JP5070858B2 - カップ式自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、カップに飲料を販売するカップ式自動販売機に関する。
カップに飲料を販売するカップ式自動販売機が知られている。このカップ式自動販売機は、例えば会社等で各社員(利用者)がコーヒーや紅茶等を購入して飲むために設置される。このカップ式自動販売機は、一般に、紙製又はプラスチック製の使い捨てカップ(以下、「内蔵カップ」と称する)を複数収容し、飲料を販売する都度、このカップを払い出していた。例えば、利用者が、現金やICカード等により代金を支払い、所定の飲料販売釦を押下すると、カップ式自動販売機は、カップを払い出すとともに、押下された飲料販売釦に該当する飲料をカップに供給するようになっている。
一方、環境問題に関する意識が高まっている近年では、ごみの削減に貢献できるカップ式自動販売機が求められている。例えば、利用者が所有する多目的のカップ(以下、「非内蔵カップ」と称し、特に「独自マイカップ」と称する)が所定位置に載置されると、この載置及び独自マイカップの大きさを検知し、この大きさに適した容量の飲料を供給するカップ式自動販売機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
或いは、例えばICタグ等を備えたカップ(以下、「非内蔵カップ」と称し、特に「専用マイカップ」と称する)が予め用意されており、利用者によりこのカップが所定位置に載置されると、ICタグに記憶された情報を読み出し、この情報に基づいて、専用マイカップに飲料を供給するカップ式自動販売機が開示されている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、利用者が独自マイカップ又は専用マイカップ(非内蔵カップ)を持参しないと飲料を販売できないカップ式自動販売機には、その不便さ故に、商業上普及し難いという問題がある。そこで、実際は、非内蔵カップによる飲料販売と、内蔵カップによる飲料販売との何れも実施可能なカップ式自動販売機が提案されている。但し、このカップ式自動販売機には、前述したごみの削減等の要請から、非内蔵カップでの飲料販売を促進するサービス機能が付加される。このサービス機能とは、非内蔵カップによる飲料販売と、内蔵カップによる飲料販売とを差別化するものであり、例えば、非内蔵カップの利用者に対する価格の割り引き、飲料の増量、ポイントの蓄積等が挙げられる。
尚、ポイントとは、例えば、飲料の購入実績に応じて増加し、所定数に達すると、利用者に対し価格の割り引きや無料販売(全額割り引き)等の特典を提供するための数値を意味する。専用マイカップの場合、例えばICタグの識別情報とポイント情報とを対応付けてカップ式自動販売機のRAMに記憶させておき、この情報に基づいてポイントを管理できる。一方、独自マイカップの場合、例えば利用者の識別情報とポイント情報とを対応付けてカップ式自動販売機のRAMに記憶させておき、この情報に基づいてポイントを管理できる。後者の場合、カップ式自動販売機のRAMに利用者の識別情報を書き込むために、同自動販売機は、例えば利用者が使用する所定の情報記録カードからこの識別情報を読み出すための手段を別途備えている必要がある。
特開平3−290795号公報 特開2006−127138号公報
ところで、非内蔵カップによる飲料販売と、内蔵カップによる飲料販売との何れも実施可能なカップ式自動販売機が、飲料販売の直前に、例えば所定位置に非内蔵カップが載置されているか否かを判別するための手段は、前述した特許文献1及び2に開示された手段では十分とは言えない。例えば、利用者が所定位置に非内蔵カップを載置しても直ぐにこれを抜く等の誤操作をした場合、カップ式自動販売機は、内蔵カップを払い出すことなく、非内蔵カップによる飲料販売として、カップの無い場所に飲料を注いでしまう虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、利用者のカップによる飲料販売と、内蔵する使い捨てカップによる飲料販売とを実施可能なカップ式自動販売機が、飲料販売ごとのサービスの差別化を図るべく、何れの飲料販売をすべきかを自動的且つ確実に判別することにある。
前記課題を解決するための発明は、利用者の識別情報を記憶するICタグを有する利用者カップが出入口を介して載置可能である載置室と、前記出入口を開閉する自動扉と、前記自動扉が閉じた後に、前記利用者カップが前記載置室に存在するか否かを検出する検出部と、前記利用者カップが前記載置室に存在することを前記検出部が検出した場合、前記利用者カップに飲料を供給するとともに前記利用者に所定サービスを提供し、前記利用者カップが前記載置室に存在しないことを前記検出部が検出した場合、内蔵する使い捨てカップを払い出すとともに前記飲料を供給するための制御を行う制御部と、前記検出部の検出結果を報知する報知部、を備え、前記検出部は、前記自動扉が閉じる前に、前記利用者カップが前記載置室に存在するか否かを検出し、検出結果を前記報知部に出力する、ことを特徴とするカップ式自動販売機である。
このカップ式自動販売機によれば、載置室の出入口の自動扉が閉じて利用者が載置室内に手を入れることができない状態で、この載置室に利用者カップが存在するか否かが検出部により検出される。そして、利用者カップを載置した利用者に対しては、制御部により所定サービスが提供される。つまり、利用者のカップによる飲料販売と、内蔵する使い捨てカップによる飲料販売との何れを行うべきかを自動的且つ確実に判別するとともに、これら2つの飲料販売に関して利用者に対しサービスの差別化ができる。さらに、載置室の出入口の自動扉が開いており利用者が載置室に手を入れることができる状態で、この載置室に利用者カップが存在するか否かが検出部に検出され、その検出結果が報知部を通じて利用者に報知される。例えば、利用者が利用者カップを載置室に載置しているにもかかわらず、その載置位置が不適切であるが故に検出部が利用者カップの存在を検出しない場合、その旨の報知を受けた利用者は、載置室に手を入れて利用者カップを適切に載置し直すことができる。
また、かかるカップ式自動販売機において、前記飲料の販売代金が現金で入金されたか否かを検出する入金検出部、を備え、前記自動扉は、前記入金検出部が入金を検出したときの検出結果に従って開き、前記検出部は、前記自動扉が開いているとき、前記利用者カップが前記載置室に存在するか否かを検出する、ことが好ましい。
このカップ式自動販売機によれば、利用者が飲料を購入するべく販売代金を所定額の現金で入金したとき自動扉が開くため、利用者にとって利用者カップの載置のタイミングがわかり易い。利用者は、販売代金の入金から自動扉が閉じるまでの間、前述した利用者カップの適切な載置を実行できる。
また、かかるカップ式自動販売機において、前記所定サービスは、前記飲料を増量するサービス、前記飲料の販売代金を割り引くサービスの少なくとも一つである、ことが好ましい。
利用者カップを使用すると、飲料の増量や販売代金の割り引き等のサービスが受けられることは、利用者カップの使用の促進につながる。尚、飲料の増量や販売代金の割り引き等のサービスは、後述するポイントの蓄積の結果、このポイントが所定数に達した場合に利用者に提供されるサービスも意味する。
また、かかるカップ式自動販売機において、前記飲料を販売するための飲料販売釦と、前記飲料の販売代金をカードで支払処理する支払処理部と、を備え、前記自動扉は、前記飲料販売釦の操作に従って開き、前記検出部は、前記自動扉が開いているとき、前記利用者カップが前記載置室に存在するか否かを検出する、ことが好ましい。
このカップ式自動販売機によれば、利用者が飲料を購入するべく飲料販売釦を操作したとき自動扉が開くため、利用者にとって利用者カップの載置のタイミングがわかり易い。利用者は、飲料販売釦の操作から自動扉が閉じるまでの間、前述した利用者カップの適切な載置を実行できる。また、例えば、支払処理部による支払処理を自動扉が閉じた後に実行するものとすれば、前述した検出部による検出結果をこの支払処理に反映させることが可能となる。
また、かかるカップ式自動販売機において、前記所定サービスは、前記飲料を増量するサービス、前記飲料の販売代金を割り引くサービス、前記カードに対するポイントサービスの少なくとも一つである、ことが好ましい。
利用者カップを使用すると、飲料の増量、販売代金の割り引き、カードに対するポイント等のサービスが受けられることは、利用者カップの使用の促進につながる。特に、販売代金の割り引きは、例えば検出部が載置室における利用者カップの存否を検出した後の検出結果に応じて支払処理部により自動的に実行可能である。また、カードに対するポイントに応じた支払処理部による販売代金の割り引き等も可能である。
また、かかるカップ式自動販売機において、前記飲料の販売代金をカードで支払処理する支払処理部、を備え、前記支払処理部は、前記検出部が前記自動扉が閉じた後の検出を完了する前である場合、前記カードからの情報の入力を無効とする、ことが好ましい。
例えば前述した所定サービスが支払処理部を通じて提供されるサービスである場合、検出部による検出完了前のカードの情報入力を無効とする一方、例えば検出完了後のカードの情報入力を有効とすることにより、このサービスは、確実に、検出部による検出結果に応じたものとなる。尚、このような処理は、飲料販売釦を備えていないカップ式自動販売機であっても対応可能である。
また、かかるカップ式自動販売機において、前記支払処理部は、前記検出部が前記自動扉が閉じた後の検出を完了する前の、前記カードからの情報の入力を無効とする、ことが好ましい。
例えば前述した所定サービスが支払処理部を通じて提供されるサービスである場合、検出部による検出完了前のカードの情報入力を無効とする一方、例えば検出完了後のカードの情報入力を有効とすることにより、このサービスは、確実に、検出部による検出結果に応じたものとなる。
また、かかるカップ式自動販売機において、前記利用者カップは、一定の形状を有することが好ましい。
例えば前述した所定サービスが飲料を増量するサービスである場合、利用者カップの一定の形状に応じた一定量を増量すればよく、これにより、サービス提供時にカップから飲料があふれる等の問題を回避できる。また、利用者カップが一定の形状を有していれば、同じく一定の形状を有する把持手段により把持されてカップ式自動販売機内部を飲料の調理ルートを通って搬送可能である。よって、一定の形状を有する利用者カップは、このようなカップ搬送型のカップ式自動販売機にも適用可能である。以上から、カップ式自動販売機は、カップ固定型の形式のみならず、カップ搬送型の形式もとり得る。
また、かかるカップ式自動販売機において、前記飲料が供給された後の前記利用者カップ又は前記使い捨てカップは、前記載置室から前記出入口を介して取り出し可能である、ことが好ましい。
このカップ式自動販売機によれば、載置室に対し、出入口を介して利用者カップを載置可能であるとともに、同出入口を介して利用者カップを取り出し可能であるため、カップ式自動販売機内部のスペースを有効利用できる。これにより、カップ式自動販売機の小型化とともにコストの低減を図れる。特に、カップ式自動販売機がカップ固定型である場合、利用者が載置室に利用者カップを載置すると、載置されたままの状態で利用者カップに飲料が供給される。このように、利用者カップを載置室から例えば別室へ運搬する等の操作を伴わない分、利用者カップの形状等に自由度をもたせることができる。
また、前記課題を解決するための発明は、利用者の識別情報を記憶するICタグを有する第1利用者カップ、又は、前記ICタグを有しない第2利用者カップが出入口を介して載置可能である載置室と、前記出入口を開閉する自動扉と、前記自動扉が閉じた後に、前記第1利用者カップ又は前記第2利用者カップが前記載置室に存在するか否かを検出する検出部と、前記第1利用者カップ又は前記第2利用者カップが前記載置室に存在することを前記検出部が検出した場合、前記第1利用者カップ又は前記第2利用者カップに飲料を供給するとともに前記利用者に前記第1利用者カップ又は前記第2利用者カップにそれぞれ対応する所定サービスを提供し、前記第1利用者カップ及び前記第2利用者カップが前記載置室に存在しないことを前記検出部が検出した場合、内蔵する使い捨てカップを払い出すとともに前記飲料を供給するための制御を行う制御部と、前記検出部の検出結果を報知する報知部、を備え、前記検出部は、前記自動扉が閉じる前に、前記第1利用者カップ又は前記第2利用者カップが前記載置室に存在するか否かを検出し、検出結果を前記報知部に出力する、ことを特徴とするカップ式自動販売機である。
このカップ式自動販売機によれば、載置室の出入口の自動扉が閉じて利用者が載置室内に手を入れることができない状態で、この載置室に第1利用者カップ又は第2利用者カップが存在するか否かが検出部により検出される。そして、第1利用者カップ又は第2利用者カップを載置した利用者に対しては、制御部によりそれぞれに対応する所定サービスが提供される。つまり、利用者の2通りのカップによる飲料販売と、内蔵する使い捨てカップによる飲料販売との何れを行うべきかを自動的且つ確実に判別するとともに、これら3つの飲料販売に関して利用者に対しサービスの差別化ができる。さらに、載置室の出入口の自動扉が開いており利用者が載置室に手を入れることができる状態で、この載置室に第1又は第2利用者カップが存在するか否かが検出部に検出され、その検出結果が報知部を通じて利用者に報知される。例えば、利用者が何れかの利用者カップを載置室に載置しているにもかかわらず、その載置位置が不適切であるが故に検出部がその利用者カップの存在を検出しない場合、その旨の報知を受けた利用者は、載置室に手を入れてその利用者カップを適切に載置し直すことができる。
また、かかるカップ式自動販売機において、前記検出部は、前記第1利用者カップ及び前記第2利用者カップの在否を光の透過又は反射で検出する第1センサと、前記ICタグに記憶される識別情報を検出する第2センサと、を含み、前記第1センサ及び前記第2センサの検出結果に応じて前記第1利用者カップ及び前記第2利用者カップの在否を検出する、ことが好ましい。
このカップ式自動販売機によれば、第1センサの検出結果及び第2センサの検出結果により、載置室に第1利用者カップが存在、載置室に第2利用者カップが存在、及び載置室に2つのカップとも存在しない、の何れの状態であるかを確実に判別できる。よって、これら3つの飲料販売に関して利用者に対しサービスの差別化ができる。
利用者のカップによる飲料販売と、内蔵する使い捨てカップによる飲料販売とを実施可能なカップ式自動販売機が、飲料販売ごとのサービスの差別化を図るべく、何れの飲料販売をすべきかを自動的且つ確実に判別できる。
===カップ式自動販売機の構成===
図1乃至図4を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の構成例について説明する。
<<<外観構成>>>
図1に例示されるように、本実施の形態のカップ式自動販売機1の正面外観は、接客面10を備えた前扉2で構成される。同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1の外観構成例を示す正面図である。
尚、本実施の形態のカップ式自動販売機1は、各種レギュラーコーヒーを調理して販売する自動販売機である。また、本実施の形態のカップ式自動販売機1は、例えばカップを持参しない利用者には内蔵する使い捨てカップ(以後、「内蔵カップ」と称する)を払い出してこれに飲料を販売する一方、例えば利用者が所有する多目的の利用者カップ(第1利用者カップ、以後、「独自マイカップ」と称する)及び利用者の識別情報を記憶するICタグ40(図4)を備えた利用者カップ(第2利用者カップ、以後、「専用マイカップ」と称する)に対しては、内蔵カップを払い出すことなく、持参したこれらのカップに飲料を販売する。
前扉2は、後述する販売機構100(図3)等を収容する本体(不図示)の側端部に軸支されて開閉する。この前扉2は、例えばルートマンによる飲料の原料補充等に際しては開錠して開けられる一方、飲料販売に際しては施錠して閉じられている。
接客面10は、利用者とカップ式自動販売機1とのインタフェースを司るものであり、商品選択ボタン(飲料販売釦)11、砂糖増減ボタン12、クリーム増減ボタン13、増減表示ランプ20、21、内蔵カップ表示ランプ(報知部)22、独自マイカップ表示ランプ(報知部)23、専用マイカップ表示ランプ(報知部)24、及びディスプレイ(報知部)25を備えている。
商品選択ボタン11は、利用者が飲料を選択するためのボタンであり、本実施の形態では、販売可ランプ(不図示)及び売り切れランプ(不図示)を内蔵し、接客面10上で複数種類の飲料の写真、絵柄、文字等の表示にそれぞれ対応するように配置されている。
砂糖増減ボタン12は、1杯の飲料に添加する砂糖の量を利用者が予め増減設定するためのボタンである。本実施の形態では、砂糖増減ボタン12を押下した回数に応じて増減表示ランプ20には砂糖の量の増減が表示されるようになっている。クリーム増減ボタン13は、1杯の飲料に添加するクリームの量を利用者が予め増減設定するためのボタンである。本実施の形態では、クリーム増減ボタン13を押下した回数に応じて増減表示ランプ21にはクリームの量の増減が表示されるようになっている。
内蔵カップ表示ランプ22は、後述するように、商品取出口19の所定位置に独自マイカップ及び専用マイカップの何れも載置されていない場合に、内蔵カップを払い出して飲料販売する旨を利用者に対し表示するべく点灯する。独自マイカップ表示ランプ23は、後述するように、商品取出口19の所定位置に独自マイカップが載置されていることを表示するべく点灯する。専用マイカップ表示ランプ24は、後述するように、商品取出口19の所定位置に専用マイカップが載置されていることを表示するべく点灯する。ディスプレイ25は、利用者に対し、後述する所定のメッセージを表示する。
また、接客面10は、硬貨投入口15、紙幣挿入口16、返却レバー17、カード用リーダライタ14、返却口18、及び商品取出口19を備えている。
硬貨投入口15は、利用者が飲料の代金を支払うべく、後述する硬貨識別装置に硬貨を投入するためのものである。また、紙幣挿入口16は、利用者が飲料の代金を支払うべく、後述する紙幣識別装置に紙幣を挿入するためのものである。返却レバー17は、投入硬貨自体、或いは、投入硬貨又は紙幣挿入から飲料購入金額等を減額した釣銭を返却口18に返却するためのものである。カード用リーダライタ14は、飲料販売時、後述するICカード50(図4)に対し、販売履歴に係る情報を読み出したり、書き込んだりするためのものである。
商品取出口(載置室)19は、以下述べるように、払い出された内蔵カップが載置される空間を有するとともに、この内蔵カップに供給管125を通じて飲料が供給される空間を有するものである。また、商品取出口19は、利用者が飲料購入に際し独自マイカップ又は専用マイカップを載置する空間を有するとともに、これらのカップに供給管125を通じて飲料が供給される空間を有するものである。利用者は、飲料が供給された内蔵カップ、独自マイカップ、及び専用マイカップの何れかを商品取出口19の出入口を介して取り出すようになっている。
<<<商品取出口>>>
図2に例示されるように、本実施の形態のカップ式自動販売機1の商品取出口19は、後述する主制御部200(図4)に制御されて出入口を自動的に開閉する扉(自動扉)30を備えている。図2(a)は、扉30が開いている状態の本実施の形態の商品取出口19の正面斜視図であり、図2(b)は、扉30が略閉じている状態の本実施の形態の商品取出口19の正面斜視図である。本実施の形態の扉30は、図2のX軸方向に沿って摺動し相互に離間又は当接することにより出入口を開閉する左扉30a及び右扉30bを備えて構成されている。尚、本実施の形態の左扉30a及び右扉30bは、所定の駆動モータ261(図4)により駆動されて摺動する。
