JP5316145B2 - 飲料用自動販売機、飲料販売システム、および飲料販売方法 - Google Patents

飲料用自動販売機、飲料販売システム、および飲料販売方法

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Description

本発明は、蓋と容器本体とを有する飲料容器のうち、その容器本体に飲料を充填して販売する飲料用自動販売機、飲料販売システム、および飲料販売方法に関する。
従来より、カップに対して飲料を充填して販売する販売部を備えた飲料用自動販売機が知られている。このような飲料用自動販売機は、例えば職場等で各ユーザーがコーヒーや紅茶等の飲料を購入して飲むために設置されている。この場合、カップは使い捨ての紙カップまたはプラスチックカップからなることが一般的であるため、資源浪費やゴミ処理等の問題がある。また、紙カップやプラスチックカップで飲む飲料は味気ないという問題もある。
そこで、例えばバーコードが印刷されたカップを予め用意しておき、各ユーザーがこのカップを所定位置に置くと、バーコード情報をリーダ等により適宜読み出し、このバーコード情報に基づいて販売部から飲料を販売する所謂マイカップ機能を備えた飲料用自動販売機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また特許文献2には、バーコードに代えてカップにICタグ設け、このICタグから読み出した識別情報に対応付けて記憶部に記憶させた飲料情報に基づいて、販売部が飲料を販売する飲料用自動販売機が開示されている。
特開平9−267845号公報 特開2006−127138号公報
ところで、近年、環境問題への関心の高まりやファッション性などの理由から、魔法瓶等の蓋付の容器によって飲料を持ち歩く人が増えてきている。また、コーヒーショップに蓋付のマイカップを直接持って行き、この蓋付のマイカップに飲料を入れてもらった後、自分のオフィスで飲料をゆっくり飲むという行動をとる人も増えてきている。この結果、蓋付の容器に対する需要が高まってきている。
このような蓋付の容器を上述した特許文献2記載の自動販売機にセットすることも考えられる。しかしながら、誤って蓋を閉じた状態で容器を自動販売機にセットした場合、蓋の上に飲料が注がれてしまい、飲料がもれるなどの問題が発生する。さらに、外出先では必ずしも常に容器内を洗浄できるとは限らない。したがって、前に飲んだ飲料の汚れが残ったまま容器内に新たに飲料を充填しなければならないという問題もある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、蓋を装着した状態で容器本体を販売ユニットにセットした場合であっても、誤って蓋の上に飲料を注いでしまうことがない、飲料用自動販売機、飲料販売システム、および飲料販売方法を提供することを目的とする。
本発明は、蓋認識情報を記憶する第1のICタグが設けられた蓋と、個別の識別情報を記憶する第2のICタグが設けられた容器本体とを有する飲料容器のうち、その容器本体に飲料を充填して販売する飲料用自動販売機において、販売機本体と、販売機本体に設けられ、容器本体に対して飲料を充填する販売ユニットと、個別の識別情報と、飲料情報とを対応付けて記憶する記憶ユニットと、販売ユニット内に設けられ、第1のICタグから蓋認識情報を読み出し可能であり、かつ第2のICタグから識別情報を読み出し可能な読出ユニットと、販売ユニットに接続され、飲料容器に対して飲料を販売する際、容器本体に設けられた第2のICタグから読出ユニットにより識別情報を読み出し、この識別情報に対応する飲料情報を記憶ユニットから読み出し、この飲料情報に基づいて容器本体に飲料を充填するように販売ユニットを制御する制御ユニットとを備え、制御ユニットは、蓋に設けられた第1のICタグから読出ユニットにより蓋認識情報を読み出して、容器本体に蓋が装着されていると判断した場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御することを特徴とする飲料用自動販売機である。
本発明は、販売機本体に、飲料容器に対して飲料を販売する際に操作される操作ユニットが設けられ、制御ユニットは、第2のICタグから読出ユニットにより読み出された識別情報に基づいて容器本体が販売ユニットに存在しないと判断した場合でかつ操作ユニットが操作された場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御し、または、使い捨ての飲料容器を販売ユニットに自動的にセットして飲料を充填するように販売ユニットを制御することを特徴とする飲料用自動販売機である。
本発明は、飲料情報は、飲料の販売履歴に関する販売履歴情報を含み、制御ユニットは販売ユニットにより容器本体に飲料を充填させた後、当該飲料の販売に関する情報を新たな販売履歴情報として記憶ユニットに記憶させることを特徴とする飲料用自動販売機である。
本発明は、販売機本体に、飲料容器を洗浄するための洗浄ユニットが設けられていることを特徴とする飲料用自動販売機である。
本発明は、販売機本体に、飲料容器を洗浄するための洗浄ユニットが設けられ、
洗浄ユニットは、販売履歴情報のうち直前に購入した飲料に関する情報に基づいて飲料容器を洗浄することを特徴とする飲料用自動販売機である。
本発明は、飲料情報は、販売された飲料の販売数を示す販売数情報を含み、制御ユニットは、販売数情報の示す販売数が所定数に達した場合、販売ユニットに飲料を無料または割引販売させることを特徴とする飲料用自動販売機である。
本発明は、飲料情報は、当該飲料容器のユーザーの嗜好に関する嗜好情報を含み、制御ユニットは、この嗜好情報に基づいて販売ユニットに飲料を充填させることを特徴とする飲料用自動販売機である。
