JP6905777B1 - 飲料自動販売機およびこれを用いた飲料自動提供方法、並びに飲料自動提供システム - Google Patents

飲料自動販売機およびこれを用いた飲料自動提供方法、並びに飲料自動提供システム Download PDF

Info

Publication number
JP6905777B1
JP6905777B1 JP2020214004A JP2020214004A JP6905777B1 JP 6905777 B1 JP6905777 B1 JP 6905777B1 JP 2020214004 A JP2020214004 A JP 2020214004A JP 2020214004 A JP2020214004 A JP 2020214004A JP 6905777 B1 JP6905777 B1 JP 6905777B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beverage
cup
vending machine
lid
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020214004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022099926A (ja
Inventor
敏 河内
敏 河内
Original Assignee
株式会社洛香
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社洛香 filed Critical 株式会社洛香
Priority to JP2020214004A priority Critical patent/JP6905777B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6905777B1 publication Critical patent/JP6905777B1/ja
Publication of JP2022099926A publication Critical patent/JP2022099926A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 飲料自動販売機で販売される飲料容器に関する資源問題および廃棄問題、並びに飲用の容易性を改善できるようにする。【解決手段】 複数の飲料自動販売機(0002)と、飲料を購入する者が所有する、ICチップが付いた蓋付きコップ(0003)およびスマートフォン等の携帯端末(0004)と、インターネット等のネットワークを介して前記飲料自動販売機(0002)および前記携帯端末(0004)と通信を行う飲料自動提供用クラウドサーバ群(0001)等を有し、前記蓋付きコップ(0003)は、ICチップ(2003)備え、該ICチップ(2003)が少なくとも蓋付きコップ(0003)の所有者を識別する識別情報と該蓋付きコップ(0003)による過去の飲料購入履歴が記憶されたものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、飲料自動販売機およびこれを用いた飲料自動提供方法、並びに飲料自動提供システムに関する。
従来、飲料提供システムとしては、飲料容器の撮像装置、判定部および制御部等を備え、前記撮像装置が飲料用容器の配置場所を撮影して画像を生成し、前記判定部が、前記飲料用容器が置かれている配置場所の画像である対象画像と飲料用容器が置かれていない配置場所の画像である参照画像の比較に基づいて対象画像に写る飲料用容器が透明か不透明かを判定し、前記制御部が、対象画像に写る飲料用容器が透明か不透明かで異なる制御を実行するようにしたものが知られている。
また、本部サーバから送信される飲料データを、通信手段を介して受信することにより、または本部サーバから営業所サーバに送信された飲料データを外部のメモリに格納し、飲料データの通信接続部に接続したメモリから前記飲料データを読み取ることによってのみ記憶部に記憶された飲料データを新たな飲料データに書き換え可能に構成したものが知られており、このような構成によって、前記飲料データが自動販売機の管理者側(オペレータ等)によって任意に変更されることがなく、常に既定の飲料データに基づいて飲料を生成することができるようになされていた。
特開2019−131206号公報 特開2005−339210号公報