また、本実施の形態の商品取出口19の内部の空間には、図2(a)のX軸方向に沿ってカップを挟んで対向する位置に、カップ検出器(検出部、第1センサ)32が設けられている。本実施の形態のカップ検出器32は、赤外光を発光する発光部32aと、この赤外光を受光する受光部32bとを備えて構成されている。図2(a)に例示されるように、独自マイカップ又は専用マイカップが載置場所31に載置されていれば、発光部32aが発光する赤外光は、カップに遮断されて、受光部32bに到達しない。一方、載置場所31に何も載置されていなければ、受光部32bは、発光部32aが発光する赤外光を受光する。これにより、後述するように、受光部32bによる受光結果に応じて、載置場所31における独自マイカップ又は専用マイカップの存否を判別することができる。
更に、本実施の形態の商品取出口19の内部の空間の所定位置には、専用マイカップが備えるICタグ40に対し、利用者のID情報を読み出したり、販売履歴に係る情報を書き込んだりするためのICタグ用リーダライタ(検出部、第2センサ)33が設けられている。後述するように、ICタグ用リーダライタ33は、ICタグ40から読み出すID情報の有無を通じて、専用マイカップの存否を検出する機能も果たし得る。尚、本実施の形態の専用マイカップには、その外側表面の所定位置にICタグ40が接着剤等を介して貼付されているものとする。また、本実施の形態の専用マイカップは、複数の利用者に対し、一定の形状を有しているものとする。
<<<販売機構>>>
図3を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の販売機構100の構成例について説明する。同図は、本実施の形態の販売機構100におけるコーヒーを販売する部分の概略構成例を示す模式図である。本実施の形態の販売機構100は、レギュラーコーヒー抽出装置101、湯タンク103、ミキシングボール117、砂糖容器119、及びクリーム容器121を備えて構成される。
レギュラーコーヒー抽出装置101は、挽き豆と湯とを収容するための所定のシリンダ、シリンダ内の空間を密閉するための所定のピストン、挽き豆と湯とからコーヒーを濾過するための所定のフィルタ等を備えて構成される。また、このレギュラーコーヒー抽出装置101のシリンダの開口部には、所定の容器に収容されたコーヒー豆を挽くためのコーヒーミル111が隣接するように設けられている。この構成により、レギュラーコーヒー抽出装置101は、コーヒーミル111から供給される挽き豆と、湯タンク103からポンプ113、電磁弁114、及び湯供給管115を通じて供給される湯とからコーヒーを抽出し、電磁弁104を通じてコーヒー供給管105に供給する。ミキシングボール117は、ブラックのコーヒーに対して、例えば、砂糖容器119から供給される砂糖及びクリーム容器121から供給される粉末状のクリームを混合するためのものである。
尚、ミキシングボール117において砂糖及びクリームと混合されて調理された砂糖及びクリーム入りコーヒーは、ミキシングボール117の下流に設けられた電磁弁123及び供給管125を通じて内蔵カップ、独自マイカップ、又は専用マイカップに供給されるようになっている。また、ブラックのコーヒーも、ミキシングボール117、電磁弁123、及び供給管125を通じてこれらのカップに供給されるようになっている。
<<<制御を司る構成例>>>
図4を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の制御を司る構成例について説明する。同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1の制御を司る構成例を示すブロック図である。
本実施の形態のカップ式自動販売機1は、主制御部200及び複数の従制御部から構成されている。本実施の形態の従制御部は、硬貨処理制御部210、紙幣処理制御部220、接客制御部230、カップ検出制御部240、リーダライタ制御部250、扉開閉制御部260、販売制御部270、及び入出力制御部280である。主制御部(検出部、制御部、報知部、入金検出部、支払処理部)200は、これらの従制御部を統括制御するものであり、CPU201、ROM202、RAM203、タイマ204、及びカウンタ205を備えて構成されている。ここで、CPU201は、ROM202に記憶されている所定のプログラムに基づいて前記統括制御を行う。また、RAM203は、ICタグ40のID情報40aとポイント情報との対応付け等の各種情報を記憶する。また、タイマ204は、飲料販売における各動作の時間を計時する。また、カウンタ205は、例えば前述した砂糖増減ボタン12及びクリーム増減ボタン13の押下回数等を計数する。
硬貨投入機構211は、硬貨処理制御部210により制御されて、釣銭切れを検出し、硬貨投入口15からの投入硬貨を受け取り、必要に応じて釣銭を返却口18から返却する。本実施の形態では、この硬貨処理制御部210及び硬貨投入機構211が硬貨識別装置(入金検出部)を構成する。
紙幣挿入機構221は、紙幣処理制御部220に制御されて、釣札切れを検出し、紙幣挿入口16からの挿入紙幣を受け取り、必要に応じて釣札を紙幣挿入口16から返却する。本実施の形態では、この紙幣処理制御部220及び紙幣挿入機構221が紙幣識別装置(入金検出部)を構成する。
接客制御部(報知部、支払処理部)230は、前述した接客面10を構成する商品選択ボタン11、砂糖増減ボタン12、クリーム増減ボタン13、カード用リーダライタ(支払処理部)14、増減表示ランプ20、21、内蔵カップ表示ランプ22、独自マイカップ表示ランプ23、専用マイカップ表示ランプ24、及びディスプレイ25を制御する。例えば、商品選択ボタン11、砂糖増減ボタン12、クリーム増減ボタン13等が押下されると、接客制御部230は、各ボタンに応じた検出信号を生成して主制御部200に送信する。また、接客制御部230は、主制御部200からの制御信号に基づいて、カード用リーダライタ14を制御して、ICカード50に対し販売履歴に係る情報を読み出したり書き込んだりする。更に、接客制御部230は、主制御部200からの制御信号に基づいて、ディスプレイ25に所定のメッセージを表示させる。
カップ検出制御部(検出部)240は、商品取出口19の載置場所31における独自マイカップ又は専用マイカップの存否を検出するべく、発光部32aに赤外光を発光させるとともに、受光部32bによる受光結果を解析する。即ち、受光部32bが赤外光を受光しないことは、載置場所31に独自マイカップ又は専用マイカップが載置されていることに対応する一方、受光部32bが赤外光を受光することは、載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れも載置されていないことに対応する。
リーダライタ制御部(検出部)250は、ICタグ用リーダライタ33を制御して、商品取出口19の載置場所31に載置された専用マイカップに設けられたICタグ40から、利用者のID情報40aを読み出したり、販売履歴に係る情報を書き込んだりする。
扉開閉制御部260は、前述した左扉30a及び右扉30bを開閉するべく、これらを駆動する駆動モータ261の動作開始や動作停止等を制御する。
販売制御部270は、前述した販売機構100を制御して飲料を調理し販売する。例えば内蔵カップに飲料を販売する場合、販売制御部270は、カップ供給部271を制御して内蔵カップを払い出し、ポンプ113や電磁弁104、114、123等を所定時期に所定時間だけ動作させて内蔵カップに飲料を供給する。
入出力制御部280は、例えばルートマンが各種販売条件等を設定するためにコントロールパネル281を通じて入力する情報を主制御部200に送信する。コントロールパネル281は、情報を入力するためのキー(不図示)や、このキー操作の内容を表示するためのディスプレイ(不図示)等を備えており、本実施の形態では、入出力制御部280と有線を介して接続されているとともに、カップ式自動販売機1の前扉2の裏面に着脱自在に設けられている。
===カップ式自動販売機の動作===
図5乃至図12を参照しつつ、前述した構成を備えたカップ式自動販売機1の動作例について説明する。尚、前述したように、以下述べるカップ式自動販売機1は、接客面10において、硬貨投入口15及び紙幣挿入口16とともに、カード用リーダライタ14を備えているため、利用者は現金及びICカード50の何れの手段で飲料の代金を支払うことも可能である。本実施の形態では、利用者は、現金による支払いの場合には先ず金銭(硬貨又は紙幣)を投入し、ICカード50による支払いの場合には先ず所望の商品選択ボタン11を押下するという手順に従って、カップ式自動販売機1から飲料を購入するものとする。
図5に例示されるように、カップ式自動販売機1の主制御部200は、利用者により金銭が投入されたか否かを判別する(S100)。尚、同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1の飲料販売時における主制御部200の処理手順の一例を示すフローチャートである。金銭が投入されていないと判別した場合(S100:NO)、主制御部200は、何れかの商品選択ボタン11が押下されたか否かを判別する(S127)。何れの商品選択ボタン11も押下されていないと判別した場合(S127:NO)、主制御部200は、ステップS100の処理を再度実行する。
<<<現金で支払う場合>>>
金銭が投入されたと判別した場合(S100:YES)、主制御部200は、投入された金額をRAM203に記憶させる(S101)。また、図示してはいないが、同ステップS101において、主制御部200は、投入された金額が1杯分の飲料の価格以上であるか否かを判別し、この金額が1杯分の飲料の価格以上であると判別した場合は次のステップの処理に移行する一方、この金額が1杯分の飲料の価格未満であると判別した場合、ステップS100の処理を再度実行する。
主制御部200は、扉開閉制御部260に商品取出口19の扉30を開けさせるとともに、タイマ204をリセットした後、計時を開始させる(S102)。扉30を開ける場合、具体的には、主制御部200が扉開閉制御部260に対し扉30を開ける旨の制御信号を送信すると、駆動モータ261の回転動作により扉30が開く。
