(ステップ28)、次のステップ31に進み、また、先に、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達した場合には、飲料が選択されるまでカップ搬送部56を搬送起点位置P0に停止状態で待機させ(ステップ29)、飲料が選択されるのを待って(ステップ30)、次のステップ31に進む。
【0071】
飲料の選択とカップ搬送部56の搬送起点位置P0への到達との両方が完了したとき、レギュラーコーヒーのブラックや液体状の飲料原料を使用するジュース系が選択された場合には、カップ搬送部56をカップステーション11の飲料調合位置Cst に向けて直ちに移動させ、また、その他の飲料が選択された場合には、カップ搬送部56を各飲料原料供給手段12の飲料原料供給位置P1〜P6のうちの選択された飲料に対応した位置に向けて移動させ、飲料提供を開始する(ステップ31)。
【0072】
この飲料提供動作の開始とともに、マイカップ利用の割引精算を行なって投入硬貨の金額との差額を返却する(ステップ32)。釣銭がある場合には釣銭に差額を含めて返却する。
【0073】
選択された飲料がカップ内攪拌対象か確認し(ステップ33)、カップ内攪拌対象でなく、レギュラーコーヒーのブラックの場合には、飲料供給手段13で抽出動作を開始する(ステップ34)。
【0074】
選択された飲料がカップ内攪拌対象である場合には、カップ搬送部56が各飲料原料供給手段12の飲料原料供給位置P1〜P6のうちの選択された飲料に対応した各位置に到達したら(ステップ35)、そのマイカップ内に飲料原料供給手段12から飲料原料を投入供給し、選択された飲料に対応した飲料原料が全てマイカップ内に投入供給されたら(ステップ36)、カップ搬送部56を搬送原点位置P0へ向けて移動させる。カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達したら(ステップ37)、カップ搬送部56をカップステーション11の飲料調合位置Cst へ向けて移動させる。
【0075】
カップ搬送部56がカップステーション11の飲料調合位置Cst に戻ったら(ステップ38)、選択された飲料がカップ内攪拌対象か確認し(ステップ39)、カップ内攪拌対象でなく、レギュラーコーヒーのブラックの場合には、抽出動作を開始していた飲料供給手段13からコーヒー液をマイカップ内へ抽出提供し、一方、ジュース系の場合には、飲料供給手段14から液体原料をマイカップ内へ注入供給するとともに冷水供給手段16や炭酸水供給手段17などから希釈液をマイカップ内へ注入供給し、これら液体原料および希釈液の注入の勢いによりマイカップ内で混合し(ステップ40)、注入終了後に次のステップ45へ進む(ステップ41)。
【0076】
選択された飲料がカップ内攪拌対象である場合には、湯水供給手段15や冷水供給手段16などの希釈液供給手段20から湯水や冷水などの希釈液をマイカップに注入するとともに、攪拌具35をマイカップ内の攪拌位置に下降させて回転させ、飲料原料と希釈液とをマイカップ内で攪拌調合する(ステップ42)。攪拌調合が終了したら(ステップ43)、攪拌具35を上昇させて待機位置に復帰させ(ステップ44)、次のステップ45へ進む。
【0077】
そして、マイカップへの飲料注入が終了したら、販売口44の扉体45を解錠するとともに、扉体45を自動開放する(ステップ45)。扉体45の開放が検知されるとともに(ステップ46)、カップ搬送部56からのマイカップの取り出しが検知されたら(ステップ47)、販売口44の扉体45を自動閉鎖するとともに閉鎖後に鎖錠し(ステップ48)、扉体45の閉鎖および施錠が確認されたら(ステップ49)、続けて硬貨などの投入による次販売の要求があるか確認する(ステップ50)。
【0078】
続けて次販売の要求がある場合には、ステップ6に戻って次販売の飲料提供動作を実行し、一方、続けて次販売の要求がない場合には、前回の飲料提供動作でカップ内攪拌がなかったときを除き、マイカップ利用後の洗浄手段36による攪拌具35の洗浄(カップ外洗浄)を実行し、前面扉43の図示しない表示部で洗浄中を表示させる(ステップ51)。攪拌具35の洗浄は、例えば、攪拌具35を所定の洗浄位置に移動、回転させるなどして、洗浄手段36の湯水供給手段15からの湯水を攪拌具35に対して注水して洗浄する。
【0079】
攪拌具35の洗浄が終了するまでの間は(ステップ52)、次販売の要求があるか監視する(ステップ53)。次販売の要求がある前に洗浄が終了したらステップ4に戻って次販売に待機し、一方、洗浄が終了する前に硬貨などの投入による次販売の要求があった場合には、攪拌具35の洗浄を継続したまま、ステップ6に戻って所定の販売金額以上の硬貨の投入の受け付け、内蔵カップを含むマイカップ利用の選択、飲料の選択までを許容し、洗浄が終了した後に飲料提供動作を実行する。
【0080】
次に、例えばステップ50で前販売に続けて次販売の要求があると判断されて、カップ内攪拌を行なった攪拌具35のこの時点での洗浄を中止して次販売に直ちに移り、マイカップ利用が選択された場合、マイカップを載せたカップ搬送部56をカップステーション11の飲料調合位置Cst から搬送起点位置P0へ向けて移動を開始させたとき、ステップ25で攪拌具35が洗浄対象であると判断する。
【0081】
飲料選択釦47で飲料が選択されるか(ステップ54)、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達(ステップ55)するのを監視する。
【0082】
先に、飲料が選択された場合には、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達するのを待って(ステップ56)、次のステップ59に進み、また、先に、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達した場合には、飲料が選択されるまでカップ搬送部56を搬送起点位置P0に停止状態で待機させるとともに、カップ搬送部56が退いたカップステーション11において攪拌具35の洗浄動作を先行して開始させ(ステップ57)、飲料が選択されるのを待って(ステップ58)、次のステップ59に進む。攪拌具35の洗浄は、上述と同様に、攪拌具35を所定の洗浄位置に移動、回転させるなどして、洗浄手段36の湯水供給手段15からの湯水を攪拌具35に対して注水して洗浄する。