従来から、PETボトルや缶容器に入れられた飲料を販売する自動販売機が種々の場所に設置されているが、該自動販売機から飲料を購入して、飲用した後の空のPETボトルや缶容器が所定の場所に廃棄されずに、街中や道路上等の種々の場所に無造作に廃棄される場合が多いのが実情である。また、PETボトルやアルミ缶容器については、一部でリサイクルされているものの、資源化が十分に行われていないのが実情である。また、近年、特に前記PETボトルについては、省資源化の観点から極薄状のものが多く使用される状況になっているが、該極薄状のPETボトルは、これを持って人が飲用する際に、該PETボトルが大きく凹んで、中の飲料が不意に飲み口から溢れ出易く、また極薄状のPETボトルは、不安定に凹むことから、飲用し難いという問題もあった。
前述した従来技術のうち、前者は単に飲料容器が透明か不透明かによって、飲料の提供操作を変更するものであり、また後者は、自動販売機での飲料データの既定化を目的とするものであり、いずれも前述した自動販売機で販売されている飲料容器をめぐる問題を根本的に解決できないものであった。
本発明の目的は、自動販売機で販売される飲料容器に関する資源問題と飲用の容易性を両立することができる飲料自動販売機およびこれを用いた飲料自動提供方法、並びに飲料自動提供システムを提供することにある。
請求項1記載の本発明は、飲料を購入する者が持ち込む蓋付きコップに飲料を自動的に充填する飲料自動販売機であって、前記蓋および前記コップを個別に収容する収容体と、該収容体を反転させる反転手段と、前記蓋および前記コップを消毒する消毒機と、前記蓋および前記コップを洗浄する洗浄機と、前記コップに飲料を充填する飲料充填機と、前記消毒機からの消毒液および前記洗浄機からの洗浄液を噴射するノズルを有し、且つ前記反転手段、前記消毒機、前記洗浄機、前記飲料充填機および前記ノズルをそれぞれ制御する飲料提供制御部を備えている飲料自動販売機である。
請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載の飲料自動販売機について、更に、コップのサイズを検出するコップサイズ検出部と、検出されたコップサイズから該コップの容量を算出する演算処理部を有し、飲料提供制御部が前記コップサイズ検出部および演算処理部の制御をも行うことを特徴とする。また、演算処理部は前記飲料提供制御部と一体化される場合もある。
なお、前記請求項1記載の飲料自動販売機において、予め該自動販売機で使用できるコップの容量サイズを、例えば「350mm以上」といった所定の容量サイズに規格化しておき、自動販売機では「350mm以下」の飲料充填とすることで、前述したコップサイズ検出部やコップ容量の演算処理部は省略され得る。
また、前記コップサイズ検出部の具体例としては、コップが有底円筒状である場合には、該コップの直径と高さを検出して前記演算処理部でコップの直径と高さからコップ容量を算出する。また、コップが有底円筒状でない場合には、コップサイズ検出部がコップ外形のエッジ検出を行い、該エッジ検出に基づいて演算処理部でコップ容量を算出することもできる。
請求項3記載の本発明は、前記請求項1または請求項2記載の飲料自動販売機について、更に、洗浄後の蓋およびコップを乾燥する乾燥機と、該乾燥機からの熱風の噴出ダクトを備え、飲料提供制御部が前記乾燥機の制御をも行うものである。
請求項4記載の本発明は、前記請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載の飲料自動販売機について、更に、ICチップのリーダー/ライターと、インターネット等のネットワークによる情報の送受信を行う通信機能部を有し、飲料提供制御部が前記ICチップのリーダー/ライターによる情報処理をも行うことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、前記請求項1記載の飲料自動販売機を用いた飲料提供方法であって、飲料購入者による蓋およびコップの挿入を検知するステップと、飲料購入者による飲料の選定を検知するステップと、飲料購入者が持ち込んだ前記コップを反転させるステップと、反転させたコップと蓋に、消毒機から消毒液を噴射してコップおよび蓋を消毒するステップと、消毒後のコップと蓋に、洗浄機から洗浄水を噴射してコップおよび蓋に付着した消毒液を洗い流すステップと、洗い流し後のコップを正転させるステップと、前記飲料購入者による飲料の選定に基づいて、飲料充填機からコップに飲料を充填するステップを有することを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、前記請求項3記載の飲料自動販売機を用いた請求項5記載の飲料自動提供方法であって、蓋およびコップの洗浄後に、これら蓋およびコップの乾燥機による乾燥を行うことを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、前記請求項4記載の飲料自動販売機を用いた請求項5または請求項6記載の飲料自動提供方法であって、コップがICチップを有し、飲料提供の際に、飲料自動販売機のICチップのリーダー/ライターで飲料提供制御部での飲料提供に関する情報処理を行うことを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、前記請求項4記載の飲料自動販売機を用いた飲料自動提供システムであって、前記複数の飲料自動販売機と、ICチップが付いた蓋付きコップと、インターネット等のネットワークを介して前記飲料自動販売機と通信接続を行う通信機能部を備えた飲料自動提供用クラウドサーバ群を備えており、前記蓋付きコップのICチップが少なくとも該コップの所有者を識別する識別情報と該コップによる過去の飲料購入履歴が記憶されたものであり、前記飲料自動提供用クラウドサーバ群は、少なくとも前記蓋付きコップの所有者の識別情報と飲料購入履歴が対となって蓄積されている飲料自動提供用データベースのサーバを有するものである。
請求項9記載の本発明は、前記請求項8記載の飲料自動提供システムについて、更に、蓋付きコップのICチップに発信機能が付加され、飲料自動提供用データベースのサーバが、飲料購入履歴に対応する飲料広告情報を蓄積したものであり、飲料自動販売機が、更にビーコン機能部と、飲料に関する映像および音声を再生するモニタを有し、前記ビーコン機能部によって、飲料自動販売機に接近した前記蓋付きコップを所有する飲料購入者に対して、飲料提供制御部を介して前記飲料購入履歴に基づく飲料広告情報を前記モニタに表示するようにしたものである。
請求項10記載の本発明は、前記請求項8または請求項9記載の飲料自動提供システムについて、更に、前記蓋付きコップを所有する飲料購入者の携帯端末を備え、前記飲料自動提供用クラウドサーバ群が、その通信機能部を介して前記飲料購入者の携帯端末とも通信接続するものであり、前記飲料自動提供用データベースサーバが個々の飲料自動販売機の、識別情報、販売されている飲料情報および位置情報を記憶したものであり、前記飲料自動提供用クラウドサーバ群が前記蓋付きコップの所有者の携帯端末からの要求に基づいて、前記飲料購入者が購入しようとしている飲料が販売されている飲料自動販売機を前記飲料自動提供用データベースサーバから抽出する飲料自動販売機検索部を有することを特徴とする。
本発明の飲料自動販売機は、飲料を購入する者が持ち込む蓋付きコップに飲料を自動的に充填する飲料自動販売機であって、前記蓋および前記コップを個別に収容する収容体と、該収容体を反転させる反転手段と、前記蓋および前記コップを消毒する消毒機と、前記蓋および前記コップを洗浄する洗浄機と、前記コップに飲料を充填する飲料充填機と、前記消毒機および前記洗浄機からの消毒液および洗浄液を噴射するノズルと、少なくとも前記コップの直径と高さや外形を検出するコップサイズ検出部と、検出されたコップサイズから該コップの容量を算出する演算処理部を有し、且つ前記反転手段、前記消毒機、前記洗浄機、前記飲料充填機および前記コップサイズ検出部をそれぞれ制御する飲料提供制御部を有するものであるため、従前の飲料自動販売機のように、PETボトルやアルミ缶、或いは紙コップ等の容器を一切使用しないため、資源の有効利用が図られ、また容器の廃棄に伴う環境問題も解消され、また飲料の購入者は使い慣れた自己の蓋付きコップを使って飲料の提供を受けることができる等、種々の効果が得られる。
また、コップがICチップを有し、飲料自動販売機がICチップのリーダー/ライターを有し、該飲料自動販売機がインターネット等の通信ネットワークを介して飲料自動提供用クラウドサーバ群と接続された本発明に係る飲料自動提供システムによれば、飲料の購入者の購入履歴管理や飲料自動販売機による飲料提供のマーケティングが円滑に実行され得る。
本発明の実施形態に係る飲料自動提供システムの概要を示す全体図である。 実施形態で使用する蓋付きコップの正面図である。 実施形態における飲料自動提供用サーバ群の構成を示す機能ブロック図である。 実施形態における飲料自動提供用データベースサーバの構成を示す機能ブロック図である。 飲料自動提供用クラウドサーバ群における処理の一例を示すフローチャートであって、(a)が飲購入時の処理、(b)が飲料自動販売機情報の処理、(c)が飲料調合情報の処理、をそれぞれ示す。 実施形態に係る飲料自動販売機の正面図である。 同実施形態の飲料自動販売機におけるボックス状収容体およびその周辺部分の拡大図である。 図7の飲料自動販売機におけるボックス状収容体の反転状態を示した拡大図である。 実施形態に係るボックス状収容体の反転手段の構成を示す概要図である。 飲料自動販売機における処理の一例を示すフローチャートである。 コップの外形のエッジ検出の概要を示す図である。 コップの外形のエッジ検出によるコップ容量の算出手順を示すフローチャートである。 実施形態に係る飲料自動販売機の機能ブロックである。