本発明は、蓋認識情報を記憶する第1のICタグが設けられた蓋と、飲料情報を記憶する第2のICタグが設けられた容器本体とを有する飲料容器のうち、その容器本体に飲料を充填して販売する飲料用自動販売機において、販売機本体と、販売機本体に設けられ、容器本体に対して飲料を充填する販売ユニットと、販売ユニット内に設けられ、第1のICタグから蓋認識情報を読み出し可能であり、かつ第2のICタグから飲料情報を読み出し可能な読出ユニットと、販売ユニットに接続され、飲料容器に対して飲料を販売する際、容器本体に設けられた第2のICタグから読出ユニットにより飲料情報を読み出し、この飲料情報に基づいて、容器本体に飲料を充填するように販売ユニットを制御する制御ユニットとを備え、制御ユニットは、蓋に設けられた第1のICタグから読出ユニットにより蓋認識情報を読み出して、容器本体に蓋が装着されていると判断した場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御することを特徴とする飲料用自動販売機である。
本発明は、販売機本体に、飲料容器に対して飲料を販売する際に操作される操作ユニットが設けられ、制御ユニットは、第2のICタグから読出ユニットにより読み出された識別情報に基づいて容器本体が販売ユニットに存在しないと判断した場合でかつ操作ユニットが操作された場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御し、または、使い捨ての飲料容器を販売ユニットに自動的にセットして飲料を充填するように販売ユニットを制御することを特徴とする飲料用自動販売機である。
本発明は、販売機本体に、飲料容器を洗浄するための洗浄ユニットが設けられていることを特徴とする飲料用自動販売機である。
本発明は、飲料情報は、当該飲料容器のユーザーの嗜好に関する嗜好情報を含み、販売ユニット内に、この嗜好情報を第2のICタグに対して書込み可能な書込ユニットが設けられていることを特徴とする飲料用自動販売機である。
本発明は、蓋認識情報を記憶する第1のICタグが設けられた蓋と、個別の識別情報を記憶する第2のICタグが設けられた容器本体とを有する飲料容器と、個別の識別情報と、飲料情報とを対応付けて記憶するサーバーと、サーバーと通信可能に接続された飲料用自動販売機とを備え、飲料用自動販売機は、販売機本体と、販売機本体に設けられ、飲料容器に対して飲料を充填する販売ユニットと、販売ユニット内に設けられ、第1のICタグから蓋認識情報を読み出し可能であり、かつ第2のICタグから識別情報を読み出し可能な読出ユニットと、販売ユニットに接続され、飲料容器に対して飲料を販売する際、容器本体に設けられた第2のICタグから読出ユニットにより識別情報を読み出し、この識別情報に対応する飲料情報をサーバーから読み出し、この飲料情報に基づいて容器本体に飲料を充填するように販売ユニットを制御する制御ユニットとを有し、制御ユニットは、蓋に設けられた第1のICタグから読出ユニットにより蓋認識情報を読み出して、容器本体に蓋が装着されていると判断した場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御することを特徴とする飲料販売システムである。
本発明は、蓋認識情報を記憶する第1のICタグが設けられた蓋と、個別の識別情報を記憶する第2のICタグが設けられた容器本体とを有する飲料容器のうち、その容器本体に飲料を充填して販売する飲料販売方法において、容器本体を販売ユニット内に載置する載置ステップと、容器本体に設けられた第2のICタグから読出ユニットにより識別情報を読み出す読出しステップと、識別情報と飲料情報とを対応付けて記憶する記憶ユニットを参照し、読出しステップにおいて読み出された識別情報に対応する飲料情報を記憶ユニットから読み出し、この飲料情報に基づいて、容器本体に飲料を充填するように販売ユニットを制御する制御ステップとを備え、制御ステップにおいて、蓋に設けられた第1のICタグから読出ユニットにより蓋認識情報を読み出して、容器本体に蓋が装着されていると判断した場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御することを特徴とする飲料販売方法である。
以上のように本発明によれば、制御ユニットは、蓋に設けられた第1のICタグから読出ユニットにより蓋認識情報を読み出して、容器本体に蓋が装着されていると判断した場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御するので、蓋を装着した状態で容器本体を販売ユニットにセットした場合であっても、誤って蓋の上に飲料を注いでしまうことがない。
図1は、本発明の第1の実施の形態による飲料用自動販売機を示す概略正面図。 図2は、本発明の第1の実施の形態による飲料用自動販売機に使用される飲料容器を示す概略正面図。 図3は、本発明の第1の実施の形態による飲料販売方法のうち、洗浄ユニットを用いた飲料容器の洗浄方法を示すフロー図。 図4は、本発明の第1の実施の形態による飲料販売方法のうち、販売ユニットを用いた飲料の販売方法を示すフロー図。 図5は、本発明の第2の実施の形態による飲料用自動販売機を示す概略正面図。 図6は、本発明の第3の実施の形態による飲料販売システムを示す概略図。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1乃至図4は、本発明の第1の実施の形態を示す図である。
まず図1により、本実施の形態による飲料用自動販売機の概略について説明する。図1に示す本実施の形態による飲料用自動販売機10は、例えばオフィス等、公共の場所に設置されるものであり、販売機本体11と、販売機本体11に設けられた販売ユニット12とを備えている。このうち販売ユニット12は、飲料容器30の容器本体32を内部に載置可能であるとともに、飲料ノズル13を有している。この販売ユニット12は、飲料を販売する際、飲料ノズル13を介して容器本体32に対して飲料を充填する機能を有している。