【0083】
飲料の選択とカップ搬送部56の搬送起点位置P0への到達との両方が完了したとき、レギュラーコーヒーのブラックや液体状の飲料原料を使用するジュース系が選択された場合には、洗浄動作が終了するまで、カップ搬送部56を搬送起点位置P0に停止待機させ、また、その他の飲料の場合には、カップ搬送部56を各飲料原料供給手段12の飲料原料供給位置P1〜P6のうちの選択された飲料に対応した位置に向けて移動させ、飲料提供動作を開始する(ステップ59)。
【0084】
ここで、マイカップ利用の割引精算を行なって投入硬貨の金額との差額を返却する(ステップ60)。釣銭がある場合には釣銭に差額を含めて返却する。
【0085】
さらに、攪拌具35の洗浄動作をまだ開始していなければ、上述したように洗浄動作を開始させる(ステップ61)。
【0086】
そして、攪拌具35の洗浄が終了するまでは(ステップ62)、選択された飲料がカップ内攪拌対象か確認し(ステップ63)、カップ内攪拌対象でなく、レギュラーコーヒーのブラックの場合には、飲料供給手段13で抽出動作を開始する(ステップ64)。
【0087】
選択された飲料がカップ内攪拌対象である場合には、カップ搬送部56が各飲料原料供給手段12の飲料原料供給位置P1〜P6のうちの選択された飲料に対応した各位置に到達したら(ステップ65)、そのマイカップ内に飲料原料供給手段12から飲料原料を投入供給し、選択された飲料に対応した飲料原料が全てマイカップ内に投入供給されたら(ステップ66)、カップ搬送部56を搬送原点位置P0へ向けて移動させ、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達するのを監視する(ステップ67)。
【0088】
攪拌具35の洗浄が終了したら、攪拌具35を待機位置に上昇させ、カップ搬送部56をカップステーション11の飲料調合位置Cst へ向けて移動させる(ステップ68)。
【0089】
カップ搬送部56がカップステーション11の飲料調合位置Cst に戻ったら(ステップ69)、選択された飲料がカップ内攪拌対象か確認し(ステップ70)、カップ内攪拌対象でなく、レギュラーコーヒーのブラックの場合には、抽出動作を開始していた飲料供給手段13からコーヒー液をマイカップ内へ抽出提供し、一方、ジュース系の場合には、飲料供給手段14から液体原料をマイカップ内へ注入供給するとともに冷水供給手段16や炭酸水供給手段17などから希釈液をマイカップ内へ注入供給し、これら液体原料および希釈液の注入の勢いによりマイカップ内で混合し(ステップ71)、注入終了後に(ステップ72)、上述したステップ45からの処理を実行する。
【0090】
選択された飲料がカップ内攪拌対象である場合には、湯水供給手段15や冷水供給手段16などの希釈液供給手段20から湯水や冷水などの希釈液をマイカップに注入するとともに、攪拌具35をマイカップ内の攪拌位置に下降させて回転させ、飲料原料と希釈液とをマイカップ内で攪拌調合する(ステップ73)。攪拌調合が終了したら(ステップ74)、攪拌具35を上昇させて待機位置に復帰させ(ステップ75)、上述したステップ45からの処理を実行する。
【0091】
次に、ステップ9でマイカップ選択釦48の操作がない場合には、飲料選択釦47による飲料選択(ステップ81)、返却レバー52による返却操作(ステップ82)、飲料選択を許容する予め定められた飲料選択許容時間の経過(ステップ83)を監視する。返却操作時や飲料選択許容時間の経過時には、投入された硬貨を返却する(ステップ84)。
【0092】
飲料の選択がなされた場合には、内蔵カップ利用の飲料販売と判断する。このとき、内蔵カップへの飲料提供容量は、飲料選択釦47に予め割り付けられたカップ容量にみあう標準容量を含む複数種の容量の全てが選択可能とする。
【0093】
カップ搬送部56をカップステーション11の飲料調合位置Cst から搬送起点位置P0を介して選択された飲料の該当する内蔵カップのカップ供給位置cup1〜cup4への移動とカップの受け取りを指令する(ステップ85)。
【0094】
攪拌手段19の攪拌具35が洗浄対象か判断し(ステップ86)、すなわち、前回のマイカップの利用でカップ内攪拌をした後に攪拌具35の洗浄(カップ外洗浄)が完了していれば洗浄対象外とし、また、上述した飲料販売動作が連続した場合などに洗浄が完了していなければ洗浄対象とする。
【0095】
そして、洗浄対象外であれば、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達したか(ステップ87)、カップ搬送部56がY軸リミット位置Lyに到達したか(ステップ88)、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達するのに要する予め定められた許容時間経過したか(ステップ89)を監視する。カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達すれば、次のステップ96に進む。
【0096】
例えばカップ搬送部56のY軸方向の位置ずれが生じていて、カップ搬送部56が搬送起点位置P0より後方位置から移動を開始したときなど、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達したことが検知されずにY軸リミット位置Lyに到達したことが検知された場合には、カップ搬送部56の移動を停止させるとともに前方の搬送起点位置P0に向けて移動を開始させ(ステップ90)、ステップ87に戻って再度監視をする。
【0097】
例えばカップ搬送部56を移動させる搬送手段55の搬送不良などで許容時間経過した場合には、カップ搬送部56の移動の指令を解除し、投入硬貨の返却と売切を表示するなどの搬送異常処理を実行する(ステップ91)。搬送手段55の異常が解除されれば(ステップ92)、ステップ4に戻る。
【0098】
なお、このようなカップ搬送部56の搬送起点位置P0への到達の監視時に、搬送手段55の異常を監視する処理は、他のカップ搬送部56の搬送起点位置P0への到達の監視時においても、同様に行なわれているが、省略している。
【0099】