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
図1に示すように、先ず、本発明に係る飲料自動提供システムの概要について説明すると、該システムは、複数の飲料自動販売機(0002)と、飲料を購入する者が所有する、ICチップが付いた蓋付きコップ(0003)およびスマートフォン等の携帯端末(0004)と、インターネット等のネットワークを介して前記飲料自動販売機(0002)および前記携帯端末(0004)と通信を行う飲料自動提供用クラウドサーバ群(0001)等を有する。
図2に示すように、前記蓋付きコップ(0003)は、コップ(2001)と、蓋(2002)と、ICチップ(2003)を有し、該ICチップ(2003)が少なくとも蓋付きコップ(0003)の所有者を識別する識別情報と該蓋付きコップ(0003)による過去の飲料購入履歴が記憶されたものである。
図3に示すように、前記飲料自動提供用サーバ群(0001)は、前記飲料自動販売機(0002)および前記携帯端末(0004)との通信を行う通信機能部(3001)と、少なくとも前記蓋付きコップ(0003)の所有者の識別情報と飲料購入履歴が対となって蓄積され、且つ該購入履歴に対応する飲料広告情報が蓄積された飲料自動提供用データベースサーバ(3002)と、該データベースサーバ(3002)から必要な情報を検索取得する情報検索部(3003)と、前記携帯端末(0004)からの要求受付部(3004)と、種々の制御を実行する制御部(3005)を有しており、更に、飲料自動提供用サーバ群(0001)は、必要に応じて、前記携帯端末(0004)に対して飲料に関するメールを送信するメールサーバ(3006)と、前記携帯端末(0004)に対して、飲料提供に係るアプリケーションを提供するアプリサーバ(3007)と、飲料自動販売機(0002)での販売管理を行うPOSサーバ(3008)等を有する。
前記通信機能部(3001)は、モデム、ドライバ、通信モジュール等により実現される。
図4に示すように、飲料自動提供用データベースサーバ(3002)は、少なくとも飲料自動販売機(0002)で販売される飲料情報のデータベース(4001)と、蓋付きコップ(0003)の所有者の識別情報と飲料購入履歴が対となって蓄積された飲料購入履歴データベース(4002)と、該データベースにおける購入履歴に対応する飲料広告情報が蓄積された飲料広告情報データベース(4003)と、各飲料自動販売機(0002)の識別番号と販売されている飲料情報と飲料自動販売機の位置情報が対で蓄積された飲料自動販売機情報データベース(4004)等を有する他、更に、必要に応じて、飲料の調合情報が蓄積された飲料調合情報データベース(4005)等を有する。該飲料調合情報データベース(4005)は、飲料自動販売機(0002)で販売される飲料が特殊な配合飲料である場合に、その情報が蓄積されたものであり、該調合情報に基づいて飲料自動販売機(0002)で飲料がコップ(0003)に充填され得る。
前記情報検索部(3003)は、前記飲料自動提供用データベースサーバ(3002)に蓄積されている種々の情報を検索抽出する機能を有するものであり、通常、ソフトウエアで実現される。情報検索部(3003)は、例えば、飲料購入者の携帯端末(0004)から所望の飲料が販売されている飲料自動販売機(0002)の情報要求があった場合に、前記飲料自動提供用データベースサーバ(3002)における飲料自動販売機情報データベース(4004)に対して、該当する飲料自動販売機(0002)の位置情報を検索取得するものである。
要求受付部(3004)は、前述した通り、飲料の購入者の携帯端末(0004)からの種々の要求を受け付ける機能を有するものであり、通常、ソフトウエア、通信モジュール等によって実現される。そして、要求受付部(3004)は、例えば飲料購入者の携帯端末(0004)からの前述した飲料自動販売機の位置情報の要求を受け付けるものである。
制御部(3005)は、当該飲料自動提供用サーバ群(0001)内における種々の処理制御を行うものであり、CPUで実現される。また、該制御部(3005)は当該飲料自動提供用サーバ群(0001)における他の機能部と協働する場合もある。