次に図2により、飲料容器30の概略について説明する。図2に示すように、飲料容器30は、第1のICタグ33が設けられた蓋31と、第2のICタグ34が設けられた容器本体32とを有している。蓋31および容器本体32は、いずれも断熱性を有する構造からなることが好ましい。
第1のICタグ33は、蓋31が装着されたまま容器本体32を飲料用自動販売機10の販売ユニット12内に載置した場合に、販売ユニット12が誤って飲料を充填しないためのものである。この第1のICタグ33には、蓋31側のICタグであることを示す情報(蓋認識情報)が記憶されている。
他方、第2のICタグ34は、後述するように記憶ユニット14に記憶された飲料情報と関連づけることにより、販売ユニット12が販売する飲料および添加物の種類や量等を決定するためのものである。また第2のICタグ34は、販売ユニット12および洗浄ユニット21(後述)内に容器本体32が存在するか否かを判断するためにも用いられる。この第2のICタグ34には、飲料容器30毎に異なる個別の識別情報(例えばIDナンバー等)が記憶されている。
第1のICタグ33および第2のICタグ34としては、通常のICタグを用いることができるが、耐熱性および耐水性のあるICタグを使用することが好ましい。第1のICタグ33および第2のICタグ34の使用周波数としては、UHF、RF(13.56MHz)のいずれも使用可能である。
再度、図1を参照すると、販売ユニット12内に、第1のICタグ33から蓋認識情報を読み出し可能であり、第2のICタグ34から識別情報を読み出し可能な第1の読出ユニット15が設けられている。なお、第1の読出ユニット15として、第1のICタグ33から蓋認識情報を読み出す蓋用の読出ユニットと、第2のICタグ34から識別情報を読み出す容器本体用の読出ユニットとを別個に設けても良い。
また販売機本体11前面に、飲料容器30に対して飲料を販売する際、ユーザーによって操作される操作ユニット17が配設されている。この操作ユニット17は、ユーザーに操作されるパネル部17aと、操作された内容等を表示する表示部17bとを有している。パネル部17aとしては、アナログボタンを含むパネルや、タッチパネル等、一般的な操作パネルを用いることができる。また表示部17bとしては、液晶パネル等、一般的な表示装置を使用することができる。
販売機本体11前面であって操作ユニット17近傍の位置に、硬貨投入ユニット20が設けられている。硬貨投入ユニット20は、飲料を購入する際にユーザーが硬貨を投入する硬貨投入口20aを有している。
また、販売ユニット12の上方には、複数の紙カップ(使い捨ての飲料容器)18を縦方向に重ねて収容する紙カップ収容ユニット19が設けられている。この紙カップ収容ユニット19は、必要に応じて、販売ユニット12に対して紙カップ18を1つずつ排出し、販売ユニット12内の所定位置に自動的にセットする機能を有している。
さらに、販売機本体11のうち販売ユニット12の側方の位置に、飲料容器30を洗浄するための洗浄ユニット21が設けられている。洗浄ユニット21内には、第1のICタグ33から蓋認識情報を読み出し可能であり、かつ第2のICタグ34から識別情報を読み出し可能な第2の読出ユニット22が設けられている。この場合も、第2の読出ユニット22として、第1のICタグ33から蓋認識情報を読み出す蓋用の読出ユニットと、第2のICタグ34から識別情報を読み出す容器本体用の読出ユニットとを別個に設けても良い。
洗浄ユニット21内の底面には、蓋31および上下逆向きにされた容器本体32に対して洗浄液を噴射する洗浄液ノズル23と、リンス液を噴射するリンス液ノズル24と、乾燥用の熱風を吹き付ける熱風ノズル25とが、蓋31および容器本体32に対応してそれぞれ設置されている。このうち各洗浄液ノズル23から噴射する洗浄液としては、水(もしくはお湯)または洗剤入りの水(もしくはお湯)を使用することができる。また、各洗浄液ノズル23から洗浄液をミスト状(常温または加温)に噴出しても良い。各リンス液ノズル24から噴射されるリンス液としては、水(またはお湯)を用いることができる。
一方、販売機本体11内には、記憶ユニット14と、制御ユニット16とが設置されている。
このうち記憶ユニット14は、飲料容器30の容器本体32に設けられた第2のICタグ34が記憶する個別の識別情報と飲料情報とを対応付けて記憶している。このような飲料情報としては、嗜好情報、販売数情報、および販売履歴情報が含まれている。
このうち、嗜好情報は、ユーザーの飲料の嗜好に関する情報であり、具体的には、当該ユーザーが今まで購入した回数が最も多い飲料の種類(例えばコーヒー、紅茶等)ならびに添加物(例えば砂糖、ミルク等)の種類および量等に関する情報である。
また、販売数情報は、過去にこのユーザーに対して販売した飲料の販売数を示す情報である。具体的には、飲料の種類を問わず、過去に販売ユニット12が当該容器本体32に対して飲料を充填した回数をいう。
さらに、販売履歴情報は、このユーザーに対して販売した飲料の販売履歴に関する情報である。具体的には、過去に当該ユーザーが購入した飲料の種類(例えばコーヒー、紅茶等)、ならびに添加物(例えば砂糖、ミルク等)の種類および量等の販売内容の履歴を時系列的に記録した情報である。販売履歴情報には、初回の販売内容から直近の販売内容まで全ての履歴を含むことが好ましいが、最近n回(n=1、2、3、…)分の販売内容に関する履歴のみの情報であっても良い。
他方、制御ユニット16は、販売ユニット12、記憶ユニット14、第1の読出ユニット15、操作ユニット17、紙カップ収容ユニット19、硬貨投入ユニット20、洗浄ユニット21、および第2の読出ユニット22にそれぞれ接続されており、これら各ユニットを制御することにより、ユーザーに対して飲料を販売するようになっている。