主制御部200は、扉30が開いている状態で、カップ検出制御部240に制御信号を送信して、商品取出口19の載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が載置されているか否かをカップ検出器32に検出させる(S103)。
具体的には、カップ検出器32の発光部32aが発光した赤外光を受光部32bが受光した場合、これは発光部32a及び受光部32aの間の光路が遮断されていないことを意味するため、カップ検出制御部240は、独自マイカップ及び専用マイカップの何れも載置されていない旨の検出信号を主制御部200に送信する。一方、カップ検出器32の発光部32aが発光した赤外光を受光部32bが受光しない場合、これは発光部32a及び受光部32aの間の光路が遮断されていることを意味するため、カップ検出制御部240は、独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が載置されている旨の検出信号を主制御部200に送信する。
独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が載置されていると判別した場合(S103:YES)、主制御部200は、扉30が開いている状態で、リーダライタ制御部250に制御信号を送信して、載置場所31に載置されているのは専用マイカップであるか否かをICタグ用リーダライタ33に検出させる(S104)。
具体的には、ICタグ用リーダライタ33が所定のID情報40aを読み出せなかった場合、リーダライタ制御部250は、載置場所31に載置されているのは専用マイカップではない(独自マイカップである)旨の検出信号を主制御部200に送信する。一方、ICタグ用リーダライタ33が所定のID情報40aを読み出した場合、リーダライタ制御部250は、載置場所31に載置されているのは専用マイカップである旨の検出信号を主制御部200に送信する。
前述したステップS103及びS104の処理を実行することにより、本実施の形態のカップ式自動販売機1は、先ず扉30を開けた状態で、独自マイカップ及び専用マイカップの存否を判別する。次に、この判別結果に応じた主制御部200の処理の手順について説明する。
商品取出口19の載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れも載置されていないと判別した場合(S103:NO)、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して内蔵カップ表示ランプ22を点灯させ(S105)、タイマ204により計時された時間Tが所定時間T1に達しているか否かを判別する(S106)。TがT1に達していないと判別した場合(S106:NO)、主制御部200は、ステップS103の処理を再度実行する。TがT1に達していると判別した場合(S106:YES)、主制御部200は、何れかの商品選択ボタン11が押下されたか否かを判別する(S109)。何れの商品選択ボタン11も押下されていないと判別した場合(S109:NO)、主制御部200は、今度は前記Tが所定時間T2(T2>T1)に達しているか否かを判別する(S110)。TがT2に達していないと判別した場合(S110:NO)、主制御部200は、ステップS109の処理を再度実行する。TがT2に達していると判別した場合(S110:YES)、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して、時間切れのため販売処理を中止した旨(例えば「もう一度はじめからお願いします」)をディスプレイ25に表示させるとともに(S111)、硬貨処理制御部210又は紙幣処理制御部220に制御信号を送信して、ステップS100:YESで投入された金銭を返却口18又は紙幣挿入口16を通じて返却させる(S112)。また、主制御部200は、扉開閉制御部260に対し扉30を閉じる旨の制御信号を送信して扉30を閉じさせて(S113)、次販売に備える。
尚、本実施の形態では、前述したステップS105において、図12(a)に例示されるように、内蔵カップ表示ランプ22が点灯するとともに、ディスプレイ25には例えば「紙カップでよろしいでしょうか?」等のメッセージが表示されるようになっている。ここで、図12は、本実施の形態のランプ22、23、24の点灯例とディスプレイ25の表示例とを示す模式図である。
前述したステップS103:NO、S105、S106、及びS109乃至S113の処理を実行することにより、本実施の形態のカップ式自動販売機1は、扉30が開いてからT1の時間内に独自マイカップ又は専用マイカップが載置場所31に載置されなければ、内蔵カップによる販売である旨を利用者に報知する。但し、本実施の形態のカップ式自動販売機1は、扉30が開いてからT2の時間内に商品選択ボタン11が押下されなければ、時間切れのため販売処理を中止する。
商品取出口19の載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が載置されていると判別し(S103:YES)、且つ、載置場所31に載置されているのが専用マイカップではない(独自マイカップである)と判別した(S104:NO)場合、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して独自マイカップ表示ランプ23を点灯させ(S107)、何れかの商品選択ボタン11が押下されたか否かを判別する(S114)。尚、本実施の形態では、ステップS107において、図12(b)に例示されるように、独自マイカップ表示ランプ23が点灯するとともに、ディスプレイ25には例えば「カップご持参ありがとうございます。」等のメッセージが表示されるようになっている。
商品取出口19の載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が載置されていると判別し(S103:YES)、且つ、載置場所31に載置されているのが専用マイカップであると判別した(S104:YES)場合、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して専用マイカップ表示ランプ24を点灯させ(S108)、何れかの商品選択ボタン11が押下されたか否かを判別する(S114)。尚、本実施の形態では、ステップS108において、図12(c)に例示されるように、専用マイカップ表示ランプ24が点灯するとともに、ディスプレイ25には例えば「カップご持参ありがとうございます。ポイントが増えます。」等のメッセージが表示されるようになっている。
商品選択ボタン11の何れかが押下されたと判別した場合(S114:YES)、主制御部200は、押下された商品選択ボタン11に該当するカップ飲料の情報をRAM203に記憶させ(S115)、扉開閉制御部260に対し扉30を閉じる旨の制御信号を送信して扉30を閉じさせる(S116)。
主制御部200は、扉30を閉じた状態で、前述したステップS103及びS104の処理と同様の処理を実行することにより、独自マイカップ及び専用マイカップの存否を判別する(S117、S118)。
載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れも載置されていないと判別した場合(S117:NO)、主制御部200は、後述する内蔵カップに対する飲料販売の処理を実行する(S300以降)。
載置場所31に独自マイカップが載置されていると判別した場合(S117:YES、S118:NO)、主制御部200は、後述する独自マイカップに対する飲料販売の処理を実行する(S400以降)。
載置場所31に専用マイカップが載置されていると判別した場合(S117:YES、S118:YES)、主制御部200は、後述する専用マイカップに対する飲料販売の処理を実行する(S500以降)。
扉30が開いている状態で、何れの商品選択ボタン11も押下されていないと判別した場合(S114:NO)、主制御部200は、TがT2に達しているか否かを判別する(S119)。TがT2に達していないと判別した場合(S119:NO)、主制御部200は、ステップS114の処理を再度実行する。TがT2に達していると判別した場合(S119:YES)、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して、時間切れのため販売処理を中止した旨(例えば「もう一度はじめからお願いします」)をディスプレイ25に表示させるとともに(S120)、硬貨処理制御部210又は紙幣処理制御部220に制御信号を送信して、ステップS100:YESで投入された金銭を返却口18又は紙幣挿入口16を通じて返却させる(S121)。また、主制御部200は、前述したステップS103の処理と同様の処理を実行することにより、載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が載置されているか否かを判別する(S122)。載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が載置されていると判別した場合(S122:YES)、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して、利用者に対しこれらのカップの取り出しを催促する旨(例えば「カップをお取り下さい」)をディスプレイ25に表示させて(S123)、ステップS122の処理を再度実行する。載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れも載置されていないと判別した場合(S122:NO)、主制御部200は、タイマ204に所定時間T3を計時させた後(S124、S125)、扉開閉制御部260に対し扉30を閉じる旨の制御信号を送信して扉30を閉じさせる(S126)。