次に、図5(a)〜(c)に示すように、前記飲料自動提供用クラウドサーバ群(0001)における処理の一例について説明すると、前記飲料自動販売機(0002)からの飲料購入者による飲料購入履歴の送信を検知し(S5001)と、飲料購入履歴の送信があった場合に該飲料購入履歴を記憶蓄積する(S5002)。また、飲料購入者の携帯端末(0004)から、特定の飲料を販売している飲料自動販売機(0002)の情報要求を検知し(S5003)、要求があった場合に、該当する飲料自動販売機(0002)とその位置情報を検索し(S5004)、該当する飲料自動販売機(0002)とその位置情報を携帯端末(0004)に送信する(S5005)。また、飲料自動提供用クラウドサーバ群(0001)では、飲料自動販売機(0002)からの飲料購入者独自の飲料調合情報の要求を検知し(S5006)、該要求があった場合に、該当する飲料購入者独自の飲料調合情報を検索し(S5007)、該当する飲料調合情報を携帯端末(0004)へ送信する(S5008)。また、前記飲料購入履歴や飲料調合情報等は、コップ(0002)のICチップ(2003)にも記憶される。
図6〜図9に示すように、前記飲料自動販売機(0002)の具体的な構成について説明すると、飲料自動販売機(0002)は、飲料を購入する者が持ち込む蓋(2002)付きのコップ(2001)に飲料を自動的に充填するものであって、前記蓋(2002)および前記コップ(2001)を個別に収容するボックス状の収容体2と、該収容体2を反転させる反転手段3と、前記蓋(2002)および前記コップ(2001)を消毒する消毒機4と、前記蓋(2002)および前記コップ(2001)を洗浄する洗浄機5と、前記コップ(2002)に飲料を充填する飲料充填機6と、後述するコップサイズ検出器7および演算処理部8、乾燥機9、前記消毒機4および前記洗浄機5からの消毒液および洗浄液を噴射するノズル10を有する。
なお、図中2aは前記ボックス状の収容体2の隔壁、6aは前記飲料充填機6の供給ノズル、9aは前記乾燥機9のダクトをそれぞれ示す。
また更に、本実施形態の飲料自動販売機(0002)は、ビーコン機能部13と、飲料等に関する映像および音声を再生するモニタ14を有し、前記ビーコン機能部13によって、飲料自動販売機1に接近した前記蓋(2002)付きコップ(2001)の所有者(飲料購入者)に対して、自動的に飲料広告等が前記モニタ14に表示されるようになされている。
また、本実施形態での反転手段3は、前記ボックス状収容体2に一体に連結された回転シャフト3aと、該回転シャフト3aを回動させるモータ3bと、該モータ3bを駆動させるコントロールボックス3c等で構成される。
更に、本実施形態に係る飲料自動販売機1は、ICチップのリーダー/ライター11と、インターネット等による情報の送受信を行う通信機能部12を有し、後述する飲料提供制御部(1301)が前記ICチップのリーダー/ライター11による情報処理をも行うものである。
図13に示すように、飲料自動販売機(0002)は、飲料提供制御部(1301)を中心として、前記反転手段3、消毒機4、洗浄機5、飲料充填機6、後述するコップサイズ検出部7および演算処理部8、乾燥機9、ノズル10およびICチップのリーダー/ライター11等の制御が実行される。また、飲料自動販売機(0002)は、必要に応じて、HDDやROM等の記録媒体(1302)を付設する場合もある。該記録媒体には、例えば充填する飲料の量等が記憶されている。前記演算処理部8は前記飲料提供制御部(1301)の機能に一体に組み込まれる場合もある。
前記飲料提供制御部(1301)は、通常、ソフトウエアで実現されるが、集積回路で構成しても良い。具体的には、マイコン制御のコントロールボックスを設置することで実現される。
前記ノズル10は、本実施形態では、コップ(2001)用のノズル10Bと蓋(2002)用のノズル10Aの二股状となされている。
飲料自動販売機(0002)における前記飲料充填機6による飲料の充填は、通常、予め規格化された一定容量(例えば350mm以上)のコップ(2001)を設定して、その規格化された容量を超えない範囲(例:350mm以下)で自動的に充填される。
また、飲料の充填は各コップ(2001)ごとに容量サイズを算出して行っても良い。例えば、コップ(2001)が有底円筒状である場合には、画像処理を行うコップサイズ検出部7でその直径と高さを検出し、その検出値に基づいて演算処理部8で容量を算出するようにしても良い。
更に、例えば前記コップサイズ検出部7で取得したコップ画像をメモリで記憶して、ラブラシアンフィルタで処理する等して図11および図12に示すように、コップ(2001)の外形に基づくエッジ検出によってコップ容量を計測する場合もある。すなわち、カメラ機能やラブラシアンフィルタ等を具備したコップサイズ検出部7でコップ(2001)を撮影し(S1201)、その画像データを二次微分して(S1202)、エッジを抽出し(S1203)、抽出したエッジを二値化し(S1204)、その結果に基づいて最終的に前記演算処理部8を介してコップ(2001)の容量を算出する(S1205)。