次に、図3乃至図4により、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず図3により、上述した飲料用自動販売機10による飲料販売方法のうち、洗浄ユニット21を用いた洗浄方法について説明する。
まずユーザーが、洗浄ユニット21内の所定位置に飲料容器30の容器本体32と蓋31とをそれぞれ載置する(ステップS301)。続いて、ユーザーは、操作ユニット17のパネル部17aに設けられた「容器洗浄ボタン」を操作(押圧)する。
この際、制御ユニット16は、洗浄ユニット21内の所定位置に容器本体32および蓋31がそれぞれ載置されているか否かを判断する(ステップS302)。具体的には、制御ユニット16は、第2の読出ユニット22が容器本体32に設けられた第2のICタグ34から識別情報を読み出した場合に「容器本体32が存在する」と判断し、第2のICタグ34から識別情報を読み出さなかった場合に「容器本体32が存在しない」と判断する。同様に、第2の読出ユニット22が蓋31に設けられた第1のICタグ33から蓋認識情報を読み出した場合に「蓋31が存在する」と判断し、第1のICタグ33から蓋認識情報を読み出さなかった場合に「蓋31が存在しない」と判断する。
ここで制御ユニット16が、「容器本体32(蓋31)が存在しない」と判断した場合、すなわち飲料容器30の容器本体32(蓋31)を洗浄ユニット21内に載置していないか、または容器本体32(蓋31)を洗浄ユニット21内の誤った位置に載置した状態でパネル部17aの「購入ボタン」が操作されと判断した場合、操作ユニット17の表示部17bにより、飲料容器30が載置されていないことを注意喚起する表示を行う(ステップS308)。この場合、制御ユニット16は、容器本体32(蓋31)が洗浄ユニット21の所定位置に載置されるまで洗浄を行わないように洗浄ユニット21を制御する。
他方、洗浄ユニット21内に飲料容器30の容器本体32および蓋31が載置されている場合、以下のようにしてステップが進行する。
まず、制御ユニット16は、第2の読出ユニット22を用いて容器本体32に設けられた第2のICタグ34から識別情報(例えばIDナンバー)を読み出す(ステップS303)。
次に制御ユニット16は、記憶ユニット14にアクセスし、当該識別情報に対応付けられた飲料情報のうち販売履歴情報を読み出す(ステップS304)。なお当該識別情報に対応付けられた販売履歴情報が存在しない場合、初回の洗浄であると判断し、後述する「洗浄メニュー選択モード」(ステップS309)へ進む。
上述したように、販売履歴情報には、当該ユーザーが今まで購入した飲料の種類(例えばコーヒー、紅茶等)、ならびに添加物(例えば砂糖、ミルク等)の種類および量等の販売内容の履歴が記録されている。そして制御ユニット16は、この販売履歴情報のうち、直前に購入した飲料の種類(例えばコーヒー、紅茶等)に関する情報を読み出す(ステップS305)。
次に制御ユニット16は、操作ユニット17の表示部17bに「規定の洗浄メニューモード」にするか「洗浄メニュー選択モード」にするかの選択を促す表示を行う(ステップS306)。このうち「規定の洗浄メニューモード」は、例えば今回購入する飲料が前回と同じものである場合など、洗浄メニューが規定の内容で良い場合に用いられる。他方、「洗浄メニュー選択モード」は、例えば今回購入する飲料が前回と異なるものである場合など、洗浄メニューをユーザーに選択してもらった方が良い場合に用いられる。
ここでユーザーが「洗浄メニュー選択モード」を選択した場合(ステップS309)、ユーザーは、操作ユニット17のパネル部17aをマニュアルで操作することにより、飲料容器30の洗浄内容を決定する(ステップS310)。すなわちユーザーが、例えば洗浄液の種類(洗剤を含むか等)および洗浄時間等を自ら選択する。
制御ユニット16は、このユーザーによる選択に基づき、洗浄ユニット21を制御して、容器本体32および蓋31の洗浄を行う(ステップS307)。具体的には、まず洗浄液ノズル23により容器本体32および蓋31に洗浄液を噴射する。この場合、洗浄液の種類や洗浄液の噴射時間はユーザーの指示に従う。次に、リンス液ノズル24から一定時間リンス液を噴射し、容器本体32および蓋31から洗浄液を取り除く。その後、熱風ノズル25により一定時間乾燥用の熱風を吹き付け、容器本体32および蓋31を乾燥させる。
これに対してユーザーが「規定の洗浄メニューモード」を選択した場合、制御ユニット16は、直前に購入した飲料の種類により予め規定された洗浄内容に基づき、洗浄ユニット21を制御して、容器本体32および蓋31の洗浄を行う(ステップS307)。すなわち、まず洗浄液ノズル23により容器本体32および蓋31に洗浄液を噴射する。この場合、洗浄液の種類や洗浄液の噴射時間は直前に購入した飲料の種類に対応して予め規定された内容に従う。次に、リンス液ノズル24から一定時間リンス液を噴射し、容器本体32および蓋31から洗浄液を取り除く。その後、熱風ノズル25により一定時間乾燥用の熱風を吹き付け、容器本体32および蓋31を乾燥させる。
続いて制御ユニット16は、操作ユニット17の表示部17bに洗浄が終了したことを表示する。その後ユーザーは、このようにして洗浄された飲料容器30(容器本体32および蓋31)のうち、容器本体32を販売ユニット12内に載置する。
次に図4により、飲料容器30に対して飲料を充填する具体的な方法について説明する。なお、ユーザーが他の場所で飲料容器30を洗浄する場合等、上述した洗浄方法(図3)を実行する必要がない場合には、以下のステップから開始しても良い。
まずユーザーが、飲料容器30のうち容器本体32を販売ユニット12内に収容し載置する(ステップS401)。続いて、ユーザーは、操作ユニット17のパネル部17aに設けられた「購入ボタン」を操作(押圧)する。