前述したステップS114:NO及びS119乃至S126の処理を実行することにより、本実施の形態のカップ式自動販売機1は、扉30が開いてからT2の時間内に商品選択ボタン11が押下されなければ、時間切れのために販売を中止するとともに、独自マイカップ又は専用マイカップが利用者により取り出されるまで、これらのカップの取り出しを催促する旨を利用者に報知する。カップが取り出された場合、カップ式自動販売機1は、T3の時間が経過した後、商品取出口19の出入口の扉30を閉じて、次販売に備える。
<内蔵カップへの飲料販売>
図6に例示されるように、載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れも載置されていない場合、主制御部200は、カップ供給部271に制御信号を送信して内蔵カップを払い出させる(S300)。尚、同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1が現金支払いにより内蔵カップに飲料を販売する際の主制御部200の処理手順の一例を示すフローチャートである。
主制御部200は、販売制御部270に制御信号を送信して、販売機構100に飲料を調理させ、これを内蔵カップに供給させる(S301)。
主制御部200は、扉開閉制御部260に対し扉30を開ける旨の制御信号を送信して扉30を開けさせる(S302)。
主制御部200は、商品取出口19の載置場所31に飲料の入った内蔵カップが載置されているか否かを判別する(S303)。
載置場所31に飲料の入った内蔵カップが載置されていると判別した場合(S303:YES)、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して、利用者に対しカップ飲料の取り出しを催促する旨(例えば「商品をお取り下さい」)をディスプレイ25に表示させて(S307)、ステップS303の処理を再度実行する。載置場所31に飲料の入った内蔵カップが載置されていないと判別した場合(S303:NO)、主制御部200は、タイマ204に所定時間T3を計時させた後(S304、S305)、扉開閉制御部260に対し扉30を閉じる旨の制御信号を送信して扉30を閉じさせる(S306)。
前述したステップS300乃至S307の処理を実行することにより、本実施の形態のカップ式自動販売機1は、扉30が閉じた状態で内蔵カップに飲料を供給してから扉30を開け、カップ飲料の取り出しを催促する旨を利用者に報知する。商品が取り出された場合、カップ式自動販売機1は、T3の時間が経過した後、商品取出口19の出入口の扉30を閉じて、次販売に備える。
<独自マイカップへの飲料販売>
図7(a)に例示されるように、載置場所31に独自マイカップが載置されている場合、主制御部200は、硬貨処理制御部210に制御信号を送信して硬貨投入機構211から所定の割り引き額を含む金銭を返却口18に返却させる(S400)。尚、同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1が現金支払いにより独自マイカップに飲料を販売する際の主制御部200の処理手順の一例を示すフローチャートである。また、本実施の形態では、内蔵カップで販売される飲料の価格に対する、独自マイカップで販売される飲料の価格の割り引き額は予め定められており、その情報は例えばRAM203に記憶されているものとする。本実施の形態では、この割り引きが、利用者に対するサービスに相当する。
主制御部200は、販売制御部270に制御信号を送信して、販売機構100に飲料を調理させ、これを独自マイカップに供給させる(S401)。
主制御部200は、扉開閉制御部260に対し扉30を開ける旨の制御信号を送信して扉30を開けさせる(S402)。
主制御部200は、商品取出口19の載置場所31に飲料の入った独自マイカップが載置されているか否かを判別する(S403)。
載置場所31に飲料の入った独自マイカップが載置されていると判別した場合(S403:YES)、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して、利用者に対しカップ飲料の取り出しを催促する旨(例えば「商品をお取り下さい」)をディスプレイ25に表示させて(S407)、ステップS403の処理を再度実行する。載置場所31に飲料の入った独自マイカップが載置されていないと判別した場合(S403:NO)、主制御部200は、タイマ204に所定時間T3を計時させた後(S404、S405)、扉開閉制御部260に対し扉30を閉じる旨の制御信号を送信して扉30を閉じさせる(S406)。
前述したステップS400乃至S407の処理を実行することにより、本実施の形態のカップ式自動販売機1は、扉30が閉じた状態で独自マイカップに飲料を供給してから扉30を開け、カップ飲料の取り出しを催促する旨を利用者に報知する。商品が取り出された場合、カップ式自動販売機1は、T3の時間が経過した後、商品取出口19の出入口の扉30を閉じて、次販売に備える。
或いは、図7(b)に例示されるように、載置場所31に独自マイカップが載置されている場合、主制御部200は、販売制御部270に制御信号を送信して、販売機構100に飲料を所定量増量して調理させ、これを独自マイカップに供給させる(S408)。尚、同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1が現金支払いにより独自マイカップに飲料を販売する際の主制御部200の処理手順のもう一例を示すフローチャートである。また、本実施の形態では、内蔵カップで販売される飲料の総量に対する、独自マイカップで販売される飲料の総量の増量分は予め定められており、その情報は例えばRAM203に記憶されているものとする。以後、同図に例示されるステップS409乃至S414の処理は、前述したステップS402乃至S407の処理に等しい。
<専用マイカップへの飲料販売>
図8に例示されるように、載置場所31に専用マイカップが載置されている場合、主制御部200は、リーダライタ制御部250に制御信号を送信して、ICタグ用リーダライタ33にICタグ40のID情報40aを読み出させる(S500)。
尚、同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1が現金支払いにより専用マイカップに飲料を販売する際の主制御部200の処理手順の一例を示すフローチャートである。また、本実施の形態では、内蔵カップで販売される飲料の価格に対する、専用マイカップで販売される飲料の価格の割り引き額は予め定められており、その情報は例えばRAM203に記憶されているものとする。更に、本実施の形態では、専用マイカップを持参する利用者には、飲料販売の回数に応じたポイントが与えられ、このポイント情報は利用者ごとにRAM203に記憶されているものとする。ここで、以下述べるように、ポイントが所定数に達した場合、本実施の形態のカップ式自動販売機1は、次販売に際し、全額割り引き(無料)や一部割り引き等の特典を利用者に提供するようになっている。本実施の形態では、この割り引き及びポイントに応じた特典が、利用者に対するサービスに相当する。
主制御部200は、ICタグ40から読み出されたID情報40aに対応付けられているポイント情報をRAM203から読み出し(S501)、ポイントが所定数に達しているか否かを判別する(S502)。
ポイントが所定数に達していないと判別した場合(S502:NO)、主制御部200は、所定額だけ割り引いた飲料の価格を、前述したステップS100:YESで投入された金額から減算し、硬貨処理制御部210に制御信号を送信して、この減算結果に相当する金銭を返却させる(S503)。また、主制御部200は、RAM203におけるID情報40aに対応するポイント情報を、このポイントに例えば1を加算した新たなポイント情報に更新する(S504)。
ポイントが所定数に達していると判別した場合(S502:YES)、主制御部200は、例えば、硬貨処理制御部210又は紙幣処理制御部220に制御信号を送信して、ステップS100:YESで投入された金銭を返却口18又は紙幣挿入口16を通じて返却させる(全額割り引き)(S505)。また、主制御部200は、RAM203におけるID情報40aに対応するポイント情報をゼロにリセットする(S506)。或いは、主制御部200は、ステップS505において、例えば前述したステップS503の割り引きより大きな額の割り引きを行ってもよい。
以後、図8に例示されるステップS507乃至S513の処理は、前述した独自マイカップに係るステップS401乃至S407の処理に等しい。
尚、図示してはいないが、専用マイカップに対し、所定量増量した飲料を供給する場合の処理の手順は、独自マイカップに対し増量する場合の処理の手順(図7(b))と同様である。
<飲料販売の自動的且つ確実な判別>
前述したカップ式自動販売機1によれば、商品取出口19の出入口の扉30が閉じて利用者がその内部に手を入れることができない状態で、載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が存在するか否かが検出される。そして、独自マイカップ又は専用マイカップを載置した利用者に対しては、所定サービスが提供される。つまり、利用者のカップによる飲料販売と、内蔵カップによる飲料販売との何れを行うべきかを自動的且つ確実に判別するとともに、これら2つの飲料販売に関して利用者に対しサービスの差別化ができる。
また、前述したカップ式自動販売機1によれば、商品取出口19の出入口の扉30が開いており利用者がその内部に手を入れることができる状態で、載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が存在するか否かが検出され、その検出結果が利用者に報知される。例えば、利用者が独自マイカップ又は専用マイカップを商品取出口19の内部に載置しているにもかかわらず、その載置位置が不適切であるが故に当該カップの存在が検出されない場合、その旨の報知を受けた利用者は、商品取出口19の内部に手を入れて独自マイカップ又は専用マイカップを適切に載置し直すことができる。尚、適切な載置とは、カップ検出器32の発光部32aから受光部32bまでの光路が遮断されるような載置である。或いは、適切な載置とは、ICタグ用リーダライタ33がICタグ40と通信可能となるような載置である。