次に、図10に示すように、前述した構成の飲料自動販売機1における処理の一例について説明すると、先ず、飲料購入者が前記ボックス状収容体2へ蓋(2002)とコップ(2001)を入れたことを検知し(S9001)、蓋(2002)とコップ(2001)が入れられた後に、飲料購入者による飲料選定を検知し(S9002)、その後、ボックス状収容体2を反転させることで、その内部の蓋(2002)とコップ(2001)を反転させ(S9003)、その後、ボックス状収容体2内で前記反転させたコップ(2001)と蓋(2002)に、消毒機4からノズル10を介して消毒液を噴射してコップ(2001)および蓋(2002)を消毒し(S9004)、該消毒後のコップ(2001)と蓋(2002)に、ノズル10を介して洗浄機5から洗浄水を噴射してコップおよび蓋に付着した消毒液を洗い流し(S9005)、その後、コップ(2001)と蓋(2002)に対して前記乾燥機9のダクト9aから熱風を噴出させて乾燥し(S9006)、その後、ボックス状収容体2を正転させてコップ(2001)と蓋(2002)を元の状態に戻し(S9007)、その後、前記飲料選定に基づいて前記飲料充填機6からコップ(2001)に飲料を充填する(S9008)。
また、前記飲料自動販売機1における処理において、コップ(2001)を規格化しない場合には飲料充填(S9008)の前に前述したコップ容量の算出を行う場合もある。
なお、前記飲料選定(S9002)および飲料充填(S9008)において、前記飲料自動提供用データベース(3002)に蓄積されている飲料調合情報データベース(4005)における飲料調合情報に基づいて飲料の提供が行われる場合もある。
また、前記飲料自動販売機(0002)における処理において、前記飲料提供の際に、飲料自動販売機1のICチップのリーダー/ライター11で飲料提供した飲料の購入履歴がコップ(2001)のICチップ(2003)に書き込まれると共に、該購入履歴が前記飲料自動提供用クラウドサーバ群(0001)に送信される。
本発明によれば、自動販売機による飲料提供において、PETボトルやアルミ缶等の飲料容器や紙コップ等の使用が一切不要となり、飲料購入者は自己の蓋付きコップで所望の飲料の提供を受け得るため、飲料自動販売機の分野の幅広い利用が期待できる。
(0001) クラウドサーバ群
(0002) 飲料自動販売機
(0003) 蓋付きコップ
(0004) 携帯端末
2 ボックス状の収容体
3 反転手段
4 消毒機
5 洗浄機
6 飲料充填機
10 ノズル

Claims (10)

  1. 飲料を購入する者が持ち込む蓋付きコップに飲料を自動的に充填する飲料自動販売機であって、前記蓋および前記コップを個別に収容する収容体と、該収容体を反転させる反転手段と、前記蓋および前記コップを消毒する消毒機と、前記蓋および前記コップを洗浄する洗浄機と、前記コップに飲料を充填する飲料充填機と、前記消毒機からの消毒液および前記洗浄機からの洗浄液を噴射するノズルを有し、且つ前記反転手段、前記消毒機、前記洗浄機、前記飲料充填機および前記ノズルをそれぞれ制御する飲料提供制御部を備えている、飲料自動販売機。
  2. 更に、コップのサイズを検出するコップサイズ検出部と、検出されたコップサイズから該コップの容量を算出する演算処理部を有し、飲料提供制御部が前記コップサイズ検出部および演算処理部の制御をも行う、請求項1記載の飲料自動販売機。
  3. 更に、洗浄後の蓋およびコップを乾燥する乾燥機と、該乾燥機からの熱風の噴出ダクトを備え、飲料提供制御部が前記乾燥機の制御をも行う、請求項1または請求項2記載の飲料自動販売機。
  4. 更に、ICチップのリーダー/ライターと、インターネット等のネットワークによる情報の送受信を行う通信機能部を有し、飲料提供制御部が前記ICチップのリーダー/ライターによる情報処理をも行う、請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載の飲料自動販売機。
  5. 請求項1記載の飲料自動販売機を用いた飲料提供方法であって、飲料購入者による蓋およびコップの挿入を検知するステップと、飲料購入者による飲料の選定を検知するステップと、飲料購入者が持ち込んだ前記コップを反転させるステップと、反転させたコップと蓋に、消毒機から消毒液を噴射してコップおよび蓋を消毒するステップと、消毒後のコップと蓋に、洗浄機から洗浄水を噴射してコップおよび蓋に付着した消毒液を洗い流すステップと、洗い流し後のコップを正転させるステップと、前記飲料購入者による飲料の選定に基づいて、飲料充填機からコップに飲料を充填するステップを有する、飲料自動提供方法。
  6. 請求項3記載の飲料自動販売機を用いた飲料提供方法であって、蓋およびコップの洗浄後に、これら蓋およびコップの乾燥機による乾燥を行う、請求項5記載の飲料自動提供方法。