この際、制御ユニット16は、第2のICタグ34から読出ユニット15により読み出された識別情報に基づいて、販売ユニット12内に容器本体32が載置されているか否かを判断する(ステップS402)。具体的には、制御ユニット16は、第1の読出ユニット15が第2のICタグ34から識別情報を読み出した場合に、「容器本体が存在する」と判断し、第2のICタグ34から識別情報を読み出さなかった場合に、「容器本体が存在しない」と判断する。
ここで後者の場合、すなわち容器本体32が販売ユニット12に存在しないと判断した場合で、かつ操作ユニット17のパネル部17aの「購入ボタン」が操作された場合、制御ユニット16は、操作ユニット17の表示部17bに対し、飲料容器30が載置されていないことを注意喚起する表示を行う(ステップS412)。この場合、制御ユニット16は、容器本体32が販売ユニット12に載置されるまで飲料を充填しないように販売ユニット12を制御する。
あるいは、容器本体32が販売ユニット12に存在しないと判断した場合で、かつ操作ユニット17のパネル部17aの「購入ボタン」が操作された場合、制御ユニット16は、紙カップ収容ユニット19を制御して紙カップ18を販売ユニット12内に自動的にセットさせるとともに、この紙カップ18に対して飲料を充填するように販売ユニット12を制御しても良い(通常の紙カップ用飲料用自動販売機による販売方法と同様の方法)。
他方、販売ユニット12内に飲料容器30の容器本体32が載置されている場合、以下のようにしてステップが進行する。
まず、制御ユニット16は、販売ユニット12内にある容器本体32に蓋31が装着されているか否かを判断する(ステップS403)。具体的には、制御ユニット16は、蓋31に設けられた第1のICタグ33から第1の読出ユニット15により蓋認識情報を読み出した場合に「蓋が装着されている」と判断し、第1のICタグ33から蓋認識情報を読み出さなかった場合に「蓋が装着されていない」と判断する。
ここで制御ユニット16は、「蓋が装着されている」と判断した場合、操作ユニット17の表示部17bに対し、容器本体32に蓋31が装着されていることを注意喚起する表示を行う(ステップS413)。またこの場合、蓋31が取り除かれるまで飲料を充填しないように、販売ユニット12を制御する。
他方、制御ユニット16が「蓋が装着されていない」と判断した場合、第1の読出ユニット15が容器本体32に設けられた第2のICタグ34から識別情報(例えばIDナンバー)を読み出す(ステップS404)。
次に制御ユニット16は、記憶ユニット14にアクセスし、当該識別情報に対応付けられた飲料情報を読み出す(ステップS405)。なお当該識別情報に対応付けられた飲料情報が存在しない場合、初回の購入であると判断し、後述する「通常販売モード」(ステップS415)へ進む。
上述したように、飲料情報には、過去に販売された飲料の販売数を示す販売数情報が含まれている。そして制御ユニット16は、飲料情報のうち販売数情報を参照し、この販売数情報の示す販売数が所定数に達しているか判断する(ステップS406)。
販売数が所定数に達している場合、飲料を無料または割引販売することに決定し(ステップS407)、その旨を操作ユニット17の表示部17bに表示する。これに対して、販売数情報の示す販売数が所定数に達していない場合、制御ユニット16は、飲料を所定の料金で販売することに決定し(ステップS414)、その旨を操作ユニット17の表示部17bに表示する。
続いて、ユーザーは、操作ユニット17の表示部17bの表示に基づいて、料金を硬貨投入ユニット20の硬貨投入口20aに投入する。なお料金が無料の場合には、ユーザーは料金を入れる必要がない。
次に、制御ユニット16は、操作ユニット17の表示部17bに「自動販売モード」にするか「通常販売モード」にするかの選択を促す表示を行う(ステップS408)。
ここでユーザーが「通常販売モード」を選択した場合(ステップS415)、ユーザーは、操作ユニット17のパネル部17aをマニュアルで操作することにより飲料を購入する(ステップS416)。すなわちユーザーが飲料の種類(例えばコーヒー、紅茶)ならびに添加物(例えばミルク、砂糖)の種類および量を自ら選択する。制御ユニット16は、このユーザーによる選択に基づき、販売ユニット12を制御して、飲料ノズル13から容器本体32に飲料を充填する(ステップS410)。
その後、制御ユニット16は、ユーザーが選択した販売内容(飲料の種類、添加物の種類および量)に基づき、記憶ユニット14に記憶された飲料情報に含まれる嗜好情報、販売数情報、および販売履歴情報を更新する(ステップS411)。
これに対してユーザーが「自動販売モード」を選択した場合、制御ユニット16は、記憶ユニット14を再度参照する(ステップS409)。
続いて制御ユニット16は、記憶ユニット14から飲料情報を読み出し、この飲料情報に基づいて、販売ユニット12により容器本体32に飲料を充填させる(ステップS410)。すなわち、制御ユニット16は、飲料情報のうち嗜好情報を読み出し、当該ユーザーが今まで購入した回数が最も多い飲料の種類(例えばコーヒー、紅茶等)、ならびに添加物(例えば砂糖、ミルク等)の種類および量を選択する。次いで制御ユニット16は、この選択した内容に基づいて販売ユニット12を制御し、飲料ノズル13から容器本体32に飲料を充填する。
その後、制御ユニット16は、このようにして今回販売した飲料の販売内容(飲料の種類、添加物の種類および量)に基づき、記憶ユニット14に記憶された飲料情報を更新する(ステップS411)。具体的には、飲料情報のうち、販売数情報および販売履歴情報を更新する。
最後に、ユーザーは販売ユニット12内から容器本体32を取出し、これに蓋31を装着して持ち運ぶ。