また、前述したカップ式自動販売機1によれば、利用者が飲料を購入するべく販売代金を現金で入金したとき扉30が開くため、利用者にとって独自マイカップ又は専用マイカップの載置のタイミングがわかり易い。利用者は、販売代金の入金から所定時間T1内で、前述した適切な載置を実行できる。
また、前述したカップ式自動販売機1によれば、飲料の増量、販売代金の割り引き、ポイント等のサービスが受けられるため、独自マイカップ及び専用マイカップの使用の促進につながる。
また、前述したカップ式自動販売機1によれば、例えば専用マイカップに対し飲料を増量するサービスの場合、この専用マイカップの一定の形状に応じた一定量を増量すればよい。これにより、サービス提供時に専用マイカップから飲料があふれる等の問題を回避できる。
また、前述したカップ式自動販売機1によれば、利用者が載置場所31に独自マイカップ又は専用マイカップを載置すると、これらのカップに対しそのままの状態で飲料が供給される。このように、独自マイカップ及び専用マイカップを載置場所31から例えば別の場所へ運搬する等の操作を伴わない分、これらのカップの形状等に自由度をもたせることができる。また、カップを載置する場所とカップ飲料を取り出す場所とが同一であることにより、カップ式自動販売機1内部のスペースを有効利用できる。これにより、カップ式自動販売機1の小型化とともにコストの低減を図れる。
<<<ICカードで支払う場合>>>
何れかの商品選択ボタン11が押下されたと判別した場合(図5、S127:YES)、図9に例示されるように、主制御部200は、押下された商品選択ボタン11に該当するカップ飲料の情報をRAM203に記憶させ(S200)、扉開閉制御部260に対し扉30を開ける旨の制御信号を送信して扉30を開けさせるとともに、タイマ204をリセットした後、計時を開始させる(S201)。尚、同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1がICカード支払いにより飲料を販売する際の主制御部200の処理手順の一例を示すフローチャートである。
主制御部200は、扉30が開いている状態で、カップ検出制御部240に制御信号を送信して、載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が載置されているか否かをカップ検出器32に検出させる(S202)。
独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が載置されていると判別した場合(S202:YES)、主制御部200は、扉30が開いている状態で、リーダライタ制御部250に制御信号を送信して、載置場所31に載置されているのは専用マイカップであるか否かをICタグ用リーダライタ33に検出させる(S203)。
商品取出口19の載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れも載置されていないと判別した場合(S202:NO)、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して内蔵カップ表示ランプ22を点灯させ(S204)、タイマ204により計時された時間Tが所定時間T1に達しているか否かを判別する(S205)。TがT1に達していないと判別した場合(S205:NO)、主制御部200は、ステップS202の処理を再度実行する。TがT1に達していると判別した場合(S205:YES)、主制御部200は、扉開閉制御部260に対し扉30を閉じる旨の制御信号を送信して扉30を閉じさせる(S210)。尚、本実施の形態では、前述したステップS204において、図12(a)に例示されるように、内蔵カップ表示ランプ22が点灯するとともに、ディスプレイ25には例えば「紙カップでよろしいでしょうか?」等のメッセージが表示されるようになっている。
商品取出口19の載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が載置されていると判別し(S202:YES)、且つ、載置場所31に載置されているのが専用マイカップではない(独自マイカップである)と判別した(S203:NO)場合、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して独自マイカップ表示ランプ23を点灯させ(S206)、タイマ204に所定時間T3を計時させた後(S208、S209)、扉開閉制御部260に対し扉30を閉じる旨の制御信号を送信して扉30を閉じさせる(S210)。尚、本実施の形態では、ステップS206において、図12(b)に例示されるように、独自マイカップ表示ランプ23が点灯するとともに、ディスプレイ25には例えば「カップご持参ありがとうございます。」等のメッセージが表示されるようになっている。
商品取出口19の載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れか一方が載置されていると判別し(S202:YES)、且つ、載置場所31に載置されているのが専用マイカップであると判別した(S203:YES)場合、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して専用マイカップ表示ランプ24を点灯させ(S207)、タイマ204に所定時間T3を計時させた後(S208、S209)、扉開閉制御部260に対し扉30を閉じる旨の制御信号を送信して扉30を閉じさせる(S210)。尚、本実施の形態では、ステップS207において、図12(c)に例示されるように、専用マイカップ表示ランプ24が点灯するとともに、ディスプレイ25には例えば「カップご持参ありがとうございます。ポイントが増えます。」等のメッセージが表示されるようになっている。
主制御部200は、扉30を閉じた状態で、前述したステップS202及びS203の処理と同様の処理を実行することにより、独自マイカップ及び専用マイカップの存否を判別する(S211、S212)。
載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れも載置されていないと判別した場合(S211:NO)、主制御部200は、後述する内蔵カップに対する飲料販売の処理を実行する(S600以降)。
載置場所31に独自マイカップが載置されていると判別した場合(S211:YES、S212:NO)、主制御部200は、後述する独自マイカップに対する飲料販売の処理を実行する(S700以降)。
載置場所31に専用マイカップが載置されていると判別した場合(S211:YES、S212:YES)、主制御部200は、後述する専用マイカップに対する飲料販売の処理を実行する(S800以降)。
<内蔵カップへの飲料販売>
図10に例示されるように、載置場所31に独自マイカップ及び専用マイカップの何れも載置されていない場合、主制御部200は、接客面10に制御信号を送信して、利用者にICカード50を翳す行為を促す旨(例えば「カードを翳して下さい」)をディスプレイ25に表示させるとともに(S600)、タイマ204をリセットした後、計時を開始させる(S601)。尚、同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1がICカード支払いにより内蔵カップに飲料を販売する際の主制御部200の処理手順の一例を示すフローチャートである。
主制御部200は、ICカード50を検知したか否かを判別する(S602)。具体的には、主制御部200は、例えば、接客面10のカード用リーダライタ14がICカード50の所定の情報を読み出した場合に接客制御部230が送信する検出信号を受信したか否かを判別する。
ICカード50を検知していないと判別した場合(S602:NO)、主制御部200は、TがT4に達しているか否かを判別する(S603)。TがT4に達していないと判別した場合(S603:NO)、主制御部200は、ステップS602の処理を再度実行する。TがT4に達していると判別した場合(S603:YES)、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して、時間切れのため販売処理を中止した旨(例えば「もう一度はじめからお願いします」)をディスプレイ25に表示させる(S604)。
ICカード50を検知したと判別した場合(S602:YES)、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して、カード用リーダライタ14にICカード50からID情報50aを読み出させる(S605)。
主制御部200は、前述したステップS200で取得したカップ飲料の情報に対応する価格の情報を、ID情報50aと対応付けてRAM203に記憶させる(S606)。尚、本実施の形態のカップ式自動販売機1は、利用者のID情報50aと、カップ飲料の購入価格の情報とを対応付けてRAM203に記憶させて、販売履歴情報として管理しているものとする。このRAM203は、カップ飲料の情報とその価格の情報とを対応付けたテーブル情報を更に記憶しているものとする。
主制御部200は、RAM203に記憶された販売履歴情報に基づいて、ID情報50aに該当する利用者に対する本飲料販売に係る支払処理を行う(S607)。尚、ICカード50を介した決済等は、例えば特開2004−287741号公報に開示された周知の構成により実施できる。
以後、図10に例示されるステップS608乃至S615の処理は、前述したステップS300乃至S307の処理に等しい。
<独自マイカップ又は専用マイカップへの飲料販売>
図11の例示では、カップ式自動販売機1は、利用者が独自マイカップ又は専用マイカップを持参した場合、ICカード50を通じて、それぞれのカップに応じた割り引きサービスを行うとともに、ポイントが所定数に達した際にはそれぞれのカップに応じた無料又は割り引きサービスを行うものである。尚、同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1がICカード支払いにより独自マイカップ又は専用マイカップに飲料を販売する際の主制御部200の処理手順の一例を示すフローチャートである。