  7. 請求項4記載の飲料自動販売機を用いた飲料提供方法であって、コップがICチップを有し、飲料提供の際に、飲料自動販売機のICチップのリーダー/ライターで飲料提供制御部での飲料提供に関する情報処理を行う、請求項5または請求項6記載の飲料自動提供方法。
  8. 請求項4記載の飲料自動販売機を用いた飲料自動提供システムであって、前記複数の飲料自動販売機と、ICチップが付いた蓋付きコップと、インターネット等のネットワークを介して前記飲料自動販売機と通信接続を行う通信機能部を備えた飲料自動提供用クラウドサーバ群を備えており、前記蓋付きコップのICチップが少なくとも該コップの所有者を識別する識別情報と該コップによる過去の飲料購入履歴が記憶されたものであり、前記飲料自動提供用クラウドサーバ群は、少なくとも前記蓋付きコップの所有者の識別情報と飲料購入履歴が対となって蓄積されている飲料自動提供用データベースのサーバを有する、飲料自動提供システム。
  9. 更に、蓋付きコップのICチップに発信機能が付加され、飲料自動提供用データベースのサーバが、飲料購入履歴に対応する飲料広告情報を蓄積したものであり、飲料自動販売機が、更にビーコン機能部と、飲料に関する映像および音声を再生するモニタを有し、前記ビーコン機能部によって、飲料自動販売機に接近した前記蓋付きコップを所有する飲料購入者に対して、飲料提供制御部を介して前記飲料購入履歴に基づく飲料広告情報を前記モニタに表示するようにした、請求項8記載の飲料自動提供システム。
  10. 更に、前記蓋付きコップを所有する飲料購入者の携帯端末を備え、前記飲料自動提供用クラウドサーバ群が、その通信機能部を介して前記飲料購入者の携帯端末とも通信接続するものであり、前記飲料自動提供用データベースサーバが個々の飲料自動販売機の、識別情報、販売されている飲料情報および位置情報を記憶したものであり、前記飲料自動提供用クラウドサーバ群が前記蓋付きコップの所有者の携帯端末からの要求に基づいて、前記飲料購入者が購入しようとしている飲料が販売されている飲料自動販売機を前記飲料自動提供用データベースサーバから抽出する飲料自動販売機検索部を有する、請求項8または請求項9記載の飲料自動提供システム。
JP2020214004A 2020-12-23 2020-12-23 飲料自動販売機およびこれを用いた飲料自動提供方法、並びに飲料自動提供システム Active JP6905777B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020214004A JP6905777B1 (ja) 2020-12-23 2020-12-23 飲料自動販売機およびこれを用いた飲料自動提供方法、並びに飲料自動提供システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020214004A JP6905777B1 (ja) 2020-12-23 2020-12-23 飲料自動販売機およびこれを用いた飲料自動提供方法、並びに飲料自動提供システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6905777B1 true JP6905777B1 (ja) 2021-07-21
JP2022099926A JP2022099926A (ja) 2022-07-05

Family

ID=76918245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020214004A Active JP6905777B1 (ja) 2020-12-23 2020-12-23 飲料自動販売機およびこれを用いた飲料自動提供方法、並びに飲料自動提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6905777B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3089522U (ja) * 2002-04-24 2002-10-31 株式会社ヘルスクリーン 飲料水の自動販売機
JP2010224882A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Dainippon Printing Co Ltd 飲料用自動販売機、飲料販売システム、および飲料販売方法
JP2011232929A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Nec Corp 自動販売機、自動販売システム、販売処理方法およびプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3089522U (ja) * 2002-04-24 2002-10-31 株式会社ヘルスクリーン 飲料水の自動販売機