このように本実施の形態によれば、制御ユニット16は、蓋31に設けられた第1のICタグ33から第1の読出ユニット15により蓋認識情報を読み出した場合、飲料を充填することがないので、蓋31を装着した状態で販売ユニット12に容器本体32をセットした場合であっても、誤って蓋31の上に飲料を注いでしまうことがない。
また本実施の形態によれば、制御ユニット16は、容器本体32を販売ユニット12に載置しない状態で操作ユニット17が操作された場合、飲料を充填しないように販売ユニット12を制御するので、容器本体32が販売ユニット12に存在しない状態で飲料を充填するおそれがない。またこの場合、紙カップ18を販売ユニット12に自動的にセットして飲料を充填するので、飲料容器30を持参しない人に対しても飲料を販売することができる。
また本実施の形態によれば、制御ユニット16は販売ユニット12により容器本体32に飲料を充填させた後、当該飲料の販売に関する情報を新たな販売履歴情報として記憶ユニット14に記憶させるので、販売履歴情報を常に新しい状態に維持することができる。
また本実施の形態によれば、販売機本体11に、飲料容器30を洗浄するための洗浄ユニット21が設けられているので、外出先で飲料容器30内を洗浄できない場合であっても、前に飲んだ飲料の汚れを残すことなく飲料容器30を清潔な状態にして新たな飲料を充填することができる。さらに洗浄ユニット21は、販売履歴情報のうち直前に購入した飲料に関する情報に基づいて飲料容器30を洗浄するようになっているので、飲料容器30の洗浄内容を適切なものとすることができる。
また本実施の形態によれば、制御ユニット16は、販売数情報の示す販売数が所定数に達した場合、販売ユニット12に飲料を無料または割引販売させるので、飲料容器30を準備することの動機付けとすることができる。この結果、紙カップ18を節約することにつながるので、資源を節約することができる。
また本実施の形態によれば、ユーザーが「自動販売モード」を選択した場合、制御ユニット16は、嗜好情報に基づいて販売ユニット12により自動的に飲料を充填させるので、ユーザーが飲料の購入内容(飲料の種類、添加物の種類および量等)を毎回決定する必要がなく、ユーザーの負担を軽減することができる。
第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について図5を参照して説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態を示す図である。図5に示す第2の実施の形態は、記憶ユニット14が設けられていない点、飲料情報が第2のICタグ34に記憶されている点、および販売ユニット12内に書込ユニット26が設けられている点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と同一である。図5において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図5において、容器本体32に設けられた第2のICタグ34には、飲料容器30毎に異なる個別の識別情報(例えばIDナンバー等)のほか、嗜好情報、販売数情報、および販売履歴情報を含む飲料情報が記憶されている。
また販売ユニット12内に、嗜好情報、販売数情報、および販売履歴情報を含む飲料情報を第2のICタグ34に対して書込み可能な書込ユニット26が設けられている。なお、書込ユニット26が第1の読出ユニット15と一体に構成されていても良い。
次に、本実施の形態の作用について説明する。なお、本実施の形態の作用の基本的な部分は上述した第1の実施の形態と同様であるので、主に上述した第1の実施の形態と相違する部分を説明する。
まず図3に示すステップにより、洗浄ユニット21を用いて飲料容器30を洗浄する。この間、制御ユニット16は、第2の読出ユニット22を用いて容器本体32に設けられた第2のICタグ34から飲料情報を読み出し、この飲料情報のうち販売履歴情報を参照する。次に制御ユニット16は、この販売履歴情報のうち、直前に購入した飲料の種類(例えばコーヒー、紅茶等)に関する情報を読み出す。
ここで、ユーザーが「規定の洗浄メニューモード」を選択した場合、制御ユニット16は、直前に購入した飲料の種類に対応して予め規定された洗浄内容に基づき、洗浄ユニット21を制御して、容器本体32および蓋31の洗浄を行う。この場合の具体的な洗浄方法は、第1の実施の形態で既に説明したとおりである。
次に図4に示すステップと同様にして、販売ユニット12内に載置された容器本体32に対して飲料を充填する。
この間、ユーザーが「自動販売モード」を選択した場合、制御ユニット16は、第1の読出ユニット15により、第2のICタグ34から飲料情報を直接読み出し、この飲料情報に基づいて、販売ユニット12により容器本体32に飲料を充填させる。この場合の具体的な充填方法については、第1の実施の形態において既に説明したとおりである。
その後、制御ユニット16は、今回販売した飲料の販売内容に基づき、書込ユニット26により、第2のICタグ34の飲料情報を更新する。
本実施の形態によれば、飲料情報が飲料容器30側に記憶されているので、とりわけ飲料用自動販売機10が複数台設置されている場合に、ユーザーは、どの飲料用自動販売機10を利用しても同一のサービスを受けることができるので、有利である。
このほか、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果を得ることもできる。