また、洗浄対象であれば、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達したら(ステップ93)、上述したように攪拌具35の洗浄動作を開始させる(ステップ94)。攪拌具35の洗浄が終了したら、攪拌具35を待機位置に上昇させる(ステップ95)。
【0100】
また、カップ搬送部56が選択された飲料の該当する内蔵カップのカップ供給位置cup1〜cup4へ移動したら、カップ搬送部56を一時停止させるとともに、内蔵カップ供給手段54から該当する内蔵カップを排出させ、この排出落下される内蔵カップをカップ搬送部56に受け取る(ステップ96)。
【0101】
カップ搬送部56に内蔵カップを受け取ったら、選択された飲料がカップ内攪拌対象か確認し(ステップ97)、カップ内攪拌対象でなく、レギュラーコーヒーのブラックや、ジュース系の場合には、カップ搬送部56をカップステーション11の飲料調合位置Cst へ向けて移動させる(ステップ98)。
【0102】
選択された飲料がカップ内攪拌対象である場合には、カップ搬送部56が各飲料原料供給手段12の飲料原料供給位置P1〜P6のうちの選択された飲料に対応した各位置に到達したら(ステップ99)、その内蔵カップ内に飲料原料供給手段12から飲料原料を投入供給し、選択された飲料に対応した飲料原料が全て内蔵カップ内に投入供給されたら(ステップ100 )、カップ搬送部56を搬送原点位置P0へ向けて移動させる。カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達したら(ステップ101 )、カップ搬送部56をカップステーション11の飲料調合位置Cst へ向けて移動させる。
【0103】
カップ搬送部56がカップステーション11の飲料調合位置Cst に戻ったら(ステップ102 )、選択された飲料がカップ内攪拌対象か確認し(ステップ103 )、カップ内攪拌対象でなく、レギュラーコーヒーのブラックの場合には、飲料供給手段13からコーヒー液を内蔵カップ内へ抽出提供し、一方、ジュース系の場合には、飲料供給手段14から液体原料を内蔵カップ内へ注入供給するとともに冷水供給手段16や炭酸水供給手段17などから希釈液を内蔵カップ内へ注入供給し、これら液体原料および希釈液の注入の勢いにより内蔵カップ内で混合し(ステップ104 )、注入終了後に次のステップ109 へ進む(ステップ105 )。
【0104】
選択された飲料がカップ内攪拌対象である場合には、湯水供給手段15や冷水供給手段16などの希釈液供給手段20から湯水や冷水などの希釈液を内蔵カップに注入するとともに、攪拌具35を内蔵カップ内の攪拌位置に下降させて回転させ、飲料原料と希釈液とを内蔵カップ内で攪拌調合する(ステップ106 )。攪拌調合が終了したら(ステップ107 )、攪拌具35を上昇させて待機位置に復帰させ(ステップ108 )、次のステップ109 へ進む。
【0105】
そして、内蔵カップへの飲料注入が終了したら、販売口44の扉体45を解錠するとともに、扉体45を自動開放する(ステップ109 )。カップ搬送部56からの内蔵カップの取り出しが検知されたら(ステップ110 )、販売口44の扉体45を自動閉鎖するとともに閉鎖後に鎖錠し(ステップ111 )、扉体45の閉鎖および施錠が確認されたら(ステップ112 )、次のステップ50へ進んで、続けて硬貨などの投入による次販売の要求があるか確認する。
【0106】
次に、ステップ3で、マイカップ専用モードが設定されていた場合、マイカップ専用価格への自動切換、カップ内攪拌後の攪拌具35の洗浄、マイカップ利用による選択許容飲料種(大カップなどの飲料種を除いた標準容量の飲料種)に制限するなどのマイカップ専用モードへ切換設定する(ステップ121 )。
【0107】
販売許容状態にあるか判断し(ステップ122 )、例えば売り切れの飲料がある場合には対応する飲料選択釦47に内蔵の表示器で売切を表示したり、湯タンク27内の湯温または冷却水槽28内の冷却水wの冷却温度が設定値に達していない場合などには前面扉43に設置された図示しない表示部で準備中を表示する(ステップ123 )。
【0108】
販売許容状態において、利用者によって例えば硬貨(ここでは硬貨で説明するが紙幣も含む)が投入されると、貨幣処理部53で所定の販売金額(内蔵カップによる販売金額)以上の硬貨の投入があるか監視し(ステップ124 )、ここで、返却レバー52による返却操作があれば(ステップ125 )、投入された硬貨を返却する(ステップ126 )。
【0109】
所定の販売金額以上の硬貨の投入があると、マイカップ選択釦48を操作するように(ステップ127 )、前面扉43の図示しない表示部でマイカップ選択釦48を操作を即す表示を行なう(ステップ128 )。マイカップ選択釦48が操作されると、販売口44の扉体45を解錠するとともに、扉体45を自動開放する。なお、所定の販売金額以上の硬貨の投入があると、マイカップ選択釦48の操作なしで、販売口44の扉体45を解錠するとともに、扉体45を自動開放するようにしてもよい。
【0110】
扉体45が解錠、開放されたら(ステップ129 )、前面扉43の図示しない表示部でマイカップのセットを即す表示を行なう(ステップ130 )。
【0111】
販売口44を通じてカップステーション11に予め移動(カップステーション11を定位置とする)されているカップ搬送部56にマイカップがセットされるまでは(ステップ131 )、返却レバー52による返却操作(ステップ132 )、マイカップのセットを許容する予め定められたマイカップセット許容時間の経過(ステップ133 )を監視する。
【0112】
返却レバー52による返却操作時、またはマイカップセット許容時間の経過時には、投入された硬貨を返却し(ステップ134 )、販売口44の扉体45を自動閉鎖するとともに閉鎖後に鎖錠し(ステップ135 )、扉体45の閉鎖および施錠が確認されたら(ステップ136 )、ステップ122 に戻る。
【0113】
また、ステップ131 でカップ搬送部56へのマイカップのセットが検知されたら、販売口44の扉体45を自動閉鎖するとともに閉鎖後に鎖錠し(ステップ137 )、マイカップを載せたカップ搬送部56をカップステーション11の飲料調合位置Cst から搬送起点位置P0へ向けて移動を開始させる。