独自マイカップの場合のステップS700乃至S703の処理は、前述した内蔵カップの場合のステップS600乃至S603の処理に等しい。また、独自マイカップの場合のステップS704乃至S710の処理は、前述した現金支払いの場合のステップS120乃至S126の処理に略等しい。尚、前述したステップS121に対応するステップS705では、主制御部200は、扉開閉制御部260に対し扉30を開ける旨の制御信号を送信して扉30を開けさせる。更に、独自マイカップの場合のステップS718乃至S724の処理は、前述した内蔵カップの場合のステップS609乃至S615の処理に等しい。
以下、ステップS702:YES乃至S717における主制御部200の処理の手順について説明する。
ICカード50を検知したと判別した場合(S702:YES)、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して、カード用リーダライタ14にICカード50からID情報50a及びポイント情報50bを読み出させる(S711)。
主制御部200は、ステップS711で取得したポイントが所定数に達しているか否かを判別する(S712)。
ポイントが所定数に達していないと判別した場合(S712:NO)、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して、カード用リーダライタ14に対しこのポイントに例えば1を加算した新たなポイント情報50bをICカード50に記憶させる(S713)。
主制御部200は、カップ飲料の価格から独自マイカップに応じた割り引き額を減算した価格を、ID情報50aと対応付けてRAM203に記憶させる(S714)。尚、本実施の形態のカップ式自動販売機1は、利用者のID情報50aと、カップ飲料の購入価格の情報とを対応付けてRAM203に記憶させて、販売履歴情報として管理しているものとする。このRAM203は、カップ飲料の情報とその価格の情報とを対応付けたテーブル情報、及び、独自マイカップに対応して予め定められた割り引き額の情報を更に記憶しているものとする。
ポイントが所定数に達していると判別した場合(S712:YES)、主制御部200は、接客制御部230に制御信号を送信して、カード用リーダライタ14に対しゼロにリセットしたポイント情報50bをICカード50に記憶させる(S715)。
主制御部200は、例えば価格ゼロ(無料)を、ID情報50aと対応付けてRAM203に記憶させる(S716)。或いは、主制御部200は、ステップS716において、例えば前述したステップS714の割り引きより大きな額の割り引きを行ってもよい。
主制御部200は、RAM203に記憶された販売履歴情報に基づいて、ID情報50aに該当する利用者に対する本飲料販売に係る支払処理を行う(S717)。尚、ICカード50を介した決済等は、例えば特開2004−287741号公報に開示された周知の構成により実施できる。
前述と同様に、専用マイカップの場合のステップS800乃至S803の処理は、前述した内蔵カップの場合のステップS600乃至S603の処理に等しい。また、専用マイカップの場合のステップS804乃至S810の処理は、前述した現金支払いの場合のステップS120乃至S126の処理に略等しい。尚、前述したステップS121に対応するステップS805では、主制御部200は、扉開閉制御部260に対し扉30を開ける旨の制御信号を送信して扉30を開けさせる。更に、専用マイカップの場合のステップS818乃至S824の処理は、前述した内蔵カップの場合のステップS609乃至S615の処理に等しい。
専用マイカップの場合のステップS802:YES乃至S817における主制御部200の処理の手順は、前述した独自マイカップの場合のステップS702:YES乃至S717における主制御部200の処理の手順と同様である。尚、専用マイカップの場合、ステップS814及びS816で設定される割り引き額は、この専用マイカップに応じたものとなる。RAM203は、専用マイカップに対応して予め定められた割り引き額の情報を記憶しているものとする。
<飲料販売の自動的且つ確実な判別>
前述したカップ式自動販売機1によれば、利用者が飲料を購入するべく商品選択ボタン11を押下したとき扉30が開くため、利用者にとって独自マイカップ又は専用マイカップの載置のタイミングがわかり易い。利用者は、商品選択ボタン11の押下から所定時間T1内で、カップの前述した適切な載置を実行できる。
また、前述したカップ式自動販売機1によれば、図9に例示されるように、カップ検出完了前(例えばステップS200乃至S212)のICカード50の情報入力は無効とされる一方、この検出完了後のICカード50の情報入力は有効とされる。これにより、ICカード50を介した販売代金の割り引きやポイント等のサービスは、確実に、前記検出結果に応じたものとなる。
尚、本実施の形態の主制御部200は、図9に例示されるステップS210で扉30が閉じた後から、各カップに飲料を販売する処理(ステップS600、S700、S800)の直前までの間、例えば返却レバー17の操作にともなう検出信号を受信したか否かを判別し、この検出信号を受信したと判別した場合、飲料の販売を中止して扉30を開くものとしてもよい。これにより、独自マイカップ又は専用マイカップを載置して扉30が閉じた後でも、利用者は、返却レバー17を操作することにより飲料の購入を中止することができる。
また、図10及び図11で例示される処理における利用者に対するサービスは、前述した現金支払いの場合と同様に、飲料の増量であってもよい。
===異なる構成例===
カップ式自動販売機1の構成は、前述した構成例に限定されるものではない。
カップ式自動販売機1は、少なくとも、利用者のID情報40aを記憶するICタグ40を有する専用マイカップが出入口を介して載置可能である商品取出口19と、出入口を開閉する扉30と、扉30が閉じた後に、専用マイカップが商品取出口19の内部に存在するか否かを検出するためのカップ検出器32又はICタグ用リーダライタ33と、専用マイカップが商品取出口19の内部に存在することが検出された場合、専用マイカップに飲料を供給するとともに利用者に所定サービスを提供し、専用マイカップが商品取出口19の内部に存在しないことが検出された場合、内蔵カップを払い出すとともに飲料を供給するための制御を行う主制御部200と、を備えていればよい。
上記において、出入り口を介して専用マイカップを載置する載置室は、商品取出口19に限定されるものではない。例えば、カップ式自動販売機1はカップ搬送機構を備え、専用マイカップは載置場所31から別の場所へ搬送されて飲料が販売されるものであってもよい。また、専用マイカップの存否を検出する検出部は、前述した赤外線の透過を検出するタイプに限定されるものではなく、例えば赤外線の反射を検出するタイプであってもよい。反射タイプの場合、例えば前述した発光部32aが受光部32bをともに備えて1つのセンサを構成する。このセンサの近傍にカップがある場合にセンサから発光した赤外光がカップの表面で反射された反射光の強度は、カップがない場合にセンサから発光した赤外光が商品取出口19の内壁で反射された反射光の強度よりも大きい。そこで、センサが受光する反射光の強度が所定値を超えるか否かを判別することにより、カップの存否を検出する。或いは、専用マイカップの存否を検出する検出部は、赤外線を利用するカップ検出器32やICタグ用リーダライタ33等に限定されるものではなく、例えば専用マイカップの自重を検知する圧力センサ等であってもよい。要するに、専用マイカップの存否を自動的に検出するための手段であれば、いかなる手段であってもよい。また、利用者に提供される所定サービスは、要するに、内蔵カップへの飲料販売に対する差別化が図れるようなサービスであれば、いかなるものであってもよい。尚、前述したカップ搬送型の場合、専用カップが一定の形状を有していることに利点がある。即ち、カップ搬送型の場合、専用カップを所定の把持手段により把持する必要があるが、この専用カップが一定の形状であれば、これは、同じく一定の形状を有する把持手段により把持され易い。
尚、前述したカップ式自動販売機1は、カップ検出器32又はICタグ用リーダライタ33による検出結果をランプ22、23、24やディスプレイ25等を通じて利用者に報知しているが、これに限定されるものではない。検出結果を報知する報知部は、例えばブザー等でもよく、要するに、利用者に対し視覚や聴覚等を通じて専用マイカップの存否を報知するための手段であれば、いかなる手段であってもよい。
また、前述したカップ式自動販売機1は、飲料の販売代金の支払いには現金及びICカード50の何れも可能であるが、これに限定されるものではなく、例えば現金又はICカード50の一方のみで支払い可能な構成であってもよい。
また、前述したカップ式自動販売機1の扉30は、利用者が飲料の販売代金を現金で支払う場合には、所定額の入金により開き、利用者が飲料の販売代金をICカード50で支払う場合には、商品選択ボタン11の押下により開くものであったが、これに限定されるものではない。
図13に例示されるように、商品取出口19の近傍に、専用マイカップに設けられたICタグ40と通信可能なICタグ用リーダライタ60を設けて、このICタグ用リーダライタ60によりICタグ40が検出されたとき、扉30を開けるようにしてもよい。尚、同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1の商品取出口19及びその周辺の構成例を示す正面斜視図である。ここで、商品取出口19の外側に設けられたICタグ用リーダライタ60と、前述した商品取出口19の内側に設けられたICタグ用リーダライタ33とは、例えばそのRF源が共通であってもよい。以上により、利用者が専用マイカップを商品取出口19に近づけると、自動的に扉30が開くことになる。
===その他の実施の形態===
前述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