第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態について図6を参照して説明する。図6は、本発明の第3の実施の形態を示す図である。図6に示す第3の実施の形態は、記憶ユニット14を設ける代わりに、飲料用自動販売機10と通信可能に接続されたサーバー27が設けられている点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と同一である。図6において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図6において、第2のICタグ34が記憶する個別の識別情報と飲料情報とを対応付けて記憶するサーバー27が設けられている。飲料用自動販売機10は、通信回線28を介してサーバー27に通信可能に接続されている。さらにサーバー27には、このほか、飲料用自動販売機10と同様の構成からなる複数の飲料用自動販売機10A、10B、…が接続されている。
このサーバー27の設置場所は任意であるが、一般的には飲料用自動販売機10、10A、10B、…から離れた場所であり、飲料用自動販売機10、10A、10B、…の管理者が管理しやすい場所に設置することが好ましい。
なお、飲料容器30と、飲料用自動販売機10、10A、10B、…と、サーバー27とにより、本実施の形態による飲料販売システム100が構成される。
次に、本実施の形態の作用について説明する。なお、本実施の形態の作用の基本的な部分は上述した第1の実施の形態と同様であるので、主に上述した第1の実施の形態と相違する部分を説明する。
まず図3に示すステップにより、洗浄ユニット21を用いて飲料容器30を洗浄する。この間、制御ユニット16は、第2の読出ユニット22を用いて容器本体32に設けられた第2のICタグ34から識別情報(例えばIDナンバー)を読み出す。次に制御ユニット16は、サーバー27にアクセスし、当該識別情報に対応付けられた飲料情報のうち販売履歴情報を参照する。次に制御ユニット16は、この販売履歴情報のうち、直前に購入した飲料の種類(例えばコーヒー、紅茶等)に関する情報を読み出す。
ここで、ユーザーが「規定の洗浄メニューモード」を選択した場合、制御ユニット16は、直前に購入した飲料の種類に対応して予め規定された洗浄内容に基づき、洗浄ユニット21を制御して、容器本体32および蓋31の洗浄を行う。この場合の具体的な洗浄方法は、第1の実施の形態で既に説明したとおりである。
次に図4に示すステップと略同様にして、販売ユニット12内に載置された容器本体32に対して飲料を充填する。
その後、ユーザーが「自動販売モード」を選択した場合、制御ユニット16は、第1の読出ユニット15により、第2のICタグ34から識別情報(例えばIDナンバー)を読み出す。続いて制御ユニット16は、サーバー27にアクセスし、サーバー27に記憶された飲料情報を読み出すとともに、この飲料情報に基づいて、販売ユニット12により容器本体32に飲料を充填させる。この場合の具体的な充填方法については、第1の実施の形態において既に説明したとおりである。
その後、制御ユニット16は、販売した飲料の販売内容に基づき、サーバー27に記憶された飲料情報を更新する。
本実施の形態によれば、飲料情報が1箇所に設けられたサーバー27に記憶されているので、ユーザーは、複数の飲料用自動販売機10、10A、10B、…のいずれを利用しても同一のサービスを受けることができるので、有利である。
このほか、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果を得ることもできる。
10 飲料用自動販売機
11 販売機本体
12 販売ユニット
13 飲料ノズル
14 記憶ユニット
15 第1の読出ユニット
16 制御ユニット
17 操作ユニット
17a パネル部
17b 表示部
18 紙カップ(使い捨ての飲料容器)
19 紙カップ収容ユニット
20 硬貨投入ユニット
20a 硬貨投入口
21 洗浄ユニット
22 第2の読出ユニット
23 洗浄液ノズル
24 リンス液ノズル
25 熱風ノズル
26 書込ユニット
27 サーバー
28 通信回線
30 飲料容器
31 蓋
32 容器本体
33 第1のICタグ
34 第2のICタグ
100 飲料販売システム

Claims (13)

  1. 蓋認識情報を記憶する第1のICタグが設けられた蓋と、個別の識別情報を記憶する第2のICタグが設けられた容器本体とを有する飲料容器のうち、その容器本体に飲料を充填して販売する飲料用自動販売機において、
    販売機本体と、
    販売機本体に設けられ、容器本体に対して飲料を充填する販売ユニットと、
    個別の識別情報と、飲料情報とを対応付けて記憶する記憶ユニットと、
    販売ユニット内に設けられ、第1のICタグから蓋認識情報を読み出し可能であり、かつ第2のICタグから識別情報を読み出し可能な読出ユニットと、
    販売ユニットに接続され、飲料容器に対して飲料を販売する際、容器本体に設けられた第2のICタグから読出ユニットにより識別情報を読み出し、この識別情報に対応する飲料情報を記憶ユニットから読み出し、この飲料情報に基づいて容器本体に飲料を充填するように販売ユニットを制御する制御ユニットとを備え、
    制御ユニットは、蓋に設けられた第1のICタグから読出ユニットにより蓋認識情報を読み出して、容器本体に蓋が装着されていると判断した場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御することを特徴とする飲料用自動販売機。
  2. 販売機本体に、飲料容器に対して飲料を販売する際に操作される操作ユニットが設けられ、
    制御ユニットは、第2のICタグから読出ユニットにより読み出された識別情報に基づいて容器本体が販売ユニットに存在しないと判断した場合でかつ操作ユニットが操作された場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御し、または、使い捨ての飲料容器を販売ユニットに自動的にセットして飲料を充填するように販売ユニットを制御することを特徴とする請求項1記載の飲料用自動販売機。