【0114】
ここで、攪拌手段19の攪拌具35が洗浄対象か判断する(ステップ138 )。すなわち、前回のマイカップの利用でカップ内攪拌をした後に攪拌具35の洗浄(カップ外洗浄)が完了していれば洗浄対象外とし、また、後述する飲料販売動作が連続した場合などに洗浄が完了していなければ洗浄対象とする。
【0115】
そして、洗浄対象外であれば、飲料選択釦47で飲料が選択されるか(ステップ139 )、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達(ステップ140 )するのを監視する。
【0116】
先に、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達した場合には、飲料が選択されるまでカップ搬送部56を搬送起点位置P0に停止状態で待機させ(ステップ141 )、また、飲料が選択された場合には、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達するか既に到達して待機していれば(ステップ142 )、次のステップ149 に進む。
【0117】
また、ステップ138 で攪拌具35が洗浄対象であれば、飲料選択釦47で飲料が選択されるか(ステップ143 )、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達(ステップ144 )するのを監視する。
【0118】
先に、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達した場合には、飲料が選択されるまでカップ搬送部56を搬送起点位置P0に停止状態で待機させ(ステップ145 )、また、飲料が選択された場合には、カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達するか既に到達して待機していれば(ステップ146 )、攪拌具35の洗浄動作を開始させる(ステップ147 )。攪拌具35の洗浄動作は、攪拌具35を下降位置に下降させて回転させ、洗浄手段36の湯水供給手段15からの湯水を攪拌具35に対して注水して洗浄する。攪拌具35の洗浄が終了したら(ステップ148 )、攪拌具35を待機位置に上昇させる。
【0119】
そして、洗浄対象でない場合や、洗浄対象の場合で洗浄が終了した後、レギュラーコーヒーのブラックやジュース系が選択されている場合には、カップ搬送部56をカップステーション11の飲料調合位置Cst に向けて移動させ、また、その他の飲料が選択されている場合には、カップ搬送部56を各飲料原料供給手段12の飲料原料供給位置P1〜P6のうちの選択された飲料に対応した位置に向けて移動させ、飲料提供動作を開始する(ステップ149 )。
【0120】
選択された飲料がカップ内攪拌対象か確認し(ステップ150 )、カップ内攪拌対象でない場合、カップ搬送部56がカップステーション11の飲料調合位置Cst に戻ったら(ステップ151 )、レギュラーコーヒーのブラックの場合には、飲料供給手段13からコーヒー液をマイカップ内へ抽出提供し、一方、ジュース系の場合には、飲料供給手段14から液体原料をマイカップ内へ注入供給するとともに冷水供給手段16や炭酸水供給手段17などから希釈液をマイカップ内へ注入供給し、これら液体原料および希釈液の注入の勢いによりマイカップ内で混合し、注入終了後に(ステップ152 )、次のステップ160 へ進む。
【0121】
選択された飲料がカップ内攪拌対象である場合には、カップ搬送部56が各飲料原料供給手段12の飲料原料供給位置P1〜P6のうちの選択された飲料に対応した各位置に到達したら(ステップ153 )、そのマイカップ内に飲料原料供給手段12から飲料原料を投入供給し、選択された飲料に対応した飲料原料が全てマイカップ内に投入供給されたら(ステップ154 )、カップ搬送部56を搬送原点位置P0へ向けて移動させる。カップ搬送部56が搬送起点位置P0に到達したら(ステップ155 )、カップ搬送部56をカップステーション11の飲料調合位置Cst へ向けて移動させる。
【0122】
カップ搬送部56がカップステーション11の飲料調合位置Cst に戻ったら(ステップ156 )、湯水供給手段15や冷水供給手段16などの希釈液供給手段20から湯水や冷水などの希釈液をマイカップに注入するとともに、攪拌具35をマイカップ内の攪拌位置に下降させて回転させ、飲料原料と希釈液とをマイカップ内で攪拌調合する(ステップ157 )。攪拌調合が終了したら(ステップ158 )、攪拌具35を上昇させて待機位置に復帰させ(ステップ159 )、次のステップ160 へ進む。
【0123】
そして、マイカップへの飲料注入が終了したら、販売口44の扉体45を解錠するとともに扉体45を自動開放し、扉体45の開放が検知されたら(ステップ160 )、カップ搬送部56からのマイカップの取り出しを監視する(ステップ161 )、マイカップの取り出しが検知されたら、販売口44の扉体45を自動閉鎖するとともに閉鎖後に鎖錠する。扉体45の閉鎖および施錠が確認されたら(ステップ162 )、攪拌具35は洗浄対象か確認する(ステップ163 )。今回、カップ内攪拌を行なっていなければ、洗浄対象ではなく、ステップ122 に戻る。
【0124】
今回、カップ内攪拌を行なっていれば、洗浄対象であり、続けて硬貨投入による次販売の要求があるか確認する(ステップ164 )。
【0125】
続けて次販売の要求がない場合には、マイカップ利用後の洗浄手段36による攪拌具35の洗浄(カップ外洗浄)を実行し、前面扉43の図示しない表示部で洗浄中を表示させる(ステップ165 )。攪拌具35の洗浄が終了したら(ステップ166 )、攪拌具35を待機位置に上昇させ(ステップ167 )、ステップ122 に戻る。
【0126】
続けて硬貨投入する次販売の要求がある場合には、販売許容状態にあるか判断し(ステップ168 )、販売許容状態にあればステップ124 に戻って次販売の飲料提供動作を実行し、また、販売許容状態になければ、投入硬貨を返却し(ステップ169 )、ステップ165 に進んで攪拌具35の洗浄を行ない、ステップ122 に戻る。
【0127】