前述した実施の形態のカップ式自動販売機1は、コーヒー飲料をカップに供給して販売するものであったが、これに限定されるものではなく、一般に、カップで供給可能な飲料を販売する自動販売機であればいかなるものであってもよい。
前述した実施の形態の販売機構100では、ミキシングボール117においてコーヒーを砂糖及びクリームと混合するものであったが、これに限定されるものではない。例えば、載置場所31に載置された内蔵カップ、独自マイカップ、又は専用マイカップに、直接、コーヒー、砂糖、及びクリームを別々に供給し、所定の攪拌手段をこれらのカップの内部まで降下させてその場で攪拌するものであってもよい。このように載置場所31で攪拌等を行う際に扉30が閉じられていることは、安全性の面で優れたものと言える。
前述した実施の形態の扉30は、駆動モータ261に駆動されて左扉30a及び右扉30bが摺動する構成であったが、これに限定されるものではない。要するに、商品取出口19の内部に利用者が手を入れられない程度に自動的に閉じる一方、利用者がカップを載置できる程度に自動的に開くための手段であればいかなるものであってもよい。
本実施の形態のカップ式自動販売機の外観構成例を示す正面図である。 (a)は、扉が開いている状態の本実施の形態の商品取出口の正面斜視図であり、(b)は、扉が略閉じている状態の本実施の形態の商品取出口の正面斜視図である。 本実施の形態の販売機構におけるコーヒーを販売する部分の概略構成例を示す模式図である。 本実施の形態のカップ式自動販売機の制御を司る構成例を示すブロック図である。 本実施の形態のカップ式自動販売機の飲料販売時における主制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態のカップ式自動販売機が現金支払いにより内蔵カップに飲料を販売する際の主制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 (a)は、本実施の形態のカップ式自動販売機が現金支払いにより独自マイカップに飲料を販売する際の主制御部の処理手順の一例を示すフローチャートであり、(b)は、本実施の形態のカップ式自動販売機が現金支払いにより独自マイカップに飲料を販売する際の主制御部の処理手順のもう一例を示すフローチャートである。 本実施の形態のカップ式自動販売機が現金支払いにより専用マイカップに飲料を販売する際の主制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態のカップ式自動販売機がICカード支払いにより飲料を販売する際の主制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態のカップ式自動販売機がICカード支払いにより内蔵カップに飲料を販売する際の主制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態のカップ式自動販売機がICカード支払いにより独自マイカップ又は専用マイカップに飲料を販売する際の主制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態のランプの点灯例とディスプレイの表示例とを示す模式図である。 本実施の形態のカップ式自動販売機の商品取出口及びその周辺の構成例を示す正面斜視図である。
符号の説明
1 カップ式自動販売機、2 前扉、10 接客面、11 商品選択ボタン、
12 砂糖増量ボタン、13 クリーム増量ボタン、14 カード用リーダライタ、
15 硬貨投入口、16 紙幣挿入口、17 返却レバー、18 返却口、
19 商品取出口、20,21 増減表示ランプ、22 内蔵カップ表示ランプ、
23 独自マイカップ表示ランプ、24 専用マイカップ表示ラン、
25 ディスプレイ、30 扉、30a 左扉、30b 右扉、31 載置場所、
32 ICタグ用リーダライタ、32a 発光部、32b 受光部、
33 ICタグ用リーダライタ、40 ICタグ、40a ID情報、
50 ICカード、50a ID情報、50b ポイント情報、
60 ICタグ用リーダライタ、100 販売機構、
101 レギュラーコーヒー抽出装置、103 湯タンク、
111 コーヒーミル、117 ミキシングボール、119 砂糖容器、
121 クリーム容器、104,114,123 電磁弁、
105 コーヒー供給管、113 ポンプ、115 湯供給管、125 供給管、
200 主制御部、201 CPU、202 ROM、203 RAM、
204 タイマ、205 カウンタ、210 硬貨処理制御部、
211 硬貨投入機構、220 紙幣処理制御部、221 紙幣挿入機構、
230 接客制御部、240 カップ検出制御部、250 リーダライタ制御部、
260 扉開閉制御部、261 駆動モータ、270 販売制御部、
271 カップ供給部、280 入出力制御部、281 コントロールパネル

Claims (11)

  1. 利用者の識別情報を記憶するICタグを有する利用者カップが出入口を介して載置可能である載置室と、
    前記出入口を開閉する自動扉と、
    前記自動扉が閉じた後に、前記利用者カップが前記載置室に存在するか否かを検出する検出部と、
    前記利用者カップが前記載置室に存在することを前記検出部が検出した場合、前記利用者カップに飲料を供給するとともに前記利用者に所定サービスを提供し、前記利用者カップが前記載置室に存在しないことを前記検出部が検出した場合、内蔵する使い捨てカップを払い出すとともに前記飲料を供給するための制御を行う制御部と、
    前記検出部の検出結果を報知する報知部、を備え、
    前記検出部は、前記自動扉が閉じる前に、前記利用者カップが前記載置室に存在するか否かを検出し、検出結果を前記報知部に出力する、
    ことを特徴とするカップ式自動販売機。
  2. 前記飲料の販売代金が現金で入金されたか否かを検出する入金検出部、を備え、
    前記自動扉は、前記入金検出部が入金を検出したときの検出結果に従って開き、
    前記検出部は、前記自動扉が開いているとき、前記利用者カップが前記載置室に存在するか否かを検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカップ式自動販売機。
  3. 前記所定サービスは、前記飲料を増量するサービス、前記飲料の販売代金を割り引くサービスの少なくとも一つである、
    ことを特徴とする請求項2に記載のカップ式自動販売機。
  4. 前記飲料を販売するための飲料販売釦と、
    前記飲料の販売代金をカードで支払処理する支払処理部と、を備え、
    前記自動扉は、前記飲料販売釦の操作に従って開き、
    前記検出部は、前記自動扉が開いているとき、前記利用者カップが前記載置室に存在するか否かを検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカップ式自動販売機。
  5. 前記所定サービスは、前記飲料を増量するサービス、前記飲料の販売代金を割り引くサービス、前記カードに対するポイントサービスの少なくとも一つである、
    ことを特徴とする請求項4に記載のカップ式自動販売機。
  6. 前記飲料の販売代金をカードで支払処理する支払処理部、を備え、
    前記支払処理部は、前記検出部が前記自動扉が閉じた後の検出を完了する前である場合、前記カードからの情報の入力を無効とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカップ式自動販売機。
  7. 前記支払処理部は、前記検出部が前記自動扉が閉じた後の検出を完了する前の、前記カードからの情報の入力を無効とする、
    ことを特徴とする請求項4に記載のカップ式自動販売機。
  8. 前記利用者カップは、一定の形状を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のカップ式自動販売機。
  9. 前記飲料が供給された後の前記利用者カップ又は前記使い捨てカップは、前記載置室から前記出入口を介して取り出し可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のカップ式自動販売機。
  10. 利用者の識別情報を記憶するICタグを有する第1利用者カップ、又は、前記ICタグを有しない第2利用者カップが出入口を介して載置可能である載置室と、
    前記出入口を開閉する自動扉と、
    前記自動扉が閉じた後に、前記第1利用者カップ又は前記第2利用者カップが前記載置室に存在するか否かを検出する検出部と、
    前記第1利用者カップ又は前記第2利用者カップが前記載置室に存在することを前記検出部が検出した場合、前記第1利用者カップ又は前記第2利用者カップに飲料を供給するとともに前記利用者に前記第1利用者カップ又は前記第2利用者カップにそれぞれ対応する所定サービスを提供し、前記第1利用者カップ及び前記第2利用者カップが前記載置室に存在しないことを前記検出部が検出した場合、内蔵する使い捨てカップを払い出すとともに前記飲料を供給するための制御を行う制御部と、
    前記検出部の検出結果を報知する報知部、を備え、
    前記検出部は、前記自動扉が閉じる前に、前記第1利用者カップ又は前記第2利用者カップが前記載置室に存在するか否かを検出し、検出結果を前記報知部に出力する、
    ことを特徴とするカップ式自動販売機。
  11. 前記検出部は、前記第1利用者カップ及び前記第2利用者カップの在否を光の透過又は反射で検出する第1センサと、前記ICタグに記憶される識別情報を検出する第2センサと、を含み、
    前記第1センサ及び前記第2センサの検出結果に応じて前記第1利用者カップ及び前記第2利用者カップの在否を検出する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のカップ式自動販売機。
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