  3. 飲料情報は、飲料の販売履歴に関する販売履歴情報を含み、制御ユニットは販売ユニットにより容器本体に飲料を充填させた後、当該飲料の販売に関する情報を新たな販売履歴情報として記憶ユニットに記憶させることを特徴とする請求項1または2記載の飲料用自動販売機。
  4. 販売機本体に、飲料容器を洗浄するための洗浄ユニットが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の飲料用自動販売機。
  5. 販売機本体に、飲料容器を洗浄するための洗浄ユニットが設けられ、
    洗浄ユニットは、販売履歴情報のうち直前に購入した飲料に関する情報に基づいて飲料容器を洗浄することを特徴とする請求項3記載の飲料用自動販売機。
  6. 飲料情報は、販売された飲料の販売数を示す販売数情報を含み、制御ユニットは、販売数情報の示す販売数が所定数に達した場合、販売ユニットに飲料を無料または割引販売させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の飲料用自動販売機。
  7. 飲料情報は、当該飲料容器のユーザーの嗜好に関する嗜好情報を含み、制御ユニットは、この嗜好情報に基づいて販売ユニットに飲料を充填させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の飲料用自動販売機。
  8. 蓋認識情報を記憶する第1のICタグが設けられた蓋と、飲料情報を記憶する第2のICタグが設けられた容器本体とを有する飲料容器のうち、その容器本体に飲料を充填して販売する飲料用自動販売機において、
    販売機本体と、
    販売機本体に設けられ、容器本体に対して飲料を充填する販売ユニットと、
    販売ユニット内に設けられ、第1のICタグから蓋認識情報を読み出し可能であり、かつ第2のICタグから飲料情報を読み出し可能な読出ユニットと、
    販売ユニットに接続され、飲料容器に対して飲料を販売する際、容器本体に設けられた第2のICタグから読出ユニットにより飲料情報を読み出し、この飲料情報に基づいて、容器本体に飲料を充填するように販売ユニットを制御する制御ユニットとを備え、
    制御ユニットは、蓋に設けられた第1のICタグから読出ユニットにより蓋認識情報を読み出して、容器本体に蓋が装着されていると判断した場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御することを特徴とする飲料用自動販売機。
  9. 販売機本体に、飲料容器に対して飲料を販売する際に操作される操作ユニットが設けられ、
    制御ユニットは、第2のICタグから読出ユニットにより読み出された識別情報に基づいて容器本体が販売ユニットに存在しないと判断した場合でかつ操作ユニットが操作された場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御し、または、使い捨ての飲料容器を販売ユニットに自動的にセットして飲料を充填するように販売ユニットを制御することを特徴とする請求項8記載の飲料用自動販売機。
  10. 販売機本体に、飲料容器を洗浄するための洗浄ユニットが設けられていることを特徴とする請求項8または9記載の飲料用自動販売機。
  11. 飲料情報は、当該飲料容器のユーザーの嗜好に関する嗜好情報を含み、販売ユニット内に、この嗜好情報を第2のICタグに対して書込み可能な書込ユニットが設けられていることを特徴とする請求項10記載の飲料用自動販売機。
  12. 蓋認識情報を記憶する第1のICタグが設けられた蓋と、個別の識別情報を記憶する第2のICタグが設けられた容器本体とを有する飲料容器と、
    個別の識別情報と、飲料情報とを対応付けて記憶するサーバーと、
    サーバーと通信可能に接続された飲料用自動販売機とを備え、
    飲料用自動販売機は、
    販売機本体と、
    販売機本体に設けられ、飲料容器に対して飲料を充填する販売ユニットと、
    販売ユニット内に設けられ、第1のICタグから蓋認識情報を読み出し可能であり、かつ第2のICタグから識別情報を読み出し可能な読出ユニットと、
    販売ユニットに接続され、飲料容器に対して飲料を販売する際、容器本体に設けられた第2のICタグから読出ユニットにより識別情報を読み出し、この識別情報に対応する飲料情報をサーバーから読み出し、この飲料情報に基づいて容器本体に飲料を充填するように販売ユニットを制御する制御ユニットとを有し、
    制御ユニットは、蓋に設けられた第1のICタグから読出ユニットにより蓋認識情報を読み出して、容器本体に蓋が装着されていると判断した場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御することを特徴とする飲料販売システム。
  13. 蓋認識情報を記憶する第1のICタグが設けられた蓋と、個別の識別情報を記憶する第2のICタグが設けられた容器本体とを有する飲料容器のうち、その容器本体に飲料を充填して販売する飲料販売方法において、
    容器本体を販売ユニット内に載置する載置ステップと、
    容器本体に設けられた第2のICタグから読出ユニットにより識別情報を読み出す読出しステップと、
    識別情報と飲料情報とを対応付けて記憶する記憶ユニットを参照し、読出しステップにおいて読み出された識別情報に対応する飲料情報を記憶ユニットから読み出し、この飲料情報に基づいて、容器本体に飲料を充填するように販売ユニットを制御する制御ステップとを備え、
    制御ステップにおいて、蓋に設けられた第1のICタグから読出ユニットにより蓋認識情報を読み出して、容器本体に蓋が装着されていると判断した場合、飲料を充填しないように販売ユニットを制御することを特徴とする飲料販売方法。
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