なお、ステップ2で、内蔵カップ専用モードが設定されていた場合のフローチャートについては省略するが、上述したステップ81からの内蔵カップへの飲料提供動作と同様の飲料提供動作が行なわれる。
【0128】
以上のように、カップ供給位置cup1〜cup4で受け取る内蔵カップまたはカップステーション11で受け取るマイカップを搬送手段55により飲料原料供給位置P1〜P6やカップステーション11の飲料調合位置Cst などに搬送するカップ搬送方式を採るとともに、飲料調合位置Cst で内蔵カップ内またはマイカップ内に攪拌具35を進入させて飲料原料と希釈液とを攪拌調合するカップ内攪拌方式を採ったうえで、飲料調合位置Cst にカップが位置していない状態で洗浄手段36によって攪拌具35を十分に洗浄できるとともに、制御部91の洗浄監視手段の機能によって攪拌具35の洗浄済が確認されていることを条件にその攪拌具35による攪拌調合を許容することで、利用者に対して違和感のないマイカップの利用を促進でき、省資源化を図ることができる。
【0129】
また、攪拌具35の洗浄中は、前面扉43の図示しない表示器で洗浄中であることを表示するので、攪拌具35の洗浄を実行していることを利用者に有効にアピールすることができ、この点でも利用者に対して違和感のないマイカップの利用を促進できる。
【0130】
また、制御部91の飲料容量切換手段の機能により、内蔵カップの選択時には飲料選択釦47に割り付けられた標準容量を含む複数種の飲料提供容量の選択を許容するとともに、マイカップの選択時には標準容量以下の飲料選択釦47に対応する飲料提供容量の選択のみを許容するので、マイカップの大きさに応じた飲料提供容量とすることによる構成の増加や制御の複雑化などを招くことなく、実用性を得ることができる。
【0131】
また、飲料調合位置Cst がカップステーション11にある場合、カップステーション11から飲料提供済のカップが取り出された後に洗浄手段36による攪拌具35の洗浄を実行し、かつ、この洗浄手段36による攪拌具35の洗浄を実行する前に次回の飲料提供要求があればその時点での洗浄手段36による攪拌具35の洗浄を中止するとともに次回の飲料提供動作の過程での飲料調合位置Cst にカップが位置していない状態で洗浄手段36による攪拌具35の洗浄を実行するので、次回の飲料提供までの待ち時間を短くでき、稼動率を向上できる。
【0132】
また、搬送手段55により、飲料調合位置Cst の近傍にカップ搬送部56の搬送起点位置P0を有し、飲料調合位置Cst のカップ搬送部56にマイカップがセットされた後にカップ搬送部56を搬送起点位置P0に移動させ、この搬送起点位置P0から飲料提供動作に対応して移動させるので、例えば飲料提供動作が連続した場合でも飲料調合位置Cst での洗浄手段36による攪拌具35の洗浄に迅速に移ることができる。
【0133】
また、飲料調合位置Cst での飲料供給手段13,14による攪拌調合の不要な飲料の提供時には、マイカップがセットされたカップ搬送部56を搬送起点位置P0から飲料調合位置Cst に移動させるので、直ちに飲料の提供ができ、かつ、攪拌具35による攪拌および洗浄手段36による攪拌具35の洗浄を禁止させるので、不用な洗浄を防止できる。
【0134】
また、カップステーション11の販売口44を開閉する扉体45を所定金額以上の投入が確認されることで解錠してマイカップのセットを許容し、マイカップのセットが検知されるとともに扉体45の閉止が検知されることで扉体45を施錠して飲料提供を行なうので、扉体45の解錠を必要最小限として、カップステーション11の販売口44からの悪戯を軽減できる。
【0135】
また、マイカップの利用のキャンセルを貨幣の投入からマイカップをセットするまでの間で受け付けることができるとともに、このキャンセルの受付時にはマイカップのセットが検知されずに扉体45の閉止が検知されることで扉体45を直ちに施錠し、カップステーション11の販売口44からの悪戯を軽減できる。
【0136】
また、内蔵カップによる販売価格よりマイカップによる販売価格を低額とし、内蔵カップによる販売価格以上の貨幣の投入によってマイカップへの飲料提供動作を許容するとともに、マイカップへの飲料提供動作の開始後に内蔵カップによる販売価格との価格差分を返却するので、マイカップの利用を促進でき、省資源化を図ることができる。
【0137】
次に、図17に飲料提供動作(内蔵カップとマイカップとの併売モード)の変形例を示す。飲料提供動作は、上述した図8ないし図16と基本的に同様であり、異なる部分のみを説明する。
【0138】
ステップ9でマイカップ利用が選択された場合、マイカップ利用による選択許容飲料種(大カップなどの飲料種を除いた標準容量の飲料種)を自動設定し、選択許容飲料種以外の飲料選択釦47に備えられた販売可能ランプの点灯表示を不作動とするとともに押圧操作があっても受け付けないようにする不作動受付状態に設定する(ステップ10A )。
【0139】
マイカップ利用のキャンセル時またはマイカップセット許容時間の経過時、あるいは投入硬貨の返却操作時には、飲料選択釦47の不作動受付状態を解除し、作動受付許容状態とする(ステップ18A ,21A )。
【0140】
そして、ステップ26,30,54,58において、飲料選択釦47で飲料が選択されたとき、選択許容飲料種であれば(ステップ201 )、次のステップ31,59に進み、また、選択許容飲料種でなければ、飲料選択釦47の受け付けを拒否(キャンセル扱い)するとともに選択許容飲料種の再選択のメッセージ表示し(ステップ202 )、選択許容飲料種の選択操作(ステップ203 )、マイカップ選択釦48の再操作によるマイカップ利用のキャンセル操作(ステップ204 )、返却レバー52による返却操作(ステップ205 )に待機する。
【0141】
選択許容飲料種が選択されれば、次のステップ31,59に進む。
【0142】
マイカップ利用のキャンセル時には、販売口44の扉体45を解錠するとともに扉体45を自動開放し(ステップ206 )、カップ搬送部56からのマイカップの取り出しが検知されたら(ステップ207 )、販売口44の扉体45を自動閉鎖して閉鎖後に鎖錠し(ステップ208 )、扉体45の閉鎖および施錠が確認されたら(ステップ209 )、ステップ6に戻る。
【0143】