JP2010224882A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Dainippon Printing Co Ltd 飲料用自動販売機、飲料販売システム、および飲料販売方法
JP2011232929A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Nec Corp 自動販売機、自動販売システム、販売処理方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022099926A (ja) 2022-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050087255A1 (en) RF device in drinkware to record data/initiate sequence of behavior
US7439859B2 (en) RF device in drinkware to record data/initiate sequence of behavior
US20030071806A1 (en) Predetermined ordering system
JP2011521312A (ja) 容器に液体を補給するための方法及び装置
US9751744B2 (en) Combination of dispenser and container with system for the correct placing and identification of the container
JP5316145B2 (ja) 飲料用自動販売機、飲料販売システム、および飲料販売方法
US11615436B2 (en) Reusable container use incentivizing
EP4252207A1 (en) Contactless product dispensing systems and methods
JP6905777B1 (ja) 飲料自動販売機およびこれを用いた飲料自動提供方法、並びに飲料自動提供システム
KR101587888B1 (ko) 센서 융합기술을 활용한 소비자 참여형 쇼핑 및 마케팅 시스템
US20130211928A1 (en) Method and system for the distribution and dosing in wine tasting
KR102213050B1 (ko) 생활화학제품 판매장치
JP2002318847A (ja) リサイクル回収システム
US20070158520A1 (en) Self-absorbent, self-conforming beverage holder coaster and a method for providing targeted advertising indicia thereon
CN108062824A (zh) 智能式酒瓶循环共享系统
JP2011232929A (ja) 自動販売機、自動販売システム、販売処理方法およびプログラム
KR102198305B1 (ko) 스마트 화장품 진열대
GB2462319A (en) Vending machine with container re-use
CN109840761A (zh) 识别系统、收纳系统、购物辅助系统、以及收纳控制方法
US20220147929A1 (en) Systems, methods and devices for distributing various products
JP2024506984A (ja) 自動飲料販売機
KR20220030241A (ko) 벌크 제품 공급 및/또는 획득을 위한 시스템 및 방법
KR20230089873A (ko) 재생컵 회수 통합 관리 시스템
JPWO2020110211A1 (ja) コンピュータシステム、来店者行動提供オファー方法及びプログラム
US20240212024A1 (en) Control methods for digital shopping carts

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210331

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210331

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6905777

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250