投入硬貨の返却操作時には、販売口44の扉体45を解錠するとともに扉体45を自動開放し(ステップ210 )、カップ搬送部56からのマイカップの取り出しが検知されたら(ステップ211 )、投入硬貨を返却するとともに販売口44の扉体45を自動閉鎖して閉鎖後に鎖錠し(ステップ212 )、扉体45の閉鎖および施錠が確認されたら(ステップ213 )、ステップ4に戻る。
【0144】
このように、マイカップ利用が選択された場合、マイカップ利用による選択許容飲料種を自動設定し、選択許容飲料種以外の飲料選択釦47に備えられた販売可能ランプの点灯表示を不作動とするとともに押圧操作があっても受け付けないようにする不作動受付状態に設定するため、利用者に対してマイカップ利用による選択許容飲料種を明確にでき、選択を容易にできる。
【0145】
なお、前記実施の形態では、内蔵カップとマイカップとの併売を可能とした自動販売機を示したが、マイカップ専用の自動販売機に構成することもできる。
【0146】
【発明の効果】
請求項1記載の飲料提供装置によれば、カップ出入口部で受け取る非内蔵のカップを搬送手段により飲料原料供給位置や飲料調合位置などに搬送するカップ搬送方式を採るとともに、飲料調合位置で非内蔵のカップ内に攪拌手段を進入させて飲料原料と希釈液とを攪拌調合するカップ内攪拌方式を採ったうえで、飲料調合位置にカップが位置していない状態で洗浄手段によって攪拌手段を十分に洗浄できるとともに、洗浄監視手段によって攪拌手段の洗浄済が確認されていることを条件にその攪拌手段による攪拌調合を許容することで、利用者に対して違和感のない非内蔵のカップの利用を促進でき、省資源化を図ることができる。
【0147】
請求項2記載の飲料提供装置によれば、カップ供給位置で受け取る内蔵のカップまたはカップ出入口部で受け取る非内蔵のカップを搬送手段により飲料原料供給位置や飲料調合位置などに搬送するカップ搬送方式を採るとともに、飲料調合位置で内蔵のカップ内または非内蔵のカップ内に攪拌手段を進入させて飲料原料と希釈液とを攪拌調合するカップ内攪拌方式を採ったうえで、飲料調合位置にカップが位置していない状態で洗浄手段によって攪拌手段を十分に洗浄できるとともに、洗浄監視手段によって攪拌手段の洗浄済が確認されていることを条件にその攪拌手段による攪拌調合を許容することで、利用者に対して違和感のない非内蔵のカップの利用を促進でき、省資源化を図ることができる。
【0148】
請求項3記載の飲料提供装置によれば、請求項2記載の飲料提供装置の効果に加えて、飲料容量切換手段により、内蔵のカップの選択時には飲料選択釦に割り付けられた標準容量を含む複数種の飲料提供容量の選択を許容するとともに、非内蔵のカップの選択時には標準容量以下の飲料選択釦に対応する飲料提供容量の選択のみを許容するので、非内蔵のカップの大きさに応じた飲料提供容量とすることによる構成の増加や制御の複雑化などを招くことなく、実用性を得ることができる。
【0149】
請求項4記載の飲料提供装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載の飲料提供装置の効果に加えて、飲料調合位置がカップ出入口部にある場合、カップ出入口部から飲料提供済のカップが取り出された後に洗浄手段による攪拌手段の洗浄を実行し、かつ、この洗浄手段による攪拌手段の洗浄を実行する前に次回の飲料提供要求があればその時点での洗浄手段による攪拌手段の洗浄を中止するとともに次回の飲料提供動作の過程での飲料調合位置にカップが位置していない状態で洗浄手段による攪拌手段の洗浄を実行するので、次回の飲料提供までの待ち時間を短くでき、稼動率を向上できる。
【0150】
請求項5記載の飲料提供装置によれば、請求項4記載の飲料提供装置の効果に加えて、搬送手段により、飲料調合位置の近傍にカップ搬送部の搬送起点位置を有し、飲料調合位置のカップ搬送部に非内蔵のカップがセットされた後にカップ搬送部を搬送起点位置に移動させ、この搬送起点位置から飲料提供動作に対応して移動させるので、例えば飲料提供が連続した場合でも飲料調合位置での洗浄手段による攪拌手段の洗浄に迅速に移ることができる。
【0151】
請求項6記載の飲料提供装置によれば、請求項5記載の飲料提供装置の効果に加えて、飲料調合位置での飲料供給手段による攪拌調合の不要な飲料の提供時には、非内蔵のカップがセットされたカップ搬送部を搬送起点位置から飲料調合位置に移動させるので、直ちに飲料の提供ができ、かつ、攪拌手段による攪拌および洗浄手段による攪拌手段の洗浄を禁止させるので、不用な洗浄を防止できる。
【0152】
請求項7記載の飲料提供装置によれば、請求項1ないし6いずれか記載の飲料提供装置の効果に加えて、カップ出入口部を開閉する扉体を所定金額以上の投入が確認されることで解錠して非内蔵のカップのセットを許容し、非内蔵のカップのセットが検知されるとともに扉体の閉止が検知されることで扉体を施錠して飲料提供を行なうので、扉体の解錠を必要最小限として、カップ出入口部からの悪戯を軽減できる。
【0153】
請求項8記載の飲料提供装置によれば、請求項7記載の飲料提供装置の効果に加えて、非内蔵のカップの利用のキャンセルを貨幣の投入から非内蔵のカップをセットするまでの間で受け付けることができるとともに、このキャンセルの受付時には非内蔵のカップのセットが検知されずに扉体の閉止が検知されることで扉体を直ちに施錠し、カップ出入口部からの悪戯を軽減できる。
【0154】
請求項9記載の飲料提供装置によれば、請求項2または3記載の飲料提供装置の効果に加えて、内蔵のカップによる販売価格より非内蔵のカップによる販売価格を低額とし、内蔵のカップによる販売価格以上の貨幣の投入によって非内蔵のカップへの飲料提供動作を許容するとともに、非内蔵のカップへの飲料提供動作の開始後に内蔵のカップによる販売価格との価格差分を返却するので、非内蔵のカップの利用を促進でき、省資源化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の飲料提供装置の一実施の形態を示す制御系の構成図である。
【図2】同上飲料提供装置を適用したカップ式飲料自動販売機の構成図である。
【図3】同上カップ式飲料自動販売機の内部構造を示す正面図である。
【図4】同上カップ式飲料自動販売機の正面図である。
【図5】同上カップ式飲料自動販売機の搬送手段の斜視図である。
【図6】同上搬送手段の一部を切り欠いた平面図である。
【図7】同上搬送手段のカップ搬送部の移動位置の説明図である。
【図8】同上飲料提供動作のフローチャートである。
【図9】同上図8に続くフローチャートである。
【図10】同上図9に続くフローチャートである。
【図11】同上図8に続くフローチャートである。
【図12】同上図8に続くフローチャートである。
【図13】同上図12に続くフローチャートである。
【図14】同上図8に続くフローチャートである。
【図15】同上図14に続くフローチャートである。
【図16】同上図15に続くフローチャートである。
【図17】同上飲料提供動作の変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 カップ出入口部としてのカップステーション
12 飲料原料供給手段
13,14 飲料供給手段
19 攪拌手段
20 希釈液供給手段
36 洗浄手段
45 扉体
47 飲料選択釦
48 選択手段およびキャンセル手段としてのマイカップ選択釦
53 貨幣処理部
54 内蔵カップ供給手段
55 搬送手段
56 カップ搬送部
91 制御手段、洗浄監視手段、飲料容量切換手段、施錠制御手段、貨幣制御手段の機能を有する制御部
92 カップ検知手段
94 扉体閉止検知手段
95 施錠手段

Claims (9)

  1. 非内蔵のカップが出し入れされるカップ出入口部と、
    飲料原料供給位置に飲料原料を供給する飲料原料供給手段と、
    飲料調合位置に希釈液を供給する希釈液供給手段と、
    前記カップが載置されるカップ搬送部を有し、このカップ搬送部を前記カップ出入口部、飲料原料供給位置および飲料調合位置に搬送する搬送手段と、
    前記カップ出入口部のカップ搬送部へのカップのセットを検知するカップ検知手段と、
    前記飲料調合位置に搬送されるカップ内に進入して飲料原料と希釈液とを攪拌調合する攪拌手段と、
    前記飲料調合位置にカップが位置していない状態で前記攪拌手段を洗浄する洗浄手段と、
    前記攪拌手段による攪拌調合後の前記洗浄手段による洗浄が済んでいるか監視する洗浄監視手段と、
    前記カップ検知手段でカップのセットが検知されることでカップへの飲料提供動作を許容するとともに、前記洗浄監視手段によって前記攪拌手段の洗浄済が確認されていることによりその攪拌手段による攪拌調合を許容する制御手段と
    を具備していることを特徴とする飲料提供装置。
  2. カップが出し入れされるカップ出入口部と、
    カップ供給位置に内蔵のカップを供給する内蔵カップ供給手段と、
    飲料原料供給位置に飲料原料を供給する飲料原料供給手段と、
    飲料調合位置に希釈液を供給する希釈液供給手段と、
    前記カップが載置されるカップ搬送部を有し、このカップ搬送部を前記カップ出入口部、カップ供給位置、飲料原料供給位置および飲料調合位置に搬送する搬送手段と、
    前記飲料調合位置に搬送されるカップ内に進入して飲料原料と希釈液とを攪拌調合する攪拌手段と、
    前記飲料調合位置にカップが位置していない状態で前記攪拌手段を洗浄する洗浄手段と、
    非内蔵のカップの利用を選択する選択手段と、
    前記カップ出入口部のカップ搬送部への非内蔵のカップのセットを検知するカップ検知手段と、
    前記攪拌手段による攪拌調合後の前記洗浄手段による洗浄が済んでいるか監視する洗浄監視手段と、
    前記選択手段で非内蔵のカップの利用が選択されるとともにカップ検知手段で非内蔵のカップのセットが検知されることで非内蔵のカップへの飲料提供動作を許容し、かつ、前記洗浄監視手段によって前記攪拌手段の洗浄済が確認されていることによりその攪拌手段による攪拌調合を許容する制御手段と
    を具備していることを特徴とする飲料提供装置。
  3. 内蔵のカップの容量種に対応して標準容量を含む複数種の飲料提供容量を選択可能に割り付けられた複数の飲料選択釦と、
    内蔵のカップの選択時には前記飲料選択釦に割り付けられた標準容量を含む複数種の飲料提供容量の選択を許容するとともに、非内蔵のカップの選択時には標準容量以下の飲料選択釦に対応する飲料提供容量の選択のみを許容する飲料容量切換手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項2記載の飲料提供装置。
  4. 飲料調合位置は、カップ出入口部にあり、
    制御手段は、前記カップ出入口部から飲料提供済のカップが取り出された後に洗浄手段による攪拌手段の洗浄を実行させ、かつ、この洗浄手段による攪拌手段の洗浄を実行する前に次回の飲料提供要求があればその時点での洗浄手段による攪拌手段の洗浄を中止させるとともに次回の飲料提供動作の過程での前記飲料調合位置にカップが位置していない状態で洗浄手段による攪拌手段の洗浄を実行させる
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の飲料提供装置。
  5. 搬送手段は、飲料調合位置の近傍にカップ搬送部の搬送起点位置を有し、飲料調合位置のカップ搬送部に非内蔵のカップがセットされた後にカップ搬送部を搬送起点位置に移動させ、この搬送起点位置から飲料提供動作に対応して移動させる
    ことを特徴とする請求項4記載の飲料提供装置。
  6. 飲料調合位置に攪拌調合の不要な飲料を供給する飲料供給手段を有し、
    搬送手段は、攪拌調合の不要な飲料の提供時に、非内蔵のカップがセットされたカップ搬送部を搬送起点位置から飲料調合位置に移動させ、
    制御手段は、攪拌調合の不要な飲料の提供時に、攪拌手段による攪拌調合および洗浄手段による攪拌手段の洗浄を禁止させる
    ことを特徴とする請求項5記載の飲料提供装置。
  7. カップ出入口部を開閉する扉体と、
    この扉体の閉止を検知する扉体閉止検知手段と、
    前記扉体の閉止位置で解錠可能に施錠する施錠手段と、
    投入される貨幣を識別計数する貨幣処理部と、
    この貨幣処理部で所定金額以上の投入が確認されることで前記施錠手段を解錠させ、カップ検知手段で非内蔵のカップが検知されるとともに前記扉体閉止検知手段で扉体の閉止が検知されることで施錠手段を施錠させる施錠制御手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の飲料提供装置。
  8. 非内蔵のカップの利用のキャンセルを貨幣処理部での貨幣の識別からカップ検知手段で非内蔵のカップが検知されるまでの間で受け付けるキャンセル手段を備え、
    施錠制御手段は、前記キャンセル手段の受け付けによって、カップ検知手段で非内蔵のカップが検知されずに扉体閉止検知手段で扉体の閉止が検知されることで施錠手段を施錠させる
    ことを特徴とする請求項7記載の飲料提供装置。
  9. 投入される貨幣を識別計数するとともに貨幣の返却を可能とする貨幣処理部と、
    内蔵のカップによる販売価格より非内蔵のカップによる販売価格を低額とし、内蔵のカップによる販売価格以上の貨幣の投入によって非内蔵のカップへの飲料提供動作を許容するとともに、非内蔵のカップへの飲料提供動作の開始後に非内蔵のカップによる販売価格との価格差分を返却させる貨幣制御手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項2または3記載の飲料提供装置。
JP10652299A 1999-04-14 1999-04-14 飲料提供装置 Expired - Fee Related JP3963414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10652299A JP3963414B2 (ja) 1999-04-14 1999-04-14 飲料提供装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10652299A JP3963414B2 (ja) 1999-04-14 1999-04-14 飲料提供装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000298769A JP2000298769A (ja) 2000-10-24
JP3963414B2 true JP3963414B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=14435745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10652299A Expired - Fee Related JP3963414B2 (ja) 1999-04-14 1999-04-14 飲料提供装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3963414B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4655378B2 (ja) * 2001-02-13 2011-03-23 富士電機リテイルシステムズ株式会社 カップ式自動販売機
US7114637B2 (en) * 2004-04-21 2006-10-03 Davis Kenneth A Method and apparatus for programably treating water in a water cooler
JP5070858B2 (ja) * 2007-01-30 2012-11-14 富士電機リテイルシステムズ株式会社 カップ式自動販売機
JP5338510B2 (ja) * 2009-02-06 2013-11-13 富士電機株式会社 カップ式飲料自動販売機
JP5720464B2 (ja) * 2011-07-21 2015-05-20 富士電機株式会社 カップ式自動販売機
JP5929728B2 (ja) * 2012-11-29 2016-06-08 富士電機株式会社 パドル洗浄制御装置
CN106971460B (zh) * 2017-04-27 2023-04-07 四川长虹技佳精工有限公司 防污染和冲击的液体售卖机
JP7000734B2 (ja) 2017-08-10 2022-01-19 富士電機株式会社 飲料製造装置
JP7000733B2 (ja) * 2017-08-10 2022-01-19 富士電機株式会社 飲料製造装置
CN214955172U (zh) * 2020-10-29 2021-11-30 皇冠数码私人有限公司 一种可重复使用的杯子、一种用于准备饮品的自动站及无人饮品服务系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000298769A (ja) 2000-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3963414B2 (ja) 飲料提供装置
KR100274437B1 (ko) 자동판매기 구동방법
JP3982786B2 (ja) 自動販売機
JP2870596B2 (ja) カップ式飲料自動販売機
JP5720464B2 (ja) カップ式自動販売機
JP4510986B2 (ja) 自動販売機
JP3854491B2 (ja) 自動販売機
JP2956672B2 (ja) カップ式飲料自動販売機
JP2003308567A (ja) カップ飲料自動販売機
JP2010108015A (ja) カップ式自動販売機
JP3979617B2 (ja) 搬送装置および飲料提供装置
JPS62171096A (ja) カツプ式飲料自動販売機
JP2956673B2 (ja) カップ式飲料自動販売機
JP2002288734A (ja) カップ式自動販売機
JP3809091B2 (ja) 飲料提供装置
JP4149160B2 (ja) カップ式自動販売機
JP2003067828A (ja) カップ式自動販売機
KR200157696Y1 (ko) 자동판매기의 음료판매장치
JP7435253B2 (ja) カップ式自動販売機
JP5526830B2 (ja) 自動販売機
JP4187232B2 (ja) 飲料提供装置
JP3998172B2 (ja) 飲料提供装置
JP2000276651A (ja) カップ式飲料自動販売機
JP3234863B2 (ja) カップ式飲料自動販売機
JP2009237982A (ja) カップ式飲料自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees